JP2017110834A - 天井埋込型室内ユニット - Google Patents

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陽一 内田
Yoichi Uchida
陽一 内田
靖程 大濱
Seitei Ohama
靖程 大濱
茂木 康弘
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
浩三 二ノ宮
Kozo Ninomiya
浩三 二ノ宮
真由美 齋藤
Mayumi Saito
真由美 齋藤
康 扶滋倉
Yasushi Fujikura
康 扶滋倉
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Abstract

【課題】筐体に開口を形成する際に配管やダクトの挿入等を支障なく行うことが可能な天井埋込型室内ユニットを提供する。
【解決手段】筐体に開口を形成するために、開口の輪郭となる外側縁部15qを含む複数のノックアウトホール15m,15mがそれぞれ間隔を開けて形成され、隣り合うノックアウトホール15m,15mのそれぞれの対向する端部縁部15r,15r同士の間隔は、開口の輪郭となる外側縁部15qに近づくにつれて次第に狭くなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、天井埋込型室内ユニットに関する。
従来、空気調和装置の天井埋込型室内ユニットは、その筐体に、配管やダクト等を通す開口が形成されることがあり、開口を容易に形成するために、筐体に開口予定部として開口の輪郭に沿って複数のノックアウトホールが開けられた天井埋込型室内ユニットが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許第4658552号公報 特許第3144210号公報
特許文献1及び特許文献2では、ノックアウトホールは、その両端部が円弧状に形成されているため、隣り合うノックアウトホールの間をニッパ等の工具で切断すると、隣り合うノックアウトホールの各円弧状端部の最も接近する位置が切断される。このため、開口の縁から円弧状端部間の切断面までの高さが、ノックアウトホイールの幅の約半分にもなって開口の縁から大きく突出することになり、配管やダクトの挿入等に支障が生じていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、筐体に開口を形成する際に配管やダクトの挿入等を支障なく行うことが可能な天井埋込型室内ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、天井に吊り下げられる板金製の筐体の内側に送風機及び熱交換器が設けられた天井埋込型室内ユニットにおいて、前記筐体に開口を形成するために、前記開口の輪郭となる縁部を含む複数のノックアウトホールがそれぞれ間隔を開けて形成され、隣り合う前記ノックアウトホールのそれぞれの対向する端部同士の間隔は、前記開口の輪郭となる縁部に近づくにつれて次第に狭くなることを特徴とする。
また、本発明は、前記ノックアウトホールの前記対向する端部と、前記開口の輪郭となる縁部とから形成されるノックアウトホール隅部は、円弧状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、隣り合う前記ノックアウトホールの一方は、その端部が、前記開口の隅部となる部分に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、筐体に開口を形成するために、開口の輪郭となる縁部を含む複数のノックアウトホールがそれぞれ間隔を開けて形成され、隣り合うノックアウトホールのそれぞれの対向する端部同士の間隔は、開口の輪郭となる縁部に近づくにつれて次第に狭くなるので、隣り合うノックアウトホールの間を切断したときに、ノックアウトホール間の切断面が開口の輪郭となる縁部に近い位置に形成されるため、切断によって開口の縁にできる突起の突出量をより小さくすることができる。これによって、開口にダクトや配管を挿入・配置等する際に、作業の邪魔になったり、引っ掛かったりしにくくすることができ、作業性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の天井埋込型室内ユニットの内部構造を示す断面図である。 天井埋込型室内ユニットの斜視図である。 化粧パネルを取外した状態で天井埋込型室内ユニットを下方から見た底面図である。 筐体の開口予定部を示す側面図である。 図4の要部拡大図であり、図5(A)は図4のA部拡大図、図5(B)は図4のB部拡大図である。 開口予定部から開口を形成する作用を示す作用図であり、図6(A)は開口を形成する前のノックアウトホール及びニッパを示す図、図6(B),(C)は開口予定部から開口を形成した後の状態を示す図、図6(D)は比較例の開口予定部から開口を形成した後の状態を示す作用図である。 第2実施形態に係る筐体の側板の開口予定部を示す側面図であり、図7(A)は開口予定部の側面図、図7(B)は図7(A)の要部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の天井埋込型室内ユニット10の内部構造を示す断面図である。図2は、天井埋込型室内ユニット10の斜視図である。
なお、以下の説明において、上下、内外とは、天井に設置された天井埋込型室内ユニット10を基準として説明している。また、空調後の空気が吹き出される空間を被調和室としている。
図1及び図2に示すように、天井埋込型室内ユニット10は、建屋の天井11と天井11の下方に設置された天井板12との間の天井空間13に設置される。天井埋込型室内ユニット10は、室内ユニット本体14と、室内ユニット本体14の下側開口を覆う化粧パネル30とを備える。
室内ユニット本体14は、下面の略全面が開口した略箱型の筐体15を備える。室内ユニット本体14は、筐体15の内部に、発泡スチロール製の断熱部材16と、室内熱交換器17と、送風機18と、室内熱交換器17のドレン水を受けるドレンパン19と、送風機18に吸い込まれる空気を整流するベルマウス20とを備える。
筐体15の外側面の角部には、吊り用金具21が取付けられている。室内ユニット本体14は、天井11から垂れ下がる吊りボルト22に吊り用金具21が連結されることで、天井11から吊り下げられた状態で設置される。
筐体15は、天井埋込型室内ユニット10の側部外郭を構成する側板15aと、側板15aの上端部に設けられた天板15bとからなる。断熱部材16は、筐体15の内面に沿うように箱形に形成され、側板15aの内側に設けられて室内熱交換器17の外側方を囲むように配置された周壁16aと、周壁16aの上端の開口を塞ぐとともに天板15bに沿うように設けられた天井壁16bとからなる。断熱部材16は、筐体15における結露の発生を防止する。
送風機18は、ファンモータ23と、遠心ファン24とを備えて構成される。ファンモータ23は、下方に延びる回転軸23aを備え、遠心ファン24は、回転軸23aに固定される。ファンモータ23は、平面視で、天井埋込型室内ユニット10の略中央に配置され、筐体15の天板15bに固定されている。
遠心ファン24は、回転軸23aに固定される円板状の主板24aと、主板24aの下方で主板24aと略同軸に配置される環状のシュラウド24bと、シュラウド24b及び主板24aのそれぞれを連結する複数の翼24cとを備える。翼24cは、主板24aの周方向に互いに間隔を空けて複数配置される。
ドレンパン19は、室内熱交換器17で発生するドレン水を受けることができるように、室内熱交換器17の下方に配置される。ドレンパン19は発泡スチロール製である。
ドレンパン19は、筐体15の下面の開口の略全体を塞ぐように略矩形の板状に形成されている。ドレンパン19は、平面視で、中央部に、送風機18に吸い込まれる空気が通るドレンパン側吸込み口25を備える。また、ドレンパン19は、ドレンパン側吸込み口25の外側で、各パネル側吹出口34に重なる位置に、被調和室へ吹き出される空気が通るドレンパン側吹出口26を備える。ドレンパン側吹出口26は、平面視で筐体15の側板15aに沿って延びる長方形状に形成されている。
更に、ドレンパン19は、室内熱交換器17の下端部が載置されて収容される凹状の熱交換器収容部27を備える。熱交換器収容部27は、ドレンパン側吹出口26とドレンパン側吸込み口25との間に形成され、ドレンパン19の外周部に沿って一周する水路状に形成されている。
ベルマウス20は、内部に空気が通る筒状に形成されている。ベルマウス20は、ドレンパン19のドレンパン側吸込み口25の上面に沿うように枠状に形成されて略水平に延びる水平部20aと、水平部20aの内周部から曲面状に上方に立ち上がる筒状の中央吸込み口20bとを備える。ベルマウス20は、ドレンパン19よりも強度が高い樹脂で形成されている。
ベルマウス20は、ドレンパン19の中央のドレンパン側吸込み口25に水平部20aが嵌合され、ドレンパン19に支持される。
室内熱交換器17、ドレンパン19及びベルマウス20で囲まれることで、筐体15の内側には、送風機18が収納される送風機室43が形成される。また、室内熱交換器17の外側面と断熱部材16の周壁16a側との間には、室内熱交換器17で熱交換された後の空気が通る送風路44が形成されている。
化粧パネル30は、室内ユニット本体14の下面の開口を覆うように平面視で略四角形の板状に形成されている。
化粧パネル30の中央部分には、ベルマウス20に連通するパネル側吸い込み口31が形成されている。化粧パネル30には、パネル側吸い込み口31を覆う吸い込みグリル32が着脱可能に取り付けられている。吸い込みグリル32の室内ユニット本体14側には、空気中の塵などを除去するためのフィルタ33が設けられている。
化粧パネル30のパネル側吸い込み口31の外側であって化粧パネル30の外周部の各辺に沿った位置には、空調後の空気を被調和室に送るパネル側吹出口34がそれぞれ形成されている。すなわち、パネル側吹出口34は、平面視で略四角形の化粧パネル30の各辺に沿うように設けられ、パネル側吹出口34から4方向に空気が吹き出される。
パネル側吹出口34には、吹出方向を調整可能なフラップ35(図2参照)がそれぞれ設けられている。
天井埋込型室内ユニット10が運転されると、送風機18の回転によって、被調和室の空気がパネル側吸い込み口31からベルマウス20を経て送風機室43に吸い込まれる。次いで、送風機室43の空気は、送風機18によって外側に送風され、室内熱交換器17を通過する際に熱交換されて送風路44に流れ、パネル側吹出口34から被調和室に吹き出される。ドレンパン側吹出口26は、送風路44の一部を構成している。
図3は、化粧パネル30を取外した状態で天井埋込型室内ユニット10を下方から見た底面図である。
室内熱交換器17は、送風機18の略全体を側方から囲うように、板状の状態から平面視で略四角形状に折り曲げるようにして形成されている。
室内熱交換器17は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能する。室内熱交換器17は、室内ユニット本体14の内部に吸い込まれる室内の空気と冷媒との熱交換を行って、冷房運転時には室内の空気を冷却し、暖房運転時には室内の空気を加熱することができるように構成されている。
天井埋込型室内ユニット10は、熱交換器収容部27(図1参照)上に、ドレン水を排出するドレンポンプ28を備える。
天井埋込型室内ユニット10は、制御基板等を収納する電装箱46を備える。電装箱46は、平面視では、長方形状に形成されている。
電装箱46は、ベルマウス20の下面に取付けられる。電装箱46は、その長手方向が、長方形状のドレンパン側吹出口26に沿うように、ドレンパン側吹出口26と略平行に配置されている。
図4は、筐体15の開口予定部15g,15hを示す側面図である。
筐体15の側板15aには、各種配管やダクト等を通すための開口が形成される開口予定部15g,15h(図2も参照)が設けられている。開口予定部15hは、開口予定部15gを囲むように設けられている。
開口予定部15gは、矩形の開口を形成するために複数のノックアウトホール15j,15kが間隔を開けて矩形状に形成されている。
ノックアウトホール15j,15jは、矩形の開口の対向する辺を形成するように配置され、それぞれ細長い矩形の穴に形成されている。ノックアウトホール15k,15kは、矩形の他の対向する辺を形成するように配置され、それぞれ細長い台形の穴に形成されている。
同様に、開口予定部15hは、矩形の開口を形成するために複数のノックアウトホール15mが間隔を開けて矩形状に形成されている。
ノックアウトホール15mは、細長い台形の穴に形成され、上記したノックアウトホール15kとは幅が同一で、全長だけが異なる。
図5は、図4の要部拡大図であり、図5(A)は図4のA部拡大図、図5(B)は図4のB部拡大図である。
図5(A)に示すように、ノックアウトホール15mは、台形の各辺を形成する内側縁部15p、外側縁部15q、一対の端部縁部15r,15r(一方の端部縁部15rのみ示す。)と、台形の角部に設けられる一対の内側円弧部15s,15s(一方の内側円弧部15sのみ示す。)、一対の外側円弧部15t,15t(一方の内側円弧部15tのみ示す。)とから構成される。
ノックアウトホール15mの各部と台形の各辺との対応としては、内側縁部15pは上底、外側縁部15qは下底、端部縁部15rは斜辺となる。
内側円弧部15sは、台形の上底と斜辺(即ち、内側縁部15pと端部縁部15r)に亘って形成され、外側円弧部15tは、台形の下底と斜辺(外側縁部15qと端部縁部15r)に亘って形成されている。
内側縁部15pと外側縁部15qとは平行に形成され、外側縁部15qは、開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる部分である。
端部縁部15rは、内側縁部15p及び外側縁部15qに対して傾けて形成され、端部縁部15rと外側縁部15qとのなす角度θは、例えば45〜90°、好ましくは、50〜70°、更に好ましくは、55〜65°に設定される。θ=90°の場合は、隣り合うノックアウトホール15m,15mの一方が90°で、他方が90°未満に設定されるようにしても良い。
内側円弧部15s及び外側円弧部15tは、ノックアウトホール15mの4つの隅部を形成する部分である。外側円弧部15tの半径Rは、例えば0.5〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mmに設定される。
このような外側円弧部15tを設けることで、ノックアウトホール15mを打ち抜く型において、外側縁部15qと端部縁部15rとの隅部に対応する角部の先端に薄肉部分が形成されるのを防止して、型の強度を増すことができ、型の寿命を延ばすことができる。
隣り合う外側円弧部15t,15tの距離L1は、隣り合うノックアウトホール15m,15mの距離において最も近い距離であり、例えば、1〜3mm、好ましくは1.5〜2.5mmに設定される。
上記したように、隣り合うノックアウトホール15m,15m間の距離は、内側縁部15p,15pから外側縁部15q,15qに近づくにつれて次第に狭くなる。
隣り合うノックアウトホール15m,15m間は、連結部15mcで連結される。
図5(B)に示すように、ノックアウトホール15jは、矩形の長辺となる内側縁部15u及び外側縁部15vと、矩形の短辺となる一対の端部縁部15w,15w(一方の端部縁部15wのみ示す。)と、内側縁部15u、外側縁部15v及び端部縁部15wのそれぞれの間に形成される隅部に設けられる4つの端部円弧部15x(2つの端部円弧部15xのみ示す。)とから構成される。
内側縁部15uと外側縁部15vとは、平行に形成され、外側縁部15v及び端部縁部15wは、開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる部分である。また、外側縁部15v及び端部縁部15wは、開口の輪郭の隅部を形成する部分である。
ノックアウトホール15kは、台形の各辺を形成する内側縁部15y、外側縁部15z、一対の端部縁部15r,15r(一方の端部縁部15rのみ示す。)と、一対の内側円弧部15s(一方の内側円弧部15sのみ示す。)、一対の外側円弧部15t(一方の内側円弧部15tのみ示す。)とから構成される。内側縁部15yは上底、外側縁部15zは下底、端部縁部15rは斜辺である。
内側縁部15yと外側縁部15zとは、平行に形成され、外側縁部15zは、開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる部分である。
端部縁部15rと外側縁部15zとのなす角度は上記したθである。また、外側円弧部15tの半径は上記したRである。また、隣り合う端部円弧部15x、外側円弧部15t間の距離はL1である。距離L1は、隣り合うノックアウトホール15j,15kの距離において最も近い距離である。
上記したように、隣り合うノックアウトホール15j,15k間の距離は、内側縁部15yから内側縁部15uに沿って外側縁部15zに近づくにつれて次第に狭くなる。
隣り合うノックアウトホール15j,15k間は、連結部15jkcで連結される。
図6は、開口予定部15g,15hから開口を形成する作用を示す作用図である。図6(A)は開口を形成する前のノックアウトホール15m,15m及びニッパ60を示す図、図6(B),(C)は開口予定部15g,15hから開口47,48を形成した後の状態を示す図、図6(D)は比較例の開口予定部100から開口107を形成した後の状態を示す作用図である。
図6(A)に示すように、隣り合うノックアウトホール15m,15mに、手工具であるニッパ60の一対の刃部61,61をそれぞれ挿入する。
刃部61は、断面略三角形状に形成され、三角形の斜辺となる表刃面61aと、三角形の底辺となる裏刃面61bと、表刃面61a及び裏刃面61bとを接続する背面61cとを備える。
表刃面61aの先端部と、裏刃面61bの先端部に傾斜するように設けられる切れ刃面61dとは、切れ刃61eを構成する。切れ刃61eの先端は刃先61fを形成している。
切れ刃61eの刃先61fは、外側円弧部15tに当てられる。
隣り合うノックアウトホール15m,15mの各端部縁部15rが、内側縁部15pから外側縁部15qに向かうにつれて次第に近づくように傾斜しているので、ニッパ60の一対の刃部61,61の各刃先61fを端部縁部15rに当てたときにも、刃先61fを自然に外側円弧部15tに移動させることが可能になる。
一対の刃先61f,61fが外側円弧部15t,15tに当たっている状態で、一対の刃部61,61にそれぞれ一体に設けられるレバー部を手で握ることで、一対の刃部61,61によって、隣り合うノックアウトホール15m,15m間の連結部15mcが切断される。
図6(B)に示すように、隣り合うノックアウトホール15m,15m間が切断されて、開口47が形成されるとともに、ノックアウトホール15m,15m間に切断面65を有する突起66が出来る。切断面65は、対向する外側円弧部15t,15tの略最短距離を結ぶように延びている。
突起66の高さ(外側縁部15qから切断面65までの高さ)H1は、外側円弧部15tの半径に略等しい。ここで、ノックアウトホール15mの内側縁部15pと外側縁部15qとの幅をWとする。
図6(C)に示すように、ノックアウトホール15j,15k間の連結部15jkc(図5(B)参照)がニッパ60(図6(A)参照)で切断されて、開口48が形成されるとともに、ノックアウトホール15j,15k間に切断面67を有する突起68が出来る。
突起68の高さ(外側縁部15zから切断面67までの高さ)は、H1である。また、ノックアウトホール15kの内側縁部15yと外側縁部15zとの幅はWである。
図6(D)に示すように、開口予定部100に、比較例のノックアウトホール101,101が間隔を開けて形成されている。
ノックアウトホール101は、平行に配置された内側縁部101a及び外側縁部101bと、内側縁部101a及び外側縁部101bのそれぞれの両端部を繋ぐ一対の円弧状の端部縁部101c,101c(一方の端部縁部101cのみ示す。)とを備える。
外側縁部101bは、開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる部分である。
内側縁部101a、外側縁部101b間の幅をWとすると、端部縁部101cの半径はW/2である。
一対のノックアウトホール101,101間をニッパ60(図6(A)参照)で切断すると、開口107が形成されるとともに、ノックアウトホール101,101間に切断面103を有する突起104が出来る。突起104の高さ(外側縁部101bから切断面103までの高さ)はH2である。
図6(B)〜(D)に示したように、本実施形態の突起66,68の高さH1は、比較例の突起104の高さH2よりも低い(H1<H2)。高さH1が低ければ、出来た開口に配管やダクト等を通して設置する際に邪魔になったり、引っ掛かったりしにくくなり、作業性を向上させることができる。
このように、本実施形態では、開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる外側縁部15q,15zから突出する突起66,68が、従来の突起104よりも低くなる箇所に切断面65,67が出来るようにした。即ち、図6(B)においては、隣り合うノックアウトホール15m,15mのそれぞれの端部縁部15r,15rの間隔を、外側縁部15qに近づくにつれて次第に狭くなるようにした。
これにより、隣り合うノックアウトホール15m,15mにニッパ60の一対の刃部61,61を挿入して切断する際に、一対の刃部61,61を外側円弧部15t,15tの最も近接する箇所に当てて、ノックアウトホール15m,15m間を略最短距離で切断することができ、切断によって出来た突起66,68の高さをより低くすることができる。
また、一対の刃部61,61を端部縁部15r,15rに当てた場合でも、刃部61,61が端部縁部15r,15rの傾斜によって外側円弧部15t,15tの最も近接する箇所に移動させることが可能になる。
以上の図1、図4及び図5(A)に示したように、天井11に吊り下げられる板金製の筐体15の内側に送風機18及び熱交換器としての室内熱交換器17が設けられた天井埋込型室内ユニット10において、筐体15に開口47(図6(B)参照)を形成するために、開口47の輪郭となる縁部としての外側縁部15qを含む複数のノックアウトホール15m,15mがそれぞれ間隔を開けて形成され、隣り合うノックアウトホール15m,15mのそれぞれの対向する端部としての端部縁部15r,15r同士の間隔は、開口47の輪郭となる外側縁部15qに近づくにつれて次第に狭くなる。
この構成によれば、隣り合うノックアウトホール15m,15mの間を切断したときに、ノックアウトホール15m,15m間の切断面65(図6(B)参照)が開口47の輪郭となる外側縁部15qに近い位置に形成されるため、開口47の縁に出来る突起66(図6(B)参照)の突出量をより小さくすることができる。これによって、開口47にダクトや配管を挿入・配置等する際に、作業の邪魔になったり、引っ掛かったりしにくくすることができ、作業性を向上させることができる。
また、図5(A)に示したように、ノックアウトホール15mの対向する端部縁部15rと、開口47(図6(B)参照)の輪郭となる外側縁部15qとから形成されるノックアウトホール隅部としての外側円弧部15tは、円弧状に形成されているので、ノックアウトホール15mを打ち抜く型に薄肉部が形成されないようにすることができ、型の寿命を延ばすことができる。
また、図5(B)に示したように、隣り合うノックアウトホール15j,15kの一方であるノックアウトホール15jは、その端部(即ち、外側縁部15vの端部及び端部縁部15w)が、開口48(図6(C)参照)の隅部となる部分に配置されるので、ノックアウトホール15jにおける開口48の隅部となる部分を、大きく屈曲するような形状にしなくてもよく、ノックアウトホール15jを打ち抜く型の形状を単純にしてコストを抑えることができる。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態に係る筐体の側板51の開口予定部51aを示す側面図である。
図7(A)は開口予定部51aの側面図、図7(B)は図7(A)の要部拡大図である。
なお、第2実施形態に関し、第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図7(A)に示すように、側板51に形成された開口予定部51aは、円形の開口を形成するために複数のノックアウトホール51bが円形を成すように等間隔で形成されている。
図7(B)に示すように、ノックアウトホール51bは、内側縁部51c、外側縁部51d、一対の端部縁部15r,15r(一方の端部縁部15rのみ示す。)、内側円弧部51e及び外側円弧部51f,51f(一方の端部縁部51fのみ示す。)とから構成される。
内側縁部51cは、円形とされた開口予定部51aの中心の近くに位置する円弧状の縁部である。外側縁部51dは、内側縁部51cよりも開口予定部51aの中心から遠くに位置するとともに内側縁部51cと同心状に形成された円弧状の縁部である。端部縁部15r,15rは、ノックアウトホール51bの両端部を形成している。内側円弧部51eは、内側縁部51c及び端部縁部15rのそれぞれに亘って形成されている。外側円弧部51fは、外側縁部51d及び端部縁部15rのそれぞれに亘って形成されている。
外側縁部51dは、円形の開口が形成されたときの開口の輪郭の一部となる部分である。
端部縁部15rは、開口予定部51aの中心を通る中心線55に対して角度αだけ傾斜している。例えば、αは0〜45°、好ましくは、20〜40°、更に好ましくは、25〜35°である。また、外側円弧部51fの半径は、上記したRである。
なお、端部縁部15rを、ノックアウトホール51bの両端に設けたが、これに限らず、ノックアウトホール51bの一端のみに設けても良い。この場合、ノックアウトホール51bの他端は、開口予定部51aの中心を通る直線上に形成する、あるいは、隣り合う端部同士が、内側縁部51cから外側縁部51dへ近づくにつれて次第に近づくように形成される。
隣り合うノックアウトホール51b,51b間を連結する連結部51bcが、ニッパ60(図6(A)参照)切断されれば、開口が形成されるとともに、ノックアウトホール51b,51b間に切断面を有する突起が出来る。その切断面は、対向する外側円弧部51f,51fの略最短距離を結ぶように延びる。外側縁部51dから切断面までの高さは、従来よりも低くなる。
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであるから、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更、及び応用が可能である。
10 天井埋込型室内ユニット
11 天井
15 筐体
15j,15k,15m,51b ノックアウトホール
15q,15v,15z,51d 外側縁部(開口の輪郭となる縁部)
15r 端部縁部(対向する端部)
15t 外側円弧部(ノックアウトホール隅部)
15u 内側縁部(対向する端部)
15w 端部縁部(開口の輪郭となる縁部)
15x 端部円弧部(ノックアウトホール隅部)
17 室内熱交換器(熱交換器)
18 送風機
47,48 開口

Claims (3)

  1. 天井に吊り下げられる板金製の筐体の内側に送風機及び熱交換器が設けられた天井埋込型室内ユニットにおいて、
    前記筐体に開口を形成するために、前記開口の輪郭となる縁部を含む複数のノックアウトホールがそれぞれ間隔を開けて形成され、
    隣り合う前記ノックアウトホールのそれぞれの対向する端部同士の間隔は、前記開口の輪郭となる縁部に近づくにつれて次第に狭くなることを特徴とする天井埋込型室内ユニット。
  2. 前記ノックアウトホールの前記対向する端部と、前記開口の輪郭となる縁部とから形成されるノックアウトホール隅部は、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型室内ユニット。
  3. 隣り合う前記ノックアウトホールの一方は、その端部が、前記開口の隅部となる部分に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井埋込型室内ユニット。
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