JP7040379B2 - 潤滑剤漏出防止装置、及び駆動装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の潤滑剤漏出防止装置は、潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、前記吸収部材の少なくとも一方側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を備える。
ここで、例えば潤滑剤の漏出対策として、収容室の内部と外部とを連通しフレキシブル基板が通される開口部分を、樹脂などで埋めてしまうことも考えられる。しかしながらフレキシブル基板の周囲を樹脂などで固めてしまうと、フレキシブル基板の周囲の樹脂がフレキシブル基板の動きを阻害してしまう。また、フレキシブル基板が動いた際にはフレキシブル基板が樹脂に擦れるなどして損傷してしまう可能性がある。
請求項3に記載の潤滑剤漏出防止装置において、前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも前記一方側の面の全体に設けられている。これによれば、粘着層には、周囲に漂う異物や粉じんなどが付着し堆積する。すると、粘着層の表面には異物や粉じんなどの堆積によって膜が形成される。そして、この膜は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分が、この膜を通じて吸収部材を出入りすることを抑制し、これにより、吸収部材に吸収された液体成分を吸収部材内に極力留めておくことができる。つまり、本構成によれば、吸収部材に一旦吸収された潤滑剤の液体成分が吸収部材から染み出すことを抑制でき、その結果、駆動部材が収容されている収容室内から外部へ潤滑剤が漏れ出ることを更に効率良く防止することができる。
ここで、吸収部材が吸収することができる液体成分の量には上限がある。そのため、吸収部材が吸収した液体成分の量がその吸収部材の吸収可能な上限を超えると、吸収したそばから染み出してしまい、その結果、液体成分が潤滑剤漏出防止装置を通過してしまう可能性が高まる。
請求項5に記載の潤滑剤漏出防止装置において、前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている。これによれば、吸収部材の露出領域つまり潤滑剤が吸収部材に接触することが可能な領域を極力少なくし、吸収部材に吸収される液体成分の量を更に低減することができる。その結果、潤滑剤漏出防止装置の耐久性を更に向上させることができる。
請求項6に記載の駆動装置は、潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材と、前記駆動部材を収容する駆動部材収容室であって、前記駆動部材収容室の内部と外部とを繋ぐ連通部を有する駆動部材収容室と、柔軟性を有する板状に構成され前記駆動部材収容室の内部と外部とに亘って設けられたフレキシブル基板と、前記連通部を塞ぐ位置に設けられた潤滑剤漏出防止装置と、を備えている。前記潤滑剤漏出防止装置は、前記潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、前記吸収部材の少なくとも前記収容室の外部側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を有している。
請求項7~10に記載の駆動装置は、それぞれ上記請求項2~5に記載の潤滑剤漏出防止装置を、駆動装置に適用したものである。これによっても、上記請求項6と同様に、駆動部材収容室の内部の潤滑剤が駆動部材収容室の外部に漏れ出ることを防ぐことができ、その結果、駆動装置の信頼性を向上させることができる。
以下では、第1実施形態について、図1~図6を参照して説明する。
まず、潤滑剤漏出防止装置10の構成について図1及び図2を参照して説明する。潤滑剤漏出防止装置10は、図1に示すように、吸収部材11と、粘着層12と、切り込み部13と、を備えており、全体として矩形の板状又はシート状に形成されている。吸収部材11は、潤滑剤漏出防止装置10の主体部分を構成するものである。吸収部材11は、潤滑剤に含まれる潤滑油などの液体成分を吸収可能な材料、例えばフエルトや不織布、又はスポンジなどによって構成されている。
次に、図7を参照して第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態において、吸収部材11が吸収することができる液体成分の量には上限がある。そのため、吸収部材11が吸収した液体成分の量がその吸収部材11の吸収可能な上限を超えると、吸収したそばから染み出してしまい、その結果、液体成分が潤滑剤漏出防止装置10を通過してしまう可能性が高まる。
次に、図8を参照して第3実施形態について説明する。
本実施形態の潤滑剤漏出防止装置10は、上記第2実施形態の非吸収部材14に換えて、非吸収部材16を備えている。非吸収部材16は、例えば駆動部材収容室312とは反対側つまりモータ収容室311側に開放された容器状に形成されている。そして、吸収部材11は、非吸収部材16の容器状の内部に嵌め込まれている。これにより、非吸収部材14は、吸収部材11の縁部つまり厚み部分の周囲を覆っている。
Claims (10)
- 潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、
前記吸収部材の少なくとも一方側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、
前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を備える、
潤滑剤漏出防止装置。 - 前記吸収部材は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している、
請求項1に記載の潤滑剤漏出防止装置。 - 前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも前記一方側の面の全体に設けられている、
請求項1又は2に記載の潤滑剤漏出防止装置。 - 前記潤滑剤の液体成分を吸収不可な材料で構成され前記一方側の面とは反対側の面に設けられた非吸収部材、を更に備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の潤滑剤漏出防止装置。 - 前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている、
請求項4に記載の潤滑剤漏出防止装置。 - 潤滑剤によって潤滑が必要な駆動部材と、
前記駆動部材を収容する駆動部材収容室であって、前記駆動部材収容室の内部と外部とを繋ぐ連通部を有する駆動部材収容室と、
柔軟性を有する板状に構成され前記駆動部材収容室の内部と外部とに亘って設けられたフレキシブル基板と、
前記連通部を塞ぐ位置に設けられた潤滑剤漏出防止装置と、を備え、
前記潤滑剤漏出防止装置は、
前記潤滑剤の液体成分を吸収可能な材料によって構成された吸収部材と、
前記吸収部材の少なくとも前記収容室の外部側の面に設けられた粘着性を有する粘着層と、
前記吸収部材及び前記粘着層を厚み方向に貫通して形成され、柔軟性を有する板状に構成されたフレキシブル基板を挿通可能な切り込み部と、を有している、
駆動装置。 - 前記吸収部材は、フエルト、不織布、又はスポンジによって構成されて柔軟性を有している、
請求項6に記載の駆動装置。 - 前記粘着層は、前記吸収部材の少なくとも一方側の面の全体に設けられている、
請求項6又は7に記載の駆動装置。 - 前記潤滑剤漏出防止装置は、前記潤滑剤の液体成分を吸収不可な材料で構成され前記一方側の面とは反対側の面に設けられた非吸収部材、を更に有する、
請求項8に記載の駆動装置。 - 前記非吸収部材は、前記吸収部材の縁部を覆っている、
請求項9に記載の駆動装置。
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JP2018177398A JP7040379B2 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 潤滑剤漏出防止装置、及び駆動装置 |
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