JP2020045814A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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少博 李
小林 正樹
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Abstract

【課題】触媒下流の空燃比検出器の過渡応答遅れによってリッチ制御を過剰に実施することを抑止できる、内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。【解決手段】本発明に係る燃料噴射制御装置は、燃料カットから燃料供給を再開させるときに空燃比を一時的にリッチにするリッチ制御を実施し、前記リッチ制御を、前記触媒の下流に設けた空燃比検出器の出力に基づいて終了させ、前記リッチ制御におけるリッチ度合を、前記空燃比検出器の過渡応答遅れの増大に応じて小さく変更する。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関し、詳しくは、燃料カットから燃料供給を再開させるときに空燃比をリッチに制御する技術に関する。
特許文献1は、燃料カット終了後にリッチ制御を実施する、内燃機関の排気ガス浄化制御装置を開示する。
上記の排気ガス浄化制御装置は、リッチ制御において、上流触媒の下流における空燃比に応じて上流触媒の上流における目標空燃比を変化させて空燃比のリッチ度合を変化させ、その後、下流触媒の下流における空燃比が判定値よりリッチになったときに、リッチ制御を終了して通常の空燃比フィードバック制御に復帰する。
特開2002−276433号公報
ところで、燃料カットから燃料供給を再開させるときの空燃比のリッチ制御を、触媒下流の空燃比検出器の出力に基づき終了させる場合、空燃比検出器の過渡応答遅れが劣化によって増大すると、リッチ制御の終了タイミングが遅れてリッチ制御を過剰に実施することになってしまい、排気性状(CO排出量)が悪化するという問題があった。
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、触媒下流の空燃比検出器の過渡応答遅れによってリッチ制御を過剰に実施することを抑止できる、内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
本発明の一態様によると、燃料噴射制御装置は、燃料カットから燃料供給を再開させるときに空燃比を一時的にリッチにするリッチ制御を実施し、前記リッチ制御を、前記触媒の下流に設けた空燃比検出器の出力に基づいて終了させ、前記リッチ制御におけるリッチ度合を、前記空燃比検出器の過渡応答遅れの増大に応じて小さく変更する。
上記発明によると、空燃比検出器の過渡応答遅れが増大したときに、過剰なリッチ制御によって排気性状が悪化することを抑止できる。
内燃機関のシステム構成図である。 燃料噴射の再開時のリッチ制御を説明するためのタイムチャートである。 リッチ制御における目標リッチ空燃比の設定処理の手順を示すフローチャートである。 燃料カットの開始時及び終了時における酸素センサの無駄時間を示すタイムチャートである。 酸素センサの劣化によるリッチ制御の終了タイミングの変化を示すタイムチャートである。 酸素センサ及び触媒の新品/劣化による無駄時間の変化を説明するための線図である。 吸入空気量と酸素センサの無駄時間との相関を示す線図である。 酸素センサの無駄時間の計測処理を説明するためのタイムチャートである。 無駄時間の計測値と基準時間とに基づくずれ時間Δtの算出処理を説明するための線図である。 酸素センサ及び触媒の新品/劣化によるずれ時間Δtの変化と、目標リッチ空燃比のリーン補正との相関を示す線図である。 第1リーン補正量とずれ時間Δtとの相関を示す線図である。 第2リーン補正量と吸入空気量との相関を示す線図である。 第3リーン補正量と触媒の劣化度合との相関を示す線図である。 触媒が劣化したときの無駄時間の計測特性を説明するための線図である。 第1−第3リーン補正量による目標リッチ空燃比の補正を説明するためのタイムチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る燃料噴射制御装置を適用する、内燃機関の一態様を示す構成図である。
図1に示す内燃機関1は、車両用の火花点火ガソリン機関であり、機関本体1aは点火装置4、燃料噴射弁5及びクランク回転検出装置(クランク角センサ)6などを備える。
エアークリーナ7を通過した空気は、電制スロットル8のスロットルバルブ8aで流量を調節された後、燃料噴射弁5(燃料噴射装置)から吸気管2a内に噴射される燃料と混合されて燃焼室10に吸引される。
なお、内燃機関1は、燃料噴射弁5が燃焼室10内に燃料を直接噴射する筒内直接噴射式内燃機関であってもよい。
電制スロットル8は、スロットルモータ8bでスロットルバルブ8aを開閉駆動する装置であり、スロットルバルブ開度信号TPSを出力するスロットル開度センサ8cを備える。
電制スロットル8の上流には流量検出装置9が配置され、流量検出装置9は、内燃機関1の吸入空気流量QARを計測する。
水温センサ17は、内燃機関1の冷却水の温度TW(℃)を計測する。
また、排気管3aには、三元触媒などの酸素吸蔵能力を備えた触媒12aを有する排気浄化装置12が設置される。
排気浄化装置12(触媒12a)上流の排気管3aには、排気空燃比に対応する検出信号RABFを出力する(換言すれば、排気空燃比をリニアに検出する)空燃比センサ11、及び、排気浄化装置12の入口での排気温度TEX(℃)を検出する排気温度センサ16が配置される。
また、排気浄化装置12下流の排気管3aには、排気空燃比が理論空燃比(ストイキ、空気過剰率λ=1.0)よりもリッチであるかリーンであるかを示す検出信号VO2Rを出力する酸素センサ15(リッチ・リーンセンサ)が配置される。
空燃比センサ11は、排気浄化装置12(触媒12a)上流の排気空燃比を検出する上流空燃比検出器(上流空燃比センサ)であり、酸素センサ15は、排気浄化装置12(触媒12a)下流の排気空燃比を検出する下流空燃比検出器(下流空燃比センサ)である。
なお、排気浄化装置12下流の排気管3aに、酸素センサ15に代えて、排気空燃比をリニアに検出する空燃比センサを配置することができる。
クランク回転検出装置6は、リングギア14の突起を検出して、クランクシャフトの回転角信号POSを出力する。
燃料噴射弁5には、図示省略した燃料供給装置から所定圧力の燃料が供給され、開弁時間に比例する量の燃料を噴射する。
燃料噴射制御装置の一態様である電子制御装置(以下、ECU)13は、流量検出装置9で測定した吸入空気流量QAR、クランク回転検出装置6が出力するクランクシャフトの回転角信号POSなどを取り込み、これらに基づき燃料噴射量(燃料噴射パルス幅)TIを算出し、燃料噴射量TIに基づく噴射パルス信号を燃料噴射弁5に出力して、燃料噴射弁5による燃料噴射を制御する。
ここで、ECU13は、燃料噴射量TIの算出処理において、空燃比センサ11の検出信号RABF及び酸素センサ15の検出信号VO2Rを取り込み、内燃機関1の空燃比が目標空燃比(理論空燃比)に近づくように燃料噴射量TIを補正する、空燃比フィードバック制御を実施する。
更に、ECU13は、点火装置4、電制スロットル8にも操作量を出力し、点火装置4の点火時期やスロットルバルブ8aの開度を制御して、内燃機関1の運転を制御する。
ECU13は、データ(各種センサの計測結果や各種装置に出力する操作量)の入出力を行うために、アナログ入力回路20、A/D変換回路21、デジタル入力回路22、出力回路23及びI/O回路24を備えている。
また、ECU13は、データの演算処理を行うために、MPU(Microprocessor Unit)26、ROM(Read Only Memory)27、RAM(Random Access Memory)28、を含むマイクロコンピュータを備える。
アナログ入力回路20には、流量検出装置9で測定した吸入空気流量QARの信号、スロットル開度センサ8cで検出したスロットルバルブ開度TPSの信号、空燃比センサ11で検出した空燃比RABFの信号、酸素センサ15で検出した空燃比VO2Rの信号、及び水温センサ17で測定した冷却水温度TWの信号などが入力される。
アナログ入力回路20に入力された吸入空気流量QAR、スロットルバルブ開度信号TPS、触媒上流の排気空燃比RABF、触媒下流の排気空燃比VO2R、及び冷却水温度TWの信号は、それぞれA/D変換回路21に供給されてデジタル信号に変換され、バス25上に出力される。
また、デジタル入力回路22に入力されたクランクシャフトの回転角信号POSは、I/O回路24を介してバス25上に出力される。
バス25には、MPU26、ROM27、RAM28、タイマ/カウンタ(TMR/CNT)29等が接続されており、当該バス25を介してデータの授受を行うようになっている。
MPU26には、クロックジェネレータ30からクロック信号が供給され、このクロック信号に同期して様々な演算や処理が実行される。
ROM27は、例えばデータの消去と書き換えが可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)で構成され、ECU13を動作させるためのプログラム、設定データ及び初期値等を記憶する。ROM27上の情報は、エンジンスイッチのオン等により、バス25を介してRAM28及びMPU26に読み込まれる。
RAM28は、作業領域として用いられ、MPU26による演算結果や処理結果を一時的に記憶する。なお、タイマ/カウンタ29は、時間の測定や様々な回数の測定などに用いられる。
MPU26による演算結果や処理結果はバス25上に出力され、I/O回路24を介して出力回路23から点火装置4、燃料噴射弁5及び電制スロットル8(スロットルモータ8b)などに供給される。
ECU13は、燃料噴射弁5による燃料噴射(燃料供給)の制御において、内燃機関1の運転状態が所定の燃料カット条件を満たすと、燃料噴射弁5による燃料噴射を一時的に停止させる燃料カットを実施する。
所定の燃料カット条件とは、例えば内燃機関1の減速運転状態であり、ECU13は、アクセル開度が全閉(アクセルオフ)になったときの機関回転速度NE(rpm)が燃料カット開始速度NESよりも高いと、燃料噴射弁5による燃料噴射を停止させる。
そして、ECU13は、燃料カット状態で、アクセルペダルが踏み込まれるか(アクセルオンになるか)、又は、機関回転速度NEが燃料噴射を再開させる復帰回転速度NER(NER<NES)にまで低下すると、燃料噴射弁5による燃料噴射を再開させる。
但し、燃料カットを実施すると、触媒12aに流入する酸素(リーン成分)が増加して、触媒12aにおける酸素吸蔵量が増加し、触媒12aにおける還元効率(NOxの浄化率)が低下する。
そのため、ECU13は、燃料カット状態から燃料噴射弁5による燃料噴射を再開させるときに、空燃比を一時的に理論空燃比よりもリッチにするリッチ制御を実施する。係るリッチ制御によって、触媒12aが吸蔵する酸素と排気中のリッチ成分(HC,COなど)とが反応し、触媒12aにおける酸素吸蔵量を速やかに減少することで、触媒12aにおける還元効率が速やかに復活する。
以下では、燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときのリッチ制御を詳細に説明する。
図2は、リッチ制御の一態様を示すタイムチャートである。
ECU13は、燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときに(図2の時刻t2)、まず、所定期間(図2の時刻t2から時刻t3の間)だけ燃料噴射量をフィードフォワード制御によって増量し、その後(図2の時刻t3以降)、空燃比センサ11の出力と、理論空燃比(空気過剰率λ=1.0)よりもリッチである目標リッチ空燃比とに基づく空燃比フィードバック制御を実施する。
このように、ECU13によるリッチ制御は、フィードフォワード制御による増量補正と、目標リッチ空燃比に基づく空燃比フィードバック制御とで構成される。
そして、ECU13は、目標リッチ空燃比に基づく空燃比フィードバック制御中に酸素センサ15の出力を監視し、酸素センサ15の出力がリッチ制御の解除判定値に達すると(図2の時刻t4)リッチ制御を解除し、通常の目標空燃比に基づく空燃比フィードバック制御に移行する。
ここで、リッチ制御の判定値とは、触媒12a下流の排気空燃比がリーンからリッチに反転したことを検出するための閾値である。
また、ECU13は、リッチ制御における空燃比フィードバック制御の目標リッチ空燃比を、リッチ制御の解除制御に用いる酸素センサ15(下流空燃比検出器)の過渡応答遅れ(応答劣化)に応じて変更する。
図3のフローチャートは、リッチ制御における空燃比フィードバック制御の目標リッチ空燃比の設定手順を示す。
ECU13は、ステップS101で、酸素センサ15が活性化しているか否かを判断する。例えば、ECU13は、酸素センサ15が所定のリッチ出力を発生するようになったか否かに基づき酸素センサ15が活性化を判断できる。また、ECU13は、排気温度の条件から酸素センサ15の活性化を判断できる。
そして、酸素センサ15が活性化すると、ECU13は、ステップS102に進み、燃料カットを開始したか否かを判別する。
ECU13は、燃料カットの開始を待ってステップS103に進み、燃料カット開始時における吸入空気量の計測データを更新記憶する。
次いで、ステップS104で、ECU13は、酸素センサ15の過渡応答を示す無駄時間の計測を開始する。
ECU13が、ステップS104で計測を開始する無駄時間とは、燃料カットに伴って排気空燃比が理論空燃比付近(ストイキ付近)からリーンにシフトするときに、係るリーンシフトに応答して酸素センサ15の出力が所定のリーン出力(リーン閾値)になるまでの遅れ時間である。
図4は、燃料カットの開始時及び燃料噴射の再開時における酸素センサ15の出力変化を例示する。
燃料カットの開始に伴って排気空燃比がリーン方向にシフトするときに、酸素センサ15の出力は実際の排気空燃比のシフトに遅れて変化し、このときの応答遅れ時間である無駄時間は、酸素センサ15が劣化することでより長くなる。
つまり、酸素センサ15が新品(正常状態)であっても、燃料カット開始(図4の時刻t1)から酸素センサ15の出力がリーン閾値に達するまで(図4の時刻t2)には遅れが発生する。そして、酸素センサ15の出力がリーン閾値に達するタイミングは、酸素センサ15の劣化によってより遅くなり(図4の時刻t3)、排気空燃比がリッチからリーンに反転するときの無駄時間は、酸素センサ15の劣化で拡大する。
また、燃料カット状態から燃料噴射を再開するときは(図4の時刻t4)、排気空燃比がリッチ方向にシフトすることになり、このときも酸素センサ15の出力は実際の排気空燃比のシフトに遅れて変化する。
そして、酸素センサ15が新品(正常状態)であるときに酸素センサ15の出力がリッチ閾値に達するタイミング(図4の時刻t5)よりも、酸素センサ15が劣化したときに酸素センサ15の出力がリッチ閾値に達するタイミング(図4の時刻t6)はより遅くなり、排気空燃比がリーンからリッチに反転するときの無駄時間は、酸素センサ15の劣化で拡大する。
更に、酸素センサ15の劣化による無駄時間の延びは、燃料カットの開始時のリーン方向シフト時と燃料噴射を再開するときのリッチ方向シフト時とで略同等に表れる。
したがって、燃料カットの開始時のリーン方向シフトにおける無駄時間を計測することで、ECU13は、燃料噴射を再開するときのリッチ方向シフトにおける無駄時間が、酸素センサ15の劣化によってどの程度延びているかを推定できる。
図5は、リッチ方向シフトにおける無駄時間が酸素センサ15の劣化によって延びたときに、係る無駄時間の延びが、燃料カットから燃料噴射を再開させるときのリッチ制御に与える影響を説明するためのタイムチャートである。
酸素センサ15の過渡応答における無駄時間が、酸素センサ15の劣化によって延びると、酸素センサ15の出力がリッチ制御の解除判定値に達するのが、酸素センサ15の正常時(新品状態)よりも遅れる。
つまり、酸素センサ15が新品状態であったときには図5の時刻t4でリッチ制御を解除していたのに、酸素センサ15が劣化して無駄時間が延びると図5の時刻t5でリッチ制御を解除するようになり、時刻t4から時刻t5までの間で過剰にリッチ制御を実施することになる。
そして、リッチ制御が過剰に実施されると、触媒12aにおける酸素吸蔵量が減り過ぎて、リッチ制御の解除後にCOの排出量が増えることになる。
そこで、ECU13は、酸素センサ15の劣化による無駄時間の延び(過渡応答遅れの増大)に基づき、リッチ制御におけるリッチ度合(目標リッチ空燃比)を小さく変更して、排気性状(COの排出量)の悪化を抑制する。
前述のように、酸素センサ15の劣化による無駄時間の延びは、燃料カットの開始時のリーン方向シフト時と燃料噴射を再開するときのリッチ方向シフト時とで略同等に表れる。
そこで、ECU13は、燃料カットを開始したときのリーン方向シフトにおける無駄時間を計測することで、燃料噴射を再開するときのリッチ方向シフトにおける無駄時間が、酸素センサ15の劣化によってどの程度になっているかを推定し、係る推定結果に基づきリッチ制御におけるリッチ度合を変更する。
ここで、無駄時間は触媒12aの反応時間にも影響され、触媒12aの劣化によって無駄時間は減る傾向を示す。
図6は、吸入空気量が一定である条件下での、触媒12aの劣化の有無及び酸素センサ15の劣化の有無と無駄時間との相関を示す。
図6は、触媒12aの劣化の有無による無駄時間の変化に比べて、酸素センサ15の劣化の有無による無駄時間の変化が大きいことを示し、更に、酸素センサ15が劣化すると無駄時間は延びるのに対し、触媒12aが劣化すると無駄時間は減ることを示す。
触媒12aの劣化によって無駄時間が減るのは、触媒12aが劣化すると最大酸素吸蔵量が減って、酸素吸蔵量がリッチ制御によって減るのが早まり、酸素センサ15の過渡応答遅れが同等でも酸素センサ15の出力が反転するのが早まるためである。
また、図7は、吸入空気量(排気量)と酸素センサ15の無駄時間との相関を示す。
図7は、吸入空気量が少ないほど酸素センサ15の無駄時間が延びることを示す。
一方、触媒12aの劣化が無駄時間に与える影響と吸入空気量との関係性は薄く、吸入空気量が少ない場合、無駄時間は主に酸素センサ15の劣化に左右されることになる。
したがって、吸入空気量が少ないアクセルオフ時に計測する無駄時間は、触媒12aの劣化に殆ど影響されず、主に酸素センサ15の劣化に左右されることになり、ECU13は、計測した無駄時間からリッチ制御におけるリッチ度合を適切に変更することが可能である。
ECU13は、ステップS104で無駄時間の計測を開始した後、ステップS105に進み、燃料カットを継続しているか否かを判断する。
そして、ECU13は、燃料カットが終了していればステップS102に戻って次回の燃料カットの開始を待ち、燃料カットの継続中であればステップS106に進む。
ECU13は、ステップS106で、燃料カットの開始後に酸素センサ15の出力が所定値(リーン閾値)以下になったか否かを判断する。
そして、ECU13は、酸素センサ15の出力が所定値よりも高い場合、ECU13は、ステップS105に戻って燃料カットを継続しているか否かを判断し、酸素センサ15の出力が所定値以下になると、ステップS107に進む。
ECU13は、ステップS107で、燃料カットの開始から酸素センサ15の出力が所定値以下になるまでの時間を無駄時間として算出する。
図8は、無駄時間の計測処理を説明するためのタイムチャートである。
ECU13は、燃料カットを開始した時刻t1から経過時間の計測をスタートさせ、その後、酸素センサ15の出力とリーン閾値とを逐次比較し、酸素センサ15の出力がリーン閾値に到達した時刻t2での経過時間の計測結果、つまり、時刻t1から時刻t2までの経過時間を無駄時間として求める。
次いで、ECU13は、ステップS108で、ステップS107で算出した無駄時間と基準時間との偏差であるずれ時間Δt(Δt=無駄時間−基準時間)を算出する。
図9は、ずれ時間Δtの算出処理を説明するための線図である。
基準時間は、触媒12a及び酸素センサ15が新品で劣化のない状態での無駄時間である。また、酸素センサ15の無駄時間は吸入空気量が少ないときほど長くなることから、基準時間は、吸入空気量が少ないときほど長い時間に設定される。
そして、ECU13は、無駄時間の計測値と、燃料カット開始時点での吸入空気量に応じて求めた基準時間(基準無駄時間)との偏差を、ずれ時間Δtとして求める。
ここで、酸素センサ15の劣化によってステップS107で計測する無駄時間が基準時間よりも長くなり、ずれ時間Δtは拡大する。つまり、ずれ時間Δtは、酸素センサ15の劣化度合若しくは無駄時間の延長度合を示し、ECU13は、ずれ時間Δtに基づき酸素センサ15の過渡応答遅れの増大を検知できる。
ECU13は、ずれ時間Δtを算出すると、ステップS109に進み、ずれ時間Δtに基づいて第1リーン補正量を算出する。
第1リーン補正量は、燃料カットから燃料噴射を再開させるときのリッチ制御における空燃比フィードバック制御の目標リッチ空燃比(リッチ度合)をリーン方向(理論空燃比に近づく方向)に補正するための値である。
なお、第1リーン補正量は、後述するように、基準の目標リッチ空燃比に乗算される補正項(補正係数)であり、第1リーン補正量が1.0であるときは目標リッチ空燃比を変更せず、第1リーン補正量が1.0よりも大きいと、目標リッチ空燃比をより大きな値、つまり、リーン方向に補正する。
図10は、触媒12a及び酸素センサ15の新品/劣化とずれ時間Δt(無駄時間)との相関を示す。基準時間は、触媒12a及び酸素センサ15が共に新品であるときの無駄時間である。
ここで、酸素センサ15が新品での特性を維持している状態で触媒12aが劣化すると、無駄時間は基準時間よりも短くなり(Δt<0)、この場合、酸素センサ15の出力に基づくリッチ制御の終了判断に遅れは生じないので、ECU13は、目標リッチ空燃比を補正しない。
また、無駄時間が基準時間に一致する場合(Δt=0)も、酸素センサ15の出力に基づくリッチ制御の終了判断に遅れは生じないので、ECU13は、目標リッチ空燃比を補正しない。
一方、酸素センサ15の劣化が発生すると、無駄時間は基準時間よりも長くなり(Δt>0)、この場合、ECU13は、目標リッチ空燃比をリーン方向に変更する。
ここで、ずれ時間Δtが長いほど、換言すれば、無駄時間が基準時間よりも長くなるほど、酸素センサ15の出力に基づくリッチ制御の終了判断が遅れてリッチ制御が過剰になる。
そこで、ECU13は、ずれ時間Δtが長くなるほど、リッチ制御における目標リッチ空燃比がよりリーン方向に大きく変更されるように、第1リーン補正量を設定する。
図11は、基準の吸入空気量(例えば、最小吸入空気量)であるときのずれ時間Δtと第1リーン補正量との相関の一態様である。
ずれ時間Δtが零の状態は、触媒12a及び酸素センサ15が共に新品であって無駄時間が基準時間に一致する状態であり、このときは、酸素センサ15の出力に基づくリッチ制御の終了判断に遅れは生じないので、ECU13は、第1リーン補正量を、目標リッチ空燃比を変更しない値(第1リーン補正量=1.0)に設定する。
一方、ずれ時間Δtが零より大きくなるにしたがって、酸素センサ15の出力に基づくリッチ制御の終了判断の遅れが拡大することになるので、ECU13は、ずれ時間Δtが長くなるほど、第1リーン補正量を1.0よりも大きな値に設定して、目標リッチ空燃比のリーン方向への補正を大きくする。
次いで、ECU13は、ステップS110に進み、今回の燃料カット開始時における吸入空気量の条件に応じて、リッチ制御における目標リッチ空燃比をリーン方向に補正するための第2リーン補正量を設定する。
なお、第2リーン補正量は、第1リーン補正量と同様に、基準の目標リッチ空燃比に乗算される補正項(補正係数)であり、第2リーン補正量が1.0であるときは基準の目標リッチ空燃比が変更されず、第2リーン補正量が1.0よりも大きいと、目標リッチ空燃比をより大きな値、つまり、リーン方向に変更する。
燃料カット開始時の吸入空気量が多いほど、リッチ制御が過剰になったときのCO排出量の増加が多くなる。
そこで、ECU13は、燃料カット開始時の吸入空気量が基準吸入空気量(例えば、最小吸入空気量)よりも多くなるほど、リッチ制御における目標リッチ空燃比をよりリーン方向に補正するように第2リーン補正量を設定する。
図12は、燃料カット開始時の吸入空気量と第2リーン補正量との相関の一態様である。
図12において、基準吸入空気量は最小吸入空気量であり、燃料カット開始時の吸入空気量が基準吸入空気量に一致していれば、ECU13は、第2リーン補正量を、目標リッチ空燃比を変更しない値(第2リーン補正量=1.0)に設定する。
そして、燃料カット開始時の吸入空気量が基準吸入空気量よりも多くなるほど、ECU13は、第2リーン補正量を1.0よりも大きな値に設定して、目標リッチ空燃比をよりリーン方向に変更する。
ECU13は、第1リーン補正量及び第2リーン補正量を設定すると、ステップS111で、燃料カットから燃料噴射を再開させるときのリッチ制御における目標リッチ空燃比の基準値(固定値)に第1リーン補正量及び第2リーン補正量を乗算して、補正後の目標リッチ空燃比を求める(補正後の目標リッチ空燃比=基準の目標リッチ空燃比*第1リーン補正量*第2リーン補正量)。
次いで、ECU13は、ステップS112で、触媒12aの劣化診断が終了しているか否かを判断する。
ECU13は、例えば、特開2017−031833号公報に開示されるように、触媒12aに流入する排気の空燃比をリーン空燃比とリッチ空燃比との間で変動させ、空燃比センサ11と酸素センサ15におけるリーン空燃比とリッチ空燃比の変動回数に基づいて触媒12aの劣化を診断することができる。
但し、触媒12aの劣化診断方法を上記の方法に限定するものではなく、ECU13は、公知の診断方法を適宜実施することができる。
ECU13は、触媒12aの劣化診断が終了していない場合、ステップS113及びステップS114を迂回してステップS115に進み、燃料噴射の再開時に実施するリッチ制御における空燃比フィードバック制御を、ステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比に基づいて実施する設定を行う。
一方、触媒12aの劣化診断が終了している場合、ECU13は、ステップS113に進み、別途実施した触媒12aの劣化診断で得た触媒12aの劣化状態に相関するデータに基づき、触媒12aの劣化度合を求める。
次いで、ECU13は、ステップS114に進み、ステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比を、更に触媒12aの劣化度合に基づいて補正するための第3リーン補正量を設定し、ステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比を更に第3リーン補正量で補正する。
そして、ECU13は、ステップS114からステップS115に進み、燃料噴射の再開時に実施するリッチ制御における空燃比フィードバック制御を、ステップS114で求めた補正後の目標リッチ空燃比に基づいて実施する設定を行う。
図13は、触媒12aの劣化度合と第3リーン補正量との相関の一態様である。
なお、第3リーン補正量は、ステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比に乗算される補正項(補正係数)であり、第3リーン補正量が1.0であるときはステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比が変更されず、第3リーン補正量が1.0よりも大きいと、ステップS111で求めた補正後の目標リッチ空燃比をより大きな値、つまり、リーン方向に変更する。
ECU13は、触媒12aが新品状態で劣化がない場合、第3リーン補正量を、目標リッチ空燃比を変更しない値(第3リーン補正量=1.0)に設定する。
そして、触媒12aの劣化度合が大きくなるほど、ECU13は、第3リーン補正量を1.0よりも大きな値に設定して、目標リッチ空燃比をよりリーン方向に変更する。
図14は、酸素センサ15及び触媒12aの新品/劣化状態と無駄時間との相関を例示する。
酸素センサ15及び触媒12aが共に新品状態であるときの無駄時間は、ずれ時間Δtの演算に用いる基準時間に相当する。
そして、酸素センサ15及び触媒12aが共に劣化すると、触媒12aの劣化によって無駄時間は減るのに対し、酸素センサ15の劣化によって無駄時間は大きく増え、結果的に、無駄時間の計測値は基準時間よりも長くなる。
ここで、ずれ時間Δtは、計測した無駄時間から基準時間を減算した結果であり、ECU13は、基準時間よりも長くなった無駄時間に応じて第1リーン補正量を設定する。
しかし、触媒12aに劣化が無ければ、ずれ時間Δtは、酸素センサ15の劣化による無駄時間の延びを示すが、触媒12aが劣化して反応時間が短くなった場合、ずれ時間Δtは無駄時間の延びを正しく表さず、触媒12aの反応時間が短くなった分だけ無駄時間の延びを過小に表すことになる。
このため、ずれ時間Δtに基づく第1リーン補正量による目標リッチ空燃比の補正では、触媒12aが劣化した場合に、目標リッチ空燃比のリーン方向への補正が不足することになる。
そこで、ECU13は、触媒12aの劣化によって減った反応時間の分だけ、目標リッチ空燃比を更にリーン方向に補正するように、触媒12aの劣化度合が大きくなるほど第3リーン補正量を1.0よりも大きな値に設定して、目標リッチ空燃比をよりリーン方向に変更する(図13参照)。
上記のように、ECU13は、燃料カット状態から燃料噴射を再開させるときのリッチ制御における空燃比フィードバック制御の目標リッチ空燃比を、無駄時間の延長度合(ずれ時間Δt)に応じた第1リーン補正量、燃料カット開始時の吸入空気量に応じた第2リーン補正量、更に、触媒12aの劣化度合に応じた第3リーン補正量に応じて補正する。
図15のタイムチャートは、第1−第3リーン補正量による補正で目標リッチ空燃比が変化する様子を示す。
まず、酸素センサ15の劣化によって無駄時間の計測値が延び、ずれ時間Δtが長くなると、基準の目標リッチ空燃比は第1リーン補正量によってリーン方向(ストイキに近づく方向)に補正される。
また、燃料カット開始時の吸入空気量が多いほど、目標リッチ空燃比は第2リーン補正量によってリーン方向(ストイキに近づく方向)に補正される。
更に、触媒12aの劣化度合が大きくなるほど、目標リッチ空燃比は第3リーン補正量によってリーン方向(ストイキに近づく方向)に補正される。
係る目標リッチ空燃比の補正によって、酸素センサ15が劣化して応答遅れが拡大し、リッチ制御の終了タイミングが遅れても、過剰なリッチ補正によって排気性状が悪化することを抑制できる。
更に、触媒12aの劣化によって反応時間が変化しても、酸素センサ15の過渡応答の遅れに応じて目標リッチ空燃比を補正でき、排気性状の悪化を高い精度で抑制することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定するものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定しない。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
上記実施形態において、燃料カットから燃料噴射を再開させるときのリッチ制御は、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせに限定されず、フィードフォワード制御とフィードバック制御とのいずれか一方を実施する構成とすることができる。
また、リッチ制御としてのフィードフォワード制御における燃料増量補正値を、下流空燃比検出器(酸素センサ15)の過渡応答遅れの増大に応じて小さく変更することができる。
また、リッチ制御におけるリッチ度合を下流空燃比検出器の過渡応答遅れの増大に応じて小さく変更する処理は、触媒が排気の流れ方向に沿って複数配置される内燃機関にも適用可能である。
また、下流空燃比検出器(酸素センサ15)の過渡応答遅れの増大を、例えば下流空燃比検出器(酸素センサ15)の最大出力の低下などに基づいて推定し、リッチ制御におけるリッチ度合を小さく変更することができる。
また、下流空燃比検出器(酸素センサ15)の過渡応答遅れの増大(劣化)が許容レベルを超えたときに、燃料噴射制御装置(ECU13)は、下流空燃比検出器(酸素センサ15)の出力に基づくリッチ制御の終了処理を禁止し、例えば、燃料噴射再開から一定時間でリッチ制御を終了させる制御モードに切り替えることができる。
また、燃料噴射制御装置(ECU13)は、リッチ制御におけるリッチ化度合の変更処理として、空燃比センサ11による空燃比検出値を補正して空燃比フィードバック制御に用いるようにして、下流空燃比検出器(酸素センサ15)の過渡応答遅れの増大に応じて空燃比検出値をリッチ方向に補正することができる。
つまり、リッチ制御におけるリッチ化度合の変更処理を目標リッチ空燃比の補正に限定するものではなく、結果的にリッチ制御によって制御される空燃比を変更できる種々の処理を適宜採用できる。
また、リッチ制御の期間において一定のリッチ空燃比に制御する構成に限定されず、燃料噴射制御装置(ECU13)は、例えば、リッチ制御の経過時間が長くなるにしたがって空燃比を理論空燃比に徐々に近づけることができる。
そして、燃料噴射制御装置(ECU13)は、リッチ制御のリッチ度合を変更する処理として、リッチ空燃比を理論空燃比に近づける速度を変更することができる。
1…内燃機関、5…燃料噴射弁、11…空燃比センサ、12a…触媒、15…酸素センサ(空燃比検出器)、13…ECU(燃料噴射制御装置)

Claims (6)

  1. 排気通路に触媒を有した内燃機関に適用される燃料噴射制御装置であって、
    燃料カットから燃料供給を再開させるときに空燃比を一時的にリッチにするリッチ制御を実施し、
    前記リッチ制御を、前記触媒の下流に設けた空燃比検出器の出力に基づいて終了させ、
    前記リッチ制御におけるリッチ度合を、前記空燃比検出器の過渡応答遅れの増大に応じて小さく変更する、
    内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料カットの開始から前記空燃比検出器の出力が所定のリーン出力値になるまでの時間が長くなるほど、前記空燃比検出器の過渡応答遅れが増大しているとみなして、前記リッチ制御におけるリッチ度合を小さく変更する、
    請求項1記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記燃料カットの開始から前記空燃比検出器の出力が所定のリーン出力値になるまでの時間と、前記内燃機関の吸入空気量に応じた基準時間との差が大きいほど、前記リッチ制御におけるリッチ度合を小さく変更する、
    請求項2記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃料カットの開始から前記空燃比検出器の出力が所定のリーン出力値になるまでの時間が前記基準時間よりも短いときに、前記リッチ制御におけるリッチ度合の変更を停止する、
    請求項3記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記触媒の劣化度合が大きくなるほど、前記リッチ制御におけるリッチ度合を小さく変更する、
    請求項3又は請求項4記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 前記リッチ制御は、前記触媒の上流に設けた空燃比検出器が検出する空燃比と目標リッチ空燃比とに基づく燃料噴射量の補正制御であり、
    前記目標リッチ空燃比をリーン方向に変更することで前記リッチ制御におけるリッチ度合を小さくする、
    請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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