JP5507160B2 - 壁掛け型空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被調和室の壁面等に取り付ける壁掛け型空気調和装置に関する。
従来、被調和室の壁面等に取り付けられる壁掛け型空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の壁掛け型空気調和装置では、壁面に対して据付板が固定され、この据付板に対してフレームが固定され、このフレームに対して送風機や熱交換器等の機器が固定され、この熱交換器を覆った状態でフレームに対してグリルが固定されたものがある。
特開2009−156490号公報
ところで、上述したような壁掛け型空気調和装置では、据付板とフレームとの間の間隙を減少した状態で、据付板に対してフレームを固定したいとするニーズがあると共に、フレームに対して強固にグリルを固定したいとするニーズがある。特に、部品点数をなるべく多くすることなく、かつ、壁掛け型空気調和装置全体のデザイン性をなるべく悪くすることなく、上記ニーズに応えることが求められていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、据付板に対してフレームが固定され、このフレームに対してグリルが固定された壁掛け型空気調和装置において、部品点数の増大、及び、デザイン性の悪化を抑制した上で、据付板とフレームとの間隙を減少した状態で据付板に対しフレームを固定可能とすると共に、フレームに対して強固にグリルを固定可能とした壁掛け型空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、熱交換器、冷媒管、及びドレンパン、並びにクロスフローファンを一体に備えた熱交換ユニットを、フレームに組み付けて固定し、このフレームの前面に、前記熱交換ユニットを覆うグリルを備え、これらを室内の壁に固定した据付板に支持させた壁掛け型空気調和装置において、前記グリルの下面に開口、及びこれを覆うカバーを備え、前記カバーを開けると露出する前記開口内に、前記フレームの一部であって、前記開口内で露出した面を有する螺合部と、前記グリルの一部であって、前記螺合部の面に沿って延在するグリル側接触部と、グリル固定用ネジによって前記螺合部に対して前記グリル側接触部を固定することにより前記フレームに対して前記グリルを固定するグリル止め部と、前記据付板の一部であって、前記開口内で露出した面を有する据付板側接触部と、前記フレームの一部であって、前記据付板側接触部の面に沿って延在するフレーム側接触部と、フレーム固定用ネジによって前記据付板側接触部に対して前記フレーム側接触部を固定することにより前記据付板に対して前記フレームを固定するフレーム止め部とを一体に備えたことを特徴とする。
この構成によれば、グリル止め部によって、フレームに対してグリルを強固に固定できると共に、フレーム止め部によって、据付板とフレームとの間隙を減少した状態で据付板に対してフレームを固定できる。さらに、グリル止め部とフレーム止め部とを1つの開口内に一体に備えるようにしたため、グリル止め部、及び、フレーム止め部のそれぞれについて開口を形成する場合と比較して、開口を塞ぐためのカバーの個数を減少させることでき、部品点数の増大を防止することができる。さらに、グリル止め部とフレーム止め部とを1つの開口内に一体に備えるようにしたため、グリル止め部、及び、フレーム止め部のそれぞれについて開口を形成する場合と比較して、開口の数が少なくなり、開口の形成に伴うデザイン性の悪化を抑制することができる。
ここで、上記発明の壁掛け型空気調和装置において、前記開口は、前記グリルの下面に、長手方向に間隔をあけて複数形成され、複数の前記開口のそれぞれにグリル止め部とフレーム止め部とを一体に備えたようにしてもよい。
この構成によれば、部品点数の増大、及び、デザイン性の悪化を抑制した上で、据付板とフレームとの間隙をより減少した状態で据付板に対しフレームを固定でき、かつ、フレームに対してより強固にグリルを固定できる。
また、上記発明の壁掛け型空気調和装置において、前記グリル止め部は、グリル固定用ネジによって前記フレームに対して前記グリルを固定する部位であり、前記フレーム止め部は、フレーム固定用ネジによって前記据付板に対して前記フレームを固定する部位であるようにしてもよい。
この構成によれば、グリル固定用ネジ、及び、フレーム固定用ネジを利用して、容易、かつ、確実に、フレームに対するグリルの固定、及び、据付板に対するフレームの固定が可能となる。
また、上記発明の壁掛け型空気調和装置において、前記グリル固定用ネジの頭頂部、及び、前記フレーム固定用ネジの頭頂部が、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かっているようにしてもよい。
この構成によれば、グリル固定用ネジの頭頂部、及び、フレーム固定用ネジの頭頂部が、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かっているため、ドライバーの先端等をネジの頭頂部に接触させやすく、作業性が向上する。
また、上記発明の壁掛け型空気調和装置において、前記グリル固定用ネジの頭頂部、及び、前記フレーム固定用ネジの頭頂部が略同一方向に向かっているようにしてもよい。
この構成によれば、グリル固定用ネジ、及び、フレーム固定用ネジの両方を容易に連続して操作することが可能となり、作業性が向上する。
また、上記発明の壁掛け型空気調和装置において、前記グリル固定用ネジ、及び、前記フレーム固定用ネジは、前記グリルの長手方向に間隔をあけて設けられているようにしてもよい。
この構成によれば、グリル固定用ネジ及びフレーム固定用ネジがグリルの長手方向に間隔をあけて設けられているため、これらネジが近接して設けられている場合と比較して、これらネジを操作しやすく、作業性が向上する。
また、前記開口内で、前記グリル固定用ネジの螺合に応じて当該ネジの頭頂部が係止する面と、前記フレーム固定用ネジの螺合に応じて当該ネジの頭頂部が係止する面とが、段差を付けて平行に延在していてもよい。
本発明によれば、部品点数の増大、及び、デザイン性の悪化を抑制した上で、据付板とフレームとの間隙を減少した状態で据付板に対しフレームを固定可能とすると共に、フレームに対して強固にグリルを固定可能となる。
本実施形態に係る壁掛け型空気調和装置の断面図である。 壁掛け型空気調和装置の分解斜視図である。 壁掛け型空気調和装置の斜視図である。 フレーム止め部及びグリル止め部を示す要部断面図である。 フレーム止め部及びグリル止め部の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明を適用した実施の形態に係る壁掛け型空気調和装置1の断面図であり、図2は壁掛け型空気調和装置1の分解斜視図である。
壁掛け型空気調和装置1は、被調和室の壁面に複数のネジによって固定される据付板50と、この据付板50に対して固定されるフレーム3と、このフレーム3に対して固定されるグリル10とを備えている。
壁掛け型空気調和装置1は、断面略C字状に形成されたフィンアンドチューブ型の熱交換器2をフレーム3に配設し、この熱交換器2の内側に送風機4を配置して構成され、熱交換器2にはグリル10が被せられる。フレーム3は樹脂成形により断面略L字状に形成された部材であり、熱交換器2から流下するドレン水を受けるドレンパン31、及び、送風機4を収容するスクロール部32を備え、フレーム3の背面には、据付板50の係止爪51を受ける凹部が形成されている。このフレーム3及びグリル10によって壁掛け型空気調和装置1の筐体が構成される。
送風機4はいわゆるクロスフローファンで構成され、フレーム3に設けられた舌部48とスクロール部32との間に収められ、送風機4の両端が、ベアリング43を有する軸受け部44と、軸受け部45とを介してフレーム3により支持される。
送風機4の一端にはファンモーター46が連結され、ファンモーター46が、軸受け47を介してフレーム3に取り付けられている。より詳細に説明すると、送風機4の一端には、ファンモーター46の出力軸が挿入される穴41が設けられ、この穴41に挿入されたファンモーター46の出力軸は、送風機4の側面から螺入されるセットスクリュー42によって、送風機4に固定される。また、ファンモーター46の側方には電装ボックス55が配置される。
フレーム3の背面側の下部には、冷媒配管やドレン管を収容するための長手形状の空間である配管収容部33が形成され、配管収容部33内の上記配管を押さえ込む配管押え52、53が取り付けられる。
グリル10には上面吸込口11及び前面吸込口12が開口し、前面吸込口12を覆うように前面パネル16が取り付けられる。
送風機4は、上面吸込口11及び前面吸込口12から熱交換器2を介して室内空気を吸い込み、熱交換器2において熱交換された空気を、スクロール部32と舌部48との間の空間を通じて、壁掛け型空気調和装置1の下面に開口する吹出口13から被調和室内に吹き出す。
吹出口13には風向変更用の横羽根としての2枚のフラップ60、60が設けられる。フラップ60はフラップ軸61を有し、このフラップ軸61を中心として上下に回動する。2枚のフラップ60、60は、フラップ駆動モーター63によって連動して駆動され、吹出口13を開閉するとともに、吹出口13からの風向を上下方向において設定する。
また、スクロール部32の出口側には、風向変更用の複数の縦羽根85が並べて配置されている。縦羽根85は、複数枚(本実施形態では5枚)が一組となって、スクロール部32の裏側でリンク部材87により連結される。縦羽根85は、縦羽根駆動モーター(不図示)に連結され、この縦羽根駆動モーターの動作または操作レバー86の操作に応じて、左右に向きを変える。
そして、縦羽根85とフラップ60との間に、ファンガード70が設けられている。ファンガード70は、吹出口13の長手方向に沿って、互いに平行に掛け渡された2本のワイヤー71、71と、これらワイヤー71、71の端を束ねる支持体72、73とを備えて構成される。ファンガード70は、ワイヤー71、71によって、吹出口13の奥へ手を差し入れることができないようにする。
図3は壁掛け型空気調和装置1を下方から見た斜視図である。なお、この図3においては理解の便宜のためにフラップ60の図示を省略する。
ファンガード70の支持体72は、長手形状の吹出口13の一端側に取り付けられ、吹出口13の他端側には支持体73が取り付けられる。
また、吹出口13には、長手方向に三等分するように、フラップ60を支持する2つの支柱65が設けられる。支柱65は、吹出口13の上縁部13aと下縁部13bとの間に掛け渡され、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる2つの支持穴66、66を有する。吹出口13の両端には、それぞれ、フラップ60を取り付けるためのフラップ支持部68が設けられ、これら2つのフラップ支持部68の各々は、2枚のフラップ60、60のフラップ軸61、61が差し込まれる支持穴69、69が形成される。つまり、フラップ60は、2つの支柱65及び2つのフラップ支持部68により、回動可能に支持される。そして、ファンガード70は、ワイヤー71が、フラップ60が取り付けられる支持穴66、69よりも奥で、かつ、縦羽根85よりも前に位置するように取り付けられる。
図1及び図3に示すように、グリル10の下面10aには、2つのサービスホール15L、15R(以下、サービスホール15L、15Rを特に区別しない場合は「サービスホール15」という)が開口している。このサービスホール15は、据付板50とフレーム3とを固定するためのフレーム固定用ネジ90が取り付けられるフレーム止め部91、及び、フレーム3とグリル10とを固定するためのグリル固定用ネジ92が取り付けられるグリル止め部93にアクセスするための開口である。つまり、本実施形態では、1つのサービスホール15内に、フレーム止め部91、及び、グリル止め部93が一体に設けられている。
図3に示すように、サービスホール15L及びサービスホール15Rのそれぞれは、グリル10の下面10aにおいて、長手方向に所定の間隔をあけて形成されている。サービスホール15L、15Rは、通常使用時においてはネジキャップ14(カバー)により塞がれている。
以下、サービスホール15L、15R、フレーム止め部91、及び、グリル止め部93について詳述する。
図4は、図1に示す壁掛け型空気調和装置1の断面図について、サービスホール15R近傍の部位を拡大した図である。図5は、図4の矢印Y1方向からフレーム止め部91、及び、グリル止め部93を見た図である。
フレーム止め部91は、据付板50に対しフレーム3をフレーム固定用ネジ90によって固定するための部位である。図4に示すように、据付板50は、その下端部50aにおいて、断面く字状に折り曲げられており、折り曲げて形成された部分に据付板側接触部95が形成されている。据付板側接触部95は、その前面(後述するフレーム側接触部96に接触する側の面)が、前方斜め下に向かっている。一方、フレーム3の据付板50側の下端部3aも断面く字状に折り曲げられており、折り曲げて形成された部分に、据付板側接触部95に接触した状態で延在するフレーム側接触部96が設けられている。フレーム側接触部96には、フレーム固定用ネジ90の軸部が貫通するネジ貫通孔97が形成されており、ネジ貫通孔97を介して、フレーム固定用ネジ90が据付板側接触部95に螺合されることにより、据付板側接触部95及びフレーム側接触部96が固定され、これにより、据付板50に対してフレーム3が固定される。
上述したように、据付板側接触部95は、その前面が、前方斜め下に向かっている。そして、フレーム固定用ネジ90は、前方斜め下に向かった据付板側接触部95の前面に対して垂直に螺合される。従って、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aは、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かうこととなる。このため、作業者は、ドライバーによってフレーム固定用ネジ90を操作する際、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aが被調和室側を向いている場合と比較して、ドライバーの先端をフレーム固定用ネジ90の頭頂部90aに接触させやすく、作業性がよい。
ここで、ユーザーが、据付板50とフレーム3との間の間隙をなるべく無くした上で、据付板50に対してフレーム3を固定したいとする場合がある。この場合、作業者は、ネジキャップ14を取り外して、サービスホール15L、15Rを介してフレーム止め部91を露出させ、ドライバー等を利用して、ネジ貫通孔97を介してフレーム固定用ネジ90を据付板側接触部95に螺合する。フレーム固定用ネジ90の螺合によって、据付板側接触部95とフレーム側接触部96とが接触した状態で固定され、これにより、据付板50及びフレーム3に形成される間隙が縮小される。
グリル止め部93は、フレーム3に対しグリル10をグリル固定用ネジ92によって固定するための部位である。フレーム3の下端部3aにおけるグリル止め部93に対応する部位には、グリル固定用ネジ92が螺合されるための螺合部99が形成されている。この螺合部99は、上述したフレーム側接触部96と段差を付けて平行に延在している。同様に、グリル10の下端部10bにおけるグリル止め部93に対応する部位には、螺合部99に接触した状態で延在するグリル側接触部100が形成されている。このグリル側接触部100には、グリル固定用ネジ92の軸部が貫通するために切り欠いて形成されたネジ切り欠き部101が形成されている。このネジ切り欠き部101を介して、グリル固定用ネジ92が螺合部99に螺合されることにより、螺合部99とグリル側接触部100とが接触した状態で固定され、これにより、フレーム3に対してグリル10が固定される。
上述したように、螺合部99は、フレーム側接触部96と平行に延在しているため、その前面(グリル側接触部100と接触する面)が、前方斜め下に向かっている。そして、グリル固定用ネジ92は、前方斜め下に向かった螺合部99の前面に対して垂直に螺合される。従って、グリル固定用ネジ92の頭頂部92aは、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かうこととなる。このため、作業者は、ドライバーによってグリル固定用ネジ92を操作する際、グリル固定用ネジ92の頭頂部92aが被調和室側を向いている場合と比較して、ドライバーの先端をグリル固定用ネジ92の頭頂部92aに接触させやすく、作業性がよい。さらに、フレーム固定用ネジ90とグリル固定用ネジ92は平行に延出し、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aと、グリル固定用ネジ92の頭頂部92aとは同一方向に向かった状態となる。このため、容易に、フレーム固定用ネジ90とグリル固定用ネジ92とを連続して操作でき、作業性がよい。また、フレーム固定用ネジ90とグリル固定用ネジ92とは、グリル10の長手方向に間隔をあけて設けられている。従って、これらネジが近接して設けられている場合と比較して、これらネジを操作しやすく、作業性がよい。
ここで、グリル10は、フレーム3を覆うようにして、フレーム3に対して固定される部材である。従ってグリル10の上面や側面はフレーム3に支持されその状態が維持されるものの、グリル10の下面10aは、重力によって撓んでしまう傾向がある。本実施形態では、グリル止め部93において、グリル固定用ネジ92によって、グリル10の下面10aとフレーム3とが固定されるため、グリル10の下面10aの撓みを防止した状態で、グリル10とフレーム3とを強固に固定することができる。特に、本実施形態では、グリル止め部93について専用のサービスホールを設けるのではなく、フレーム止め部91にアクセスするための既存のサービスホール15の内部に、フレーム止め部91と一体的にグリル止め部93を設けている。従って、サービスホール15とは別に、グリル止め部93のためのサービスホールを形成する場合と比較して、サービスホール15を塞ぐためのネジキャップの個数を減少させることでき、部品点数の増大を防止することができる。さらに、グリル止め部93とフレーム止め部91とを1つのサービスホール15に一体に備えるようにしたため、グリル止め部93、及び、フレーム止め部91のそれぞれについてサービスホールを形成する場合と比較して、開口の数が少なくなり、開口の形成に伴うデザイン性の悪化を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る壁掛け型空気調和装置1は、グリル10の下面10aにサービスホール15、及びこれを覆うネジキャップ14を備え、ネジキャップ14を開けると露出するサービスホール15内に、フレーム3にグリル10を固定するグリル止め部93と、据付板50にフレーム3を固定するフレーム止め部91とを一体に備えている。
これによれば、グリル止め部93によって、フレーム3に対してグリル10を強固に固定できると共に、フレーム止め部91によって、据付板50とフレーム3との間隙を減少した状態で据付板50に対してフレーム3を固定できる。さらに、グリル止め部93とフレーム止め部91とを1つのサービスホール15内に一体に備えるようにしたため、グリル止め部93、及び、フレーム止め部91のそれぞれについてサービスホールを形成する場合と比較して、サービスホールを塞ぐためのネジキャップの個数を減少化させることでき、部品点数の増大を防止することができる。さらに、グリル止め部93とフレーム止め部91とを1つのサービスホール15内に一体に備えるようにしたため、グリル止め部93、及び、フレーム止め部91のそれぞれについてサービスホールを形成する場合と比較して、サービスホールの数が少なくなり、サービスホールの形成に伴うデザイン性の悪化を抑制することができる。
また、本実施形態に係る壁掛け型空気調和装置1は、サービスホール15L、15Rは、グリル10の下面10aに、長手方向に間隔をあけて複数(2つ)形成され、2つのサービスホール15L、15Rのそれぞれにグリル止め部93とフレーム止め部91とを一体に備えている。
これによれば、部品点数の増大、及び、デザイン性の悪化を抑制した上で、据付板50とフレーム3との間隙をより減少した状態で据付板50に対しフレーム3を固定でき、かつ、フレーム3に対してより強固にグリル10を固定できる。
また、本実施形態では、グリル止め部93は、グリル固定用ネジ92によってフレーム3に対してグリル10を固定する部位であり、フレーム止め部91は、フレーム固定用ネジ90によって据付板50に対してフレーム3を固定する部位である。
これによれば、グリル固定用ネジ92、及び、フレーム固定用ネジ90を利用して、容易、かつ、確実に、フレーム3に対するグリル10の固定、及び、据付板50に対するフレーム3の固定が可能となる。
また、本実施形態では、グリル固定用ネジ92の頭頂部92a、及び、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aが、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かっている。
これによれば、グリル固定用ネジ92の頭頂部92a、及び、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aが、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かっているため、ドライバーの先端等を各ネジの各頭頂部に接触させやすく、作業性が向上する。
また、本実施形態では、グリル固定用ネジ92の頭頂部92a、及び、フレーム固定用ネジ90の頭頂部90aが略同一方向に向かっている。
これによれば、グリル固定用ネジ92、及び、フレーム固定用ネジ90の両方を容易に連続して操作することが可能となり、作業性が向上する。
また、本実施形態では、グリル固定用ネジ92、及び、フレーム固定用ネジ90は、グリル10の長手方向に間隔をあけて設けられている。
これによれば、グリル固定用ネジ92及びフレーム固定用ネジ90がグリル10の長手方向に間隔をあけて設けられているため、これらネジが近接して設けられている場合と比較して、これらネジを操作しやすく、作業性が向上する。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明はこれに限定されない。
例えば、本実施形態では、サービスホール15L、15Rは2つ設けられていたが、サービスホール15の数はこれに限らない。
1 壁掛け型空気調和装置
2 熱交換器
3 フレーム
4 送風機(クロスフローファン)
10 グリル
14 ネジキャップ(カバー)
15 サービスホール(開口)
31 ドレンパン
50 据付板
90 フレーム固定用ネジ
90a 頭頂部
92 グリル固定用ネジ
92a 頭頂部

Claims (6)

  1. 熱交換器、冷媒管、及びドレンパン、並びにクロスフローファンを一体に備えた熱交換ユニットを、フレームに組み付けて固定し、このフレームの前面に、前記熱交換ユニットを覆うグリルを備え、これらを室内の壁に固定した据付板に支持させた壁掛け型空気調和装置において、
    前記グリルの下面に開口、及びこれを覆うカバーを備え、
    前記カバーを開けると露出する前記開口内に、
    前記フレームの一部であって、前記開口内で露出した面を有する螺合部と、前記グリルの一部であって、前記螺合部の面に沿って延在するグリル側接触部と、グリル固定用ネジによって前記螺合部に対して前記グリル側接触部を固定することにより前記フレームに対して前記グリルを固定するグリル止め部と、
    前記据付板の一部であって、前記開口内で露出した面を有する据付板側接触部と、前記フレームの一部であって、前記据付板側接触部の面に沿って延在するフレーム側接触部と、フレーム固定用ネジによって前記据付板側接触部に対して前記フレーム側接触部を固定することにより前記据付板に対して前記フレームを固定するフレーム止め部と
    を一体に備えたことを特徴とする壁掛け型空気調和装置。
  2. 前記グリル固定用ネジの頭頂部、及び、前記フレーム固定用ネジの頭頂部が、鉛直下方に対して前方に傾斜した方向に向かっていることを特徴とする請求項に記載の壁掛け型空気調和装置。
  3. 前記グリル固定用ネジの頭頂部、及び、前記フレーム固定用ネジの頭頂部が略同一方向に向かっていることを特徴とする請求項又はに記載の壁掛け型空気調和装置。
  4. 前記グリル固定用ネジ、及び、前記フレーム固定用ネジは、前記グリルの長手方向に間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
  5. 前記開口内で、前記グリル固定用ネジの螺合に応じて当該ネジの頭頂部が係止する面と、前記フレーム固定用ネジの螺合に応じて当該ネジの頭頂部が係止する面とが、段差を付けて平行に延在していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
  6. 前記開口は、前記グリルの下面に、長手方向に間隔をあけて複数形成され、複数の前記開口のそれぞれに前記グリル止め部と前記フレーム止め部とを一体に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の壁掛け型空気調和装置。
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