JP2020057343A - 商品収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化を維持しつつケース本体内に収納した商品をショーケース用及び自動販売機用に共用することができる商品収納装置を提供する。【解決手段】ケース本体1の前面、背板にショーケース用扉2と自動販売機用扉4を設けた商品収納装置であって、ケース本体1内に架設された商品載置棚6に商品をショーケース用扉方向に搬送して搬出する商品搬出機構を搭載した商品収納ラック7を配設し、商品載置棚6の前方に庫内商品搬出シュータ8を着脱自在に設け、自動販売機モードでは庫内に庫内商品搬出シュータ8を取付けて商品収納ラック7から搬出された商品を庫外に送出し、庫外に送出された商品を、庫外商品搬出シュータ9を介して自動販売機用扉4の商品取出口に送出する。【選択図】図3

Description

本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置され、1台の機械でショーケースの機能と自動販売機の機能とを兼用して、設置スペース及びエネルギーの削減が可能な商品収納装置に関するものである。
この種の商品収納装置として特許文献1に開示された発明が知られている。この商品収納装置は、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口したケース本体と、このケース本体の前面開口に開閉自在に設けられるとともに下部に商品取出口を有する扉と、上記ケース本体の内部に上下方向に複数段架設され、商品を前後方向に一列に整列して収納する商品収納ラックが左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚と、各段の商品載置棚の前面を走行し、商品収納ラックから搬出された商品を受け取ったうえで商品取出口に搬送する商品搬送装置を備えて構成される。
扉はケース本体の内部を透視可能なガラス等の透明部材が嵌め込まれる窓が上部域に形成され、下部域に商品取出口が形成された矩形の枠体として構成され、透明部材を介して内部の商品を目視可能である。
商品載置棚に配設された商品収納ラックは、前後に配置した駆動ローラと従動ローラとに掛けた無端状の搬送ベルトからなる商品搬送機構を備え、この商品搬送機構の搬送ベルトの上に商品が収納される。
無端状の搬送ベルトの上面は、商品を一列に整列して収納する載置面として形成されている。上記載置面には、一列に整列して収納された最後尾の商品の背後に位置する態様で商品押圧部材が設けられている。
上記搬送ベルトは各段の商品載置棚の前面を走行する商品搬送装置側から駆動力が伝達されることにより商品を搬出するように構成されている。この場合、搬送ベルトに一列に整列して収納された商品は商品押圧部材より倒れることなく前方に搬送される。
ケース本体の側面には自動販売機の商品の販売に必要な課金部(紙幣挿入口、硬貨投入口、返却レバー、硬貨返却口等)及び操作部(商品選択用のテンキー及び決定キー等の操作ボタン、選択した商品に係る番号又は受容した金額やつり銭金額等を表示する表示パネル等)を搭載した操作ユニットが設けられている。
かかる特許文献1に記載された発明においては、商品を自動販売する自動販売機モードと有人販売を前提としたショーケースモードとを備え、自動販売機として運用する自動販売機モードでは、扉を施錠したうえで操作ユニットを使用できるように設定し、ショーケースとして運用するショーケースモードでは、扉を解錠するとともに操作ユニットを使用できないように設定するように構成されている。
上記特許文献1に記載された発明によれば、1台の機械でショーケースの機能と自動販売機の機能とを兼用して設置スペースの削減及びエネルギーの削減が可能である点で優れている。
上述した特許文献1に記載された自動販売機においては、ケース本体の前面開口を開閉する扉に商品取出口が設けられ、自動販売機モードでは商品収納ラックから搬出された商品を商品取出口に搬送して販売し、ショーケースモードでは購入者が扉を開放して商品収納ラックから商品を取り出すように構成されている。このため、スーパーマーケット等の店舗に特許文献1に記載された自動販売機を設置する場合、扉が店舗内に位置する態様で設置されることとなり、当該自動販売機の稼働(商品の売り上げ)が店舗における営業時間帯に限られるという問題を有する。かかる問題を解消するため、ケース本体の前後両面を開口するとともにケース本体の前後方向の中間位置に仕切壁を設け、一方の開口にショーケース用の扉を設け、他方の開口に自動販売機の扉を設けたショーケース一体型自動販売機も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4379324号公報 特開平8−124007号公報
上述した特許文献2に記載されたショーケース一体型自動販売機においては、ショーケース用の扉が店舗内を向く一方、自動販売機の扉が店舗外を向くようにケース本体が店舗の壁を貫通して設置される。この公知のショーケース一体型自動販売機によれば、店舗の営業時間帯にはショーケースとして商品を販売できるとともに店舗の営業時間外にも自動販売機により商品を販売することができる。
ところが、公知のショーケース一体型自動販売機においては、ショーケースとして販売する商品と自動販売機として販売する商品とをそれぞれショーケース用と自動販売機用として用意せねばならならず、また、商品のローディングもショーケースと自動販売機毎に行わねばならない。更には、商品の消費期限の管理をショーケース及び自動販売機毎に行なう必要があるという課題を有する。
ところで、特許文献1に記載された自動販売機に公知のショーケース一体型自動販売機の技術を適用すれば、店舗の営業時間帯にはショーケースとして商品を販売できるとともに店舗の営業時間外には自動販売機により商品を販売することが可能となる。そこで、特許文献1に記載された自動販売機におけるケース本体の背面を開口したうえで、当該開口に内部を透視可能なガラス等の透明部材を有するショーケース用扉を設け、このショーケース用扉が店舗内を向く一方、自動販売機の扉が店舗外を向くようにケース本体が店舗の壁を貫通する態様で設置することが考えられる。これによれば、商品載置棚の商品収納ラックに収納された商品をショーケースと自動販売機とに共用することができる。しかしながら、断熱筐体として構成されたケース本体の背面を開放することはケース本体の背面の断熱材を削除することであり、ケース本体の断熱性能を著しく低下させてしまうことは否めない。このように断熱性能が低下した場合、ケース本体内の商品載置棚に収納された商品を所望の冷却温度に維持するには、冷凍機コンデンシングユニットの大型化は避けられず、電力消費量が増大して省エネルギー化に反する結果となる。このように、ただ単に特許文献1に記載された自動販売機に公知のショーケース一体型自動販売機の技術を適用しても省エネルギー化を維持しつつケース本体内に収納した商品をショーケース用及び自動販売機用に共用することができるショーケース兼用自動販売機を得ることはできないという課題を有する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、省エネルギー化を維持しつつ収納した商品をショーケース用及び自動販売機用に共用することができる商品収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る商品収納装置は、箱形の断熱筐体として形成されるとともに任意の面に形成された取出用開口が扉体により開閉されるケース本体を有し、かつ前記取出用開口とは異なる個所に商品取出口が形成された装置本体と、前記ケース本体の内部に前記取出用開口を臨む態様で形成され、かつ商品を収納する商品収納室とを備えた商品収納装置であって、前記装置本体に設けられた操作部が操作されて商品が選択された場合に、選択された商品を前記商品収納室から前記商品取出口に搬送する搬送手段を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記ケース本体は、前記取出用開口が形成された面とは異なる面に商品搬出口が形成され、前記商品取出口は、前記商品搬出口が形成された面に対して近接離反する態様で前記ケース本体に設けられた他の扉体において、該商品搬出口と対峙する位置に設けられたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品搬出口が形成された面は、前記取出用開口が形成された面と対向することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記ケース本体の内部を左右方向に前記商品収納室と商品搬出室とに区画するとともに、該商品収納室と該商品搬出室とを連通する態様で開口し、かつ常時払出口扉で閉塞された商品払出口が形成されてなる断熱仕切部材と、前記商品収納室の内部に、前記扉体との間に商品搬出用の空間を形成する態様で上下方向に複数段架設され、前後方向に一列に整列して収納された商品を前記扉体方向に搬送して搬出する商品搬出機構を搭載した商品収納ラックが左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚とを備え、前記搬送手段は、前記商品搬出用の空間に配設され、前記商品収納ラックから搬出された商品を前記商品払出口に向けて搬送する庫内商品搬送装置と、前記庫内商品搬送装置により搬送され、前記商品払出口を介して払い出された商品を受け取って前記商品搬出口に搬送する庫外商品搬送装置とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記庫内商品搬送装置は、前記商品搬出用の空間に着脱自在に架設され、前記商品払出口に向けて漸次下方に傾斜した庫内商品搬出シュータであることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品搬出用の空間から取り外された庫内商品搬出シュータは、前記商品搬出室側に格納してなることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品搬出用の空間から取り外された前記庫内商品搬出シュータを係止する係止具が、前記商品搬出室側の前記商品払出口の近傍に設けられ、前記庫内商品搬出シュータは、前記商品払出口の払出口扉の開放を抑止する態様で前記係止具に係止されてなることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記商品搬出機構は、前後に配置した駆動ローラと従動ローラとの間に無端状に張設された搬送ベルトと、この搬送ベルトを駆動するモータと、前記搬送ベルト上に収納された商品の売り切れを検知する売り切れ検知装置とを有することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記他の扉体は、液晶ディスプレイからなるディスプレイ装置を備えてなることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記庫内商品搬送装置は、前記商品払出口に向けて漸次下方に傾斜する庫内商品搬出トレイと、前記庫内商品搬出トレイを、前記商品搬出用の空間にて上下方向に沿って移動させる昇降機構とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記昇降機構は、常態においては、前記庫内商品搬出トレイを最上位の前記商品載置棚よりも上方となる位置に配置させることを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記庫内商品搬出トレイは、前記商品収納ラックに近接するに連れて漸次下方に傾斜する第1傾斜案内部と、前記第1傾斜案内部における前記商品収納ラックに最も近接する端部に連続し、かつ前記商品収納ラックに近接するに連れて漸次上方に傾斜する第2傾斜案内部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、装置本体に設けられた操作部が操作されて商品が選択された場合に、選択された商品を商品収納室から商品取出口に搬送する搬送手段を備えているので、取出用開口が扉体により開成された場合に、商品収納室の商品が該取出用開口を通じて取り出されることを許容し、操作部が操作された場合には、商品収納室の商品が搬送手段により商品取出口に搬送されて取り出されることを許容することができる。よって、従来のように断熱筐体として構成されたケース本体の背面を開放(ケース本体の背面の断熱材を削除)してケース本体の断熱性能を著しく低下させてしまい、収納された商品を所望の冷却温度に維持するための冷凍機コンデンシングユニットが大型化して電力消費量の増大を招来するという不利な点を解消することができる。従って、省エネルギー化を維持しつつ収納した商品をショーケース用及び自動販売機用に共用することができる。
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置としてのショーケース兼用自動販売機を示し、ショーケースの接客面側から見た斜視図である。 図2は、図1のショーケース兼用自動販売機を自動販売機の接客面側から見た斜視図である。 図3は、図1のショーケース兼用自動販売機からショーケース用扉、メンテナンス扉を分解して示す分解図である。 図4は、図2のショーケース兼用自動販売機から自動販売機用扉を分解して示す分解図である。 図5は、ケース本体の背板に設けた商品搬出口に装着される搬出口枠ユニットを示し、(a)は搬出口枠ユニットの斜視図、(b)は搬出口枠ユニットの分解図である。 図6は、断熱仕切部材の斜視図である。 図7は、商品収納ラックの斜視図である。 図8は、図7に示す商品搬出機構の一部省略斜視図である。 図9は、駆動ユニットをベース部材の装着スロットに装着する状態を示す一部省略分解斜視図である。 図10は、駆動ユニットを示し、表カバーを取り外した状態の正面図である。 図11は、売切検知装置を構成する揺動部材及びリンク部材を示す斜視図である。 図12は、庫内商品搬出シュータを示し、(a)は庫内商品搬出シュータを取付金具と共に示す斜視図、(b)は庫内商品搬出シュータを下方から見た斜視図である。 図13は、図12の庫内商品搬出シュータの分解図である。 図14は、庫内商品搬出シュータをケース本体に架設した状態の一部省略斜視図である。 図15は、庫外搬出シュータを示す分解斜視図である。 図16は、ケース本体の右側板を除去した状態の一部省略右側面図である。 図17は、ショーケース兼用自動販売機をショーケースモードで使用する場合を示し、ケース本体の右側板を除去した一部省略斜視図である。 図18は、ショーケース兼用自動販売機を自動販売機モードで使用する場合を示し、ケース本体の右側板を除去した一部省略斜視図である。 図19は、本発明の実施の形態である商品収納装置の変形例の内部構造を示す斜視図である。 図20は、図19に示した庫内商品搬送装置を示す斜視図である。 図21は、図20に示した庫内商品搬送装置の要部を示す斜視図である。 図22は、図20に示した庫内商品搬送装置の要部を示す正面図である。 図23は、図21及び図22に示した庫内商品搬出トレイを示す斜視図である。 図24は、庫内商品搬出トレイの常態における配置状態を示す斜視図である。 図25は、庫内商品搬出トレイの動作を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態である商品収納装置を示す。ここで例示する商品収納装置は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されたショーケース兼用自動販売機10であり、ショーケース兼用自動販売機10におけるショーケースの接客面側が店舗内を向く一方、自動販売機の接客面が店舗外を向くようにケース本体が店舗の壁を貫通して設置される。尚、以下の説明において「前面」及び「左右」とは店舗内からショーケース兼用自動販売機10を見た場合(つまり、ショーケース接客面側から見た場合)を指している。
図1乃至図4に示すように、このショーケース兼用自動販売機10は、装置本体10aを備えている。この装置本体10aは、箱形の断熱筐体として形成され、前後方向の一方の面(以下、前面ともいう)が開口してなるケース本体1と、上記ケース本体1の前面の開口を閉塞する態様で開閉自在に設けられたショーケース用扉(扉体)2及びメンテナンス扉3と、上記ケース本体1の他方の面(以下、背板ともいう)に開閉自在に設けられるとともに商品取出口40が形成された自動販売機用扉(他の扉体)4と、上記ケース本体1内を左右方向に商品収納室1Aと商品搬出室1Bとに区画するとともに商品収納室1Aと商品搬出室1Bとを連通する態様で開口した払出口扉53(図6参照)付きの商品払出口51が形成されてなる断熱仕切部材5と、上記ケース本体1における商品収納室1A内にショーケース用扉2との間に商品搬出用の空間2aを形成する態様で商品収納室1Aの上部域に上下方向に複数段架設(この例では5段)され、前後方向に一列に整列して収納された商品をショーケース用扉方向に搬送して1個の商品を搬出し、かつ商品の売り切れを検知する売り切れ検知装置78(後述する図7参照)を有する商品搬出機構71(後述する図7参照)を搭載した商品収納ラック7が左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚6(この例では上段側2段に商品収納ラック7が配設され、その下方3段には商品収納ラック7が配設されていない)と、上記ケース本体1の商品搬出用の空間2aに配設され、商品収納ラック7から搬出された商品を断熱仕切部材5の商品払出口51に向けて搬送する庫内商品搬出シュータ(庫内商品搬送装置)8と、上記庫内商品搬出シュータ8により搬送され、上記断熱仕切部材5の商品払出口51を介して搬出された商品を受け取って上記自動販売機用扉4の商品取出口40に向けて搬送する庫外商品搬出シュータ(庫外商品搬送装置)9とを備えてなる。つまり、庫内商品搬出シュータ8及び庫外商品搬出シュータ9は、商品収納ラック7から搬出された商品を、商品収納室1Aから商品取出口40へ搬送する搬送手段1Cを構成している。
ケース本体1は、複数の鋼板からなる上板11、背板12(図3参照)、左右側板13,13と底部の基台14を適宜組み合わせて前面が開口した箱形に形成され、鋼板製の箱型の内側である上壁、背壁、左右側壁及び底壁15(図3参照)にウレタンフォームからなる断熱材を配設して断熱筐体として構成されている。
このケース本体1の断熱材で囲まれた庫内が断熱仕切部材5により左右に区画された商品収納室1Aと商品搬出室1Bとして構成され、ケース本体1の下部が機械室20として構成されている。尚、断熱仕切部材5の左方側の開口が、取出用開口2bである。
商品収納室1Aの下方における機械室20の前面には機械室カバー201が配設されている。商品収納室1Aの下部(底壁15の上面)には商品収納室1Aに収納した商品を冷却若しくは加熱してコールド若しくはホット状態に保存する冷却/加熱ユニット(不図示)が配設されている。
冷却/加熱ユニットは、蒸発器とヒータと庫内ファンとからなる。上記冷却/加熱ユニットの蒸発器と冷凍サイクルを形成する冷凍機コンデンシングユニット(不図示)がケース本体1の下部における機械室カバー201背後の機械室20の基台14上に配設されている。
冷凍機コンデンシングユニットは、圧縮機、凝縮器、庫外ファン、膨張弁等からなり、機械室20に配された凝縮器と商品収納室1A内に配された蒸発器とが膨張弁を介して冷媒配管により接続されている。
商品搬出室1Bには、上述した庫外商品搬出シュータ9に加えて、自動販売機の主制御装置、電源ボックス、漏電遮断器等の構成部品が配設されている。
ケース本体1の背板12には、図4に示すように、搬出口枠ユニット19が装着された商品搬出口16が開口して形成されている。この商品搬出口16は商品載置棚6の商品収納ラック7から搬出され、庫内商品搬出シュータ8と庫外商品搬出シュータ9とを介して搬送された商品が通過可能な大きさに形成されている。
搬出口枠ユニット19は、図5に示すように、商品搬出口16の開口に嵌め込まれる大きさの額縁状の搬出口枠17と、この搬出口枠17に軸支される搬出口扉18からなる。搬出口扉18は矩形平板の中央部を一方側に膨らませた膨出部182を備え、膨出部182の周囲に平板面部181を形成しなり、平板面部181の上端の左右両側に外側方向に向けて突出する軸18a,18aを形成したものである。
搬出口扉18は膨出部182が設けられていることにより、左右の軸18a,18aを支持した状態で垂下させた場合、その重心点が軸18a,18aを通る鉛直線よりも膨出部182と反対側に偏移させるものである。搬出口扉18は左右の軸18a,18aを搬出口枠17の左右内壁の上部に設けた軸受け(不図示)に係合させることにより回動自在に軸支されてなる。
搬出口枠17の左右内壁には、搬出口枠17の軸18a,18aを搬出口枠17に設けた軸受けに係合させた際に平板面部181が当接する傾斜面171が形成されている。このため、搬出口扉18を搬出口枠17に取付けて垂下させた場合、膨出部182による重心位置の偏移と相まって搬出口扉18自身の自重により商品搬出口16を閉塞して外気が流入するのを防止する。
ケース本体1の前面開口は、ケース本体1の左側縁部に開閉可能に支承され、観音開き式に構成されたショーケース用扉2とメンテナンス扉3とによって閉塞される。つまり、取出用開口2bは、ショーケース用扉2により開閉される。
ショーケース用扉2の外枠21には透明なガラス板22が嵌め込んであり、外部から透明なガラス板22を通して商品収納室1Aの内部が視認される。ショーケース用扉2のヒンジ側の外枠21の上下端部にはピストン−シリンダ型スプリング23とストッパ部材24とが設けられている。
ピストン−シリンダ型スプリング23は解放されたショーケース用扉2を自動閉鎖する周知(例えば特開平5−118179号公報)のものであり、ストッパ部材24はショーケース用扉2の開放角度(例えば、90度)を規定し、ショーケース用扉2が規定の角度以上に開放するのを防止する周知(例えば特開平5−118179号公報)のものである。メンテナンス扉3は金属製の薄い箱状をなし、前面にキー溝31が臨むキーロック装置(不図示)を備えている。
自動販売機用扉4はケース本体1の背面を覆う態様の薄い箱型をなし、右端側の上下両端にヒンジ軸(不図示)を備え、このヒンジ軸がヒンジ取付金具4a,4bを介してケース本体1の背面に開閉自在に取付けられる。
自動販売機用扉4の略半分を占める上部域には表示窓41が形成され、この表示窓41には液晶ディスプレイからなるディスプレイ装置(操作部)42が設けられている。また、自動販売機用扉4における表示窓41の横には紙幣挿入口43a、硬貨投入口43b、返却レバー43c、硬貨返却口43dからなる課金部43及びキーロック装置(不図示)のキー溝44が設けられている。更に、自動販売機用扉4における表示窓41の下方の右端寄りには円形の開口からなる商品取出口40が形成されている。
ディスプレイ装置42はタッチパネル式画面となっており、販売する商品及び商品価格を表示する表示手段としての機能を有するとともに、購入者により商品を表示する部分が押圧されると当該商品が選択された旨の信号を自動販売機の主制御装置に与える入力手段(タッチパネル)としての機能を有するものである。尚、課金部43に代えて電子マネー搭載の記録媒体(ICカード、携帯電話等)により電子マネー決済を行うこともできるものであり、課金部43に限定されるものではない。
商品取出口40の前面側(自動販売機用扉4から見た場合には背面側)には、商品受箱401(図17参照)が設けられている。商品受箱401は、天板と底板と左右側板とを備えて構成され、前面及び後面が開放した箱形構造として形成されている。この商品受箱401は、後面が自動販売機用扉4に開口して設けた商品取出口40に臨み、前面がケース本体1の背板12に形成した商品搬出口16に臨み、商品搬出口16を介して送出される商品を受容するものである。尚、商品取出口40は、上端を軸支された内開き方式の取出口扉400(図16も参照)により閉塞されている。
図6は、ケース本体1内を左右方向に商品収納室1Aと商品搬出室1Bとに区画する断熱仕切部材5を示す。断熱仕切部材5は矩形のウレタンフォームからなる断熱材を主要な構成部材とするものである。この断熱仕切部材5の前方寄りの上下方向の中間位置には、商品収納室1Aと商品搬出室1Bとを連通する態様の商品払出口51が開口して形成されている。この商品払出口51は商品載置棚6の商品収納ラック7から搬出され、庫内商品搬出シュータ8を介して搬送された商品が通過可能な大きさに形成されている。また、商品払出口51には払出口枠ユニット54が装着される。払出口枠ユニット54は、額縁状の払出口枠52と、この払出口枠52に軸支される払出口扉53からなり、上述した搬出口枠ユニット19と同様の構成をなすものであるので重複する説明は省略する。この払出口枠ユニット54の払出口扉53は払出口扉53自身の自重により商品払出口51を閉塞して商品収納室1A内の冷気若しくは暖気が商品搬出室1B側に流出するのを防止する。
また、断熱仕切部材5には上下一対の係止具55,56が設けられている。これらの係止具55,56は、不使用時の庫内商品搬出シュータ8を保持して商品搬出室1Bに格納するためのものであり、互いに対向する方向に折り曲げられた係合片55a,56aを備えている。尚、断熱仕切部材5には金属板500が貼着されており、この金属板500に係止具55,56がねじ止めされる。
上記商品収納室1A内に上下方向に複数段架設され商品載置棚6は左右側壁を有する矩形平板の棚板として形成されている。商品載置棚6の左右側壁の外側には図示を省略したローラが前後方向に複数設けられている。これらのローラはケース本体1の商品収納室1Aの内部の前後左右に配設した支柱(不図示)に固定されたレールR(図17参照)により保持されている。したがって、商品載置棚6は商品収納室1Aに格納された位置と商品収納室1Aから前方に引き出された位置との間を前後方向にスライド移動自在である。
上下方向に5段の商品載置棚6のうち、上方の2段の商品載置棚6に左右方向に複数列配設されてなる商品収納ラック7を図7乃至図11に示す。尚、上方の3段の商品載置棚6はショーケース用扉2との間に商品搬出用の空間2aを形成し、当該商品搬出用の空間2aに庫内商品搬出シュータ8を配設することができるように奥まった位置に押し込まれている。
図7及び図8に示すように、商品収納ラック7は、前後方向に一列に整列して収納された商品を駆動ユニット70からの回転駆動力を受けてショーケース用扉方向に搬送して商品を搬出し、かつ、商品の売り切れを検知する売り切れ検知装置78を有する商品搬出機構71を搭載したものである。
商品搬出機構71は、駆動ユニット70からの回転駆動力を受けて走行することにより、その搬送面72a上に載置した商品Gを搬送方向Aに搬送可能な無端の搬送ベルト72を有するベルトコンベア機構からなる。搬送ベルト72は、搬送方向Aで上流側に設けられる駆動ローラ73と、下流側に設けられる従動ローラ74との間に無端状に巻き掛けられ、駆動ローラ73の回転駆動力によって走行する。すなわち、搬送ベルト72は、搬送方向Aで最も上流側となる位置が駆動ローラ73によって支持される一方、最も下流側となる位置が従動ローラ74によって支持されている。
駆動ローラ73は、ベース部材700に装着されるコンベアベース710の基端側に立設された左右の側壁710a、710a間に軸支され、従動ローラ74は、コンベアベース710の先端側の左右の側壁間に軸支されている。また、商品搬出機構71の搬送面72a上には、売り切れ検知装置78を構成する検知部材780が設けられている。検知部材780は、搬送ベルト72との当接面に設けた係合爪(不図示)を搬送ベルト72に適宜穿孔した係合穴(不図示)に係合させることにより搬送ベルト72に対して着脱自在である。検知部材780は、整列された商品Gのうち、最も後方(最後尾)の商品Gの背後に設けられ(例えば、図7中に2点鎖線で示す検知部材780参照)、搬送ベルト72の走行による商品Gの搬送とともに移動して、最終的には図7中に実線で示すように、商品収納ラック7の最前まで移動する。検知部材780は、左右方向に張り出す押圧部780aを備えている。
図8に示すように、商品搬出機構71の奥側端部には、駆動ユニット70の回転体704(後述する図9参照)に連結される連結部751を有する連結ギア75と、連結ギア75と噛み合うことで従動回転される従動ギア76と、従動ギア76の側面に位置する駆動ローラ73と、駆動ローラ73より前方で、かつ、下方に配設されて搬送ベルト72に張力を付与するテンションローラ77とが備えられる。連結ギア75は、従動ギア76と噛み合う大径の「かさ歯車」であり、「かさ歯車」より奥側に向かって突出した円筒状の連結部751とを備えている。円筒状の連結部751の周縁には前後方向に延在する突起751aが形成されている。従動ギア76は、連結ギア75の「かさ歯車」と噛み合う「かさ歯車」を有し、コンベアベース710の左右の側壁710a、710a間に軸支された駆動ローラ73の一端側に嵌合されることで、駆動ローラ73と同軸上で一体に連結されている。
駆動ユニット70は、図9に示すように、表カバー701aと裏カバー701bとによって矩形箱状に構成される筐体701を備えている。この筐体701の内部には、図10(駆動ユニット70の表カバー701aを取り外した状態の正面図)に示すように、モータ702、ギア機構703、回転体704、検知スイッチ705を収容して構成されている。筐体701の表カバー701aの前面には売り切れ検知装置78を構成する揺動部材782が設けられている。この揺動部材782は、正面視略三角形状に構成され板状部材であり、三角形の上部頂点近傍に形成された軸孔782aに、図9に示した筐体701の表カバー701aから突出する軸ピン706が挿通され、軸ピン706を回動中心として揺動可能となっている。上記駆動ユニット70は、図8に示したコンベアベース710に搭載された商品搬出機構71が装着されるベース部材700の装着スロット700aに装着される。
駆動ユニット70の筐体701の内部に収容されたモータ702の回転軸には、ウオーム歯車(ねじ歯車)702aが固着されている。ギア機構703は、モータ702の回転を回転体704に伝達するための伝達機構(減速機構)であり、ウオーム歯車702aに噛み合うウォームホイール(はす歯歯車)703aと、ウォームホイール703aによって従動回転されるとともに、回転体704を回転駆動する伝達ギア703bとから構成されている。検知スイッチ705は、検知レバー705aが押圧されて揺動されことにより押ボタン705bが押し下げられるマイクロスイッチである。回転体704は、伝達ギア703bに一体の小径ギア(図10では伝達ギア703bに隠れて見えない)と噛み合う大径のギア部7041と、ギア部7041より小径の円筒状に形成されて前後方向に延びた装着部7042とを有する。装着部7042は、商品搬出機構71の奥側端部に設けた連結ギア75の連結部751を着脱可能となっている。この場合、装着部7042の内周面には、周方向に沿って複数の溝部7042aが形成され、この溝部7042aは連結ギア75の連結部751に形成した突部751aと係合可能である。したがって、連結ギア75の連結部751に形成した突部751aを溝部7042aに係合させる態様で連結ギア75の連結部751を回転体704の装着部7042に装着することによりモータ702の回転が連結ギア75に伝達されて搬送ベルト72が走行する。
次に、売り切れ検知装置78は、搬送ベルト72に設けられた検知部材780と、ベース部材700の側面に搬送方向Aに沿って延在し、検知部材780によって搬送方向Aの方向にスライドされる長尺棒状のリンク部材781と、駆動ユニット70に設けられる揺動部材782及び検知スイッチ705とから構成される。
検知部材780は、商品収納ラック7に整列された商品Gのうち、最後尾の商品Gの背後に設けられ、商品Gとともに搬送方向Aに移動する。そして、最後尾の商品Gが商品収納ラック7から払い出されると、その下部に左右方向に張り出して形成された押圧部780aが、商品収納ラック7の最前位置でリンク部材781の先端面781aの背面側を前方へと押圧してスライドさせる。
図11に示すように、リンク部材781は、先端面781aと、先端面781aの後方に設けられてベース部材700の内側に向かって水平方向に突出する第1突出片781bと、長手方向略中央に設けられてベース部材700の内側に向かって水平方向に突出する第2突出片781cと、後端側に設けられてベース部材700の内側に向かって水平方向に突出する第3突出片781dと、後端から上方に屈曲した後に後方へと突出することで側面視略L字状に形成された押圧片781eとを有する。第1突出片781b、第2突出片781c及び第3突出片781dは、ベース部材700の側面に開口形成され、搬送方向Aに沿って延びた図示しないスライド長孔に移動可能な状態で係合し、当該リンク部材781のスライド動作を案内する。この際、第2突出片781cには、ベース部材700との間に図示しないコイルばねが取り付けられることにより、リンク部材781は、ベース部材700に対して相対的に後方(搬送方向Aの逆方向)に向かって付勢されている。押圧片781eの自由端(後端)には、揺動部材782の側面と摺接可能な傾斜面781fが形成されている。傾斜面781fは、押圧片781eの肉厚が後方に向かうに従って漸減するようにカットすることにより形成されている。
また、図11に示すように、揺動部材782は、左右方向(実線矢印L、点線矢印R)に揺動可能であり、コイルばね783(図9参照)により、点線矢印Rに付勢されている。揺動部材782の側面からは奥側に向かって押圧レバー782bが突出している。押圧レバー782bは、駆動ユニット70の筐体701の表カバー701aに設けた開口を通して検知スイッチ705の検知レバー705aに対峙するものである。
次に、この売り切れ検知装置78による売切検知動作について説明する。
先ず、商品収納ラック7に商品Gが残っており、搬送ベルト72に設けた検知部材780がリンク部材781の先端面781aから離間している通常時、リンク部材781が後方にスライドしている。この状態でリンク部材781の後端に位置する押圧片781eに形成した傾斜面781fの厚肉部位が揺動部材782の側面に当接して揺動部材782は実線矢印Rの方向に揺動した状態で保持されている。揺動部材782が実線矢印Rの方向に揺動した状態では、揺動部材782の押圧レバー782bが、検知スイッチ705の検知レバー705aから離間した位置にあり、検知スイッチ705はオフになっている。
この状態から、商品収納ラック7の最後尾の商品Gを払い出す途中で、検知部材780の押圧部780aがリンク部材781の先端面781aに当接してリンク部材781を前方へとスライドさせる。リンク部材781を前方へのスライドにより傾斜面781fの揺動部材782の側面との摺接部位が厚肉部位から薄肉部位へと移動して揺動部材782を実線矢印Rの方向へ押圧する押圧力がなくなる。これに伴って、揺動部材782は、コイルばね783の付勢力によって点線矢印Lの方向に揺動する。これにより、揺動部材782の押圧レバー782bが検知スイッチ705の検知レバー705aを押圧し、該検知レバー705aによって押ボタン705bが押し下げられるため、検知スイッチ705はオンとなる。自動販売機の主制御回路は、上記検知スイッチ705の信号を監視しており、検知スイッチ705がオンとなったと判定すると、商品Gの売り切れが検知された当該商品収納ラック7について、そのラック番号が売り切れであると判断し、ディスプレイ装置42に表示して購入者に通知する。
尚、売り切れが検知された商品収納ラック7については、作業者がショーケース用扉2を開放して商品Gを補充する際に、検知部材780を再び奥側に移動させて最後尾の商品Gの背後に設置することにより、リンク部材781と揺動部材782とが通常時の状態に復帰する。
庫内商品搬出シュータ8を図12及び図13に示す。図12及び図13に示すように、庫内商品搬出シュータ8は、シュータ本体80と、シュータ本体80の前後両縁に沿って配設される前方案内部材84及び後方案内部材85と、シュータ本体80の両端下部に配設される係止金具86,87とからなる。尚、図12(a)における801,802は、庫内商品搬出シュータ8をケース本体1の商品収納室1Aの商品搬出用の空間2aに配設するための固定部材である。固定部材801は、図14に示すようにケース本体1の左側板13の内側に固着され、固定部材802は断熱仕切部材5の商品収納室1A内側であって、商品払出口51の下方位置に固着されるものである。
シュータ本体80は、長辺側の前フレーム81aと後フレーム81b及び短辺側の左右フレーム81c,81cからなるフレーム81と、このフレーム81の長辺に跨る態様で配置される多数の軸82と、これらの軸82により支持された複数のローラ83を配したものである。このシュータ本体80は、いわゆる「そろばん」の形態をなしている。
前方案内部材84は、左右の2分割された右側案内部材841と左側案内部材842とからなる。右側案内部材841、左側案内部材842は、フレーム81の前フレーム81aに沿う態様の取付部841a,842aと、取付部841a,842aに連なり、前フレーム81aの上面を覆う態様の平坦部841b、842bと、平坦部841b、842bに連なり、斜め上方に傾斜した案内部841c,842cとからなる。上記取付部841a,842aの幅は前フレーム81aの幅よりも広い幅に定められ、取付部841a,842aを前フレーム81aに沿う態様で配置した場合、前フレーム81aと重ならない下方位置にねじの挿通穴S11〜S14が穿設されている。
後方案内部材85は、底部851と案内部852とならなる。底部851は、底板851aと左右側壁851b,851bと後壁851cと前壁851dとからなり、上記底板851aと左右側壁851b,851bと後壁851cとによりシュータ本体80を格納する浅い箱型に形成されている。底部851の前壁851dは下方に折り曲げられてシュータ本体80を前方から格納する空間を形成している。上記前壁851dには、上記前方案内部材84を構成する右側案内部材841と左側案内部材842の取付部841a,842aに穿設されたねじの挿通穴S11〜S14に対峙する位置にねじ溝S21〜S24が形成されてなる。また、後方案内部材85は、後壁851cに連なる平坦部853を備え、この平坦部853に連ねて案内部852が形成されている。案内部852は、斜め上方に傾斜した傾斜部852aと、この傾斜部852aに連なる鉛直部852bとからなる。鉛直部852bの左端側は、庫内商品搬出シュータ8をケース本体1の商品収納室1Aの商品搬出用の空間2aに配設した際、商品収納ラック7から搬出される商品と干渉しないように適宜の形状に切断されている。
後方案内部材85の底部851へのシュータ本体80の組み付けは、底部851における前壁851dが下方に折り曲げられることにより解放した空間(間口)の前方からシュータ本体80を底部851へ挿入し、シュータ本体80の後フレーム81bが底部851の後壁851cに当接するまで押し込むことによりシュータ本体80が底部851に格納される。後方案内部材85の底部851にシュータ本体80を格納した状態ではフレーム81の後フレーム81bが後方案内部材85の底部851と後壁851cと平坦部853とにより形成される溝内に進入し、フレーム81の前フレーム81aと底部851における前壁851dとが鉛直方向に面一となる。そして、前方案内部材84を構成する右側案内部材841と左側案内部材842のそれぞれの取付部841a,842aを前フレーム81aに沿う態様で配設したうえで取付部841a,842aに形成したねじの挿通穴S11〜S14を介してねじS1〜S4を後方案内部材85に穿設したねじ溝S21〜S24にねじ込むことによりシュータ本体80と前方案内部材84と後方案内部材85とが一体化されて庫内商品搬出シュータ8が構成される。この場合、右側案内部材841と左側案内部材842の平坦部841b,842bがフレーム81の前フレーム81aと後フレーム81bの上方を覆うようになり、商品が前フレーム81a及び後フレーム81bに接することを防止する。
また、右側案内部材841と左側案内部材842の平坦部841b,842b、及び後方案内部材85の後壁851cは、断熱仕切部材5に設けた上下一対の係止具55,56の係合片55a,56a(図18参照)が係合するものである。すなわち、庫内商品搬出シュータ8を使用しない場合に当該庫内商品搬出シュータ8を後方案内部材85の底部851が断熱仕切部材5の面に平行となる姿勢としたうえで断熱仕切部材5の前方から上記右側案内部材841と左側案内部材842の平坦部841b,842b、及び後方案内部材85の後壁851cを係止具55,56の係合片55a,56aに対峙する態様で係止具55,56の間に挿入すると庫内商品搬出シュータ8が係止具55,56に保持された状態で商品搬出室1Bに格納される。
上記庫内商品搬出シュータ8の左右両端の底部には係止金具86,87がねじ又は溶接により固着される。具体的には係止金具86,87は、後方案内部材85の底部851を構成する底板851aにねじ又は溶接により固着される。これらの係止金具86,87は、ケース本体1の左側壁の内側に固着された取付金具801と断熱仕切部材5の商品収納室1A側の内壁に固着された取付金具802に係合して庫内商品搬出シュータ8をケース本体1の商品搬出用の空間2aに架設するものである。
図13に示すように、係止金具87は後方案内部材85の底部851を構成する底板851aにねじ又は溶接で固着される基台87aと、当該基台87aから下方に折り曲げて形成した前後一対の舌片87b,87bと、これらの舌片87b,87bの間に位置する当接片87cと、基台87aから外方に突出する突起87d,87dを備えて構成される。上記舌片87b,87b及び突起87d,87dは略箱形に形成された取付金具802に設けた係止穴802a,802a(図12参照)に挿入して取付金具802と係合する。舌片87b,87bは庫内商品搬出シュータ8が左右方向に移動して取付金具802から脱落するのを防止する一方、突起87d,87dは庫内商品搬出シュータ8が上下方向に移動して取付金具802から脱落するのを防止する。当接片87cは取付金具802に当接して庫内商品搬出シュータ8の位置を定めるものである。一方、係止金具86は後方案内部材85の底部851を構成する底板851aにねじ又は溶接で固着される基台86aと、係止金具87の前後一対の舌片87b,87bと同様に形成された前後一対の舌片86b,86bとを備えて構成される。係止金具86の前後一対の舌片86b,86bは略箱形に形成された取付金具801に設けた係止穴801a,801a(図12参照)に挿入して取付金具801と係合し、庫内商品搬出シュータ8が左右方向に移動して取付金具801から脱落するのを防止する。
かかる構成の庫内商品搬出シュータ8は、図14に示すように、ケース本体1の左側壁の内側に固着された取付金具801と断熱仕切部材5の商品収納室1A側の内壁に固着された取付金具802に係止金具86,87を介してケース本体1の商品搬出用の空間2aに架設される。この場合、庫内商品搬出シュータ8は右下がりに傾斜し、庫内商品搬出シュータ8の右端が断熱仕切部材5の商品払出口51に対峙している。このように、ケース本体1の商品搬出用の空間2aに架設された庫内商品搬出シュータ8は商品載置棚6の商品収納ラック7から搬出された商品を断熱仕切部材5の商品払出口51に向けて搬送する。
庫外商品搬出シュータ9を図15及び図16に示す。図15は庫外搬出シュータを示す分解斜視図であり、図16はケース本体の右側板を除去した状態の一部省略右側面図である。
図15に示すように庫外商品搬出シュータ9は商品の滑動若しくは転動面となる搬送部91と、搬送部91の左右から鉛直に立ち上がる左右側壁部94,95とを備えてなる。左側壁部94の上部は断熱仕切部材5に向けて傾斜した傾斜部94aを有している。搬送部91の前後両端には下方に折り曲げられた係合片92,93が形成され、係合片92にはねじ挿通穴92a,92aが穿設され、係合片93には舌片93a,93aが形成されている。
取付金具901,902は係合片92,93と係合して庫外商品搬出シュータ9をケース本体1の商品搬出室1Bに架設するものである。取付金具901は、図14に示したように、断熱仕切部材5とケース本体1の右側板13に左右両端がねじで固着されるものであり、鉛直部901aにねじ孔901b、901bが穿設されている。取付金具902は、図16に示すように、ケース本体1の背板12に添着されたものであり、水平部902aにスリット状の溝902b,902bが形成されている。尚、取付金具902は、図3及び図4に示した背板12に設けた搬出口枠ユニット19が装着された商品搬出口16の下方に添着されている。
庫外商品搬出シュータ9は、次のようにしてケース本体1の商品搬出室1Bに架設される。すなわち、搬送部91の後端に設けた係合片93の舌片93a,93aをケース本体1の背板12に添着された取付金具902のスリット状の溝902b,902bに差し込んで係合させた後、搬送部91の前端に設けた係合片92を断熱仕切部材5とケース本体1の右側板13に固着された取付金具901の鉛直部901aに被せる態様で鉛直部901aと前後に重ね合わせたうえでねじS5,S6により両者をねじ止めする。
このように、ケース本体1の商品搬出室1Bに架設に架設された庫外商品搬出シュータ9は断熱仕切部材5の商品払出口51を介して搬出された商品を背板12に設けた商品搬出口16に向けて送出する。商品搬出口16に送出された商品は搬出口枠ユニット19の搬出口扉18を押し開いて自動販売機用扉4の商品取出口40の前面側(自動販売機用扉4から見た場合には背面側)に設けた箱形構造の商品受箱401(図17参照)に送出される。
かかる構成になるショーケース兼用自動販売機10をショーケースモードで使用する場合には、図17に示すように、庫内商品搬出シュータ8を、メンテナンス扉3を開いてケース本体1の商品搬出室1Bに格納しておく。この場合、庫内商品搬出シュータ8は後方案内部材85の底部851が断熱仕切部材5の面に平行となる姿勢としたうえで断熱仕切部材5の前方から上記右側案内部材841と左側案内部材842の平坦部841b,842b、及び後方案内部材85の後壁851cを係止具55,56の係合片55a,56aに対峙する態様で係止具55,56の間に挿入することにより係止具55,56に保持された状態で商品搬出室1Bに格納される。また、庫内商品搬出シュータ8は係止具55,56に保持された状態で、断熱仕切部材5に形成した商品払出口51を塞ぐ態様で、その商品払出口51に装着される払出口枠ユニット54の払出口扉53を覆うようになっている。これにより、ショーケース兼用自動販売機10をショーケースモードで使用する場合に払出口扉53が不測に開いて冷気若しくは暖気が漏れるのを防止することができる。このように、ショーケース兼用自動販売機10をショーケースモードで使用する場合、購入者はショーケース用扉2を開放して商品収納ラック7若しくは商品載置棚6から商品を取り出す。
ショーケース兼用自動販売機10を自動販売機モードで使用する場合には、上述した図17に示すように商品搬出室1Bに格納された庫内商品搬出シュータ8を、メンテナンス扉3を開いて取り出した後、ショーケース用扉2を開いたうえで、図18に示すようにケース本体1の商品搬出用の空間2aに架設する。庫内商品搬出シュータ8のケース本体1における商品搬出用の空間2aへの架設は、上述した図14にて説明したとおりであるのでここでは重複する説明は省略するが、ケース本体1の左側壁の内側に固着された取付金具801と断熱仕切部材5の商品収納室1A側の内壁に固着された取付金具802(図14も参照)に係止金具86,87(図13参照)を介してケース本体1の商品搬出用の空間2aに架設される。尚、ショーケースモードで商品が購入された商品収納ラック7については、作業者がショーケース用扉2を開放して庫内商品搬出シュータ8をケース本体1における商品搬出用の空間2aに架設する際に商品を補充しておく。
このように、庫内商品搬出シュータ8をケース本体1における商品搬出用の空間2aに架設した自動販売機モードでは、自動販売機用扉4のディスプレイ装置42には販売する商品及び商品価格を表示する。尚、ショーケースモードにおいては、自動販売機用扉4のディスプレイ装置42は商品宣伝用の販促パネルとしての活用、各種コンテンツ情報の表示を行う。
さて、自動販売機モードにおいて、購入者が紙幣挿入口43a、硬貨投入口43bに紙幣、硬貨を投入すると不図示の紙幣識別装置、硬貨識別装置により真偽及び金種が識別され、真偽結果が「真」の場合には紙幣識別装置、硬貨識別装置から自動販売機の主制御装置に金種信号が送られて合計金額が算出され、真偽結果が「偽」の場合には投入紙幣が紙幣挿入口43aに返却され、投入硬貨が硬貨返却口43dに返却される。自動販売機の主制御装置は、投入紙幣、硬貨の合計金額と商品価格とを比較して合計金額が商品価格と一致或いは商品価格を超える商品についてディスプレイ装置42に表示し、購入者が購入の意思を示すためにディスプレイ装置42に表示された商品をタッチすると当該商品を収納した商品収納ラック7に搭載された駆動ユニット70のモータ702に駆動信号を与えて商品搬出機構71により前後方向に一列に整列して収納された商品をショーケース用扉2の方向に搬送して1個の商品(最前列の商品)を搬出する。
商品収納ラック7に搭載された商品搬出機構71から搬出されて庫内商品搬出シュータ8に落下した商品は、断熱仕切部材5の商品払出口51に装着された払出口枠ユニット54の払出口扉53を押し開いて庫外商品搬出シュータ9に落下してケース本体1の背板12に設けた商品搬出口16に向けて送出された後、商品搬出口16に装着された搬出口枠ユニット19の搬出口扉18を押し開いて自動販売機用扉4の商品取出口40の前面側(自動販売機用扉4から見た場合には背面側)に設けた箱形構造の商品受箱401に送出される。商品受箱401に送出された商品は商品取出口40を閉塞する内開き方式の取出口扉400を購入者が押し開くことにより取り出される。
自動販売機の主制御装置は、購入者が投入した硬貨、紙幣の合計金額が選択された商品の商品価格を超えて釣銭が必要な場合、貨識別装置、紙幣識別装置から必要とする釣銭を払い出して販売動作を終了する。
上述したように、本発明の実施の形態であるショーケース兼用自動販売機10によれば、箱形の断熱筐体として形成され、前後方向の一方の面(前面)が開口してなるとともに一方の面(前面)に対向する他方の面(背板12)に商品搬出口16が形成されてなるケース本体1と、上記ケース本体1の一方の面(前面)の開口に開閉自在に設けられたショーケース用扉2と、上記ケース本体1の他方の面(背板12)に開閉自在に設けられるとともに上記ケース本体1の他方の面(背板12)に設けた商品搬出口16と対峙する位置に商品取出口40が設けられた自動販売機用扉4と、上記ケース本体1内を左右方向に商品収納室1Aと商品搬出室1Bとに区画するとともに商品収納室1Aと商品搬出室1Bとを連通する態様で開口し、かつ、常時払出口扉53で閉塞された商品払出口51が形成されてなる断熱仕切部材5と、上記ケース本体1における商品収納室1A内にショーケース用扉2との間に商品搬出用の空間2aを形成する態様で上下方向に複数段架設され、前後方向に一列に整列して収納された商品Gをショーケース用扉2方向に搬送して搬出し、かつ、商品Gの売り切れを検知する売り切れ検知装置78を有する商品搬出機構71を搭載した商品収納ラック7が左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚6と、上記ケース本体1の商品搬出用の空間2aに着脱自在に配設され、商品収納ラック7から搬出された商品Gを断熱仕切部材5の商品払出口51に向けて搬送する庫内商品搬送装置(庫内商品搬出シュータ8)と、上記庫内商品搬送装置(庫内商品搬出シュータ8)により搬送され、上記断熱仕切部材5の商品払出口51を介して搬出された商品Gを受け取って上記ケース本体1の他方の面(背板12)に設けた商品搬出口16に搬送する庫外商品搬送装置(庫外商品搬出シュータ9)と、を備えてなることにより、ケース本体1の他方の面(背板12)には商品搬出口16が形成されているのみで、従来装置のように断熱筐体として構成されたケース本体の背面を開放(ケース本体の背面の断熱材を削除)してケース本体の断熱性能を著しく低下させてしまい、ケース本体内の商品載置棚に収納された商品を所望の冷却温度に維持するための冷凍機コンデンシングユニットが大型化して電力消費量の増大を招来するという不利な点を解消して省エネルギー化を図ることができる。また、ケース本体1内に収納した商品Gをショーケース用及び自動販売機用に共用することができるという効果を奏するものである。
次に本発明に係る商品収納装置の変形例について説明する。図19は、本発明の実施の形態である商品収納装置の変形例の内部構造を示す斜視図である。尚、上述した実施の形態である商品収納装置(ショーケース兼用自動販売機10)と同一の構成要素には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
ここで例示する商品収納装置は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されたショーケース兼用自動販売機10′であり、前方が店舗内を向く一方、後方が店舗外を向くようにケース本体が店舗の壁を貫通して設置されている。
ショーケース兼用自動販売機10′は、装置本体10a′を備えている。この装置本体10a′は、ケース本体1と、ショーケース用扉(扉体)2及びメンテナンス扉3と、自動販売機用扉(他の扉体)4とを備えており、ケース本体1は、断熱仕切部材5と、商品載置棚6と、搬送手段1Dとを備えている。
搬送手段1Dは、商品搬出用の空間2aに配設され、商品収納ラック7から搬出された商品を商品払出口51に向けて搬送する庫内商品搬送装置100と、庫外商品搬出シュータ(庫外商品搬送装置)9とを備えている。
図20は、図19に示した庫内商品搬送装置100を示す斜視図である。この図20に示すように、庫内商品搬送装置100は、庫内商品搬出トレイ110と昇降機構120とを備えて構成されている。
庫内商品搬出トレイ110は、図21及び図22に示すように、トレイ本体111と、前方側案内部材112と、後方側案内部材113とを有している。トレイ本体111は、図23にも拡大して示すように、商品収納ラック7に近接するに連れて、すなわち後方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する前方側傾斜案内部(第1傾斜案内部)1111と、前方側傾斜案内部1111における商品収納ラック7に最も近接する端部である後端部1111aに連続し、かつ後方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する後方側傾斜案内部(第2傾斜案内部)1112とを有しており、全体として商品払出口51に向けて(右方に向けて)漸次下方に傾斜している。
このようなトレイ本体111を構成する前方側傾斜案内部1111及び後方側傾斜案内部1112は、前後方向に沿って配置される多数の軸1113に、該軸1113に挿通されることにより支持された複数のローラ1114を配して形成したものであり、いわゆる「そろばん」の形態をなしている。
前方側案内部材112は、例えば板金等を加工して形成されるものであり、トレイ本体111の前端部分(前方側傾斜案内部1111の前端部分)より上方に向けて延在する態様で設けられている。後方側案内部材113は、例えば板金等を加工して形成されるものであり、トレイ本体111の後端部分(後方側傾斜案内部1112の後端部分)より上方に向けて延在する態様で設けられている。
昇降機構120は、商品搬出用の空間2aにて庫内商品搬出トレイ110を上下方向に沿って移動させるためのもので、庫内商品搬出トレイ110に左方昇降体121L及び右方昇降体121Rが設けられる一方、ケース本体1に左右一対の昇降ガイドレール122が設けられることによって構成されている。
左方昇降体121Lは、トレイ本体111の左端部分より下方に延在する態様で設けられており、複数のガイドローラ123aが回転可能に取り付けられている。右方昇降体121Rは、トレイ本体111の右端部分より下方に延在する態様で設けられており、複数のガイドローラ123bが回転可能に取り付けられている。
昇降ガイドレール122のうち左方昇降ガイドレール122Lは、案内路124aを介して左方昇降体121Lのガイドローラ123aを長手方向に沿った直線上に案内する長尺部材であり、商品搬出用の空間2aの左端縁部を構成している。右方昇降ガイドレール122Rは、右方昇降体121Rのガイドローラ123bを長手方向に沿った直線上に案内する長尺部材であり、商品搬出用の空間2aの右端縁部を構成している。この右方昇降ガイドレール122Rは、上記断熱仕切部材5に取り付けられており、商品払出口51に連通する払出開口125が形成されている。
この昇降機構120には、左方昇降ガイドレール122Lにスプロケット126が付設されている。スプロケット126は、ロッド127を介して電動モータ等の昇降アクチュエータ128に連係されており、この昇降アクチュエータ128によって正転/逆転するもので、回転中心軸が左右方向に沿って水平となる状態で左方昇降ガイドレール122Lの上方域に取り付けられている。このスプロケット126には、タイミングチェーン129が巻回されている。タイミングチェーン129は、一方の端部が左方昇降体121Lに接続されており、かつ他方の端部がバランスウエイト130の上端部に接続されている。
これに対して、右方昇降ガイドレール122Rには、スプロケット126やタイミングチェーン129に相当する構成が設けられておらず、先のバランスウエイト130と右方昇降体121Rとの間が唯一プルケーブル131によって接続されている。プルケーブル131は、シース131aの内部に金属製のインナワイヤ131bが配設されたもので、シース131aを介してケース本体1の前面の開口(取出用開口2b)の上縁部に保持されている。プルケーブル131の両端部は、それぞれ下方に向けて延在しており、シース131aの各端部から延出したインナワイヤ131bの端部が右方昇降体121R及びバランスウエイト130の上端部に接続されている。インナワイヤ131bの長さは、途中で弛むことなく右方昇降体121Rとバランスウエイト130との間を接続できる長さに設定されている。
そのような昇降機構120は、常態においては、庫内商品搬出トレイ110を、図24に示すように商品搬出用の空間2aにおいて、最上位の商品載置棚6よりも上方となる位置に配置させている。従って、庫内商品搬出トレイ110は、常態においては、図19に示した目隠板2cの後方に配置されている。
かかる構成になるショーケース兼用自動販売機10′をショーケースモードで使用する場合には、庫内商品搬出トレイ110は、目隠板2cの後方に配置されて購入者には視認されない。そして、購入者はショーケース用扉2を開放して商品収納ラック7若しくは商品載置棚6から商品を取り出すことができる。
ショーケース兼用自動販売機10′を自動販売機モードで使用する場合には、自動販売機用扉4のディスプレイ装置42には販売する商品及び商品価格を表示する。尚、ショーケースモードにおいては、自動販売機用扉4のディスプレイ装置42は商品宣伝用の販促パネルとしての活用、各種コンテンツ情報の表示を行う。
さて、自動販売機モードにおいて、購入者が紙幣挿入口43a、硬貨投入口43bに紙幣、硬貨を投入すると不図示の紙幣識別装置、硬貨識別装置により真偽及び金種が識別され、真偽結果が「真」の場合には紙幣識別装置、硬貨識別装置から自動販売機の主制御装置に金種信号が送られて合計金額が算出され、真偽結果が「偽」の場合には投入紙幣が紙幣挿入口43aに返却され、投入硬貨が硬貨返却口43dに返却される。
自動販売機の主制御装置は、投入紙幣、硬貨の合計金額と商品価格とを比較して合計金額が商品価格と一致或いは商品価格を超える商品についてディスプレイ装置42に表示し、購入者が購入の意思を示すためにディスプレイ装置42に表示された商品をタッチすると、昇降アクチュエータ128を駆動させてスプロケット126が回転し、図25に示すように、庫内商品搬出トレイ110が下方に向けて移動し、当該商品Gを収納した商品収納ラック7を備える商品載置棚6の前方に配置される。また主制御装置は、当該商品収納ラック7に搭載された駆動ユニット70のモータ702に駆動信号を与えて商品搬出機構71により前後方向に一列に整列して収納された商品Gをショーケース用扉2の方向に搬送して1個の商品(最前列の商品)を搬出する。
商品収納ラック7に搭載された商品搬出機構71から搬出されて庫内商品搬出トレイ110に落下した商品Gは、トレイ本体111の形状により右方に向けて移動する。庫内商品搬出トレイ110が商品Gを受容することで、主制御装置は、昇降アクチュエータ128を駆動させてスプロケット126を回転させ、庫内商品搬出トレイ110を上下方向に沿って移動させることで、トレイ本体111の右端部分が払出開口125(商品払出口51)を臨む高さレベルに配置させる。これにより商品Gは、断熱仕切部材5の商品払出口51に装着された払出口枠ユニット54の払出口扉53を押し開いて庫外商品搬出シュータ9に落下してケース本体1の背板12に設けた商品搬出口16に向けて送出された後、商品搬出口16に装着された搬出口枠ユニット19の搬出口扉18を押し開いて自動販売機用扉4の商品取出口40の前面側に設けた箱形構造の商品受箱401に送出される。商品受箱401に送出された商品Gは商品取出口40を閉塞する内開き方式の取出口扉400を購入者が押し開くことにより取り出される。
自動販売機の主制御装置は、購入者が投入した硬貨、紙幣の合計金額が選択された商品の商品価格を超えて釣銭が必要な場合、貨識別装置、紙幣識別装置から必要とする釣銭を払い出して販売動作を終了する。
以上説明したようなショーケース兼用自動販売機10′によれば、箱形の断熱筐体として形成され、前後方向の一方の面(前面)が開口してなるとともに一方の面(前面)に対向する他方の面(背板12)に商品搬出口16が形成されてなるケース本体1と、上記ケース本体1の一方の面(前面)の開口に開閉自在に設けられたショーケース用扉2と、上記ケース本体1の他方の面(背板12)に開閉自在に設けられるとともに上記ケース本体1の他方の面(背板12)に設けた商品搬出口16と対峙する位置に商品取出口40が設けられた自動販売機用扉4と、上記ケース本体1内を左右方向に商品収納室1Aと商品搬出室1Bとに区画するとともに商品収納室1Aと商品搬出室1Bとを連通する態様で開口し、かつ、常時払出口扉53で閉塞された商品払出口51が形成されてなる断熱仕切部材5と、上記ケース本体1における商品収納室1A内にショーケース用扉2との間に商品搬出用の空間2aを形成する態様で上下方向に複数段架設され、前後方向に一列に整列して収納された商品Gをショーケース用扉2方向に搬送して搬出し、かつ、商品Gの売り切れを検知する売り切れ検知装置78を有する商品搬出機構71を搭載した商品収納ラック7が左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚6と、上記ケース本体1の商品搬出用の空間2aに上下方向に沿って移動可能に配設され、商品収納ラック7から搬出された商品Gを断熱仕切部材5の商品払出口51に向けて搬送する庫内商品搬出トレイ110と、この庫内商品搬出トレイ110により搬送され、上記断熱仕切部材5の商品払出口51を介して搬出された商品Gを受け取って上記ケース本体1の他方の面(背板12)に設けた商品搬出口16に搬送する庫外商品搬送装置(庫外商品搬出シュータ9)と、を備えてなることにより、ケース本体1の他方の面(背板12)には商品搬出口16が形成されているのみで、従来装置のように断熱筐体として構成されたケース本体の背面を開放(ケース本体の背面の断熱材を削除)してケース本体の断熱性能を著しく低下させてしまい、ケース本体内の商品載置棚に収納された商品を所望の冷却温度に維持するための冷凍機コンデンシングユニットが大型化して電力消費量の増大を招来するという不利な点を解消して省エネルギー化を図ることができる。また、ケース本体1内に収納した商品Gをショーケース用及び自動販売機用に共用することができるという効果を奏するものである。
また上記ショーケース兼用自動販売機10′によれば、次のような効果を奏する。すなわち、庫内商品搬出トレイ110を常態においては、商品搬出用の空間2aにおける最上位の商品載置棚6よりも上方に配置させるので、ショーケースモードの際に庫内商品搬出トレイ110を取り外す必要がないだけでなく、自動販売機モードの際に選択された商品が収納された商品収納ラック7、並びに商品払出口51の高さレベルまで移動させることで販売時間の短縮化を図ることができる。
特に庫内商品搬出トレイ110が上下方向に沿って移動可能であることにより、内容物が落下衝撃により破損しやすい商品等も販売商品として取り扱うことができ、適用商品の拡大化を図ることができる。
また庫内商品搬出トレイ110におけるトレイ本体111は、商品収納ラック7に近接するに連れて漸次下方に傾斜する前方側傾斜案内部1111と、前方側傾斜案内部1111における商品収納ラック7に最も近接する後端部1111aに連続し、かつ商品収納ラック7に近接するに連れて漸次上方に傾斜する後方側傾斜案内部1112とを備えているので、側方から見た場合にV字状をなし、例えば袋等の容器に入れられた商品のように形状が不定型な商品についても良好に搬送することができる。
以上、本発明の実施の形態及び代表的な変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、庫内商品搬出シュータ8を設けたものについて説明したが、本発明では、庫内商品搬出シュータ8に代えて次の商品搬送装置を設けることもできる。すなわち、ケース本体の商品搬出用の空間にY軸搬送機構により上下移動するバケットを設け、バケットの底面にX軸方向(水平方向)に商品を搬送する無端の搬送ベルトを配し、この無端の搬送ベルトを駆動する駆動モータによる駆動するようにした商品搬送装置を設けることもできる。このような商品搬送装置は、内部を透視可能とした自動販売機に用いられる商品搬送装置として公知の技術を採用することができ、本発明にかかる庫内商品搬送装置は実施の形態に示した庫内商品搬出シュータ8に限定されるものではない。また、庫外搬出シュータについても無端の搬送ベルトとすることができるものである。更に、商品搬出機構は搬送ベルトを用いたコンベア方式の代わりにスパイラル方式等の公知の方式のものを用いることができるものであり、本発明は実施の形態に示したショーケース兼用自動販売機に限定されるものではない。
上述した実施の形態及び変形例においては、自動販売機用扉4に商品取出口40が設けられていたが、本発明においては、商品取出口は、装置本体における取出用開口(2b)以外の個所に設けられていてもよい。すなわち、ケース本体の側面に商品取出口が設けられていてもよいし、ケース本体の側面に形成された開口を開閉する扉に商品取出口が設けられていてもよい。
1…ケース本体、2…ショーケース用扉、3…メンテナンス扉、4…自動販売機用扉、5…断熱仕切部材、6…商品載置棚、7…商品収納ラック、8…庫内商品搬出シュータ(庫内商品搬送装置)、9…庫外商品搬出シュータ(庫外商品搬送装置)、10…ショーケース兼用自動販売機、12…背板、16…商品搬出口、17…搬出口枠、18…搬出口扉、19…搬出口枠ユニット、70…駆動ユニット、71…商品搬出機構、72…搬送ベルト、78…売り切れ検知装置。

Claims (12)

  1. 箱形の断熱筐体として形成されるとともに任意の面に形成された取出用開口が扉体により開閉されるケース本体を有し、かつ前記取出用開口とは異なる個所に商品取出口が形成された装置本体と、
    前記ケース本体の内部に前記取出用開口を臨む態様で形成され、かつ商品を収納する商品収納室と
    を備えた商品収納装置であって、
    前記装置本体に設けられた操作部が操作されて商品が選択された場合に、選択された商品を前記商品収納室から前記商品取出口に搬送する搬送手段を備えたことを特徴とする商品収納装置。
  2. 前記ケース本体は、前記取出用開口が形成された面とは異なる面に商品搬出口が形成され、
    前記商品取出口は、前記商品搬出口が形成された面に対して近接離反する態様で前記ケース本体に設けられた他の扉体において、該商品搬出口と対峙する位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の商品収納装置。
  3. 前記商品搬出口が形成された面は、前記取出用開口が形成された面と対向することを特徴とする請求項2に記載の商品収納装置。
  4. 前記ケース本体の内部を左右方向に前記商品収納室と商品搬出室とに区画するとともに、該商品収納室と該商品搬出室とを連通する態様で開口し、かつ常時払出口扉で閉塞された商品払出口が形成されてなる断熱仕切部材と、
    前記商品収納室の内部に、前記扉体との間に商品搬出用の空間を形成する態様で上下方向に複数段架設され、前後方向に一列に整列して収納された商品を前記扉体方向に搬送して搬出する商品搬出機構を搭載した商品収納ラックが左右方向に複数列配設されてなる商品載置棚と
    を備え、
    前記搬送手段は、
    前記商品搬出用の空間に配設され、前記商品収納ラックから搬出された商品を前記商品払出口に向けて搬送する庫内商品搬送装置と、
    前記庫内商品搬送装置により搬送され、前記商品払出口を介して払い出された商品を受け取って前記商品搬出口に搬送する庫外商品搬送装置と
    を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の商品収納装置。
  5. 前記庫内商品搬送装置は、前記商品搬出用の空間に着脱自在に架設され、前記商品払出口に向けて漸次下方に傾斜した庫内商品搬出シュータであることを特徴とする請求項4に記載の商品収納装置。
  6. 前記商品搬出用の空間から取り外された庫内商品搬出シュータは、前記商品搬出室側に格納してなることを特徴とする請求項5に記載の商品収納装置。
  7. 前記商品搬出用の空間から取り外された前記庫内商品搬出シュータを係止する係止具が、前記商品搬出室側の前記商品払出口の近傍に設けられ、
    前記庫内商品搬出シュータは、前記商品払出口の払出口扉の開放を抑止する態様で前記係止具に係止されてなることを特徴とする請求項5に記載の商品収納装置。
  8. 前記商品搬出機構は、
    前後に配置した駆動ローラと従動ローラとの間に無端状に張設された搬送ベルトと、
    この搬送ベルトを駆動するモータと、
    前記搬送ベルト上に収納された商品の売り切れを検知する売り切れ検知装置と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の商品収納装置。
  9. 前記他の扉体は、液晶ディスプレイからなるディスプレイ装置を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の商品収納装置。
  10. 前記庫内商品搬送装置は、
    前記商品払出口に向けて漸次下方に傾斜する庫内商品搬出トレイと、
    前記庫内商品搬出トレイを、前記商品搬出用の空間にて上下方向に沿って移動させる昇降機構と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の商品収納装置。
  11. 前記昇降機構は、常態においては、前記庫内商品搬出トレイを最上位の前記商品載置棚よりも上方となる位置に配置させることを特徴とする請求項10に記載の商品収納装置。
  12. 前記庫内商品搬出トレイは、
    前記商品収納ラックに近接するに連れて漸次下方に傾斜する第1傾斜案内部と、
    前記第1傾斜案内部における前記商品収納ラックに最も近接する端部に連続し、かつ前記商品収納ラックに近接するに連れて漸次上方に傾斜する第2傾斜案内部と
    を備えたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の商品収納装置。
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