JP6041579B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、紙幣を識別して入出金処理等を行う紙幣処理装置に関する。
旧券が流通している状態で新券が追加して流通された際に、追加対応が効率よく行えるようにした紙幣処理システムが開示されている(特許文献1)。
この紙幣処理システムでは、基本的な制御用のファームウエアプログラムを格納した不揮発性のFLASHエリアとは別に、揮発性のDRAMエリアが設けられている。そして、新券が追加して流通された場合に、新券の鑑査用のファームウエアプログラムをダウンロードしてDRAMエリアに一時的に格納することで、ファーム開発の工数削減等を実現している。
プリンターや複写機の分野では、追加されるオプション装置に応じてファームウエアを自動更新することが一般的に行われている。
特開2005−174221号公報
紙幣処理装置では、ハードウエアの構成に合わせて、機種ごとにファームウエアを実装するのが一般的である。
従って、オプションユニットが装着され、ハードウエアの構成の一部が変わるだけでも、制御プログラムを変更したファームウエアを新たに作製し、ファームウエアごと取り替える作業が行われている。
しかし、単にオプションユニットを装着するような、小規模な構成変更の場合には、共通する処理機能が多くあるため、その都度ファームウエアを取り替えるのは効率的でない。
そこで、本開示の目的は、紙幣処理装置にオプションユニットを装着するような場合に、効率よく対応できるようにすることにある。
本開示の主たる紙幣処理装置は、紙幣を識別して処理する紙幣処理装置である。この紙幣処理装置は、紙幣を入金する入金部と、紙幣を出金する出金部と、紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、紙幣を識別する識別部と、紙幣の処理を制御する制御部と、処理の過程で紙幣を一時的に収納する一時保留部が、選択的に装着可能なオプション装着部とを備える。そして、前記制御部が、前記一時保留部の装着時及び非装着時の各々に対応した制御をすることを特徴とする。
更に、紙幣処理装置から紙幣を収納した状態で着脱可能なカセット、又は、紙幣収納部を増設する増設収納部が、選択的に装着可能なオプション装着室備えられている。前記オプション装着部は、前記搬送部と分岐機構を介して接続され、前記オプション装着室は、前記搬送部と、前記分岐機構とは異なる分岐機構を介して接続されている。そして、前記制御部が、前記カセット又は増設収納部の、装着時及び非装着時の各々に対応した制御をすることを特徴とする。
のような紙幣処理装置によれば、一時保留部が選択的に装着可能なオプション装着部、あるいは、カセットや増設収納部が選択的に装着可能なオプション装着室が備えられており、制御部が、これら一時保留部、あるいは、カセットや増設収納部の、装着時及び非装着時の各々に対応した制御をする
従って、各部と有機的に協働して入出金等の処理を行う一時保留部等を装着したり取り外したりしても、ファームウエアを取り替える必要が無く、効率的である。
本開示の紙幣処理装置によれば、オプションユニットを装着するような場合に、効率よく対応できる。
紙幣処理装置を適用したシステム例を示す概略図である。 紙幣処理装置の外観を示す概略斜視図である。 紙幣処理装置の内部構造を示す概略断面図である。 (a)〜(f)は、紙幣処理装置のハードウエア構成の各パターンを示す概略図である。 一時保留部の外観を示す概略斜視図である。 回収カセットの外観を示す概略斜視図である。 増設収納部の外観を示す概略斜視図である。 紙幣処理装置の動作制御に係る概略構成を示すブロック図である。 ファームウエアに実装されている制御プログラムの概念図である。 紙幣処理装置の処理機能の1つを説明するための図である。 紙幣処理装置の処理機能の1つを説明するための図である。 紙幣処理装置の処理機能の1つを説明するための図である。 紙幣処理装置の処理機能の1つを説明するための図である。 紙幣処理装置の処理機能の1つを説明するための図である。 オプションユニットの装着状態別に、制御可能な処理をまとめた表である。 設定の切り替えの主な操作の流れを示すフローチャートである。 設定の切り替えの主な操作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
本実施形態の紙幣処理装置1は、一般に、現金が大量に取り扱われる分野で用いられる。例えば、銀行のテラーなどで手間のかかる現金の入金や出金、計数、保管管理等の処理に用いられる。紙幣処理装置1を用いることで、これら作業の高精度化、効率化を図ることができる。
(紙幣処理装置1の適用例)
図1に、紙幣処理装置1を適用したシステム例を示す。紙幣処理装置1は、LANやWAN等のネットワークを介して上位端末やサーバと通信可能に接続し、システム化して用いることができる。例えば、同図において、紙幣処理装置1aのように、上位端末Tやその他機器と同じネットワークNに接続して用いることができるし、紙幣処理装置1bのように、ネットワークN上にある上位端末Tに接続して用いることもできる。また、紙幣処理装置1cのように、サーバSを介して接続された他のネットワークN'に接続して用いることもできる。
また、紙幣処理装置1は、紙幣処理装置1dのように、独立した上位端末Tに直接接続して用いることもできる。この場合、上位端末Tは1台だけでなく、同図のように、複数台に接続し、いずれか1つの上位端末Tを選択的に切り替えて用いることができる。
なお、説明では、紙幣の状態に応じて紙幣の名称を区別する。すなわち、「正常紙幣」とは、識別部によって識別可能な紙幣をいい、「リジェクト紙幣」とは、識別部で識別不能な紙幣をいう。「正券」とは、正常紙幣のうち、汚れや破れ等が比較的少ない状態の紙幣をいう。
(紙幣処理装置1の構成)
図2及び図3に、紙幣処理装置1を示す。この紙幣処理装置1は、いわゆる循環式の紙幣処理装置である。従って、出金処理時に払い出される紙幣には、入金処理時に収納した紙幣が含まれる。
紙幣処理装置1は、上側の処理部11と、下側の金庫部13とに大別される。処理部11を構成する筐体111内には、投入口211を有する入金部21と、出金口231を有する出金部23と、識別部25と、ループ搬送路411を含む搬送部41と、が配設されている。
金庫部13を構成する防護筐体131内には、複数の(図例では8個の)巻き取り方式の収納モジュール31を含んで構成された紙幣収納部3と、ループ搬送路411と各収納モジュール31とを互いに接続する搬送路431を含む金庫部側搬送部43と、が配設されている。防護筐体131の前面には、金庫部13を開閉するための開閉扉133や電子錠1331が設けられている。
識別部25は、紙幣の真偽や金種、正損を識別する。また、識別部25は、紙幣の計数も行う(識別及び計数を包括的に識別ともいう)。
搬送部41(金庫部側搬送部43と区別するため、処理部側搬送部41ともいう)は、処理部側筐体111内にループ搬送路411を備えている。ループ搬送路411と投入口211との間は、投入路413によって互いに接続されている。ループ搬送路411にはまた、分岐機構417の動作により、ループ搬送路411上を搬送されている紙幣を選択的に出金口231に搬送する払出路415が接続されている。
ループ搬送路411には、また別の複数の分岐機構が設けられている。具体的には、第1の分岐機構419は、ループ搬送路411と金庫部側搬送部43の搬送路431との接続位置に設けられている。第1の分岐機構419は、ループ搬送路411上を時計回り方向又は反時計回りに搬送されている紙幣を、選択的に、金庫部側搬送部43の搬送路431に送るか、又は、紙幣収納部3から繰り出されかつ、搬送路431に沿って搬送されてきた紙幣を、ループ搬送路411上で時計回り方向に搬送させるか、若しくは、反時計回り方向に搬送させるかの切り替えを行う。
また、第2の分岐機構4111は、ループ搬送路411と接続路4115との接続位置に設けられている。第2の分岐機構4111は、ループ搬送路411上を時計回り方向又は反時計回りに搬送されている紙幣を、接続路4115に送るか、又は、後述する、一時保留部51から繰り出した紙幣を、ループ搬送路411上で時計回り方向に搬送させるか、若しくは、反時計回り方向に搬送させるかの切り替えを行う。
さらに、第3の分岐機構4113は、ループ搬送路411とカセット接続路4117との接続位置に設けられている。第3の分岐機構4113は、ループ搬送路411上を時計回り方向又は反時計回りに搬送されている紙幣を、選択的にカセット接続路4117に送るように動作する。
紙幣収納部3は、前述したように、図例では第1〜第8の巻き取り方式(言い換えると、テープ式)の収納モジュール31を含んで構成されている。なお、収納モジュール31の数は特に限定されず、1個以上で、適宜の数を設定すればよい。8個の収納モジュール31は、この例では、装置の奥行き方向に4個並んで1列を構成すると共に、その列が上下方向に2列を構成するように積み重ねられている。
各収納モジュール31は、例えば、1つの収納モジュール31に1つの収納可能な金種を割り当てることにより、各収納モジュール31を金種別に用いることができる(単金種設定)。また、1つの収納モジュール31に複数の金種を割り当てることにより、その収納モジュール31に複数の金種を混合して収納させることもできる(混合巻き金種設定)。紙幣収納部3は、単金種設定の収納モジュール31だけで構成することができ、また、単金種設定の収納モジュール31に混合巻き金種設定の収納モジュール31を含ませて構成することもできる。なお、特に言及しない限り、紙幣処理装置1では単金種設定がされているものとする。
この巻き取り方式の収納モジュール31は、特開2000−123219号公報に例示されるように、概略矩形箱状の筐体内に、紙幣をガイドする一枚のテープ、ガイド部材、及び、紙幣と共にテープを巻き取るリールを備えて構成されるか、又は、本件出願人が先に出願したPCT/JP2009/066729に例示されるように、筐体内に、紙幣を挟む2枚のテープ、及び、紙幣を挟み込んだ2枚のテープを巻き取るリールを備えて構成される。
いずれの構成においても、巻き取り方式の収納モジュール31は、紙幣を一枚ずつ巻き取って収納すると共に、その収納した順番とは逆順で、紙幣を一枚ずつ繰り出す、いわゆる先入れ後出しとなるように紙幣を収納する。各収納モジュール31にはまた、その筐体の内外を連通するように形成された出入口の近傍に、紙幣の通過を検知する検知センサが設けられている(図示省略)。
金庫部側搬送部43の搬送路431は、処理部側搬送部41のループ搬送路411と同様に、ローラ、ベルト及びガイドの組み合わせによって構成されており、この搬送路431もまた、紙幣を一枚ずつ短手搬送する。搬送路431は、ループ搬送路411上の第1の分岐機構419から、鉛直下向きに延びると共に、その下端部において、前後方向の前側及び後側のそれぞれに分岐している。後側に向かって延びる分岐路は、上下に積み重ねられた2列の収納モジュール31の間に配設されている。各収納モジュール31は、この分岐路上に設けられた振分機構433を介して分岐路に接続されている。各振分機構433は、制御部513によって駆動制御され、それにより、紙幣が、識別部25によって識別された金種や正損等に応じて複数の収納モジュール31に振り分けられて収納される。
図3に示すように、この紙幣処理装置1には、制御部513を構成する不揮発性の記憶装置であるファームウエア70が複数配設されている。具体的には、処理部11に第1ファームウエア70aが配設され、金庫部13に第2ファームウエア70bが配設されている。第1ファームウエア70aには、主に紙幣の各種処理を制御する制御プログラムが実装され、第2ファームウエア70bには、主に収納モジュール31の駆動を制御する制御プログラムが実装されている。
なお、ファームウエア70は、1つであってもよいし3つ以上であってもよい。ファームウエア70の配置も、仕様に応じて適宜選択できる。従って、説明では、第1ファームウエア70a及び第2ファームウエア70bを包括的にファームウエア70として扱う。
この紙幣処理装置1では、オプションユニットを選択的に装着して、異なったハードウエアに構成することができる。
具体的には、処理部側筐体111内における前側に、オプションユニットが選択的に装着可能なスペース(オプション装着部71)が設けられている。また、防護筐体131内における前側、つまりは開閉扉133の直後にも、オプションユニットが選択的に装着可能なスペース(オプション装着室72)が設けられている。
オプション装着部71には、オプションユニットとして、処理の過程で紙幣を一時的に収納する一時保留部51が選択的に装着される。オプション装着室72には、オプションユニットとして、防護筐体131から紙幣を収納した状態で着脱可能な回収カセット53が選択的に装着される。オプション装着室72にはまた、紙幣収納部3を増設する増設収納部54が選択的に装着される。
従って、この紙幣処理装置1では、図4に示すように、オプションユニット51,53,54が非装着の状態(a)、一時保留部51のみが装着される状態(b)、回収カセット53のみが装着される状態(c)、一時保留部51及び回収カセット53の両方が装着される状態(d)、増設収納部54のみが装着される状態(e)、及び一時保留部51及び増設収納部54の両方が装着される状態(f)の6つのパターンのいずれかのハードウエアに選択的に構成することができる。
一時保留部51は、図5に示すように、収納モジュール31と同様の構成からなるオプションユニットである。すなわち、一時保留部51は、矩形箱状の筐体51aと、筐体51a内に配設された、紙幣を巻き取るリール51bとで概略構成されている。一時保留部51は、紙幣の順番を入れ替えることなく、先入れ後出しとなるように紙幣を収納する。
筐体51aには、接続路4115と接続される開口51cが形成されており、この開口51cを通じて一時保留部51から紙幣が出入りする。オプション装着部71に装着された一時保留部51は、接続路4115を介して、第2の分岐機構4111に接続される。また、一時保留部51に駆動電流及び制御電流を供給する電気配線群51dが筐体51aから導出されている。この電気配線群51dは、処理部11側の所定の電気配線群と電気的に接続される。
回収カセット53は、図6に示すように、縦長箱形のオプションユニットである。回収カセット53は、巻き取り式の収納モジュール31や一時保留部51とは異なり、その内部に昇降する集積台を備えかつ、この集積台上に紙幣を重ねて収納するように構成されている(図示省略)。従って、回収カセット53に収納された紙幣は、そこから繰り出すことはできない。
回収カセット53の下部には、第1フレーム53aが取り付けられている。回収カセット53の下端部から導出された電気配線群53bは、第1フレーム53aの中継端子53cと電気的に接続されている。回収カセット53の上部には、紙幣が出入りする開口53dが形成されている。
図3に示したように、オプション装着室72の下部には、フレーム固定部72aが設けられている。回収カセット53は、第1フレーム53aを介してこのフレーム固定部72aに着脱可能に取り付けられる。
オプション装着室72に装着された回収カセット53は、カセット接続路4117を介して、第3の分岐機構4113に接続される。また、中継端子53cは、金庫部13側の所定の電気配線群と電気的に接続される。
増設収納部54は、図7に示すように、例えば、上下に隙間を隔てて積み重ねるように配設された2個の収納モジュール31,31と、これら収納モジュール31を支持する第2フレーム54aとを有している。各収納モジュール31の前部から導出された各電気配線群54bは、第2フレーム54aの中継端子54cと電気的に接続されている。増設収納部54は、第2フレーム54aを介してフレーム固定部72aに取り付けられる。
フレーム固定部72aには、回収カセット53及び増設収納部54の両方を取り付けることができる。従って、利便性に優れる。
上側の収納モジュール31の下面及び下側の収納モジュール31の上面の各々に、紙幣が出入りする開口54dが前後に離れて位置している。従って、増設収納部54をオプション装着室72に装着した時には、図4の(e)や(f)に示したように、これら2個の収納モジュール31はそれぞれ、搬送路431の下端から前後方向を前側に延びて両収納モジュール31,31の間に入り込む分岐路4119に対し、前述した振分機構433を介して接続される。
上述した入金部21や出金部23、識別部25、処理部側搬送部41、紙幣収納部3、金庫部側搬送部43等、更には、オプションユニットである一時保留部51や回収カセット53、増設収納部54は、制御部513によって制御されることにより、紙幣を扱う入出金処理等の各種処理を実行する。
(紙幣処理装置1の動作制御に係る構成)
図8に、紙幣処理装置1の動作制御に係る構成を示す。制御部513には、入金部21、出金部23、複数の収納モジュール31を含む紙幣収納部3、処理部側搬送部41、及び金庫部側搬送部43が、信号の送受信可能に接続されている。制御部513には、搬送路を搬送されている紙幣を検知するといった機能を有する各種のセンサも接続されており(図示省略)、各種センサの検知信号が制御部513に入力される。制御部513は、入力された検知信号等に基づいて制御信号を出力し、各部21,23,3,41,43は、その制御信号に従って動作をする。
制御部513にはまた、識別部25や操作部55、通信部57、記憶部59が接続されている。記憶部59は、紙幣処理装置1が収納している紙幣の金種別枚数又は金額である在高を少なくとも記憶する。また、記憶部59は、収納モジュール31毎の在高も記憶する。
通信部57は、無線又は有線で、上位端末Tと信号の送受信可能に接続されており、上位端末Tからの指令信号を受信して制御部513に出力する。操作部55は、オペレータの操作に応じた指令信号を制御部513に出力する。これら指令信号に基づて制御部513が入金部21等を制御することにより、紙幣処理装置1は各種処理を実行する。表示部511は、オプション機器として制御部513に接続され、紙幣処理装置1の動作や制御等の情報を表示する。
制御部513には更に、エラー報知部73やオプション検出部74、ユニット検出部75が接続されている。オプション検出部74は、一時保留部51の装着を検出し、ユニット検出部75は、回収カセット53又は増設収納部54の装着を検出する。エラー報知部73は、オプション検出部74及びユニット検出部75と協働して、所定の条件下でエラー報知を行う。ユニット検出部75等については、別途後述する。
特に、この紙幣処理装置1の制御部513には、一時保留部51等のオプションユニットの装着時及び非装着時の各々に対応した制御を可能にするオプション制御部513aが設けられている。
従来の紙幣処理装置1では、ハードウエアの構成ごとにファームウエアが実装されていたため、オプションユニットを装着や分離する際には、それに応じて制御プログラムを変更し、ファームウエアごと取り替える必要があった。
それに対し、この紙幣処理装置1では、非装着状態、あるいは、オプション装着部71及びオプション装着室72に装着され得るオプションユニット、具体的には、一時保留部51、回収カセット53及び増設収納部54の各々の装着状態(図4に示す6つの状態)に応じた制御プログラムが予めファームウエア70に実装されている。オプション制御部513aは、これら非装着状態及び各装着状態に対応した共通のファームウエア70によって構成されている。
図9に、ファームウエア70に実装されている制御プログラムのうち、特に一時保留部51及び回収カセット53に関連する制御プログラムの概念図を示す。符号P1は、非装着時に対応した制御を行う制御プログラム、符号P2は、一時保留部51の装着時に対応した制御を行う制御プログラム、符号P3は、回収カセット53の装着時に対応した制御を行う制御プログラムをそれぞれ表している。
各装着状態における各処理の基本的な制御、例えば、搬送部41や識別部25、紙幣収納部3等の制御については、共通する制御が多く存在する。例えば、一時保留部51の装着時の制御プログラムP2には、非装着時の制御プログラムP1が含まれており、既存の制御プログラムに第2の分岐機構4111の制御等を一部組み込んだ制御プログラムが追加された状態となっている。回収カセット53の装着時の制御プログラムP3も同様であり、その大半は非装着時の制御プログラムP1で構成されている。図示しないが、増設収納部54に関連する制御プログラムの場合もまた同様である。
従って、オプションユニットの装着状態に応じた制御プログラムを予めファームウエアに実装し、ファームウエアを共通にすることで、プログラム開発やファームウエアの作製等、開発効率の向上やコストの削減が図れる。
(紙幣処理装置1の処理機能)
紙幣処理装置1は、紙幣を識別して処理する各種処理機能を有している。次に、その処理機能のうち、特にオプションユニットの装着状態によって異なる処理機能について説明する。
(直接入金処理)
直接入金処理は、紙幣処理装置1に紙幣を入金(収納)する処理である。投入口211に投入された紙幣は、識別部25による識別結果と、予め設定された収納割当とに従って、いずれかの収納モジュール31に収納される。
図10に、直接入金処理時における紙幣処理装置1の動作を示す。入金する紙幣を投入口211に投入した状態で、例えば上位端末T等の操作によって入金処理の開始コマンドを、紙幣処理装置1に入力する。同図に矢印(実線)で示すように、入金部21は、投入口211の紙幣を一枚ずつ繰り出し、処理部側搬送部41は、各紙幣を識別部25に搬送する。識別部25は、その紙幣の識別を行う。
正常紙幣は、処理部側搬送部41により、ループ搬送路411から、第1の分岐機構419を通って金庫部側搬送部43へと搬送される。金庫部側搬送部43は、識別部25による識別結果、及び、予め設定された収納割当に従って、正常紙幣を所定の収納モジュール31に収納する。すなわち、正常紙幣は、金種別や正損別に応じて、いずれかの収納モジュール31に収納される。
リジェクト紙幣は、処理部側搬送部41により、同図に矢印(破線)で示すように、ループ搬送路411から分岐機構417を通って払出路415へと搬送される。そうして、リジェクト紙幣は、出金口231に払い出される。尚、入金処理時に発生したリジェクト紙幣は、投入口211に再投入され、識別が再度行われる。
オーバーフロー紙幣は、出金口231に払い出される。紙幣処理装置1に回収カセット53が装着されているときには、オーバーフロー紙幣は、回収カセット53に収納される。入金処理の終了後には、記憶部59に記憶している在高が更新される。
(入金処理)
入金処理は、一時保留部51が紙幣処理装置1に装着されている場合に行える処理である。入金処理では、紙幣を直接収納モジュール31に収納せずに、いったん一時保留部51に収納し、計数結果を確認してから所定の収納モジュール31に収納する。
図11に、その入金処理の動作例を示す。この場合、正常紙幣は、同図に矢印(実線)で示すように、ループ搬送路411から第2の分岐機構4111を通って一時保留部51に搬送され、そこに収納される。尚、リジェクト紙幣は、出金口231に払い出される。
そうして、投入口211に投入された紙幣が全て繰り出され、入金される紙幣の識別が全て完了すると、上位端末T等に計数結果が表示される。オペレータは、その計数結果を確認し、上位端末T等において所定の収納操作を行う。これにより、同図に矢印(破線)で示すように、一時保留部51は、そこに収納している紙幣を一枚ずつ繰り出す。処理部側搬送部41は、各紙幣を、ループ搬送路411から第1の分岐機構419を通って、金庫部側搬送部43へと搬送する。
金庫部側搬送部43は、識別部25による識別結果、及び、予め設定された収納割当に従い、各紙幣を、金種別や正損別に応じて収納モジュール31に収納する。尚、オペレータが、収納操作ではなく、所定のキャンセル操作を行ったときには、一時保留部51に収納されている紙幣は、出金口231に払い出される。
(収納・返却処理)
収納処理及び返却処理は、一時保留部51が紙幣処理装置1に装着されている場合に行える処理である。
収納処理は、一時保留部51に収納されている紙幣を収納カセット31に収納する処理や、回収カセット53が紙幣処理装置1に装着されている場合には回収カセット53に収納する処理である。
図12に、本処理の動作を示す。例えば上位端末T等で所定の操作が行われることにより、収納処理が開始する。収納処理が開始すると、一時保留部51は、同図に矢印(実線)で示すように、紙幣を処理部側搬送部41に繰り出す。繰り出された紙幣は、処理部側搬送部41によって識別部25に搬送され、識別される。識別された紙幣は、その識別結果に基づき、処理部側搬送部41、金庫部側搬送部43を経て所定の収納モジュール31に収納される。
リジェクト紙幣や、収納先の収納モジュール31が満杯で収納できない紙幣など、収納モジュール31に搬送できない紙幣は、回収カセット53があれば回収カセット53に搬送して収納し、回収カセット53が無ければ、同図に矢印(破線)で示すように、出金口231に払い出す。
返却処理は、一時保留部51に収納されている紙幣を出金口231に払い出す処理である。例えば上位端末T等で所定の操作が行われることにより、返却処理が開始する。返却処理が開始すると、同図に矢印(2点鎖線)で示すように、一時保留部51は、紙幣を処理部側搬送部41に繰り出す。繰り出された紙幣は、識別部25に搬送することなく、最短経路で出金口231に払い出される。
(出金処理)
出金処理は、該当する収納モジュール31から紙幣を出金して識別し、正券を払い出す処理である。
図13に、本処理の動作を示す。上位端末T等において、金種や枚数を指定する所定の出金操作を行うことによって出金処理は開始する。同図に矢印(実線)で示すように、指定された金種の紙幣が収納モジュール31から指定された枚数だけ繰り出される。金庫部側搬送部43は、繰り出された紙幣を、処理部側搬送部41へと搬送する。処理部側搬送部41は、各紙幣を識別部25に搬送し、識別部25が識別を行った後に、出金部23へと搬送する。そうして、出金口231に各紙幣が払い出される。
出金処理の途中で、リジェクト紙幣が発生した場合、回収カセット53が利用可能である場合には、同図に矢印(破線)で示すように、リジェクト紙幣は回収カセット53に搬送され、そこに収納される。その後、指示された枚数が払い出されるまで、一連の処理が続けて行われる。
回収カセット53が利用不能である場合には、リジェクト紙幣も出金口231に払い出される。この場合、リジェクト紙幣分の新たな紙幣は再出金せず、オペレータにその旨を知らせる警告が発せられる。
(回収処理)
回収処理は、指示された金種を収納している収納モジュール31から、紙幣を回収カセット53に搬送する処理である。従って、回収処理は、回収カセット53が利用可能な場合に行うことができる。
図14に、本処理の動作を示す。上位端末T等において、金種や枚数を指定する所定の回収操作を行うことによって回収処理は開始する。同図に矢印(実線)で示すように、指定された金種の紙幣が収納モジュール31から指定された枚数だけ繰り出される。金庫部側搬送部43は、繰り出された紙幣を処理部側搬送部41へと搬送する。処理部側搬送部41は、各紙幣を識別部25に搬送し、識別部25が識別を行った後、回収カセット53へと搬送する。
図15に、各オプションユニットの装着状態別に、制御可能な各処理をまとめた表を示す。なお、オプションユニットが増設収納部54の場合は、増設される収納モジュール31の制御が追加されるだけであるため、制御可能な処理の構成は、一時保留部51及び回収カセット53が装着されていない非装着の状態とほとんど同じである。
ファームウエア70には、設定の切り替えにより、各状態に応じた制御プログラムを実行する機能が備えられている。
すなわち、紙幣処理装置1では、処理部11と金庫部13とが連動して処理動作が行われる。そのため、処理部11における一時保留部51の装着の有無と、金庫部13における回収カセット53の有無又は増設収納部54の装着の有無とによる組み合わせにより、図4に示したように、ハードウエアの構成が異なる6パターンが存在する。
ファームウエア70には、これら6パターンに対応した制御プログラムを実行する機能が備えられており、これら6パターンの各設定のいずれかに切り替えることができる。
具体的には、まず、処理部11での制御に関し、図4の(a)、(c)及び(e)に示す、一時保留部51の非装着時に対応した制御を行う設定(第2設定に相当)と、図4の(b)、(d)及び(f)に示す、一時保留部51の装着時に対応した制御を行う設定(第1設定に相当)とに設定を切り替えることができる。
そして更に、金庫部13での制御に関し、これら設定ごとに、図4の(c)及び(d)に示す、回収カセット53の装着時に対応した制御を行う設定(第3設定に相当)と、図4の(e)及び(f)に示す、増設収納部54の装着時に対応した制御を行う設定(第4設定に相当)と、図4の(a)及び(b)に示す、回収カセット53及び増設収納部54の非装着時に対応した制御を行う設定(第5設定に相当)とに、設定を切り替えることができる。
設定の切り替えは、例えば、上位端末Tや操作部55を通じて行うことができる。
従って、この紙幣処理装置1によれば、オプションユニットを装着等してハードウエアの構成を変更しても、設定を切り替え操作するだけで、そのハードウエアの構成に応じた制御が可能になる。従って、作業時間が短縮できる。
更に、この紙幣処理装置1では、ファームウエア70の設定機能を利用することにより、仮想的にハードウエアの構成を縮小できるように工夫されている。
すなわち、一時保留部51等のオプションユニットが装着されている場合に、非装着時に対応した制御を行う設定に切り替えることにより、非装着時に対応した制御ができるようになっている。
例えば、オプションユニットのトラブル等、オプションユニットの装着時にそのオプションユニットを使用したくない状況が生じたとする。その場合、この紙幣処理装置1では、オプションユニットを分離せずに設定の切り替えだけで対処できるので、作業性に優れる。
オプションユニットの装着及び非装着については、正しい操作が行われるように構成されている。すなわち、オプションユニットの電気的接続又は通信の有無に基づいて、オプションユニットの装着の有無が自動的に検出できるようになっており、不適切な設定が行われた場合にはエラーが報知される。
具体的には、電気的接続の有無に基づいて、オプション検出部74が一時保留部51の装着を検出する。一時保留部51がオプション装着部71に装着される際、一時保留部51の電気配線群51dが処理部11側の電気配線群に接続される。その際生じる電流等の変化がオプション検出部74によって検出され、一時保留部51の装着の有無が検出される。
同様に、回収カセット53又は増設収納部54の装着はユニット検出部75が検出する。回収カセット53等がオプション装着室72に装着される際、回収カセット53等の電気配線群が金庫部13側の電気配線群に接続される。その際生じる電流等の変化がユニット検出部75によって検出され、回収カセット53等の識別及び装着の有無が検出される。
また、通信の有無に基づいて、一時保留部51の装着を検出し、あるいは、回収カセット53又は増設収納部54の装着を検出することもできる。一時保留部51がオプション装着部71に装着され、あるいは、回収カセット53又は増設収納部54がオプション装着室72に装着されれば、一時保留部51、回収カセット53又は増設収納部54との通信が可能になる。従って、一時保留部51、回収カセット53又は増設収納部54との通信の有無で、一時保留部51等の装着の有無を検出することができる。
そして、オプションユニットと整合性の無い設定が行われた場合には、エラー報知が行われるように構成されている。
図16に、一時保留部51に関連して行われる設定の切り替えの主な操作の流れを示す。まず、オプション検出部74により、一時保留部51が装着されているか否かが検出される(ステップS1)。
一時保留部51が装着されている場合において(ステップS1でYes)、一時保留部51の装着時に対応した第1設定に切り替えられた場合に(ステップS2でYes)、第1設定に対応した第1制御が行われる(ステップS3)。一方、一時保留部51が装着されていない場合において(ステップS1でNo)、第2設定に切り替えられた場合には(ステップS5でYes)、一時保留部51の非装着時に対応した制御(第2制御)が行われる(ステップS4)。
一時保留部51が装着されている場合において(ステップS1でYes)、一時保留部51の非装着時に対応した第2設定に切り替えられた場合には(ステップS2でNo,ステップS5でYes)、仮想的にハードウエアの構成が縮小され、一時保留部51の非装着時に対応した第2制御が行われる(ステップS4)。
そして、第1設定でもなく第2設定でもない場合には(ステップS2でNo,ステップS5でNo)、整合性の無い設定であるため、エラー報知部73を通じてエラー報知が行われる(ステップS6)。
図17に、回収カセット53及び増設収納部54に関連して行われる設定の切り替えの主な操作の流れを示す。まず、ユニット検出部75により、回収カセット53が装着されているか否かが検出される(ステップS11)。
回収カセット53が装着されている場合において(ステップS11でYes)、回収カセット53の装着時に対応した第3設定に切り替えられた場合には(ステップS12でYes)、第3設定に対応した第3制御が行われる(ステップS13)。一方、回収カセット53が装着されていない場合には(ステップS11でNo)、ユニット検出部75により、増設収納部54が装着されているか否かが検出される(ステップS14)。
増設収納部54が装着されている場合において(ステップS14でYes)、増設収納部54の装着時に対応した第4設定に切り替えられた場合には(ステップS15でYes)、第4設定に対応した第4制御が行われる(ステップS16)。
そして、回収カセット53が装着されている場合(ステップS11でYes)、又は増設収納部54が装着されている場合(ステップS14でYes)において、回収カセット53等の非装着時に対応した第5設定に切り替えられた場合には(ステップS17でYes)、仮想的にハードウエアの構成が縮小され、回収カセット53等の非装着時に対応した第5制御が行われる(ステップS18)。
回収カセット53及び増設収納部54が装着されていない場合において(ステップS11,S14でNo)、第5設定に切り替えられた場合にも(ステップS17でYes)、第5制御が行われる(ステップS18)。
そして、整合性の無い設定では、エラー報知部73を通じてエラー報知が行われる(ステップS19)。具体的には、回収カセット53及び増設収納部54が装着されていないにもかかわらず、第5設定に切り替えられていない場合(ステップS11,S14及びS17でNo)、回収カセット53の装着時に、第3設定又は第5設定に切り替えられていない場合(ステップS12及びS17でNo)、及び増設収納部54の装着時に、第4設定又は第5設定に切り替えられていない場合(ステップS15及びS17でNo)、エラー報知が行われる。
このように、この紙幣処理装置1によれば、オプションユニットを装着するような場合に、効率よく対応できる。
なお、本発明にかかる紙幣処理装置は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、例示の処理部と金庫部は別個の制御体系となっている。すなわち、処理部及び金庫部のそれぞれがオプション制御部を有し、これらオプション制御部が、それぞれのオプションユニットの有無に対応した共通のファームウエアを有しており、それぞれ、設定の切り替えが可能である。
一方、紙幣処理装置は、処理部と金庫部とが連動して動作するので、処理部と金庫部とを連動して制御するオプション制御部を有するものであってもよい。すなわち、紙幣処理装置が、それぞれのオプションユニットの有無に対応した共通のファームウエアを有しており、オプションユニットの有無に対応して設定の切り替えを可能にしてもよい。
例えば、一時保留部51を、入金用の一時保留部として、あるいは出金用の一時保留部として用いた場合において、オプション装着室72に、回収カセット53が装着される場合と増設収納部54が装着される場合とでは、紙幣処理装置1の全体の制御としては若干異なるものになるが、それらにも対応した共通のファームウエアを有するようにしてもよい。
1 紙幣処理装置
3 紙幣収納部
21 入金部
23 出金部
25 識別部
41 搬送部
51 一時保留部(オプションユニット)
53 回収カセット(オプションユニット)
54 増設収納部(オプションユニット)
71 オプション装着部
513 制御部
513a オプション制御部

Claims (14)

  1. 紙幣を識別して処理する紙幣処理装置であって、
    紙幣を入金する入金部と、
    紙幣を出金する出金部と、
    紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、
    紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、紙幣を識別する識別部と、
    紙幣の処理を制御する制御部と、
    処理の過程で紙幣を一時的に収納する一時保留部が、選択的に装着可能なオプション装着部と、
    前記紙幣処理装置から紙幣を収納した状態で着脱可能なカセット、又は、前記紙幣収納部を増設する増設収納部が、選択的に装着可能なオプション装着室と、
    を備え、
    前記オプション装着部は、前記搬送部と分岐機構を介して接続され、
    前記オプション装着室は、前記搬送部と、前記分岐機構とは異なる分岐機構を介して接続され、
    前記制御部が、前記一時保留部の装着時及び非装着時の各々に対応した制御をすることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    記制御部、前記一時保留部の装着時及び非装着時の双方に対応した共通のファームウエアを有し、
    前記ファームウエアが、
    前記一時保留部の装着時に対応した制御を行う第1設定と、
    非装着時に対応した制御を行う第2設定と、
    に切り替え可能なことを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
    前記一時保留部の装着時に、前記第2設定に切り替えることによって非装着時に対応した制御が可能なことを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
    前記一時保留部の電気的接続又は通信の有無に基づいて、当該一時保留部の装着を検出するオプション検出部を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 請求項4に記載の紙幣処理装置において、
    前記一時保留部の装着が前記オプション検出部によって検出されていない時に、前記第1設定に切り替えられた場合に、エラー報知を行うエラー報知部を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  6. 紙幣を識別して処理する紙幣処理装置であって、
    紙幣を入金する入金部と、
    紙幣を出金する出金部と、
    紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、
    紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、紙幣を識別する識別部と、
    紙幣の処理を制御する制御部と、
    処理の過程で紙幣を一時的に収納する一時保留部が、選択的に装着可能なオプション装着部と、
    前記紙幣処理装置から紙幣を収納した状態で着脱可能なカセット、又は、前記紙幣収納部を増設する増設収納部が、選択的に装着可能なオプション装着室と、
    を備え、
    前記オプション装着部は、前記搬送部と分岐機構を介して接続され、
    前記オプション装着室は、前記搬送部と、前記分岐機構とは異なる分岐機構を介して接続され、
    前記制御部が、前記カセット又は増設収納部の、装着時及び非装着時の各々に対応した制御をすることを特徴とする紙幣処理装置。
  7. 請求項6に記載の紙幣処理装置において、
    前記御部は、前記カセットの装着時、前記増設収納部の装着時、及び非装着時の各々に対応した共通のファームウエアを有し、
    前記ファームウエアが、
    前記カセットの装着時に対応した制御を行う第3設定と、
    前記増設収納部の装着時に対応した制御を行う第4設定と、
    非装着時に対応した制御を行う第5設定と、
    に切り替え可能なことを特徴とする紙幣処理装置。
  8. 請求項7に記載の紙幣処理装置において、
    前記カセット又は前記増設収納部の装着時に、前記第5設定に切り替えることによって非装着時に対応した制御が可能なことを特徴とする紙幣処理装置。
  9. 請求項7に記載の紙幣処理装置において、
    前記カセット又は前記増設収納部の電気的接続又は通信の有無に基づいて、当該カセット又は当該増設収納部の装着を検出するユニット検出部を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  10. 請求項9に記載の紙幣処理装置において、
    前記カセット又は前記増設収納部の装着が前記ユニット検出部によって検出されていない時に、前記第3設定又は前記第4設定に切り替えられた場合に、エラー報知を行うエラー報知部を備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  11. 請求項6に記載の紙幣処理装置において、
    前記カセットは、当該カセットを支持する第1フレームを有し、
    前記増設収納部は、当該増設収納部を支持する第2フレームを有し、
    前記オプション装着室が、前記第1フレーム及び前記第2フレームの取り付けを可能にするフレーム固定部を有していることを特徴とする紙幣処理装置。
  12. 紙幣を識別して処理する紙幣処理装置であって、
    紙幣を入金する入金部と、
    紙幣を出金する出金部と、
    紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、
    紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、紙幣を識別する識別部と、
    紙幣の処理を制御する制御部と、
    処理の過程で紙幣を一時的に収納する一時保留部が、選択的に装着可能なオプション装着部と、
    前記紙幣処理装置から紙幣を収納した状態で着脱可能なカセット、又は、前記紙幣収納部を増設する増設収納部が、選択的に装着可能なオプション装着室と、
    を備え、
    前記オプション装着部は、前記搬送部と分岐機構を介して接続され、
    前記オプション装着室は、前記搬送部と、前記分岐機構とは異なる分岐機構を介して接続され、
    前記制御部が、前記一時保留部の装着時及び非装着時の各々に対応した制御、並びに、前記カセット又は増設収納部の、装着時及び非装着時の各々に対応した制御をすることを特徴とする紙幣処理装置。
  13. 請求項12の紙幣処理装置において、
    記制御部、前記一時保留部の装着時及び非装着時の双方に対応し、かつ、前記カセットの装着時、前記増設収納部の装着時、及び非装着時の各々に対応した、共通のファームウエアを有し、
    前記ファームウエアが、
    前記一時保留部の装着時に対応した制御を行う第1設定と、当該一時保留部の非装着時に対応した制御を行う第2設定とに切り替え可能で、かつ、前記カセットの装着時に対応した制御を行う第3設定と、前記増設収納部の装着時に対応した制御を行う第4設定と、これらの非装着時に対応した制御を行う第5設定と、
    に切り替え可能なことを特徴とする紙幣処理装置。
  14. 請求項1、6、又は12のいずれか1つに記載の紙幣処理装置において、
    前記オプション装着室は、前記搬送部と、前記分岐機構とは異なる分岐機構、又はこれら分岐機構と更に異なる分岐機構を介して接続可能に構成されている紙幣処理装置。
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