JP2020033047A - 方向変更装置 - Google Patents

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【課題】おむすびの形状を壊すことなく安定的に方向を変更する。【解決手段】案内溝11aの形成された基台11に設置され、間欠的に回転するターンテーブル12と、裏面に突起部14を備えてターンテーブル12に形成されたコマ穴12aに回転可能に嵌め込まれ、ターンテーブル12が回転して公転するとともに、ターンテーブル12の回転に伴って突起部14が案内溝11aを走行して自転する円形のコマ13とを有し、投入位置でターンテーブル12のコマ13に搭載されたおむすびRの方向がターンテーブル12の回転に伴って変更されてターンテーブル12の排出位置に到達する。【選択図】図7

Description

本発明は、方向変更装置に関するものである。
米飯を所定形状に成形するおむすび製造装置の後工程には、成形されたおむすび(処理対象物)を包装するおむすび包装装置が配置される。
ここで、おむすびの一種として、具材が頂部の1箇所から露出した三角形のおむすびが知られている。このようなおむすびをおむすび製造装置で製造した場合、後工程のおむすび包装装置では、具材の露出した頂部以外の箇所が包装材で包まれるように包装する必要がある。そのため、おむすび製造装置からおむすび包装装置へとおむすびを搬送する場合、おむすびの方向が問題になる。
そこで、おむすび製造装置で製造されたおむすびの方向を変更し、その後におむすび包装装置へ搬送する必要が生じることがある。
このようにおむすびの方向を変更する場合、回転機構付きのチャックによる旋回や、払出型による旋回等がある。
なお、おむすびなどの製品の方向を変更する技術としては、例えば、特許文献1(特開平11−56275号公報)に記載されたものなどが知られている。
特開平11−56275号公報
しかしながら、チャックによりおむすびを把持して方向を変更する技術では、チャッキングステージでおむすびを精度よく停止させることが必要になるため、停止位置不良によりチャックでおむすびを潰してしまうことがある。また、柔らかいおむすびの場合は、チャックで掴んだ際に型崩れしてしまうことがある。
一方、払出型によっておむすびの外周を包囲しておいて方向を変更する技術では、払出型をテーブル上で回転させて方向を変えるため、方向の変更具合にばらつきが発生する場合がある。
そして、方向を変更して前工程から後工程へと搬送する必要があるのは、おむすびに限定されるものではなく、様々な処理対象物において求められる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、処理対象物の形状を壊すことなく安定的に方向を変更することのできる方向変更装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の方向変更装置は、案内溝の形成された基台と、前記基台に設置され、間欠的に回転するターンテーブルと、裏面に突起部を備えて前記ターンテーブルに形成されたコマ穴に回転可能に嵌め込まれ、前記ターンテーブルが回転して公転するとともに、前記ターンテーブルの回転に伴って前記突起部が前記案内溝を走行して自転するコマとを有し、投入位置で前記ターンテーブルの前記コマに搭載された処理対象物の方向が当該ターンテーブルの回転に伴って変更されて前記ターンテーブルの排出位置に到達する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記ターンテーブルの周方向に所定の間隔を空けて複数設けられている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1または2記載の発明において、前記突起部は、120°の回転角で3箇所に配置されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記ターンテーブルは、第1の回転方向および当該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に間欠的に回転し、前記コマは、少なくとも何れかの回転方向で自転し、前記ターンテーブルにおける前記第1の回転方向と前記第2の回転方向とで、前記投入位置で投入されて前記排出位置に到達する処理対象物が相互に異なる回転角に回転する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記ターンテーブルは、第1の回転方向および当該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に間欠的に回転するとともに、前記投入位置と前記排出位置とが相互に対向する位置に設けられ、前記第1の回転方向では、前記案内溝を走行する前記突起部により前記コマの自転が阻止されて、前記投入位置で投入された処理対象物の方向が前記排出位置で180°変更され、前記第2の回転方向では、前記案内溝を走行する前記突起部により前記コマが自転して、前記投入位置で投入された処理対象物の方向が前記排出位置で前記第1の回転方向と異なる回転角に変更される、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記コマには、搭載された処理対象物の外周を保持する保持穴が形成され、前記投入位置および前記排出位置において前記保持穴の底板を昇降させる昇降手段と、前記投入位置において上昇した前記底板に処理対象物を搭載する投入手段と、前記排出位置において上昇した前記底板に搭載された処理対象物を排出する排出手段とをさらに有する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明の方向変更装置は、上記請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、前記処理対象物は、具材が頂部の1箇所から露出した三角形のおむすびである、ことを特徴とする。
本発明によれば、ターンテーブルが回転して公転するとともに、ターンテーブルの回転に伴って突起部が案内溝を走行することで自転するコマに処理対象物を搭載し、コマの回転(公転および自転)で処理対象物の方向を変更するようにしているので、処理対象物の形状を壊すことなく安定的に方向を変更することが可能になる。
本発明の一実施の形態であるおむすび方向変更装置を示す概念図である。 (a)〜(c)は図1のおむすび方向変更装置の構成要素を分解して示す概念図である。 基台に形成された案内溝の形状を示す説明図である。 (a)〜(e)はターンテーブルを第1の回転方向(時計回り)に回転させたときのおむすびの方向変更動作を連続的に示す概念図である。 図4の方向変更動作における突起部の案内溝に対する走行経路を示す説明図である。 (a)〜(e)はターンテーブルを第2の回転方向(反時計回り)に回転させたときのおむすびの方向変更動作を連続的に示す概念図である。 図6の方向変更動作における突起部の案内溝に対する走行経路を示す説明図である。 本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入位置および排出位置にあるときの状態を示す断面図である。 本実施の形態の方向変更装置において投入位置および排出位置の底板が上昇した状態を示す断面図である。 本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入位置で底板に投入されるとともに排出位置で底板から排出された状態を示す断面図である。 本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入および排出された状態を示す断面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態であるおむすび方向変更装置を示す概念図、図2(a)〜(c)は図1のおむすび方向変更装置の構成要素を分解して示す概念図である。
図1に示す本実施の形態のおむすび方向変更装置(方向変更装置)10(以下、「方向変更装置」という。)は、前段に配置されたおむすび製造装置(以下、「製造装置」という。)と後段に配置されたおむすび包装装置(以下、「包装装置」という。)との間に設置されるもので、製造装置から搬送されたおむすび(処理対象物)Rを所定の回転角だけ回転させることで方向を変更して包装装置へと搬送するものである。
ここで、方向変更装置10で方向が変更されるおむすびR(図4〜図11)は、例えば具材が頂部の1箇所から露出した三角形のおむすびである。このようなおむすびRは、具材の露出した頂部Rt(以下、「具材頂部」という。)以外の箇所が包装材で包まれるように包装する必要があるため、包装装置に取り込まれる際、おむすびRの方向性が要求される。そして、製造装置から搬送された際の方向が包装装置で要求される方向ではない場合に、本実施の形態の方向変更装置10により、おむすびRの方向を包装装置に合った方向に変更する。
具体的には、例えば製造装置から搬送されたおむすびRが、具材頂部Rtが搬送方向後方を向いていたり搬送方向側方を向いている場合であって、包装装置では具材頂部Rtが搬送方向前方を向いていなければならない場合、本実施の形態の方向変更装置10を用いて、具材頂部Rtが搬送方向前方を向くようにおむすびRの方向を変更する。
このような方向変更装置10は、図1において、製造装置で製造されたおむすびRが搬送されてくる第1の搬送コンベアC1と、方向の変更されたおむすびRを包装装置へと搬送するための第2の搬送コンベアC2との間に配置されている。
図1および図2(a)〜(c)に示すように、方向変更装置10は、基台11(図1、図2(a))と、基台11に設置されて間欠的に回転する円形のターンテーブル12(図1、図2(b))と、ターンテーブル12に形成された円形のコマ穴12aに回転可能に嵌め込まれたコマ13(図1、図2(c))とで構成されている。また、おむすびRはコマ13に搭載される。図示するように、コマ穴12aはターンテーブル12の周方向に所定の間隔を空けて4箇所に形成されており、円形のコマ13はこれらのコマ穴12aに嵌め込まれて4個設けられている。
なお、コマ穴12aおよびコマ13の数は本実施の形態に限定されるものではなく、1個から自由に設定することができる。但し、コマ13を複数設けた方が、おむすびRの方向変更を効率よく行うことができる。
また、コマ13の形状は円形に限定されるものではなく、多角形など、円形以外の形状であってもよい。したがって、コマ穴12aの形状も円形に限定されるものではない。
図1において、第1の搬送コンベアC1で搬送されたおむすびRをコマ13に搭載するため、第1の搬送コンベアC1の終端であるおむすびRの投入位置には、投入機構(投入手段)15が設置されている。また、おむすびRをコマ13から排出して第2の搬送コンベアC2に移載するため、第2の搬送コンベアC2の始端であるおむすびRの排出位置には、排出機構(排出手段)16が設置されている。なお、本実施の形態では、投入位置と排出位置とはターンテーブル12の互いに180°ずれた位置、つまり相互に対向する位置に設けられている。但し、投入位置と排出位置とは自由に設定することができ、本実施の形態のように相互に対向する位置には限定されない。
ここで、本実施の形態では、ターンテーブル12は、第1の回転方向およびこれとは反対の第2の回転方向の2方向に間欠回転するようになっている。本願では、第1の回転方向が時計回り、第2の回転方向が反時計回りとなっている。なお、ターンテーブル12は第1の回転方向または第2の回転方向の何れか1方向にのみ回転するようになっていてもよい。
前述のように、コマ13は、間欠回転するターンテーブル12のコマ穴12aに嵌め込まれている。したがって、コマ13は、ターンテーブル12が回転すると当該ターンテーブル12の回転軸Pを中心にした円の軌道に沿って回転(公転)する。
また、図2(a)に示すように、基台11には、案内溝11aが形成されている。一方、図2(c)に示すように、コマ13の裏面には、例えばピンやローラなどからなり、ターンテーブル12の回転に伴って案内溝11aを走行する突起部14が、120°の回転角で3箇所に配置されている。そして、案内溝11aは、当該案内溝11aを突起部14が走行によってコマ13を回転させる溝形状になっている。
したがって、ターンテーブル12の回転で公転するコマ13は、さらにターンテーブル12の回転により突起部14が案内溝11aを走行することにより回転(自転)する。
そして、投入位置でターンテーブル12のコマ13に搭載されたおむすびRの方向がターンテーブル12の回転に伴って変更されてターンテーブル12の排出位置に到達するようになっている。
なお、前述のように、本実施の形態では、突起部14は120°の回転角で3箇所に配置されているが、案内溝11aを走行してコマ13を所定の角度に回転させることができる限り、突起部14の個数や配置位置は自由に設定することができる。
コマ13には、搭載されたおむすびRの外周を保持するための保持穴13aが形成されており、当該保持穴13a内には底板17が昇降可能に設置されている。また、投入位置(つまり、第1の搬送コンベアC1の終端)および排出位置(つまり、第2の搬送コンベアC2の始端)には、底板17の裏面で且つコマ13の回転中心に設けられた底板突起17aに係合して底板17を昇降させるための昇降機構(昇降手段)18,19がそれぞれ設けられている(図8〜図11参照)。
なお、保持穴13aは、おむすびRに対して余裕のあるサイズにしておくのが望ましい。このようにすれば、おむすびRの大きさのばらつきに対してのマージンを確保することができるからである。
次に、案内溝11aの形状について、図3を用いて説明する。ここで、図3は基台に形成された案内溝の形状を示す説明図である。
図3において、案内溝11aは、最も外側に位置する環状の外周溝11a−1(一点鎖線で示す部分)、最も内側に位置する環状の内周溝11a−2(波線で示す部分)、内周溝11a−2の共通の1点と外周溝11a−1の相互に異なる2点とをそれぞれつなぐ2本の誘導溝11a−3a,11a−3b(破線で示す部分)、および外周溝11a−1と内周溝11a−2との間に位置して一部を誘導溝11a−3a,11a−3bと共有した環状の底板突起走行溝11a−4(二点鎖線で示す部分)とで構成されている。
そして、内周溝11a−2および底板突起走行溝11a−4はターンテーブルの回転軸Pを中心とした同心状の円になっているのに対して、外周溝11a−1は半周(図3において下半分)が円(半円)で他の半周(図3において上半分)はやや外側に膨らんだ形状になっている。
このような形状の案内溝11aにおいて、3つの突起部14は外周溝11a−1、内周溝11a−2および誘導溝11a−3a,11a−3bを走行し、底板突起17aは底板突起走行溝11a−4を走行する。
次に、以上の構成を有する方向変更装置10によるおむすびRの方向変更動作について、図4〜図7を用いて説明する。ここで、図4(a)〜(e)はターンテーブルを第1の回転方向(時計回り)に回転させたときのおむすびの方向変更動作を連続的に示す概念図、図5は図4の方向変更動作における突起部の案内溝に対する走行経路を示す説明図、図6(a)〜(e)はターンテーブルを第2の回転方向(反時計回り)に回転させたときのおむすびの方向変更動作を連続的に示す概念図、図7は図6の方向変更動作における突起部の案内溝に対する走行経路を示す説明図である。
なお、第1の回転方向では、具材頂部Rtが搬送方向後方を向いていたおむすびRを180°回転させて具材頂部Rtが搬送方向前方を向くように変更している。また、第2の回転方向では、具材頂部Rtが搬送方向側方(搬送方向に向かって右側方)を向いていたおむすびRを60°回転させて具材頂部Rtが搬送方向前方を向くように変更している。
さて、第1の回転方向では、第1の搬送コンベアC1で搬送された具材頂部Rtが搬送方向後方を向いたおむすびR(図4(a))を、図4(b)に示すように、回転が停止しているターンテーブル12のコマ13に形成された保持穴13aに投入する。このとき、図5の右側のコマ13に示すように、投入位置では、突起部14a,14bが外周溝11a−1に嵌まり込み、突起部14cが内周溝11a−2に嵌まり込んでいる。
そして、図4(c)に示すように、ターンテーブル12を時計回りに回転させると、コマ13は自転せずに公転のみを行う。これは、図5の下側のコマ13に示すように、ターンテーブル12を時計回りに回転させると、突起部14a,14bは外周溝11a−1の半円の領域を走行し、突起部14cは円に形成された内周溝11a−2を走行することから、コマ13の自転が阻止されることになるからである。
そして、コマ13の自転が阻止された状態でターンテーブル12が180°回転して排出位置に到達すると、図4(d)および図5の左側のコマ13に示すように、おむすびRが180°回転して具材頂部Rtが搬送方向前方を向く。
なお、排出位置に到達後、図4(e)に示すように、方向の変更されたおむすびRは第2の搬送コンベアC2に移載される。一方、ターンテーブル12がさらに時計回りに回転すると、図5の上側のコマ13に示すように、突起部14aが外周溝11a−1のやや外側に膨らんだ領域に入り込む。すると、コマ13は反時計回りに自転し、これにより突起部14bが外周溝11a−1から誘導溝11a−3aに入り込んで内周溝11a−2へ案内されるとともに、突起部14cが内周溝11a−2から誘導溝11a−3bに入り込んで外周溝11a−1へ案内される。そして、ターンテーブル12が1回転すると、コマ13が反時計回りに60°回転し、3つの突起部14a,14b,14cの位置が回転前に対して反時計回りに60°の回転角ずれた位置になる。
次に、第2の回転方向では、第1の搬送コンベアC1で搬送された具材頂部Rtが搬送方向側方(搬送方向に向かって右側方)を向いたおむすびR(図6(a))を、図6(b)に示すように、回転が停止しているターンテーブル12のコマ13に形成された保持穴13aに投入する。このとき、図7の右側のコマ13に示すように、投入位置では、突起部14a,14bが外周溝11a−1に嵌まり込み、突起部14cが内周溝11a−2に嵌まり込んでいる。
そして、図6(c)に示すように、ターンテーブル12を反時計回りに回転させると、図7の上側のコマ13に示すように、突起部14bが外周溝11a−1のやや外側に膨らんだ領域に入り込む。すると、コマ13は時計回りに自転し、これにより突起部14aが外周溝11a−1から誘導溝11a−3bに入り込んで内周溝11a−2へ案内されるとともに、突起部14cが内周溝11a−2から誘導溝11a−3aに入り込んで外周溝11a−1へ案内される。
そして、ターンテーブル12が180°回転して排出位置に到達すると、投入位置では突起部14a,14bが外周溝11a−1に嵌まり込んでいたのに対して、図7の左側のコマ13に示すように、突起部14b,14cが外周溝11a−1に嵌まり込んだ状態になる。つまり、コマ13は時計回りに60°自転したことになる。これにより、図6(d)および図7の左側のコマ13に示すように、おむすびRが60°回転して具材頂部Rtが搬送方向前方を向く。
なお、排出位置に到達後、図6(e)に示すように、方向の変更されたおむすびRは第2の搬送コンベアC2に移載される。一方、ターンテーブル12がさらに反時計回りに回転すると、図5の下側のコマ13に示すように、突起部14b,14cはそのまま外周溝11a−1の半円の領域を走行し、突起部14aは円に形成された内周溝11a−2を走行することによりコマ13の自転が阻止された状態になる。そして、ターンテーブル12が1回転すると、3つの突起部14a,14b,14cの位置が回転前に対して時計回りに60°の回転角ずれた位置になる。
なお、本実施の形態ではコマ13が周方向に均等間隔で4つ設けられており、各コマ13におむすびRが順次搭載されることから、90°の回転角で間欠的に回転する。
次に、本実施の形態の方向変更装置10における投入位置と排出位置におけるおむすびRの投入および排出動作について、図8〜図11を用いて説明する。ここで、図8は本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入位置および排出位置にあるときの状態を示す断面図、図9は本実施の形態の方向変更装置において投入位置および排出位置の底板が上昇した状態を示す断面図、図10は本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入位置で底板に投入されるとともに排出位置で底板から排出された状態を示す断面図、図11は本実施の形態の方向変更装置においておむすびが投入および排出された状態を示す断面図である。
図8に示すように、第1の搬送コンベアC1でおむすびRが終端(つまり、投入位置)まで搬送され、一方、方向の変更されたおむすびRが排出位置に到達したならば、図9に示すように、昇降機構18,19が底板17の裏面に設けられた底板突起17aに係合して上昇し、これにより底板17が保持穴13aの上端まで上昇する。
次に、図10に示すように、投入位置では、投入機構15がスライド移動しておむすびRを押し、底板17上に移載する。また、排出位置では、排出機構16がスライド移動しておむすびRを押し、底板17から第2の搬送コンベアC2へと移載する。
最後に、投入位置では、投入機構15が待機位置に戻るとともに、昇降機構18が下降しておむすびRの搭載された底板17が保持穴13aの下端まで移動し、これによりおむすびRが保持穴13a内に収納される。また、排出位置では、排出機構16が待機位置に戻るとともに、昇降機構19が下降して底板17が保持穴13aの下端まで移動する。
このように、本実施の形態によれば、ターンテーブル12が回転して公転するとともに、ターンテーブル12の回転に伴って突起部14が案内溝11aを走行することで自転するコマ13におむすびRを搭載し、コマ13の回転(公転および自転)でおむすびRの方向を変更するようにしているので、おむすびRの形状を壊すことなく安定的に方向を変更することが可能になる。
また、おむすびRの搭載されたコマ13の回転でおむすびRの方向を変更するようにしているので、テーブルに載せておいたおむすびRを直接回転させて方向を変更する場合のように、おむすびRの下面に振られた塩が回転により潰れることがないので、良好な食感が損なわれることがない。
さらに、ターンテーブル12が第1の回転方向および第2の回転方向の2方向に間欠回転して、それぞれの回転方向でおむすびRを相互に異なる回転角に回転させて方向を変更するようになっている。したがって、部品交換を行うことなく、ターンテーブル12の回転方向の切り替えだけで、2つの回転角を2つ設定することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態の方向変更装置10では、相互に異なる方向を向いたおむすびR(ここでは、具材頂部Rtが搬送方向後方を向いていたおむすびRと具材頂部Rtが搬送方向側方(搬送方向に向かって右側方)を向いていたおむすびR)を、ターンテーブル12を第1の回転方向と第2の回転方向に回転させて、同じ方向(ここでは、具材頂部Rtが搬送方向前方を向いた方向)に変更しているが、変更パターンはこれに限定されるものではない。つまり、同じ方向をむいたおむすびRを相互に異なる方向に変更するようにしたり、相互に異なる方向を向いたおむすびRを相互に異なる方向に変更するようにしてもよい。そして、そのときのおむすびRの方向、つまり回転角は自由に設定することができる。
また、本実施の形態の方向変更装置10では、第1の回転方向ではコマ13の自転が阻止され、第2の回転方向ではコマ13が自転するようになっているが、2つの回転方向ともにコマ13が自転するようになっていてもよい。つまり、ターンテーブル12が2方向に回転する場合、コマ13は少なくとも何れかの回転方向で自転するようになっていればよい。
また、基台11に形成された案内溝11aの形状やコマ13に設けられた突起部14の個数は本実施の形態に限定されるものではなく、コマ13を目的とする方向に自転させることができる限り、溝形状や個数は自由に決めることができる。
また、本実施の形態では、コマ13には、おむすびRの外周を保持するための保持穴13aが形成されて底板17が昇降可能に設けられているが、コマ13の表面は平坦面とし、ここにおむすびRを搭載するようにしてもよい。
また、本実施の形態のおむすび方向変更装置10は、おむすび製造装置とおむすび包装装置との間に設置されていたが、おむすび製造装置あるいはおむすび包装装置と一体になっていてもよい。
そして、おむすびRは三角形である必要はなく、例えば俵形や丸形など、様々な形状とすることができる。
以上の説明では、本発明を、おむすびの方向を変更するための方向変更装置に適用した場合が示されているが、方向の変更処理が行われる処理対象物はおむすびに限定されるものではない。すなわち、処理対象物としては、おむすび以外の食材(例えば、菓子、パン、揚げ物などの加工食品や、野菜や果物など)、さらには製造工程の上流から下流に流れるときに方向の変更が必要になる様々な部材が考えられる。
10 おむすび方向変更装置(方向変更装置)
11 基台
11a 案内溝
11a−1 外周溝
11a−2 内周溝
11a−3a,11a−3b 誘導溝
11a−4 底板突起走行溝
12 ターンテーブル
12a コマ穴
13 コマ
13a 保持穴
14,14a,14b,14c 突起部
15 投入機構(投入手段)
16 排出機構(排出手段)
17 底板
17a 底板突起
18,19 昇降機構(昇降手段)
C1 第1の搬送コンベア
C2 第2の搬送コンベア
P 回転軸
R おむすび(処理対象物)
Rt 具材頂部

Claims (7)

  1. 案内溝の形成された基台と、
    前記基台に設置され、間欠的に回転するターンテーブルと、
    裏面に突起部を備えて前記ターンテーブルに形成されたコマ穴に回転可能に嵌め込まれ、前記ターンテーブルが回転して公転するとともに、前記ターンテーブルの回転に伴って前記突起部が前記案内溝を走行して自転するコマとを有し、
    投入位置で前記ターンテーブルの前記コマに搭載された処理対象物の方向が当該ターンテーブルの回転に伴って変更されて前記ターンテーブルの排出位置に到達する、
    ことを特徴とする方向変更装置。
  2. 前記コマは、前記ターンテーブルの周方向に所定の間隔を空けて複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の方向変更装置。
  3. 前記突起部は、120°の回転角で3箇所に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の方向変更装置。
  4. 前記ターンテーブルは、第1の回転方向および当該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に間欠的に回転し、
    前記コマは、少なくとも何れかの回転方向で自転し、
    前記ターンテーブルにおける前記第1の回転方向と前記第2の回転方向とで、前記投入位置で投入されて前記排出位置に到達する処理対象物が相互に異なる回転角に回転する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方向変更装置。
  5. 前記ターンテーブルは、第1の回転方向および当該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に間欠的に回転するとともに、前記投入位置と前記排出位置とが相互に対向する位置に設けられ、
    前記第1の回転方向では、前記案内溝を走行する前記突起部により前記コマの自転が阻止されて、前記投入位置で投入された処理対象物の方向が前記排出位置で180°変更され、
    前記第2の回転方向では、前記案内溝を走行する前記突起部により前記コマが自転して、前記投入位置で投入された処理対象物の方向が前記排出位置で前記第1の回転方向と異なる回転角に変更される、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方向変更装置。
  6. 前記コマには、搭載された処理対象物の外周を保持する保持穴が形成され、
    前記投入位置および前記排出位置において前記保持穴の底板を昇降させる昇降手段と、
    前記投入位置において上昇した前記底板に処理対象物を搭載する投入手段と、
    前記排出位置において上昇した前記底板に搭載された処理対象物を排出する排出手段とをさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の方向変更装置。
  7. 前記処理対象物は、具材が頂部の1箇所から露出した三角形のおむすびである、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の方向変更装置。
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