JP2020121429A - 携帯型画像形成装置用治具及び携帯型画像形成システム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、本実施形態に係るHMPの基本的な構成について説明する。
同図に示されるHMP1は、上部ユニット2と下部ユニット3とから主に構成されている。HMP1は、全体的におおよそ直方体形状を有しており、その走査方向(=印字方向:図中矢印X方向)の幅は、ユーザーが掌で掴める程度である。
図示のように、上部ユニット2は、下部ユニット3に対して開閉するように下部ユニット3に支持されている。下部ユニット3の内部空間には、HMP1の各機器に電源供給するためのバッテリー51が搭載されている。
同図において、HMP1の記録面30には、下部ユニット(図3の符号3)内に装着されたインクジェットヘッド40の記録部41を外部に露出させるための開口30aが設けられている。記録部41は、複数の吐出孔41aを有しており、アクチュエータ(駆動源)を駆動させることによりそれぞれの吐出孔41aからインクの液滴を個別に吐出することが可能である。
制御基板57は、各種の演算処理やプログラム実行を行うCPU55、近距離無線通信用のBt(Bluetooth(登録商標))基板52、データを一時記憶するRAM53、ROM54、記録制御部56などを有している。この制御基板57は、上部ユニット(図1の符号2)の中空内において、USB接続口(図2の符号6)の裏側の位置に固定されている。
図6は、本実施形態に係る治具100の使用状態を示す平面図である。
本実施形態に係る治具100は、HMP1の走査方向(X方向)に延びる長尺平板状の走査直交方向位置決め基準部材101と、HMP1の走査直交方向(Y方向)に延びる長尺平板状のベース部材102とを有している。治具100の基材は、後述する用紙(記録材)に治具100を重ねて置いても、治具100に重なる部分の用紙を視認できるように、光透過性の材料が好ましく、透明であるのがより好ましい。
本実施形態の治具100は、ベース部材102が走査直交方向位置決め基準部材101を分離可能に保持しており、ユーザー操作によって、ベース部材102と走査直交方向位置決め基準部材101とを図8に示すように分離させることができる。これにより、ベース部材102と走査直交方向位置決め基準部材101とを、その長手方向が一致するように重ね合わせることで、ベース部材102に走査直交方向位置決め基準部材101が保持された状態(両者の長手方向が直交した状態)よりも、占有スペースを小さく抑えることができ、省スペースで収納、持ち運び等が可能となる。
図10は、ベース部材102の長手方向に直交する断面を示す断面図である。
ベース部材102の走査方向(X方向)下流側端部には、図9(a)に示すように、走査直交方向(Y方向)に延びる固定凹部又は固定凸部としての固定歯121が設けられている。この固定歯121は、ベース部材102の裏面(用紙に対向する側の面)寄りに形成されている。また、固定歯121よりも表面(用紙に対向する側の面とは反対面)寄りには、固定歯121よりも走査方向(X方向)へ突出するように、回動軸部122が走査直交方向(Y方向)に延びるように設けられている。
一方、走査直交方向位置決め基準部材101の走査方向(X方向)上流側端部には、図11(a)に示すように、走査直交方向(Y方向)に延びる固定凹部又は固定凸部としての複数の歯からなる固定歯123が、複数の歯からなる固定歯121の一部と係合(歯合)するように設けられている。この固定歯123は、走査直交方向位置決め基準部材101の裏面(用紙に対向する側の面)寄りに形成されている。また、固定歯123よりも表面(用紙に対向する側の面とは反対面)寄りには、固定歯123よりも走査方向(X方向)へ突出するように、軸嵌合部124が走査直交方向(Y方向)に延びるように設けられている。
本実施形態において、ベース部材102上には、ベース部材102に対する走査直交方向位置決め基準部材101の初期位置(走査直交方向への移動の初期位置)を示す初期位置指標114が設けられている。これにより、ユーザーは、複数行の画像を形成する場合、最初の行の画像形成時には、ベース部材102上の初期位置指標114が示す走査直交方向位置に、走査直交方向位置決め基準部材101の基準位置(図15の例では、走査直交方向位置決め基準部材101の走査直交方向中央位置)を合わせて保持状態にする。そして、次の行の画像を形成する場合には、非保持状態にして、この初期位置指標114を基準に走査直交方向位置決め基準部材101の次の行への位置合わせを行う。3行目以降も同様に位置合わせを行う。これにより、最初の行に合わせて他の行についての画像を適切な位置に形成することができる。
次に、本実施形態における走査方向位置決め基準部の一変形例について説明する。
図17は、本変形例における治具100の一例を示す平面図である。
本変形例においては、走査方向におけるHMP1の位置決め基準となる走査方向位置決め基準部が、ベース部材102ではなく、走査直交方向位置決め基準部材101に設けられている。具体的には、本変形例の走査直交方向位置決め基準部材101には、ベース部材102に保持される側の端部に、走査直交方向(Y方向)に沿って互いに逆向きに突出する2つの突出部103が設けられている。本変形例では、この2つの突出部103における走査直交方向(Y方向)に延びる側面(走査方向下流側を向く面)103a,103bが、走査方向(X方向)におけるHMP1の位置決め基準となる走査方向位置決め基準部として機能する。すなわち、走査直交方向位置決め基準部材101における突出部103の側面103a,103bにHMP1の側面(左側面32や右側面33)を押し当てることで、走査方向(X方向)におけるHMP1の位置が決まる。この位置が、HMP1の走査開始位置(ホームポジション)となる。
[第1態様]
第1態様は、走査直交方向(例えばY方向)における携帯型画像形成装置(例えばHMP1)の位置決め基準となる走査直交方向位置決め基準部(例えば走査直交方向位置決め基準部材101の側面101a,101b)を有し、前記携帯型画像形成装置を走査方向(例えばX方向)へ走査することにより記録材(例えば用紙)に画像を形成するための携帯型画像形成装置用治具100であって、前記走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ移動可能に保持するベース部(例えばベース部材102)を有することを特徴とするものである。
携帯型画像形成装置用治具(以下、適宜「治具」という。)を用いて、携帯型画像形成装置により、複数行にわたる画像を形成する場合、すなわち、走査直交方向における走査位置を変えて複数回の走査を行って複数回の画像形成を行う場合がある。この場合、ベース部に対して前記走査直交方向位置決め基準部が固定された従来の治具では、走査直交方向位置決め基準部を次の行(走査直交方向における次行の画像形成位置)まで移動させるためには、治具全体を移動させる必要がある。そのため、次の行に対する走査直交方向位置決め基準部の位置合わせは、ユーザーの目測で行われ、次行の画像を適切な位置に形成することが困難である。また、別の定規などを組み合わせて使用することにより、次の行に対する走査直交方向位置決め基準部の位置合わせを正確に行うことは可能であるが、その作業は煩雑なものとなる。
本態様においては、走査直交方向位置決め基準部がベース部に対して走査直交方向へ移動可能に保持される構成であるため、ベース部を動かさずに、走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ移動することができる。これにより、走査直交方向位置決め基準部を次の行に移動させる際、ベース部上における所定の基準位置を基準にして走査直交方向位置決め基準部を位置合わせすることができる。よって、次の行に対する走査直交方向位置決め基準部の位置合わせを、簡便、かつ、高精度に実現でき、次行の画像を適切な位置に形成することが容易になる。
なお、一行の画像を形成する場合であっても、最初の位置合わせ時にいっぺんに2方向の位置決めをするのではなく、走査方向の位置決めをした後に走査直交方向の位置決めを行うというように、2段階で位置合わせするためのものであってもよい。
第2態様は、第1態様において、前記走査直行方向位置決め基準部は、前記ベース部に対して移動可能な非保持状態と、前記ベース部に対して移動不能な保持状態とに、切り替え可能であることを特徴とするものである。
本態様によれば、本治具を用いて携帯型画像形成装置により画像を形成する際、ユーザーがベース部のみを手で押さえるだけで、走査直交方向位置決め基準部が走査直交方向(Y方向)へ移動せず、固定される。したがって、複数行の画像を形成する場合、ベース部を押さえるユーザーの片手は改行時にも動かす必要がなく、作業性が向上する。
第3態様は、第2態様において、前記切り替えは、前記ベース部に対して前記走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ延びる回動軸(例えば回動軸部122)回りに回動させることで、前記非保持状態と前記保持状態とを切り替えるものであることを特徴とするものである。
これによれば、保持状態と非保持状態との切り替えを簡易かつ迅速に行うことができ、高い利便性が得られる。
第4態様は、第3態様において、前記走査直交方向位置決め基準部は、前記回動の際にユーザーが把持する把持部(例えば取手127)を有することを特徴とするものである。
これによれば、走査直交方向位置決め基準部を回動させる際の操作性が向上する。
第5態様は、第2乃至第4態様のいずれかにおいて、前記保持状態は、前記ベース部に設けられる固定凹部又は固定凸部(例えば固定歯121)と前記走査直交方向位置決め基準部に設けられる固定凸部又は固定凹部(例えば固定歯123)とが係合した状態であり、前記非保持状態は、前記ベース部に設けられる前記固定凹部又は前記固定凸部と前記走査直交方向位置決め基準部に設けられる前記固定凸部又は前記固定凹部との係合が解除された状態であることを特徴とするものである。
これによれば、強固な保持状態を実現できる。
第6態様は、第5態様において、前記ベース部には、前記固定凹部又は前記固定凸部が走査直交方向に複数設けられ、前記走査直交方向位置決め基準部には、前記固定凸部又は前記固定凹部が走査直交方向に複数設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、より強固な保持状態を実現できる。
第7態様は、第6態様において、前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の移動距離を示す複数の移動距離指標を有し、前記固定凹部又は前記固定凸部の走査直交方向の間隔は、前記複数の移動距離指標の間隔に一致していることを特徴とするものである。
このような移動距離指標は、走査直交方向位置決め基準部を次の行に位置合わせする際の基準位置となり、これを基準にして、走査直交方向位置決め基準部材101を移動させることで、走査直交方向位置決め基準部を次の行に適切に位置合わせすることが可能となる。ここで、走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ移動させる際、走査直交方向位置決め基準部の走査直交方向位置は、固定凹部又は固定凸部の走査直交方向の間隔によって制限される。本態様では、固定凹部又は固定凸部の走査直交方向の間隔が、複数の移動距離指標の間隔に一致しているため、移動距離指標に合わせて走査直交方向位置決め基準部を次の行に適切に位置合わせすることができる。
第8態様は、第2乃至第4態様のいずれかにおいて、前記保持状態は、前記走査直交方向位置決め基準部の当接面と前記ベース部の被当接面とが互いに当接した状態であり、前記非保持状態は、前記走査直交方向位置決め基準部の前記当接面と前記ベース部の前記被当接面とが互いに離間した状態であり、前記当接面及び前記被当接面の少なくとも一方は、当接する相手側の面との間の摩擦係数を高める高摩擦面であることを特徴とするものである。
本態様では、改行時における走査直交方向位置決め基準部の位置合わせの自由度が高い。
第9態様は、第8態様において、前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記記録材が載置された台面又は該記録材の面に対して接触する接触面に、該台面又は該記録材の面との間の摩擦係数を高める摩擦部材を有し、前記摩擦部材は、前記高摩擦面を形成する部材を兼ねていることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。
これによれば、記録材が載置された台面や記録材に対して治具が滑りにくくなり、安定して複数行の画像を適切な位置に形成しやすいうえ、簡易な構成を実現できる。
第10態様は、第1乃至第8態様のいずれかにおいて、前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記記録材が載置された台面又は該記録材の面に対して接触する接触面に、該台面又は該記録材の面との間の摩擦係数を高める摩擦部材を有することを特徴とするものである。
これによれば、記録材が載置された台面や記録材に対して治具が滑りにくくなり、安定して複数行の画像を適切な位置に形成しやすい。
第11態様は、第1乃至第10態様のいずれかにおいて、前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の移動距離を示す移動距離指標(例えば目盛り113)を有することを特徴とするものである。
このような移動距離指標は、走査直交方向位置決め基準部を次の行に位置合わせする際の基準位置となり、これを基準にして、走査直交方向位置決め基準部材101を移動させることで、走査直交方向位置決め基準部を次の行に適切に位置合わせすることが可能となる。
第12態様は、第1乃至第11態様のいずれかにおいて、前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の初期位置を示す初期位置指標114を有することを特徴とするものである。
これによれば、ユーザーは、複数行の画像を形成する場合、最初の行の画像形成時には、初期位置指標が示す走査直交方向位置を基準にして、走査直交方向位置決め基準部を位置合わせして保持状態にする。そして、次の行の画像を形成する場合には、非保持状態にして、この初期位置指標を基準に走査直交方向位置決め基準部材の次の行への位置合わせを行う。このようにして、最初の行に合わせて他の行についての画像を適切な位置に形成することができる。
第13態様は、第1乃至第12態様のいずれかにおいて、前記走査直交方向位置決め基準部は、前記ベース部に保持される保持箇所又はその近傍に、ユーザーが押さえる位置を示す押さえ位置指標(例えば凹み部115やリブ116)を有することを特徴とするものである。
これによれば、当該押さえ位置指標にユーザーが片方の手の指を合わせて、ベース部と一緒に走査直交方向位置決め基準部を押さえることができる。
第14態様は、第1乃至第13態様のいずれかにおいて、前記ベース部は、前記走査直交方向位置決め基準部を分離可能に保持することを特徴とするものである。
これによれば、ベース部と走査直交方向位置決め基準部とを、その長手方向が一致するように重ね合わせることが可能となる。その結果、ベース部に走査直交方向位置決め基準部が保持された状態よりも、占有スペースを小さく抑えることができ、省スペースで収納、持ち運び等が可能となる。
第15態様は、第1乃至第14態様のいずれかにおいて、走査方向における携帯型画像形成装置の位置決め基準となる走査方向位置決め基準部(例えばベース部材102の側面102a)を有することを特徴とするものである。
これによれば、走査方向の適切な位置に画像を形成することができる。
第16態様は、第15態様において、前記走査方向位置決め基準部は、前記ベース部の走査方向下流側端部であることを特徴とすることを特徴とするものである。
これによれば、ベース部の走査方向下流側端部に携帯型画像形成装置を押し当てることで、走査方向(X方向)における携帯型画像形成装置の位置決めを行うことができる。
第17態様は、走査方向へ手動で走査することにより記録材に画像を形成する携帯型画像形成装置と、第1乃至第16態様のいずれかの携帯型画像形成装置用治具とから構成されることを特徴とするものである。
携帯型画像形成装置用治具を用いて携帯型画像形成装置により複数行にわたる画像を形成する場合、次行の画像を適切な位置に形成することが容易となる。
14 :プリントボタン
15 :電源ボタン
30 :記録面
31 :上面
32 :左側面
33 :右側面
34 :背面
35 :正面
40 :インクジェットヘッド
41 :記録部
41a :吐出孔
100 :治具
101 :走査直交方向位置決め基準部材
102 :ベース部材
103 :突出部
111 :用紙基準線
112 :用紙基準線
113 :目盛り
114 :初期位置指標
115 :凹み部
116 :リブ
117 :基準位置指示線
118 :突起部
118' :矢印マーク
121 :固定歯
122 :回動軸部
123 :固定歯
124 :軸嵌合部
125 :ストッパ部
126 :回動規制部
127 :取手
150 :摩擦部材
Claims (17)
- 走査直交方向における携帯型画像形成装置の位置決め基準となる走査直交方向位置決め基準部を有し、前記携帯型画像形成装置を走査方向へ走査することにより記録材に画像を形成するための携帯型画像形成装置用治具であって、
前記走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ移動可能に保持するベース部を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記走査直行方向位置決め基準部は、前記ベース部に対して移動可能な非保持状態と、前記ベース部に対して移動不能な保持状態とに、切り替え可能であることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項2に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記切り替えは、前記ベース部に対して前記走査直交方向位置決め基準部を走査直交方向へ延びる回動軸回りに回動させることで、前記非保持状態と前記保持状態とを切り替えるものであることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項3に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記走査直交方向位置決め基準部は、前記回動の際にユーザーが把持する把持部を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記保持状態は、前記ベース部に設けられる固定凹部又は固定凸部と前記走査直交方向位置決め基準部に設けられる固定凸部又は固定凹部とが係合した状態であり、
前記非保持状態は、前記ベース部に設けられる前記固定凹部又は前記固定凸部と前記走査直交方向位置決め基準部に設けられる前記固定凸部又は前記固定凹部との係合が解除された状態であることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項5に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部には、前記固定凹部又は前記固定凸部が走査直交方向に複数設けられ、
前記走査直交方向位置決め基準部には、前記固定凸部又は前記固定凹部が走査直交方向に複数設けられていることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項6に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の移動距離を示す複数の移動距離指標を有し、
前記固定凹部又は前記固定凸部の走査直交方向の間隔は、前記複数の移動距離指標の間隔に一致していることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記保持状態は、前記走査直交方向位置決め基準部の当接面と前記ベース部の被当接面とが互いに当接した状態であり、
前記非保持状態は、前記走査直交方向位置決め基準部の前記当接面と前記ベース部の前記被当接面とが互いに離間した状態であり、
前記当接面及び前記被当接面の少なくとも一方は、当接する相手側の面との間の摩擦係数を高める高摩擦面であることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項8に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記記録材が載置された台面又は該記録材の面に対して接触する接触面に、該台面又は該記録材の面との間の摩擦係数を高める摩擦部材を有し、
前記摩擦部材は、前記高摩擦面を形成する部材を兼ねていることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記記録材が載置された台面又は該記録材の面に対して接触する接触面に、該台面又は該記録材の面との間の摩擦係数を高める摩擦部材を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の移動距離を示す移動距離指標を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部及び前記走査直交方向位置決め基準部の少なくとも一方は、前記ベース部に対する前記走査直交方向位置決め基準部の初期位置を示す初期位置指標を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記走査直交方向位置決め基準部は、前記ベース部に保持される保持箇所又はその近傍に、ユーザーが押さえる位置を示す押さえ位置指標を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記ベース部は、前記走査直交方向位置決め基準部を分離可能に保持することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
走査方向における携帯型画像形成装置の位置決め基準となる走査方向位置決め基準部を有することを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 請求項15に記載の携帯型画像形成装置用治具において、
前記走査方向位置決め基準部は、前記ベース部の走査方向下流側端部であることを特徴とすることを特徴とする携帯型画像形成装置用治具。 - 走査方向へ手動で走査することにより記録材に画像を形成する携帯型画像形成装置と、
請求項1乃至16のいずれか1項に記載の携帯型画像形成装置用治具とから構成されることを特徴とする携帯型画像形成システム。
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