JP2012102949A - 空気調和機 - Google Patents

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【課題】素手では容易にベーンを取り外すことができないが、一般的な工具を用いることにより容易にベーンを取り外すことが可能な空気調和機を得る。
【解決手段】上ベーン3の中間部が支持軸構造10によって回転自在に支持されている。支持軸構造10は、上ベーン3に取り付けられるベース板21と、ベース板21に突設された軸サポート片22と、軸サポート片22に設けられた軸23と、筐体1に設けられ、軸23を回転自在に支持する軸受部11と、上ベーン3に突設されて摺動可能にベース板21を支持する爪部32と、ベース板21の側縁部に突設された係止片25と、上ベーン3に設けられたカバー部31とを備えている。係止片25が爪部32に接触して軸23が抜け出ることを防止し、カバー部31が軸サポート片22を覆う。
【選択図】図4

Description

本発明は、吹出口から吹き出される空気の向きを調整するベーンが該吹出口に設けられた空気調和機に関するものである。
従来より、工具や大掛かりな組立作業を必要とせずとも容易にベーンを脱着出来る空気調和機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−53854号公報(要約、図1)
工具や大掛かりな組立作業を必要とせずとも容易にベーンを脱着出来る従来の空気調和機は、一般ユーザーが素手で容易にベーンを着脱できるため、ベーンが取り外された状態で空気調和機を運転してしまう場合がある。このため、ベーンが取り外された状態で空気調和機を運転中、一般ユーザーが誤って筐体内部に設けられた貫流ファンに指を接触させてしまうという問題点があった。
一方、ベーンを容易に着脱できない構造にしてしまうと、サービス業者が空気調和機の内部をメンテナンスしようとする際、作業がやり辛くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、素手では容易にベーンを取り外すことができないが、一般的な工具を用いることにより容易にベーンを取り外すことが可能な空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が形成され、内部にファンが収納された筐体と、吹出口に設けられ、該吹出口から吹き出される空気の向きを調整するベーンと、を備えた空気調和機であって、ベーンは、その中間部が少なくとも1つの支持軸構造によって回転自在に筐体に取り付けられ、該支持軸構造は、ベーンの背面部に取り付けられるベース板と、ベース板に突設された突片と、筐体又は突片の一方に設けられた軸と、筐体又は突片の他方に設けられ、軸を回転自在に支持する軸受部と、ベーンの背面部に突設され、ベーンとの間でベース板を挟み込み、軸の軸受部への挿入方向に沿って摺動可能にベース板を支持する爪部と、ベース板の側縁部に突設された係止片と、ベーンの背面部に設けられたカバー部と、を備え、ベーンが支持軸構造を介して筐体に取り付けられた状態においては、係止片の第1側縁部が爪部の側縁部に接触して軸が軸受部から抜け出ることを防止し、カバー部が突片を覆うものである。
本発明においては、ベース板を軸の軸受部への挿入方向に沿って摺動させ、軸受部から軸を抜き出すことにより、ベーンを取り外すことができる。また、軸受部から軸を抜き出すには、係止片が爪部を乗り越えるように、ベース板を軸の軸受部への挿入方向に沿って摺動させる必要がある。このとき、素手でベース板を摺動させて軸受部から軸を抜き出そうとしても、指を引っかけることができる突片はカバー部に覆われているため、軸受部から軸を容易に抜き出すことができない。一方、ドライバー等の一般的な工具を用いることにより(例えばドライバーを係止片の側縁部に押し当てて、係止片が爪部を乗り越えるようにベース板を摺動させる等)、容易に軸受部から軸を抜き出すことができる。
したがって、本発明においては、素手では容易にベーンを取り外すことができないが、一般的な工具を用いることにより容易にベーンを取り外すことが可能な空気調和機を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の吹出口近傍を示す要部拡大図(斜視図)である。 本発明の実施の形態に係る支持軸構造を示す組立斜視図である。 本発明の実施の形態に係る支持軸構造を示す組立斜視図である。 本発明の実施の形態に係る支持軸構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る支持軸構造の中間支持軸体を示す斜視図である。 図5のA−A断面図である。 本発明の実施の形態に係るベーンに中間支持軸体を取り付けた状態を示す斜視図である。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機(より詳しくは、室内機)を示す外観斜視図である。また、図2は、この空気調和機の吹出口近傍を示す要部拡大図(斜視図)である。
空気調和機100の筐体1は、例えば上面部に吸込口1aが形成されており、例えば前面下部に吹出口1bが形成されている。そして、筐体1の内部には、例えば貫流ファンであるファン2や熱交換器(図示せず)が収納されている。ファン2が駆動すると、吸込口1aから筐体1内に空調空間の空気が吸い込まれる。この空気は、熱交換器を流れる冷媒と熱交換して所望の温度に調整され、吹出口1bから吹き出される。
また、本実施の形態に係る空気調和機100は、吹出口1bに、吹出口1bから吹き出される空気の方向を調整するベーンが設けられている。本実施の形態では、略直方体の板形状である2つのベーン(上ベーン3及び下ベーン4)が設けられている。これら上ベーン3及び下ベーン4は、長手方向(図1の左右方向)の両端部に軸5が設けられている。この軸5は、筐体1に設けられた軸受部6に挿入されて回転自在に支持されている。上ベーン3及び下ベーン4が軸5を中心として回転することにより、吹出口1bから吹き出される空気の向きを上下方向に調整することができる。
ここで、上ベーン3及び下ベーン4は、板形状であるために撓み易く、吹出口1bから吹き出される空気によってビビリや外れが発生する場合がある。このため、本実施の形態に係る空気調和機100では、上ベーン3及び下ベーン4の中間部を支持軸構造10によって回転自在に支持している。なお、本実施の形態における「中間部」とは、上ベーン3及び下ベーン4の長手方向における厳密な中間位置ではなく、上ベーン3及び下ベーン4の両端部の間を示すものとする。また、本実施の形態では、上ベーン3及び下ベーン4の中間部の2箇所を支持軸構造10で支持しているが、支持軸構造で支持する箇所の個数は任意である。
(中間部支持軸構造の詳細)
次に、本実施の形態に係る支持軸構造10の詳細について説明する。なお、上ベーン3及び下ベーン4の中間部は同一構造の支持軸構造10で支持されているため、以下では、上ベーン3の中間部を支持軸構造10で支持する場合について説明する。
図3及び図4は、本発明の実施の形態に係る支持軸構造を示す組立斜視図である。また、図5はこの支持軸構造の分解斜視図であり、図6はこの支持軸構造の中間支持軸体を示す斜視図であり、図7は、図5のA−A断面図である。なお、図3は、図1において左上方から支持軸構造を観察した斜視図である。また、図4は、図1において右上方から支持軸構造を観察した斜視図である。
本実施の形態に係る支持軸構造10は、中間支持軸体20、軸受部11、カバー部31及び爪部32を備えている。
中間支持軸体20は、ベース板21、本発明の突片に相当する軸サポート片22及び軸23を備えている。ベース板21は、略直方体の板形状をしており、長手方向に沿ってスリット24が形成されている。また、ベース板21の側縁部(より詳しくは、長手方向の側縁部)には、爪部32に係止される係止片25が形成されている。この中間支持軸体20は、上ベーン3の背面部(上ベーン3が閉じたときに筐体1の内部と対向する側の面)に取り付けられるものである。中間支持軸体20が上ベーン3の背面部に取り付けられた状態においては、中間支持軸体20の長手方向と上ベーン3の長手方向が同方向となる。このため、ベース板21にスリット24を設けても、ベース板21は、上ベーン3のビビリや外れを防止するために十分な強度を有することができる。
軸サポート片22は、例えばベース板21の端部から突設されている。この軸サポート片22には、軸受部11に挿入される軸23が設けられている。軸23を軸受部11に挿入する方向は、上ベーン3の両端部に設けられた軸5を軸受部6に挿入する方向と同方向(つまり、上ベーン3の長手方向と同方向)となっている。
軸受部11は、上述のように中間支持軸体20の軸が挿入され、中間支持軸体20を回転自在に支持するものである。この軸受部11は、筐体1に設けられている。なお、軸受部11を中間支持軸体20の軸サポート片22に設け、軸23を筐体1に設けても勿論よい。
カバー部31及び爪部32は、上ベーン3の背面部に設けられている。カバー部31は、中間支持軸体20が上ベーン3の背面部に取り付けられた際、軸サポート片22を覆うものである。爪部32は、中間支持軸体20が上ベーン3の背面部に取り付けられた際、ベース板21の長手方向の側縁部と対向して設けられるものである。この爪部32と上ベーン3の背面部との間にベース板21を挟み込み、中間支持軸体20を支持する。爪部32がベース板21の長手方向の側縁部と対向して設けられるので、中間支持軸体20が上ベーン3の背面部に取り付けられた際、中間支持軸体20は軸5を軸受部6に挿入する方向(つまり、上ベーン3の長手方向)に摺動可能である。なお、爪部32と上ベーン3の背面部との間に形成される隙間L2は、爪部32と上ベーン3の背面部との間に挟まれる範囲のベース板21の厚みL1以下の大きさとなっている(つまり、L1≧L2となっている)。
<ベーンの取り付け・取り外し方法>
このように構成された空気調和機100においては、次のように上ベーン3及び下ベーン4の取り付け及び取り外しが行われる。なお、上ベーン3及び下ベーン4の取り付け・取り外し方法は同様のため、以下では、上ベーン3の取り付け・取り外し方法について説明する。
(ベーンの取り付け方法)
まず、上ベーン3の取り付け方法について説明する。
図8は、本発明の実施の形態に係るベーンに中間支持軸体を取り付けた状態を示す斜視図である。以下、この図8及び上記の図1〜図7を参照して、上ベーン3の取り付け方法について説明する。
始めに、中間支持軸体20のベース板21をスリット24で撓ませ、爪部32と上ベーン3の背面部との間にベース板21を挟み込む。このとき、ベース板21の側面に突設された係止片25の第2側縁部25b(図6参照)が爪部32の側縁部に接触するように、ベース板21を挟み込む(図8参照)。このように取り付けられた中間支持軸体20は、軸23を軸受部11に挿入する方向(例えば図8において右側から左側へ向かう方向)においては、係止片25の第2側縁部25bが爪部32の側縁部に接触するまで移動(摺動)可能となっている。また、このように取り付けられた中間支持軸体20は、軸23を軸受部11から抜き出す方向(例えば図8において左側から右側へ向かう方向)においては、ベース板21の端部(図8における右側端部)がストッパー33に接触するまで移動(摺動)可能となっている。
なお、爪部32を撓ませてベース板21を挟み込むようにしてもよい。この場合、スリット24を設ける必要は特にない。また、本実施の形態においては、中間支持軸体20の移動をしやすくするため(中間支持軸体20の軸23を軸受部11に挿入しやすくするため)、中間支持軸体20の移動方向に沿って、上ベーン3の背面部にガイド34を設けている。このガイド34は、ベース板21の裏面(上ベーン3の背面部と対向する面)に形成された溝部に挿入される。
次に、上ベーン3を撓ませ、上ベーン3の両端部に設けられた軸5を筐体1に設けられた軸受部6に挿入する。これにより、上ベーン3の両端部は筐体1に回転自在に支持され、支持軸構造10の状態は図8に示す状態となる。この図8に示す状態は、中間支持軸体20の軸23が未だ軸受部11に挿入されていない状態である。なお、中間支持軸体20を上ベーン3に取り付ける工程と、上ベーン3の両端部に設けられた軸5を筐体1に設けられた軸受部6に挿入する工程は、逆の順序で行ってもよい。
次に、中間支持軸体20の軸23を軸受部11に挿入するため、軸23を軸受部11に挿入する方向(例えば図8において右側から左側へ向かう方向)に、中間支持軸体20を移動させる。これにより、中間支持軸体20の軸23を軸受部11に挿入することができる。このとき、係止片25が爪部32を乗り越えるまで、中間支持軸体20を移動させる。これにより、中間支持軸体20が軸23を軸受部11から抜き出す方向に移動しようとした際、係止片25の第1側縁部25aが爪部32に接触し、軸23が軸受部11から抜け出ることを防止できる。つまり、上ベーン3の中間部を支持軸構造10によって回転自在に支持することができ、吹出口1bから吹き出される空気によって上ベーン3にビビリや外れが発生することを防止できる。
また、係止片25が爪部32を乗り越えるまで中間支持軸体20を移動させると、中間支持軸体20の軸サポート片22は、カバー部31の中に入り込む状態となる(図3及び図4参照)。このため、この状態においては、中間支持軸体20(より詳しくは、ベース板21の上面部)には、カバー部31が覆っていない範囲に突出物が形成されていない状態となる。つまり、カバー部31が覆っていない範囲に指を引っかけられるものが無い状態となっている。
(ベーンの取り外し方法)
続いて、上ベーン3の取り外し方法について説明する。
上ベーン3を取り外すには、上ベーン3を取り付ける工程を逆の順序で行うこととなる。つまり、上ベーン3を取り外すには、まず、中間支持軸体20の軸23を軸受部11から抜き出すこととなる。
中間支持軸体20の軸23を軸受部11から抜き出すには、係止片25が爪部32を乗り越えるまで、中間支持軸体20を移動させる必要がある。しかしながら、上述のように、本実施の形態に係る支持軸構造10においては、中間支持軸体20は、カバー部31が覆っていない範囲に突出物が無い。このため、素手で(つまり、工具を用いずに)中間支持軸体20を移動しようとしても、指が滑って中間支持軸体20を動かすことが容易ではなく、中間支持軸体20の軸23を軸受部11から抜き出すことは容易ではない。したがって、一般ユーザーは、容易に上ベーン3を取り外すことができない。
なお、本実施の形態に係る支持軸構造10においては、中間支持軸体20は、カバー部31が覆っていない範囲に指を引っかけられるものが無い構成とした。しかしながら、指を引っかけることができるような大きさの突出物(例えば軸サポート片22程度の大きさの突出物)でなければ、つまり、指を引っかけることができないような突出物であれば、中間支持軸体20のカバー部31が覆っていない範囲に設けられていてもよい。本実施の形態では、素手のみで軸23を軸受部11から抜き出すことをより困難とするため、中間支持軸体20のカバー部31が覆っていない範囲に突出物が無い構成としている。
また、図6に示すように、本実施の形態に係る中間支持軸体20においては、ベース板21の側縁部と係止片25の第1側縁部25aとにより形成される角度α1が、ベース板21の側縁部と係止片25の第2側縁部25bとにより形成される角度α2よりも小さくなっている。つまり、軸23を軸受部11から抜き出すときに中間支持軸体20に付与しなければならない力は、軸23を軸受部11へ挿入するときに中間支持軸体20に付与しなければならない力よりも大きなものが必要となる。このため、素手のみで軸23を軸受部11から抜き出すことをさらに困難にすることができる。
また、本実施の形態においては、爪部32と上ベーン3の背面部との間に形成される隙間L2は、爪部32と上ベーン3の背面部との間に挟まれる範囲のベース板21の厚みL1以下の大きさとなっている(つまり、L1≧L2となっている)。このため、上ベーン3の背面部上でベース板21を移動(摺動)させる際の抵抗が増加し、素手のみで軸23を軸受部11から抜き出すことをさらに困難にすることができる。
一方、本実施の形態に係る支持軸構造10は、ドライバー等の一般的な工具を用いることにより、軸23を軸受部11から容易に抜き出すことが可能となっている。つまり、本実施の形態に係る空気調和機100は、ドライバー等の一般的な工具を用いることにより、上ベーン3を容易に取り外すことが可能となっている。例えば、ドライバーを係止片25の第2側縁部25bに押し当てて中間支持軸体20を押圧する。これにより、係止片25が爪部32を乗り越え、軸23を軸受部11から容易に抜き出すことができる。したがって、サービス業者が空気調和機100のメンテナンスを行う場合等、ドライバー等の一般的な工具を用いることにより、上ベーン3を容易に取り外すことができる(つまり、メンテナンス性が損なわれることはない)。
以上、このように構成された空気調和機100においては、素手では容易に上ベーン3及び下ベーン4を取り外すことができないが、一般的な工具を用いることにより容易に上ベーン3及び下ベーン4を取り外すことが可能な空気調和機を得ることができる。
また、ベース板21の側縁部と係止片25の第1側縁部25aとにより形成される角度α1が、ベース板21の側縁部と係止片25の第2側縁部25bとにより形成される角度α2よりも小さくなっているので、素手で上ベーン3及び下ベーン4を取り外すことをより困難にすることができる。
また、爪部32と上ベーン3の背面部との間に形成される隙間L2は、爪部32と上ベーン3の背面部との間に挟まれる範囲のベース板21の厚みL1以下の大きさとなっているので、素手で上ベーン3及び下ベーン4を取り外すことをより困難にすることができる。
1 筐体、1a 吸込口、1b 吹出口、2 ファン、3 上ベーン、4 下ベーン、5 軸、6 軸受部、10 支持軸構造、11 軸受部、20 中間支持軸体、21 ベース板、22 軸サポート片、23 軸、24 スリット、25 係止片、25a 第1側縁部、25b 第2側縁部、31 カバー部、32 爪部、33 ストッパー、34 ガイド、100 空気調和機(室内機)。

Claims (4)

  1. 吸込口及び吹出口が形成され、内部にファンが収納された筐体と、
    前記吹出口に設けられ、該吹出口から吹き出される空気の向きを調整するベーンと、
    を備えた空気調和機であって、
    前記ベーンは、その中間部が少なくとも1つの支持軸構造によって回転自在に前記筐体に取り付けられ、
    該支持軸構造は、
    前記ベーンの背面部に取り付けられるベース板と、
    該ベース板に突設された突片と、
    前記筐体又は前記突片の一方に設けられた軸と、
    前記筐体又は前記突片の他方に設けられ、前記軸を回転自在に支持する軸受部と、
    前記ベーンの背面部に突設され、前記ベーンとの間で前記ベース板を挟み込み、前記軸の前記軸受部への挿入方向に沿って摺動可能に前記ベース板を支持する爪部と、
    前記ベース板の側縁部に突設された係止片と、
    前記ベーンの背面部に設けられたカバー部と、
    を備え、
    前記ベーンが前記支持軸構造を介して前記筐体に取り付けられた状態においては、
    前記係止片の第1側縁部が前記爪部の側縁部に接触し、前記軸が前記軸受部から抜け出ることを防止し、
    前記カバー部が前記突片を覆うことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ベーンが前記支持軸構造を介して前記筐体に取り付けられた状態においては、
    前記ベーンの背面部と対向する面の反対面である前記ベース板の上面部には、前記カバー部が覆っていない範囲に突出物が形成されていないことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記ベーンの背面部と前記爪部との間に形成される隙間は、
    該隙間に挟み込まれる範囲の前記ベース板の厚さ以下の大きさになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  4. 「前記係止片の第1側縁部」と「前記ベース板の側縁部」とが形成する角度は、
    「前記第1側縁部とは反対側の側縁部である前記係止片の第2側縁部」と「前記ベース板の側縁部」とが形成する角度よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気調和機。
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