JP2020046049A - 潤滑剤漏出防止装置、及び駆動装置 - Google Patents

潤滑剤漏出防止装置、及び駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動部材を収容する収容室の内部から外部に亘ってフレキシブル基板を配置しつつ、収容室の内部から外部への潤滑剤の漏出を適切に防ぎ、更には設置場所に簡単に取り付けることを可能にする。【解決手段】潤滑剤漏出防止装置は、潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、吸収部材の少なくとも一方側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、吸収部材及び粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、潤滑剤漏出防止装置、及び駆動装置に関する。
例えば減速機を備えた駆動装置において、減速機を構成する軸受やシャフト、ギヤなどの駆動部材は、潤滑油やグリスなどの潤滑剤によって潤滑される。この場合、駆動部材に塗布されている潤滑部材が、駆動部材が収容されている収容室内から外部へ潤滑剤が漏れ出てしまうと、その漏れ出た潤滑剤によって周囲が汚染されてしまう。
ところで、近年、フレキシブル回路基板やフレキシブルプリント配線板といったものの利用が高まっている。フレキシブル回路基板及びフレキシブルプリント配線板は、FPC(Flexible Printed Circuits)とも称されるもので、ポリイミドなどで構成された絶縁性を有し薄く柔らかいベースフィルム上に、銅箔などの導電性を有する金属によって形成された電気回路や配線を設けて構成されている。なお、本願では、フレキシブル回路基板及びフレキシブルプリント配線板を総称してフレキシブル基板と称する。
フレキシブル基板は、従来の回路基板や配線に比べて、薄く軽量で、かつ比較的自由に曲げることができるため、電子機器内のわずかな空間の効率的な利用や立体的な配置が可能となる。そのため、フレキシブル基板は、例えば携帯電話やスマートフォンなどの薄型電子機器の分野、自動車分野や医療機器分野、更にはロボット分野や航空宇宙分野など幅広く利用されている。
このように、フレキシブル基板は、精密機器などにおいて、潤滑剤が存在する駆動装置内に設けられた電気部品と外部の電気部品とを繋ぐ部材として用いられることが多くなってきていることから、フレキシブル基板を採用する際における潤滑剤の漏出対策の重要性がより増している。潤滑剤の漏出対策として、例えばフレキシブル基板が通される開口部分を樹脂などで埋めてしまうことも考えられる。しかしながら、この場合、組立作業には樹脂の塗布装置などが必要になって大掛かりになってしまう。
特開2011−148077号公報
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動部材を収容する収容室の内部から外部に亘ってフレキシブル基板を配置しつつ、収容室の内部から外部への潤滑剤の漏出を適切に防ぎ、更には設置場所に簡単に取り付けることができる潤滑剤漏出防止装置、及びこの潤滑剤漏出防止装置を備える駆動装置を提供する。
(請求項1)
請求項1に記載の潤滑剤漏出防止装置は、潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、前記吸収部材の少なくとも一方側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を備える。
これによれば、潤滑剤漏出防止装置の切り込み部にフレキシブル基板を通しつつ、潤滑剤漏出防止装置を通過しようとする潤滑剤の液体成分を吸収部材が吸収することで、潤滑剤漏出防止装置の一方側から他方側への潤滑剤の漏出を防止することができる。そして、潤滑剤漏出防止装置を設置場所に取り付ける際、作業者は、粘着層側の面を設置場所に押し付けることで、粘着層の粘着力によって潤滑剤漏出防止装置を設置場所に接着し固定することができる。そのため、設置場所に潤滑剤漏出防止装置を取り付けるために特別な装置や部材などが不要であり、その結果、作業者は、潤滑剤漏出防止装置を設置場所に簡単に取り付けることができる。
そして、潤滑剤漏出防止装置は、例えば潤滑剤による潤滑が必要なギヤやシャフトなどの駆動部材を備えた駆動装置に適用することができる。これによれば、駆動部材を収容する駆動部材収容室内からその駆動部材収容室の外部に亘ってフレキシブル基板を配置しつつ、駆動部材収容室の内部から外部へ潤滑剤が漏れ出ることを適切に防ぐことができ、更には潤滑剤漏出防止装置を設置場所に簡単に取り付けることができる。なお、潤滑剤がグリスのように液体成分と個体成分との混合剤である場合、潤滑剤漏出防止装置は、そのグリスの固体成分が漏れ出ることも、当然ながら防止することができる。
(請求項2)
ここで、例えば潤滑剤の漏出対策として、収容室の内部と外部とを連通しフレキシブル基板が通される開口部分を、樹脂などで埋めてしまうことも考えられる。しかしながらフレキシブル基板の周囲を樹脂などで固めてしまうと、フレキシブル基板の周囲の樹脂がフレキシブル基板の動きを阻害してしまう。また、フレキシブル基板が動いた際にはフレキシブル基板が樹脂に擦れるなどして損傷してしまう可能性がある。
これに対し、請求項2に記載の潤滑剤漏出防止装置において、前記吸収部材は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している。これによれば、前記吸収部材は、フレキシブル基板の動きに応じて柔軟に変形することができるため、フレキシブル基板の動きを阻害し難い。また、これによれば、フレキシブル基板が動いて吸収部材と擦れても、吸収部材は柔軟性を有しているため、フレキシブル基板が損傷してしまうことを抑制できる。その結果、本構成によれば、フレキシブル基板の耐久性を向上させることができる。
そして、これによれば、フレキシブル基板が切り込み部に挿入された状態では、切り込み部の周囲の吸収部材がフレキシブル基板の表面に沿って変形してフレキシブル基板の表面に接触し易くなる。これにより、フレキシブル基板が切り込み部に挿入された状態において、切り込み部におけるフレキシブル基板と吸収部材との隙間を極力低減することができる。その結果、切り込み部におけるフレキシブル基板と吸収部材との隙間を伝って駆動部材収容室の内部から外部へ潤滑剤が漏れ出ることを更に適切に防ぐことができる。
(請求項3)
請求項3に記載の潤滑剤漏出防止装置において、前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも前記一方側の面の全体に設けられている。これによれば、粘着層には、周囲に漂う異物や粉じんなどが付着し堆積する。すると、粘着層の表面には異物や粉じんなどの堆積によって膜が形成される。そして、この膜は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分が、この膜を通じて吸収部材を出入りすることを抑制し、これにより、吸収部材に吸収された液体成分を吸収部材内に極力留めておくことができる。つまり、本構成によれば、吸収部材に一旦吸収された潤滑剤の液体成分が吸収部材から染み出すことを抑制でき、その結果、駆動部材が収容されている収容室内から外部へ潤滑剤が漏れ出ることを更に効率良く防止することができる。
(請求項4)
ここで、吸収部材が吸収することができる液体成分の量には上限がある。そのため、吸収部材が吸収した液体成分の量がその吸収部材の吸収可能な上限を超えると、吸収したそばから染み出してしまい、その結果、液体成分が潤滑剤漏出防止装置を通過してしまう可能性が高まる。
そこで、請求項4に記載の潤滑剤漏出防止装置は、非吸収部材を更に備える。非吸収部材は、前記潤滑剤の液体成分を吸収不可な材料で構成され前記一方側の面とは反対側の面に設けられている。これによれば、例えば潤滑剤漏出防止装置を上述した駆動装置に適用し、粘着層を駆動部材収容室の壁面に貼り付けた場合、非吸収部材は、駆動部材収容室の内部側に位置することになる。したがって、非吸収部材は、吸収部材に接触し吸収される液体成分の量を低減することができる。
この場合、潤滑剤に含まれる液体成分は、主にフレキシブル基板の表面を伝って潤滑剤漏出防止装置を通過しようとする。そのため、吸収部材は、主にフレキシブル基板を伝ってきた潤滑剤の液体成分、つまり切り込み部を通過しようとする潤滑剤の液体成分を吸収できれば良い。これに対し、本構成によれば、非吸収部材は、前記一方側の面とは反対側の面に設けられているため、切り込み部以外の部分、つまり粘着層とは反対側の駆動部材収容室の内部側の面から吸収される液体成分の量を低減することができる。これにより、潤滑剤の液体成分によって吸収部材の吸収が飽和するまでの期間を長期化できる。つまり、切り込み部において潤滑剤の液体成分を吸収することができる期間を長期化することができる。その結果、潤滑剤漏出防止装置における、潤滑剤の漏出防止の機能を発揮することができる期間を長期化でき、以て潤滑剤漏出防止装置の耐久性を向上させることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の潤滑剤漏出防止装置において、前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている。これによれば、吸収部材の露出領域つまり潤滑剤が吸収部材に接触することが可能な領域を極力少なくし、吸収部材に吸収される液体成分の量を更に低減することができる。その結果、潤滑剤漏出防止装置の耐久性を更に向上させることができる。
(請求項6)
請求項6に記載の駆動装置は、潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材と、前記駆動部材を収容する駆動部材収容室であって、前記駆動部材収容室の内部と外部とを繋ぐ連通部を有する駆動部材収容室と、柔軟性を有する板状に構成され前記駆動部材収容室の内部と外部とに亘って設けられたフレキシブル基板と、前記連通部を塞ぐ位置に設けられた潤滑剤漏出防止装置と、を備えている。前記潤滑剤漏出防止装置は、前記潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、前記吸収部材の少なくとも前記収容室の外部側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を有している。
すなわち、本構成は、請求項1に記載の潤滑剤漏出防止装置を、減速機などの駆動部材を備える駆動装置に適用したものである。これによれば、潤滑剤漏出防止装置の作用により、駆動部材収容室の内部の潤滑剤が駆動部材収容室の外部に漏れ出ることを防ぐことができる。これにより、駆動部材収容室の内部から外部に漏れ出た潤滑剤の液体成分によって、その外部に悪影響が生じることを抑制することができる。その結果、駆動装置の信頼性を向上させることができる。
(請求項7〜10)
請求項7〜10に記載の駆動装置は、それぞれ上記請求項2〜5に記載の潤滑剤漏出防止装置を、駆動装置に適用したものである。これによっても、上記請求項6と同様に、駆動部材収容室の内部の潤滑剤が駆動部材収容室の外部に漏れ出ることを防ぐことができ、その結果、駆動装置の信頼性を向上させることができる。
第1実施形態による潤滑剤漏出防止装置の構成を示す斜視図 第1実施形態による潤滑剤漏出防止装置について、フレキシブル基板が通された状態を示す斜視図 第1実施形態による潤滑剤漏出防止装置を、減速機を備える駆動装置に適用した例を示す断面図 第1実施形態による駆動装置について、潤滑剤漏出防止装置の周辺を拡大して示す断面図 第1実施形態による駆動装置について、潤滑剤漏出防止装置の周辺を拡大して示すもので、粘着層に膜が形成された場合の例を示す断面図 第1実施形態による駆動装置について、潤滑剤漏出防止装置の周辺を更に拡大して示す断面図 第2実施形態による駆動装置について、潤滑剤漏出防止装置の周辺を拡大して示す断面図 第3実施形態による駆動装置について、潤滑剤漏出防止装置の周辺を拡大して示す断面図
以下、複数の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
以下では、第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
まず、潤滑剤漏出防止装置10の構成について図1及び図2を参照して説明する。潤滑剤漏出防止装置10は、図1に示すように、吸収部材11と、粘着層12と、切り込み部13と、を備えており、全体として矩形の板状又はシート状に形成されている。吸収部材11は、潤滑剤漏出防止装置10の主体部分を構成するものである。吸収部材11は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分を吸収可能な材料、例えばフエルトや不織布、又はスポンジなどによって構成されている。
なお、吸収部材11の材料は、天然繊維又は化学繊維のいずれでも良い。また、本実施形態において、潤滑剤は、潤滑油又は潤滑油などの液体成分を含むグリスなどを想定している。また、吸収部材11は、フエルト等で構成されていることから、潤滑剤漏出防止装置10の設置場所に沿って湾曲又は屈曲可能な程度に柔軟性を有しているとともに、弾力性を有して弾性変形可能であり、通常の使用時に作用する力によって生じた変形程度であれば初期の形状に復帰することができる。
粘着層12は、例えば粘着テープや接着剤などの粘着性を有する部材で構成された層であり、吸収部材11の一方側の面全体に設けられている。この場合、吸収部材11の厚みは、粘着層12の厚みよりも十分に厚い。この粘着層12により、吸収部材11の少なくとも一方側の面には、粘着性を有する面が形成されている。粘着層12は、吸収部材11の一方の面に例えば両面テープを貼り付けたり、接着剤を塗布したりするなどして形成される。
切り込み部13は、吸収部材11及び粘着層12を厚み方向に切り込んで形成されており、吸収部材11及び粘着層12を厚み方向に貫通している。切り込み部13は、一方向に長い直線状に形成されている。この場合、吸収部材11及び粘着層12は、切り込み部13によっては分割されていない。そして、切り込み部13に何の部材も挿入されていない場合、切り込み部13の内側面は相互に密着して閉じている。
切り込み部13は、図2に示すように、フレキシブル基板20を挿通可能である。フレキシブル基板20は、FPC(Flexible Printed Circuits)とも称されるもので、詳細は図示しないが、ポリイミドなどで構成された絶縁性を有し薄く柔らかいベースフィルム上に、銅箔などの導電性を有する金属によって形成された電気回路や配線を設けて構成されている。
フレキシブル基板20は、0.03mm〜0.15mm程度の厚みであり、例えば長尺の帯状に構成されている。フレキシブル基板20は、柔軟性を有しており、屈曲又は湾曲可能である。なお、フレキシブル基板20の形状は、長尺の帯状に限られず、その設置場所に応じて適宜変更することができる。図2に示すように、切り込み部13にフレキシブル基板20が挿通された場合、切り込み部13の内側面は、フレキシブル基板20の両側の面に相互に密着して閉じている。
次に、図3〜図6も参照して、潤滑剤漏出防止装置10を駆動装置30に適応した例について説明する。駆動装置30は、減速機を内蔵したいわゆるギアモータである。駆動装置30は、潤滑剤漏出防止装置10及びフレキシブル基板20に加えて、ケース31、モータ32、減速機33、ベアリング34、出力軸35、センサ基板36、及び制御基板37を備えている。
ケース31は、駆動装置30の外殻を構成するものである。ケース31の内部は、モータ収容室311と駆動部材収容室312とに区画されている。モータ収容室311は、モータ32の大部分つまりモータ32の回転軸を除いた部分を収容している。駆動部材収容室312は、減速機33、ベアリング34、及び出力軸35の基端部分を収容している。モータ収容室311と駆動部材収容室312とは、連通部313によって連通している。連通部313は、モータ収容室311と駆動部材収容室312との間を仕切る隔壁314を、例えば矩形の穴状に貫いて形成されている。この場合、モータ収容室311は、駆動部材収容室312の外部となる。そして、連通部313は、駆動部材収容室312の内部と外部とを繋いでいる。
減速機33は、複数のギヤ331、332を有して構成され、モータ32の回転軸と出力軸35とを接続している。ベアリング34は、出力軸35の基端部分を回転可能に支持している。この場合、減速機33の各ギヤ331、332、ベアリング34、及びベリング34に支持されている出力軸35の基端部分は、潤滑剤によって潤滑が必要な部位である。そのため、本実施形態において、減速機33の各ギヤ331、332、ベアリング34、及び出力軸35は、潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材である。これら減速機33の各ギヤ331、332、ベアリング34、及びベリング34に支持されている出力軸35の基端部分には、潤滑油や潤滑油成分を含むグリスなどが塗布されている。
センサ基板36は、例えば出力軸35の回転位置又は回転数を検出するためのセンサを有しており、駆動部材収容室312内に設けられている。制御基板37は、センサ基板36から受信した出力軸35の回転位置や回転数、及び外部の装置から受信した指令に基づいて、モータ32の回転を制御する。制御基板37は、モータ収容室311内に設けられている。
潤滑剤漏出防止装置10は、図4にも示すように、連通部313を塞ぐ位置に設けられている。この場合、潤滑剤漏出防止装置10は、駆動部材収容室312内に設けられている。そして、潤滑剤漏出防止装置10は、粘着層12を連通部313の周囲の隔壁314に貼り付けることで、駆動部材収容室312側から連通部313の全体を覆っている。これにより、連通部313は、潤滑剤漏出防止装置10によって塞がれている。この場合、粘着層12のうち隔壁314と接触してない部分は、連通部313を通してモータ収容室311側に露出している。
フレキシブル基板20は、センサ基板36と制御基板37とを電気的に接続している。フレキシブル基板20は、駆動部材収容室312の内部から、連通部313を通り、駆動部材収容室312の外部となるモータ収容室311に亘って設けられている。この場合、フレキシブル基板20は、潤滑剤漏出防止装置10の切り込み部13に通されている。この場合、フレキシブル基板20は、潤滑剤漏出防止装置10の切り込み部13に支持されている。
以上説明した実施形態によれば、駆動装置30は、駆動部材収容室312、減速機33、ベアリング34、出力軸35、フレキシブル基板20、及び潤滑剤漏出防止装置10を備えている。減速機33、ベアリング34、及び出力軸35は、潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材であり、その全部又は少なくとも一部が駆動部材収容室312内に収容されている。駆動部材収容室312は、駆動部材収容室312の内部と外部とを繋ぐ連通部313を有している。フレキシブル基板20は、柔軟性を有する板状に構成され、駆動部材収容室312の内部と外部とに亘ってつまり駆動部材収容室312からモータ収容室311に亘って設けられている。潤滑剤漏出防止装置10は、連通部313を塞ぐ位置に設けられている。
潤滑剤漏出防止装置10は、吸収部材11と、粘着層12と、切り込み部13と、を備える。吸収部材11は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分を吸収可能な材料によって構成されている。粘着層12は、粘着性を有しており、吸収部材11の少なくとも一方側の面この場合モータ収容室311側の面に設けられている。切り込み部13は、吸収部材11及び粘着層12を厚み方向に貫通して形成されている。切り込み部13は、フレキシブル基板20を挿通可能に構成されている。
これによれば、潤滑剤漏出防止装置10の切り込み部13にフレキシブル基板20を通しつつ、潤滑剤漏出防止装置10を通過しようとする潤滑剤の液体成分を吸収部材11が吸収することで、潤滑剤漏出防止装置10の一方側から他方側つまり駆動部材収容室312側からモータ収容室311側への潤滑剤の漏出を防止することができる。そして、潤滑剤漏出防止装置10を設置場所である連通部313に取り付ける際、作業者は、粘着層12側の面を連通部313の周囲の隔壁314に押し付けることで、粘着層12の粘着力によって潤滑剤漏出防止装置10を接着し固定することができる。そのため、設置場所である連通部313部分に潤滑剤漏出防止装置10を取り付けるために特別な装置や部材などが不要であり、その結果、作業者は、潤滑剤漏出防止装置10を連通部313部分に簡単に取り付けることができる。なお、潤滑剤がグリスのように液体成分と個体成分との混合剤である場合、潤滑剤漏出防止装置10は、そのグリスの固体成分が漏れ出ることも、当然ながら防止することができる。
ここで、例えば潤滑剤の漏出対策として、駆動部材収容室312の内部と外部とを連通しフレキシブル基板が通される連通部313を、樹脂などで埋めてしまうことも考えられる。しかしながらフレキシブル基板20の周囲を樹脂などで固めてしまうと、フレキシブル基板20の周囲の樹脂がフレキシブル基板20の動きを阻害してしまう。また、フレキシブル基板20が動いた際にはフレキシブル基板20が樹脂に擦れるなどして損傷してしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態において、吸収部材11は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している。これによれば、吸収部材11は、フレキシブル基板20の動きに応じて柔軟に変形することができるため、フレキシブル基板20の動きを阻害し難い。また、これによれば、フレキシブル基板20が動いて吸収部材11と擦れても、吸収部材11は柔軟性を有しているため、フレキシブル基板20が損傷してしまうことを抑制できる。その結果、本実施形態によれば、フレキシブル基板20の耐久性を向上させることができる。
そして、本実施形態によれば、フレキシブル基板20が切り込み部13に挿入された状態では、切り込み部13の周囲の吸収部材11がフレキシブル基板20の表面に沿って変形してフレキシブル基板20の表面に接触し易くなる。これにより、フレキシブル基板20が切り込み部13に挿入された状態において、切り込み部13におけるフレキシブル基板20と吸収部材11との隙間を極力低減することができる。その結果、切り込み部13におけるフレキシブル基板20と吸収部材11との隙間を伝って駆動部材収容室312の内部からモータ収容室311へ潤滑剤が漏れ出ることを更に適切に防ぐことができる。
また、本実施形態において、粘着層12は、吸収部材11の少なくとも一方側の面の全体、この場合、駆動部材収容室312とは反対側となるモータ収容室311側の面の全体に設けられている。これによれば、粘着層12には、周囲に漂う異物や粉じんなどが付着し堆積する。すると、図5及び図6に示すように、粘着層12の表面には異物や粉じんなどの堆積によって膜90が形成される。そして、この膜90は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分が、この膜90を通じて吸収部材11を出入りすることを抑制し、これにより、吸収部材11に吸収された液体成分を吸収部材11内に極力留めておくことができる。つまり、本実施形態によれば、吸収部材11に一旦吸収された潤滑剤の液体成分が吸収部材11から染み出すことを抑制でき、その結果、減速機33、ベアリング34、出力軸35などの駆動部材が収容されている駆動部材収容室312内から外部へ潤滑剤が漏れ出ることを更に効率良く防止することができる。
ここで、フレキシブル基板20は、切り込み部13に挟まれた状態で潤滑剤漏出防止装置10に支持されている。そのため、切り込み部13を支点にフレキシブル基板20が動くと、図6に示すように、フレキシブル基板20が動いた方向とは反対側において、切り込み部13の内側面とフレキシブル基板20との間に隙間Sが形成されることがある。すると、例えば吸収部材11に吸収された液体成分が、隙間Sを通って駆動部材収容室312外に染み出してしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態において、粘着層12は、吸収部材11において駆動部材収容室312とは反対側の面の全体、つまり切り込み部13の周囲にも設けられている。そのため、図6に示すように、フレキシブル基板20が動いた際、フレキシブル基板20に貼り付いている粘着層12の粘着成分が隙間Sを覆うように延びる。そして、粘着層12が延びた部分にも異物や粉じんなどが付着した膜90が形成されるため、この隙間Sが外部つまりモータ収容室311側に開放されることが抑制される。その結果、フレキシブル基板20が動いて隙間Sが形成された場合であっても、吸収部材11に吸収された液体成分が、その隙間Sを通って駆動部材収容室312外に染み出してしまうことを極力防止することができる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態において、吸収部材11が吸収することができる液体成分の量には上限がある。そのため、吸収部材11が吸収した液体成分の量がその吸収部材11の吸収可能な上限を超えると、吸収したそばから染み出してしまい、その結果、液体成分が潤滑剤漏出防止装置10を通過してしまう可能性が高まる。
これに対し、本実施形態の潤滑剤漏出防止装置10は、図7に示すように、非吸収部材14を更に備える。非吸収部材14は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分を吸収不可な材料、例えば金属や樹脂などによって板状、シート状、又はテープ状に構成されている。非吸収部材14は、粘着層12が設けられている一方側の面とは反対側の面、つまり駆動部材収容室312の内部側の面に設けられている。この場合、非吸収部材14は、例えば接着剤や両面テープなどの接着層15によって、吸収部材11に接着されている。なお、接着層15は、粘着層12と同じ材料で構成しても良いし、異なる材料で構成しても良い。
そして、本実施形態の場合、非吸収部材14は、吸収部材11における駆動部材収容室312側の領域のうち切り込み部13の周囲を除いたほぼ全体を覆っている。この場合、切り込み部13の周囲を除いたとは、フレキシブル基板20が切り込み部13に挿通可能な程度に除いてあれば良い。
これによれば、非吸収部材14は、駆動部材収容室312の内部側に位置しているため、吸収部材11に接触し吸収される液体成分の量を低減することができる。すなわち、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分は、主にフレキシブル基板20の表面を伝って潤滑剤漏出防止装置10を通過しようとする。そのため、吸収部材11は、主にフレキシブル基板20を伝ってきた潤滑剤の液体成分、つまり切り込み部13を通過しようとする潤滑剤の液体成分を吸収できれば良い。
これに対し、本実施形態によれば、非吸収部材14は、駆動部材収容室312側に設けられているため、切り込み部13以外の部分つまり駆動部材収容室312の内部側の面から吸収される液体成分の量を低減することができる。これにより、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分によって吸収部材11の吸収が飽和するまでの期間を長期化できる。つまり、切り込み部13において潤滑剤の液体成分を吸収することができる期間を長期化することができる。その結果、潤滑剤漏出防止装置10における、潤滑剤の漏出防止の機能を発揮することができる期間を長期化でき、以て潤滑剤漏出防止装置10の耐久性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、図8を参照して第3実施形態について説明する。
本実施形態の潤滑剤漏出防止装置10は、上記第2実施形態の非吸収部材14に換えて、非吸収部材16を備えている。非吸収部材16は、例えば駆動部材収容室312とは反対側つまりモータ収容室311側に開放された容器状に形成されている。そして、吸収部材11は、非吸収部材16の容器状の内部に嵌め込まれている。これにより、非吸収部材14は、吸収部材11の縁部つまり厚み部分の周囲を覆っている。
これによれば、吸収部材11の露出領域つまり潤滑剤が吸収部材11に接触することが可能な領域を更に少なくすることができて、吸収部材11に吸収される液体成分の量を更に低減することができる。その結果、潤滑剤漏出防止装置10の耐久性を更に向上させることができる。
なお、上記説明した各実施形態は、上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
図面中、10は潤滑剤漏出防止装置、11は吸収部材、12は粘着層、13は切り込み部、14、16は非吸収部材、30は駆動装置、312は駆動部材収容室、313は連通部、33は減速機(駆動部材)、331、332はギヤ(駆動部材)、34はベアリング(駆動部材)、35は出力軸(駆動部材)、を示す。

Claims (10)

  1. 潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、
    前記吸収部材の少なくとも一方側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、
    前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を備える、
    潤滑剤漏出防止装置。
  2. 前記吸収部材は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している、
    請求項1に記載の潤滑剤漏出防止装置。
  3. 前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも前記一方側の面の全体に設けられている、
    請求項1又は2に記載の潤滑剤漏出防止装置。
  4. 前記潤滑剤の液体成分を吸収不可な材料で構成され前記一方側の面とは反対側の面に設けられた非吸収部材、を更に備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑剤漏出防止装置。
  5. 前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている、
    請求項4に記載の潤滑剤漏出防止装置。
  6. 潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材と、
    前記駆動部材を収容する駆動部材収容室であって、前記駆動部材収容室の内部と外部とを繋ぐ連通部を有する駆動部材収容室と、
    柔軟性を有する板状に構成され前記駆動部材収容室の内部と外部とに亘って設けられたフレキシブル基板と、
    前記連通部を塞ぐ位置に設けられた潤滑剤漏出防止装置と、を備え、
    前記潤滑剤漏出防止装置は、
    前記潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、
    前記吸収部材の少なくとも前記収容室の外部側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、
    前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を有している、
    駆動装置。
  7. 前記吸収部材は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している、
    請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも前記一方側の面の全体に設けられている、
    請求項6又は7に記載の駆動装置。
  9. 前記潤滑剤漏出防止装置は、前記潤滑剤の液体成分を吸収不可な材料で構成され前記一方側の面とは反対側の面に設けられた非吸収部材、を更に有する、
    請求項6から8のいずれか一項に記載の駆動装置。
  10. 前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている、
    請求項9に記載の駆動装置。
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