JP2020052653A - 防災支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一実施形態に係る防災支援システム1について図面を参照して説明する。図1は、防火対象物に設置される防災システム2と、この防災システム2に接続される防災支援システム1の構成を示すブロック図である。
以上が、設備配置図のレイヤ構造についての説明である。
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。下記の変形例は互いに組み合わせてもよい。
防災システム2を構成する感知器の種類は、煙感知器に限られない。煙感知器に代えて、熱感知器や炎感知器が採用されてもよい。
注意と感知器発報の判定基準は、上記の例に限られない。判定基準となる煙濃度と蓄積時間の閾値は、煙感知器22の設置状況に応じて適宜設定されてよい。ただし、注意の閾値は、感知器発報の閾値よりも低いものとする。
設備レイヤの数は、上記の実施形態では「4」であるが、3以下でも5以上であってもよい。例えば、発信機・非常電話レイヤを、発信機レイヤと非常電話レイヤに分けて、別々に表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。同様に、防火・排煙設備レイヤを防火設備レイヤと排煙設備レイヤに分け、消火設備レイヤを消火器レイヤと消火栓レイヤに分けて、別々に表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。別の例として、AED、担架、救急箱等の救急用品の位置がアイコンを使って図示される救急用品レイヤをさらに備えてもよい。この救急用品レイヤは、利用者の操作により表示/非表示を切り替え可能であってよい。
設備レイヤに示されるアイコンは、防災設備を示すシンボルの一例である。防災設備は必ずしも絵文字を使って表現されなくてもよい。
警戒区域レイヤと作動設備レイヤでは、枠線又はアイコンの色の違いにより、注意状態と感知器発報後の状態が区別されているが、色以外の表示態様の違いにより、これらの状態を区別するようにしてもよい。例えば、形状、大きさ又はアニメーションの違いにより、これらの状態を区別するようにしてもよい。同様に、枠線又はアイコンの不透明度以外の表示態様の違いにより、第1報と第2報以後の状態を区別するようにしてもよい。
作動設備レイヤでは、アイコンを点滅表示させることで、発信機23又は非常電話子機28が操作されたことを表現しているが、点滅表示以外の表示態様により、これらの防災設備が操作されたことを表現するようにしてもよい。例えば、アイコンの形状、大きさ又はアニメーションを平常時と変えることで、これらの防災設備が操作されたことを表現するようにしてもよい。同様に、アラーム弁26についても、点滅表示以外の表示態様により、作動したことを表現するようにしてもよい。
設備レイヤの表示/非表示を切り替えるための操作は、トグルボタンのオンオフ操作に限られない。例えば、チェックボックスのオンオフ操作により、設備レイヤの表示/非表示を切り替えてもよい。
上記の実施形態では、端末12が設備配置図を作成しているが、端末12の代わりに支援サーバ11が作成して、端末12に提供するようにしてもよい。すなわち、支援サーバ11が、地図作成部1212の機能を備えるようにしてもよい。その場合、支援サーバ11は、端末12に限らず、防災センタに設置される表示装置にも、フロアマップ画面を表示させるようにしてもよい。
作動設備レイヤにおいて、作動した防火戸24又は防火シャッタ25を点滅表示させるようにしてもよい。また、作動設備レイヤには、作動した防火戸24又は防火シャッタ25以外にも、操作された消火器、消火栓又は避難器具も表示させるにしてもよい。
上記の、設備配置図31の拡大縮小にかかわらず煙感知器22(作動設備レイヤに図示される防災設備)のアイコンの表示サイズを一定に維持するという仕様は、オーバーレイ方式の表示方法と切り離して採用されてもよい。すなわち、オーバーレイ方式とは異なる方式の表示方法において採用されてもよい。
上記の、煙感知器22のアイコンを閲覧制限領域(マスク領域)に重畳させるという仕様は、オーバーレイ方式の表示方法と切り離して採用されてもよい。すなわち、オーバーレイ方式とは異なる方式の表示方法において採用されてもよい。
設備レイヤ以外のレイヤも、利用者の操作により表示/非表示を切り替えられるようにしてもよい。
閲覧制限領域レイヤは、平常時は表示/非表示を切り替え不能とする一方で、イベント発生後は表示/非表示を切り替え可能としてもよい。すなわち、イベント発生後は閲覧制限を解除可能としてもよい。例えば、火災時に閲覧制限を解除することで、自衛消防隊員は、効率的に自衛消防活動を行うことができる。
本発明の地図作成手段および表示制御手段として、各実施の形態では、防災支援システム1の端末12または防災センタに設置される表示装置に表示する場合に適用して説明したが、自動火災報知設備の火災受信機盤面の地図表示に用いてもよく、また、火災受信機からの情報に基づいて地図表示を行う総合操作盤等の表示装置に用いてもよい。
Claims (6)
- 防火対象物の躯体を図示する躯体レイヤに、それぞれ異なる種類の防災設備のシンボルを図示する1以上の設備レイヤであって、利用者により選択された設備レイヤを重ね合わせることで、設備配置図を作成する地図作成手段と、
前記作成された設備配置図を表示部に表示させる表示制御手段と
を備える防災支援システム。 - 前記地図作成手段は、作動した感知器のシンボルのみを図示し、作動していない感知器のシンボルは図示しない作動設備レイヤを前記躯体レイヤと前記設備レイヤに重ねることで、前記設備配置図を作成することを特徴とする請求項1に記載の防災支援システム。
- 前記作動した感知器のシンボルの表示サイズは、前記設備配置図の拡大又は縮小にかかわらず一定であることを特徴とする請求項2に記載の防災支援システム。
- 前記地図作成手段は、前記躯体の少なくとも一部を隠すマスクレイヤを前記躯体レイヤに重ね、当該マスクレイヤに前記作動設備レイヤを重ねることで、前記設備配置図を作成することを特徴とする請求項2又は3に記載の防災支援システム。
- 防火対象物の躯体と、作動した感知器のシンボルとを図示する設備配置図を作成する地図作成手段と、
前記作成された設備配置図を表示部に表示させる表示制御手段と
を備え、
前記作動した感知器のシンボルの表示サイズは、前記設備配置図の拡大又は縮小にかかわらず一定であることを特徴とする防災支援システム。 - 防火対象物の躯体と、前記躯体の少なくとも一部を隠すマスク領域と、作動した感知器のシンボルとを図示する設備配置図を作成する地図作成手段と、
前記作成された設備配置図を表示部に表示させる表示制御手段と
を備え、
前記作動した感知器のシンボルと前記マスク領域の表示位置が重なる場合には、前記作動した感知器のシンボルは前記マスク領域に重畳されることを特徴とする防災支援システム。
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