JP2005207297A - 内燃機関の油温推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンの油温の推定精度を向上させる。
【解決手段】 エンジン停止時に、冷却水温センサ25で検出した水温THWstopと推定油温THOstopとの差をバックアップRAM等の不揮発性メモリーに記憶する。そして、次のエンジン始動時に、エンジン始動時刻とエンジン停止時刻とからエンジン停止時間を算出し、このエンジン停止時間に応じた補正値K1 を算出する。このエンジン停止時間に応じた補正値K1 と、前回のエンジン停止時に記憶した検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、今回のエンジン始動時の検出水温THWstart とを用いて、推定油温初期値THOstart を次式により算出する。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K1
これにより、簡単な演算処理で推定油温初期値THOstart を精度良く算出できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関又はその周辺装置に使用される作動油、潤滑油等の油温を推定する内燃機関の油温推定装置に関するものである。
近年、車両に搭載される内燃機関においては、出力向上、燃費節減、排気エミッション低減等を目的として、吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを油圧で可変する油圧駆動式の可変バルブタイミング装置を搭載したものがある。この油圧駆動式の可変バルブタイミング装置は、内燃機関の始動直後等で作動油(エンジンオイル)の油温が低いときには、作動油の粘性が増加し、流動性が低下して、バルブタイミング制御の応答性が低下するという特性がある。
そこで、例えば、特許文献1(特開平10−227235号公報)に記載されているように、可変バルブタイミング装置の作動油の油温を推定し、その推定油温が所定の判定温度以下の領域では、バルブタイミング制御(可変バルブタイミング装置の作動)を禁止するようにしたものがある。このものでは、内燃機関の運転中に油温を推定するために、内燃機関の始動時に冷却水温センサで検出した冷却水温を推定油温の初期値として設定し、内燃機関の運転中は、この推定油温の初期値と内燃機関の運転状態(回転速度、負荷等)とに基づいて推定油温を算出するようにしている。
特開平10−227235号公報(第2頁〜第4頁等)
ところで、図9のタイムチャートに示すように、一般に、内燃機関の暖機運転中は、実水温が実油温よりも早く上昇して、実水温が実油温よりも高くなる傾向があるため、この暖機運転の途中で内燃機関を停止して、すぐに再始動した場合には、始動時の実水温と実油温との差が大きくなっている可能性が高い。しかし、上記特許文献1の油温推定方法では、始動時の検出水温をそのまま推定油温の初期値として設定するため、始動時の検出水温と実油温との差が大きい条件下では、推定油温初期値と実油温との差(推定油温初期値の誤差)が大きくなってしまい、内燃機関の運転中に推定油温初期値に基づいて推定する油温の推定精度が低下してしまう。
油温推定精度が低下すると、例えば、次のような不具合が発生する可能性がある。
前述したように、推定油温が所定の判定温度以下の領域で、バルブタイミング制御を禁止するシステムでは、推定油温の誤差が大きいと、実油温が十分に上昇する前に推定油温が所定の判定温度を越えて、バルブタイミング制御を開始してしまう可能性がある。この対策として、従来システムでは、推定油温の誤差を見込んで判定温度を高めに設定しているため、実際には、既に実油温がバルブタイミング制御の応答性を十分に確保できる温度域に上昇しているにも拘らず、推定油温が判定温度を越えずに、バルブタイミング制御が禁止されてしまう運転領域が発生する。このため、バルブタイミング制御の開始時期が遅れて、その分、出力、燃費、排気エミッションが悪化するという欠点がある。
また、内燃機関のトルク制御システムでは、推定油温に基づいてフリクションロス(機械摩擦損失)を算出して要求図示トルクを算出する場合に、油温推定精度が低下すると、フリクションロスの算出精度ひいては要求図示トルクの算出精度が低下してトルク制御精度が低下してしまう。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、推定油温の初期値を精度良く算出することができて、油温推定精度を向上させることができる内燃機関の油温推定装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の内燃機関の油温推定装置は、内燃機関又はその周辺装置に使用される油の推定油温を機関始動時の推定油温(以下「推定油温初期値」という)に基づいて算出するシステムにおいて、内燃機関の冷却水の水温を検出する冷却水温検出手段を備え、機関始動時に、前回の機関停止時の検出水温と推定油温と、機関停止時間と、今回の機関始動時の検出水温とに基づいて推定油温初期値を推定油温初期値算出手段により算出するようにしたものである。
一般に、機関停止後の実水温と実油温は、時間経過に伴って徐々に低下して最終的にほぼ同じ温度(ほぼ外気温)に収束するように変化するため、機関停止後の実水温と実油温との関係(例えば実水温と実油温との差や比)は、機関停止後の経過時間に応じて変化する。従って、機関始動時の実水温と実油温との関係は、機関停止時の実水温(検出水温)と推定油温(実油温の代用情報)との関係と、機関停止時間とを用いて推定することができ、更に、機関始動時の検出水温を用いれば、機関始動時の油温の推定値である推定油温初期値を算出することができる。
このようにすれば、機関停止時及びその後の実水温と実油温との関係を考慮して推定油温初期値を算出することができるので、暖機運転の途中で内燃機関を停止して、すぐに再始動した場合でも、推定油温初期値を精度良く算出することができ、油温推定精度を向上させることができる。これにより、推定油温を利用した各種の制御(例えば、バルブタイミング制御、トルク制御等)の制御精度を向上させたり、制御実行領域を拡大することができ、推定油温の誤差に起因する悪影響を低減することができる。
この場合、請求項2のように、推定油温初期値を次式により算出しても良い。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K
THOstart :推定油温初期値
THWstart :今回の機関始動時の検出水温
THWstop:前回の機関停止時の検出水温
THOstop:前回の機関停止時の推定油温
K:機関停止時間から求めた補正値
このようにすれば、極めて簡単な演算で推定油温初期値を算出することができる。
尚、上式において、(THWstop−THOstop)×Kは、THWstopとTHOstopと機関停止時間とをパラメータとする3次元マップを用いて、このマップから読み込むようにしても良い。また、補正値Kは、機関停止時間をパラメータとするマップから読み込むようにしたり、或は、機関停止時間を変数とする数式により算出するようにしても良い。
また、機関停止後の実水温と実油温の挙動は、外気温によって変化することを考慮して、請求項3のように、補正値Kを機関停止時間と外気温又は吸気温とに基づいて算出するようにしても良い。このようにすれば、外気温(又はその代用情報である吸気温)も考慮して推定油温初期値を算出することができ、外気温の影響を受けずに推定油温初期値を精度良く算出することができる。
また、推定油温初期値を算出する際に用いる機関停止時間は、機関停止中に動作するタイマで計測するようにしても良いが、請求項4のように、機関停止時の検出水温と機関始動時の検出水温とに基づいて機関停止時間を算出するようにしても良い。一般に、実水温は、機関停止後の経過時間に応じて低下するため、機関停止時の検出水温と機関始動時の検出水温とを用いれば、両者の温度差(機関停止中の水温低下量)から機関停止時間を算出することができる。このようにすれば、機関停止中に動作するタイマを備えていない車両にも本発明を適用することができる。
この場合、機関停止時の検出水温と機関始動時の検出水温とに基づいて機関停止時間を算出して、この機関停止時間と外気温(又は吸気温)とに基づいて補正値を算出し、この補正値を用いて推定油温初期値を算出するようにしても良いが、請求項5のように、機関停止時間を算出する処理を省略して、機関停止時の検出水温と機関始動時の検出水温と外気温(又は吸気温)とに基づいて機関停止時間を考慮するための補正値を算出し、この補正値を用いて推定油温初期値を算出するようにしても良い。このようにすれば、機関停止時間と外気温を考慮した補正値を算出する処理を簡素化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、次の3つの実施例1〜3を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、DCモータ等によって開度調節されるスロットルバルブ15と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各点火プラグ21の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
また、エンジン11の吸気バルブ28には、該吸気バルブ28のバルブタイミングを油圧で可変する油圧駆動式の可変吸気バルブタイミング装置29が設けられている。この可変吸気バルブタイミング装置29の油圧回路には、オイルパン(図示せず)内の作動油(エンジンオイル)が供給され、その油圧を油圧制御弁30(OCV)で制御することで、吸気バルブタイミング(吸気バルブ28のバルブタイミング)が制御される。
一方、エンジン11の排気管22には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒23が設けられ、この触媒23の上流側に、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ25(冷却水温検出手段)や、エンジン11のクランク軸が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ26が取り付けられている。このクランク角センサ26の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)27に入力される。このECU27は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁20の燃料噴射量や点火プラグ21の点火時期を制御する。
また、ECU27は、後述する図2乃至図4に示す推定油温算出用の各プログラムを実行することで、作動油の推定油温THOを次のようにして算出する。まず、エンジン停止時に、冷却水温センサ25で検出した実水温(検出水温)THWstopと、この油温推定方法により推定した推定油温THOstopとの差を算出して、ECU27のバックアップRAM等の書き換え可能な不揮発性メモリーに記憶する。
そして、次のエンジン始動時に、エンジン停止時間に応じた補正値K1 を算出し、このエ補正値K1 と、前回のエンジン停止時に記憶した検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、今回のエンジン始動時に検出した検出水温THWstart とを用いて推定油温初期値THOstart を算出する。
一般に、エンジン停止後の実水温と実油温は、時間経過に伴って徐々に低下して最終的にほぼ同じ温度(ほぼ外気温)に収束するように変化するため、エンジン停止後の実水温と実油温との差は、エンジン停止後の経過時間に応じて変化する。従って、エンジン始動時の検出水温THWstart と実油温THOstart との差は、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstop(実油温の代用情報)との差と、エンジン停止時間に応じた補正値K1 とを用いて、下記(1)式により推定することができる。
THWstart −THOstart =(THWstop−THOstop)×K1 ……(1)
上記(1)式を、エンジン始動時の実油温THOstart について解くことにより、下記(2)式が導き出される。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K1 ……(2)
このようにして得られた(2)式により、エンジン始動時の検出水温THWstart と、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、エンジン停止時間に応じた補正値K1 とを用いて、エンジン始動時の実油温の推定値である推定油温初期値THOstart を算出することができる。
エンジン始動後は、冷却水温センサ25で検出した検出水温THWとなまし率Lを用いて、次式により推定油温THOを所定周期で算出する。その際、推定油温THOの第1回目の値として推定油温初期値THOstart を用いる。
THO(i) =THO(i-1) +{THW−THO(i-1) }×L
ここで、THO(i-1) は前回の推定油温、THO(i) は今回の推定油温である。
更に、ECU27は、図示しないバルブタイミング制御用のプログラムを実行することで、推定油温THOが所定の判定温度よりも低いときに、バルブタイミング制御(可変吸気バルブタイミング装置29の作動)を禁止し、その後、推定油温THOが判定温度を越えたときに、バルブタイミング制御を許可して、実吸気バルブタイミングが目標吸気バルブタイミングに一致するように油圧制御弁30を制御する。
また、ECU27は、図示しないトルク制御用のプログラムを実行することで、要求軸トルクに、内部損失トルク、フリクションロス(機械摩擦損失)、ポンピング損失等を加算して要求図示トルクを算出し、この要求図示トルクを実現するように燃料噴射量、点火時期、スロットル開度等を制御する。その際、油温に応じてフリクションロスが変化するため、ECU27は、推定油温THO等に基づいてフリクションロスを算出する。
以下、ECU27が実行する図2乃至図4に示す推定油温算出用の各プログラムの処理内容を説明する。
[エンジン停止時処理]
図2に示すエンジン停止時処理プログラムは、ECU27の電源オン中に所定周期で実行される。尚、図示しないIGスイッチ(イグニッションスイッチ)のオフ後も、本プログラムを実行するために、暫く間、ECU27への通電が継続されるようになっている。
本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、エンジン停止時(IGスイッチがオンからオフに切り換えられた直後)であるか否かを判定し、エンジン停止時であると判定されれば、ステップ103に進み、エンジン停止時に冷却水温センサ25で検出した検出水温THWstopと、後述する図4に示す推定油温算出プログラムにより算出した推定油温THOstopとをECU27のバックアップRAM等の書き換え可能な不揮発性メモリーに格納した後、ステップ104に進み、エンジン停止時刻をバックアップRAM等の不揮発性メモリーに格納する。この際、エンジン停止時刻は、車両に搭載された時計(図示せず)等から読み込む。
尚、本プログラムでは、エンジン停止時に検出水温THWstopと推定油温THOstopを不揮発性メモリーに記憶するようにして、次のエンジン始動時に温度差(THWstop−THOstop)を算出するようにしたが、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopの温度差(THWstop−THOstop)をエンジン停止時に予め不揮発性メモリーに記憶しておいても良い。
[推定油温初期値算出]
図3に示す推定油温初期値算出プログラムは、ECU27の電源オン中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう推定油温初期値算出手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、エンジン始動時(IGスイッチがオフからオンに切り換えられた直後)であるか否かを判定し、エンジン始動時であると判定されれば、ステップ202に進み、時計等から読み込んだエンジン始動時刻(IGスイッチオン時刻)と、エンジン停止時に記憶したエンジン停止時刻とからエンジン停止時間を算出する。
この後、ステップ203に進み、エンジン停止時間に応じた補正値K1 をテーブル又は数式等により算出する。一般に、エンジン停止時間が長くなるほど、実水温と実油温との差が小さくなって、エンジン始動時の実油温が実水温に近付くため、補正値K1 のテーブルは、エンジン停止時間が長くなるほど、補正値K1 が小さくなって、推定油温初期値THOstart がエンジン始動時の検出水温THWstart に近付くように設定されている。
この後、ステップ204に進み、今回のエンジン始動時に検出した検出水温THWstart と、前回のエンジン停止時に記憶した検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、エンジン停止時間に応じた補正値K1 とを用いて、推定油温初期値THOstart を次式により算出する。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K1
[推定油温算出]
図4に示す推定油温算出プログラムは、ECU27の電源オン中に所定周期で実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ301で、エンジン始動後である否かを判定し、エンジン始動後であると判定されれば、ステップ302に進み、エアフローメータ14で検出した吸入空気量を読み込む。
この後、ステップ303に進み、現在の吸入空気量に応じたなまし率Lをテーブル又は数式等により算出する。なまし率Lのテーブルは、吸入空気量が多くなるほど、なまし率Lが大きくなるように設定されている。
この後、ステップ304に進み、冷却水温センサ25で検出した検出水温THWと前回の推定油温THO(i-1) となまし率Lを用いて、次式により今回の推定油温THO(i) を算出する。その際、推定油温THOの第1回目の値として推定油温初期値THOstart を用いる。
THO(i) =THO(i-1) +{THW−THO(i-1) }×L
以上説明した本実施例1では、エンジン停止後の実水温と実油温との差が、エンジン停止後の経過時間に応じて変化することに着目して、エンジン始動時に、前回のエンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、エンジン停止時間に応じた補正値K1 と、今回のエンジン始動時の検出水温THWstart とを用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしたので、エンジン停止時及びその後の実水温と実油温との関係を考慮して推定油温初期値THOstart を算出することができる。このため、暖機運転の途中でエンジン11を停止して、すぐに再始動した場合でも、推定油温初期値THOstart を精度良く算出することができて、油温推定精度を向上させることができる。これにより、推定油温を利用した各種の制御(バルブタイミング制御、トルク制御等)の制御精度を向上させたり、制御実行領域を拡大することができ、推定油温の誤差に起因する悪影響を低減することができる。
次に、図5及び図6を用いて本発明の実施例2を説明する。
本実施例2では、図5及び図6に示すプログラムを実行することで、エンジン停止後の実水温と実油温の挙動が外気温によって変化することを考慮して、エンジン停止時間と外気温とに応じた補正値K2 を用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしている。
図5に示すエンジン停止時処理プログラムでは、ステップ401で、エンジン停止時であると判定されたときに、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstop及びエンジン停止時刻をバックアップRAM等の不揮発性メモリーに格納する(ステップ403,404)。この後、ステップ405に進み、外気温センサ31(図1参照)で検出した外気温をバックアップRAM等の不揮発性メモリーに格納する。
図6に示す推定油温初期値算出プログラムでは、ステップ501で、エンジン始動時であると判定されたときに、ステップ502に進み、エンジン停止時間を算出する。
この後、ステップ503に進み、エンジン始動時(IGスイッチオン時)に検出した外気温と、エンジン停止時に記憶した外気温との平均値(エンジン停止中の外気温平均値)を算出する。この後、ステップ504に進み、エンジン停止時間と外気温平均値とに応じた補正値K2 をマップ又は数式等により算出する。この補正値K2 のマップは、エンジン停止時間が長くなるほど、また、外気温平均値が低くなるほど、補正値K2 が小さくなるように設定されている。
この後、ステップ505に進み、今回のエンジン始動時に検出した検出水温THWstart と、前回のエンジン停止時に記憶した検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、エンジン停止時間と外気温平均値とに応じた補正値K2 とを用いて、推定油温初期値THOstart を次式により算出する。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K2
以上説明した本実施例2では、エンジン停止時間と外気温平均値とに応じた補正値K2 を用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしたので、外気温も考慮して推定油温初期値THOstart を算出することができ、外気温の影響を受けずに推定油温初期値THOstart を精度良く算出することができる。尚、外気温の代用情報として吸気温を用いるようにしても良い。
本発明の実施例3では、図7及び図8に示すプログラムを実行することで、エンジン停止時の検出水温THWstopとエンジン始動時の検出水温THWstart とに応じてエンジン停止時間を算出して、このエンジン停止時間と外気温とに応じて補正値K3 を算出し、この補正値K3 を用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしている。
図7に示すエンジン停止時処理プログラムでは、ステップ601で、エンジン停止時であると判定されたときに、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopをバックアップRAM等の不揮発性メモリーに格納する(ステップ603)。この後、エンジン停止時に検出した検出水温THWstopと外気温をバックアップRAM等の不揮発性メモリーに格納する(ステップ604,605)。
図8に示す推定油温初期値算出プログラムでは、ステップ701で、エンジン始動時であると判定されたときに、ステップ702に進み、エンジン停止時の検出水温THWstopとエンジン始動時(IGスイッチオン時)の検出水温THWstart とに応じたエンジン停止時間をマップ又は数式等により算出する。
エンジン停止時間のマップは、エンジン始動時の検出水温THWstart がエンジン停止時の検出水温THWstop以上となる領域では、エンジン停止時間が0となり、エンジン始動時の検出水温THWstart がエンジン停止時の検出水温THWstopよりも低い領域では、エンジン停止時の検出水温THWstopが高くなるほど、また、エンジン始動時の検出水温THWstart が低くなるほど、エンジン停止時間が長くなるように設定されている。
エンジン停止時間の算出後、ステップ703に進み、エンジン始動時(IGスイッチオン時)に検出した外気温と、エンジン停止時に記憶した外気温との平均値(エンジン停止中の外気温平均値)を算出した後、ステップ704に進み、エンジン停止時間と外気温平均値とに応じた補正値K3 をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ705に進み、今回のエンジン始動時の検出水温THWstart と、前回のエンジン停止時に記憶した検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差と、エンジン停止時間と外気温平均値とに応じた補正値K3 とを用いて、推定油温初期値THOstart を次式により算出する。
THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K3
尚、外気温の代用情報として吸気温を用いるようにしても良い。
以上説明した本実施例3では、エンジン停止時の検出水温THWstopとエンジン始動時の検出水温THWstart とに基づいてエンジン停止時間を算出するようにしたので、エンジン停止中に動作するタイマを備えていない車両にも適用することができる。
尚、本実施例3では、エンジン停止時の検出水温THWstopとエンジン始動時の検出水温THWstart とに基づいてエンジン停止時間を算出して、このエンジン停止時間と外気温(又は吸気温)とに基づいて補正値K3 を算出し、この補正値K3 を用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしたが、エンジン停止時間を算出する処理を省略して、エンジン停止時の検出水温THWstopとエンジン始動時の検出水温THWstart と外気温(又は吸気温)とに基づいて直接、エンジン停止時間を考慮するための補正値をマップ又は数式等により算出し、この補正値を用いて推定油温初期値THOstart を算出するようにしても良い。このようにすれば、エンジン停止時間と外気温を考慮した補正値を算出する処理を簡素化することができる。
また、上記各実施例1〜3では、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopとの差を用いて推定油温初期値THOstart を算出したが、エンジン停止時の検出水温THWstopと推定油温THOstopとの比を用いて推定油温初期値THOstart を算出しても良い等、推定油温初期値THOstart の算出方法は、適宜変更しても良い。更に、推定油温初期値THOstart に基づいた推定油温THOの算出方法を適宜変更しても良いことは言うまでもない。
また、本発明は、可変吸気バルブタイミング装置の作動油の推定油温初期値の算出に限定されず、エンジン又はその周辺装置に使用される潤滑油や作動油の推定油温初期値の算出に広く適用して実施できる。
本発明の実施例1におけるエンジン制御システム全体の概略構成図である。 実施例1のエンジン停止時処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の推定油温初期値算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の推定油温算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の推定油温初期値算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の推定油温算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の推定油温初期値算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の推定油温算出プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 暖機運転中の実水温と実油温の挙動を示すタイムチャートである。
符号の説明
11…内燃機関(エンジン)、12…吸気管、14…エアフローメータ、15…スロットルバルブ、20…燃料噴射弁、21…点火プラグ、22…排気管、25…冷却水温センサ(冷却水温検出手段)、27…ECU(推定油温初期値算出手段)、29…可変吸気バルブタイミング装置、31…外気温センサ

Claims (5)

  1. 内燃機関又はその周辺装置に使用される油の推定油温を機関始動時の推定油温(以下「推定油温初期値」という)に基づいて算出する内燃機関の油温推定装置において、
    内燃機関の冷却水の水温を検出する冷却水温検出手段と、
    機関始動時に、前回の機関停止時の検出水温と推定油温と、機関停止時間と、今回の機関始動時の検出水温とに基づいて前記推定油温初期値を算出する推定油温初期値算出手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の油温推定装置。
  2. 前記推定油温初期値算出手段は、下記の式により前記推定油温初期値を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の油温推定装置。
    THOstart =THWstart −(THWstop−THOstop)×K
    THOstart :推定油温初期値
    THWstart :今回の機関始動時の検出水温
    THWstop:前回の機関停止時の検出水温
    THOstop:前回の機関停止時の推定油温
    K:機関停止時間から求めた補正値
  3. 前記推定油温初期値算出手段は、前記補正値を機関停止時間と外気温又は吸気温とに基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の油温推定装置。
  4. 前記推定油温初期値算出手段は、前記機関停止時の検出水温と前記機関始動時の検出水温とに基づいて前記機関停止時間を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の油温推定装置。
  5. 内燃機関又はその周辺装置に使用される油の推定油温を機関始動時の推定油温(以下「推定油温初期値」という)に基づいて算出する内燃機関の油温推定装置において、
    内燃機関の冷却水の水温を検出する冷却水温検出手段と、
    機関始動時に、前回の機関停止時の検出水温と今回の機関始動時の検出水温と外気温又は吸気温とに基づいて機関停止時間を考慮するための補正値を算出し、この補正値と、前回の機関停止時の検出水温と推定油温と、今回の機関始動時の検出水温とに基づいて前記推定油温初期値を算出する推定油温初期値算出手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の油温推定装置。
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