JP2020059973A - 橋マクラギ交換用補助装置及び橋マクラギ交換方法 - Google Patents

橋マクラギ交換用補助装置及び橋マクラギ交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】橋マクラギの交換作業を好適に行うことができる橋マクラギ交換用補助装置及び橋マクラギ交換方法を提供する。【解決手段】橋マクラギ交換用補助装置100を用いれば、重量物である橋マクラギMを昇降機30で吊り下げて容易に移動させることができるので、橋マクラギMの交換作業の負担を軽減することができる。特に、この橋マクラギ交換用補助装置100は、走行桁10の一方の端部11を作業エリアになる側歩道Wの上方に配置し易い態様を有しており、橋マクラギMを吊り下げる昇降機30を側歩道W側に寄せた位置に移動させることができるので、側歩道Wにて橋マクラギMを昇降機30の吊部33から外したり、掛けたりする作業を好適に行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、橋マクラギの交換作業の負担を軽減する橋マクラギ交換用補助装置と、その橋マクラギ交換用補助装置を用いた橋マクラギ交換方法に関する。
従来、鉄道橋において橋マクラギを交換する作業は人手によるものであった。
その橋マクラギは重量物であるので、狭隘な橋の上で古い橋マクラギを撤去し、そこへ新しい橋マクラギを据え付ける作業は重労働であり、作業員にかかる負担は大きなものであった。例えば、古い橋マクラギをレールの下から引き抜いたり、新しい橋マクラギをレールの下に挿し入れたりする過程で、橋マクラギが橋よりも外側にはみ出すことがあるが、重い橋マクラギを橋から落とさないように、慎重に作業を行わなければならないなど、橋マクラギの交換作業は肉体的にも精神的にも負担がかかる作業であった。
そのような橋マクラギの交換作業の負担軽減を図るため、マクラギ交換を行う専用の作業車両が橋梁に乗り入れることを可能にした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、鉄道の軌道において、レールなどの長尺な重量物を吊り上げて移送するのに使用する山越器が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
この山越器は、走行桁に移動自在に載置され、重量物を把持して吊り上げる巻き上げ機を備えている。
特開2000−110101号公報 特開2009−220933号公報
しかしながら、上記特許文献1のマクラギ交換用軌道作業車両は非常に高価な装置であるため、それを導入するにあたっては費用対効果が問題となることがある。
また、上記特許文献2の山越器など従来公知の山越器を鉄道橋上に設置して使用する場合、例えば、鉄道橋の側方に設けられている側歩道などをマクラギ交換の作業エリアにするが、山越器による移送範囲を超えた作業エリアの端にまで橋マクラギを適切に移送することができないことがあった。狭隘な橋の上の作業エリアは限られているので、その作業エリアに適切に橋マクラギを移送することができなければ、マクラギ交換の作業効率が悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、橋マクラギの交換作業を好適に行うことができる橋マクラギ交換用補助装置及び橋マクラギ交換方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本出願に係る一の発明は、
鉄道橋において橋マクラギを交換するのに用いる橋マクラギ交換用補助装置であって、
走行路を有する走行桁と、
前記走行桁の両端に取り付けられ、その走行桁を前記橋マクラギの長手方向に沿わせて一対のレールの上方を横切らせた配置に支持する支持脚と、
前記走行桁に移動自在に設置され、前記橋マクラギを吊り下げ可能な昇降機と、
を備え、
前記支持脚は、前記走行桁の一方の端部が他方の端部よりも前記一対のレールから離間した位置にあるように、前記走行桁を支持しており、
前記一方の端部に取り付けられている第1支持脚は、その上部が前記一対のレールから離間する方向に傾斜した姿勢で前記走行桁に配設され、前記他方の端部に取り付けられている第2支持脚は、その上部が前記一対のレールに近接する方向に傾斜した姿勢で前記走行桁に配設されているようにした。
かかる構成の橋マクラギ交換用補助装置であれば、走行桁の一方の端部を一対のレールの側方に配し易い態様を有しているので、例えば、一対のレールの側方にある作業エリアの上方に走行桁の一方の端部を配置させることができ、橋マクラギを吊り下げる昇降機を作業エリア側に寄せた位置に移動させることができる。
このように、橋マクラギを吊り下げる昇降機を、一対のレールの側方にある作業エリア側に寄せた位置に移動させることができれば、鉄道橋の軌道から取り外した旧橋マクラギを昇降機で吊り下げて作業エリアに移動させて回収したり、作業エリアにて新たな橋マクラギを昇降機で吊り下げて軌道側に移動させて据え付けたりすることができる。
特に、重量物である橋マクラギを昇降機で吊り下げて移動させることができれば、複数の作業員が橋マクラギを持ち上げて運ぶよりも容易に移動させることができるので、橋マクラギの交換作業の負担を軽減することができ、橋マクラギの交換作業を好適に行うことができる。
また、望ましくは、
前記第1支持脚の傾斜角度は、前記第2支持脚の傾斜角度よりも大きいようにする。
こうすることで、第1支持脚側である走行桁の一方の端部を一対のレールから離間した位置に配し易くなり、例えば、一対のレールの側方にある作業エリアの上方に走行桁の一方の端部を配置し易くなる。
なお、ここでの傾斜角度は、垂直から斜めに傾斜した角度のことである。
また、望ましくは、
前記第1支持脚と前記第2支持脚は、それぞれ前記一対のレールの延在方向に並ぶ配置に設けられた一対の脚部を有しており、
前記第1支持脚の一対の脚部の間のスペースは、前記第2支持脚の一対の脚部の間のスペースよりも広く形成されているようにする。
このように、第1支持脚の一対の脚部の間のスペースが比較的広く形成されていれば、走行桁の一方の端部側に移動させた昇降機に吊り下げられている橋マクラギを、第1支持脚の一対の脚部の間を通すように移動させたり、その一対の脚部の間で橋マクラギを昇降させたりすることができる。
また、望ましくは、
前記支持脚には車輪が設けられており、当該橋マクラギ交換用補助装置が前記一対のレールの延在方向に移動可能に構成されているようにする。
橋マクラギ交換用補助装置を一対のレールの延在方向に移動させることができれば、橋マクラギ交換用補助装置を設置した箇所で橋マクラギの交換作業を終えた後、その橋マクラギ交換用補助装置を移動させて、作業対象になっている全ての橋マクラギを順次交換することができる。
また、本出願に係る他の発明は、
上記した橋マクラギ交換用補助装置を用いた橋マクラギ交換方法であって、
鉄道橋における一対のレールの側方にある作業エリアに、前記走行桁の一方の端部を向けて前記橋マクラギ交換用補助装置を設置する工程と、
前記一対のレールの下から撤去する旧橋マクラギを引き抜いて前記昇降機で吊り下げた状態にする工程と、
前記旧橋マクラギを吊り下げている前記昇降機を前記走行桁の一方の端部側に移動させた後、前記作業エリアに前記旧橋マクラギを下ろして回収する工程と、
前記作業エリアにて新たな橋マクラギを前記昇降機で吊り下げた状態にする工程と、
前記新たな橋マクラギを吊り下げている前記昇降機を前記走行桁の中央寄りの位置に移動させた後、その橋マクラギを下ろして前記一対のレールの下に挿し入れて据え付ける工程と、
を有するようにした。
このような橋マクラギ交換方法であれば、鉄道橋の軌道から取り外した旧橋マクラギを昇降機で吊り下げて作業エリアに移動させて回収したり、作業エリアにて新たな橋マクラギを昇降機で吊り下げて軌道側に移動させて据え付けたりすることができる。
特に、橋マクラギ交換用補助装置を用いて、重量物である橋マクラギを昇降機で吊り下げて移動させることができるので、橋マクラギの交換作業の負担を軽減することができ、橋マクラギの交換作業を好適に行うことができる。
本発明によれば、橋マクラギの交換作業を好適に行うことができる。
本実施形態の橋マクラギ交換用補助装置を示す正面図である。 図1の矢印II方向から矢視した橋マクラギ交換用補助装置の第1支持脚を示す側面図である。 図1の矢印III方向から矢視した橋マクラギ交換用補助装置の第2支持脚を示す側面図である。 橋マクラギ交換用補助装置にて橋マクラギを吊り下げた状態を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る橋マクラギ交換用補助装置及び橋マクラギ交換方法の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
この橋マクラギ交換用補助装置は、鉄道橋において橋マクラギを交換する作業員の負担を軽減するために用いる装置である。
本実施形態の橋マクラギ交換用補助装置100は、例えば、図1〜図3に示すように、走行路10aを有する走行桁10と、走行桁10の両端に取り付けられ、その走行桁10を支持している支持脚21,22と、走行桁10に移動自在に設置され、橋マクラギMを吊り下げ可能な昇降機30と、を備えている。
本実施形態で橋マクラギ交換用補助装置100を設置して使用する鉄道橋上には、例えば、図1に示すように、一対のレールRと橋マクラギMとで構成される軌道と、その軌道に沿う側歩道W等が設けられている。この側歩道Wには手摺Tが設けられており、軌道を挟んだ側歩道Wの反対側には、側歩道Wよりも狭い足場Vが設けられている。
そして、橋マクラギ交換用補助装置100の走行桁10の両端に取り付けられている支持脚21,22は、走行桁10を橋マクラギMの長手方向に沿わせて一対のレールRの上方を横切らせた配置に略水平に支持するようになっている。
また、この支持脚21,22は、走行桁10の一方の端部11が他方の端部12よりも一対のレールRから離間した位置にあるように、走行桁10を支持するようになっている。
特に、走行桁10の一方の端部11に取り付けられている第1支持脚21は、その上部が一対のレールRから離間する方向に傾斜した姿勢で走行桁10に配設されており、また、走行桁10の他方の端部12に取り付けられている第2支持脚22は、その上部が一対のレールRに近接する方向に傾斜した姿勢で走行桁10に配設されている。
ここで、走行桁10を支持している第1支持脚21と第2支持脚22がこのような向きに傾斜した姿勢を有しているので、走行桁10の一方の端部11が一対のレールRからより一層離間した位置に配するようにすることができ、例えば、走行桁10の一方の端部11が鉄道橋の側歩道Wの手摺Tよりも外側に張り出した位置に配することが可能になる。
また、この橋マクラギ交換用補助装置100において、第1支持脚21の傾斜角度は、第2支持脚22の傾斜角度よりも大きいものとする。なお、ここでの傾斜角度は、垂直から斜めに傾斜した角度のことである。
本実施形態では、橋マクラギ交換用補助装置100を正面視した際、第1支持脚21の傾斜角度αが77.5°、第2支持脚22の傾斜角度βが82.5°になるように設計した。
このように、第2支持脚22よりも第1支持脚21の方が傾斜しているようにすれば、第1支持脚21側である走行桁10の一方の端部11を一対のレールRから離間した位置に配し易くなる。
走行桁10は、例えば、金属製の長尺な2本の角材1を所定間隔あけて略平行に配し、その両端を連結材2(図2、図3参照)で連結してなる桁状部材である。
この走行桁10の上面が、昇降機30が移動する走行路10aになっている。
昇降機30は、転動自在な転動輪31を有している所謂電動ホイストであり、図示しないモータの駆動によってワイヤー32を巻き上げたり巻き下ろしたりする機器である。なお、図示しない有線または無線のコントローラーによってモータを駆動させて、ワイヤー32の巻き上げや巻き下ろしの操作を行う。
本実施形態の昇降機30のワイヤー32の端部には、橋マクラギMを保持するための吊部33が設けられており、この吊部33に保持された橋マクラギMを昇降機30が吊り上げ、その橋マクラギMを吊り下げた状態に保持することができる。
また、この昇降機30の底面には下方に突出しているガイド片34が設けられている。
このガイド片34は、走行桁10における2本の角材1間の間隙に係入しており、昇降機30が走行桁10に沿って好適に移動するよう案内する機能を有している。
なお、昇降機30のワイヤー32は、この2本の角材1間の間隙を通じて、下方の鉄道橋に向けて降ろされている。
走行桁10の一方の端部11に取り付けられている第1支持脚21は、例えば、図1、図2に示すように、一対のレールRの延在方向に並ぶ配置に設けられた一対の脚部21aを有しており、側面視略逆U字状を呈している支持脚である。なお、一対の脚部21aの上端部は連結材2に固設されている梁材3に固定されている。
走行桁10の他方の端部12に取り付けられている第2支持脚22は、例えば、図1、図3に示すように、一対のレールRの延在方向に並ぶ配置に設けられた一対の脚部22aを有しており、側面視略逆V字状を呈している支持脚である。なお、一対の脚部22aの上端部は連結材2に固定されている。
このように、略逆U字状を呈している第1支持脚21の一対の脚部21aの間のスペースは、略逆V字状を呈している第2支持脚22の一対の脚部22aの間のスペースよりも広く形成されている。
第1支持脚21の一対の脚部21aの間のスペースが比較的広く形成されているので、この一対の脚部21aの間に橋マクラギMを通し易くなっている。
なお、第2支持脚22の一対の脚部22a間には、間隔保持材4が配設されている。
そして、第1支持脚21の一対の脚部21aの下端部と、第2支持脚22の一対の脚部22aの下端部には、それぞれ車輪25が設けられている。この車輪25は、例えば、ストッパー付きのキャスターである。
これら車輪25を転動させるようにして、橋マクラギ交換用補助装置100を一対のレールRの延在方向に移動させることができる。
また、第1支持脚21の脚部21aは、管状の上部脚部211と、その上部脚部211の管内にスライド移動可能に配設されている下部脚部212と、を有している。
同様に、第2支持脚22の脚部22aは、管状の上部脚部221と、その上部脚部221の管内にスライド移動可能に配設されている下部脚部222と、を有している。
そして、上部脚部211、221には所定位置にボルト孔が設けられ、下部脚部212、222には所定間隔毎にボルト孔が設けられており、上部脚部211、221と下部脚部212、222のボルト孔を位置合わせして、そこにボルトBを螺入し締結するようにして、脚部21a、22aの長さ調整が可能になっている。
これら脚部21a、22aを長さ調整することで、橋マクラギ交換用補助装置100(走行桁10)の高さ調整を行うことができる。
なお、上部脚部211、221が走行桁10に取り付けられ、下部脚部212、222の下端に車輪25が設けられている。
次に、本実施形態の橋マクラギ交換用補助装置100を用い、鉄道橋にて橋マクラギMを交換する作業の手順について説明する。
まず、橋マクラギMを交換する鉄道橋上に橋マクラギ交換用補助装置100を設置する。
狭隘な鉄道橋においては側歩道Wが主たる作業エリアになるので、図1に示すように、一対のレールRの側方にある側歩道W側に走行桁10の一方の端部11を向けるように、第1支持脚21を側歩道Wにのせ、第2支持脚22を足場Vにのせる向きに、橋マクラギ交換用補助装置100を設置する。
このとき、マクラギ交換を行う施工区間において、橋マクラギMに対するレールRの締結を解除し、レールRをこう上させている。
次いで、一対のレールRの下から撤去する旧橋マクラギMを作業員が引き抜いて、その旧橋マクラギMを吊部33に掛けた後、ワイヤー32を所定量巻き上げるようにして、旧橋マクラギMを昇降機30で吊り下げた状態にする。
橋マクラギMが昇降機30によって吊り下げられていれば、作業員は吊り下げられている橋マクラギMに力を加えてワイヤー32ごと昇降機30を走行桁10に沿って移動させるようにして、橋マクラギMを容易に移動させることができる(図4参照)。
特に、第1支持脚21の一対の脚部21aの間のスペースは比較的大きく取られているので、この一対の脚部21aの間を通すように橋マクラギMを移動させたり、一対の脚部21aの間で橋マクラギMを昇降させたりすることができる。
そして、旧橋マクラギMを吊り下げている昇降機30を走行桁10の一方の端部11側に移動させた後、ワイヤー32を巻き下ろして側歩道Wに旧橋マクラギMを下ろし、その旧橋マクラギMを吊部33から外して回収する。
なお、側歩道Wにて回収した橋マクラギMは、軌道台車などに載せて鉄道橋から撤去する。
次いで、側歩道Wにて新たな橋マクラギMを昇降機30で吊り下げた状態にする(図4参照)。側歩道Wに配されている第1支持脚21の一対の脚部21aの間のスペースは、前述したように比較的大きく取られているので、この一対の脚部21aの間で橋マクラギMを昇降させたり、一対の脚部21aの間を通すように橋マクラギMを移動させたりすることができる。
なお、新たな橋マクラギMは、軌道台車などに載せて鉄道橋に搬入して側歩道Wに仮置きされており、作業員がその新たな橋マクラギMを吊部33に掛けた後、ワイヤー32を所定量巻き上げるようにして、新たな橋マクラギMを昇降機30で吊り下げた状態にする。
前述したように、橋マクラギMが昇降機30によって吊り下げられていれば、作業員は吊り下げられている橋マクラギMに力を加えてワイヤー32ごと昇降機30を走行桁10に沿って移動させるようにして、橋マクラギMを容易に移動させることができる。
そして、新たな橋マクラギMを吊り下げている昇降機30を走行桁10の中央寄りの位置に移動させた後、ワイヤー32を巻き下ろしてレールR近傍に橋マクラギMを下ろし、一対のレールRの下に新たな橋マクラギMを挿し入れて据え付ける(図1参照)。
こうして、鉄道橋における橋マクラギMの交換作業を1本分終えることができる。
この後、橋マクラギ交換用補助装置100を一対のレールRに沿って移動させ、作業対象になっている全ての橋マクラギMを順次交換するようにする。
このように、本実施形態の橋マクラギ交換用補助装置100を用いれば、重量物である橋マクラギMを昇降機30で吊り下げて容易に移動させることができるので、橋マクラギMの交換作業の負担を軽減することができ、橋マクラギMの交換作業を好適に行うことができる。
つまり、本実施形態の橋マクラギ交換方法による橋マクラギMの交換作業は人手によるものであるが、橋マクラギ交換用補助装置100を用いることで、作業員にかかる負担を大幅に軽減することができる。
特に、この橋マクラギ交換用補助装置100は、走行桁10の一方の端部11を作業エリアになる側歩道Wの上方に配置し易い態様を有しており、橋マクラギMを吊り下げる昇降機30を側歩道W側に寄せた位置に移動させることができるので、側歩道Wにて橋マクラギMを昇降機30(吊部33)から外したり、橋マクラギMを昇降機30(吊部33)に掛けたりする作業を好適に行うことができる。
また、この橋マクラギ交換用補助装置100は、比較的簡易な構成の装置であり、従来技術(特許文献1)のマクラギ交換用軌道作業車両に比べて格段に安価であるので、橋マクラギMの交換作業を、コストを抑えて行うことができる。
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 角材
10 走行桁
10a 走行路
11 一方の端部
12 他方の端部
21 第1支持脚(支持脚)
21a 脚部(一対の脚部)
211 上部脚部
212 下部脚部
22 第2支持脚(支持脚)
22a 脚部(一対の脚部)
221 上部脚部
222 下部脚部
25 車輪
30 昇降機
31 転動輪
32 ワイヤー
33 吊部
34 ガイド片
100 橋マクラギ交換用補助装置
M 橋マクラギ
R レール
W 側歩道(作業エリア)
T 手摺
V 足場
B ボルト

Claims (5)

  1. 鉄道橋において橋マクラギを交換するのに用いる橋マクラギ交換用補助装置であって、
    走行路を有する走行桁と、
    前記走行桁の両端に取り付けられ、その走行桁を前記橋マクラギの長手方向に沿わせて一対のレールの上方を横切らせた配置に支持する支持脚と、
    前記走行桁に移動自在に設置され、前記橋マクラギを吊り下げ可能な昇降機と、
    を備え、
    前記支持脚は、前記走行桁の一方の端部が他方の端部よりも前記一対のレールから離間した位置にあるように、前記走行桁を支持しており、
    前記一方の端部に取り付けられている第1支持脚は、その上部が前記一対のレールから離間する方向に傾斜した姿勢で前記走行桁に配設され、前記他方の端部に取り付けられている第2支持脚は、その上部が前記一対のレールに近接する方向に傾斜した姿勢で前記走行桁に配設されていることを特徴とする橋マクラギ交換用補助装置。
  2. 前記第1支持脚の傾斜角度は、前記第2支持脚の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の橋マクラギ交換用補助装置。
  3. 前記第1支持脚と前記第2支持脚は、それぞれ前記一対のレールの延在方向に並ぶ配置に設けられた一対の脚部を有しており、
    前記第1支持脚の一対の脚部の間のスペースは、前記第2支持脚の一対の脚部の間のスペースよりも広く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の橋マクラギ交換用補助装置。
  4. 前記支持脚には車輪が設けられており、当該橋マクラギ交換用補助装置が前記一対のレールの延在方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の橋マクラギ交換用補助装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の橋マクラギ交換用補助装置を用いた橋マクラギ交換方法であって、
    鉄道橋における一対のレールの側方にある作業エリアに、前記走行桁の一方の端部を向けて前記橋マクラギ交換用補助装置を設置する工程と、
    前記一対のレールの下から撤去する旧橋マクラギを引き抜いて前記昇降機で吊り下げた状態にする工程と、
    前記旧橋マクラギを吊り下げている前記昇降機を前記走行桁の一方の端部側に移動させた後、前記作業エリアに前記旧橋マクラギを下ろして回収する工程と、
    前記作業エリアにて新たな橋マクラギを前記昇降機で吊り下げた状態にする工程と、
    前記新たな橋マクラギを吊り下げている前記昇降機を前記走行桁の中央寄りの位置に移動させた後、その橋マクラギを下ろして前記一対のレールの下に挿し入れて据え付ける工程と、
    を有することを特徴とする橋マクラギ交換方法。
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