JP2020058409A - 加飾縫製用治具 - Google Patents

加飾縫製用治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2020058409A
JP2020058409A JP2018189732A JP2018189732A JP2020058409A JP 2020058409 A JP2020058409 A JP 2020058409A JP 2018189732 A JP2018189732 A JP 2018189732A JP 2018189732 A JP2018189732 A JP 2018189732A JP 2020058409 A JP2020058409 A JP 2020058409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
base
stitch
fixing member
skin material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018189732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7131271B2 (ja
Inventor
勝弘 ▲高▼木
勝弘 ▲高▼木
Katsuhiro Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2018189732A priority Critical patent/JP7131271B2/ja
Priority to CN201910918304.9A priority patent/CN111005162B/zh
Publication of JP2020058409A publication Critical patent/JP2020058409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7131271B2 publication Critical patent/JP7131271B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B9/00Hem-stitch sewing machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/06Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for attaching bands, ribbons, strips, or tapes or for binding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】表皮材に対してステッチ位置固定部材を加飾ステッチによって縫い付ける作業において、高い品質を確保するとともに、その作業の作業性を向上させる加飾縫製用治具を提供する。【解決手段】ステッチ位置固定部材がベース51の嵌合溝51aに嵌め入れられるとともに、表皮材がベース51上の所定位置に載置された状態で、蓋体52が複数の磁石82の磁力によってベース51に対して固定することで、ベース51と蓋体52とによってステッチ位置固定部材および表皮材を挟持するように構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、加飾縫製に用いる加飾縫製用治具に関する。
下記特許文献1には、(a)基材と、(b)基材を覆う表皮材と、(c)表皮材の表面側に施された加飾ステッチと、(d)加飾ステッチに沿って延びる線状をなして表皮材の裏面側に加飾ステッチによって縫い付けられるとともに、基材に対して取り付けられることで加飾ステッチの基材に対する位置を固定するステッチ位置固定部材(保持部材)と、を含んで構成される加飾部品(アッパボード)が記載されている。このような構成の加飾部品を製造する場合には、表皮材に加飾ステッチを施すのに伴って、加飾ステッチによってステッチ位置固定部材を表皮材の裏面側に縫い付ける。そして、そのステッチ位置固定部材を基材に取り付けた状態で、表皮材を基材に貼り付けることで、加飾部品は、加飾ステッチが基材に対してズレないように構成される。
特開2015−93601号公報
上記のような構成の加飾部品を製造する場合、上述したように、表皮材に対してステッチ位置固定部材を加飾ステッチによって縫い付ける必要がある。しかしながら、線状に形成された比較的幅の小さいステッチ位置固定部材を、表皮材に加飾ステッチによって縫い付けるのは困難である。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、表皮材に対してステッチ位置固定部材を加飾ステッチによって縫い付ける作業において、高い品質を確保するとともに、その作業の作業性を向上させる加飾縫製用治具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の加飾縫製用治具は、
(a)基材と、(b)前記基材を覆う表皮材と、(c)前記表皮材の表面側に施された加飾ステッチと、(d)前記加飾ステッチに沿って延びる線状をなして前記表皮材の裏面側に前記加飾ステッチによって縫い付けられるとともに、前記基材に対して取り付けられることで前記加飾ステッチの前記基材に対する位置を固定するステッチ位置固定部材と、を含んで構成される加飾部品を製造する工程において、前記ステッチ位置固定部材を前記表皮材に対して前記加飾ステッチによって縫い付ける際に、前記ステッチ位置固定部材および前記表皮材を保持するための加飾縫製用治具であって、
磁性体によって形成され、前記ステッチ位置固定部材が嵌まり合う嵌合溝を有するベースと、
磁性体によって形成され、前記加飾ステッチの形状に沿って形成されて縫製機の針を挿通させるスリット孔を有する蓋体と、
それぞれが前記ベースと前記蓋体とのいずれかに固定された複数の磁石と、
を備え、
前記ステッチ位置固定部材が前記ベースの前記嵌合溝に嵌め入れられるとともに、前記表皮材が前記ベース上の所定位置に載置された状態で、前記蓋体が前記複数の磁石の磁力によって前記ベースに対して固定されることで、前記ベースと前記蓋体とによって前記ステッチ位置固定部材および前記表皮材を挟持するように構成されたことを特徴とする。
この構成の加飾縫製用治具においては、ステッチ位置固定部材がベースの嵌合溝によって水平方向の移動が禁止され、その上から表皮材を載置した状態で蓋体をベースに磁石の磁力によって固定することで、ステッチ位置固定部材が、ベースと表皮材とで挟まれるとともに、表皮材がベースと蓋体とによって挟まれる。つまり、この構成の加飾縫製用治具は、ステッチ位置固定部材の表皮材に対する位置ずれを防止し、加飾ステッチにおいて高い品質を確保することができる。また、この構成の加飾縫製用治具を用いれば、表皮材がベースと蓋体とによって挟まれて、表皮材の加飾ステッチを施す部分を張った状態とすることができるため、縫製機側に表皮材を押さえるための機能が必要ない。つまり、この構成の加飾縫製用治具を用いれば、縫製箇所を押さえつけながら縫い進むことによって被縫製物である表皮材およびステッチ位置固定部材に対して振動を与えることがなく、表皮材およびステッチ位置固定部材を安定させた状態で加飾ステッチを施すことができ、高い品質を確保することができる。さらに、この構成の加飾縫製用治具を用いれば、ステッチ位置固定部材および表皮材の固定を容易に行うことができ、表皮材に対してステッチ位置固定部材を加飾ステッチによって縫い付ける作業の作業性を向上させることができる。
上記構成において、前記複数の磁石のうち前記ベースに固定されるものは、前記嵌合溝の脇に配され、前記複数の磁石のうち前記蓋体に固定されるものは、前記スリット孔の脇に配された構成とすることができる。
この構成の加飾縫製治具は、磁石を配する位置が限定されており、複数の磁石が、加飾ステッチを施す箇所の近傍に、その加飾ステッチを施す箇所に沿って配されている。この構成の加飾縫製治具によれば、表皮材の加飾ステッチを施す箇所の位置ずれを、確実に防止することができる。
また、上記構成において、前記複数の磁石は、前記嵌合溝あるいは前記スリット孔の前記ステッチ位置固定部材が保持される範囲内において、前記嵌合溝あるいは前記スリット孔に対してそれらの幅方向における前記表皮材の内側にのみ配された構成とすることができる。
この構成の加飾縫製用治具は、セットされる表皮材の加飾ステッチが施される箇所より内側(外縁より遠い)にのみ磁石が配された構成、換言すれば、加飾ステッチを施す箇所に対して表皮材の外縁側には磁石を設けない構成となっている。この構成の加飾縫製用治具によれば、表皮材に縫製機の針が刺さることによって生じる表皮材の拡がりを許容することができ、表皮材のヨレ等を抑えることができ、加飾ステッチの品質を、より一層高めることができる。
また、上記構成において、前記加飾ステッチは、延びる方向が変化する屈曲部を有する形状とされ、前記嵌合溝および前記スリット孔は、前記加飾ステッチの形状に合わせて屈曲部を有する形状とされ、前記ベースにおける前記嵌合溝の前記屈曲部の脇と前記蓋体における前記スリット孔の前記屈曲部の脇との各々に、前記磁石が互いに重畳するように配された構成とすることができる。
加飾ステッチにおいて、屈曲部付近は縫製時にズレやヨレが生じやすいが、この構成の加飾縫製治具によれば、屈曲部付近においてベース側の磁石と蓋体側の磁石とを重畳させて接合させることで、表皮材を強固に固定することができるため、縫製時における屈曲部付近のズレやヨレの発生を抑えることができる。
また、上記構成において、前記複数の磁石のうち、前記ベースにおける前記嵌合溝の前記屈曲部の脇に固定された前記磁石と前記蓋体における前記スリット孔の前記屈曲部の脇に固定された前記磁石とを除くものは、他の磁石と重畳しないように配された構成とすることができる。
この構成の加飾縫製用治具は、上記の加飾ステッチの屈曲部以外の箇所においては、ベース側の磁石と蓋体側の磁石とを重畳させない構成となっており、蓋体のベースに対する固定が強固になりすぎないようにされており、蓋体のベースに対する固定する力を確保しつつ、蓋体のベースに対する着脱を容易に行うことができる。
また、上記構成において、前記蓋体を前記ベースに対して回転可能に接続するヒンジと、前記蓋体を前記ベースに対して広がる方向の回転を止めるストッパと、を備えた構成とすることができる。
この構成の加飾縫製用治具は、ヒンジによって蓋体をベースに対して開閉させるような構成となっており、蓋体のベースに対する固定を容易に行うことができる。また、この構成の加飾縫製用治具は、ストッパによって、蓋体を所定の角度だけ開けた状態で止めることができるように構成されている。蓋体は、スリット孔が形成されているため、開閉時に、そのスリット孔を挟んで対向する部分の各々には、自重による力が加わりやすく、広げすぎると、その自重によって変形してしまう虞がある。この構成の加飾縫製治具によれば、蓋体の開きをストッパによって止めることで、そのような変形が生じる事態を回避することができる。
また、上記構成において、前記ステッチ位置固定部材は、前記加飾ステッチに沿って延びて前記加飾ステッチが縫い付けられる縫製部と、前記縫製部から前記基材側に突出する突出部と、を有し、前記突出部が前記基材に係合することで前記基材に取り付けられるものとされ、前記嵌合溝は、前記突出部を、前記加飾ステッチが延びる方向にスペースが設けられた状態で収容する収容部を有する構成とすることができる。
ステッチ位置固定部材は、突出部が縫製部に対してずれた状態で成形される場合がある。特に、ステッチ位置固定部材が、樹脂製の部材で射出成形等によって形成される場合には、そのようなズレが生じやすい。この構成の加飾縫製用治具によれば、ベースが備える嵌合溝の収容部に、突出部を確実に収容することができるため、ステッチ位置固定部材の成形時のずれに対応することができる。
また、上記構成において、前記ベースは、平板状のベース本体と、前記ベース本体の上面に互いに間隔をおいて取り付けられた一対のガイドと、を含んで構成され、前記一対のガイドによって前記嵌合溝が形成された構成とすることができる。
この構成の加飾縫製治具は、表皮材が、ベースの一対のガイド上面と蓋体の裏面との間において挟持される、つまり、加飾ステッチが施される箇所の脇に沿って挟持されるため、表皮材の加飾ステッチを施す箇所の位置ずれを、確実に防止することができる。
本発明によれば、表皮材に対してステッチ位置固定部材を加飾ステッチによって縫い付ける作業において、高い品質を確保するとともに、その作業の作業性を向上させる加飾縫製用治具を提供することができる。
本発明の実施例の加飾縫製用治具の対象物となる加飾部品を含んで構成された車両用ドアトリムを示す正面図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具の対象物となる加飾部品としてのアッパボードを構成する基材およびステッチ位置固定部材の分解斜視図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具の対象物となる加飾部品としてのアッパボードを構成する表皮材およびステッチ位置固定部材の分解斜視図である。 図2および図3に示したステッチ位置固定部材を裏面側から見た斜視図である。 図1におけるステッチ位置固定部材の周辺を示す断面図(図1におけるV−V断面) 本発明の実施例の加飾縫製用治具の平面図(上蓋を開いた状態を示す図)である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具によって表皮材およびステッチ位置固定部材を保持した状態を示す断面図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具の上蓋を開いた状態を示す側面図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具にステッチ位置固定部材をセットした状態を示す平面図である。 図9の一部を拡大して示す図であり、ステッチ位置固定部材の突出部が嵌合溝の収容部に収容された状態を示す平面図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具にさらに表皮材をセットした状態を示す平面図である。 本発明の実施例の加飾縫製用治具の上蓋を閉じた状態を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の実施例である加飾縫製治具は、図1に示す車両用ドアトリム10の製造工程において用いられる。まず、その車両用ドアトリム10について説明する。ドアトリム10は、図示は省略するが、車両用のサイドドアの車室内側部分を構成するものであり、ドアインナパネルに対して車室内側から取り付けられるものである。ドアトリム10は、概して矩形状をなすトリムボード11を主体として構成され、そのトリムボード11に加えて、トリムボード11上に設けられたインサイドハンドル12、アームレスト13、ドアポケット14、スピーカーグリル15等の各種機能部品を含んで構成される。
トリムボード11は、複数のボード部材が互いに組み付けられたものであり、主として、アッパボード20、ロアボード21、オーナメントボード22によって構成される。なお、上記のインサイドハンドル12は、オーナメントボード22車両前方側に設けられている。アームレスト13は、オーナメントボード22に設けられている。ドアポケット14およびスピーカーグリル15は、ロアボード21に設けられている。
<加飾部品(アッパボード)の構成>
上記のアッパボード20およびオーナメントボード22は、基材に加飾ステッチが施された表皮材が貼り付けられて構成されたものである。それらアッパボード20およびオーナメントボード22が、本実施例の加飾縫製用治具の対象となる加飾部品であり、加飾部品の構造について、それら加飾部品のうちアッパボード20を代表して、図2から図5をも参照しつつ、以下に詳しく説明することとする。
アッパボード20は、図1に示すように、車両前後方向に延びる長手状で、車両後方側の部分が下方に膨出する形状をなしている。アッパボード20は、ポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって形成された板状の基材30と、その基材30の表面側(車室内側,意匠面側、図4における下側)を覆う表皮材31と、を主体として構成される。なお、基材30は、合成材料に限定されず、例えば、木質系材料(ケナフ、ヘンプ、フラックス、サイザルなど)と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。また、表皮材31の表面には、図1に示すように、加飾ステッチS(以下、単に「ステッチS」と呼ぶ場合がある)が施されており、表皮材31が基材30を覆った状態において、ステッチSは、基材30の下端に沿って延びている。
また、アッパボード20は、加飾ステッチSの基材30に対する位置を固定するためのステッチ位置固定部材32(以下、単に「固定部材32」と呼ぶ場合がある)を備えている。その固定部材32は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって、加飾ステッチSに沿って延びる線状の部材とされている。その固定部材32は、図2に示すように、基材30の下端側に沿って形成された段差部30aに嵌合可能とされている。そして、固定部材32が、基材30の段差部30aに嵌合された状態において、基材30の表面と固定部材の表面とが面一となる。また、固定部材32は、図3に示すように、加飾ステッチSに沿って延びて加飾ステッチSが縫い付けられる縫製部32aと、その縫製部32aの裏側から突出する複数の突出部32bと、を有するものとされている。一方、基材30の段差部30aには、複数の突出部32bに対応する複数の貫通孔30bが形成されている。固定部材32の各突出部32bは、基材30側に向かって突出しており、貫通孔30bに対して表側から挿通されて、固定部材32は、基材30に嵌合している。なお、簡単に説明するが、突出部32bは、一対の突起片部32c,32dからなり、それらの一方の突起片部32cが、爪を有する形状とされ、貫通孔30bの孔縁部に裏側から掛かり止まるようになっている。
そして、固定部材32は、表皮材31の裏面に加飾ステッチSに沿って配された状態で、加飾ステッチSによって、表皮材31に縫い付けられる。そして、その後、固定部材32の複数の突出部32bを基材30の複数の貫通孔30bに嵌め合わせるようにして、固定部材32が基材30に取り付けられ、それとともに、表皮材31が基材30の表面に貼り付けられているのである。このような構成により、アッパボード20は、加飾ステッチSの基材30に対する位置が固定されたものとなっているのである。
<加飾縫製用治具の概略構成>
上記のような構成の加飾部品であるアッパボード20を製造する場合、上述したように、表皮材31に対してステッチ位置固定部材32を加飾ステッチSによって縫い付ける必要がある。しかしながら、線状に形成された比較的幅の小さいステッチ位置固定部材32を、表皮材31に加飾ステッチSによって縫い付けるのは困難である。具体的に言えば、例えば、加飾ステッチSの縫製において高い品質を確保することや、縫製作業の作業性を向上させることが、難しい。そこで、上記のアッパボード20は、製造工程において、ステッチ位置固定部材32を表皮材31に対して加飾ステッチSによって縫い付ける際に、本発明の実施例の加飾縫製用治具50を用いて、表皮材31およびステッチ位置固定部材32を保持することで、高い品質を確保するととともに、縫製作業の作業性、ひいては、アッパボード20の製造作業の作業性を向上させることが可能となっている。
本実施例の加飾縫製用治具50(以下、単に「治具50」と呼ぶ場合がある)は、図6に示すように、ベース51と上蓋(蓋体)52とからなる。それらベース51および上蓋52は、いずれも磁性体(例えば、ステンレス等)によって形成されている。ベース51は、固定部材32が嵌まり合う嵌合溝51aを有するものである。具体的には、ベース51は、図6に示すように、長方形状の平板からなるベース本体60を主体として構成されており、そのベース本体60には、図7に示すように、加飾ステッチSに沿って、換言すれば、縫製機の針Nの進む方向に沿って、その針Nの先端が入り込むベース側スリット孔60aが形成されている。ベース51は、ベース本体60の上面にベース側スリット孔60aに沿って固定されて固定部材32を載置するための一対の台座61と、それら一対の台座61の上面に各台座61に沿って固定されて固定部材32の幅方向の位置を固定するための一対の位置決め部材62とを、含んで構成される。そして、それら一対の台座61および一対の位置決め部材62によって、嵌合溝51aが形成されており、それら一対の台座61および一対の位置決め部材62が、一対のガイド63として機能するものとなっている。
一方、上蓋52は、加飾ステッチSの形状に沿った板状の上蓋本体70を主体として構成されており、その上蓋本体70には、概して加飾ステッチSに沿う形状の開口70aが形成されている。上蓋52は、上蓋本体70の下面に開口70aをほぼ覆うようにして固定されたガイド部材71を備えている。そのガイド部材71は、加飾ステッチSに沿って、換言すれば、縫製機の針Nの進む方向に沿って形成され、縫製機の針Nの進む方向を案内しつつ、その針Nを挿通させる上蓋側スリット孔71aを有している。
上蓋52は、ベース51に対して3つのヒンジ80によって回転可能に接続されており、それらヒンジ80によって、開閉可能な構成となっている。また、ベース51には、ヒンジ80の背面側に、ゲート状のストッパ部材81が立設されており、図8に示すように、上蓋52の開く方向の回転が止められるように構成されている。つまり、本実施例の治具50は、上蓋52の開閉動作を必要最小限に留めることができ、後に詳しくするが、表皮材31および固定部材32のセットや、取り外す作業の作業性を向上させることができる。また、上蓋52は、図6に示したように、上蓋側スリット孔71aが形成されているため、開閉時に、そのスリット孔71aを挟んで対向する部分の各々には、自重による力が加わりやすく、上蓋52を広げすぎると、その自重によって変形してしまう虞がある。本実施例の治具50によれば、上蓋52の開きをストッパ部材81によって止めることで、上蓋52に変形が生じるような事態を回避することができる。
また、ベース51および上蓋52の各々には、複数の永久磁石82が固定されている。後に詳しく説明するが、ベース51に固定された磁石82と上蓋52に固定された磁石82との間、あるいは、磁性体によって形成されたベース51あるいは上蓋52と磁石82との間で、磁力によって接することで、ベース51に対して上蓋52は固定されることになる。また、本実施例の治具50は、その磁力によって、ベース51と上蓋52との間で、表皮材31と固定部材32とを挟持するように構成されている。
<加飾ステッチの縫製工程および加飾縫製用治具の特徴>
次に、加飾部品であるアッパボード20の製造工程において、表皮材31と固定部材32とを加飾ステッチSによって縫い付ける縫製工程について説明しつつ、本実施例の加飾縫製用治具50の特徴について説明する。
まず、図9に示すように、上蓋52(図9においては図示省略)を開いた状態で、ベース51の嵌合溝51aに、固定部材32を嵌め入れる。嵌合溝51aは、図6に示すように、他の部分より幅の広い複数の収容部51a1を有しており、固定部材32は、複数の突出部32bの各々を対応する収容部51a1に収容する状態で、嵌合溝51aに嵌め入れられる。そして、その収容部51a1は、図10に示すように、嵌合溝51aの延びる方向の寸法が、固定部材32の突出部32bの寸法より大きくされており、その方向(加飾ステッチが延びる方向)にスペースが設けられている。固定部材32は、射出成形によって成形されたものであり、成形時に誤差が生じやすい。しかしながら、本実施例の治具50によれば、固定部材32の各突出部32bを確実に収容することができるため、固定部材32の成形時の誤差に対応することができる。
次に、図11に示すように、表皮材31をベース51にセットする。ベース51には、表皮材31の位置を決めるための複数の位置決め部材83が取り付けられている。各位置決め部材83は、上方に突出するピン83aを有するものとされ、一方、表皮材31は、外縁近傍に複数の位置決め孔31a(図3参照)を有するものとなっている。表皮材31の位置決め孔31aに各位置決め部材83のピン83aを挿入することで、表皮材31を所定の位置にセットすることができる。なお、ベース51に取り付けられた複数の位置決め部材83の各々は、自身の延設方向の位置調整と、回転方向の位置調整ができるようになっており、表皮材31の成形時の誤差にも対応することができる。
続いて、図12に示すように、上蓋52を閉じることで、表皮材31と固定部材32との保持が完了する。先にも述べたように、ベース51と上蓋52との各々には、複数の磁石82が固定されており、それらの磁石82の磁力によって固定される。図6に示すように、複数の磁石82のうちベース51に固定されたもの82aは、一対のガイド63の脇(外側)に配され、上蓋52に固定されたもの82b(図において網掛けを施している)は、ガイド部材71の脇(外側)に配されている。つまり、複数の磁石82は、加飾ステッチSが施される箇所の近傍に、その加飾ステッチSに沿って配されているのである。
また、図12に示すように、ベース51の嵌合溝51aの両端部の各々、および、上蓋側スリット孔71aの両端部の各々には、嵌合溝51a,上蓋側スリット孔71aの幅方向における両側に磁石が配されているが、嵌合溝51a,上蓋側スリット孔71aの中間部、つまり、固定部材32がセットされた範囲内においては、嵌合溝51a,上蓋側スリット孔71aに対してそれらの幅方向における表皮材31の内側にのみ配されており、表皮材31の外縁側には配されていない。このような構成により、本実施例の治具50は、表皮材31に縫製機の針Nが刺さることによって生じる表皮材31の拡がりを許容することができ、表皮材31のヨレ等を抑えることができる。
さらに、表皮材31に施される加飾ステッチSは、図1に示したように、延びる方向が概して車両前後方向から上方側に向かう方向に変化する屈曲部を有する形状とされている。つまり、本実施例の治具50も、その加飾ステッチSの形状に合わせて、嵌合溝51a,上蓋側スリット孔71aの各々も屈曲部を有する形状となっている。そして、それら嵌合溝51a,上蓋側スリット孔71aの各々も屈曲部においては、図12に示すように、ベース側磁石82aと上蓋側磁石82bとが、平面視で重畳するように配され、それに対して、その屈曲部に配された磁石82以外は、重畳しないように配されている。
加飾ステッチSの屈曲部を縫製する際には、表皮材31にズレやヨレが生じやすい。本実施例の治具50によれば、屈曲部に配したベース側磁石82aと上蓋側磁石82bとが重畳させられているため、表皮材31を強固に保持することができるため、屈曲部を縫製する際に、表皮材31のズレやヨレを十分に抑えることができる。また、本実施例の治具50は、屈曲部以外の磁石82は重畳していないため、上蓋52のベース51に対する固定が強固になりすぎることはなく、上蓋52の開閉を容易に行うことができるようになっている。
さらにまた、本実施例の治具50は、ベース51の嵌合溝51aに嵌め入れた固定部材32を表皮材31で覆い、その表皮材31をベース51と上蓋52とによって挟み込むことで、表皮材31のズレを抑えることができる。より具体的に言えば、図7に示すように、上蓋52が閉じられた状態(上蓋52がベース51に固定された状態)においては、ベース51の上面側に設けられた一対のガイド63と、上蓋52の下面側に設けられた一対のガイド部材71とが、表皮材31を介して当接するようになっている。つまり、本実施例の治具50は、表皮材31を加飾ステッチSが施される箇所の脇に沿って挟み込むことができるため、表皮材31の位置ずれを確実に防止することができる。
以上のように、本実施例の加飾縫製用治具50は、表皮材31の加飾ステッチSを施す部分を張った状態とすることができるため、縫製機側に表皮材31を押さえるための機能が必要ない。つまり、本加飾縫製用治具50を用いれば、縫製箇所を押さえつけながら縫い進むことによって被縫製物である表皮材31および固定部材32に対して振動を与えることがなく、表皮材31および固定部材32を安定させた状態で加飾ステッチSを施すことができ、高い品質を確保することができる。さらに、本加飾縫製用治具50を用いれば、固定部材32および表皮材31の固定を容易に行うことができ、表皮材31に対して固定部材32を加飾ステッチSによって縫い付ける作業の作業性を向上させることができるのである。
10…車両用ドアトリム、20…アッパボード〔加飾部品〕、30…基材、31…表皮材、S…加飾ステッチ、32…ステッチ位置固定部材、32a…縫製部、32b…突出部、50…加飾縫製用治具、51…ベース、51a…嵌合溝、51a1…収容部、52…上蓋〔蓋体〕、61…台座、62…位置決め部材、63…ガイド、71a…上蓋側スリット孔、80…ヒンジ、81…ストッパ、82…永久磁石、82a…ベース側磁石、82b…上蓋側磁石

Claims (8)

  1. (a)基材と、(b)前記基材を覆う表皮材と、(c)前記表皮材の表面側に施された加飾ステッチと、(d)前記加飾ステッチに沿って延びる線状をなして前記表皮材の裏面側に前記加飾ステッチによって縫い付けられるとともに、前記基材に対して取り付けられることで前記加飾ステッチの前記基材に対する位置を固定するステッチ位置固定部材と、を含んで構成される加飾部品を製造する工程において、前記ステッチ位置固定部材を前記表皮材に対して前記加飾ステッチによって縫い付ける際に、前記ステッチ位置固定部材および前記表皮材を保持するための加飾縫製用治具であって、
    磁性体によって形成され、前記ステッチ位置固定部材が嵌まり合う嵌合溝を有するベースと、
    磁性体によって形成され、前記加飾ステッチの形状に沿って形成されて縫製機の針を挿通させるスリット孔を有する蓋体と、
    それぞれが前記ベースと前記蓋体とのいずれかに固定された複数の磁石と、
    を備え、
    前記ステッチ位置固定部材が前記ベースの前記嵌合溝に嵌め入れられるとともに、前記表皮材が前記ベース上の所定位置に載置された状態で、前記蓋体が前記複数の磁石の磁力によって前記ベースに対して固定されることで、前記ベースと前記蓋体とによって前記ステッチ位置固定部材および前記表皮材を挟持するように構成された加飾縫製用治具。
  2. 前記複数の磁石のうち前記ベースに固定されるものは、前記嵌合溝の脇に配され、前記複数の磁石のうち前記蓋体に固定されるものは、前記スリット孔の脇に配された請求項1に記載の加飾縫製用治具。
  3. 前記複数の磁石は、前記嵌合溝あるいは前記スリット孔の前記ステッチ位置固定部材が保持される範囲内において、前記嵌合溝あるいは前記スリット孔に対してそれらの幅方向における前記表皮材の内側にのみ配された請求項2に記載の加飾縫製用治具。
  4. 前記加飾ステッチは、延びる方向が変化する屈曲部を有する形状とされ、
    前記嵌合溝および前記スリット孔は、前記加飾ステッチの形状に合わせて屈曲部を有する形状とされ、
    前記ベースにおける前記嵌合溝の前記屈曲部の脇と前記蓋体における前記スリット孔の前記屈曲部の脇との各々に、前記磁石が互いに重畳するように配された請求項2または請求項3に記載の加飾縫製用治具。
  5. 前記複数の磁石のうち、前記ベースにおける前記嵌合溝の前記屈曲部の脇に固定された前記磁石と前記蓋体における前記スリット孔の前記屈曲部の脇に固定された前記磁石とを除くものは、他の磁石と重畳しないように配された請求項4に記載の加飾縫製用治具。
  6. 前記蓋体を前記ベースに対して回転可能に接続するヒンジと、前記蓋体を前記ベースに対して広がる方向の回転を止めるストッパと、を備えた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加飾縫製用治具。
  7. 前記ステッチ位置固定部材は、前記加飾ステッチに沿って延びて前記加飾ステッチが縫い付けられる縫製部と、前記縫製部から前記基材側に突出する突出部と、を有し、前記突出部が前記基材に係合することで前記基材に取り付けられるものとされ、
    前記嵌合溝は、前記突出部を、前記加飾ステッチが延びる方向にスペースが設けられた状態で収容する収容部を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の加飾縫製用治具。
  8. 前記ベースは、平板状のベース本体と、前記ベース本体の上面に互いに間隔をおいて取り付けられた一対のガイドと、を含んで構成され、前記一対のガイドによって前記嵌合溝が形成された請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の加飾縫製用治具。
JP2018189732A 2018-10-05 2018-10-05 加飾縫製用治具 Active JP7131271B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018189732A JP7131271B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 加飾縫製用治具
CN201910918304.9A CN111005162B (zh) 2018-10-05 2019-09-26 制作装饰缝线用夹具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018189732A JP7131271B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 加飾縫製用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020058409A true JP2020058409A (ja) 2020-04-16
JP7131271B2 JP7131271B2 (ja) 2022-09-06

Family

ID=70111495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018189732A Active JP7131271B2 (ja) 2018-10-05 2018-10-05 加飾縫製用治具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7131271B2 (ja)
CN (1) CN111005162B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115449974A (zh) * 2022-10-24 2022-12-09 北京铜牛曙光科技有限公司 一种运动衣多根装饰爬条缝制工艺

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113584733A (zh) * 2021-07-06 2021-11-02 杭州职业技术学院 一种挺胸衬缝制夹具及挺胸衬的缝制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523657U (ja) * 1978-07-31 1980-02-15
JPS55119074U (ja) * 1979-02-16 1980-08-22
JP2015093601A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 トヨタ紡織株式会社 加飾部品
WO2018179478A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 ブラザー工業株式会社 刺繍枠

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58130087A (ja) * 1981-11-24 1983-08-03 オートメイテッド、マシーナリー、システムズ、インコーポレーテッド ネクタイのセットバックティッピングを行うための装置
US7644969B2 (en) * 2007-04-23 2010-01-12 Honda Motor Co., Ltd. Cover for interior trim component and method of assembling same
CN203440620U (zh) * 2013-07-29 2014-02-19 波司登羽绒服装有限公司 一种羽绒服前片面子兜合模板
CN203559230U (zh) * 2013-11-21 2014-04-23 延锋伟世通金桥汽车饰件系统有限公司 一种适合汽车内饰件包覆的定线工装
CN203668652U (zh) * 2013-11-28 2014-06-25 东风伟世通汽车饰件系统有限公司 汽车门板内饰软质包覆件表皮缝纫线的定位装置
CN203821064U (zh) * 2014-05-05 2014-09-10 天合富奥汽车安全系统(长春)有限公司 一种安全气囊袋外周缝纫工具
CN206814983U (zh) * 2017-05-18 2017-12-29 宁波大千纺织品有限公司 L形贴块辅助缝纫模板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523657U (ja) * 1978-07-31 1980-02-15
JPS55119074U (ja) * 1979-02-16 1980-08-22
JP2015093601A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 トヨタ紡織株式会社 加飾部品
WO2018179478A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 ブラザー工業株式会社 刺繍枠

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115449974A (zh) * 2022-10-24 2022-12-09 北京铜牛曙光科技有限公司 一种运动衣多根装饰爬条缝制工艺
CN115449974B (zh) * 2022-10-24 2023-09-22 北京铜牛曙光科技有限公司 一种运动衣多根装饰爬条缝制工艺

Also Published As

Publication number Publication date
CN111005162A (zh) 2020-04-14
JP7131271B2 (ja) 2022-09-06
CN111005162B (zh) 2021-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5974398B2 (ja) 車両用ドアトリム
JP2020058409A (ja) 加飾縫製用治具
JP5983510B2 (ja) ドアトリム
JP2015093601A (ja) 加飾部品
JP2005152607A (ja) カバー締結構造
JP6111888B2 (ja) ドアトリム
US10391905B2 (en) Vehicle seat
JP2020120540A (ja) グロメット
JP2006327486A (ja) ウインドウモールディングとカウルとの連結構造
JP2002370574A (ja) 車両の前部構造
JP2008194957A (ja) シート用パッド及びその製造方法
JP3835110B2 (ja) 収納ボックスの取付構造
CN108454530B (zh) 交通工具用内饰件
JP4240271B2 (ja) ホルダ付きサンバイザ
US10759273B2 (en) Structure of fuel filler door for vehicle
JP3813452B2 (ja) 装飾板取り付け構造
JPH0442201Y2 (ja)
JP5049527B2 (ja) 自動車のグローブボックス
JPH112215A (ja) 開閉蓋の取付構造
JP2015231784A (ja) パッケージトレイ及びピラーガーニッシュとパッケージトレイの組付構造
JP2021037872A (ja) カップホルダ付きアームレスト及びその製造方法
JPH0874819A (ja) 樹脂製部材の取付構造
JP2017039335A (ja) ドアトリム
JP2001277847A (ja) 車両用サンバイザとその製造方法
JP2023158376A (ja) センタコンソール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7131271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151