JP2020040549A - 車両構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアを過度に補強することなく、三点式のシートベルト装置を設けることができる車両構造を提供する。【解決手段】車両のフロア2上で車幅方向の中央に設置されるシート3Mと、シート3Mに乗員を拘束する三点式のシートベルト装置5と、シート3Mの車両後方側の近傍で、フロア2上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバー4とを備える車両構造1である。シートベルト装置5は、ウェビング50と、ウェビング50の一端を巻き取るリトラクタ59と、ウェビング50の他端を車体に固定する第一固定部材51と、ウェビング50の中間部を車体に固定する第二固定部材52とを備える。第一固定部材51と第二固定部材52の一方がフロア2に、他方がクロスバー4に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、シートに乗員を拘束する三点式のシートベルト装置を備える車両構造に関する。
自動車などの車両に備わる後部座席として、複数人が座れるベンチシートや、複数の独立したシートが並んだ構造がある。これらのシートには、乗員が座るシートクッションと、シートクッションに向って折り畳み可能に構成されるシートバックとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
後部座席の各シートにはシートベルト装置が設定されている。シートベルト装置としては、例えば、ウェビング(ストラップとも言う)と、リトラクタと、第一固定部材と、第二固定部材とを備える三点式のシートベルト装置が挙げられる。リトラクタは、ウェビングの一端を巻き取る部材である。第一固定部材は、ウェビングの他端を車体に固定する部材である。第二固定部材は、ウェビングの中間部を車体に固定する部材である。このシートベルト構造では、リトラクタ、第一固定部材、及び第二固定部材の三点で乗員を確りと拘束できる。
特開2002−370613号公報
近年、乗員の安全性の向上のため、各シートに三点式のシートベルト装置を適用することが行われている。この場合、リトラクタを車室の天井に設けたり、シートのシートバック内に設けたりする。一方、第一固定部材と第二固定部材は、フロアに固定される。例えば、フロアを構成するフロアパネルのうち、クロスメンバで補強された箇所や、フロアパネルから部分的に露出したクロスメンバに、両固定部材が固定される場合がある。クロスメンバは、特許文献1に記載のように、車幅方向の両側で車長方向に延びる一対のサイドメンバの間を繋ぐ車両骨格の一部である。
第一固定部材と第二固定部材の両方をフロアに固定すると、車両の衝突時にウェビングが強く引っ張られたときにフロアに作用する荷重が非常に大きくなる。特に、車幅方向の中央にあるシートの近傍には、左側シートと右側シートに対応するシートベルト装置のバックル(固定部材)が設けられることが多く、フロアに作用する荷重が高くなり易い。そのため、フロアパネルを厚くしたりクロスメンバを太くしたりして、フロアを補強する必要がある。しかし、フロアを補強すると、車両の重量やコストの増加を招く。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、フロアを過度に補強することなく、三点式のシートベルト装置を設けることができる車両構造を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み、シートベルト装置の二つの固定部材のいずれかをフロア以外の箇所に取り付けることを検討した。そして、その取り付け箇所として、シートの車両後方側の近傍で、フロア上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバーを利用することに想到した。そのようなクロスバーとして、例えばチャイルドシートを簡便かつ強固に固定できるISOFIX規格のチャイルドシートの固定構造などを挙げることができる。当該固定構造は、例えば特開2013−71644号公報に記載されるように、フロア上で車幅方向に延びるクロスバーを備える。クロスバーに設けられるストライカに、チャイルドシートのロック装置を嵌め込むことで、クロスバーを介してチャイルドシートを車体に固定できる。本発明者らは、このクロスバーに、シートベルト装置のいずれかの固定部材を固定する構成に想到した。
本発明の一態様に係る車両構造は、
車両のフロア上に設置されるシートと、
前記シートに乗員を拘束する三点式のシートベルト装置と、
前記シートの車両後方側の近傍で、前記フロア上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバーとを備え、
前記シートベルト装置は、ウェビングと、前記ウェビングの一端を巻き取るリトラクタと、前記ウェビングの他端を車体に固定する第一固定部材と、前記ウェビングの中間部を車体に固定する第二固定部材とを備える車両構造であって、
前記第一固定部材と前記第二固定部材の一方が前記フロアに、他方が前記クロスバーに固定される。
本発明の車両構造の一形態として、
前記第一固定部材は、前記ウェビングの他端に不動に取り付けられるアンカーと、前記アンカーを取り外し不能に前記クロスバーに固定するアンカー連結部とを備え、
前記第二固定部材は、前記ウェビングに摺動自在に取り付けられるタングと、前記タングを取り外し可能に前記フロアに固定するバックルとを備える形態を挙げることができる。
本発明に係る車両構造によれば、過度にフロアを補強することなく、シートに三点式のシートベルト装置を設けることができる。これは、シートベルト装置の第一固定部材と第二固定部材とをそれぞれフロアとクロスバーとに分けて固定しているからである。つまり、フロアとクロスバーとでシートベルト装置の荷重を分散して受けることができるので、フロアを過度に補強する必要がないし、クロスバーを過度に補強する必要もない。そのため、三点式のシートベルト装置を設けたことによる車両の重量やコストの増加を抑制できる。
アンカーとアンカー連結部とを備える第一固定部材をクロスバーに固定し、タングとバックルとを備える第二固定部材をフロアに固定する構成とすることで、シートの取付作業を極めて容易にできる。この点については後述する実施形態で詳しく説明する。
図1は、実施形態1に示す車両構造の後部座席近傍の部分の概略構成図である。 図2は、実施形態1に示す車両構造のフロアとクロスバーに対するシートベルト装置の設置状態を説明する概略説明図である。 図3は、実施形態1に示す車両構造のシートの取付方法を説明する概略説明図である。 図4は、比較例1に示す車両構造のシートの取付方法を説明する概略説明図である。 図5は、比較例2に示す車両構造のシートの取付方法を説明する概略説明図である。
以下、本発明に係る車両構造1の実施形態を図面に基づいて説明する。図面における同一符号は同一名称物を示す。図中の矢印で示す『FR』は車両前方、『RR』は車両後方、『UP』は車両上方、『LWR』は車両下方、『LH』は車両左方、『RH』は車両右方を示す。なお、本発明は、実施形態の例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
≪全体構成≫
図1,2に示す車両構造1は、後部座席を構成するベンチシート3と、ベンチシート3の中央にあるシート(以下、中央シート3Mとする)に乗員を拘束する三点式のシートベルト装置5と、中央シート3Mの車両後方側の近傍に設置されるクロスバー4とを備える。この車両構造1の特徴の一つとして、シートベルト装置5の取付状態を挙げることができる。以下、車両構造1に備わる各構成を詳細に説明する。
≪ベンチシート≫
ベンチシート3は、中央シート3Mと左側シートと右側シートとが一体になったシートであって、車両のフロア2上に設置される。本例のベンチシート3は、シートクッション30と、シートクッション30に向って折り畳み可能に構成されるシートバック31とを備える可倒式のベンチシート3である。シートクッション30は座面となる部材であり、シートバック31は背もたれとなる部材である。本例のシートバック31は、クロスバー4を支持するブラケット40(図2)に回転可能に支持される。
≪クロスバー≫
クロスバー4は、中央シート3Mを含むベンチシート3の車両後方側の近傍で、フロア2の上を車幅方向に延びるように設置される棒状部材である。本例のクロスバー4は、ISOFIX規格に準拠するチャイルドシートを固定するための部材である。このクロスバー4の両端はブラケット40で支持されている。ブラケット40は、フロア2のサイドメンバ(図示せず)に固定される。
このクロスバー4には、門型の金具からなる複数のストライカ(図示せず)が設けられている。このストライカにチャイルドシートのロック装置が係合することで、チャイルドシートが確りとベンチシート3に固定される。
本例のクロスバー4は更に、その長さ方向の中央よりもやや左寄り(紙面上は右側)の位置にアンカー連結部54を備える。このアンカー連結部54は、後述するように、シートベルト装置5の第一固定部材51の一部を構成するものである。
ここで、アンカー連結部54を設けるクロスバー4は、チャイルドシートの固定構造を構成するものに限定されるわけではない。例えば、クロスバー4は、ミニバンやワゴンの荷室の荷物が後部座席に突入することを抑制するガード部材などであっても良い。
≪シートベルト装置≫
本例では、図1に示すベンチシート3の中央シート3Mに対応するシートベルト装置5を説明する。左側シートと右側シートのシートベルト装置については、バックル6L,6Rのみを図示する。
シートベルト装置5は、ウェビング50と、ウェビング50の一端を巻き取るリトラクタ59と、ウェビング50の他端を車体に固定する第一固定部材51と、ウェビング50の中間部を車体に固定する第二固定部材52とを備える。本実施形態に係るシートベルト装置5では、第一固定部材51がクロスバー4に、第二固定部材52がフロア2に固定される。本例とは異なり、第一固定部材51がフロア2に、第二固定部材52がクロスバー4に固定されていてもかまわないが、本例の構成の方が好ましい点が幾つかある。一つ目の利点として、後述するシートの取付方法に示すようにシートベルト装置5を含むベンチシート3の取付作業を容易にできることが挙げられる。二つ目の利点として、衝突時に、第一固定部材51よりも大荷重が作用し易い第二固定部材52をクロスバー4よりも剛性に優れるフロア2に固定できる点が挙げられる。
リトラクタ59は、公知の構成を利用できる。例えば、車両の衝突時に自動でウェビング50を巻き取るリトラクタ59などが挙げられる。このリトラクタ59は、本例では中央シート3Mのシートバック31に内蔵されている。より具体的には、中央シート3Mの肩口付近に内蔵されている。本例とは異なり、リトラクタ59の設置位置は天井であっても構わない。
第一固定部材51は、ウェビング50の他端を車体に不動に固定するアンカー構造であっても良いし、当該他端を車体に対して着脱自在に固定する着脱構造であっても良い。本例では、第一固定部材51としてアンカー構造を採用している。アンカー構造の第一固定部材51は、ウェビング50の他端に不動に取り付けられるアンカー53と、アンカー53を取り外し不能に車体(本例ではクロスバー4)に固定するアンカー連結部54とを備える。着脱構造としては、ウェビング50の他端に不動に取り付けられるタングと、タングを取り外し可能に車体(本例ではクロスバー4)に固定するとバックルとを備える構造を挙げることができる。
第一固定部材51は、左席のバックル6Lの近傍に設けられる。バックル6Lはフロア2に固定されるので、第一固定部材51をクロスバー4に固定することで、フロア2に対する負荷を低減できる。
第二固定部材52は、ウェビング50の中間部を車体に対して着脱自在に固定する着脱構造である。より具体的には、本例の第二固定部材52は、ウェビング50に摺動自在に取り付けられるタング55と、タング55を取り外し可能に車体(本例ではフロア2)に固定するバックル56とを備える。
第二固定部材52は、右側シートのバックル6Rの近傍に設けられる。バックル6Rはフロア2に固定されるので、第二固定部材52は、フロア2の中でも特に高剛性の箇所に設けることが好ましい。例えば、図2に示すように、フロア2のうち、フロアパネル20から露出するクロスメンバ21に設けることが挙げられる。クロスメンバ21は、車幅方向の両側で車長方向に延びる一対のサイドメンバの間を繋ぐ車両骨格の一部である。
≪効果≫
本実施形態の車両構造1では、シートベルト装置5の第一固定部材51と第二固定部材52とをそれぞれクロスバー4とフロア2とに分けて固定している。このような構成とすることで、フロア2とクロスバー4とでシートベルト装置5の荷重を分散して受けることができるので、フロア2を過度に補強する必要がないし、クロスバー4を過度に補強する必要もない。その結果、中央シート3Mに対応する三点式のシートベルト装置5を設けたことによる車両の重量やコストの増加を抑制できる。
また、アンカー53とアンカー連結部54とを備える第一固定部材51をクロスバー4に固定し、タング55とバックル56とを備える第二固定部材52をフロア2に固定する構成とすることで、中央シート3Mの取付作業を極めて容易にできる。この点に関して、以下のシートの取付方法で説明を行う。
≪シートの取付方法≫
図1,2を用いて説明したシートベルト装置5を含むシート(中央シート3M)の取付方法は、以下に示す構成を備える。
『 シートクッション、及び前記シートクッションに向って折り畳み可能に構成されるシートバックを有するシートと、
ウェビングの一端がリトラクタに巻き取られ、他端がアンカーに固定され、中間部がバックルに固定される三点式のシートベルト装置と、
前記シートの車両後方側の近傍で、車両のフロア上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバーとを取り付けるシートの取付方法であって、
前記アンカーを固定するためのアンカー連結部を有する前記クロスバーを、車幅方向に延びるように前記フロアの上方に取り付ける工程Aと、
前記バックルを前記フロアに取り付ける工程Bと、
前記シートクッションを前記フロアに取り付ける工程Cと、
前記リトラクタを内蔵する前記シートバックを前記シートクッション上に載置して、前記アンカーを前記アンカー連結部に固定する工程Dと、
前記シートバックを前記フロアに取り付ける工程Eとを順次行うシートの取付方法。』
ここで、上記取付方法は、ベンチシートの取り付けにおいて特に作業性の改善効果が高い。従って、上記『シート』を『ベンチシート』に読み替えても良い。また、クロスバーは、ISOFIX規格の固定構造を利用することが好ましいため、上記『前記シートの車両後方側の近傍で、車両のフロア上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバー』は、『ISOFIX規格のチャイルドシートを保持するクロスバー』と読み替えても構わない。
上記規定に従うシートの取付方法を図3に基づいて説明する。ここでは、中央シート3Mを例にして説明を行う。
工程Aでは、アンカー53(図1)を固定するためのアンカー連結部54を有するクロスバー4を、車幅方向に延びるようにフロア2の上方に取り付ける。クロスバー4の両端には、ブラケット40が設けられている。ブラケット40は、クロスメンバ21が架け渡されるサイドメンバ(図示せず)に固定される。このブラケット40には、シートバック31を連結するための孔であるシート連結部41が設けられている。
工程Bでは、第二固定部材52を構成するバックル56を、フロア2を構成するクロスメンバ21(フロアパネル20から露出している部分)に取り付ける。バックル56の取り付けの邪魔となる物がないので、バックル56の取り付けは容易にできる。工程Aと工程Bは入れ替え可能である。
工程Cでは、シートクッション30をフロア2に取り付ける。その際、バックル56がシートクッション30を貫通するようにする。
工程Dでは、リトラクタ59を内蔵するシートバック31をシートクッション30上に載置して、ウェビング50の他端に設けられるアンカー53をアンカー連結部54に固定する。アンカー53とアンカー連結部54との固定にはインパクタ7を利用する。アンカー連結部54が、フロア2よりも高い位置にあるクロスバー4に設けられているため、アンカー連結部54が外部から確認し易くなっている。そのため、インパクタ7によるアンカー53とアンカー連結部54との固定を容易にできる。
工程Eでは、シートバック31をフロア2に取り付ける。具体的には、シートバック31をシートクッション30上で滑らせて、シートバック31をブラケット40のシート連結部41に連結する。三席分の幅を有するシートバック31は非常に重いが、既に設置されているシートクッション30上を滑らせることが容易にできる。
以上説明したように、本例のシートの取付方法によれば、無駄な作業が無いし、各作業の困難性も低いため、シートベルト装置5を含む中央シート3Mの取り付けを容易に行える。特に、ベンチシート3(図1)は非常に大きく重いので、無駄な作業が無いことは車両1の生産性の改善に大きく寄与する。
≪比較例1≫
比較例として、第一固定部材51と第二固定部材52の両方をフロア2に固定する構成を説明する。既に述べたように、両固定部材51,52をフロア2に固定するとフロア2を厚肉にするなどの補強が必要になる。それに加えて、シートベルト装置5を含む中央シート3Mの取付作業が煩雑であるという問題もある。
図4は、ダミークッション39を用いた中央シートの取付方法である。この取付方法では、フロア2上にクロスバー4を固定し(工程A)、フロア2上にバックル56を固定する(工程B)。次いで、ダミークッション39をフロア上に載置する(工程C)。このダミークッション39上にシートバック31を載置して、アンカー53を直接フロア2上に固定する(工程D)。その後、シートバック31をブラケット40のシート連結部41に連結する(工程E)。ダミークッション39を用いることで、バックル56近傍に作業空間が確保されているので、比較的、アンカー53をフロア2に取り付け易い。工程Eの後は、シートバック31を起して、ダミークッション39を取り除き(工程F)、シートクッション30をフロア2上に固定する(工程G)。
図4を参照したベンチシートの取付方法では、ダミークッション39を用意しなければならないし、ダミークッション39の分だけ作業工程が増える。また、ダミークッション39を用いることで、工程Dにおけるアンカー53の取付が比較的容易になるとはいうものの、非常に狭い空間での作業となるので、実施形態1の構成に比べて作業性は低い。
≪比較例2≫
図5は、アンカー連結部54をフロア2に取り付ける中央シートの取付方法である。この取付方法の工程A,Bは、図4の工程A,Bと同じである。工程A,Bの後、先端にカシメ部を有する長尺のアンカー連結部54をフロア2に固定する(工程C)。次いで、シートクッション30をフロア2上に固定する(工程D)。そして、シートクッション30上にシートバック31を載置し、アンカー53とアンカー連結部54とをカシメによって連結する(工程E)。最後に、シートバック31をブラケット40のシート連結部41に連結する(工程F)。
図5を参照した中央シートの取付方法では、明らかに実施形態1の構成に比べて作業工程数が多い。しかも、アンカー53とアンカー連結部54とをカシメで連結する作業が煩雑であるし、カシメによる連結強度にバラツキができ易いという問題もある。
<実施形態2>
実施形態1では、ベンチシート3の中央シート3Mを例にして説明した。これに対して、後部座席は、独立した複数のシートが並んだ構造であっても良い。その場合、各シートに対して、実施形態1で説明したシートベルト装置5の取付構造を適用することができる。
1 車両構造
2 フロア
20 フロアパネル 21 クロスメンバ
3 ベンチシート 3M 中央シート
30 シートクッション 31 シートバック
39 ダミークッション
4 クロスバー
40 ブラケット 41 シート連結部
5 シートベルト装置
50 ウェビング
51 第一固定部材 53 アンカー 54 アンカー連結部
52 第二固定部材 55 タング 56 バックル
59 リトラクタ
6R,6L バックル
7 インパクタ

Claims (2)

  1. 車両のフロア上に設置されるシートと、
    前記シートに乗員を拘束する三点式のシートベルト装置と、
    前記シートの車両後方側の近傍で、前記フロア上を車幅方向に延びるように設置されるクロスバーとを備え、
    前記シートベルト装置は、ウェビングと、前記ウェビングの一端を巻き取るリトラクタと、前記ウェビングの他端を車体に固定する第一固定部材と、前記ウェビングの中間部を車体に固定する第二固定部材とを備える車両構造であって、
    前記第一固定部材と前記第二固定部材の一方が前記フロアに、他方が前記クロスバーに固定される車両構造。
  2. 前記第一固定部材は、前記ウェビングの他端に不動に取り付けられるアンカーと、前記アンカーを取り外し不能に前記クロスバーに固定するアンカー連結部とを備え、
    前記第二固定部材は、前記ウェビングに摺動自在に取り付けられるタングと、前記タングを取り外し可能に前記フロアに固定するバックルとを備える請求項1に記載の車両構造。
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