JP2020037449A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】突出部の下端における割れの発生を抑制可能な容器を提供する。【解決手段】本発明によれば、収容部と、突出部とを備えた容器であって、前記収容部の底面は、中央部と、当該中央部を囲む周辺部とを備え、前記中央部は、前記周辺部に対して凹むことで上げ底となるよう構成され、前記突出部は、前記中央部から下方に突出するよう構成されており、前記突出部は、その下端の長手方向中央を含む領域に、上方に向かって湾曲する湾曲部を備える、容器が提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、容器に関する。
従来、筒状のパリソンを用いたダイレクトブロー成形により製造される容器が知られている。例えば、特許文献1には、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って内袋が収縮する積層剥離容器が開示されている。
特許3401519号
このような容器の底部には、積層パリソンの一端を溶着する際に形成される突出部が設けられるが、落下等の衝撃により、この突出部の下端近傍の長手方向中央部分に応力が集中し、割れの発生するおそれが生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、突出部の下端、特に長手方向中央部分における割れの発生を抑制することの可能な積層剥離容器を提供するものである。
本発明によれば、収容部と、突出部とを備えた容器であって、前記収容部の底面は、中央部と、当該中央部を囲む周辺部とを備え、前記中央部は、前記周辺部に対して凹むことで上げ底となるよう構成され、前記突出部は、前記中央部から下方に突出するよう構成されており、前記突出部は、その下端の長手方向中央を含む領域に、上方に向かって湾曲する湾曲部を備える、容器が提供される。
本発明者は鋭意検討を行ったところ、突出部の下端の長手方向中央を含む領域を上方に向かって湾曲させることで、落下等の衝撃時において、長手方向中央部への応力集中が緩和され、割れの発生が抑制されることを見出し、本発明の完成に至った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記突出部の下端は、前記周辺部の接地面よりも上方に位置する。
好ましくは、前記中央部の最も上げ底となった頂部から前記接地面までの距離に対する、前記頂部から前記湾曲部の最も凹んだ最凹部までの距離の比が、0.75〜0.99である。
好ましくは、前記容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するよう構成される。
好ましくは、前記突出部において、前記外殻を構成する外層と前記内袋を構成する内層とが、それぞれ前記突出部の長手方向と上下方向とにより規定される平面に対して対称な位置に配置される。
好ましくは、前記突出部は、前記長手方向と垂直な断面が前記底面から下端に向かって先細り形状となったテーパ部を備える。
好ましくは、前記テーパ部の下端側の位置に形成され、前記テーパ部よりも薄肉形状の薄肉部を備える。
好ましくは、前記記載の容器であって、前記容器の内側の底面である内底面は、前記容器の内側に向かって凸となる湾曲形状になっており、前記内底面は、前記容器の中央領域での曲率半径が、前記中央領域の周囲にある周囲領域での曲率半径よりも小さい、容器である。
好ましくは、収容部と、突出部とを備えた容器であって、前記収容部の底面は、中央部と、当該中央部を囲む周辺部とを備え、前記中央部は、前記周辺部に対して凹むことで上げ底となるよう構成され、前記突出部は、前記中央部から下方に突出するよう構成されており、前記容器の内側の底面である内底面は、前記容器の内側に向かって凸となる湾曲形状になっており、前記内底面は、前記容器の中央領域での曲率半径が、前記中央領域の周囲にある周囲領域での曲率半径よりも小さい、容器である。
本発明の第1実施形態に係る積層剥離容器1の斜視図である。 図1の積層剥離容器1の、弁部材5を含む領域を示す断面図である。 図1の積層剥離容器1の底部30を含む領域の斜視図である。 図1の積層剥離容器1の底面図である。 図5Aは、図4におけるA−A断面図であり、図5Bは、図4におけるB−B断面図であり、図5Cは、図5Bの断面図の要部拡大図である。 図5Aの領域Eの部分拡大断面図である。 図7Aは、従来の突出部の下端の形状を示す説明図であり、図7Bは、本発明の積層剥離容器1の突出部40の下端の形状を誇張して示す説明図である。 図8Aは、本発明の変形例に係る突出部の形状を示す説明図であり、図7Bは、本発明の他の変形例に係る突出部の形状を示す説明図である。 本発明の第2実施形態にかかる積層剥離容器1の底部30を含む領域の斜視図である。 図9の底面図である。 図10中のA−A断面図である。 図12Aは、図10中のB−B断面図であり、図12Bは、図12A中の領域Bの拡大図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
1−1.全体構成
本発明の第1実施形態の積層剥離容器1は、図1に示すように、略有底円筒状の容器本体3と、弁部材5とを備える。容器本体3は、内容物を収容する収容部7と、収容部7から内容物を吐出する口部9とを備える。
容器本体3は、図2に示すように、収容部7及び口部9において、外層11と内層13を備えており、外層11によって外殻12が構成され、内層13によって内袋14が構成される。内容物の減少に伴って内層13が外層11から剥離することによって、内袋14が外殻12から離れて収縮する。
口部9には、逆止弁付きのキャップ(図示せず)と係合可能な係合部9eが設けられている。キャップは、打栓式で装着するものであってもよく、ネジ式で装着するものであってもよい。
弁部材5は、図2に示すように、収容部7に形成された外気導入孔8に挿入される。弁部材5は、外殻12と内袋14の間の中間空間と外部空間との間の空気の出入りを調節するためのものである。本実施形態の弁部材5は、外殻12を圧縮した際には外気導入孔8を閉塞して内袋14を圧縮可能な状態とし、外殻12への圧縮力を解除すると中間空間内に外気が導入されるよう構成される。
収容部7は、弁部材5を取り付けた後にシュリンクフィルムで覆われる。この際に、弁部材5がシュリンクフィルムに干渉しないように、弁部材5は、収容部7に設けられた弁部材取付凹部3rに装着される。
1−2.底部30の構成
次に、図3〜図6を用いて、本実施形態の収容部7の底部30近傍の領域について説明する。なお、図5A及び図5Bの断面図においては、外層11と内層13とを区別していない。
収容部7の底部30は、図3及び図4に示すように、中央部31と周辺部32を備える。周辺部32は、中央部31の周囲に設けられる。中央部31は、周辺部32よりも容器内部側に凹んでおり、上げ底となっている。また、中央部31には、底面から下方に突出する突出部40が形成されている。
突出部40は、図5Aの領域Eの拡大断面図である図6に示すように、テーパ部41と、薄肉部42を備える。テーパ部41は、図6に示すように、長手方向とは垂直な断面形状が、底面から先端に向けて先細りとなっている。薄肉部42は、テーパ部41の下端側の位置に形成され、テーパ部41よりも薄肉になっている。薄肉部42の断面形状は、底面と垂直な方向を長辺とする矩形となっている(図6参照)。そして、突出部40は、図3及び図5Bに示すように、その長手方向(図5Bの左右方向)に沿って底部30全体を横切るように形成される。したがって、周辺部32は一部が溝部33となっており(図3参照)、この部分で中央部31と溝部33がつながっている。
なお、突出部40は周辺部32よりも上げ底となった中央部31及び溝部33から突出しているため、周辺部32により規定される接地面Fより突出することはなく(図5A参照)、薄肉部42は接地面Fよりも上方に位置する。
また、本実施形態の突出部40は、図5B及び、図7Bの誇張された説明図(端面図)に示すように、その下端(薄肉部42の下端)の長手方向中央部分を含む領域に、上方(容器内側方向)に向かってわずかに湾曲する湾曲部43を備えてしている。言い換えると、突出部40の下端は、その長手方向中央部分が上方に向かって凹んでいる。この点については、後述する。
1−3.成形について
このような本実施形態の積層剥離容器1は、積層パリソンを用いたブロー成形により成形される。その際には、突出部40の下端(薄肉部42の下端)において、積層パリソンがピンチオフされる。つまり、積層パリソンが金型により食い切られた部分が、突出部40の下端の形状を規定することになる。
ブロー成形における型締め時には、突出部40において外殻12及び内袋14がシールされる。この際、テーパ部41がテーパ状となり、薄肉部42が薄肉になっていることで、突出部40における外層11に対する内層13の割合が底部30のその他の部分や容器本体3の側面等、他の場所の内層13の割合よりも少なくなる。そのため、突出部40の下端部分では、図6に示すように、少なくとも一部の領域において、外層11同士が溶着する、つまりシール部を隔てた左右の外層11が内層13を介さずに溶着するようになっている。このような構成により、突出部40において外層11全体が内層13を介して溶着する構成と比較してピンチオフ部分の溶着力が向上し、耐衝撃性を向上させることが可能となっている。
なお、本実施形態の突出部40は、その下端部分を折り曲げるような構成ではない。したがって、図6に示すように、突出部40において、外殻12を構成する外層11と内袋14を構成する内層13とが、図4のB−B線が規定する平面、すなわち突出部の長手方向と上下方向とにより規定される平面に対して対称な位置に配置されるようになっている。
1−4.突出部40の下端の形状について
ところで、ブロー成形等により成形される、底部に突出部を有する容器では、従来、図7Aの端面図に示すように、突出部の下端は長手方向に亘って直線状に形成されていた。これは、金型形状の制約及び、積層パリソンをシールするシール面積を、接地面F(図5C参照)よりも上方においてできるだけ確保するためである。そして、上記のような突出部の下端が直線状である容器では、落下等の衝撃等により、突出部が割れてしまうという現象が発生していた。
そこで、本発明者は、内容物を充填した状態で積層剥離容器の落下試験を行い、衝撃が加わった瞬間の底部の変形をカメラ撮影して観察した。その結果、衝撃を受けた直後には、瞬間的に底部の中央部が反転して下向きに突出することを発見した。そして、突出部の下端の長手方向中央部分に引張り方向の応力が集中し、当該部分に、長手方向に対し垂直な方向(短手方向)の割れが生じることを突き止めた。
そこで本発明者は、この知見に基づいて、図5B及び図7Bに示すような、突出部40の下端の長手方向中央部分を上方(容器内側方向)に向かって湾曲させた湾曲部43を設ける構成を見出し、本発明の完成に至ったのである。
なお、このような突出部40に湾曲部43を設ける構成は、金型のピンチオフ部分の形状を湾曲させるだけでよい。このように容易な金型形状の変更のみによって、言い換えると、突出部40に対し型締め後に別途割れ抑制のための加工を行うことなく、割れを抑制することが可能である。このような構成であるため、本実施形態の突出部40の側面(図5Bで示される面)は、金型形状に対応して平坦なものとなる。
ところで、湾曲部43は、僅かに湾曲していればよく、湾曲により減少する面積は小さくなる方が好ましい。これは、もし突出部40を大きく湾曲させ、大きく凹んだ形状とすると、突出部40における外殻12及び内袋14のシール面積が減少し、耐衝撃性、特に長手方向の割れに対する耐衝撃性が低下してしまうからである(図7Bは湾曲を誇張して示す図面であり、正確な形状を表しているものではないことに注意されたい)。
この点、本実施形態の湾曲部43においては、図5Cに示すように、中央部31の最も上げ底となった頂部31tから接地面Fまでの距離L2に対する、頂部31tから湾曲部43の最も凹んだ最凹部43tまでの距離L1の比X1(=L1/L2)は、0.75〜0.99となっている。また、比X1は、0.85〜0.95であることがより好ましく、0.88〜0.93であることがさらに好ましい。比X1の値は、具体的には例えば、0.75,0.76,0.77,0.78,0.79,0.80,0.81,0.82,0.83,0.84,0.85,0.86,0.87,0.88,0.89,0.90,0.91,0.92,0.93,0.94,0.95,0.96,0.97,0.98,0.99であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
また、本実施形態の突出部40の湾曲部43は、図5Bに示す側面視において円弧形状となっており、図5Cに示す湾曲部43の曲率半径R1は、同図5Cに示す底部30の半径R2よりも大きくなっている。具体的には、底部30の半径R2に対する湾曲部43の曲率半径R1の比X2(=R1/R2)は、3.0以上であることが好ましい。また、比X2は、4.0以上であることがより好ましく、5.0〜10であることがより好ましく、6.0〜8.0であることがより好ましく、6.5〜7.5であることがさらに好ましい。比X2の値は、具体的には例えば、5.0,5.1,5.2,5.3,5.4,5.5,5.6,5.7,5.8,5.9,6.0,6.1,6.2,6.3,6.4,6.5,6.6,6.7,6.8,6.9,7.0,7.1,7.2,7.3,7.4,7.5,7.6,7.7,7.8,7.9,8.08.1,8.2,8.3,8.4,8.5,8.6,8.7,8.8,8.9,9.0,9.1,9.2,9.3,9.4,9.5,9.6,9.7,9.8,9.9,10.0であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
1−5.作用効果
本実施形態の積層剥離容器1は、突出部40の下端の長手方向中央部分が上方に向かって湾曲していることから、底部30の中央部31が底面が下方に突出する(膨張する)際に、突出部40の下端の長手方向中央部分における長手方向の応力が引っ張り方向ではなく圧縮方向に加わるようになっている。したがって、当該中央部分における、短手方向の割れを抑制することが可能となっている。
また、湾曲部43の湾曲を僅かとすることで、中央部分における短手方向の割れを抑制しつつ、突出部40におけるシール面積を確保して長手方向の割れも抑制することが可能である。
加えて、突出部40の下端の長手方向中央部分を上方に向かって湾曲させることで、底面が膨張して下方に突出したとしても、突出部40の下端の長手方向中央部が周辺部32によって規定される接地面Fよりも下方に突出しない。その結果、容器の転倒を防止することも可能となっている。
ところで、収容部7に、高温の内容物を充填(ホットパック)して容器1が加温された状態で収容部7にシュリンクフィルムを装着する場合がある。容器1は加温によって軟化するので、従来の容器では、加温された状態でシュリンクフィルムを装着すると、装着の際に収容部7が圧縮されることによって突出部40が下方に向かうように容器1が変形され(つまり、容器1が出尻状態になり)、その結果、突出部40が接地面Fから突出して容器が転倒しやすくなる場合がある。一方、本実施形態の容器では、突出部40の下端に湾曲部43が設けられているために、突出部40が下方に向かうような変形が起こりにくく、容器1が出尻状態になることが抑制される。
1−6.変形例
なお、本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・上述した実施形態においては、突出部40はテーパ部41及び薄肉部42から構成されていたが、薄肉部42は必須ではない。薄肉部42を設けない場合は、テーパ部41の下端の長手方向中央部分を上方に向かって湾曲させることで、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、突出部40の断面形状は、テーパ形状でなくてもよく、例えば矩形形状の断面を有していても良い。
・上述した実施形態では、図7Bの模式図に示すように、突出部40の下端は、ほぼ長手方向に亘って湾曲する形状となっていた。しかしながら、突出部40の下端は、図8Aに示すように、長手方向中央部分のみが上方に向かって湾曲する形状とすることもできる。また、図8Bに示すように、突出部40の下端の湾曲する部分を、突出部の長手方向中央を含みつつ中央からやや偏位させることも可能である。これらの形状であっても、中央部分における短手方向の割れを抑制することが可能である。
2.第2実施形態
図9〜図12を用いて、本発明の第2実施形態の積層剥離容器1について説明する。本実施形態の容器1は、第1実施形態に類似しており、容器1の内側の内底面1aの構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態では、内底面1aは、容器内側に向かって凸になる湾曲形状になっており、容器1の中央領域P1での曲率半径C1が、その周囲にある周囲領域P2での曲率半径C2よりも小さい。このような構成によれば、突出部40が下方に向かうような変形がより起こりにくくなる。このため、ホットパック直後にシュリンクフィルムを装着した場合に、突出部40が下方に向かうような変形が特に抑制される。
C1/C2は、例えば、0.1〜0.9であり、好ましくは、0.2〜0.6であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
容器中央Cから領域P1とP2の境界までの距離をY1とし、容器中央Cから、内底面1a1の周縁での最低部32bまでの距離をY2とすると、Y1/Y2は、例えば0.1〜0.9であり、好ましくは、0.2〜0.6であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
なお、第2実施形態で説明した内底面1aの形状は、突出部40が設けられていない容器にも適用可能である。この場合でも、曲率半径C1が曲率半径C2よりも小さいことにより、突出部40が下方に向かうような変形が抑制される。
3.その他実施形態
・上述した実施形態では、容器として積層剥離容器1を例に説明を行ったが、本発明は、積層剥離容器以外の容器にも適用可能である。すなわち、突出部を備えた容器であれば、突出部の下端の長手方向中央を含む領域を上方に向かって湾曲させることで、長手方向中央部の応力を緩和して、割れの発生を抑制可能となる。
1 :積層剥離容器
3 :容器本体
3r :弁部材取付凹部
5 :弁部材
7 :収容部
8 :外気導入孔
9 :口部
9e :係合部
11 :外層
12 :外殻
13 :内層
14 :内袋
30 :底部
31 :中央部
31t:頂部
32 :周辺部
33 :溝部
40 :突出部
41 :テーパ部
42 :薄肉部
43 :湾曲部
43t:最凹部
F :接地面

Claims (9)

  1. 収容部と、突出部とを備えた容器であって、
    前記収容部の底面は、中央部と、当該中央部を囲む周辺部とを備え、
    前記中央部は、前記周辺部に対して凹むことで上げ底となるよう構成され、
    前記突出部は、前記中央部から下方に突出するよう構成されており、
    前記突出部は、その下端の長手方向中央を含む領域に、上方に向かって湾曲する湾曲部を備える、容器。
  2. 請求項1に記載の容器であって、
    前記突出部の下端は、前記周辺部の接地面よりも上方に位置する、容器。
  3. 請求項2に記載の容器であって、
    前記中央部の最も上げ底となった頂部から前記接地面までの距離に対する、前記頂部から前記湾曲部の最も凹んだ最凹部までの距離の比が、0.75〜0.99である、容器。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の容器であって、
    前記容器は、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮するよう構成される、容器。
  5. 請求項4に記載の容器であって、
    前記突出部において、前記外殻を構成する外層と前記内袋を構成する内層とが、それぞれ前記突出部の長手方向と上下方向とにより規定される平面に対して対称な位置に配置される、容器。
  6. 請求項5に記載の容器であって、
    前記突出部は、前記長手方向と垂直な断面が前記底面から下端に向かって先細り形状となったテーパ部を備える、容器。
  7. 請求項6に記載の容器であって、
    前記テーパ部の下端側の位置に形成され、前記テーパ部よりも薄肉形状の薄肉部を備える、容器。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の容器であって、
    前記容器の内側の底面である内底面は、前記容器の内側に向かって凸となる湾曲形状になっており、
    前記内底面は、前記容器の中央領域での曲率半径が、前記中央領域の周囲にある周囲領域での曲率半径よりも小さい、容器。
  9. 収容部と、突出部とを備えた容器であって、
    前記収容部の底面は、中央部と、当該中央部を囲む周辺部とを備え、
    前記中央部は、前記周辺部に対して凹むことで上げ底となるよう構成され、
    前記突出部は、前記中央部から下方に突出するよう構成されており、
    前記容器の内側の底面である内底面は、前記容器の内側に向かって凸となる湾曲形状になっており、
    前記内底面は、前記容器の中央領域での曲率半径が、前記中央領域の周囲にある周囲領域での曲率半径よりも小さい、容器。
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