JP2020033081A - ねじキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器が倒立落下してオーバーキャップの頂壁が衝撃を受けてもキャップ本体の嵌合筒部が浮くのを防止できるねじキャップを提供する。【解決手段】 容器本体Aに装着されるキャップ本体Bと、キャップ本体Bに螺合されるオーバーキャップCとを備えるねじキャップであって、キャップ本体Bは、容器本体Aの口部1に嵌着される嵌合筒部4と、容器本体A内と連通する注出部10とを有し、オーバーキャップCは、頂壁33と、頂壁33の外周縁から垂設される外周壁34とを有し、頂壁33は、中心部から径方向に嵌合筒部4の内周縁までの範囲に形成される平坦面30と、平坦面30の外周縁から径方向下方に向けて円弧状に形成されるR面31とを有し、外周壁34は、キャップ本体Bと隙間bを設けて下端部まで覆うことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器本体に装着されるねじキャップに関し、特に、ねじキャップを打栓した容器を倒立落下させた際の衝撃吸収性に優れたねじキャップに関するものである。
容器本体の口部に装着される嵌合筒部、嵌合筒部から立設されたねじ壁部、ねじ壁部の上部を閉塞する天壁部、天壁部から内容液を注出する注出筒からなるキャップ本体と、円板状の頂壁、頂壁の外周縁からなだらかにカーブを描きながら垂設された外周壁、頂壁の内面から垂設されるねじ筒部からなるオーバーキャップとを備えるねじキャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−52619号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のねじキャップは、オーバーキャップの頂壁が平坦なため、倒立落下した場合に、オーバーキャップの頂壁と外周壁の接続部である角部が衝撃を受けると、キャップ本体は、衝撃を受けた側と反対側の嵌合筒部が容器本体の口部から浮いてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器が倒立落下してオーバーキャップの頂壁が衝撃を受けてもキャップ本体の嵌合筒部が浮くのを防止できるねじキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ねじキャップとして、容器本体に装着されるキャップ本体と、キャップ本体に螺合されるオーバーキャップとを備えるねじキャップであって、キャップ本体は、容器本体の口部に嵌着される嵌合筒部と、容器本体内と連通する注出部とを有し、オーバーキャップは、頂壁と、頂壁の外周縁から垂設される外周壁とを有し、頂壁は、中心部から径方向に嵌合筒部の内周縁までの範囲に形成される平坦面と、平坦面の外周縁から径方向下方に向けて円弧状に形成されるR面とを有し、外周壁は、キャップ本体と隙間を設けて下端部まで覆うことを特徴とする構成を採用する。
オーバーキャップの具体的実施形態として、頂壁は、R面の外周縁から外周壁の上端部に向けて形成される下り勾配の傾斜面を有することを特徴とする構成、オーバーキャップは、平坦面の直径が10〜20mmであることを特徴とする構成、オーバーキャップは、R面の曲率半径が30〜60mmであることを特徴とする構成、容器本体の口部内径は、18〜30mmであることを特徴とする構成、さらに、キャップ本体は、嵌合筒部から立設されるねじ壁部と、ねじ壁部の上部を閉塞し、注出部が形成される天壁部とを有し、オーバーキャップは、頂壁の下面から垂設され、キャップ本体のねじ壁部と螺合するねじ筒部を有することを特徴とする構成を採用する。
本発明のねじキャップは、オーバーキャップの頂壁が、中心部から径方向に嵌合筒部の内周縁までの範囲に形成される平坦面と、平坦面の外周縁から径方向下方に向けて円弧状に形成されるR面とを有することにより、容器が倒立落下してオーバーキャップの頂壁が衝撃を受けてもキャップ本体の嵌合筒部が浮くのを防止することができる。
実施例のねじキャップを容器本体にセットした状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面断面図である。 実施例のねじキャップを示す図であり、(a)は図1(b)のX−X矢視断面図、(b)は下面図である。 図1(b)の要部拡大図である。
次に、本発明のねじキャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、下方向を「正面」とし、上方向を「背面」とし、右方向を「右」とし、左方向を「左」とし、図1(b)でみて、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着されるキャップ本体、Cはキャップ本体Bに螺合して装着されるオーバーキャップである。
図1に示すように、容器本体Aの口部1は、キャップ本体Bに嵌着して抜け止め保持する係止突条2を備えている。
本実施例では、容器本体Aの口部1の内径は、18〜30mmの範囲としている。
図1、2に示すように、キャップ本体Bは、外周側の外筒5と、内周側の内筒6と、口部1の天面側に位置する上壁7とからなり、口部1が嵌入する環状溝を形成する嵌合筒部4と、嵌合筒部4から立設されるねじ壁部8と、ねじ壁部8の上部を閉塞する天壁部9と、容器本体A内と連通し、天壁部9から内容液を注出する注出部としての注出筒10とを備えている。
ここで、嵌合筒部4の内周縁は、内筒6の内周に相当し、内筒6の内径をaとすると、本実施例では、内径aは20〜25mmの範囲としている。
注出筒10の内周下部には、全周にわたって形成された薄肉弱化部11を介して移行栓体12が一体に連設されている。
移行栓体12は、上部に円筒状の筒状壁13が立設され、下部は底壁14が薄肉弱化部11とともに注出口を封鎖している。
筒状壁13は、外周にラチェット機構の一方の第1歯部を構成する係合突起15が周方向に配設され、内周上部には第1係合突部16が環状に突設されている。
係合突起15は、それぞれ、後述するオーバーキャップCの第2歯部と係合する略径方向に形成された第1係合面17と、その周方向反対側に形成され筒状壁13外周面から螺着方向に傾斜した非係合面18とを有し、その平面視形状は、筒状壁13外周面側を底辺とする略台形状をなしている。
ねじ壁部8は、外周面に雄ねじ19が設けられている。
天壁部9の上面には、内周側に隆起する段部20が設けられ、段部20の外周には、120°間隔で3個所に音出し突部21が配設されている。
外筒5には、周方向にわたって外周面から径方向に切欠き凹部22が凹設され、下部が、キャップ本体Bを容器本体Aから分離して分別廃棄可能とする分別機構Dとなっており、また、分別機構Dの下部内周に、容器本体Aの係止突条2に係合して口部1を抜け止めする係止縮径部23が設けられている。
分別機構Dは、図2(b)に示すように、外筒5の下部外周面の所定円弧範囲にわたって軸方向に形成された貫通スリット24を介して把持部25が設けられ、把持部25は、薄肉の縦切断部26によって外筒5から切り離され外方に展開可能になっている。
貫通スリット24は、縦切断部26付近から把持部25方向(右方向)に延び、終端部24aで把持部25が外筒5と一体となっている。
外筒5の切欠き凹部22には、外筒5の内周側に破断可能な薄肉の周方向切断部27が貫通スリット24の終端部24aから所定の位置まで周方向に延びている。
周方向切断部27は、少なくとも中心角180°以上の円弧範囲にわたって切欠き凹部22に形成されることが好ましい。
なお、本実施例では、貫通スリット24は、約110°の円弧範囲にわたって形成されている。
図1に示すように、オーバーキャップCは、中心部から径方向に嵌合筒部4の内周縁までの範囲に形成される平坦面30と、平坦面30の外周縁から下方に向けて円弧状に形成されるR面31と、R面31の外周縁から下方に傾斜する傾斜面32とからなる頂壁33と、頂壁33外縁から垂設される円筒状の外周壁34とを有し、外周壁34は、分別機構Dを含め、キャップ本体Bの下端まで覆っている。
オーバーキャップCは、外周壁34内周とキャップ本体Bの外周面との間で空間を形成するとともに、該空間の狭い所でも外周壁34の下部内周とキャップ本体Bの分別機構Dの把持部25外周との間に隙間bができる径で形成されている。
頂壁33の下面には、中央の係着部35と、その同心円状の外側に密封筒36が垂設されている。
頂壁33の下面には、音出し部材37が同心円状の120°間隔で3個所に配設され、その同心円状の外側にねじ筒部38が垂設されている。
ねじ筒部38は、内周にキャップ本体Bの雄ねじ19に螺合する雌ねじ46が設けられている。
なお、本実施例では、キャップ本体Bのねじ壁部8にオーバーキャップCのねじ筒部38を螺合するようにしているが、本発明のねじキャップは、オーバーキャップCをキャップ本体Bに螺合する構造であれば、螺合位置は問わない。
平坦面30の直径cは、キャップ本体Bの嵌合筒部4の内周縁である内筒6の内径aとの関係がa>cで形成され、10〜20mmの範囲が好ましい。
なお、平坦面30の中心部には、射出成形時に樹脂を注入するためのゲート(凹部)30aが設けられることがあるが、頂壁33は、平坦面30の中心部から直径5mm程の範囲は、平坦面でなくてもよい。
R面31は、平坦面30の外周縁から径方向下方に向かい曲率半径30〜60mmの範囲で平坦面30の外周縁(内筒6の内径aより内側)から外筒5の外周までの範囲dに形成されており、さらに、好ましくは、曲率半径が50mmである。
傾斜面32は、本実施例では、R面31の外周縁から下方に向かう傾斜面として、外周壁34の上端部に向けて範囲eに形成されているが、連設する外周壁34内周と分別機構Dの把持部25外周との間に隙間bを形成するように距離を稼げればよいので、傾斜面でも、R面31から連なる曲率のR面でもよく、傾斜面32の断面形状は問わない。
係着部35には、先端外周にキャップ本体Bの移行栓体12の第1係合突部16を乗り越えて筒状壁13の内周面に緊密に嵌合する環状の第2係合突部39が形成されている。
密封筒36は、閉蓋時に、外周がキャップ本体Bの注出筒10の内周面に当接して注出口を密閉する径で形成され、内周に、第1歯部を構成する係合突起15に係合する第2歯部を構成する係合腕40が係合突起15と同数の周方向6個所に設けられている。
係合腕40は、開栓時にオーバーキャップCをねじ解放方向に回転させたとき、係合突起15の第1係合面17に係合する略径方向の第2係合面41を有する先端係合部42と、密封筒36の内周面から螺脱方向に傾斜して延びる先端係合部42より薄肉で変形可能な腕部43を備えている。
音出し部材37は、R面31の下面から垂設された剛直な棒状の基部44と、基部44の下端面から垂設され、周方向の厚さが弾性変形可能な薄肉に形成される振動片45とからなっている。
音出し部材37は、オーバーキャップCの締め込み終了直前に振動片45の先端がキャップ本体Bの音出し突部21に当接し、振動片45を湾曲変形させながら締め込みが進み、締め込み終了と同時に振動片45が音出し突部21を乗り越え、復元しようとすることにより、振動し、音が発生されるように設定される。
本実施例では、基部44は、同心円状の120°間隔で3個所に分かれて配設されているが、基部44は、リング状に連続したものであっても構わない。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
まず、本実施例のねじキャップを容器本体Aに装着するには、キャップ本体BにオーバーキャップCを螺合して締め込み、キャップ本体BとオーバーキャップCをセットしてから口部1にキャップ本体Bの嵌合筒部4を当てがって上部から打栓する。
オーバーキャップCのねじ筒部38の雌ねじ46をキャップ本体Bのねじ壁部8の雄ねじ19に螺合して締め込む際には、オーバーキャップCが回転し、オーバーキャップCの密封筒36の係合腕40はキャップ本体Bの移行栓体12の係合突起15の非係合面18に乗り上げ、係合突起15を乗り越えて、オーバーキャップCの回転を許容する。
さらにオーバーキャップCが下降することにより、オーバーキャップCの係着部35の第2係合突部39がキャップ本体Bの移行栓体12の第1係合突部16を乗り越えて、筒状壁13の内周面に嵌合するようになり、オーバーキャップCがキャップ本体Bにセットされる。
両ねじの締結が完了する前には、オーバーキャップCの回転および下降により、オーバーキャップCのそれぞれの音出し部材37の振動片45先端が、キャップ本体Bの天壁部9のそれぞれの音出し突部21に当接し、さらに回転が進むと、振動片45が湾曲変形しながら進み、最後は、振動片45の先端が音出し突部21を乗り越える。
振動片45の先端が音出し突部21を乗り越えると、湾曲変形した振動片45が復元しようとし、振動し、音が発せられる。
この音により、本発明の利用者は、感覚的にねじキャップの閉蓋終了を知ることができる。
セット状態に組立られたねじキャップを内容液が充填された容器本体Aに打栓し、キャップ付き容器として使用する。
内容液が充填されたキャップ付き容器を倒立落下してしまった場合には、オーバーキャップCの頂壁33が衝撃を受けることにより、落下個所の反対側のキャップ本体Bの嵌合筒部4が持ち上げられ、キャップ本体Bが容器本体Aから浮いてしまうおそれがある。
そこで、本発明では、オーバーキャップCの頂壁33は、中心部から径方向に嵌合筒部4の内周縁までの範囲に形成される平坦面30と、平坦面30の外周縁から径方向下方に向けて円弧状に形成されるR面31とが形成されているが、衝撃吸収性を比較するために、比較実験を行い、その結果を表1に示す。
表1は、本実施例のオーバーキャップCにおいて、平坦面30の範囲(直径c)を10mmから30mmまで、R面31の曲率半径を30mmと50mmに変更したテスト用オーバーキャップを用意し、1メートルの高さからフローリングの床に、キャップ付き容器を倒立落下させる実験をそれぞれ20回実施し、キャップ本体Bが容器本体Aから浮いた回数が0回の場合を○(良好)、1回以上の場合を×(不良)と評価した結果を示す。
ここで、実験に用いたテスト用ねじキャップの寸法は、図1に示すねじキャップにおいて、オーバーキャップCの外周壁34の外径(c+2d+2e)が43.7mm、外周壁34の高さgが26.2mm、頂壁33のR面31の外周径(c+2d)が35.5mm、傾斜面32の高さfが3.8mm、容器本体Aの口部1の内径が28mm、キャップ本体Bの内筒6の内径aが24.4mmであり、材質は、オーバーキャップCがPP(ポリプロピレン)樹脂で、キャップ本体BがLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)樹脂である。
また、比較実験では、内容液として、水を容器本体Aに規定量(200cc)充填した。
Figure 2020033081
以上の比較実験の結果から、本実施例において、衝撃吸収性は、平坦面30の範囲(直径c)を10mmから20mmにし、R面31の曲率半径を30mmから50mmにしたときが良好であることがわかる。
これに対して、平坦面30の範囲(直径c)を25mm以上にしたとき、すなわち、R面31の範囲dを10mm以下にした場合は、衝撃吸収性が悪いことがわかる。
本実施例のオーバーキャップCは、図1に示すように、R面31がちょうど、キャップ本体Bと容器本体Aの口部1との嵌合部分である嵌合筒部4の上方を覆う範囲となっており、R面31がないと、キャップ付き容器を落下してしまった際に、キャップ本体Bの衝撃を受けた側の嵌合筒部4を支点に、反対側の嵌合筒部4が持ち上げられ、キャップ本体Bが容器本体Aから浮いてしまうが、R面31が存在するために、図3に示すように、衝撃により応力がかかる方向を垂直な方向から矢印Fの方向に変えることができ、キャップ本体Bの浮き上がりを防止することができる。
また、落下個所が外周壁34または、その上端の傾斜面32の一部であっても、オーバーキャップCの外周壁34とキャップ本体B外周面との間に空間、および分別機構Dの把持部25外周との間に隙間bが確保されているため、外周壁34自体が変形して衝撃を吸収し、分別機構Dおよび嵌合筒部4に衝撃が伝わることがない。
なお、本実施例では、キャップ本体Bの外筒5の下部が分別機構Dとなっているが、キャップ本体Bには、分別機構Dを設けなくても構わない。
次に、本実施例のねじキャップが装着された容器を使用するには、オーバーキャップCをキャップ本体Bに対して螺脱方向に回転させる。
オーバーキャップCの回転が進むと、オーバーキャップCの音出し部材37の振動片45先端が、キャップ本体Bの天壁部9の音出し突部21に当接し、さらに回転が進むと、振動片45が湾曲変形しながら進み、振動片45の先端が音出し突部21を乗り越え、湾曲変形した振動片45が復元して振動し、音が発せられる。
さらに回転すると、オーバーキャップCの密封筒36の内周面から延びる係合腕40が回動して、その先端係合部42の第2係合面41がキャップ本体Bの移行栓体12の係合突起15の第1係合面17に当接するようになり、オーバーキャップCの回転力がラチェット機構を介して移行栓体12に加わるようになる。
係合腕40の先端係合部42は、腕部43より厚肉に形成されているので、第2係合面41は第1係合面17に広い面積でしっかり当接係合するとともに回転力に負けない強度を有する。
このとき、係着部35の第2係合突部39が筒状壁13の内周面に緊密に嵌合しているので、筒状壁13を内側から補強してオーバーキャップCの回転力がラチェット機構を介して移行栓体12に伝わりやすくなっているとともに、ねじの回転に伴って移行栓体12を上方に引き上げる力を発生させる。
オーバーキャップCの回転が進むと、移行栓体12に加わる回転力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部11が破断して注出筒10内に注出口が開栓され、注出筒10から分離された移行栓体12は筒状壁13に係合する係着部35によって引き上げられてオーバーキャップCとともに上昇していく。
さらに、雌ねじ46が雄ねじ19から螺脱して、オーバーキャップCをキャップ本体Bから離脱させれば、オーバーキャップCとともに移行栓体12が除去された注出筒10の開口から容器内の内容液を注出することができる。
内容液を注出した後、再度オーバーキャップCをキャップ本体Bに螺合する際には、オーバーキャップCの密封筒36の外周が注出筒10内周に密着して容器内を密封することができる。
また、両ねじの締結が完了する際には、再度、音出し部材37の振動片45先端が、音出し突部21に当接して振動し、音が発せられるので、本発明の利用者は、感覚的にねじキャップの閉蓋終了を知ることができる。
本発明の利用者は、ねじキャップの閉蓋終了を感覚的に知ることができるので、オーバーキャップCをキャップ本体Bに対して、無理に回転しすぎて、螺合が強くなりすぎ、開蓋するのに苦労することを防止することができる。
本実施例のねじキャップのキャップ本体Bは、容器を使用した後に廃棄する際に、簡単な操作で容器本体Aから分離し、分別して廃棄することができる。
まず、図2(b)に示す縦切断部26付近の把持部25に手指を掛けて手前に引っ張ると、縦切断部26が破断し、把持部25が外方に展開する。
さらに把持部25を引っ張ると、貫通スリット24の終端部24aに隣接して設けられた切欠き凹部22の周方向切断部27へと破断が進んでいく。
周方向切断部27が破断したところでは、係止縮径部23の係止突条2への係合が解除されていくので、係止縮径部23による口部1への拘束が解除され、把持部25を引き上げると、キャップ本体Bを容器本体Aから離脱させ分別廃棄することができる。
本発明のねじキャップは、ねじキャップを容器本体に打栓後に、キャップ付き容器を落下させてしまった際に、オーバーキャップが受ける衝撃によりキャップ本体が容器本体から浮き上がることを防止することができ、内容液を衛生的に利用できる容器として好適である。
A 容器本体
B キャップ本体
C オーバーキャップ
D 分別機構
a 内筒の内径
b 隙間
c 平坦面の直径
d R面の範囲
e 傾斜面の範囲
f 傾斜面の高さ
g 外周壁の高さ
1 口部
2 係止突条
4 嵌合筒部
5 外筒
6 内筒
7 上壁
8 ねじ壁部
9 天壁部
10 注出筒(注出部)
11 薄肉弱化部
12 移行栓体
13 筒状壁
14 底壁
15 係合突起(第1歯部)
16 第1係合突部
17 第1係合面
18 非係合面
19 雄ねじ
20 段部
21 音出し突部
22 切欠き凹部
23 係止縮径部
24 貫通スリット
24a 終端部
25 把持部
26 縦切断部
27 周方向切断部
30 平坦面
30a ゲート
31 R面
32 傾斜面
33 頂壁
34 外周壁
35 係着部
36 密封筒
37 音出し部材
38 ねじ筒部
39 第2係合突部
40 係合腕(第2歯部)
41 第2係合面
42 先端係合部
43 腕部
44 基部
45 振動片
46 雌ねじ

Claims (6)

  1. 容器本体に装着されるキャップ本体と、キャップ本体に螺合されるオーバーキャップとを備えるねじキャップであって、
    キャップ本体は、容器本体の口部に嵌着される嵌合筒部と、容器本体内と連通する注出部とを有し、
    オーバーキャップは、頂壁と、頂壁の外周縁から垂設される外周壁とを有し、
    頂壁は、中心部から径方向に嵌合筒部の内周縁までの範囲に形成される平坦面と、平坦面の外周縁から径方向下方に向けて円弧状に形成されるR面とを有し、
    外周壁は、キャップ本体と隙間を設けて下端部まで覆うことを特徴とするねじキャップ。
  2. 頂壁は、R面の外周縁から外周壁の上端部に向けて形成される下り勾配の傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のねじキャップ。
  3. オーバーキャップは、平坦面の直径が10〜20mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のねじキャップ。
  4. オーバーキャップは、R面の曲率半径が30〜60mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のねじキャップ。
  5. 容器本体の口部内径は、18〜30mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のねじキャップ。
  6. キャップ本体は、嵌合筒部から立設されるねじ壁部と、ねじ壁部の上部を閉塞し、注出部が形成される天壁部とを有し、
    オーバーキャップは、頂壁の下面から垂設され、キャップ本体のねじ壁部と螺合するねじ筒部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のねじキャップ。
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