JP2005202487A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 背景画像の表示に伴うエネルギーコストを低減でき、しかも、ディスプレイの寿命低下を抑制できる自動販売機を提供する。
【解決手段】 「夜間開始時刻」と「夜間終了時刻」を設定し、現在時刻が予め設定した夜間開始時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を低下させ、輝度低下後は現在時刻が予め設定した夜間終了時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を復元させているので、背景画像BGIの表示に伴うエネルギーコストを低減でき、しかも、ディスプレイ14の寿命低下を抑制できる。
【選択図】 図10
【解決手段】 「夜間開始時刻」と「夜間終了時刻」を設定し、現在時刻が予め設定した夜間開始時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を低下させ、輝度低下後は現在時刻が予め設定した夜間終了時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を復元させているので、背景画像BGIの表示に伴うエネルギーコストを低減でき、しかも、ディスプレイ14の寿命低下を抑制できる。
【選択図】 図10
Description
本発明は、缶入り飲料,瓶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機に関し、特に、画像表示用のディスプレイを接客面に備えた自動販売機に関する。
缶入り飲料,瓶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機にあっては、液晶ディスプレイ等の画像表示用ディスプレイを接客面に備えたものが知られている。この自動販売機では、従来の商品サンプルの代わりに販売可能商品を示す複数の商品画像をディスプレイに表示すると共に、従来の押釦スイッチの代わりにタッチセンサをディスプレイの表示面に設けて、所定の商品画像に触れたことをタッチセンサで検出することにより所期の商品販売を行う。
この自動販売機にあっては、商品サンプルを陳列した従前の自動販売機における商品サンプルの交換や位置変更に係わる作業を、ディスプレイに表示される商品画像の種類及び位置を設定,変更することにより容易に行える利点がある。
特開平9−293166号公報
特開平10−198853号公報
特開平11−232537号公報
ところで、販売可能商品を示す商品画像等をディスプレイに表示するときには非表示スペースを埋めるために背景画像を同時にディスプレイに表示するのが一般的である。この背景画像にはディスプレイを見や易くする効果や見栄えを向上させる効果が期待できるが、昼夜を問わず背景画像の輝度を24時間同じにすると背景画像の表示に伴うエネルギーコストが嵩むと共にディスプレイの寿命が低下する不具合がある。
一方、前記背景画像はその利便性を考慮すれば複数の中から任意に選択できることが望ましいが、背景画像の切り替えを手動で行うことはオペレータの作業負担及び人件費を増加させるだけでなく、周囲環境や季節等に応じたタイムリーな切り替えを行うことが難しい。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、第1の目的とするところは、背景画像の表示に伴うエネルギーコストを低減でき、しかも、ディスプレイの寿命低下を抑制できる自動販売機を提供することにある。
また、第2の目的とするところは、ディスプレイに表示される背景画像を周囲環境や季節等に応じてタイムリーに切り替えることができる自動販売機を提供することにある。
前記第1の目的を達成するため、本発明は、販売可能商品を示す商品画像等を表示するためのディスプレイを備え、該ディスプレイに背景画像を表示する自動販売機であって、背景画像の輝度を低下させる時刻と低下させた輝度を復元させる時刻とを設定するための時刻設定手段と、輝度低下時刻に達したときに背景画像の輝度を低下させ輝度復元時刻に達したときに背景画像の輝度を復元させる輝度調整手段とを備える、ことをその特徴とする。
この自動販売機にあっては、設定された輝度低下時刻に達したときに背景画像の輝度を低下させ輝度復元時刻に達したときに背景画像の輝度を復元させることができるので、背景画像の表示に伴うエネルギーコストを低減することができ、しかも、ディスプレイの寿命低下を抑制することができる。輝度低下時刻〜輝度復元時刻を1日において自動販売機の利用頻度の低い時間帯に合わせて設定しておけば同時間帯における商品販売に支障を生じることもない。
また、前記第2の目的を達成するため、本発明は、販売可能商品を示す商品画像等を表示するためのディスプレイを備え、該ディスプレイに背景画像を表示する自動販売機であって、複数の背景画像を記憶する背景画像記憶手段と、背景画像の切り替えの要否を判断し要の場合に切替信号を送出する切替信号送出手段と、切替信号に基づいて複数の背景画像から所定の背景画像を選択する背景画像選択手段と、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する背景画像置換手段とを備える、ことをその特徴とする。
この自動販売機にあっては、背景画像切替信号に基づいて複数の背景画像から所定の背景画像を選択し、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換することができるので、前記背景画像切替信号を周囲音量の大小や外気湿度の高低や外気温度の高低や購入商品等に応じて送出することにより、ディスプレイに表示される背景画像を周囲環境や季節等に応じてタイムリーに切り替えることができる。
本発明によれば、背景画像の表示に伴うエネルギーコストを低減でき、しかも、ディスプレイの寿命低下を抑制できる自動販売機を提供でき、また、ディスプレイに表示される背景画像を周囲環境や季節等に応じてタイムリーに切り替えることができる自動販売機を提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図11は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の正面図、図2は図1に示した自動販売機の側面断面図、図3は図1及び図2に示した自動販売機の制御系構成を示すブロック図、図4及び図5は図1及び図2に示した自動販売機における商品販売動作の流れを示すフローチャート、図6は待機画面を示す図、図7は商品選択前の販売画面を示す図、図8は商品選択後の販売画面を示す図、図9は商品搬出後の販売画面を示す図、図10(A)は図1及び図2に示した自動販売機における背景設定の流れを示すフローチャート、図10(B)は図1及び図2に示した自動販売機における背景表示の流れを示すフローチャート、図11は背景設定画面を示す図である。
まず、図1及び図2を参照して自動販売機の構造について説明する。ここでの説明では図1の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右と表記する。
キャビネット1は前面を開口した箱形を成し、前面を開口した断熱性内箱1aをその内側に備えている。内箱1aの内側空間は商品収納室(符号無し)となっていて、この商品収納室は断熱性仕切り板(図示省略)によって左右に並ぶ複数の単位室SRに区分されている。
各単位室SR内にサーペンタイン式ラックから成る商品収納ラック2がそれぞれ配置されている。この商品収納ラック2は前面側上部に商品補充口2aを有し蛇行状の収納通路2bに缶入り飲料,瓶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品Cを横向きで積み重ねた状態で収納している。また、商品収納ラック2の下部には収納商品Cを1個宛シュート板3上に落下搬出するためのベント機構2cが設けられている。さらに、各単位室SR毎に配置された商品収納ラック2それぞれには商品Cの有無を収納通路2b単位で検出する売切検知センサ(図示省略)が設けられている。尚、商品収納ラック2はサーペンタイン式ラックに限らず、サーペンタイン式ラックと同様に収納商品を1個宛搬出可能な他形式のラックを使用してもよい。
また、各単位室SR内にはその底部から背部にかけてシュート板3とダクト板4が設けられており、その下側及び背面側の空間には冷凍機構成機器のうちの蒸発器5と電熱ヒータ6と冷却・加温空気循環用送風機7等が配置され、ダクト板4の背面側空間はダクトDとして構成されている。さらに、各単位室SR内には商品収納ラック2内の搬出間近商品の温度を検出する温度センサ(図示省略)が設けられている。
内箱1aの底板1bの下側には機械室MRが設けられており、この機械室MR内には冷凍機構成機器のうちの凝縮器8,圧縮機9及び膨張手段(図示省略)と排熱用送風機10等が配置されている。
また、内箱1aの前側にはその前面開口を開閉自在に覆う断熱性の内扉11が設けられている。内箱1aの上下左右の前端部(下側の前端部は底板1bの前端部)と各仕切り板の前端部には内扉11を閉じた状態で商品収納室(各単位室SR)を気密状態とするためのパッキン(符号無し)が設けられており、各単位室SRは内扉11を閉じた状態で独立した断熱室を構成する。さらに、内扉11の下部には各単位室SRのシュート板3に対応した窓穴11aが複数個形成されており、各窓穴11aにはシュート板3を滑り落ちる商品Cによって押し開けられるフラップドア11bが設けられている。
つまり、この自動販売機では、各単位室SRが独立の断熱室を構成し、しかも、各単位室SRに蒸発器5と電熱ヒータ6が独立して設けられていることから、後述の温調設定器30(図3参照)によって単位室SR毎に冷却と加温と非冷却・加温の3つのモードの何れか1つを任意に選択して実施することができる。
外扉12はキャビネット1の前面開口に開閉自在に設けられており、この外扉の表面上部には化粧パネル13が設けられている。この化粧パネル13は、液晶ディスプレイ14の表示面を露出するための矩形状窓穴13aと、商品メーカー名や商品名等を文字で表示するための広告部13bを有している。
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下LCDと言う)14は静止画像及び動画像をカラー表示するためのもので、その表示面が窓穴13aから露出するように化粧パネル13の内側に配置されている。尚、LCD14の代わりに、同様の表示を可能とした周知ディスプレイ、例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやPDP(Plasma Display Panel)等を使用してもよい。
図1及び図2における図示を省略したが、LCD14の表示面には、表示面に指先等を接触或いは近接させたときのその座標位置を検出するためのタッチセンサ33(図3参照)が設けられている。このタッチセンサ33には周知の静電式透明タッチパネルや感圧式透明タッチパネルの他に、赤外線センサを構成する発光部と受光部を矩形枠の上下辺と左右辺に等間隔で配置したもの等が適宜使用できる。
また、外扉12の前面には、ロック操作レバー15,硬貨投入口16,返却レバー17,紙幣投入口18,硬貨返却口19,商品取出口20が図1に示すレイアウトで設けられている。因みに、ロック操作レバー15は外扉12内に設けられたロック機構(図示省略)を動作するためのもので、専用キーによって使用可能な状態となる。また、商品取出口20には、手動により開放可能なフラップドア21が設けられ、その内側にはフラップドア11bから排出された商品Cを受容する商品受け板22が設けられている。
次に、図3を参照して図1及び図2に示した自動販売機の制御系構成について説明する。
第1制御部23は商品Cの温調及び搬出等を主として制御するためのもので、第2制御部24はLCD14の表示及び外部とのデータ通信等を主として制御するためのものである。両制御部23,24はCPU,RAM,ROM等を備えたコンピュータから成り、制御上で必要なデータの交換を相互で行うことができる。勿論、第1制御部23と第2制御部24は1台のコンピュータで構成してもよい。
第1制御部23には、硬貨処理機25,紙幣識別機26,搬出駆動部27,圧縮機駆動部28,ヒータ駆動部29,温調設定器30が接続されている。また、第1制御部23には、各単位室SR毎に配置された商品収納ラック2内の商品Cの有無を収納通路2b単位で検出する売切検知センサ(図示省略)が売切検知部(図示省略)を介して接続され、各単位室SR内の搬出間近商品の温度を検出する温度センサ(図示省略)が温度検出部(図示省略)を介して接続されている。
硬貨処理機25と紙幣識別機26は外扉12内に配置されていて、硬貨処理機25は硬貨投入口16を通じて投入された硬貨の真偽識別と計数と貯蔵を行い、投入硬貨の金額に関するデータを第1制御部23に送出する。紙幣識別機26は紙幣投入口18を通じて投入された紙幣の真偽識別と貯蔵を行い、投入紙幣の金額に関するデータを第1制御部23に送出する。
搬出駆動部27は、各商品収納ラック2に設けられたベント機構2cの動作、詳しくはベント機構2cに用いられているソレノイド等のアクチュエータの動作を制御するためのもので、第1制御部23からの制御信号に基づいて所定のベント機構2cを動作させて所期の商品搬出を行う。
圧縮機駆動部28は、冷凍機を構成する圧縮機9の動作、詳しくは圧縮機9を駆動するためのモータの運転を制御するためのもので、第1制御部23からの制御信号に基づいて所期の圧縮機駆動を行う。
ヒータ駆動部29は、各電熱ヒータ6への通電を制御するためのもので、第1制御部23からの制御信号に基づいて所定の電熱ヒータ6への通電を行う。
温調設定器30は、先に述べた3つのモードの何れか1つを各単位室SR毎に選択するためのもので、モード選択用の押しボタンスイッチ等を備え、選択されたモードに関するデータを第1制御部23に送出する。
第2制御部24には、LCD駆動部31と、座標検出部32と、音声出力部34と、メモリーカードアダプタ(以下MCアダプタと言う)36と、モデム38と、無線通信部40が接続されている。
LCD駆動部31は 外扉12に設けられたLCD14の表示を制御するためのもので、第2制御部24からの画像データ及び制御信号に基づいてLCD14を駆動して所期の画像表示を行う。
座標検出部32は、タッチセンサ33の検出信号に基づき座標に関するデータを第2制御部24に送出する。
音声出力部34は、第2制御部24からの音声信号及び制御信号に基づいてスピーカ35を駆動して所期の音声出力を行う。このスピーカ35は外扉12内のLCD14の両側に少なくとも1個宛配置されていて、ステレオ方式により立体的な音響効果が得られるようになっている。
MCアダプタ36は、メモリーカード(以下MCと言う)37の接続を可能とする。モデム38は公衆電話回線39等を利用して外部サーバ等との間でデータ通信を行うためのものであり、無線通信部40は携帯電話網やPHS電話網等を利用して外部サーバ等との間で無線にてデータ通信を行うためのものである。
LCD14で表示され得る静止画像及び動画像等の画像データと文字データやスピーカ35から出力される音声データは、MC37、モデム38を介してのデータ通信、または、無線通信部40を介してのデータ通信によって、第2制御部24が備えるハードディスク等の記憶手段に取り込りこむことができ、データ更新も任意に行うことができる。
因みに、前記の画像データ,文字データ及び音声データには、後述する待機画面時の表示画像,表示文字及び出力音声や、販売画面時の表示画像,表示文字及び出力音声や、コマーシャル画面時の表示画像,表示文字及び出力音声や、キャンペーン画面時の表示画像,表示文字及び出力音声や、問い合わせ画面時の表示画像,表示文字及び出力音声等が含まれる。
次に、図4〜図9を参照して図1及び図2に示した自動販売機における商品販売動作について説明する。
自動販売機の電源の投入に基づいて図6に示す待機画面をLCD14に表示する(図4のステップS1)。
この待機画面には、「お飲物の販売」の文字を含むメニュー選択領域A1と、「コマーシャルのご案内」の文字を含むメニュー選択領域A2と、「キャンペーンのご案内」の文字を含むメニュー選択領域A3と、「お問い合わせ」の文字を含むメニュー選択領域A4が設定されており、各領域A1〜A4には文字の他に必要に応じて各々に対応した静止画像が併せて表示される。因みに、待機画面中に示した符号BGIは背景画像(静止画像または動画像)を示すもので、この背景画像は後述する背景設定により設定されたものである。
待機画面において硬貨投入口16に硬貨が投入されるか、或いは,紙幣投入口18に紙幣に投入されたときには、待機画面を図7に示す販売画面に切り替える(図4のステップS2,S4)。また、硬貨または紙幣の投入がない場合でも、待機画面の領域A1に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域A1が指定されたことが判別された場合にも、待機画面を図7に示す販売画面に切り替える(図4のステップS3,S4)。
この販売画面には、販売可能商品を示す「縮小商品画像」等を表示するための多数の商品選択領域B1〜B30と、自動販売機の稼働状態を販売中か準備中の何れかにより表示するための稼働状態表示領域B31と、硬貨投入口16及び紙幣投入口18を通じて投入された金額を表示するための投入金額表示領域B32と、「実物大商品画像」と「商品説明」を表示するための商品情報表示領域B33と、待機画面に戻すためのリターン領域B34が図7に示すレイアウトで設定されている。因みに、販売画面中に示した符号BGIは背景画像(静止画像または動画像)を示すもので、この背景画像は後述する背景設定により設定されたものである。
各商品選択領域B1〜B30には、実物大の商品画像を認識可能な大きさである70%〜30%に相似縮小して得た「縮小商品画像」が中央に表示され、「縮小商品画像」の下側には「商品価格」を示す数字が表示され、「縮小商品画像」の上側には商品の冷却・加温状態を示すCOLD或いはつめたいとHOT或いはあたたかいの「温調文字」が表示されている。また、「縮小商品画像」と「温調文字」との間には任意の設定により新商品やキャンペーン等の「アイコン」が表示されている。尚、「商品価格」の表示エリアには対応商品が冷却中または加温中である場合には「商品価格」の代わりに冷却中や加温中の文字を表示することができる。また、「温調文字」がCOLD或いはつめたいの場合には「温調文字」またはその下地にブルー系の寒色が使用され、「温調文字」がHOT或いはあたたかいの場合には「温調文字」またはその下地にレッド系の暖色が使用される。
ここで、前記商品選択領域B1〜B30の表示設定の流れを簡単に説明する。まず、商品を各商品収納ラック2の収納通路2bに収納し、この後に収納商品に対応する商品コードを第1制御部23に接続可能なリモコンまたは第1制御部23と無線通信可能なハンディターミナルによって入力し、次に、商品コードを各商品選択領域B1〜B30に割り当てる操作を行う。各商品コードに対応した商品画像は第2制御部24に予め記憶されているので、商品コードの入力により所定の「縮小商品画像」とその「商品価格」が各商品選択領域B1〜B30に表示される。また、「温調文字」は温調設定器30で設定された内容に準じて表示される。新商品やキャンペーン等の「アイコン」を表示する場合には、予め用意されたアイコン群の中から所定のアイコンを選択した後にアイコンを表示すべき商品選択領域を選択すればよい。
前記のようにして待機画面が図7に示す販売画面に切り替わった状態では、図7に示すように、いらっしゃいませやwelcome等の「メッセージ」M1を所定時間、例えば0.5秒、縦,横または斜め等のスクロールや静止状態で表示する(図4のステップS5)。
また、硬貨または紙幣の投入に基づいて販売画面に切り替えたとき、或いは、販売画面切替後に硬貨または紙幣の投入があったときには、今現在の投入金額で購入可能な商品を視覚によって容易に確認できるように、購入可能商品の「縮小商品画像」が表示された商品選択領域の枠や「商品価格」等を点滅させるかその表示色を変えるようにし、或いは、購入可能商品の「縮小商品画像」を浮き上げる処理を行って、購入可能商品と購入不可能商品との差別化を図る。
販売画面表示時には商品選択が成されたか否か、即ち、多数の商品選択領域B1〜B30の何れか1つに指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて多数の商品選択領域B1〜B30の何れか1つが指定されたか否かを判別し、商品選択が成されたとき、例えば商品選択領域B3に表示された120円の商品が指定されたときには、図8に示すように同領域B3の「縮小商品画像」を左右または上下に微動させると同時に音声を発生させ、商品選択がなされたことを購買者の視覚及び聴覚に喚起する(図4のステップS6,S7)。
また、図8に示すように選択商品の「実物大商品画像」RSIを商品情報表示領域B33に表示して購買者に商品アピールを行うと共に、同じ商品情報表示領域B33に選択商品の「商品説明」CE、例えば内容量やカロリーや効能等を縦スクロールや横スクロールや静止状態で表示して更なる商品アピールを行い、さらに、商品情報表示領域B33に商品購入を決定するための購入決定領域B35を表示する(図4のステップS8)。
さらに、商品選択が成されたときには投入金額が商品価格以上であるか否かを判別する(図4のステップS9)。投入金額が商品価格に満たない場合には、必要に応じて「投入金額が不足しています」等のメッセージを、投入金額が商品価格に達するまで縦または横等のスクロールや静止状態で表示するようにしてもよい。
投入金額が商品価格以上で商品選択がなされた後は、購入決定領域B35に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて購入決定領域B35が指定されたか否かを判別し、購入決定がなされたときには選択商品が収納されている商品収納ラック2のベント機構2cを動作させて商品搬出を行う(図4のステップS10,S11)。
商品搬出完了後は、図9に示すように、ありがとうございましたやthankyou等の「メッセージ」M2を所定時間、例えば0.5秒、縦,横または斜め等のスクロールや静止状態で表示し(図4のステップS12)、表示完了後は販売画面を待機画面に戻す。
尚、前述の説明では、販売画面で商品選択が成されたときに選択商品の「実物大商品画像」RSIと「商品説明」CEと購入決定領域B35を商品情報表示領域B33に表示し、購入決定操作がなされたときに商品搬出を行うものを例示したが、購入決定領域B35を表示せずに、商品選択操作に基づいて選択商品の「実物大商品画像」RSIと「商品説明」CEを商品情報表示領域B33に表示し、これに続いて商品搬出を行うようにしてもよい。要するに図4のステップS10を省略した手順で商品搬出を行うようにしてもよい。
また、前述の説明では販売画面として図7に示すレイアウトのものを示したが、商品選択領域B1〜B30の形,数及び配置は任意に変更可能であり、商品情報表示領域B33は少なくとも「実物大商品画像」を表示できるものであればその形及び位置に特段の制約はない。
一方、図6に示した待機画面において硬貨及び紙幣の投入がなく、同画面で領域A2に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域A2が指定されたことが判別された場合には、待機画面をコマーシャル画面(図示省略)に切り替える(図5のステップS13,S14)。
このコマーシャル画面には、コマーシャル映像を認識可能な静止画像を含むメニュー選択領域が1または2以上設定されており、前記同様の背景画像も表示されている。コマーシャル画面において所定のメニュー選択領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域選択がなされたことが判別された場合には、該領域に対応するコマーシャル映像(動画像)を第2制御部24の記憶手段から読み出して音声と共に再生する(図5のステップS15,S16)。
指定されたコマーシャル映像の再生が完了した場合、或いは、コマーシャル映像の再生中に表示画面の隅に設定されたリターン領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてリターン領域が指定されたことが判別された場合には、これらに基づく解除指令により待機画面に戻す(図5のステップS17)。
前記のコマーシャル映像には、テレビ放映されている全国版或いは地域限定コマーシャル映像が主として用いられるが、これらコマーシャル映像の表示可能期間をテレビにおける放映期間と合わせるようにするとタイムリーなコマーシャル表示を行うことができる。この場合には、放映期間経過後に該当するコマーシャル映像を記憶手段から自動的に消去するようにしてもよい。勿論、前記のコマーシャル映像には、自動販売機が設置されている局所地域のコマーシャル映像、例えば商店街が作成した商店街のコマーシャル映像等を用いてもよい。
また、図6に示した待機画面において硬貨及び紙幣の投入がなく、同画面で領域A3に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域A3が指定されたことが判別された場合には、待機画面をキャンペーン画面(図示省略)に切り替える(図5のステップS18,S19)。
このキャンペーン画面には、キャンペーン内容を認識可能な静止画像を含むメニュー選択領域が1または2以上設定されており、前記同様の背景画像も表示されている。キャンペーン画面において所定のメニュー選択領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域選択がなされたことが判別された場合には、該領域に対応するキャンペーン画像(静止画像)を第2制御部24の記憶手段から読み出して表示し、キャンペーン解説用の音声が付帯する場合にはその音声も出力する(図5のステップS20,S21)。
指定されたキャンペーン画像を表示してから所定時間が経過した場合、或いは、キャンペーン画像の表示中に表示画面の隅に設定されたリターン領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてリターン領域が指定されたことが判別された場合には、これらに基づく解除指令により待機画面に戻す(図5のステップS22)。
前記のキャンペーン画像には、特定期間において特定商品に貼り付けられたポイントシールを集めて応募シートに貼り付けて送ると抽選により景品が当たることや、特定期間においてクイズの答えを記したはがきを送ると抽選により景品が当たること等を画像と文字で説明したものが主として用いられるが、このキャンペーン画像の表示可能期間を前記特定期間と合わせるようにするとタイムリーなキャンペーン表示を行うことができる。この場合には、キャンペーン期間経過後に該当するキャンペーン画像を記憶手段が自動的に消去するようにしてもよい。勿論、前記のキャンペーン画面には、自動販売機が設置されている局所地域のキャンペーン画像、例えば商店街が作成した商店街のキャンペーン画像等を用いてもよい。
尚、キャンペーン画面に前記のようなメニュー選択領域を設けずに、待機画面をキャンペーン画面に切り替えたときに所定のキャンペーン画像を表示し、キャンペーン画像の表示する画面の何れかに指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて同行為がなされたことが判別された場合に、これに基づく解除指令により待機画面に戻すようにしてもよい。このとき複数のキャンペーンが存在する場合には、待機画面に戻す度に次に表示可能なキャンペーン画像をメニュー選択領域A3に切り替えて表示するとよい。
さらに、図6に示した待機画面において硬貨及び紙幣の投入がなく、同画面で領域A4に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域A4が指定されたことが判別された場合には、待機画面を問い合わせ画面(図示省略)に切り替える(図5のステップS23,S24)。
この問い合わせ画面には、自動販売機に故障や異常等が生じた場合の問い合わせ先の情報、具体的には住所,名称,電話番号,FAX番号,メールアドレス等の他に自動販売機を特定するための型番等が文字により表示されており、前記同様の背景画像も表示されている。
問い合わせ画面を表示してから所定時間が経過した場合、或いは、問い合わせ画面表示中有に問い合わせ画面の隅に設定されたリターン領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてリターン領域が指定されたことが判別された場合には、これらに基づく解除指令により待機画面に戻す(図5のステップS25)。
次に、図10(A)及び図11を参照して図1及び図2に示した自動販売機における背景設定動作について説明する。
図示省略のメイン設定画面に設定された背景設定領域に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて領域選択がなされたことが判別された場合や、ハンディターミナルやリモコン等を通じて同様の背景設定の指示がなされたときには、今現在の画面を図11に示す背景設定画面に切り替える(図10(A)のステップST1,ST2)。
この背景設定画面には、予め用意された複数の背景画像を相似縮小して得た「背景サンプル」を表示するための背景サンプル表示領域C1と、背景サンプル表示領域C1に表示される「背景サンプル」を切り替えるための2つのキー領域C2,C3と、「夜間開始時刻」を表示するための開始時刻表示領域C4と、開始時刻表示領域C4に表示された時刻を変更するための2つのキー領域C5,C6と、「夜間終了時刻」を表示するための終了時刻表示領域C7と、終了時刻表示領域C7に表示された時刻を変更するための2つのキー領域C8,C9と、背景及び時刻を決定するための決定領域C10と、背景設定を完了するための完了領域C11が設定されている。因みに、背景設定画面中に示した符号BGIは背景画像(静止画像または動画像)を示す。
この背景設定画面にあってはキー領域C2,C3に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてキー領域C2,C3が指定されたことが判別された場合に、背景サンプル表示領域C1に表示される「背景サンプル」が指定キーの向きに従って順次切り替えられる。また、キー領域C5,C6に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてキー領域C5,C6が指定されたことが判別された場合に、開始時刻表示領域C4に表示された「夜間開始時刻」が指定キーの向きに従って時間単位或いは分単位で切り替えられる。さらに、キー領域C8,C9に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいてキー領域C8,C9が指定されたことが判別された場合に、終了時刻表示領域C7に表示された「夜間終了時刻」が指定キーの向きに従って時間単位或いは分単位で切り替えられる(以上、図10(A)のステップST3,ST4)。因みに、前記の「夜間開始時刻」と「夜間終了時刻」には1日において自動販売機の利用頻度が最も低い時間帯が選ばれる。
因みに、「背景サンプル」の元となる背景画像には、撮影やCG(コンピュータグラフィックス)等により得た静止画像やデータ容量の比較的小さな動画像の他に、商品画像を含む商品宣伝用の静止画像及び動画像や、コマーシャル映像の1フレームまたは一部映像や、無地の画像等が用意されており、これら背景画像は第2制御部24の記憶手段に記憶されている。
前記の背景選択及び時刻入力の後に、決定領域C10に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて決定領域C10が指定されたことが判別された場合には、そのときの選択背景及び入力時刻に係わるデータを第2制御部24の記憶手段に記憶させる(図10(A)のステップST5,ST6)。また、決定領域C10が指定されたときには、背景設定画面の背景画像BGIを選択背景に切り替えてオペレーターに選択背景を確認させる。
決定領域C10が指定された後に、完了領域C11に指先等が接触または近接してタッチセンサ33からの信号に基づいて完了領域C11が指定されたことが判別された場合には、一連の処理を終了して背景設定画面を他の画面、例えば図示省略のメイン設定画面や図6に示した待機画面等に戻す(図10(A)のステップST7)。前記の背景選択及び時刻入力は完了領域C11を指定するまでは繰り返し行うことができるので、誤って背景選択及び時刻入力を行った場合でもその訂正は容易である。
次に、図10(B)を参照して図1及び図2に示した自動販売機における背景表示動作について説明する。
自動販売機の電源が投入されたときには先に定められた背景設定内容を確認し、その設定背景画像を図6に示す待機画面の背景画像BGIとして表示する(図10(B)のステップST11,ST12)。待機画面が販売画面等の他の画面に切り替えられた場合でも設定背景画像はその画面の背景画像として利用される。
背景画像表示時には現在時刻が予め設定した夜間開始時刻に達したかを判別し、夜間開始時刻、例えば23:00に達したときには背景画像の輝度を1/2〜1/4程度に低下させる(図10(B)のステップST13,ST14)。このときに輝度を低下させるのは各画面における背景画像のみであって、販売等に関与する領域の輝度、例えば図6に示す待機画面にあってはメニュー選択領域A1〜A4の輝度は低下させない。
輝度低下後は現在時刻が予め設定した夜間終了時刻に達したか否かを判別し、夜間終了時刻、例えば05:00に達したときには背景画像の輝度を復元させる(図10(B)のステップS15,ST16)。
このように、前述の自動販売機によれば、「夜間開始時刻」と「夜間終了時刻」を設定し、現在時刻が予め設定した夜間開始時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を低下させ、輝度低下後は現在時刻が予め設定した夜間終了時刻に達したときに背景画像BGIの輝度を復元させているので、背景画像BGIの表示に伴うエネルギーコストを低減することができ、しかも、ディスプレイ14の寿命低下を抑制することができる。
また、前記の夜間開始時刻〜夜間終了時刻を1日において自動販売機の利用頻度の低い時間帯に合わせて設定しておけば、同時間帯における商品販売に支障を生じることもない。
さらに、表示すべき背景画像BGIを予め用意した「背景サンプル」の中から任意に選択できるので、自動販売機に適した背景画像や販売商品に適した背景画像や季節に応じた背景画像等を任意に表示して商品の販売促進を図ることができる。
さらに、前記の時間帯で輝度を低下させるのは各画面における背景画像BGIのみであって、購入操作等に関与する領域の輝度、例えば図6に示す待機画面にあってはメニュー選択領域A1〜A4の輝度は低下させないので、同時間帯にあっても通常と同じ購入操作を行うことができる。
図10(A),図10(B)及び図11には背景画像の選択を手動で行うものを例示したが、同選択は自動的に行うこともできる。
図12は背景画像の選択を自動的に行う場合の第1の例を示すもので、まず、標準の背景画像を各画面の背景画像として表示し、続いて、自動販売機の周囲音量を検出する(図12のステップSS1,SS2)。この検出には周囲音量を検出可能なマイクロフォンを図3に示した第2制御部24に接続して、音量に関するデータを第2制御部24に送出できるようにしておく。
次に、音量に関するデータに基づいて周囲音量の変化を判別し、同変化の有無から背景画像の切り替えの要否を判別し、切り替えが要の場合には音量の大小に応じた切替信号を送出する(図12のステップSS3)。
次に、前記切替信号に基づき、予め用意された複数の背景画像の中から現在の周囲音量に適合した背景画像を選択し、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する(図12のステップSS4,SS5)。
具体例を挙げて説明すれば、判断基準となる音量を大,標準,小の3つの範囲に分け、現在の周囲音量が何れの音量範囲に属するかを判別し、大の範囲に属するときには派手な背景画像を選択し、小の範囲に属するときには地味な背景画像を選択するようにする。また、瞬間的な音量変化や一時的な音量増減が生じ得るような環境下では適正な背景画像置換が行えない恐れがあるので、このような環境下では所定時間毎に平均音量を演算しこの平均音量に基づいて背景画像の切り替え要否を判別することが望ましい。
図13は背景画像の選択を自動的に行う場合の第2の例を示すもので、まず、標準の背景画像を各画面の背景画像として表示し、続いて、自動販売機の外気湿度を検出する(図13のステップSS11,SS12)。この検出には外気湿度を検出可能な湿度センサを図3に示した第2制御部24に接続して、湿度に関するデータを第2制御部24に送出できるようにしておく。
次に、湿度に関するデータに基づいて外気湿度の変化を判別し、同変化の有無から背景画像の切り替えの要否を判別し、切り替えが要の場合には湿度の高低に応じた切替信号を送出する(図13のステップSS13)。
次に、前記切替信号に基づき、予め用意された複数の背景画像の中から現在の外気湿度に適合した背景画像を選択し、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する(図13のステップSS14,SS15)。
具体例を挙げて説明すれば、判断基準となる湿度を高,標準,低の3つの範囲に分け、現在の外気湿度が何れの湿度範囲に相当するかを判別し、高の範囲に属するときには爽快感が視覚的に得られる背景画像や爽快感が得られる商品の宣伝を含む背景画像を選択し、小の範囲に属するときには潤い感が視覚的に得られる背景画像やスポーツ系飲料類の商品宣伝を含む背景画像を選択する。また、瞬間的な湿度変化や一時的な湿度増減が生じ得るような環境下では適正は背景画像置換が行えない恐れがあるので、このような環境下では所定時間毎に平均湿度を演算しこの平均湿度に基づいて背景画像の切り替え要否を判別することが望ましい。
図14は背景画像の選択を自動的に行う場合の第3の例を示すもので、まず、標準の背景画像を各画面の背景画像として表示し、続いて、自動販売機の外気温度を検出する(図14のステップSS21,SS22)。この検出には外気温度を検出可能な温度センサを図3に示した第2制御部24に接続して、温度に関するデータを第2制御部24に送出できるようにしておく。
次に、温度に関するデータに基づいて外気温度の変化を判別し、同変化の有無から背景画像の切り替えの要否を判別し、切り替えが要の場合には温度の高低に応じた切替信号を送出する(図14のステップSS23)。
次に、前記切替信号に基づき、予め用意された複数の背景画像の中から現在の外気温度に適合した背景画像を選択し、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する(図14のステップSS24,SS25)。
具体例を挙げて説明すれば、判断基準となる温度を高,標準,低の3つの範囲に分け、現在の外気温度が何れの温度範囲に相当するかを判別し、高の範囲に属するときには爽快感が視覚的に得られる背景画像や爽快感が得られる商品の宣伝を含む背景画像を選択し、小の範囲に属するときには暖かみが視覚的に得られる背景画像や加温商品の商品宣伝を含む背景画像を選択する。また、瞬間的な温度変化や一時的な温度増減が生じ得るような環境下では適正は背景画像置換が行えない恐れがあるので、このような環境下では所定時間毎に平均温度を演算しこの平均温度に基づいて背景画像の切り替え要否を判別することが望ましい。
図15は背景画像の選択を自動的に行う場合の第4の例を示すもので、まず、標準の背景画像を各画面の背景画像として表示し、続いて、自動販売機からの商品購入を検出する(図15のステップSS31,SS32)。この検出には図3に示した搬出駆動部27への搬出制御信号が利用できる。
次に、前記搬出制御信号に基づいて購入商品の種類を判別し、購入商品と前回の販売商品との比較により背景画像の切り替えの要否を判別し、切り替えが要の場合には購入商品に応じた切替信号を送出する(図15のステップSS33)。
次に、前記切替信号に基づき、予め用意された複数の背景画像の中から今回購入された商品に適合した背景画像を選択し、選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する(図15のステップSS34,SS35)。
具体例を挙げて説明すれば、所定の銘柄の商品が購入されたときには同商品の商品宣伝を含む背景画像を選択したり、購入商品が炭酸系飲料類に属する場合には爽快感が視覚的に得られる背景画像を選択する。
尚、図12〜図15に示した背景表示制御にあっては周囲音量,外気湿度,外気温度,購入商品をパラメータとして背景画像の切り替えを行うものを例示したが、他のパラメータに基づいて背景画像の切り替えを行うようにしてもよい。
また、背景画像をMC37、モデム38を介してのデータ通信、または、無線通信部40を介してのデータ通信によって第2制御部24の記憶手段に取り込むものを例示したが、自動販売機に設けたカメラを通じて周辺の景色等を撮影してこれを背景画像として取り込むようにしてもよい。
14…LCD、23…第1制御部、24…第2制御部、31…LCD駆動部、BGI…背景画像。
Claims (7)
- 販売可能商品を示す商品画像等を表示するためのディスプレイを備え、該ディスプレイに背景画像を表示する自動販売機であって、
背景画像の輝度を低下させる時刻と低下させた輝度を復元させる時刻とを設定するための時刻設定手段と、
輝度低下時刻に達したときに背景画像の輝度を低下させ輝度復元時刻に達したときに背景画像の輝度を復元させる輝度調整手段とを備える、
ことを特徴とする自動販売機。 - 複数の背景画像を記憶する背景画像記憶手段と、
複数の背景画像から1つの背景画像を選択するための背景画像選択手段と、
選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する背景画像置換手段とを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 販売可能商品を示す商品画像等を表示するためのディスプレイを備え、該ディスプレイに背景画像を表示する自動販売機であって、
複数の背景画像を記憶する背景画像記憶手段と、
背景画像の切り替えの要否を判断し要の場合に切替信号を送出する切替信号送出手段と、
切替信号に基づいて複数の背景画像から所定の背景画像を選択する背景画像選択手段と、
選択された背景画像を今現在の背景画像と置換する背景画像置換手段とを備える、
ことを特徴とする自動販売機。 - 周囲音量を検出する音量検出手段を備え、
前記切替信号送出手段は周囲音量の大小に応じた切替信号を送出し、
前記背景画像選択手段はこの切替信号に基づき周囲音量に適合した背景画像を選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。 - 外気湿度を検出する湿度検出手段を備え、
前記切替信号送出手段は外気湿度の高低に応じた切替信号を送出し、
前記背景画像選択手段はこの切替信号に基づいて外気湿度に適合した背景画像を選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。 - 外気温度を検出する温度検出手段を備え、
前記切替信号送出手段は外気温度の高低に応じた切替信号を送出し、
前記背景画像選択手段はこの切替信号に基づいて外気温度に適合した背景画像を選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。 - 商品購入を検出する購入検出手段を備え、
前記切替信号送出手段は購入商品に応じた切替信号を送出し、
前記背景画像選択手段はこの切替信号に基づいて購入商品に適合した背景画像を選択する、
ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
Priority Applications (3)
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