JP2020052640A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020052640A JP2020052640A JP2018180432A JP2018180432A JP2020052640A JP 2020052640 A JP2020052640 A JP 2020052640A JP 2018180432 A JP2018180432 A JP 2018180432A JP 2018180432 A JP2018180432 A JP 2018180432A JP 2020052640 A JP2020052640 A JP 2020052640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- processing apparatus
- housing
- sheet processing
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 95
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 70
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 15
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 15
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D11/00—Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
- G07D11/10—Mechanical details
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D11/00—Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
- G07D11/40—Device architecture, e.g. modular construction
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D11/00—Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
- G07D11/60—User-interface arrangements
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F19/00—Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
- G07F19/20—Automatic teller machines [ATMs]
- G07F19/205—Housing aspects of ATMs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2402/00—Constructional details of the handling apparatus
- B65H2402/40—Details of frames, housings or mountings of the whole handling apparatus
- B65H2402/44—Housings
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Finance (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Abstract
【課題】紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させるようにする。【解決手段】紙葉類処理装置1は、筐体2と、筐体2内に配置された制御基板31と、第1端部が制御基板31に接続された少なくとも1つの導電性を有するワイヤ33と、を備えている。筐体2は、底部3の両端に接続された第1側壁5および第2側壁6を有している。第1側壁5および第2側壁6の少なくとも一方には、筐体2の内部から外部に向かって貫通した少なくとも1つの孔部20が設けられている。孔部20は、ワイヤ33の第2端部を筐体2の内部から外部に出すように構成されている。【選択図】図2
Description
本開示は、紙葉類処理装置に関するものである。
従来、紙幣や有価媒体などの紙葉類を処理するための紙葉類処理装置として、例えば特許文献1のような紙幣処理装置が提案されている。
具体的に、特許文献1には、金庫部を構成する防護筐体と、防護筐体内に設けられ、紙幣を収納するための収納モジュールを有する紙幣収納部と、収納モジュールの駆動を制御する制御プログラムが実装された第2ファームウエアと、を備えた紙幣処理装置が開示されている。
特許文献1の紙幣処理装置では、例えば、第2ファームウエアと電気的に接続された電源線や通信線などの導電性を有するワイヤを、該ワイヤを外部機器と接続させるために防護筐体の後面側から機外に出すようにした構成(以下「従来構成」という)が想定される。
しかしながら、上記従来構成において、例えば紙幣処理装置を防護筐体の後面と建物における室内の壁面との隙間がほとんどない状態で設置する場合では、ワイヤを防護筐体の後面側から機外に出すことが困難となる。また、例えば紙幣処理装置を机の下に設置する場合では、机の下に作業スペースがほとんどない状態であると、ワイヤを防護筐体の後面側から機外に出しにくくなる。さらに、例えば紙幣処理装置を設置した後のメンテナンス時において、外部機器を増設するために追加のワイヤを別途配線するような場合では、上記従来構成において該ワイヤを防護筐体の後面側から機外に出すという選択肢しか残されていないため、配線作業および外部機器の増設作業が煩雑になるおそれがあった。
このように、上記従来構成では、紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によって配線の作業効率が低下してしまうという問題があった。
本開示は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、第1の開示は、紙葉類処理装置の筐体と、筐体内に配置され、紙葉類処理装置の動作を制御するための制御基板と、第1端部が制御基板に接続された少なくとも1つの導電性を有するワイヤと、を備えている。筐体は、底部と、底部の両端に接続された第1側壁および第2側壁と、を有している。第1側壁および第2側壁の少なくとも一方には、筐体の内部から外部に向かって貫通した少なくとも1つの孔部が設けられている。そして、孔部は、ワイヤの第2端部を筐体の内部から外部に出すように構成されていることを特徴とする。
この第1の開示では、制御基板に接続されたワイヤの第2端部を、第1側壁および第2側壁の少なくとも一方に設けられた孔部を通って筐体の側面から外部に出すことが可能となっている。このため、例えば紙葉類処理装置を筐体の後面と建物における室内の壁面との隙間がほとんどない状態で設置する場合では、ワイヤの第2端部を、孔部を通って筐体の側面から外部に出すことが容易となる。また、例えば紙葉類処理装置を机の下に設置する場合において、机の下に作業スペースがほとんどない状態であっても、ワイヤの第2端部を筐体の側面から外部に出すことにより配線作業が行いやすくなる。さらに、例えば紙葉類処理装置を設置した後のメンテナンス時において、外部機器を増設するために追加のワイヤを別途配線するような場合であっても、第1の開示では、ワイヤの第2端部を機外に出すための選択肢が少なくとも1つ以上存在するため、配線作業および外部機器の増設作業が行いやすくなる。したがって、第1の開示では、紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させることができる。
第2の開示は、第1の開示において、孔部は、第1側壁に設けられた少なくとも1つの第1孔部と、第2側壁に設けられた少なくとも1つの第2孔部と、を含む。ワイヤは、第1端部が制御基板に接続された電源線を含む。ワイヤは、第1端部が制御基板に接続された通信線を含む。電源線の第2端部は、第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。通信線の第2端部は、第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。
この第2の開示では、電源線の第2端部および通信線の第2端部の各々を機外に出すための選択肢が複数存在している。したがって、紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率をより一層向上させることができる。
第3の開示は、第2の開示において、電源線の第2端部は、第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。通信線の第2端部は、電源線が通されている第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。
この第3の開示では、制御基板に接続された電源線および通信線の各々が、一つにまとめられた状態で第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。これにより、電源線および通信線の配線作業を簡素化することができる。
第4の開示は、第2の開示において、電源線の第2端部は、第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。通信線の第2端部は、電源線が通されていない第1孔部および第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出されている。
この第4の開示では、電源線および通信線の各々が分離された状態で第1孔部および第2孔部の各々から筐体の外部に出されている。これにより、電源線および通信線を相互に離した状態で配線することが可能となる。その結果、電源線および通信線が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することができる。
第5の開示は、第2〜第4のいずれか1つの開示において、第1孔部は、複数設けられており、複数の第1孔部は、第1側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されている。
この第5の開示では、制御基板に接続された電源線および通信線の各々を、第1側壁に設けられた複数の第1孔部のいずれかを通って筐体の外部に出すことが可能となる。これにより、電源線および通信線の各々の第2端部を機外に出すための選択肢が更に増える。また、複数の第1孔部は、第1側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されていることから、電源線の第2端部および通信線の第2端部を、分離した状態で各第1孔部から筐体の外部に出すことが可能となる。これにより、電源線および通信線が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することもできる。
第6の開示は、第5の開示において、第2孔部は、複数設けられており、複数の第2孔部は、第2側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されている。
この第6の開示では、制御基板に接続された電源線および通信線の各々を、第2側壁に設けられた複数の第2孔部のいずれかを通って筐体の外部に出すことが可能となる。これにより、電源線および通信線の各々の第2端部を機外に出すための選択肢が更に増える。また、複数の第2孔部は、第2側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されていることから、電源線の第2端部および通信線の第2端部を、分離した状態で各第2孔部から筐体の外部に出すことが可能となる。これにより、電源線および通信線が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することもできる。
第7の開示は、第1〜第6のいずれか1つの開示において、第1側壁および第2側壁の少なくとも一方に設けられた孔部のうち、ワイヤが通されていない孔部を塞ぐためのキャップをさらに備えている。
この第7の開示では、キャップによりワイヤが通されていない孔部を塞ぐことにより、筐体内を密閉状態に近づけることが可能となる。これにより、筐体内における紙葉類の保存状態を良好に保つことができる。また、キャップによりワイヤが通されていない孔部を塞ぐことにより、紙葉類処理装置における外観の意匠性が損なわないようにすることもできる。
第8の開示は、第1または第2の開示において、底部は、筐体内に面する内底面を有している。内底面には、第1側壁と第2側壁との間に延びるように形成された溝部が設けられている。ワイヤは、溝部に収容されるように配置されている。
この第8の開示では、ワイヤが溝部に収容されるように配置されているため、ワイヤを第1側壁と第2側壁との間において架け渡すように配線する場合であっても、ワイヤを筐体内に綺麗に収めることができる。
第9の開示は、第8の開示において、溝部に収容されたワイヤを、上方から覆うカバーをさらに備えている。
この第9の開示では、カバーにより溝部に収容されたワイヤを保護することができる。
第10の開示は、第8または第9の開示において、筐体は、筐体の前面側に設けられた開口部と、開口部を閉鎖または開放するための扉部と、を有している。紙葉類処理装置は、筐体内に配置されていて、紙葉類を収納するための収納部をさらに備えている。収納部は、扉部を開いたときに、開口部を通って筐体の外部に引き出し可能に構成されている。溝部は、収納部の引き出し方向において、収納部が筐体の内部に収納された収納位置と扉部との間に配置されている。
この第10の開示では、ワイヤが、収納部の引き出し方向において、収納部が筐体の内部に収納された収納位置と扉部との間に配置された溝部に収容されるように構成されている。このため、ワイヤを第1側壁と第2側壁との間において架け渡すように配線する場合であっても、収納部を、ワイヤの有無によらず、開口部を通って筐体の外部に引き出すことができる。
第11の開示は、第10の開示において、孔部は、収納部の引き出し方向において、収納位置に配置された収納部と扉部との間に位置するように配置されている。
この第11の開示では、孔部および溝部が、収納部の引き出し方向において、収納位置に配置された収納部と扉部との間に集められている。これにより、例えばワイヤを第1側壁と第2側壁との間において架け渡すように配線する場合であっても、溝部に収容されたワイヤを孔部に向かって配線することが容易となる。
第12の開示は、第10または第11の開示において、第1側壁および第2側壁の各々には、収納部を開口部から筐体の外部に引き出すためのガイド部が設けられている。ワイヤは、第1側壁および第2側壁の各々の内壁面とガイド部の裏側との間に通されている。
この第12の開示では、ワイヤが第1側壁および第2側壁の各々の内壁面とガイド部の裏側との間に通されているため、ワイヤの配線状態により収納部の引き出し動作が阻害されないようにすることができる。
第13の開示は、第12の開示において、孔部は、複数設けられかつ第1側壁および第2側壁の少なくとも一方において上下方向に互いに間隔をあけて配置されている。ガイド部は、第1側壁および第2側壁の少なくとも一方において孔部同士の間に配置されている。
この第13の開示では、ワイヤを、収納部の引き出し動作に影響しないように、ガイド部の上方および下方に位置する孔部のいずれかを通って筐体の外部に出すことができる。
第14の開示は、第10〜第13のいずれか1つの開示において、第1側壁および第2側壁は、それぞれ、水平方向であって、かつ引き出し方向に直交する方向において互いに対向するように配置されている。
この第14の開示では、収納部を、扉部を開いたときに、開口部を通って筐体の外部に引き出しやすくすることができる。
以上説明したように、本開示によると、紙葉類処理装置を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させることができる。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜図3は、本開示の実施形態に係る紙葉類処理装置1の全体を示している。紙葉類処理装置1は、紙幣や有価媒体などの紙葉類を処理するためのものである。具体的に、紙葉類処理装置1は、例えば紙幣処理装置として適用される。紙幣処理装置は、例えば、銀行等の金融機関や小売店舗などに設置される。紙幣処理装置は、入金処理および出金処理を含む各種の処理を実行するように構成されている。
以下の説明において、上方(上側)および下方(下側)とは図1に示した紙葉類処理装置1の上下方向の位置関係を表し、前方(前側)および後方(後側)とは図1に示した紙葉類処理装置1の前後方向の位置関係を表し、右側および左側とは図1に示した紙葉類処理装置1の左右方向の位置関係を表すものとする。
(筐体)
図1〜図3に示すように、紙葉類処理装置1は、筐体2を備えている。筐体2は、内部に紙幣を保管するための金庫として機能する。なお、筐体2の上には、図示しない表示部及び紙葉類の投入口などが設けられている。筐体2は、例えば概略的には直方体の箱状に形成されている。具体的に、筐体2は、底部3と、天部4と、第1側壁5と、第2側壁6とを有している。
図1〜図3に示すように、紙葉類処理装置1は、筐体2を備えている。筐体2は、内部に紙幣を保管するための金庫として機能する。なお、筐体2の上には、図示しない表示部及び紙葉類の投入口などが設けられている。筐体2は、例えば概略的には直方体の箱状に形成されている。具体的に、筐体2は、底部3と、天部4と、第1側壁5と、第2側壁6とを有している。
(底部および天部)
底部3および天部4は、上下方向において互いに対向するように配置されている。底部3および天部4の各々は、略板状に形成されている。天部4には、紙葉類処理装置1の上方に位置する図示しない処理部(処理部:図示しない表示部及び紙葉類の投入口などを含む)と後述する収納部13との間において紙幣や有価媒体などの紙葉類が出入りするための出入り口4aが形成されている。なお、紙葉類処理装置1が紙幣処理装置として適用される場合には、底部3および天部4の各々の厚みが例えば12.5mmとなるように形成されているのが好ましい。
底部3および天部4は、上下方向において互いに対向するように配置されている。底部3および天部4の各々は、略板状に形成されている。天部4には、紙葉類処理装置1の上方に位置する図示しない処理部(処理部:図示しない表示部及び紙葉類の投入口などを含む)と後述する収納部13との間において紙幣や有価媒体などの紙葉類が出入りするための出入り口4aが形成されている。なお、紙葉類処理装置1が紙幣処理装置として適用される場合には、底部3および天部4の各々の厚みが例えば12.5mmとなるように形成されているのが好ましい。
(溝部)
図2〜図4に示すように、底部3は、筐体2内に面する内底面3aを有している。図5にも示すように、内底面3aには、溝部7が設けられている。溝部7は、左右方向において第1側壁5と第2側壁6との間に延びるように形成されている。溝部7は、たとえば直線状に形成されている。溝部7は、底部3の内底面3aから下方に向かって窪むように形成されている。溝部7は、溝部7が延びる方向から見て、井戸型に形成されている。そして、溝部7は、後述する収納部13の引き出し方向、すなわち図2〜図4に示した矢印Bの方向において、収納部13が筐体2の内部に収納された収納位置Aと扉部12との間に配置されている。
図2〜図4に示すように、底部3は、筐体2内に面する内底面3aを有している。図5にも示すように、内底面3aには、溝部7が設けられている。溝部7は、左右方向において第1側壁5と第2側壁6との間に延びるように形成されている。溝部7は、たとえば直線状に形成されている。溝部7は、底部3の内底面3aから下方に向かって窪むように形成されている。溝部7は、溝部7が延びる方向から見て、井戸型に形成されている。そして、溝部7は、後述する収納部13の引き出し方向、すなわち図2〜図4に示した矢印Bの方向において、収納部13が筐体2の内部に収納された収納位置Aと扉部12との間に配置されている。
(カバー)
図4および図5に示すように、溝部7には、カバー8が設けられてもよい。カバー8は、溝部7に収容された後述する電源線34(ワイヤ33)を上方から覆うように構成されている。この実施形態において、カバー8は、断面視において略板状に形成されている。カバー8は、前後方向よりも左右方向に長く延びるように形成されている。カバー8は、カバー8の上面が底部3の内底面3aと面一となるように溝部7に取り付けられている。なお、カバー8の左右端部は、第1側壁5および第2側壁6の各々の内壁面と間隔をあけて配置されている(図5参照)。
図4および図5に示すように、溝部7には、カバー8が設けられてもよい。カバー8は、溝部7に収容された後述する電源線34(ワイヤ33)を上方から覆うように構成されている。この実施形態において、カバー8は、断面視において略板状に形成されている。カバー8は、前後方向よりも左右方向に長く延びるように形成されている。カバー8は、カバー8の上面が底部3の内底面3aと面一となるように溝部7に取り付けられている。なお、カバー8の左右端部は、第1側壁5および第2側壁6の各々の内壁面と間隔をあけて配置されている(図5参照)。
(第1側壁および第2側壁)
図1〜図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6は、それぞれ、水平方向であって、かつ後述する収納部13を引き出す方向に直交する方向において互いに対向するように配置されている。すなわち、この実施形態において、第1側壁5および第2側壁6は、左右方向において互いに対向するように配置されている。
図1〜図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6は、それぞれ、水平方向であって、かつ後述する収納部13を引き出す方向に直交する方向において互いに対向するように配置されている。すなわち、この実施形態において、第1側壁5および第2側壁6は、左右方向において互いに対向するように配置されている。
第1側壁5の下端部は、左右方向において底部3の左側端部に接続されている。第1側壁5の上端部は、左右方向において天部4の左側端部に接続されている。
第2側壁6の下端部は、左右方向において底部3の右側端部に接続されている。なお、第2側壁6の上端部は、左右方向において天部4の右側端部に接続されている。
第1側壁5および第2側壁6の各々は、略板状に形成されている。紙葉類処理装置1が紙幣処理装置として適用される場合には、第1側壁5および第2側壁6の各々の厚みが例えば12.5mmとなるように形成されているのが好ましい。
(扉部)
図2および図3に示すように、筐体2の前面側には、底部3、天部4、第1側壁5、および第2側壁6により囲われた開口部11が設けられている。言い換えると、開口部11は、底部3、天部4、第1側壁5、および第2側壁6により囲まれた枠の、筐体2の前面側端部である。また、図1および図4に示すように、筐体2の前面側には、開口部11を閉鎖または開放するための扉部12が設けられている。具体的に、扉部12は、第2側壁6に取り付けられたヒンジ部12aにより開口部11を閉鎖または開放するように構成されている。
図2および図3に示すように、筐体2の前面側には、底部3、天部4、第1側壁5、および第2側壁6により囲われた開口部11が設けられている。言い換えると、開口部11は、底部3、天部4、第1側壁5、および第2側壁6により囲まれた枠の、筐体2の前面側端部である。また、図1および図4に示すように、筐体2の前面側には、開口部11を閉鎖または開放するための扉部12が設けられている。具体的に、扉部12は、第2側壁6に取り付けられたヒンジ部12aにより開口部11を閉鎖または開放するように構成されている。
(収納部)
図2〜図5に示すように、紙葉類処理装置1は、収納部13を備えている。収納部13は、紙幣などの紙葉類を収納するためのものである。収納部13は、筐体2内に配置されている。そして、収納部13は、扉部12を開いたときに、開口部11を介して筐体2の外部に引き出し可能に構成されている。具体的に、収納部13は、矢印Bの方向に沿って筐体2の前方に引き出されるように構成されている。収納部13の前面側には、収納部13を引き出すための取手部13aが設けられている。
図2〜図5に示すように、紙葉類処理装置1は、収納部13を備えている。収納部13は、紙幣などの紙葉類を収納するためのものである。収納部13は、筐体2内に配置されている。そして、収納部13は、扉部12を開いたときに、開口部11を介して筐体2の外部に引き出し可能に構成されている。具体的に、収納部13は、矢印Bの方向に沿って筐体2の前方に引き出されるように構成されている。収納部13の前面側には、収納部13を引き出すための取手部13aが設けられている。
(ガイド部)
図2および図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6の各々には、ガイド部14が設けられている。ガイド部14は、収納部13を開口部11から筐体2の外部に引き出すためのものである。各ガイド部14は、筐体2内において前後方向に延びている。各ガイド部14は、レール状に形成されている。各ガイド部14は、その裏面が第1側壁5および第2側壁6の各々の内壁面と間隔をあけて配置されるように構成されている(図5参照)。言い換えると、第1側壁5側のレール14は第1側壁5と離間しており、第2側壁6側のレール14は第2側壁6と離間している。
図2および図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6の各々には、ガイド部14が設けられている。ガイド部14は、収納部13を開口部11から筐体2の外部に引き出すためのものである。各ガイド部14は、筐体2内において前後方向に延びている。各ガイド部14は、レール状に形成されている。各ガイド部14は、その裏面が第1側壁5および第2側壁6の各々の内壁面と間隔をあけて配置されるように構成されている(図5参照)。言い換えると、第1側壁5側のレール14は第1側壁5と離間しており、第2側壁6側のレール14は第2側壁6と離間している。
図2に示すように、第1側壁5に設けられたガイド部14は、上下方向に並んで配置される2つの第1孔部21(後述)の間に配置されている。図3および図5に示すように、第2側壁6に設けられたガイド部14は、上下方向において第2側壁6の下側に位置する第2孔部22よりも下方に配置されている。
(孔部)
図1〜図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6には、複数の孔部20が設けられている。各孔部20は、後述する各ワイヤ33の第2端部を筐体2の内部から外部に出すように構成されている。この実施形態において、孔部20は複数設けられている。詳細には、孔部20は、複数(図示例では2つ)の第1孔部21および複数(図示例では2つ)の第2孔部22を含む。
図1〜図3に示すように、第1側壁5および第2側壁6には、複数の孔部20が設けられている。各孔部20は、後述する各ワイヤ33の第2端部を筐体2の内部から外部に出すように構成されている。この実施形態において、孔部20は複数設けられている。詳細には、孔部20は、複数(図示例では2つ)の第1孔部21および複数(図示例では2つ)の第2孔部22を含む。
図2〜図4に示すように、第1孔部21は、第1側壁5に設けられている。各第1孔部21は、筐体2の内部から外部に向かって第1側壁5を貫通している。各第1孔部21は、円形状に形成されている。なお、各第1孔部21の形状は、円形状に限られず、楕円形状、三角形状、四角形状などであってもよい。
各第1孔部21は、上下方向において互いに間隔をあけて配置されている。第1孔部21は、収納部13の引き出し方向において、収納位置Aに配置された収納部13と扉部12との間に位置するように配置されている。
図2および図3に示すように、第2孔部22は、第2側壁6に設けられている。各第2孔部22は、第1孔部21と同様に、筐体2の内部から外部に向かって第2側壁6を貫通している(図5参照)。各第2孔部22は、円形状に形成されている。なお、各第2孔部22の形状は、円形状に限られず、楕円形状、三角形状、四角形状などであってもよい。
各第2孔部22は、上下方向において互いに間隔をあけて配置されている。各第2孔部22は、収納部13の引き出し方向において、収納位置Aに配置された収納部13と扉部12との間に位置するように配置されている。
(キャップ)
図1〜図3に示すように、紙葉類処理装置1は、キャップ23を備えている。キャップ23は、後述するワイヤ33が通されていない各孔部20を塞ぐためのものである。キャップ23は複数設けてもよい。この実施形態において、キャップ23は、第1側壁5の上側に位置する第1孔部21に取り付けられている。また、キャップ23は、第2側壁6の上側に位置する第2孔部22にも取り付けられている。
図1〜図3に示すように、紙葉類処理装置1は、キャップ23を備えている。キャップ23は、後述するワイヤ33が通されていない各孔部20を塞ぐためのものである。キャップ23は複数設けてもよい。この実施形態において、キャップ23は、第1側壁5の上側に位置する第1孔部21に取り付けられている。また、キャップ23は、第2側壁6の上側に位置する第2孔部22にも取り付けられている。
(制御装置および制御基板)
図2に示すように、紙葉類処理装置1は、制御装置30を備えている。具体的には、制御装置30は、コンピュータである。制御装置30は、筐体2内に配置されている。具体的に、制御装置30は、筐体2内の上側に配置されている。また、制御装置30は、左右方向において第1側壁5と収納部13との間に配置されている。
図2に示すように、紙葉類処理装置1は、制御装置30を備えている。具体的には、制御装置30は、コンピュータである。制御装置30は、筐体2内に配置されている。具体的に、制御装置30は、筐体2内の上側に配置されている。また、制御装置30は、左右方向において第1側壁5と収納部13との間に配置されている。
図6に示すように、制御装置30は、制御基板31を有している。制御基板31は、紙葉類処理装置1の動作を制御するためのものである。具体的に、制御基板31は、主に収納部13の動作を制御する制御プログラムが実装されている。
図7に示すように、制御装置30は、後述する各ワイヤ33を接続するための端子部32a〜32dを有している。端子部32a〜32dの各々は、制御基板31と電気的に接続されている。端子部32a〜32dは、制御装置30の前面側に配置されている。
端子部32aは、後述する電源線34を接続するように構成されている。また、端子部32b〜32dの各々は、後述する通信線35を接続するように構成されている。具体的に、端子部32bは、LAN(Local Area Network)接続用の端子部である。端子部32cは、USB(Universal Serial Bus)接続用の端子部である。端子部32dは、外部機器としてのディスプレイ機器に接続するための端子部である。
(ワイヤ)
図2および図3に示すように、紙葉類処理装置1は、ワイヤ33を備えている。ワイヤ33は、1または複数設けることができる。各ワイヤ33は、導電性を有している。各ワイヤ33は、電流または信号を運ぶために用いられる。図6および図7に示すように、ワイヤ33は、用途に応じたワイヤ(電源線34、通信線35)により構成されている。
図2および図3に示すように、紙葉類処理装置1は、ワイヤ33を備えている。ワイヤ33は、1または複数設けることができる。各ワイヤ33は、導電性を有している。各ワイヤ33は、電流または信号を運ぶために用いられる。図6および図7に示すように、ワイヤ33は、用途に応じたワイヤ(電源線34、通信線35)により構成されている。
電源線34は、第1端部34aを有している。電源線34は、第1端部34aが端子部32aを介して制御基板31と電気的に接続されるように構成されている。
電源線34は、第2端部34bを有している。電源線34は、第2端部34bが紙葉類処理装置1の外側に配置された電源コンセント(図示せず)などと電気的に接続されるように構成されている。
図2に示すように、電源線34は、第1側壁5の内壁面とガイド部14の裏側との間に通されている。また、図3にも示すように、電源線34は、溝部7に収容されるように配置されている。電源線34は、溝部7に収容された状態で第1側壁5から第2側壁6に向かって左右方向に配線されている。さらに、図3および図5に示すように、電源線34は、第2側壁6の内壁面とガイド部14の裏側との間に通されている。そして、電源線34の第2端部34bは、第2側壁6において下側に位置する第2孔部22を通って筐体2の外部に出されている。
次に、図6および図7に示すように、この実施形態では、LANケーブルとしての通信線35を例示している。なお、通信線35としては、LANケーブルに限られず、USBケーブルとしての通信線、外部機器としてのディスプレイ機器に接続するための通信線であってもよい。
通信線35は、第1端部35aを有している。通信線35は、第1端部35aが制御装置30の各端子部32を介して制御基板31と電気的に接続されるように構成されている。
通信線35は、第2端部35bを有している。通信線35は、第2端部35bが紙葉類処理装置1の外側に配置された外部機器(図示せず)と電気的に接続されるように構成されている。
図2に示すように、通信線35は、第1側壁5の内壁面とガイド部14の裏側との間に通されている。そして、通信線35の第2端部35bは、第1側壁5において下側に位置する第1孔部21を通って筐体2の外部に出されている。すなわち、通信線35の第2端部35bは、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出されている。
[実施形態の作用効果]
以上のように、紙葉類処理装置1では、制御基板31に接続された各ワイヤ33の第2端部を、第1側壁5および第2側壁6の少なくとも一方に設けられた孔部20を通って筐体2の側面から外部に出すことが可能となっている。このため、例えば紙葉類処理装置1を筐体2の後面と建物における室内の壁面との隙間がほとんどない状態で設置する場合では、ワイヤ33の第2端部を、孔部20を通って筐体2の側面から外部に出すことが容易となる。また、例えば紙葉類処理装置1を机の下に設置する場合において、机の下に作業スペースがほとんどない状態であっても、ワイヤ33の第2端部を筐体2の側面から外部に出すことにより配線作業が行いやすくなる。さらに、例えば紙葉類処理装置1を設置した後のメンテナンス時において、外部機器を増設するために追加のワイヤ33を別途配線するような場合であっても、ワイヤ33の第2端部を機外に出すための選択肢が少なくとも1つ以上存在するため、配線作業および外部機器の増設作業が行いやすくなる。したがって、紙葉類処理装置1では、紙葉類処理装置1を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させることができる。
以上のように、紙葉類処理装置1では、制御基板31に接続された各ワイヤ33の第2端部を、第1側壁5および第2側壁6の少なくとも一方に設けられた孔部20を通って筐体2の側面から外部に出すことが可能となっている。このため、例えば紙葉類処理装置1を筐体2の後面と建物における室内の壁面との隙間がほとんどない状態で設置する場合では、ワイヤ33の第2端部を、孔部20を通って筐体2の側面から外部に出すことが容易となる。また、例えば紙葉類処理装置1を机の下に設置する場合において、机の下に作業スペースがほとんどない状態であっても、ワイヤ33の第2端部を筐体2の側面から外部に出すことにより配線作業が行いやすくなる。さらに、例えば紙葉類処理装置1を設置した後のメンテナンス時において、外部機器を増設するために追加のワイヤ33を別途配線するような場合であっても、ワイヤ33の第2端部を機外に出すための選択肢が少なくとも1つ以上存在するため、配線作業および外部機器の増設作業が行いやすくなる。したがって、紙葉類処理装置1では、紙葉類処理装置1を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率を向上させることができる。
また、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々は、第1孔部21および第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出されている。このように、紙葉類処理装置1では、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を機外に出すための選択肢が複数存在している。したがって、紙葉類処理装置1を設置する環境またはその状態によらず、配線の作業効率をより一層向上させることができる。
また、この実施形態において、電源線34の第2端部34bは、第2孔部22を通って筐体2の外部に出されている。そして、通信線35の第2端部35bは、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出されている。すなわち、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々は、分離された状態で第1孔部21および第2孔部22の各々から筐体2の外部に出されている。これにより、電源線34および通信線35を相互に離した状態で配線することが可能となる。その結果、電源線34および通信線35が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することができる。
また、キャップ23によりワイヤ33が通されていない孔部20を塞ぐことにより、筐体2内を密閉状態に近づけることが可能となる。これにより、筐体2内における紙葉類の保存状態を良好に保つことができる。また、キャップ23によりワイヤ33が通されていない孔部20を塞ぐことにより、紙葉類処理装置1における外観の意匠性が損なわないようにすることもできる。
また、紙葉類処理装置1では、ワイヤ33が溝部7に収容されるように配置されているため、ワイヤ33を第1側壁5と第2側壁6との間において架け渡すように配線する場合であっても、ワイヤ33を筐体2内に綺麗に収めることができる。
また、紙葉類処理装置1では、カバー8により、溝部7に収容されたワイヤ33を保護することができる。
また、ワイヤ33は、収納部13の引き出し方向において、収納部13が筐体2の内部に収納された収納位置Aと扉部12との間に配置された溝部7に収容されている。このため、ワイヤ33を第1側壁5と第2側壁6との間において架け渡すように配線する場合であっても、収納部13を、ワイヤ33の有無によらず、開口部11を通って筐体2の外部に引き出すことができる。
また、複数の孔部20は、収納部13の引き出し方向において、収納位置Aに配置された収納部13と扉部12との間に位置するように配置されている。すなわち、複数の孔部20および溝部7は、収納部13の引き出し方向において、収納位置Aに配置された収納部13と扉部12との間に集められている。これにより、この実施形態のように、電源線34を第1側壁5と第2側壁6との間において架け渡すように配線する場合であっても、溝部7に収容された電源線34を第2孔部22に向かって配線することが容易となる。
また、各ワイヤ33は、第1側壁5および第2側壁6の各々の内壁面とガイド部14の裏側との間に通されている。このため、各ワイヤ33の配線状態により収納部13の引き出し動作が阻害されないようにすることができる。
また、第1側壁5に設けられたガイド部14は、上下方向に並んで配置される2つの第1孔部21の間に配置されている。これにより、各ワイヤ33を、収納部13の引き出し動作に影響しないように、ガイド部14の上方に位置する第1孔部21または下方に位置する第1孔部21のいずれかを通って筐体2の外部に出すことができる。
また、第1側壁5および第2側壁6は、それぞれ、水平方向であって、かつ引き出し方向に直交する方向において互いに対向するように配置されている。これにより、紙葉類処理装置1では、収納部13を、扉部12を開いたときに、開口部11を通って筐体2の外部に引き出しやすくすることができる。
[実施形態の変形例1]
上記実施形態では、電源線34の第2端部34bを、第2孔部22を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。
上記実施形態では、電源線34の第2端部34bを、第2孔部22を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。
例えば、図8に示した変形例1のように、電源線34の第2端部34bを、第1側壁5において上側に位置する第1孔部21を通って筐体2の外部に出すように構成してもよい。すなわち、通信線35の第2端部は、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出されている。
また、この変形例1では、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々は、2つの第1孔部21のいずれかを通って筐体2の外部に出されている。すなわち、この変形例であっても、上記実施形態と同様に、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を機外に出すための選択肢が複数存在している。そして、2つの第1孔部21が第1側壁5の上下方向において互いに間隔をあけて配置されていることから、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を、分離した状態で各第1孔部21から筐体2の外部に出すことが可能となる。
したがって、変形例1のような構成であっても、上記実施形態と同様に、電源線34および通信線35が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することができる。
[実施形態の変形例2]
上記実施形態では、通信線35の第2端部35bを、第1側壁5において下側に位置する第1孔部21を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。
上記実施形態では、通信線35の第2端部35bを、第1側壁5において下側に位置する第1孔部21を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。
例えば、図9および図10に示した変形例2のように、通信線35の第2端部35bを、第2側壁6において上側に位置する第2孔部22を通って筐体2の外部に出すように構成してもよい。すなわち、通信線35の第2端部35bは、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出されている
また、この変形例2では、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々が、2つの第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出るように構成されている。すなわち、この変形例であっても、上記実施形態と同様に、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を機外に出すための選択肢が複数存在している。そして、2つの第2孔部22は、第2側壁6の上下方向において互いに間隔をあけて配置されていることから、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を、分離した状態で各第2孔部22から筐体2の外部に出すことが可能となる。
さらに、変形例2では、上記実施形態で示したカバー8を、カバー8と一部形状が異なるカバー9に置き換えている。カバー9は、断面視で略T字状に形成されている。具体的に、カバー9は、板部9aと、板部9aの略中央から下方に突出した隔壁部9bと、を有している。このカバー9の隔壁部9bにより、電源線34および通信線35の各々を、溝部7内において分離した状態で溝部7に収容することが可能となる。
したがって、変形例2のような形態であっても、電源線34および通信線35が電気的に相互に影響しにくくなり、ノイズによる通信エラーなどの発生を抑制することができる。
[実施形態の変形例3]
また、上記実施形態では、通信線35の第2端部35bを、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、通信線35の第2端部35bを、電源線34が通されている第1孔部21および第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出すように構成してもよい。
また、上記実施形態では、通信線35の第2端部35bを、電源線34が通されていない第1孔部21を通って筐体2の外部に出した形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、通信線35の第2端部35bを、電源線34が通されている第1孔部21および第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出すように構成してもよい。
例えば、図11に示した変形例3のように、電源線34の第2端部34bおよび通信線35の第2端部35bの各々を、第1側壁5において下側に位置する第1孔部21を通って筐体2の外部に出すように構成してもよい。かかる構成によれば、制御基板31に接続された電源線34および通信線35の各々を、一つにまとめた状態で第1孔部21を通って筐体2の外部に出すことが可能となる。これにより、電源線34および通信線35の配線作業を簡素化することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、第2側壁6に設けられたガイド部14を、上下方向において第2側壁6の下側に位置する第2孔部22よりも下方に配置したが、この形態に限られない。すなわち、第2側壁6に設けられたガイド部14を、第2側壁6において上下方向に並んで配置される2つの第2孔部22の間に配置してもよい。これにより、ワイヤ33を、収納部13の引き出し動作に影響しないように、ガイド部14の上方に位置する第2孔部22および下方に位置する第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出すことができる。
上記実施形態では、第2側壁6に設けられたガイド部14を、上下方向において第2側壁6の下側に位置する第2孔部22よりも下方に配置したが、この形態に限られない。すなわち、第2側壁6に設けられたガイド部14を、第2側壁6において上下方向に並んで配置される2つの第2孔部22の間に配置してもよい。これにより、ワイヤ33を、収納部13の引き出し動作に影響しないように、ガイド部14の上方に位置する第2孔部22および下方に位置する第2孔部22のいずれかを通って筐体2の外部に出すことができる。
また、上記実施形態では、1本の通信線35を設けた形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、複数の通信線35を設けた形態としてもよい。
以上、本開示についての実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態のみに限定されず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
本開示は、紙幣や有価媒体などの紙葉類を処理するための紙葉類処理装置として産業上の利用が可能である。
1:紙葉類処理装置
2:筐体
3:底部
3a:内底面
5:第1側壁
6:第2側壁
7:溝部
8,9:カバー
11:開口部
12:扉部
13:収納部
14:ガイド部
20:孔部
21:第1孔部
22:第2孔部
23:キャップ
30:制御装置
31:制御基板
32a〜32d:端子部
33:ワイヤ
34:電源線
35:通信線
A:収納位置
2:筐体
3:底部
3a:内底面
5:第1側壁
6:第2側壁
7:溝部
8,9:カバー
11:開口部
12:扉部
13:収納部
14:ガイド部
20:孔部
21:第1孔部
22:第2孔部
23:キャップ
30:制御装置
31:制御基板
32a〜32d:端子部
33:ワイヤ
34:電源線
35:通信線
A:収納位置
Claims (14)
- 紙葉類処理装置の筐体と、
前記筐体内に配置され、前記紙葉類処理装置の動作を制御するための制御基板と、
第1端部が前記制御基板に接続された少なくとも1つの導電性を有するワイヤと、を備え、
前記筐体は、
底部と、
前記底部の両端に接続された第1側壁および第2側壁と、を有し、
前記第1側壁および前記第2側壁の少なくとも一方には、前記筐体の内部から外部に向かって貫通した少なくとも1つの孔部が設けられており、
前記孔部は、前記ワイヤの第2端部を前記筐体の内部から外部に出すように構成されている、紙葉類処理装置。 - 請求項1に記載の紙葉類処理装置において、
前記孔部は、
前記第1側壁に設けられた少なくとも1つの第1孔部と、
前記第2側壁に設けられた少なくとも1つの第2孔部と、を含み、
前記ワイヤは、第1端部が前記制御基板に接続された電源線を含み、
前記ワイヤは、第1端部が前記制御基板に接続された通信線を含み、
前記電源線の第2端部は、前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されており、
前記通信線の第2端部は、前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されている、紙葉類処理装置。 - 請求項2に記載の紙葉類処理装置において、
前記電源線の第2端部は、前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されており、
前記通信線の第2端部は、前記電源線が通されている前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されている、紙葉類処理装置。 - 請求項2に記載の紙葉類処理装置において、
前記電源線の第2端部は、前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されており、
前記通信線の第2端部は、前記電源線が通されていない前記第1孔部および前記第2孔部のいずれかを通って前記筐体の外部に出されている、紙葉類処理装置。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置において、
前記第1孔部は、複数設けられており、
前記複数の第1孔部は、前記第1側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項5に記載の紙葉類処理装置において、
前記第2孔部は、複数設けられており、
前記複数の第2孔部は、前記第2側壁の上下方向において互いに間隔をあけて配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置において、
前記第1側壁および前記第2側壁の少なくとも一方に設けられた前記孔部のうち、前記ワイヤが通されていない前記孔部を塞ぐためのキャップをさらに備える、紙葉類処理装置。 - 請求項1または2に記載の紙葉類処理装置において、
前記底部は、前記筐体内に面する内底面を有し、
前記内底面には、前記第1側壁と前記第2側壁との間に延びるように形成された溝部が設けられており、
前記ワイヤは、前記溝部に収容されるように配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項8に記載の紙葉類処理装置において、
前記溝部に収容された前記ワイヤを、上方から覆うカバーをさらに備える、紙葉類処理装置。 - 請求項8または9に記載の紙葉類処理装置において、
前記筐体は、
前記筐体の前面側に設けられた開口部と、
前記開口部を閉鎖または開放するための扉部と、を有し、
前記筐体内に配置されていて、紙葉類を収納するための収納部をさらに備え、
前記収納部は、前記扉部を開いたときに、前記開口部を介して前記筐体の外部に引き出し可能に構成されており、
前記溝部は、前記収納部の引き出し方向において、前記収納部が前記筐体の内部に収納された収納位置と前記扉部との間に配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項10に記載の紙葉類処理装置において、
前記孔部は、前記収納部の引き出し方向において、前記収納位置に配置された前記収納部と前記扉部との間に位置するように配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項10または11に記載の紙葉類処理装置において、
前記第1側壁および前記第2側壁の各々には、前記収納部を前記開口部から前記筐体の外部に引き出すためのガイド部が設けられており、
前記ワイヤは、前記第1側壁および前記第2側壁の各々の内壁面と前記ガイド部の裏側との間に通されている、紙葉類処理装置。 - 請求項12に記載の紙葉類処理装置において、
前記孔部は、複数設けられかつ前記第1側壁および前記第2側壁の少なくとも一方において上下方向に互いに間隔をあけて配置されており、
前記ガイド部は、前記第1側壁および前記第2側壁の少なくとも一方において前記孔部同士の間に配置されている、紙葉類処理装置。 - 請求項10〜13のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置において、
前記第1側壁および前記第2側壁は、それぞれ、水平方向であって、かつ前記引き出し方向に直交する方向において互いに対向するように配置されている、紙葉類処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018180432A JP2020052640A (ja) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | 紙葉類処理装置 |
PCT/JP2019/036204 WO2020066716A1 (ja) | 2018-09-26 | 2019-09-13 | 紙葉類処理装置 |
EP19866362.7A EP3859694B1 (en) | 2018-09-26 | 2019-09-13 | Paper sheet processing device |
US17/211,842 US11941935B2 (en) | 2018-09-26 | 2021-03-25 | Paper sheet processing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018180432A JP2020052640A (ja) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | 紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020052640A true JP2020052640A (ja) | 2020-04-02 |
Family
ID=69952400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018180432A Pending JP2020052640A (ja) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | 紙葉類処理装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11941935B2 (ja) |
EP (1) | EP3859694B1 (ja) |
JP (1) | JP2020052640A (ja) |
WO (1) | WO2020066716A1 (ja) |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60167549U (ja) * | 1984-04-14 | 1985-11-07 | 共栄工業株式会社 | 収納庫等におけるコード配線装置 |
JPH0513766U (ja) * | 1991-07-31 | 1993-02-23 | 沖電気工業株式会社 | プリンタ |
US5931103A (en) * | 1997-05-21 | 1999-08-03 | Huang; Huei Mien | Computer desk |
JP4256826B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2009-04-22 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置 |
JP2008277048A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Toshiba Corp | 電子機器 |
KR100956136B1 (ko) * | 2008-02-15 | 2010-05-06 | 전남대학교산학협력단 | 강도 및 종업원에 의한 현금 탈취 방지를 위한 안전금고 |
US7889961B2 (en) * | 2008-03-27 | 2011-02-15 | Corning Cable Systems Llc | Compact, high-density adapter module, housing assembly and frame assembly for optical fiber telecommunications |
JP2011159081A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toshiba Corp | 電子機器 |
CN102856746A (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-02 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 线缆收纳装置及利用线缆收纳装置的线缆模组 |
US8857597B2 (en) | 2012-07-24 | 2014-10-14 | Glory Ltd. | Banknote handling apparatus |
JP6041579B2 (ja) | 2012-08-28 | 2016-12-14 | グローリー株式会社 | 紙幣処理装置 |
US9585474B2 (en) * | 2013-07-17 | 2017-03-07 | Whirlpool Corporation | Traveling harness system |
JP6471496B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2019-02-20 | 沖電気工業株式会社 | 媒体処理装置及び媒体取引装置 |
US10127538B2 (en) * | 2015-09-10 | 2018-11-13 | Innowi Inc. | Smart integrated point of sale system |
JP6747249B2 (ja) | 2015-11-28 | 2020-08-26 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
CN207008769U (zh) * | 2017-08-15 | 2018-02-13 | 刘学群 | 一种收银收纳盒 |
-
2018
- 2018-09-26 JP JP2018180432A patent/JP2020052640A/ja active Pending
-
2019
- 2019-09-13 WO PCT/JP2019/036204 patent/WO2020066716A1/ja unknown
- 2019-09-13 EP EP19866362.7A patent/EP3859694B1/en active Active
-
2021
- 2021-03-25 US US17/211,842 patent/US11941935B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3859694A4 (en) | 2021-11-24 |
WO2020066716A1 (ja) | 2020-04-02 |
US20210209887A1 (en) | 2021-07-08 |
EP3859694B1 (en) | 2023-11-01 |
EP3859694A1 (en) | 2021-08-04 |
US11941935B2 (en) | 2024-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4465683B2 (ja) | 基板ケース体 | |
JPS5833908A (ja) | コントロ−ルセンタ | |
JP2013090818A (ja) | 基板ケース | |
WO2020066716A1 (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP2008006048A (ja) | 洗濯機 | |
JP7351675B2 (ja) | 受信機 | |
JP6264206B2 (ja) | 作業機械 | |
JP2021125589A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2016000632A (ja) | エレベータのかご構造 | |
JP4531727B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5690760B2 (ja) | シールドボックス、およびこれを備える電気基板ユニット | |
JP5901583B2 (ja) | エネルギー計測装置 | |
JP5730118B2 (ja) | 機器収納用ラック | |
JP6415180B2 (ja) | 壁掛けコントローラ装置 | |
JP7489807B2 (ja) | インターホン機器 | |
JP2016058569A (ja) | 電気機器収納用箱 | |
JP5232758B2 (ja) | キャビネット | |
JP4745020B2 (ja) | 電子機器の電源端子構造 | |
KR20110082666A (ko) | 데스크의 전선 배선안내장치 | |
JP6818498B2 (ja) | スイッチギヤ | |
JP2022083864A (ja) | 電気機器収納用箱体 | |
KR20220059808A (ko) | 매립가능한 멀티탭 구조체 및 이를 포함하는 파티션 | |
JP6713205B2 (ja) | 配線収納構造 | |
JP2011093264A (ja) | プリンター | |
JP2016207530A (ja) | 燃料電池システム用電線案内装置 |