JP2020044680A - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの供給の遅れを抑制しつつ、インクの供給の遅れを抑制するために画質が低下することを抑制する。【解決手段】画像処理装置は、印刷すべき画像の部分画像であって部分印刷に対応する部分画像ごとに判断される特定条件であって部分印刷にてインク供給部から印刷ヘッドへのインクの供給が遅れ得ることを示す特定条件が満たされない第1の場合には、部分画像を1回の部分印刷にて印刷させ、特定条件が満たされる第2の場合には、部分画像を第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む複数回の部分印刷にて印刷させる。画像処理装置は、第1の場合には、部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、1回の部分印刷にて特定サイズのドットを形成させ、第2の場合には、特定の画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、第2の部分印刷にて特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる。【選択図】 図8

Description

本明細書は、複数種類のドットを印刷媒体上に形成可能である印刷実行部のための画像処理に関する。
印刷ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を印刷するプリンタが知られている。これらのプリンタにおいて、例えば、インクの温度が比較的低い場合には、インクの粘度が高くなるために、インクの収容部から印刷ヘッドへのインクの供給の遅れが発生しやすくなる。インクの供給の遅れが発生すると、印刷画像の色が薄くなるなどにより画質が低下する。
特許文献1には、バンド内でカウントされたドットの連続吐出数が、印刷ヘッドの温度に応じた閾値より大きい場合には、バンドを印刷するパス数を増加させる技術が開示されている。
特開2004−66550号公報
しかしながら、上記技術では、バンドを印刷するパス数を増加させると、印刷される画像の画質が低下する場合があった。
本明細書は、インクの供給の遅れを抑制しつつ、インクの供給の遅れを抑制するために画質が低下することを抑制できる技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]インクを吐出する複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドに前記インクを供給するインク供給部と、印刷媒体に対して主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部のための画像処理装置であって、画像データを取得する取得部と、前記画像データを用いて、前記主走査部に前記主走査を行わせつつ前記印刷ヘッドに前記インクを吐出させる部分印刷と、前記副走査部に前記副走査を行わせることと、を複数回実行することで前記印刷実行部に印刷を行わせる印刷制御部と、を備え、前記印刷制御部は、
印刷すべき画像の部分画像であって前記部分印刷に対応する前記部分画像ごとに判断される特定条件であって、前記部分印刷にて前記インク供給部から前記印刷ヘッドへの前記インクの供給が遅れ得ることを示す前記特定条件が満たされない第1の場合には、前記部分画像を1回の前記部分印刷にて印刷させ、前記特定条件が満たされる第2の場合には、前記部分画像を第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷にて印刷させ、前記第1の場合には、前記部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、前記1回の部分印刷にて特定サイズのドットを形成させ、前記第2の場合には、前記特定の画素に対応するドットとして、前記第1の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる、画像処理装置。
上記構成によれば、特定条件が満たされる第2の場合には、部分画像を第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む複数回の部分印刷にて印刷させるので、部分画像を1回の部分印刷にて印刷させる場合よりもインクの供給の遅れを抑制できる。さらに、特定条件が満たされる第2の場合には、部分画像内の特定の画素に対応するドットを第1の部分印刷と第2の部分印刷との両方にて形成させるので、印刷される画像において、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分と、第2の部分印刷だけでドットが形成される部分と、が減少する。この結果、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分と、第2の部分印刷だけでドットが形成される部分と、の境界が目立つ不具合を低減できる。したがって、インクの供給の遅れを抑制しつつ、インクの供給の遅れを抑制するために画質が低下することを抑制できる。
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、印刷装置、印刷実行部の制御方法、印刷方法、これらの装置および方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
実施例のプリンタ200の構成を示すブロック図である。 印刷機構100の概略構成を示す図である。 −Z側から見た印刷ヘッド110の構成を示す図である。 印刷機構100の動作の説明図である。 第1実施例の画像処理のフローチャートである。 条件判断処理のフローチャートである。 第1実施例の制御テーブル群TGに含まれるテーブルの一例を示す図である。 第1実施例の部分印刷について説明する図である。 第2実施例の画像処理装置のフローチャートである。 第2実施例の制御テーブル群TGに含まれるテーブルの一例を示す図である。 第2実施例の部分印刷について説明する第1の図である。 第2実施例の部分印刷について説明する第2の図である。
A.第1実施例:
A−1:プリンタ200の構成
次に、実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、実施例のプリンタ200の構成を示すブロック図である。
プリンタ200は、例えば、印刷機構100と、プリンタ200のコントローラとしてのCPU210と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置220と、RAMなどの揮発性記憶装置230と、ユーザによる操作を取得するためのボタンやタッチパネルなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、通信部280と、を備えている。通信部280は、ネットワークNWに接続するための有線または無線のインタフェースを含む。プリンタ200は、通信部280を介して、外部装置、例えば、端末装置300と通信可能に接続される。
揮発性記憶装置230は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域231を提供する。不揮発性記憶装置220には、コンピュータプログラムPGと制御テーブル群TGが格納されている。コンピュータプログラムPGは、本実施例では、プリンタ200を制御するための制御プログラムである。コンピュータプログラムPGと制御テーブル群TGとは、プリンタ200の出荷時に不揮発性記憶装置220に格納されて提供され得る。これに代えて、コンピュータプログラムPGと制御テーブル群TGは、サーバからダウンロードされる形態で提供されても良く、DVD−ROMなどに格納される形態で提供されてもよい。CPU210は、コンピュータプログラムPGを実行することにより、例えば、後述する画像処理を実行する。これによって、CPU210は、印刷機構100を制御して印刷媒体(例えば、用紙)上に画像を印刷する。制御テーブル群TGは、画像処理にて用いられるパラメータを決定するためのテーブルである。制御テーブル群TGについては後述する。
印刷機構100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のそれぞれのインク(液滴)を用いてドットを用紙M上に形成可能であり、これによってカラー印刷を行う。印刷機構100は、印刷ヘッド110とヘッド駆動部120と主走査部130と搬送部140とインク供給部150と温度センサ170とを備えている。
図2は、印刷機構100の概略構成を示す図である。図2に示すように、主走査部130は、キャリッジ133と、摺動軸134と、ベルト135と、複数個のプーリ136、137と、を備えている。キャリッジ133は、印刷ヘッド110を搭載する。摺動軸134は、キャリッジ133を主走査方向(図2のX軸方向)に沿って往復動可能に保持する。ベルト135は、プーリ136、137に巻き掛けられ、一部がキャリッジ133に固定されている。プーリ136は、図示しない主走査モータの動力によって回転する。主走査モータがプーリ136を回転させると、キャリッジ133が摺動軸134に沿って移動する。これによって、用紙Mに対して主走査方向に沿って印刷ヘッド110を往復動させる主走査が実現される。
搬送部140は、用紙Mを保持しつつ、搬送方向(図2の+Y方向)に用紙Mを搬送する。以下では、搬送方向の上流側(−Y側)を、単に、上流側とも呼び、搬送方向の下流側(+Y側)を単に下流側とも呼ぶ。詳細な図示を省略するが、搬送部140は、印刷ヘッド110よりも上流側で用紙Mを保持する上流ローラ対と、印刷ヘッド110よりも下流側で用紙Mを保持する下流ローラ対と、モータと、を備える。搬送部140は、モータの動力で、これらのローラを駆動することによって用紙Mを搬送する。
インク供給部150は、印刷ヘッド110にインクを供給する。インク供給部150は、カートリッジ装着部151と、チューブ152と、バッファタンク153と、を備えている。カートリッジ装着部151には、内部にインクが収容された容器である複数個のインクカートリッジKC、CC、MC、YCが着脱可能に装着され、これらのインクカートリッジからインクが供給される。バッファタンク153は、キャリッジ133において、印刷ヘッド110の上方に配置され、印刷ヘッド110に供給すべきインクをCMYKのインクごとに一時的に収容する。チューブ152は、カートリッジ装着部251とバッファタンク153との間を接続するインクの流路となる可撓性の管である。各インクカートリッジ内のインクは、カートリッジ装着部151、チューブ152、バッファタンク153を介して、印刷ヘッド110に供給される。バッファタンク153には、インクに混入した異物を除去するためのフィルタ(図示省略)が設けられている。
図3は、−Z側から見た印刷ヘッド110の構成を示す図である。図3に示すように、印刷ヘッド110のノズル形成面111は、搬送部140によって搬送される用紙Mと対向する面である。ノズル形成面111には、複数のノズルNZからなる複数のノズル列、すなわち、上述したC、M、Y、Kの各インクを吐出するノズル列NC、NM、NY、NKが形成されている。各ノズル列は、複数個のノズルNZを含んでいる。複数個のノズルNZは、搬送方向(+Y方向)の位置が互いに異なり、搬送方向に沿って所定のノズル間隔NTで並ぶ。ノズル間隔NTは、複数のノズルNZの中で搬送方向に隣り合う2個のノズルNZ間の搬送方向の長さである。これらのノズル列を構成するノズルのうち、最も上流側(−Y側)に位置するノズルNZを、最上流ノズルNZuとも呼ぶ。また、これらのノズルのうち、最も下流側(+Y側)に位置するノズルNZを、最下流ノズルNZdと呼ぶ。最上流ノズルNZuから最下流ノズルNZdまでの搬送方向の長さに、さらに、ノズル間隔NTを加えた長さを、ノズル長Dとも呼ぶ。
ノズル列NC、NM、NY、NKの主走査方向の位置は、互いに異なり、副走査方向の位置は、互いに重複している。例えば、図3の例では、Yインクを吐出するノズル列NYの+X方向に、ノズル列NMが配置されている。
各ノズルNZは、印刷ヘッド110の内部に形成されたインク流路(図示省略)を介してバッファタンク153に接続されている。印刷ヘッド110の内部の各インク流路に沿ってインクを吐出させるためのアクチュエータ(図示省略、本実施例では、圧電素子)が設けられている。
ヘッド駆動部120(図1)は、主走査部130による主走査中にCPU210から供給される印刷データに従って印刷ヘッド110内の各アクチュエータを駆動する。これによって、搬送部140によって搬送される用紙M上に印刷ヘッド110のノズルNZからインクが吐出されて、ドットが形成される。ヘッド駆動部120の構成については、後述する。ヘッド駆動部120は、アクチュエータに供給する駆動電圧を変更することで、複数種類のサイズのドットを用紙M上に形成できる。具体的には、ヘッド駆動部120は、小さい順に、「小」、「中」、「大」、「特大」の4種類のサイズのドットを形成できる。
温度センサ170は、測温抵抗体などを含む公知の温度センサであり、プリンタ200の印刷ヘッド110の近傍に設置される。温度センサ170は、プリンタ200の印刷ヘッド110の温度を示す信号を出力する。
A−2.印刷の概要
CPU210は、主走査部130に主走査を行わせつつ、印刷ヘッド110にインクを吐出させて用紙Mにドットを形成する部分印刷と、搬送部140による副走査(用紙Mの搬送)と、を交互に複数回実行することで、用紙Mに印刷画像を印刷する。
図4は、印刷機構100の動作の説明図である。図4には、用紙Mに、印刷される印刷画像OIが図示されている。印刷画像OIは、複数個の部分画像PI1〜PI5を含んでいる。各部分画像は、原則として1回の部分印刷によって印刷される画像である。ただし、詳細は後述するが1個の部分画像が2回の部分印刷によって印刷される場合がある。部分印刷の印刷方向は、往路方向と復路方向とのいずれかである。すなわち、部分印刷は、往路方向(図4の+X方向)の主走査を行いつつドットを形成する往路印刷と、復路方向(図4の−X方向)の主走査を行いつつドットを形成する復路印刷と、のいずれかである。
図4にて部分画像内には、+X方向または−X方向の少なくとも1本の矢印が付されている。+X方向の1本の矢印が付された部分画像PI1、PI4は、1回の往路印刷によって印刷される往路部分画像である。−X方向の1本の矢印が付された部分画像PI2、PI5は、1回の復路印刷によって印刷される復路部分画像である。ハッチングされた部分画像PI3は、+X方向と−X方向の2本の矢印が付されている。部分画像PI3は、1回の往路印刷と1回の復路印刷とから成る2回の部分印刷によって印刷される往復部分画像である。
図4に示すように、本実施例の印刷は、往路印刷と復路印刷とが交互に実行される双方向印刷である。双方向印刷は、例えば、往路印刷のみが繰り返し実行される片方向印刷よりも印刷時間を短縮できる。片方向印刷では、往路印刷の後、再度、往路印刷を行うために、部分印刷を行うことなく、印刷ヘッド110を復路方向に移動させる必要があるが、双方向印刷では、その必要がないためである。
図4において、1個の部分画像(例えば、部分画像PI1)から、−Y方向に隣接する他の部分画像(例えば、部分画像PI2)に向かう−Y方向の矢印は、用紙Mの搬送(副走査)に対応している。すなわち、図4において−Y方向の矢印は、用紙Mが搬送されることによって、図4に図示される用紙Mに対して印刷ヘッド110が−Y方向に移動することを示す。図4に示すように、本実施例の印刷は、原則としていわゆる1パス印刷であり、各部分画像の搬送方向の長さ、および、1回の用紙Mの搬送量は、ノズル長Dである。ただし、上述した部分画像PI3のように、特定の場合に、2回の部分印刷によって印刷される場合がある(詳細は後述)。
ここで、印刷時に、インクがノズルNZから吐出されると、インクが吐出された分、バッファタンク153(図2)内のインクが減少するので、バッファタンク153内に負圧が発生する。該負圧によって、カートリッジ装着部151、チューブ152を介して、インクカートリッジからバッファタンク153へインクが供給される。印刷のために短い時間内に複数個のノズルNZからインクが大量に吐出されると、バッファタンク153へのインクの供給の遅れが発生し得る。このようなインクの供給の遅れが発生すると、アクチュエータを駆動しても、インクがノズルNZから吐出されない不具合、あるいは、想定より少量しか吐出されない不具合が発生する。このような不具合が発生すると、印刷画像OIにおいて、色が薄くなり、画質が低下する。
インクの供給の遅れは、インクの流動性が低下すると、発生しやすい。例えば、プリンタ200(印刷機構100)の印刷ヘッド110の温度(以下、ヘッド温度Thとも呼ぶ)が低いほど、インクの供給の遅れが発生しやすい。ヘッド温度Thが低いほどインクの粘度が増大するので、インクの流動性が低下するためである。ここで、累積インク使用量TAは、プリンタ200の製造時から現在まで特定のインク(C、M、Y、Kのいずれか)の累積の使用量を示す指標値である。累積インク使用量TAが大きいほど、特定のインクの供給の遅れが発生しやすい。累積インク使用量TAが大きいほど、インク内の異物を除去するためのフィルタにおける異物の堆積量が増大するので、インクの流路抵抗が増大してインクの流動性が低下するためである。また、パスインク使用量PAは、1回の部分印刷において部分画像の印刷に用いられる特定のインクの使用量を示す指標値である。パスインク使用量PAが大きいほど、特定のインクの供給の遅れが発生しやすい。短時間で特定のインクが使用されるため、特定のインクの供給が追いつかなくなりやすいためである。
以下に説明する画像処理では、インクの供給の遅れを抑制するための工夫がなされている。具体的には、インクの供給の遅れが発生しやすいことを示す特定条件が満たされる特定の部分画像(図4の例では、部分画像PI3)を印刷する場合には、上述したように2回の部分印刷によって該特定の部分画像が印刷される。これによって、特定の部分画像が1回の部分印刷で印刷される場合よりも、1回当たりの部分印刷で使用されるインク量を低減できる。したがって、特定の部分画像が印刷される際に短時間で多量のインクが使用されることを抑制できるので、特定の部分画像が印刷される際にインクの供給の遅れが発生することを抑制することができる。
A−3.画像処理
図5は、第1実施例の画像処理のフローチャートである。プリンタ200のCPU210は、例えば、端末装置300(図1)から印刷指示を受信した場合に、画像処理を開始する。これに代えて、CPU210は、操作部260を介して、ユーザから印刷指示を取得した場合に画像処理を開始しても良い。印刷指示には、印刷すべき画像を示す画像データの指定が含まれる。
S105では、CPU210は、搬送部140を制御して、図示しない印刷トレイから1枚の用紙Mを、所定の初期位置まで搬送(給紙)させる。
S110では、CPU210は、1回の部分印刷で印刷すべき部分画像に対応する部分ドットデータを、注目部分ドットデータとして取得して、バッファ領域331に格納する。例えば、CPU210は、端末装置300から注目部分ドットデータを受信することによって、注目部分ドットデータを取得する。注目部分ドットデータは、本実施例では、色成分ごと、かつ、画素ごとに、ドットの形成状態を示すデータ(ドットデータ)である。ドットの形成状態は、本実施例では、「特大ドット」、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」、「ドット無し」のいずれかである。なお、変形例では、CPU210は、揮発性記憶装置230に格納された画像データを用いて、注目部分ドットデータを生成することによって、注目部分ドットデータを取得しても良い。この場合には、例えば、画像データのうち、部分画像に対応する部分画像データに対して、色変換処理やハーフトーン処理を含む生成処理を実行して、注目部分ドットデータが生成される。
なお、注目部分ドットデータに対応する部分画像を、注目部分画像とも呼ぶ。また、注目部分画像を印刷する部分印刷を注目部分印刷とも呼ぶ。
S115では、CPU210は、搬送部140を制御して、用紙Mに対する印刷ヘッド110の搬送方向の位置が、注目部分画像が印刷されるべき位置となるように、用紙Mを搬送する。例えば、2回目以降の部分印刷が注目部分印刷である場合には、図4から解るように、ノズル長Dだけ用紙Mの搬送が行われる。
S120では、CPU210は、条件判断処理を実行する。条件判断処理は、注目部分印刷にてインク供給部150から印刷ヘッド110へのインクの供給が遅れ得ることを示す特定条件が満たされるか否かを判断する処理である。
図6は、条件判断処理のフローチャートである。図7は、第1実施例の制御テーブル群TG(図1)に含まれるテーブルの一例を示す図である。条件判断処理が開始されると、S210では、CPU210は、温度センサ170からの信号に基づいて、プリンタ200の印刷ヘッド110のヘッド温度Thを取得する。
S220では、CPU210は、不揮発性記憶装置220から印刷に用いられる各インクの累積インク使用量TAを取得する。累積インク使用量TAは、不揮発性記憶装置220の所定領域に、CMYKの各インクについて、それぞれ記録されている。CPU210は、印刷を実行する度に、例えば、印刷で形成されたドット数に基づいて各色のインクの使用量を算出して、累積インク使用量TAを更新している。本ステップでは、例えば、モノクロ印刷の場合には、Kインクの累積インク使用量TAが取得され、カラー印刷の場合には、CMYKの各インクの累積インク使用量TAが取得される。
S230では、CPU210は、ヘッド温度Thと累積インク使用量TAとに基づいて、閾値テーブルTTから、印刷に用いられる各インクに対応する判定閾値JTを取得する。図7(A)には、閾値テーブルTTの一例が示されている。閾値テーブルTTには、ヘッド温度Thと累積インク使用量TAとの組み合わせに対して、対応する判定閾値JTが記録されている。例えば、図7(A)の例では、取得されたヘッド温度Thが、予め定められた「中」の範囲内であり、かつ、特定のインクについて取得された累積インク使用量TAが、予め定められた「大」の範囲内である場合には、特定のインクに対応する判定閾値JTとして、「75%」が取得される。モノクロ印刷の場合には、Kインクに対応する判定閾値JTが取得され、カラー印刷の場合には、CMYKの各インクに対応する判定閾値JTが取得される。
図7(A)に示すように、閾値テーブルTTにおいて、累積インク使用量TAが大きいほど、判定閾値JTが低く設定されている。また、ヘッド温度Thが低いほど、判定閾値JTが低く設定されている。
S240では、CPU210は、注目部分画像データを用いて、印刷に用いられる各インクのドット形成率DRを算出する。ドット形成率DRは、以下のように算出される。例えば、「特大ドット」、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」の1個当たりのインクの使用量を、それぞれ、30pl(ピコリットル)、20pl、10pl、5plとする。CPU210は、「特大ドット」、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」のそれぞれが形成される個数Nbb、Nb、Nm、Nsを算出する。CPU210は、各サイズのドットの個数Nbb、Nb、Nm、Nsのそれぞれに1個当たりのインクの使用量を乗じて得られる値の合計を、注目部分画像のインク使用量IVとして算出する(IV=(30×Nbb)+(20×Nb)+(10×Nm)+(5×Ns))。CPU210は、インク使用量IVを、インク使用量IVの最大値IVmaxで除して100を乗じることによって、ドット形成率DRを算出する(DR=(IV/IVmax)×100)。IVmaxは、注目部分画像の総画素数TNに、特大ドットの1個当たりのインクの使用量(30pl)を乗じた値である(IVmax=30×TN)。ドット形成率DRは、注目部分画像内の全ての画素に特大ドットが形成された状態を100%とし、注目部分画像内の全ての画素にドットが形成されない状態を0%として、ドットが形成される程度を示す指標値であると言うことができる。特定のインクのドット形成率DRが高いほど、該特定のインクのパスインク使用量PAが大きくなるので、ドット形成率DRは、パスインク使用量PAを示す指標値とも言うことができる。モノクロ印刷の場合には、Kインクに対応するドット形成率DRが算出され、カラー印刷の場合には、CMYKの各インクに対応するドット形成率DRが算出される。
S250では、CPU210は、印刷に用いられる少なくとも1個のインクについて、ドット形成率DRが判定閾値JTよりも大きいか否かを判断する。ドット形成率DRが判定閾値JTよりも大きい場合には、短時間の間に多量のインクが吐出されるので、インクの供給の遅れが発生し得る。このために、印刷に用いられる少なくとも1個のインクについて、ドット形成率DRが判定閾値JTよりも大きい場合には(S250:YES)、S270にて、CPU210は、上述した特定条件を満たすと判断する。印刷に用いられる全てのインクについて、ドット形成率DRが判定閾値JT以下である場合には(S250:NO)、S260にて、CPU210は、特定条件を満たさないと判断する。特定条件を満たすか否かが判断されると、条件判断処理は終了される。
条件判断処理が終了されると、図5のS125にて、条件判断処理にて特定条件が満たされると判断されたか否かが判断される。特定条件が満たされないと判断された場合には(S125:NO)、S130にてCPU210は、部分ドットデータを用いて、印刷機構100の主走査部130と印刷ヘッド110とを制御して通常部分印刷を実行する。通常部分印刷では、1回の部分印刷が行われる。直前の部分印刷が往路印刷である場合には復路印刷が行われ、直前の部分印刷が復路印刷である場合には往路印刷が行われる。これによって注目部分画像が用紙M上に印刷される。
図8は、第1実施例の部分印刷について説明する図である。図8(A)には、部分ドットデータに基づくドット画像(元ドット画像とも呼ぶ)DI0が図示されている。通常部分印刷では、注目部分ドットデータに基づく元ドット画像DI0がそのまま注目部分画像として印刷される。ドット画像DI0において、マトリクス状に並ぶ複数個の矩形は、それぞれ、画素PXを示している。各画素PX内の「小」、「中」、「大」、「特」の文字は、それぞれ、該画素に対応する位置に、小ドット、中ドット、大ドット、特大ドットが配置されることを示している。画素PXが空白であることは、該画素PXに対応するドットは配置されないことを示している。後述する図8(B)、(C)のドット画像DI1、DI2についても同様である。
特定条件が満たされると判断された場合には(S125:YES)、S135〜S150にてCPU210は、特別部分印刷を実行する。特別部分印刷は、注目部分画像を2回の部分印刷に分けて用紙上に印刷する。
S135では、CPU210は、置換テーブルRTを参照して、注目部分ドットデータを用いて第1のドットデータを生成する。図7(B)には、置換テーブルRTの一例が示されている。置換テーブルRTには、第1のドットデータおよび第2のドットデータを生成するための置換のルールが規定されている。図8(B)には、第1のドットデータに基づく第1のドット画像DI1が図示されている。図8(B)および置換テーブルRTから解るように、第1のドット画像DI1は、元ドット画像DI0の中ドットおよび小ドットが配置された画素において、中ドットおよび小ドットを消去し、元ドット画像DI0の特大ドットおよび大ドットが配置された画素において、特大ドットおよび大ドットを中ドットに置換して得られる画像である。CPU210は、注目部分ドットデータの中ドットの形成を示す画素値と小ドットの形成を示す画素値とを、ドットを形成しないことを示す画素値に置換する。さらに、CPU210は、注目部分ドットデータの特大ドットの形成を示す画素値と大ドットの形成を示す画素値とを、中ドットの形成を示す画素値に置換する。これによって、第1のドットデータが生成される。
S140では、CPU210は、第1のドットデータを用いて、印刷機構100の主走査部130と印刷ヘッド110とを制御して、第1の部分印刷が実行される。直前の部分印刷が往路印刷である場合には第1の部分印刷として復路印刷が行われ、直前の部分印刷が復路印刷である場合には第1の部分印刷として往路印刷が行われる。これによって印刷すべき注目部分画像の一部を構成する第1のドット画像DI1(図8(B))が用紙M上に印刷される。
S145では、CPU210は、置換テーブルRTを参照して、注目部分ドットデータを用いて第2のドットデータを生成する。図8(C)には、第2のドットデータに基づく第2のドット画像DI2が図示されている。図8(C)および置換テーブルRTから解るように、第2のドット画像DI2は、元ドット画像DI0の特大ドットが配置された画素において特大ドットを大ドットに置換し、元ドット画像DI0の大ドットが配置された画素において大ドットを中ドットに置換して得られる画像である。ドット画像DI2では、
元ドット画像DI0の中ドットおよび小ドットはそのまま維持される。CPU210は、注目部分ドットデータの特大ドットの形成を示す画素値を大ドットの形成を示す画素値に置換し、大ドットの形成を示す画素値を中ドットの形成を示す画素値に置換する。これによって、第2のドットデータが生成される。
S150では、CPU210は、第2のドットデータを用いて、印刷機構100の主走査部130と印刷ヘッド110とを制御して、第2の部分印刷が実行される。第1の部分印刷が往路印刷である場合には第2の部分印刷として復路印刷が行われ、第1の部分印刷が復路印刷である場合には第2の部分印刷として往路印刷が行われる。これによって印刷すべき注目部分画像の一部を構成する第2のドット画像DI2(図8(C))が用紙M上に印刷される。
ここで、S140の第1の部分印刷とS150の第2の部分印刷との間に用紙Mの搬送は行われない。この結果、ドット画像DI1とドット画像DI2とは、用紙M上の同じ領域に重ねて印刷される。ドット画像DI1とドット画像DI2が重ねられた画像が注目部分画像として用紙M上に印刷される。
以上の説明から解るように、第1実施例の特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合に特大ドットが形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にて中ドットが形成されるとともに、第2の部分印刷にて大ドットが形成される。同様に、特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合に大ドットが形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にて中ドットが形成されるとともに、第2の部分印刷にて中ドットが形成される。第1実施例の特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合に小ドットや中ドットが形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にてドットが形成されず、第2の部分印刷にて小ドットや中ドットが形成される。
S155では、CPU210は、印刷すべき画像の全ての部分画像を印刷したか否かを判断する。全ての部分画像が印刷された場合には(S155:YES)、CPU210は、画像処理を終了する。印刷されていない部分画像がある場合には(S155:NO)、CPU210は、S110に戻る。
以上説明した本実施例によれば、印刷すべき画像の部分画像ごとに、インクの供給が遅れ得ることを示す特定条件が満たされるか否かが判断される(図5のS120)。特定条件が満たされない場合に実行される通常部分印刷では、注目部分画像は1回の部分印刷にて印刷され(図5のS130)、特定条件が満たされる場合に実行される特別部分印刷では、注目部分画像は、第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む2回の部分印刷にて印刷される(図5のS135〜S150)。通常部分印刷では、注目部分画像内の特定の画素PX1に対応するドットとして、特大ドットが形成される(図8(A))。特別部分印刷では、特定の画素PX1に対応するドットとして、第1の部分印刷にて特大ドットよりも小さな中ドットが形成され、第2の部分印刷にて特大ドットよりも小さな大ドットが形成される(図8(B)、(C))。また、通常部分印刷では、特定の画素PX2に対応するドットとして、大ドットが形成される(図8(A))。特別部分印刷では、特定の画素PX2に対応するドットとして、第1の部分印刷にて大ドットよりも小さな中ドットが形成され、第2の部分印刷にて大ドットよりも小さな中ドットが形成される(図8(B)、(C))。
このように、インクの供給が遅れ得ることを示す特定条件が満たされる場合には、部分画像が第1の部分印刷と第2の部分印刷にて印刷されるので、部分画像が1回の部分印刷にて印刷される場合よりもインクの供給の遅れを抑制できる。短時間で使用されるインクの量が減少するためである。さらに、特定条件が満たされる場合には、部分画像内の特定の画素(例えば、画素PX1、PX2)に対応するドットが第1の部分印刷と第2の部分印刷との両方にて形成されるので、例えば、単純な2パス印刷で注目部分画像が印刷される場合と比較して、印刷画像OIにおいて、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分と、第2の部分印刷だけでドットが形成される部分と、が減少する。この結果、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分と、第2の部分印刷だけでドットが形成される部分と、の境界が目立つ不具合を低減できる。したがって、インクの供給の遅れを抑制しつつ、インクの供給の遅れを抑制するために画質が低下することを抑制できる。
例えば、単純な2パス印刷は、ドットを形成すべき画素のうちの一部の画素について第1の部分印刷にてドットを形成し、ドットを形成すべき画素のうちの残りの画素について第2の部分印刷にてドットを形成する。この場合に、搬送誤差や主走査の誤差などに起因して、第1の部分印刷にて形成されるドットに対して、第2の部分印刷にて形成されるドットの位置がずれたと仮定する。この場合には、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分に対して、第2の部分印刷だけでドットが形成される部分がずれるために、両部分の間の境界が目立つ不具合が発生し得る。本実施例によれば、このような不具合を低減できる。
本実施例では、特別部分印刷で印刷される2つのドット画像DI1、DI2の複数個の画素のうち、元ドット画像DI0にて特大ドットや大ドットが配置される画素に対応する画素には、ドット画像DI1、DI2の両方にてドットが配置されている(図8)。特別部分印刷で印刷される2つのドット画像DI1、DI2の複数個の画素のうち、元ドット画像DI0にて中ドットや小ドットが配置される画素に対応する画素には、第2のドット画像DI2のみにドットが配置され、第1のドット画像DI1にはドットが配置されていない(図8)。すなわち、本実施例の特別部分印刷では、部分ドットデータの複数個の画素に対応する用紙M上の複数個の位置(ドットが形成され得る位置)のうち、第1の部分印刷と第2の部分印刷との両方にてドットが形成される位置と、第2の部分印刷のみでドットが形成される位置と、は存在するが、第1の部分印刷のみでドットが形成される位置は存在しない。したがって、第1の部分印刷にて形成されるドットに対して、第2の部分印刷にて形成されるドットの位置がずれたとしても、第1の部分印刷だけでドットが形成される部分がないので、上述した境界が目立つ不具合は発生しがたいことが解る。
なお、本実施例では、用紙M上の特定の位置に、2個の中ドットを形成すると、重なりあった2個の中ドットは、1個の大ドット相当の面積を有するドットになる。また、用紙M上の特定の位置に、1個の大ドットと1個の中ドットとを形成すると、重なりあった2個のドットは、1個の特大ドット相当の面積を有するドットになる。このために、特定の部分ドットデータを用いて通常部分印刷にて印刷される部分画像と、特定の部分ドットデータを用いて特別部分印刷にて印刷される部分画像とは、ほぼ同じ濃度の画像を表現できる。この結果、インクの供給の遅れを抑制するために、例えば、印刷される画像の濃度が変化して画質が低下することを抑制できる。
さらに、上記実施例では、通常部分印刷では、注目部分ドットデータによって特大ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、1回の部分印刷にて特大ドットが形成される。これに対して、特別部分印刷では、部分ドットデータによって特大ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて特大ドットよりも小さな中ドットが形成され、第2の部分印刷にて特大ドットよりも小さな大ドットが形成される。この結果、注目部分ドットデータに基づいて、適切に2回の部分印刷を行うことができる。
より具体的には、通常部分印刷では、部分ドットデータを用いて1回の部分印刷が実行される(図5のS130)。特別部分印刷では、部分ドットデータにおける特定の画素値(特大ドットおよび大ドットの形成を示す画素値)を、よりも小さなサイズのドットの形成を示す値に変更することによって第1のドットデータと第2のドットデータが生成される(図5のS135、S140)。この結果、特定の画素値を変更して第1のドットデータと第2のドットデータを生成することで、第1の部分印刷と第2の部分印刷とを実行させることができる。
さらに、上記実施例によれば、特別部分印刷において、部分ドットデータにて特大ドットの形成が規定された特定の画素PX1に対応するドットとして、先に実行される第1の部分印刷にて中ドットが形成され、後に実行される第2の部分印刷にて大ドットが形成される。また、部分ドットデータにて大ドットの形成が規定された画素PX2に対応するドットとして、第1の部分印刷と第2の部分印刷との両方にて中ドットが形成される。このように、特別部分印刷では、第1の部分印刷にて、部分ドットデータにて規定された特定サイズよりも小さな第1サイズのドットが形成され、第2の部分印刷にて特定サイズよりも小さく、かつ、第1サイズ以上の第2サイズのドットが形成される。同じ領域を2回の部分印刷で印刷する場合に、1回目の第1の部分印刷によって付着したインクが用紙Mに染みこむことによって用紙Mが部分的に伸長して変形する場合がある。例えば、用紙Mが印刷ヘッド110に近づくように変形する場合がある。このような状態で2回目の第2の部分印刷が実行されると、用紙Mが印刷ヘッド110のノズル形成面111に接触する場合がある。この場合には、用紙Mが汚れる不具合や、ノズル形成面111上のノズルNZが傷付く不具合が発生し得る。また、ノズル形成面111と用紙Mとの間の距離が想定より短くなることで、第2の部分印刷にて吐出されたインクの着弾位置が想定とは異なる位置となり、印刷される画像の画質が低下する不具合が発生し得る。このために、第1の部分印刷で吐出されるインクの量を出来るだけ少なくして、第1の部分印刷後の用紙Mの変形を抑制することが好ましい。仮に、画素PX1に対応するドットとして、第1の部分印刷にて大ドットが形成され、第2の部分印刷にて中ドットが形成されることとすると、第1の部分印刷で吐出されるインクの量が、第2の部分印刷で吐出されるインクの量よりも大きくなるので、第1の部分印刷後の用紙Mの変形を抑制できない可能性がある。本実施例によれば、第1の部分印刷で吐出されるインクの量が、第2の部分印刷で吐出されるインクの量以下になるので、このような不具合を抑制できる。
上記構成によれば、先に実行される第1の部分印刷にて特定の画素に対応して吐出されるインク量を、後に実行される第2の部分印刷にて特定の画素に対応して吐出されるインク量以下にすることができる。この結果、第1の部分印刷にて吐出されるインクによる印刷媒体の変形を抑制できる。したがって、第2の部分印刷時に印刷媒体の変形に起因する不具合が発生することを抑制できる。
さらに、上記実施例では、特別部分印刷において、先に行われる第1の部分印刷にて吐出されるインクの総量を、第2の部分印刷にて吐出されるインクの総量以下にしている。この結果、第1の部分印刷にて吐出されるインクによる用紙Mの変形を抑制できる。この結果、第2の部分印刷時に用紙Mの変形に起因する上述した不具合が発生することを抑制できる。
さらに、上記実施例では、特別部分印刷では、部分ドットデータにて中ドットの形成が規定された特定の画素(例えば、画素PX3)に対応するドットとして、第1の部分印刷にてドットが形成されず、第2の部分印刷にて中ドットが形成される。同様に、特別部分印刷では、部分ドットデータにて小ドットの形成が規定された特定の画素(例えば、画素PX4)に対応するドットとして、第1の部分印刷にてドットが形成されず、第2の部分印刷にて小ドットが形成される。この結果、上述したように、第1の部分印刷にて吐出されるインクの総量を減少させ、第2の部分印刷にて吐出されるインクの総量を増加させることができる。したがって、第1の部分印刷にて吐出されるインクによる用紙Mの変形をさらに抑制できる。
さらに、上記実施例では、インクの供給の遅れが発生し得ることを示す特定条件を判断するために用いられる指標値には、パスインク使用量PAに関する値であるドット形成率DRと、累積インク使用量TAと、が用いられる。この結果、インクの供給が遅れ得るか否かを適切に判断できる。
具体的には、上述したように、累積インク使用量TAが大きいほど、インクの供給の遅れが発生しやすい。さらに、パスインク使用量PAが大きいほど、特定のインクの供給の遅れが発生しやすい。これを考慮して、閾値テーブルTTでは、累積インク使用量TAが大きいほど、ドット形成率DRについて設定される判定閾値JTが小さく設定されている(図7(A))。この結果、インクの供給が遅れ得るか否かを適切に判断できる。
さらに、インクの供給の遅れは、ヘッド温度Thが低いほど発生しやすい。本実施例では、特定条件を判断するために用いられる指標値として、さらに、ヘッド温度Thが用いられる(図7(A))。例えば、閾値テーブルTTでは、ヘッド温度Thが低いほど、判定閾値JTが小さく設定されている(図7(A))。この結果、ヘッド温度Thを用いて、インクの供給が遅れ得るか否かを適切に判断できる。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例の画像処理装置のフローチャートである。図10は、第2実施例の制御テーブル群TG(図1)に含まれるテーブルの一例を示す図である。図9の第2実施例の画像処理では、S130の通常部分印刷の前にS128Bが実行される。また、S135〜S150の特別部分印刷の前にS133Bが実行される。第2実施例の画像処理のその他の処理は、図5の画像処理と同じである。第2実施例の制御テーブル群TGは、図7(A)の閾値テーブルTTと、第1実施例の置換テーブルRT(図7(B))とは異なる置換テーブルRT2(図10(A))と、駆動波形テーブルWT(図10(B))と、を含んでいる。
第2実施例では、ドットデータ(部分ドットデータ、第1のドットデータ、第2のドットデータ)の特大ドットの形成を示す画素値に対応して実際に形成されるドットのサイズが、通常部分印刷と特別部分印刷との間で異なる。また、ドットデータの大ドットの形成を示す画素値に対応して実際に形成されるドットのサイズが、通常部分印刷と特別部分印刷との間で異なる。このようなドットのサイズの変更は、ドットデータの画素値に対応して、ヘッド駆動部120から印刷ヘッド110のアクチュエータに供給される駆動信号の波形(以下、駆動波形とも呼ぶ)を、通常部分印刷と特別部分印刷との間で変更することによって実現される。
具体的には、図9のS128Bでは、CPU210は、駆動波形を通常部分印刷のための波形(通常波形とも呼ぶ)に設定する。通常波形の設定は、駆動波形テーブルWT(図10(B))に従って、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に対応する駆動波形を、ヘッド駆動部120に設定することによって行われる。
本実施例では、互いに異なる波形1〜5の5種類の駆動波形が用いられる。駆動波形は、1個のドットに対応する波形である。1個の波形に含まれるパルスの個数が多いほど吐出されるインク量が多くなり大きなドットが形成される。また、1個の波形に含まれる各パルスの最大電圧が高いほど吐出されるインク量が多くなり大きなドットが形成される。波形1〜5は、波形の番号が大きいほど大きなドットを形成するものとする。波形1〜5に対応する5種類のドットを、ドット1〜5とし、ドットの番号が大きいほど大きなドットであるとする。すなわち、ドットのサイズは、ドット5>ドット4>ドット3>ドット2>ドット1である。駆動波形テーブルWTに示すように、通常部分印刷では、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に、波形5、波形4、波形2、波形1がそれぞれ駆動波形として対応付けられる。すなわち、通常部分印刷では、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に対応して、ドット5、ドット4、ドット2、ドット1が形成される。
図9のS133Bでは、CPU210は、駆動波形を特別部分印刷のための波形(特別波形とも呼ぶ)に設定する。特別波形の設定は、通常波形と同様に、駆動波形テーブルWT(図10(B))に従って、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に対応する駆動波形を、ヘッド駆動部120に設定することによって行われる。駆動波形テーブルWTに示すように、特別部分印刷では、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に、波形4、波形3、波形2、波形1がそれぞれ駆動波形として対応付けられる。すなわち、特別部分印刷では、特大ドット、大ドット、中ドット、小ドットの形成を示す各画素値に対応して、ドット4、ドット3、ドット2、ドット1が形成される。
以上の説明から解るように、通常部分印刷でも特別部分印刷でも、小ドットの形成を示す画素値に対応して形成されるドットは、同じサイズのドット(ドット1)である。通常部分印刷でも特別部分印刷でも、中ドットの形成を示す画素値に対応して形成されるドットは、同じサイズのドット(ドット2)である。
これに対して、大ドットの形成を示す画素値に対応して形成されるドットは、通常部分印刷では、ドット4であるが、特別部分印刷では、ドット4よりも小さなドット3である。また、特大ドットの形成を示す画素値に対応して形成されるドットは、通常部分印刷では、ドット5であるが、特別部分印刷では、ドット5よりも小さなドット4である。
ここで、第2実施例では、置換テーブルRT2(図10(B))が、第1実施例とは異なっている。このために、第2実施例では、S135にて、第1のドットデータは、第1実施例とは異なる置換テーブルRT2を参照して生成される。また、S145にて、第2のドットデータは、第1実施例とは異なる置換テーブルRT2を参照して生成される。このために、第2実施例では、生成される第1および第2のドットデータが、第1実施例とは異なる。
図11、図12は、第2実施例の部分印刷について説明する図である。図11(A)には、第1実施例の図8(A)と同様の部分ドットデータに基づく元ドット画像DI0が図示されている。図11(B)には、第2実施例の第1のドットデータに基づく第1のドット画像DI1bが図示されている。図11(B)および置換テーブルRT2から解るように、第1のドット画像DI1bは、元ドット画像DI0の中ドットおよび小ドットが配置された画素において、中ドットおよび小ドットを消去し、元ドット画像DI0の特大ドットおよび大ドットが配置された画素において、特大ドットを大ドットに置換して得られる画像である。CPU210は、注目部分ドットデータの中ドットの形成を示す画素値と小ドットの形成を示す画素値とを、ドットを形成しないことを示す画素値に置換する。さらに、CPU210は、注目部分ドットデータの特大ドットの形成を示す画素値を、大ドットの形成を示す画素値に置換する。これによって、第1のドットデータが生成される。
図11(C)には、第2実施例の第2のドットデータに基づく第2のドット画像DI2が図示されている。図11(C)および置換テーブルRT2から解るように、第2のドット画像DI2bは、元ドット画像DI0と全く同じである。CPU210は、第2実施例では、注目部分ドットデータをそのまま第2の部分データとして用いる。
ここで、第2実施例では、上述したように通常部分印刷と特別部分印刷との間で駆動波形を変更している。このために、通常部分印刷に用いられる部分ドットデータと、特別部分印刷の第2の部分印刷に用いられる第2のドットデータと、が同じであっても、実際に用紙Mに印刷されるドット画像(実ドット画像とも呼ぶ)は、通常部分印刷と第2の部分印刷との間で互いに異なる。
図12(A)には、図11(A)の元ドット画像DI0に対応する部分ドットデータを用いて実行される通常部分印刷にて用紙M上に印刷される通常実ドット画像RI0が概念的に示されている。図12(B)には、図11(B)の第1のドット画像DI1bに対応する第1のドットデータを用いて実行される第1の部分印刷にて用紙M上に印刷される第1の実ドット画像RI1が概念的に示されている。図12(C)には、図11(C)の第2のドット画像DI2bに対応する第2のドットデータを用いて実行される第2の部分印刷にて用紙M上に印刷される第2の実ドット画像RI2が概念的に示されている。通常実ドット画像RI0において、マトリクス状に並ぶ複数個の矩形は、それぞれ、元ドット画像DI0の対応する画素PXを示している。各画素PX内の1〜5の数字は、それぞれ、該画素PXに対応する用紙M上の位置に形成されるドットの種類(ドット1〜5のいずれか)を示している。画素PXが空白であることは、該画素PXに対応する用紙M上の位置にドットは形成されないことを示している。図12(B)、(C)の実ドット画像RI1、DI2についても同様である。
図12に示すように、第2実施例の特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合にドット5が形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にてドット5よりも小さなドット3が形成されるとともに、第2の部分印刷にてドット5よりも小さなドット4が形成される。同様に、特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合にドット4が形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にてドット3が形成されるとともに、第2の部分印刷にてドット3が形成される。第2実施例の特別部分印刷では、仮に注目部分印刷が通常部分印刷にて印刷されるとした場合にドット1やドット2が形成されるべき用紙M上の位置に、第1の部分印刷にてドットが形成されず、第2の部分印刷にてドット1やドット2が形成される。
以上説明した本実施例によれば、通常部分印刷では、注目部分画像内の特定の画素PX1に対応するドットとして、ドット5が形成される(図12(A))。特別部分印刷では、特定の画素PX1に対応するドットとして、第1の部分印刷にてドット5よりも小さなドット3が形成され、第2の部分印刷にてドット5よりも小さなドット4が形成される(図12(B)、(C))。また、通常部分印刷では、特定の画素PX2に対応するドットとして、ドット4が形成される(図8(A))。特別部分印刷では、特定の画素PX2に対応するドットとして、第1の部分印刷にてドット4よりも小さなドット3が形成され、第2の部分印刷にてドット4よりも小さなドット3が形成される(図12(B)、(C))。したがって、第1実施例と同様にインクの供給の遅れを抑制しつつ、インクの供給の遅れを抑制するために画質が低下することを抑制できる。
なお、本実施例では、用紙M上の特定の位置に、2個のドット3を形成すると、重なりあった2個のドット3は、1個のドット4相当の面積を有するドットになる。また、用紙M上の特定の位置に、1個のドット3と1個のドット4とを形成すると、重なりあった2個のドットは、1個のドット5相当の面積を有するドットになる。
さらに、第2実施例によれば、通常部分印刷では、特大ドットの形成を示す画素値に基づいて形成されるドットのサイズを所定のサイズ(ドット5のサイズ)に設定し(図9のS123B、図10(B)、図12(A))、特別部分印刷では、特大ドットの形成を示す画素値に基づいて形成されるドットのサイズを所定のサイズよりも小さなサイズ(ドット4のサイズ)に設定する(図9のS133B、図10(B)、図12(C))。また、通常部分印刷では、大ドットの形成を示す画素値に基づいて形成されるドットのサイズを所定のサイズ(ドット4のサイズ)に設定し(図9のS123B、図10(B)、図12(A))、特別部分印刷では、大ドットの形成を示す画素値に基づいて形成されるドットのサイズを所定のサイズよりも小さなサイズ(ドット3のサイズ)に設定する(図9のS133B、図10(B)、図12(B))。この結果、通常部分印刷と特別部分印刷との間で、ドットのサイズをより柔軟に制御することができる。例えば、第1実施例では、用紙M上の特定の位置に、2個の中ドットを形成すると、重なりあった2個の中ドットは、1個の大ドット相当の面積を有するドットになる。しかしながら、プリンタ200の仕様によっては、重なりあった2個の中ドットは、1個の大ドット相当の面積にはならない可能性がある。このような場合であっても第2実施例では、駆動波形を変更することで、例えば、通常部分印刷で用いられるドット1、2、4、5に加えて、通常部分印刷では用いられないサイズのドット3を特別部分印刷では用いることができる。この結果、特定の部分ドットデータを用いて通常部分印刷にて印刷される部分画像と、特定の部分ドットデータを用いて特別部分印刷にて印刷される部分画像との間で、ほぼ同じ濃度の画像を表現することを適切に実現できる。また、印刷に用いられるドットの種類が増加しても、ドットデータのビット数を増やす必要がないので、ドットデータのサイズが過度に大きくなることを抑制することができる。
C.変形例
(1)上記第1実施例では、印刷に「小」、「中」、「大」、「特大」の4種類のドットが用いられている。これに限らず、「小」、「中」、「大」の3種類のドットが用いられても良い。この場合には、例えば、通常部分印刷では、部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、大ドットが形成される場合に、特別部分印刷では、該特定の画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて中ドットが形成され、第2の部分印刷にて中ドットが形成される。また、「小」、「大」の2種類のドットが用いられても良い。この場合には、例えば、通常部分印刷では、部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、大ドットが形成される場合に、特別部分印刷では、該特定の画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて小ドットが形成され、第2の部分印刷にて小ドットが形成される。
(2)上記実施例では、特別部分印刷において、部分ドットデータを用いて第1のドットデータと第2のドットデータとが生成される(例えば、図5のS135、S145)。これに代えて、CPU210は、例えば、注目部分画像に対応するCMYK画像データを取得し、該CMYK画像データを用いて、第1の部分印刷用の第1のCMYK画像データと、第2の部分印刷用の第2のCMYK画像データと、を生成する。例えば、元のCMYK画像データの各画素の成分値(例えば、C、M、Y、Kの256階調の成分値)を半分にして得られるCMYK画像データをそれぞれ第1および第2のCMYK画像データとする。CPU210は、第1および第2のCMYK画像データに対してハーフトーン処理を実行することによって第1および第2のドットデータを生成しても良い。この場合であっても、少なくとも1個の特定の画素について、通常部分印刷では特大ドットが形成され、特別部分印刷では第1および第2の部分印刷の両方にて特大ドットよりも小さなドットが形成され得る。
(3)上記第1実施例では、特別部分印刷では、部分ドットデータによって特大ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて中ドットが形成され、第2の部分印刷にて大ドットが形成される。これに代えて、部分ドットデータによって特大ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて大ドットが形成され、第2の部分印刷にて中ドットが形成されても良い。
(4)上記第1実施例では、特別部分印刷では、部分ドットデータによって中ドットおよび小ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にてドットが形成されず、第2の部分印刷にて中ドットおよび小ドットが形成される(図8)。これに代えて、部分ドットデータによって中ドットおよび小ドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、第1の部分印刷にて小ドットが形成され、中ドットが形成されず、第2の部分印刷にて中ドットが形成され、小ドットが形成されなくても良い。あるいは、第1の部分印刷にて中ドットおよび小ドットが形成され、第2の部分印刷にて小ドットおよび中ドットが形成されなくても良い。
(5)上記各実施例では、部分印刷ごとにインクの供給が遅れ得ることを示す特定条件が満たされるか否かが判断される(図5、図9のS125)。これに代えて、印刷画像OIの印刷ごとに特定条件が満たされるか否かが判断されても良い。この場合には、例えば、印刷画像OI全体の印刷に用いられるインク量に関する指標値が算出され、該指標値が所定の閾値以上である場合に、特定条件が満たされると判断される。
(6)上記各実施例では、インクの供給の遅れが発生し得るか否かを示す条件は、ヘッド温度Thと累積インク使用量TAとドット形成率DRとを用いて判断されているが、これに限られない。例えば、ヘッド温度Thとドット形成率DRのみを用いて判断されても良い。この場合には、例えば、図7(A)の閾値テーブルTTには、3種のヘッド温度Th(低、中、高)に対応する3個の判定閾値JTのみが規定されていれば良い。また、累積インク使用量TAとドット形成率DRのみを用いて判断されても良い。この場合には、閾値テーブルTTには、3種の累積インク使用量TA(小、中、大)に対応する3個の判定閾値JTのみが規定されていれば良い。
(7)ドット形成率DRに代えて、パスインク使用量PAに関する別の指標値が採用されても良い。例えば、別の指標値は、注目部分画像を印刷する際に形成される各インクのドットの総数であっても良い。別の指標値は、例えば、注目部分画像に対応するCMYK画像データの各インクの成分値の累積値であっても良い。また、累積インク使用量TAに代えて、累積インク使用量に関する別の指標値が採用されても良い。例えば、別の指標値は、累積印刷枚数であっても良いし、インクカートリッジの累積交換回数であっても良い。累積印刷枚数や累積交換回数が大きいほど、累積インク使用量TAが大きいと言えるので、累積印刷枚数は、累積インク使用量TAに関する指標値である、と言うことができる。
(8)上記各実施例の印刷機構100では、搬送部140が用紙Mを搬送することによって、印刷ヘッド110に対して用紙Mを搬送方向に相対的に移動させる副走査が行われる。これに代えて、副走査は、固定された用紙Mに対して、印刷ヘッド110を搬送方向と反対方向に移動させることによって、行われてもよい。
(9)上記各実施例の特別部分印刷では、注目部分画像が用紙Mを搬送することなく行われる2回の部分印刷にて印刷される。これに代えて、特別部分印刷では、注目部分画像が用紙Mを搬送することなく行われる3回以上の部分印刷にて印刷されても良い。例えば、注目部分画像が3回の部分印刷にて印刷される場合には、注目部分ドットデータにて特大ドットの形成を示す画素値に対応する位置には、3回の部分印刷にてそれぞれ小ドットが形成される。そして、大ドットの形成を示す画素値に対応する位置には、3回の部分印刷のうち、最後の2回の部分印刷にてそれぞれ小ドットが形成される。そして、中ドットおよび小ドットの形成を示す画素値に対応する位置には、3回の部分印刷のうちの最後の部分印刷にて中ドットおよび小ドットが形成される。
(10)印刷媒体として、用紙Mに代えて、他の媒体、例えば、OHP用のフィルム、CD−ROM、DVD−ROMが採用されても良い。
(11)上記各実施例では、図5、図9の画像処理を実行する装置は、プリンタ200のCPU210である。これに代えて、図5、図9の画像処理を実行する装置は、他の種類の装置、例えば、端末装置300であっても良い。この場合には、例えば、端末装置300は、ドライバプログラムを実行することによってプリンタドライバとして動作し、該プリンタドライバとしての機能の一部として印刷実行部としてのプリンタ200を制御して、図5、図9の画像処理を実行させる。この場合には、端末装置300は、例えば、図5のS105の用紙Mの搬送を、用紙Mの搬送量を示す情報を含む搬送コマンドをプリンタ200に送信することによって実現する。また、この場合には、端末装置300は、図6のS210やS220において、ヘッド温度Thや累積インク使用量TAを、プリンタ200から取得する。また、端末装置300は、図5のS130、S140、S150の部分印刷は、例えば、ドットデータを含む部分印刷コマンドを、プリンタ200に送信することによって実現する。
以上の説明から解るように、上記各実施例では、印刷機構100が印刷実行部の例であり、本変形例のように端末装置300が画像処理を実行する場合には、印刷を実行するプリンタ200の全体が印刷実行部の例である。
(12)図5や図9の画像処理を実行する装置は、例えば、プリンタ200や端末装置300から画像データを取得して、該画像データを用いて上述した搬送コマンドや部分印刷コマンドを生成し、これらのコマンドをプリンタ200に送信するサーバであっても良い。このようなサーバは、ネットワークを介して互いに通信可能な複数個の計算機であっても良い。
(13)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図5、図9の画像処理のうち、一部の処理は、CPU210の指示に従って動作する専用のハードウェア回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100…印刷機構、110…印刷ヘッド、111…ノズル形成面、120…ヘッド駆動部、130…主走査部、133…キャリッジ、134…摺動軸、135…ベルト、136…プーリ、140…搬送部、150…インク供給部、151…カートリッジ装着部、152…チューブ、153…バッファタンク、170…温度センサ、200…プリンタ、210…CPU、220…不揮発性記憶装置、230…揮発性記憶装置、231…バッファ領域、251…カートリッジ装着部、260…操作部、270…表示部、280…通信部、300…端末装置、331…バッファ領域、M…用紙、D…ノズル長、PG…コンピュータプログラム、TG…制御テーブル群、TT…閾値テーブル、RT、RT2…置換テーブル、WT…駆動波形テーブル、NW…ネットワーク

Claims (10)

  1. インクを吐出する複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドに前記インクを供給するインク供給部と、印刷媒体に対して主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部のための画像処理装置であって、
    画像データを取得する取得部と、
    前記画像データを用いて、前記主走査部に前記主走査を行わせつつ前記印刷ヘッドに前記インクを吐出させる部分印刷と、前記副走査部に前記副走査を行わせることと、を複数回実行することで前記印刷実行部に印刷を行わせる印刷制御部と、
    を備え、
    前記印刷制御部は、
    印刷すべき画像の部分画像であって前記部分印刷に対応する前記部分画像ごとに判断される特定条件であって、前記部分印刷にて前記インク供給部から前記印刷ヘッドへの前記インクの供給が遅れ得ることを示す前記特定条件が満たされない第1の場合には、前記部分画像を1回の前記部分印刷にて印刷させ、
    前記特定条件が満たされる第2の場合には、前記部分画像を第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷にて印刷させ、
    前記第1の場合には、前記部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、前記1回の部分印刷にて特定サイズのドットを形成させ、
    前記第2の場合には、前記特定の画素に対応するドットとして、前記第1の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像データは、前記部分画像内の複数個の画素について画素ごとにドットの形成状態を示す部分ドットデータを含み、
    前記印刷制御部は、
    前記第1の場合には、前記部分ドットデータによって前記特定サイズのドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、前記1回の部分印刷にて前記特定サイズのドットを形成させ、
    前記第2の場合には、前記部分ドットデータによって前記特定サイズのドットを形成すべきことが規定された画素に対応するドットとして、前記第1の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記部分ドットデータは、前記特定サイズのドットの形成を示す特定の画素値を含み、
    前記印刷制御部は、
    前記第1の場合には、前記部分ドットデータを用いて前記1回の部分印刷を実行させ、
    前記第2の場合には、前記部分ドットデータにおける前記特定の画素値を前記特定サイズよりも小さなサイズのドットの形成を示す値に変更することによって第1のドットデータと第2のドットデータを生成し、
    前記第2の場合には、前記第1のドットデータを用いて前記第1の部分印刷を実行させ、前記第2のドットデータを用いて前記第1の部分印刷を実行させる、画像処理装置。
  4. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記部分ドットデータは、前記特定サイズのドットの形成を示す前記特定の画素値を含み、
    前記印刷制御部は、
    前記第1の場合には、前記特定の画素値に基づいて形成されるドットのサイズを前記特定のサイズに設定し、
    前記第2の場合には、前記特定の画素値に基づいて形成されるドットのサイズを前記特定のサイズよりも小さなサイズに設定する、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記印刷制御部は、
    前記第2の場合に、前記第1の部分印刷の後に前記第2の部分印刷を実行し、
    前記第2の場合に、前記特定の画素に対応するドットとして、前記第1の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さな第1サイズのドットを形成させ、前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さく、かつ、前記第1サイズ以上の第2サイズのドットを形成させる、画像処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記印刷制御部は、
    前記第2の場合に、前記第1の部分印刷の後に前記第2の部分印刷を実行し、
    前記第2の場合に、前記第1の部分印刷にて吐出されるインクの総量を、前記第2の部分印刷にて吐出されるインクの総量以下にする、画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記印刷制御部は、
    前記第1の場合には、さらに、前記部分画像内の前記特定の画素とは異なる画素に対応するドットとして、前記1回の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、
    前記第2の場合には、前記特定の画素とは異なる画素に対応するドットを前記第1の部分印刷にて形成させず、前記特定の画素とは異なる画素に対応するドットとして前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる、画像処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記特定条件は、指標値を用いて判断され、
    前記指標値は、前記部分画像に対応する部分画像データを用いて算出される前記インクの使用量であって前記部分画像の印刷に用いられる前記インクの使用量に関する値と、前記印刷実行部において印刷に用いられた前記インクの累積の使用量に関する値と、前記印刷実行部の温度に関する値と、のうちの少なくとも1つを含む、画像処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置と、前記印刷実行部と、を備える、印刷装置。
  10. インクを吐出する複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドに前記インクを供給するインク供給部と、印刷媒体に対して主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部のためのコンピュータプログラムであって、
    画像データを取得する取得機能と、
    前記画像データを用いて、前記主走査部に前記主走査を行わせつつ前記印刷ヘッドに前記インクを吐出させる部分印刷と、前記副走査部に前記副走査を行わせることと、を複数回実行することで前記印刷実行部に印刷を行わせる印刷制御機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記印刷制御機能は、
    印刷すべき画像の部分画像であって前記部分印刷に対応する前記部分画像ごとに判断される特定条件であって、前記部分印刷にて前記インク供給部から前記印刷ヘッドへの前記インクの供給が遅れ得ることを示す前記特定条件が満たされない第1の場合には、前記部分画像を1回の前記部分印刷にて印刷させ、
    前記特定条件が満たされる第2の場合には、前記部分画像を第1の部分印刷と第2の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷にて印刷させ、
    前記第1の場合には、前記部分画像内の特定の画素に対応するドットとして、前記1回の部分印刷にて特定サイズのドットを形成させ、
    前記第2の場合には、前記特定の画素に対応するドットとして、前記第1の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させ、前記第2の部分印刷にて前記特定サイズよりも小さなサイズのドットを形成させる、コンピュータプログラム。

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