JP5507158B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファンガードを備えた壁掛け型空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置において、室内機の吹出口から手を入れられないようにするため、吹出口にファンガードを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このファンガードは、吹出口の長手方向に沿ってワイヤーを延設して構成され、このワイヤーを、例えばその両端や中央部において支持している。ファンガードは、外力が加わっても室内機の吹出口に手を入れられない状態を保つことが望まれるため、特許文献1に記載の構成では、複数のワイヤーの両端を空気調和装置に設けられた支持部に差し込んで取り付ける構成となっており、さらに、ワイヤーを挟み込むスペーサーを取り付けている。
特許第4285586号公報
しかしながら、従来のファンガードは、外力に抗してワイヤーを支持するために複雑な構造を採用していたため、製造工数が多く、生産効率の向上や低コスト化が難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ファンガードを備えた空気調和装置において、ファンガードのワイヤーを外力に抗して支持することができ、かつ、容易に取り付け可能な構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、熱交換器及び送風機を収容した筐体の吹出口に、風向変更用の縦羽根及び横羽根、並びにファンガードを備えた壁掛け型空気調和装置において、前記ファンガードが、前記吹出口の長手方向に延びる複数本のワイヤーと、これらワイヤーの両端を束ねる一対の支持体とを備え、前記ファンガードが、前記複数本のワイヤーを、縦羽根と横羽根との間の空間内に延在させて、一対の前記支持体を、前記吹出口内に固定して取り付けられ、前記吹出口の上縁部及び下縁部間に支柱が掛け渡され、前記支柱には前記横羽根の軸を支持する支持穴と前記複数本のワイヤーが係止される受け溝とが設けられ、前記受け溝は前記支柱の前縁に形成され、上側に位置する前記受け溝には下方から前記ワイヤーを入れて前方へ押し込むことで前記ワイヤーが嵌め込まれ、下側の前記受け溝には、前方から前記ワイヤーが押し込まれて嵌め込まれ、前記ワイヤーを把持することを特徴とする。
この構成によれば、吹出口の長手方向に延びるワイヤーを一対の支持体により束ね、この支持体が吹出口内にワンタッチで取り付けられるので、ファンガードを吹出口に容易に取り付けることができる。また、ワイヤーを縦羽根と横羽根との間の空間に延在させることにより、外力によってワイヤーを脱落させ、或いは吹出口の奥や手前に移動させることが難しくなっているので、ワイヤーを外力に抗して支持し、吹出口に手を入れられない状態を保つことができる。
また、この場合、吹出口の上縁部及び下縁部間に掛け渡される支柱の受け溝に、ワイヤーが係止されるので、ワイヤーを、外力に抗してより強く支持できる。また、この場合、支柱の受け溝に対して前面側からワイヤーを係止させることができるので、ファンガードをより容易に取り付けることができる。
上記構成において、前記受け溝は、前記支持穴よりも奥に位置し、前記ワイヤーを前記横羽根より後方で把持し、前記ファンガードは、前記複数本のワイヤーが、前記支持穴よりも奥で、かつ、前記縦羽根よりも前に位置するように取り付けられてもよい。
さらに、上記構成において、前記支持体は、前記吹出口の上縁部と下縁部との間に、前記上縁部または前記下縁部のいずれか一方を弾性変形させて取り付けられる構成としてもよい。
この場合、支持体を吹出口に容易にワンタッチで取り付けることが可能であり、取り付け後は上縁部または下縁部の弾性力により確実に支持体を固定できる。
さらにまた、上記構成において、前記支持体の上端または下端のいずれか一方には突起が形成され、他方には板状部が形成され、前記吹出口の上縁部または下縁部のいずれか一方には前記突起に係合する穴が形成され、他方には前記板状部を支持する受け部が形成された構成としてもよい。
この場合、吹出口の上縁部または下縁部を弾性変形させて、支持体を吹出口に容易にワンタッチで取り付けることができる。
また、上記構成において、前記縦羽根に、前記ワイヤーの上下いずれか、若しくは上下両方向の移動を規制するワイヤー受け部を設けてもよい。
この場合、縦羽根によってワイヤーの上下いずれか、若しくは上下両方向の移動が規制されるので、ワイヤーを外力に抗してより確実に支持し、吹出口に手を入れられない状態を保つことができる。
本発明によれば、ファンガードを吹出口に容易に取り付けることができ、取り付け後はワイヤーを外力に抗して支持し、吹出口の内部に位置する送風機(クロスフローファン)に手を入れられない状態を保つことができる。
本発明の実施形態に係る壁掛け型空気調和装置の断面図である。 壁掛け型空気調和装置の分解斜視図である。 壁掛け型空気調和装置の外観斜視図である。 ファンガードの構成を示す斜視図である。 ファンガードの取り付け方法を示す要部斜視図である。 ファンガードの取り付け方法を示す要部斜視図である。 ワイヤーの支持構造を示す要部拡大断面視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明を適用した実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置1の断面図であり、図2は壁掛け型空気調和装置1の分解斜視図である。
壁掛け型空気調和装置1は、断面略C字状に形成されたフィンアンドチューブ型の熱交換器2をフレーム3に配設し、この熱交換器2の内側に送風機(クロスフローファン)4を配置して構成され、熱交換器2にはグリル10を被せられる。フレーム3は樹脂成形により断面略L字状に形成された部材であり、熱交換器2から流下するドレン水を受けるドレンパン31、及び、送風機4を収容するスクロール部32を備え、フレーム3の背面には、据付板50の係止爪51を受ける凹部が形成されている。このフレーム3及びグリル10によって壁掛け型空気調和装置1の筐体が構成される。
フレーム3と据付板50、及び、フレーム3とグリル10とは互いにビスにより連結され、ビス止め作業を行うためのサービスホール15がグリル10の下面に開口している。サービスホール15は、通常使用時においてはビスキャップ14により塞がれている。
送風機4はいわゆるクロスフローファンで構成され、フレーム3に設けられた舌部48とスクロール部32との間に収められ、送風機4の両端が、ベアリング43を有する軸受け部44と、軸受け部45とを介してフレーム3により支持される。
送風機4の一端にはファンモーター46が連結され、ファンモーター46が、軸受け47を介してフレーム3に取り付けられている。より詳細に説明すると、送風機4の一端には、ファンモーター46の出力軸が挿入される穴41が設けられ、この穴41に挿入されたファンモーター46の出力軸は、送風機4の側面から螺入されるセットスクリュー42によって、送風機4に固定される。また、ファンモーター46の側方には電装ボックス55が配置される。
フレーム3の背面側の下部には、冷媒配管やドレン管を収容するための長手形状の空間である配管収容部33が形成され、配管収容部33内の上記配管を押さえ込む配管押え52、53が取り付けられる。
グリル10には上面吸込口11及び前面吸込口12が開口し、前面吸込口12を覆うように前面パネル16が取り付けられる。
送風機4は、上面吸込口11及び前面吸込口12から熱交換器2を介して室内空気を吸い込み、熱交換器2において熱交換された空気を、スクロール部32と舌部48との間の空間を通じて、壁掛け型空気調和装置1の下面に開口する吹出口13から被調和室内に吹き出す。
吹出口13には風向変更用の横羽根としての2枚のフラップ60、60が設けられる。フラップ60はフラップ軸61を有し、このフラップ軸61を中心として上下に回動する。2枚のフラップ60、60は、フラップ駆動モーター63によって連動して駆動され、吹出口13を開閉するとともに、吹出口13からの風向を上下方向において設定する。
また、スクロール部32の出口側には、風向変更用の複数の縦羽根85が並べて配置されている。縦羽根85は、複数枚(本実施形態では5枚)が一組となって、スクロール部32の裏側でリンク部材87により連結される。縦羽根85は、縦羽根駆動モーター(不図示)に連結され、この縦羽根駆動モーターの動作または操作レバー86の操作に応じて、左右に向きを変える。
そして、縦羽根85とフラップ60との間に、ファンガード70が設けられている。ファンガード70は、吹出口13の長手方向に沿って、互いに平行に掛け渡された2本のワイヤー71、71と、これらワイヤー71、71の端を束ねる支持体72、73とを備えて構成される。ファンガード70は、ワイヤー71、71によって、吹出口13の奥へ手を差し入れることができないようにする。
図3は壁掛け型空気調和装置1を下方から見た斜視図である。なお、この図3においては理解の便宜のためにフラップ60の図示を省略する。
ファンガード70の支持体72は、長手形状の吹出口13の一端側に取り付けられ、吹出口13の他端側には支持体73が取り付けられる。
また、吹出口13には、長手方向に三等分するように、フラップ60を支持する2つの支柱65が設けられる。支柱65は、吹出口13の上縁部13aと下縁部13bとの間に掛け渡され、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる2つの支持穴66、66を有する。吹出口13の両端には、それぞれ、フラップ60を取り付けるためのフラップ支持部68が設けられ、これら2つのフラップ支持部68の各々は、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる支持穴69、69が形成される。つまり、フラップ60は、2つの支柱65及び2つのフラップ支持部68により、回動可能に支持される。そして、ファンガード70は、ワイヤー71が、フラップ60が取り付けられる支持穴66、69よりも奥で、かつ、縦羽根85よりも前に位置するように取り付けられる。
図4は、ファンガード70の構成を示す斜視図である。
ファンガード70の両端に位置する支持体72、73は、柱状の本体に、2本のワイヤー71の端部がそれぞれ差し込まれる2つの端部受け74を有する。柱状の本体の上端には上当接板75が形成され、平板状の上当接板75の上面には突起76が立設され、本体の下端には下当接板77が形成されている。
図5及び図6はファンガード70の取り付け方法を示す要部斜視図であり、特に、吹出口13への支持体72の取り付け方法を示す。図5及び図6は、いずれも吹出口13の右側端部を図示している。図5及び図6に示す状態では、支持体72は取り付け位置に固定されておらず、図5中には取り付け後のワイヤー71、71の位置を破線で示す。
図5に示すように、吹出口13の上縁部13aには、支持体72の取り付け位置に、突起76を係合可能な受け穴13c(穴)が穿設されている。
一方、図6に示すように、受け穴13cのほぼ直下に相当する位置において、下縁部13bには下当接板77の外形に合わせて支持枠13d(受け部)が設けられている。支持枠13dは、下当接板77を嵌合可能な枠であり、この支持枠13dに嵌め込まれた下当接板77は、水平方向に移動しないよう固定される。
これら図5及び図6を参照して、支持体72の取り付け手順を説明する。なお、支持体73は支持体72と左右対称に構成されるため、以下の説明と同様の手順により取り付け可能である。
まず、支持体72の上当接板75を吹出口13に差し入れて、突起76を受け穴13c(図5)に嵌合させる。次いで、支持体72の下部を回動させて下当接板77を吹出口13に入れ、支持枠13d(図6)にあてがう。
ここで、支持体72の上部を押し上げ、或いは、支持体72とともに上縁部13aを押し上げて、上縁部13aを押圧すると、上縁部13aが撓んで支持体72が上がる。ここで下当接板77を支持枠13dに入れこみ、上縁部13aを押圧する力を解くと、上縁部13aが復元し、上縁部13aと下縁部13bとの間に支持体72が固定される。支持体72は、上部においては突起76が受け穴13cに入り込み、下部においては下当接板77が支持枠13dに入り込んでおり、これを離脱させるためには上縁部13aと下縁部13bとの間隔を拡げなくてはならない。このため、ファンガード70は、ワンタッチで簡単に取り付け可能である上に、容易に脱落しないよう保持される。
図1に示すように、上縁部13aはドレンパン31の下方(裏側)にあり、フレーム3の強度を確保するための構造(例えば、舌部48の周辺や据付板50の係止爪51を受ける凹部等)から離れている。このため、上縁部13aは、フレーム3の他の箇所に比べ、比較的、押圧力によって弾性変形しやすい。このため、支持体72を上縁部13aに押し当てて上縁部13aを上方に押圧すると、所定以上の押圧力によって、下当接板77を支持枠13dに収めることができる。
また、図4及び図5に示すように、突起76は前側が後方側より高い形状になっているため、突起76を受け穴13cから離脱させるためには、上縁部13aを押圧して、上縁部13aを取り付け時より大きく変形させる必要がある。このため、支持体72を取り外す場合には、より大きな力が必要となる。つまり、取り付けが容易で、かつ脱落しにくい構造となっている。支持体73についても同様である。
一方、送風機4のメンテナンス等で吹出口13から工具等を差し入れる必要がある場合には、上縁部13aを強く押し上げることで支持体72、73を取り外すことが可能である。このように、ファンガード70は、メンテナンス等の妨げにならず、取り付けが容易で、かつ、脱落しにくい、有用な構成となっている。
このように取り付けられるファンガード70は、支持体72、73とともに、支柱65と縦羽根85とによって、支持される。
図1及び図5に示すように、縦羽根85の前縁には、後方に切れ込んだ2つの受け部85a、85bが形成されている。受け部85aは、ワイヤー71が収まる大きさの曲線を描いて後方に凹となっており、ワイヤー71の上下において前方に張り出している。また、受け部85bも同様に、ワイヤー71が収まる大きさの凹状の曲線を描き、ワイヤー71の上において前方に張り出している。このため、図1に示すように、受け部85aにワイヤー71が収まった状態では、ワイヤー71を上下に移動すると受け部85aの張り出しに当接する。受け部85bにおいても、ワイヤー71を上に移動すると受け部85bの張り出しに当接する。従って、縦羽根85によって、ワイヤー71を上下に動かせないように制限されている。さらに、図1に示すように受け部85a、85bに収まったワイヤー71、71は、いずれも後方に押し込まれた場合に縦羽根85に当接する。このため、縦羽根85によって、ワイヤー71が後方に押し込まれないように規制されている。
図7は、ワイヤー71の支持構造を示す要部拡大断面視図であり、特に、吹出口13に設けられる支柱65の側面を示す。
この図7に示すように、支柱65の前縁には、2本のワイヤー71、71を係合可能な受け溝67a、67bが形成されている。受け溝67a、67bは、支柱65において吹出口13の前側に露出し、吹出口13の前側からワイヤー71、71を挿入できる。このため、上述した手順で支持体72、73を吹出口13に取り付ける際に、ワイヤー71、71を受け溝67a、67bに容易にセットできる。
受け溝67a、67bは支持穴66よりも奥に位置し、ワイヤー71をフラップ60より後方で把持する。上側に位置する受け溝67aには、下方からワイヤー71を入れて前方へ押し込むことで嵌め込み可能である。また、下側の受け溝67bには、前方からワイヤー71を押し込むことで嵌め込み可能である。受け溝67a、67bに嵌め込まれたワイヤー71、71は、上記と逆の方向に所定以上の力が加わらなければ、脱落しない。この構成により、ワイヤー71、71は、前後及び上下に容易に移動しないよう、支柱65によって保持される。
このように、ワイヤー71、71は、支持体72、73及び支柱65によって、前後上下に移動しないよう保持されるとともに、縦羽根85によって、後方及び上下への移動が規制される。このため、ワイヤー71を吹出口13の奥に押し込むことも、ワイヤー71を移動させることで複数のワイヤー71、71どうしの間隔を押し拡げることはできず、同様にワイヤー71と吹出口13の上縁部13aとの間隔及びワイヤー71と下縁部13bとの間隔のいずれも拡大することはできない。従って、本実施の形態の構成は、吹出口13への手の差し入れを阻止するファンガード70としての機能を十分に満足する。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置1によれば、熱交換器2及び送風機4を収容した筐体の吹出口13に、風向変更用の縦羽根85及びフラップ60、並びにファンガード70を備えた壁掛け型空気調和装置1において、ファンガード70が、吹出口13の長手方向に延びるワイヤー71、71と、これらワイヤー71、71の両端を束ねる一対の支持体72、73とを備え、ファンガード70が、複数本のワイヤー71、71を、縦羽根85とフラップ60との間の空間内に延在させて、一対の支持体72、73を、吹出口13内にワンタッチで固定して取り付けられているので、ファンガード70をワンタッチで吹出口13に容易に取り付けできる。また、ワイヤー71、71を縦羽根85とフラップ60との間の空間に延在させることにより、外力によってワイヤー71、71を脱落させ、或いは吹出口13の奥や手前にワイヤー71、71を移動させることが難しいので、ワイヤー71、71を外力に抗して支持し、吹出口13に手を入れられない状態を保つことができる。
すなわち、支持体72、73を吹出口13に取り付ける場合には、支持体72、73の上部を上縁部13aに当てて支持体72、73ごと上縁部13aを押し上げ、支持体72、73の下部を回動させて支持枠13dに下当接板77を入れるという一連の、ワンタッチで済む動作を行えばよい。
また、吹出口13の上縁部13aと下縁部13bとの間に支柱65が掛け渡され、この支柱65に設けられた受け溝67a、67bにワイヤー71、71が係止されるので、ワイヤー71、71が上下や側方に移動しないよう固定される。このため、ワイヤー71、71間の間隔を拡げることができず、また、ワイヤー71、71と上縁部13aまたは下縁部13bとの間隔を拡げることもできないので、吹出口13に手を入れられない状態をより確実に保つことができる。
さらに、支柱65の受け溝67a、67bが、吹出口13の前面側に露出するので、支柱65の受け溝67a、67bに対して前面側からワイヤー71、71を係止させることができるので、ファンガード70をより容易に取り付けることができる。
さらにまた、支持体72、73は、吹出口13の上縁部13aと下縁部13bとの間に、上縁部13aを弾性変形させて取り付けられるので、吹出口13に容易にワンタッチで取り付けることが可能であり、取り付け後は上縁部13aの弾性力により確実に支持体72、73を固定できる。
また、支持体72、73の上端には突起76が形成され、下端には下当接板77が形成され、吹出口13の上縁部13aに突起76に係合する受け穴13cが形成され、下縁部13bには下当接板77を支持する支持枠13dが形成されているので、上縁部13aを弾性変形させて支持体72、73をより容易に、例えば片手で支持体72、73の一方を持ち、ワンタッチの動作で取り付けることができる。また、取り付け後は上縁部13aの弾性により突起76が受け穴13cに入り込み、かつ、下当接板77が支持枠13dから容易に脱落しないよう保持されているので、ファンガード70が確実に固定できる。
さらに、縦羽根85に、ワイヤー71、71の上下いずれか、若しくは上下両方向の移動を規制する受け部85a、85bを設けたことにより、ワイヤー71、71を上下に移動させてワイヤー71、71間の間隔を拡げることも、ワイヤー71、71と上縁部13aまたは下縁部13bとの間隔を拡げることもできなくなるので、吹出口13に手を入れられない状態をより確実に保つことができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明はこれに限定されない。例えば、支柱65に設けられた受け溝67a、67bは、ワイヤー71を通過させることが可能な幅の溝として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、がワイヤー71の径より狭い部分を有し、この部分にワイヤー71を押し込むことにより、支柱65の弾性によってワイヤー71を脱落しないよう把持する構成としてもよい。また、縦羽根85に形成された受け部85a、85bの奥深い位置にワイヤー71、71が配置され、受け部85a、85bによってワイヤー71、71の上下両方向の移動が制限される構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、壁掛け型空気調和装置1の下面に開口する吹出口13にファンガード70を設けた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、空気調和装置の前面に開口する吹出口にファンガード70を設けることも可能である。さらに、ファンガード70を構成する支持体72、73は左右対称でなくてもよく、支持体72、73の取り付け位置は、概ね吹出口13の端部であればよく、図3、図5及び図6に示したように吹出口13の末端でなくてもよい。また、ワイヤー71、フラップ60や縦羽根85の数も任意であり、壁掛け型空気調和装置1の具体的な細部構成については、任意に変更可能である。
また、上記実施形態においては、壁掛け型空気調和装置1に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限らず、天井埋込型空気調和装置や、天井吊下型空気調和装置にも適用可能である。
1 壁掛け型空気調和装置
2 熱交換器
3 フレーム(筐体)
4 送風機
10 グリル(筐体)
13 吹出口
13a 上縁部
13b 下縁部
13c 受け穴(穴)
13d 支持枠(受け部)
32 スクロール部
48 舌部
60 フラップ(横羽根)
65 支柱
67a、67b 受け溝
70 ファンガード
71 ワイヤー
72、73 支持体
75 上当接板
76 突起
77 下当接板
85 縦羽根
85a、85b 受け部

Claims (5)

  1. 熱交換器及び送風機を収容した筐体の吹出口に、風向変更用の縦羽根及び横羽根、並びにファンガードを備えた壁掛け型空気調和装置において、
    前記ファンガードが、前記吹出口の長手方向に延びる複数本のワイヤーと、これらワイヤーの両端を束ねる一対の支持体とを備え、
    前記ファンガードが、前記複数本のワイヤーを、縦羽根と横羽根との間の空間内に延在させて、一対の前記支持体を、前記吹出口内に固定して取り付けられ、
    前記吹出口の上縁部及び下縁部間に支柱が掛け渡され、前記支柱には前記横羽根の軸を支持する支持穴と前記複数本のワイヤーが係止される受け溝とが設けられ、
    前記受け溝は前記支柱の前縁に形成され、上側に位置する前記受け溝には下方から前記ワイヤーを入れて前方へ押し込むことで前記ワイヤーが嵌め込まれ、下側の前記受け溝には、前方から前記ワイヤーが押し込まれて嵌め込まれ、前記ワイヤーを把持することを特徴とする壁掛け型空気調和装置。
  2. 前記受け溝は、前記支持穴よりも奥に位置し、前記ワイヤーを前記横羽根より後方で把持し、前記ファンガードは、前記複数本のワイヤーが、前記支持穴よりも奥で、かつ、前記縦羽根よりも前に位置するように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の壁掛け型空気調和装置。
  3. 前記支持体は、前記吹出口の上縁部と下縁部との間に、前記上縁部または前記下縁部の少なくともいずれかを弾性変形させて取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の壁掛け型空気調和装置。
  4. 前記支持体の上端または下端のいずれか一方には突起が形成され、他方には板状部が形成され、
    前記吹出口の上縁部または下縁部のいずれか一方には前記突起に係合する穴が形成され、他方には前記板状部を支持する受け部が形成されたことを特徴とする請求項3記載の壁掛け型空気調和装置。
  5. 前記縦羽根に、前記ワイヤーの上下いずれか、若しくは上下両方向の移動を規制するワイヤー受け部を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
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