JP2020050647A - 茎葉兼土壌処理除草用液体組成物 - Google Patents

茎葉兼土壌処理除草用液体組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】生育期の雑草から後次発生する雑草まで、水で希釈して簡便に防除する除草液剤の提供。【解決手段】親水性アミノ酸系除草化合物、疎水性除草化合物及びグリコール系溶媒を含有する除草用液体組成物。

Description

本発明は親水性のアミノ酸系除草化合物と疎水性の土壌処理除草化合物を含有し、均一な液体状態を維持し、散布時における希釈液の安定性を有する製剤に関するものである。
アミノ酸系除草化合物であるグリホサート及びグルホシネートは、雑草類の茎葉から吸収され、植物体内を移行して比較的早く効果発現が見られる非選択性の除草活性化合物である。また、その塩類は極めて親水性であり、水溶解性が高く、水で希釈して散布する高濃度液剤として調製され、生育期の雑草から雑潅木までを防除する除草剤として広く使用されている。しかし、これらアミノ酸系除草化合物は土壌に落下後、吸着や分解により急速に活性を失い、土壌処理効果が無いことから、後次発生の雑草を抑えられず、効果の持続期間が短い欠点を有している。
一方、残効性に優れる土壌処理除草化合物の多くは、植物体内への浸透性や移行性に劣るため、生育期の雑草を防除することができず、芝生地、農耕地における特定時期の雑草防除に使用されている。これらの土壌処理除草化合物は疎水性であり、希釈して使用する製剤は、水和剤、顆粒水和剤等の固体製剤もしくは水等に分散させた懸濁剤として調製されている。
上述の化合物の混合製剤として、例えば、グリホサート、グルホシネート及びその塩類と疎水性の光合成阻害型除草化合物を溶解させた混合除草液剤(例えば、特許文献1参照)、また、グリホサートの塩類と土壌処理除草化合物フルポキサムを含有し、速効性と残効性を併せ持った除草剤組成物が示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献1に係る製品としては、グリホサートイソプロピルアミン塩2%、ブロマシル0.4%液剤(パワーボンバー(登録商標)、丸和バイオケミカル株式会社商品)、グリホサートイソプロピルアミン塩1.5%、ブロマシル0.75%、メコプロップPカリウム塩0.3%液剤(アースカマイラズ(登録商標)、アース製薬株式会社商品)がある。また、特許文献2に係る製品としては、グリホサートカリウム塩0.96%、フルポキサム0.25%液剤(ラウンドアップマックスロード(登録商標)ALIII、日産化学株式会社商品)がある。しかし、これらの特許文献に記載された製品はいずれも、希釈せずに直接散布する液体製剤(AL剤)であり、有効成分濃度は低い。
また、植栽地以外でのみ使用可能な茎葉兼土壌処理除草剤として、グリホサートイソプロピルアミン塩20%、ブロマシル4%含有の懸濁液剤(グリホロング(登録商標)除草剤、輸入発売元 株式会社 山新)が販売されている。
特開2007−224002号公報 特開2012−140381号公報
アミノ酸系除草剤は、生育の進んだ生育期の雑草を枯殺しうるが、後次発生する雑草まで防除はできない。一方、除草効果の持続性が期待される土壌処理除草剤の多くは、生育期の雑草を防除することは困難であるか、もしくは大量の薬剤投入が必要になることから、環境への影響が懸念される。そのため、両者の特徴を有することで、生育時期を問わずに防除が可能で、薬剤投与量の低減を図れる混合剤の開発が、農薬散布の省力化及び環境影響の低減、及び輸送費用の低減などの観点から求められている。
これら薬剤の除草特性は、化合物の物理化学的性質に起因する。つまり、茎葉から吸収されるアミノ酸系除草化合物は、親水性であって水に対する溶解性が高く、有機溶媒に対する溶解性が低い。一方、持続的除草効果が期待される土壌処理除草化合物は、疎水性であって一定の有機溶媒に対する溶解性を有するものの水に対する溶解性が低い。
このような著しい物理化学的性質の違いにより、両除草化合物を溶解させた液剤の開発は、一定の困難性を有する。
アミノ酸系除草化合物と疎水性土壌処理除草化合物を溶解させた液剤の開発において、これまでいくつかの方法が提案されている。つまり、有効成分を均一に溶解させるために、その成分含有濃度を低くする方法(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)が挙げられる。他方では、高濃度の有効成分を含有させるために、懸濁化させる方法が挙げられる。
上記特許文献に記載されたAL剤にあっては、使用者の利便性に優れる反面、有効成分濃度が低いことにより、希釈して散布する薬剤と比べて、散布面積当たりに必要な薬液量は増大する。それに伴い、AL剤の収納容器であるプラスチック容器の廃棄量も増加することから、環境への負荷を生ずる課題を有する。
また、希釈して散布する高濃度懸濁液剤は、保存に伴って経時的に凝集を生じ、使用時に再度製品を撹拌する必要がある。更に、撹拌しつつ散布する、あるいは希釈後速やかに散布しないと疎水性除草化合物の散布ムラを生じ易い欠点を有している。
上述の通り、環境への負荷の低減及び農薬散布時の薬効安定化・効率化の観点から、高濃度の有効成分を均一に溶解させ、希釈して散布する液剤の開発が課題となっている。
本発明者らは、有機溶媒に対して溶解性の低いアミノ酸系除草化合物、及び水に対して溶解性が低い土壌処理除草化合物の両者を、高濃度に溶解させる溶媒及び界面活性剤を鋭意検討した結果、グリコール系溶媒を混合することで、それぞれの作用特性を保持しながら、原液の保存安定性及び希釈後における安定性を有する請求項1、請求項2、請求項3及び請求項4に記載の除草用液体組成物を完成した。
本明細書で記載する除草化合物の名称は、全て一般名である。また、いずれも市販されており、容易に入手できる。
代表的なアミノ酸系除草化合物として、グリホサートのアンモニウム塩、イソプロピルアミン塩、カリウム塩及びその他の塩類、グルホシネートアンモニウム塩、グルホシネートPナトリウム塩及びその他の塩類などが挙げられる。
アミノ酸系除草化合物は一般的に親水性であることが知られ、メタノールやエタノールといった極性溶媒と比較した場合でも、水に対する溶解性は極めて高い。例えば、グリホサートは水に対して10.5g/L(20℃)、メタノールに対して0.231g/L(20℃)、グリホサートイソプロピルアミン塩は水に対して1050g/L(25℃)、メタノールに対して19.86g/L(20℃)、グリホサートカリウム塩は水に対して918.7g/L(20℃)、メタノールに対して217mg/L(20℃)の溶解性を示す。また、グルホシネートアンモニウム塩は水に対して1370g/L(22℃)、エタノールに対して0.65g/L(20℃)の溶解性を示す(農薬ハンドブック 2016年版、日本植物防疫協会、2016年発行)。
したがって、アミノ酸系除草化合物の高濃度溶液を調製する場合、メタノールやエタノールといった極性溶媒よりも、水の方が溶媒として適している。
本発明における親水性アミノ酸系除草化合物とは、20〜25℃における水に対する溶解性が1%(10g/L)以上の親水性を有するものとする。
これらの親水性アミノ酸系除草化合物は、本発明組成物において単独または2種以上を混合して用いられる。また、含有量は、アミノ酸系除草化合物が本発明組成物全量に対して2〜25重量%、水の含有量は、本発明組成物全量に対して0.5〜20重量%が適当である。
一方、代表的な疎水性土壌処理除草化合物の19〜25℃における1Lの水に対する溶解性は、次のとおりである。すなわち、アミカルバゾンは4.6g(20℃)、アラクロールは200mg(20℃)、イソウロンは0.585g(22℃)、イソキサベンは1.42mg(20℃)、イプフェンカルバゾンは0.515mg(20℃)、イマザキンは58.3mg(20℃)、インダジフラムは4.4mg(20℃)、インダノファンは17.1mg(25℃)、エスプロカルブは4.92mg(20℃)、オキサジアゾンは0.57mg(20℃)、オキサジアルギルは0.37mg(20℃)、オキサジクロメホンは0.15mg(20℃)、オリザリンは2.6mg(25℃)、カフェンストロールは2.5mg(20℃)、クロリダゾンは422mg(20℃)、ジウロンは36.4mg(25℃)、ジクロベニルは18mg(20℃)、ジチオピルは0.5mg(25℃)、ジフルフェニカンは0.05mg以下(25℃)、ジメテナミドは1.2g(25℃)、シメトリンは482mg(20℃)、ターバシルは710mg(20℃)、テブチウロンは2.57g(20℃)、テフルリトリオンは0.016mg(20℃)、トプラメゾンは0.106g(20℃)、トリアジフラムは7.14mg(20℃)、トリクロピルブトキシエチルは5.75mg(20℃)、トリフルラリンは0.184mg(20℃)、ナプロパミドは74mg(20℃)、ピラゾキシフェンは0.80mg(20℃)、ピリフタリドは1.8mg(25℃)、ピリミスルファンは114mg(20℃)、プロピザミドは12.9mg(25℃)、ピラクロニルは50.1mg(20℃)、ピロキサスルホンは3.49mg(25℃)、フェノキサスルホンは0.17mg(20℃)、フェントラザミドは2.3mg(20℃)、フルアジホップは1.54mg(25℃)、フルフェナセットは56mg(20℃)、フルポキサムは2.42mg(20℃)、フルミオキサジンは1.79mg(25℃)、プレチラクロールは74mg(25℃)、プロスルホカルブは13mg(20℃)、プロジアミンは0.072mg(25℃)、ブロマシルは0.81g(20℃)、フロラスラムは0.084g(20℃)、ペノキススラムは408mg(19℃)、ベンゾフェナップは0.12mg(25℃)、ベンタゾンは570mg(20℃)、ベンチオカーブは16.7mg(20℃)、ペンディメタリンは0.23mg(20℃)、ペントキサゾンは0.216mg(25℃)、ベンフレセートは261mg(25℃)、メソトリオンは0.16g(20℃)、メトリブジンは1.05g(20℃)、メフェナセットは5.2mg(20℃)、レナシルは0.003g(20℃)の溶解性を示す(農薬ハンドブック2016年版、日本植物防疫協会、2016年発行/The Pesticide Manual Sixteenth Edition、BCPC、2013年発行)。
本発明における土壌処理除草化合物は、19〜25℃における水に対する溶解性が0.5%(5g/L)以下の疎水性を有するものを対象とする。
これらの疎水性土壌処理除草化合物は、本発明組成物において単独または2種以上を混合して用いられる。
また、含有量は、本発明組成物全量に対して0.2〜15重量%が望ましい。
また、本発明はアミノ酸系除草化合物と疎水性土壌処理除草化合物の中から各々一種以上を混合して用いることを特徴とするが、さらに水溶性の高いアシュラム、イマザピル、イマザモックス、テトラピオン、2,4−PA、MCPA、MCPP及びその塩類、もしくはヘキサジノン等、水溶性の高い茎葉処理化合物や土壌処理化合物を混合することも可能である。
本発明は親水性のアミノ酸系除草化合物と疎水性の土壌処理除草化合物を混合し、均一な液体状態を維持し、散布時における希釈液の安定性を有する製剤に関するものである。
これら相反する物理化学性状を有する二つ以上の化合物を溶解し、かつ安定に維持するために必要な、水以外の親水性有機溶媒、疎水性有機溶媒及び界面活性剤を以下に明らかにする。
安全性が高く、沸点150℃以上の親水性有機溶媒として、シクロヘキサノール等のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコール類、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン、乳酸エステル等の脂肪酸誘導体、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン等の低級アルキルピロリドン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の低級アルキルアミド類及びジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
鋭意検討した結果、グリコール系溶媒が本発明において必須の親水性有機溶媒であることを見出した。ここで、グリコール系溶媒とは、一般的なグリコール系化合物である低級アルキル基に水酸基二個を有する化合物、これら化合物の重合体及び共重合体に加え、グリコールエーテル類も含む。
グリコール系溶媒は、他の親水性有機溶媒と比較して、水や界面活性剤との相溶性が良く、また安全面や価格面からも優れている。
これらのグリコール系溶媒は、本発明組成物において単独または2種以上を混合して用いられる。また、溶解性の低い疎水性除草化合物を使用する場合にあっては、他の親水性有機溶媒を併用することも可能である。
また、含有量は、本発明組成物全量に対して5〜60重量%が適当である。
本発明では、親水性有機溶媒に加え、広く使用されている一般的な疎水性有機溶媒を組み合わせることで、有効成分の溶媒溶解性と希釈液の安定性を向上させることができる。
疎水性有機溶媒の使用例として、高沸点炭化水素系溶媒、脂肪酸エステル、各種植物油、N−オクチルピロリドン、N−ドデシルピロリドン等の中級アルキルピロリドン類、ジメチルC8−10アルキルアミド、ジメチルC10アルキルアミド等の中級アルキルアミドなどが挙げられる。
これらの疎水性有機溶媒は、本発明組成物において必須ではないが、使用する場合は単独または2種以上を混合して用いられる。
また、含有量は、本発明組成物全量に対して0〜35重量%が適当である。
本発明では、広く使用されている一般的な界面活性剤を使用することができる。例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油エーテル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油エーテル、アセチレングリコールエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンラウリルアミン、ポリオキシエチレン牛脂アミン等の非イオン界面活性剤、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、ポリカルボン酸塩等の陰イオン界面活性剤、アミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤が挙げられる。
これらの界面活性剤は、本発明組成物において単独または2種以上を混合して用いられる。
また、含有量は、本発明組成物全量に対して10〜50重量%が適当である。
(調製方法)
本除草液剤の調製にあたっては、以下の調製例に示す如く、疎水性除草化合物を有機溶媒に溶解後、界面活性剤、アミノ酸系除草化合物の水溶液を添加する事により均一な液剤を調製する事ができる。
(散布方法)
本除草液剤を用いて雑草を防除する場合、除草液剤に対して20倍〜200倍の水で希釈後、薬剤散布機、もしくはジョウロを用いて1平方メートル当たり50ml〜200mlを雑草の上部から均一に散布する事が望ましい。
面積当たりの液剤量、希釈水量は雑草の生育に応じて対応し、例えば、大型雑草が対象の場合は、希釈倍率を小さく、散布水量を多くする事が必要である。
水に溶解するアミノ酸系除草化合物と有機溶媒に溶解する疎水性土壌処理除草化合物を同時に溶解させることによって経済性に優れ、生育期の雑草から後次発生する雑草まで防除する使用簡便な除草剤を提供する。
(調製例1) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ブロマシル12重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル原体12.4gにプロピレングリコール(和光純薬株式会社商品)34.6g、ジメチルC8−10アルキルアミド(HALLCOMID M−8−10、ステパン社商品)20gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノン(登録商標)L−205、青木油脂工業株式会社商品)23g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例2) グルホシネートアンモニウム塩4重量%、ブロマシル12重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル原体12.4gにプロピレングリコール34.6g、ジメチルC8−10アルキルアミド18gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポール(登録商標)T−10、東邦化学工業株式会社商品)9g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−10SPG、東邦化学工業株式会社商品)18g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液8gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例3) グリホサートイソプロピルアミン塩20重量%、ブロマシル12重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル12.5gにジプロピレングリコール(和光純薬株式会社商品)9.1g、ジメチルC8−10アルキルアミド9.1gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノンL−205)37g及びグリホサートイソプロピルアミン塩62重量%水溶液32.3gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例4) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ターバシル6重量%混合除草液剤の調製
ターバシル6.3gにプロピレングリコール40.4g、ジメチルC8−10アルキルアミド16gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−10)9.1g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−10SPG)18.2g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例5) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、メトリブジン6重量%混合除草液剤の調製
メトリブジン6.3gにプロピレングリコール40.4g、ジメチルC8−10アルキルアミド16gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−10)9.1g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−10SPG)18.2g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例6) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、イソウロン6重量%混合除草液剤の調製
イソウロン6.3gにプロピレングリコール40.4g、ジメチルC8−10アルキルアミド16gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−10)9.1g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−10SPG)18.2g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例7) グルホシネートアンモニウム塩7.5重量%、フルポキサム3.5重量%混合除草液剤の調製
フルポキサム3.6gにプロピレングリコール40.5g、ジメチルC8−10アルキルアミド19.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15、東邦化学工業株式会社商品)13g、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノン L−210、青木油脂工業株式会社商品)5.5g及びグルホシネートアンモニウム塩42重量%水溶液17.9gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例8) グリホサートイソプロピルアミン塩10重量%、フルポキサム3.75重量%混合除草液剤の調製
フルポキサム3.8gにプロピレングリコール39.7g、ジメチルC8−10アルキルアミド17.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)16g、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノンL−210)3g及びグリホサートイソプロピルアミン塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例9) グルホシネートアンモニウム塩10重量%、インダジフラム0.4重量%混合除草液剤の調製 その1
インダジフラム0.4gにプロピレングリコール45.1g、ジメチルC8−10アルキルアミド15.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)13.5g、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノン L−210)5.5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例10) グルホシネートアンモニウム塩10重量%、インダジフラム0.4重量%混合除草液剤の調製 その2
インダジフラム0.4gにプロピレングリコール44.6g、ジメチルC8−10アルキルアミド15.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)13g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG、東邦化学工業株式会社商品)6.5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例11) グルホシネートアンモニウム塩10重量%、トリアジフラム2.3重量%混合除草液剤の調製
トリアジフラム2.3gにプロピレングリコール46.7g、ジメチルC8−10アルキルアミド15gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)12g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例12) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ジフルフェニカン0.3重量%混合除草液剤の調製
ジフルフェニカン0.3gにプロピレングリコール51.2g、ジメチルC8−10アルキルアミド17.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)15g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)6g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例13) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ピロキサスルホン0.5重量%混合除草液剤の調製
ピロキサスルホン0.5gにプロピレングリコール48g、ジメチルC8−10アルキルアミド22.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)13g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液12gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例14) グルホシネートアンモニウム塩10重量%、ジチオピル4重量%混合除草液剤の調製 その1
ジチオピル4.1gにプロピレングリコール48.9g、ジメチルC8−10アルキルアミド13gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)10g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例15) グルホシネートアンモニウム塩10重量%、ジチオピル4重量%混合液剤の調製 その2
ジチオピル4.1gにプロピレングリコール43.9g、ジメチルC8−10アルキルアミド15.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)12g、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノン L−210)4.5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液20gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例16) グリホサートイソプロピルアミン塩10重量%、ジチオピル2重量%混合除草液剤の調製
ジチオピル2.1gにプロピレングリコール43.9g、ジメチルC8−10アルキルアミド15gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)10g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグリホサートイソプロピルアミン塩40重量%水溶液25gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例17) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、イソキサベン1重量%、オキサジクロメホン1重量%混合除草液剤の調製
イソキサベン1g、オキサジクロメホン1gにプロピレングリコール54g、ジメチルC8−10アルキルアミド16gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)12g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグルホシネートアンモニウム塩42重量%水溶液12gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例18) グルホシネートアンモニウム塩6.5重量%、インダジフラム0.14重量%、ブロマシル6重量%混合除草液剤の調製
インダジフラム0.14g、ブロマシル6.2gにプロピレングリコール46.16g、ジメチルC8−10アルキルアミド17.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)12g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液13gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例19) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、トリアジフラム1.2重量%混合除草液剤の調製 その1
トリアジフラム1.2gにプロピレングリコール26.2g、ジエチレングリコール(和光純薬株式会社商品)26.2g、ジメチルC8−10アルキルアミド16.4gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)15g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例20) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、トリアジフラム1.2重量%混合除草液剤の調製 その2
トリアジフラム1.2gにプロピレングリコール26g、ジプロピレングリコール26g、ジメチルC8−10アルキルアミド16.8gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)15g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例21) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、トリアジフラム1.2重量%混合除草液剤の調製 その3
トリアジフラム1.2gにプロピレングリコール51.8g、N−オクチルピロリドン(1−オクチル−2−ピロリドン、和光純薬株式会社商品)16.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)16.5g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)4g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例22) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、トリアジフラム1.2重量%混合除草液剤の調製 その4
トリアジフラム1.2gにプロピレングリコール52.3g、ジメチルC8−10アルキルアミド16.5gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレンひまし油エーテル(ニューカルゲンD−236、竹本油脂株式会社商品)15g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)5g及びグルホシネートアンモニウム塩50重量%水溶液10gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例23) グリホサートイソプロピルアミン塩15重量%、ブロマシル7.5重量%、MCPP3重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル7.8g、MCPP3.2gにプロピレングリコール7.8g、ジメチルC8−10アルキルアミド15g、ポリオキシエチレンラウリルアミン(ブラウノン L−207、青木油脂工業株式会社商品)42gを加えて溶解させた後、グリホサートイソプロピルアミン塩62重量%水溶液24.2gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例24) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ブロマシル6重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル6.3gにジエチレングリコールモノエチルエーテル(和光純薬株式会社商品)35.7g、ジメチルC8−10アルキルアミド3gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)26.7g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)13.3g及びグルホシネートアンモニウム塩34重量%水溶液15gを混合して液剤100gを調製した。
(調製例25) グルホシネートアンモニウム塩5重量%、ブロマシル6重量%混合除草液剤の調製
ブロマシル6.3gにプロピレングリコール51.7gを加えて溶解させた後、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル(ソルポールT−15)15g、80%ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソルポールT−15SPG)15g及びグルホシネートアンモニウム塩42重量%水溶液12gを混合して液剤100gを調製した。
〔製剤安定性試験〕
調製した液剤原液は、15℃と−15℃に設定した恒温器で1週間保管して溶液の色調、結晶の析出を観察した。また、調製した液剤原液1mlをドイツ硬度3の水50mlに添加して撹拌後、15℃の恒温器に保管して3時間後、6時間後、1日後における結晶の析出を観察した。対照として、懸濁剤のグリホロング除草剤を同様の条件で比較した。その結果を表1に示す。
調製例について、結晶の析出状態は以下の様に判定した。
−:結晶析出なし ±:僅かに結晶析出 +:少し結晶折出 ++:結晶析出
Figure 2020050647
Figure 2020050647
製剤安定性試験から明らかなように、本発明の実施例いずれにおいても、対照懸濁剤と比較して、原液安定性及び希釈液安定性が優れていることが認められた。
(比較例1) 先行技術文献の引用例
特許文献2(特開2012−140381号公報)に記載された配合例2の記載に準じて、フルポキサム0.182gにN−メチルピロリドン1.364g、キシレン6.567gを加えて溶解させた後、ソルポール2680X(ソルポール2680をキシレンで80重量%に希釈した製品)1.705g及びグリホサートカリウム塩0.182gを混合して乳剤10gを調製し、調製時の外観を観察した。
その結果、比較例1は、調製時に懸濁状態であることが認められ、有効成分が均一に溶解していないことが示された。
先行技術との比較において、特許文献2には、比較例1での引用以外にも乳剤や懸濁剤の配合例が挙げられているが、いずれにおいても、各成分が均一に溶解しているデータは示されていない。
(比較例2〜5) グリホサートイソプロピルアミン塩10重量%、フルポキサム3.75重量%混合除草懸濁剤の調製
調製例8に準じて、グリコール系溶媒以外の親水性有機溶媒を同重量%用いた比較例を調製した。親水性有機溶媒として、非プロトン性溶媒であるジメチルスルホキシド及びN−メチルピロリドン、プロトン性溶媒である2−プロパノール及びグリセリンからそれぞれ一つを選び、グリコール系溶媒を用いた調製例8と比較した。
〔親水性有機溶媒の検討試験〕
調製例8及び比較例2〜5は、グリホサートイソプロピルアミン塩50重量%水溶液の添加前、及び添加後室温6時間経過後の外観を観察した。その結果を表2に示す。
なお、表2に示す記号は下記()内の有効成分及び溶剤を表す。
(親水性有機溶媒)
PG(プロピレングリコール)、DMSO(ジメチルスルホキシド)
N−MP(N−メチルピロリドン)、2−PrOH(2−プロパノール)
Glyc(グリセリン)
(有効成分)
GlyIPA(グリホサートイソプロピルアミン塩50重量%水溶液)
Figure 2020050647
親水性有機溶媒の検討試験に記載された結果から明らかなように、グリコール系溶媒を含む調製例8は、疎水性の有効成分を均一に溶解させ、グリホサートイソプロピルアミン塩50%水溶液の添加前、及び添加後室温6時間経過後のいずれも澄明な外観を示した。一方、グリコール系溶媒以外の親水性有機溶媒を用いた比較例2〜5では、グリホサートイソプロピルアミン塩50%水溶液の添加前から二層分離が認められる比較例もあり、添加後室温6時間経過後はいずれの比較例も二層に分離した。以上から、本発明の効果におけるグリコール系溶媒の寄与は明らかであった。
〔除草効果試験〕
100cmポットに播種し、草丈が15〜20cm程度に生長したメヒシバ、シロザ、センダングサに、上記調製例4,5,7,8,12,13,16及び18は、水で50倍に希釈し、調製例1,9,10,11,14及び15は水で100倍に希釈して一平方メートル当たり100ml散布した。対照として、インダジフラム19.1%懸濁剤(スペクタクル(登録商標)フロアブル、バイエルクロップサイエンス株式会社商品)0.021g、ブロマシル80%水和剤(丸和ハイバー(登録商標)X水和剤、丸和バイオケミカル株式会社商品)0.5g、グルホシネート18.5%液剤(バスタ(登録商標)液剤、バイエルクロップサイエンス株式会社商品)0.5ml、グリホサートイソプロピルアミン塩41%液剤(クサクリーン(登録商標)液剤、三井化学アグロ株式式会社商品)0.5ml、及びグリホサートイソプロピルアミン塩20%、ブロマシル4%懸濁液剤(グリホロング除草剤)2mlを水100mlに希釈して一平方メートル当たり100mlを散布した。また、グリホサートイソプロピルアミン塩1.5%、ブロマシル0.75%、メコプロップPカリウム塩0.3%液剤(アースカマイラズ)、及びグリホサートカリウム塩0.96%、フルポキサム0.25%液剤(ラウンドアップマックスロードALIII)を一平方メートル当たり40ml散布した。同時に比較対照として薬剤無処理区を設けた。また、薬剤散布前に各ポットにメヒシバ、シロザ、センダングサの種子を散布し軽く覆土した。
除草効果は、3日後、1週間後、2週間後及び4週間後における薬剤に対する反応度合いによって評価した。薬剤に対する反応度合いは0(薬剤反応なし)〜10(完全枯殺)の11段階として評価した。メヒシバに対する結果を表3に、広葉雑草のシロザ、センダングサに対する結果を表4に、また散布4週間後における各雑草の後次発生本数を表5に各薬剤2反復の平均値で示す。
Figure 2020050647
Figure 2020050647
Figure 2020050647
Figure 2020050647
Figure 2020050647
除草効果試験に記載された結果から明らかなように、親水性アミノ酸系除草化合物と疎水性土壌処理型除草化合物を均一に溶解させた本発明による液体組成物は、生育した雑草に対して速効的な殺草作用を示し、同時に雑草の後次発生を抑制する。

Claims (4)

  1. 2〜25重量パーセントの親水性アミノ酸系除草化合物、0.2〜15重量パーセントの疎水性除草化合物、5〜60重量パーセントのグリコール系溶媒、0.5〜20重量パーセントの水、0〜35重量パーセントの疎水性有機溶媒、及び10〜50重量パーセントの界面活性剤を含有する除草用液体組成物。
  2. グリコール系溶媒がプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール及びジエチレングリコールモノエチルエーテルからなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を含有する請求項1に記載の除草用液体組成物。
  3. 親水性アミノ酸系除草化合物がグリホサート、グルホシネート及びその塩類からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する請求項1に記載の除草用液体組成物。
  4. 疎水性除草化合物がイソウロン、イソキサベン、インダジフラム、オキサジクロメホン、ジチオピル、ジフルフェニカン、ターバシル、トリアジフラム、ピロキサスルホン、フルポキサム、ブロマシル及びメトリブジンからなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を含有する請求項1に記載の除草用液体組成物。
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