JP2020044662A - 携帯型画像形成装置用治具、携帯型画像形成システム及び携帯型画像形成装置用治具セット - Google Patents
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Abstract
Description
まず、本実施形態に係るHMPの基本的な構成について説明する。
同図に示されるHMP1は、上部ユニット2と下部ユニット3とから主に構成されている。HMP1は、全体的におおよそ直方体形状を有しており、その走査方向(=印字方向:図中矢印X方向)の幅は、作業者が掌で掴める程度である。
図示のように、上部ユニット2は、下部ユニット3に対して開閉するように下部ユニット3に支持されている。下部ユニット3の内部空間には、HMP1の各機器に電源供給するためのバッテリー51が搭載されている。
同図において、HMP1の記録面30には、下部ユニット(図3の符号3)内に装着されたインクジェットヘッド40の記録部41を外部に露出させるための開口30aが設けられている。記録部41は、複数の吐出孔41aを有しており、アクチュエータ(駆動源)を駆動させることによりそれぞれの吐出孔41aからインクの液滴を個別に吐出することが可能である。
制御基板57は、各種の演算処理やプログラム実行を行うCPU55、近距離無線通信用のBt(Bluetooth(登録商標))基板52、データを一時記憶するRAM53、ROM54、記録制御部56などを有している。この制御基板57は、上部ユニット(図1の符号2)の中空内において、USB接続口(図2の符号6)の裏側の位置に固定されている。
図6は、本実施形態に係る治具100を斜め上方から示す外観斜視図である。
本実施形態に係る治具100は、HMP1の走査方向(X方向)に延びる長尺平板状の走査直交方向位置決め部材101と、HMP1の走査直交方向(Y方向)に延びる長尺平板状の用紙位置決め基準部材102とが、互いの相対位置関係が固定されるように一体成型された本体部としての基材103を有している。具体的には、基材は、走査直交方向位置決め部材101の一端部と用紙位置決め基準部材102とが互いに連結された略L字形状であり、L字定規のような形状となっている。治具100の基材103は、後述する用紙(記録材)に治具100を重ねて置いても、治具100に重なる部分の用紙を視認できるように、光透過性の材料が好ましく、透明であるのがより好ましい。
治具100の用紙位置決め基準部材102上に形成される用紙端部位置指標130は、走査方向(X方向)に延びるライン状の指標(マーク)で構成されている。本実施形態の用紙端部位置指標130は、「短冊55mm」、「B6」、「A5」、「B5」、「A4」、「B4」といった、予め決められた複数種類の用紙サイズに応じた各走査直交方向位置に、それぞれ設けられている。各用紙端部位置指標130は、作業者が用紙の種類(サイズ)を区別して認識できるような表示が付されており、具体的には用紙サイズを示す「A4」等の文字が付されている。
本実施形態では、治具100の用紙位置決め基準部材102の内側端面102a(図7中下側の端面)にHMP1の右側面33が当接するようにセットしたときに、HMP1の走査方向位置が予め決められた走査開始位置(ホームポジション)に位置決めされる。このとき、HMP1に取り付けられる被当接部部品であるアタッチメント200に設けられた突起201を治具100の溝110にセットすると、画像形成開始位置指標140がアタッチメント200に隠れて作業者に視認できなくなる。
本実施形態のHMP1には、これに取り付けられるアタッチメント200上に突起201が設けられている。この突起201は、治具100の溝110に入り込むことで、溝110の内壁面が走査直交方向両側から当接される被当接部であり、この当接によって当該突起201が設けられるHMP1の走査直交方向の両側への変位が規制される。
走査直交方向位置決め部材101の用紙が載置された台面又は用紙の上面に対向する底面には、凸部としての第一設置足部180aが設けられている。また、用紙位置決め基準部材102の底面には、凸部としての第二設置足部180bが設けられている。これら設置足部180a,180bは、基材103と一体成型されている。各設置足部180a,180bは、走査直交方向(X方向)に延びており、第一設置足部180aは、走査方向(Y方向)において、走査直交方向位置決め部材101の用紙位置決め基準部材102側とは反対側の端部に設けられている。第二設置足部180bは、走査方向(Y方向)において、用紙位置決め基準部材102の走査直交方向位置決め部材101側端部に設けられている。
図11に示すように、本実施形態の治具100を、作業台Tの用紙が載置された台面又は用紙の上面に置いたとき、各設置足部180a,180bが上記台面または用紙の上面に接触する。このように、本実施形態では、設置足部180a,180b以外は、作業台の台面に対してδ1の空間距離があるため、台面と作業台に置いた状態の治具100との間に容易に用紙を差し込むことができる。
図12(a)に示すように、作業者が押下部170を押下していないときは、高摩擦部材150は、走査直交方向位置決め部材101の底面から0.1〜1mmほど退避した退避位置に位置している。これにより、作業者が押下部170を押下していないときは、高摩擦部材150が用紙と非接触であり、高摩擦部材150による位置ずれ防止機能が非作動状態である。従って、治具100を、用紙上を滑らせて用紙に対して相対的に移動させることができ、容易に治具100を用紙の画像を形成する目標位置へ移動させることができる。
図13は、治具の要部分解斜視図であり、図14は、治具の底面側の要部分解斜視図である。また、図15は、図14のG部の拡大図である。
図13に示すように走査直交方向位置決め部材101には、押下部170が収納される収納凹部101aが設けられている。
押下部170と収納凹部101aとの間には、付勢部材としての圧縮コイルスプリング171が配置されている。また、この収納凹部101aには、押下部170を走査直交方向位置決め部材101(基材103)に位置決めする2つの位置決め穴174a,174bが設けられている。用紙位置決め基準部材102側の一方の位置決め穴174aは、位置決めの主基準であり丸穴であり、他方の位置決め穴174bは、位置決めの従基準であり、主走査方向に延びる長穴である。
図16に示すように、まず、圧縮コイルスプリング171を押下部170のバネ保持部170bに嵌め込み、圧縮コイルスプリング171を押下部170に保持する。このように、圧縮コイルスプリング171を押下部170に保持することで、組み立て時に圧縮コイルスプリング171が押下部170からこぼれ落ちるのを抑制することができ、組み立て性を向上させることができる。
作業者が、押下部170から手を離すと、圧縮コイルスプリング171の付勢力により押下部170が+Z方向へ移動し、図12(a)に示した状態に自動で戻る。
従来の治具100Jの底面に、複数の高摩擦部材150が貼り付けられている。かかる構成においては、治具100Jを用紙上に設置した状態において、常に高摩擦部材150が用紙に接触しており、治具100Jを持ち上げない限り、用紙位置ずれ防止の作動状態が解除されない。従って、かかる従来の構成では、治具100Jを用紙上で滑らせて用紙上の予め決められた目標位置に移動させようとしても高摩擦部材150の用紙との摩擦力により用紙と治具100Jとが一緒に動いてしまい、治具100Jを用紙上で滑らせることができない。その結果、治具100Jを一旦持ち上げて、治具100Jを上記目標位置に移動させることになり、治具100Jをすばやく目標位置へ移動させることができない。
なお、本実施形態のように、設置足部180a,180bを基材103と一体成型で形成することで、設置足部180a,180bを基材103よりも用紙に対する摩擦係数が低い材質で構成する場合に比べて、製造コストなどを削減することができ、安価に治具100を提供することが可能となる。
図19は、本実施形態の治具100を用いて、水引の画像が印字されたA4サイズの熨斗用紙Pに、HMP1により表書きや名前の文字画像を形成する際の説明図である。
まず、作業者は、図19に示すように、作業台に載置された熨斗用紙Pの上に治具100を置く。または、作業台に置かれた治具100の間に差し込むように熨斗用紙Pを作業台に載置する。本実施形態では、図10や図11に示したように、治具100の底面に設置足部180a,180bを設けており、これら設置足部180a,180b以外は、作業台の台面に対してδ1の空間距離がある。従って、台面と作業台に置いた治具100との間に容易に熨斗用紙Pを差し込むことができる。
図22は、熨斗用紙Pに対し、表書きである「お祝い」の文字画像Pa1を形成した後に、これから2人の名前の文字画像Pa2,Pa3を走査直交方向へ2行となるように形成する場合の説明図である。
図22に示すように、2人の名前の文字画像Pa2,Pa3は、いずれも熨斗用紙Pの走査直交方向中央位置からずれた位置が、画像を形成する目標位置となっている。ここで、本実施形態の治具100におけるA4の用紙端部位置指標130は、上述したとおり、これにA4サイズの熨斗用紙Pの走査直交方向一端部を合わせた場合に、ホームポジションに位置決めしたHMP1を手動走査して画像形成すると、熨斗用紙Pの走査直交方向中央位置に画像中心が位置するように画像形成が行われるというものである。そのため、用紙端部位置指標130に熨斗用紙Pの走査直交方向一端部を合わせて画像形成すると、熨斗用紙P上の目標位置に2人の名前の文字画像Pa2,Pa3を形成することができない。
図25は、変形例の治具100Aを斜め上方から示す概観斜視図であり、図26は、変形例の治具100Aの底面側の斜視図である。
この変形例は、上述した実施形態の治具とは異なり、作業者が押下部を押下すると、高摩擦部材150が用紙から離間し、高摩擦部材150による用紙位置ずれ防止が非作動状態となるようにしたものである。
押下部材410は、接着や両面テープ、ネジによる締結など、公知の固定の方法で治具100の底面に固定されている。
(態様1)
走査直交方向におけるHMP1などの携帯型画像形成装置の位置決め基準となる溝110などの装置位置決め基準部を有し、携帯型画像形成装置を走査方向へ走査することにより用紙などの記録材に画像を形成するための治具100などの携帯型画像形成装置用治具であって、当該携帯型画像形成装置用治具と記録材との相対位置ずれを防止する高摩擦部材150などの位置ずれ防止手段を備え、位置ずれ防止手段を、作動状態と非作動状態とに切り替え可能に構成した。
携帯型画像形成装置用治具の記録材との対向面にゴムなどの位置ずれ防止手段を設けることで、記録材に画像を形成する際に記録材をしっかりと押さえることができ記録材と治具との相対的な位置ずれを防止できる。しかし、携帯型画像形成装置用治具と記録材との位置合わせ時においては、この位置ずれ防止手段が移動の抵抗となり、記録材上を滑らせて携帯型画像形成装置用治具を移動させることができない。従って、携帯型画像形成装置用治具を手で持ち上げて、携帯型画像形成装置用治具を記録材に対して相対的に移動させて、記録材と治具との位置合わせを行なうことになり、位置あわせに時間を要してしまう。
一方で、ゴムなどの位置ずれ防止手段を無くすことで、携帯型画像形成装置用治具を記録材上で滑らせて移動させることができ、携帯型画像形成装置用治具と記録材との位置合わせをすばやく行なうことができる。しかし、記録材に画像を形成する際に記録材をしっかりと押さえることができず、記録材が携帯型画像形成装置用治具に対して相対的に動いて記録材の位置がずれるおそれがある。
そこで、態様1では、位置ずれ防止手段を、作動状態と非作動状態とに切り替え可能に構成した。これにより、記録材に画像を形成する際は、位置ずれ防止手段を作動状態にし、記録材の位置ずれを防止することができる。その結果、記録材の所望の位置に画像を形成することができる。記録材と治具との位置合わせを行なうときは、位置ずれ防止手段を非作動状態にすることで携帯型画像形成装置用治具を、記録材上を滑らせて記録材に対して相対的に移動させることができ、携帯型画像形成装置用治具を持ち上げて移動させる場合にくらべて、すばやく携帯型画像形成装置用治具と記録材との位置合わせを行なうことができる。
よって、録材に画像を形成する際の記録材のずれを防止し、かつ、携帯型画像形成装置用治具と記録材との位置合わせをすばやく行なうことができる。
態様1において、位置ずれ防止手段は、当該携帯型画像形成装置用治具の記録材と対向する記録材対向面よりも記録材との摩擦係数が高い高摩擦部材150であり、高摩擦部材150を、記録材に接触する接触位置と、接触位置から退避した退避位置との間を移動可能に構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、高摩擦部材が用紙などの記録材と接触することで、記録材との摩擦力により、記録材が治具に対して相対的に動くのを防止することができ、記録材と治具との相対的位置ずれ防止を作動状態にすることができる。一方、高摩擦部材が記録材との接触位置から退避する退避位置へ移動することで、高摩擦部材が記録材と非接触となり、記録材と治具との相対的位置ずれ防止を非作動状態にすることができる。
態様2において、退避位置は、用紙などの記録材の記録面の垂直方向において、当該携帯型画像形成装置用治具をセットしたときの当該携帯型画像形成装置用治具の前記記録面に当接する当接箇所よりも記録面から離れた位置である。
これによれば、実施形態で説明したように、高摩擦部材が退避位置にあるとき、高摩擦部材を、記録材と非接触にすることができる。
態様1乃至3いずれかにおいて、作業者の操作によって非作動状態から作動状態に切り替える押下部170などの操作部を備える。
これによれば、実施形態で説明したように、操作部の操作しない状態で、治具と記録材との相対的な位置を調整することができ、容易に治具と記録材との相対的な位置を調整できる。
態様4において、作業者が前記操作部を押下することで作動状態になる。
これによれば、実施形態で説明したように、直感的にユーザーが操作しやすい治具を提供することができる。
態様4または5において、作業者が操作部から手を離すと、自動で作動状態から非作動状態に切り替わる。
操作部から手を離すだけで、作動状態から非作動状態に切り替えることができ、作動状態から非作動状態への切り替えの操作の手間が省け、操作性に優れた治具を提供することができる。
態様6において、非作動状態から作動状態に切り替えるときの押下部170などの操作部の操作方向とは逆方向に操作部を付勢する圧縮コイルスプリング171などの付勢部材を備える。
これによれば、簡易な構成で態様6を実現することができる。
態様4乃至7いずれかにおいて、押下部170などの操作部の操作方向と直交する方向の移動を規制する規制手段(本実施形態では、位置決め部170cと位置決め穴174a,174bとで構成)を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、高摩擦部材150を用紙などの記録材に接触させた状態で、押下部170などの操作部とともに記録材が動いてしまうのを防止することができ、記録材と治具との相対的な位置関係がずれてしまうのを防止することができる。
態様4乃至8いずれかにおいて、当該携帯型画像形成装置用治具の用紙などの記録材と対向する底面などの記録材対向面から突出し、記記録材との摩擦係数が、記録材対向面の記録材との摩擦係数以下の設置足部180a,180bなどの凸部を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、作業台に載置された治具と作業台の台面との間に用紙などの記録材を差し込みやすくすることができる。また、治具を記録材上で滑らせて移動させる際の記録材の擦れを抑制することができる。
態様9において、設置足部180a,180bなどの凸部は、当該携帯型画像形成装置用治具の基材103などの本体部と一体成型されている。
これによれば、製造コストを低減することができ、治具を安価に提供することが可能となる。
態様9または10において、設置足部180a,180bなどの凸部は、走査方向の少なくとも一端部に設けられている。
これによれば、図19を用いて説明したように、用紙などの記録材のサイズや、画像形成位置などによっては、記録材が治具に摺擦することなく、記録材と治具との相対的な位置調整を行なうことができる。
態様1乃至3いずれかにおいて、作業者の操作によって作動状態から非作動状態に切り替える押下部材410などの操作部を備える。
これによれば、変形例で説明したように、作業者が押下部材410などの操作部を操作していないときは、位置ずれ防止手段が作動状態である。これにより、作業者が一時席を外すなど、一時的に操作部が操作されていない状態となっても、記録材と治具との相対的な位置がずれてしまうことがない。
態様12において、作業者が前記操作部を押下することで、非作動状態になる。
これによれば、押下という簡単な操作で、作動状態から非作動状態に切り替えることができる。
態様12または13おいて、作業者の操作によって当該携帯型画像形成装置用治具の一部を浮き上がらせることで作動状態から非作動状態に切り替える。
これによれば、実施形態で説明したように、治具の一部を浮き上がらせることで、高摩擦部材150などの位置ずれ防止手段を用紙などの記録材から離間させることができ、位置ずれ防止手段を非作動状態にすることができる。
態様14において、押下部材410などの操作部は、屈曲部410bを備えた板バネであり、屈曲部410bを基準にして一方側の端部が、当該携帯型画像形成装置用治具の基材103などの本体部に固定され、屈曲部410bを基準にして他方側が作業者により操作される構成であって、作業者が他方側を操作したとき、少なくとも一方側が弾性変形する。
これによれば、屈曲部410bを基準にして一方側が弾性変形することで、用紙に対して離間していた操作部が記録材に接触し、操作部を支点にして治具を持ち上げて高摩擦部材などの位置ずれ防止手段を記録材から離間させ非作動状態にすることができる。
態様15において、当該携帯型画像形成装置用治具の基材103などの本体部は、溝110などの装置位置決め基準部を有し、走査方向に延びる走査直交方向位置決め部材101などの走査直交方向位置決め部と走査直交方向位置決め部の走査方向一端部から走査直交方向の延びる用紙位置決め基準部材102などの記録材位置決め部とで構成されており、押下部材410などの操作部を、走査直交方向位置決め部の走査方向の中央部から走査方向一端部までの間、または、記録材位置決め部の走査直交方向の中央部から前記走査直交方向位置決め部側端部までの間に設けた。
これによれば、変形例で説明したように、押下部材410などの操作で、用紙位置決め基準部材102などの記録材位置決め部と、走査直交方向位置決め部材101などの走査直交方向位置決め部とを持ち上げることができる。
携帯型画像形成システムは、走査方向へ手動で走査することにより用紙などの記録材に画像を形成するHMP1などの携帯型画像形成装置と、態様1乃至16いずれかの携帯型画像形成装置用治具とから構成される。
これによれば、治具と用紙などの記録材との相対的な位置調整をすばやく行うことができ、かつ、記録材と治具との間の相対的な位置ずれを抑制することができる。
携帯型画像形成装置用治具セットは、態様1乃至16の携帯型画像形成装置用治具と、HMP1などの携帯型画像形成装置に装着されることで該携帯型画像形成装置の前記被当接部を形成するアタッチメント200などの被当接部部品とから構成される。
これによれば、治具と用紙などの記録材との相対的な位置調整をすばやく行うことができ、かつ、記録材と治具との間の相対的な位置ずれを抑制することができる。
14 :プリントボタン
15 :電源ボタン
100 :治具
100A :変形例の治具
100J :従来の治具
101 :走査直交方向位置決め部材
101a :収納凹部
101b :固定収納凹部
102 :用紙位置決め基準部材
102a :内側端面
103 :基材
110 :溝
111 :用紙基準線
112 :用紙基準線
120 :画像形成位置指標
130 :用紙端部位置指標
140 :画像形成開始位置指標
150 :高摩擦部材
160 :行間指標
161 :補助的指標
170 :押下部
170a :ネジボス部
170b :バネ保持部
170c :位置決め部
171 :圧縮コイルスプリング
172 :ネジ
173 :固定部材
173a :ネジ収納凹部
174a :位置決め穴
174b :位置決め穴
180a :第一設置足部
180b :第二設置足部
200 :アタッチメント
210 :画像形成開始位置指標
401 :貫通孔
410 :押下部材
410a :固定部
410b :屈曲部
410c :操作部
411 :押下部
412 :張り出し部
P :用紙(熨斗用紙)
Pa1 :文字画像
Pa2 :文字画像
Pa3 :文字画像
T :作業台
Claims (18)
- 走査直交方向における携帯型画像形成装置の位置決め基準となる装置位置決め基準部を有し、前記携帯型画像形成装置を走査方向へ走査することにより記録材に画像を形成するための携帯型画像形成装置用治具であって、
当該携帯型画像形成装置用治具と前記記録材との相対位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備え、
前記位置ずれ防止手段を、作動状態と非作動状態とに切り替え可能に構成したことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記位置ずれ防止手段は、当該携帯型画像形成装置用治具の前記記録材と対向する記録材対向面よりも前記記録材との摩擦係数が高い高摩擦部材であり、
前記高摩擦部材を、前記記録材に接触する接触位置と、前記接触位置から退避した退避位置との間を移動可能に構成したことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項2に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記退避位置は、前記記録材の記録面の垂直方向において、当該携帯型画像形成装置用治具をセットしたときの当該携帯型画像形成装置用治具の前記記録面に当接する当接箇所よりも記録面から離れた位置であることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
作業者の操作によって前記非作動状態から前記作動状態に切り替える操作部を備えることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項4に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記作業者が前記操作部を押下することで、前記作動状態になることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項4または5に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記作業者が前記操作部から手を離すと、自動で前記作動状態から前記非作動状態に切り替わることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項6に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記非作動状態から前記作動状態に切り替えるときの前記操作部の操作方向とは逆方向に前記操作部を付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項4乃至7いずれか一項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記操作部の操作方向と直交する方向の移動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項4乃至8いずれか一項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
当該携帯型画像形成装置用治具の前記記録材と対向する記録材対向面から突出し、前記記録材との摩擦係数が、前記記録材対向面の記録材との摩擦係数以下の凸部を設けたことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項9に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記凸部は、当該携帯型画像形成装置用治具の本体部と一体成型されていることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項9または10に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記凸部は、走査方向の少なくとも一端部に設けられていることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
作業者の操作によって前記作動状態から前記非作動状態に切り替える操作部を備えることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項12に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記作業者が前記操作部を押下することで、前記非作動状態になることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項12または13に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記作業者の操作によって当該携帯型画像形成装置用治具の一部を浮き上がらせることで前記作動状態から前記非作動状態に切り替える携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項14に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記操作部は、屈曲部を備えた板バネであり、屈曲部を基準にして一方側の端部が、当該携帯型画像形成装置用治具の本体部に固定され、屈曲部を基準にして他方側が前記作業者により操作される構成であって、
前記作業者が前記他方側を操作したとき、少なくとも前記一方側が弾性変形することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項15に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
当該携帯型画像形成装置用治具の本体部は、前記装置位置決め基準部を有し、走査方向に延びる走査直交方向位置決め部と前記走査直交方向位置決め部の走査方向一端部から走査直交方向の延びる記録材位置決め部とで構成されており、
前記操作部を、前記走査直交方向位置決め部の走査方向の中央部から走査方向一端部までの間、または、記録材位置決め部の走査直交方向の中央部から走査直交方向位置決め部側端部までの間に設けたことを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 走査方向へ手動で走査することにより記録材に画像を形成する携帯型画像形成装置と、
請求項1乃至16いずれか一項に記載の携帯型画像形成装置用治具とから構成されることを特徴とする携帯型画像形成システム。 - 請求項1乃至16に記載の携帯型画像形成装置用治具と、
前記携帯型画像形成装置に装着されることで該携帯型画像形成装置の被当接部を形成する被当接部部品とから構成されることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具セット。
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