JP2003034422A - 物品の方向制御装置および処理装置 - Google Patents

物品の方向制御装置および処理装置

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JP2003034422A
JP2003034422A JP2001216933A JP2001216933A JP2003034422A JP 2003034422 A JP2003034422 A JP 2003034422A JP 2001216933 A JP2001216933 A JP 2001216933A JP 2001216933 A JP2001216933 A JP 2001216933A JP 2003034422 A JP2003034422 A JP 2003034422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の方向制御を確実に行うことができ、し
かも小さい設置面積で配設することができる物品の方向
制御装置および物品の外観を損なうことなく、確実に付
加的処理を行うことができる処理装置を提供すること。 【解決手段】 方向制御装置は、方向制御処理されるべ
き物品が載置される複数の搬送台と、当該搬送台を円弧
状の搬送路に沿って移送する回転搬送機構と、各々の搬
送台を自転させる搬送台回転機構とを備え、搬送台回転
機構における自転用駆動軸は、回転搬送機構における公
転用駆動軸と同一の駆動源によって、当該公転用駆動軸
とは別の動力伝達系を介して回転駆動されるよう支持さ
れている。処理装置は、上記の方向制御装置を備えてな
り、この方向制御装置の搬送路における方向制御領域の
下流の領域に、物品の外周面に対して付加的処理を行う
付加的処理装置が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の方向制御装
置および処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、清涼飲料水などの飲料や各種の
食料品などが合成樹脂容器、紙容器、金属容器またはガ
ラス容器などの包装容器内に充填されてなる物品に対し
ては、その容器の外周面に、内容物の表示、製造年月日
や賞味期限の表示などを記載する印刷処理や、ストロー
などの付属品を貼付する付着処理などの付加的処理を行
うことが要請されており、例えば印刷処理は、物品の搬
送工程においてインクジェット法などにより行われてい
る。
【0003】通常、搬送工程において、適宜の搬送機構
によって搬送される個々の物品は、その正面の方向(例
えば当該物品を陳列する場合に前面とされるべき面の方
向)が一定ではないため、そのままの状態で、搬送路を
臨む場所に配設された付加的処理装置によって付加的処
理を行うと、物品における付加的処理が施された個所が
一定とならず、例えば、当該物品の商品名の個所や重要
な表示個所に更に重ねて付加的処理が施されて、それら
の表示や商品としての外観が大きく損なわれることか
ら、付加的処理を行うに際して、物品の正面方向を制御
することが行われている。
【0004】物品の方向制御を行うための装置として、
例えば、物品が載置される搬送台の複数を円弧状の搬送
路に沿って移送する回転搬送機構と、搬送台を自転させ
る搬送台回転機構とを備えてなり、光学センサを利用し
て物品の正面方向を制御する構成のものが知られてい
る。
【0005】しかしながら、この種の物品の方向制御装
置においては、回転搬送機構と搬送台回転機構とは、互
いに異なる駆動源に接続されており、これにより、装置
全体の占有する設置面積が大きくなるばかりか、部品点
数が増加してコスト的に有利に製造することが困難であ
る、という問題がある。
【0006】このような問題に対して、回転搬送機構に
おける回転駆動軸に固定された固定ギアを、搬送台回転
機構における各々の搬送台に固定された自転用ギアと噛
合させることによって、共通の駆動源によりこれらを駆
動することが可能とされた構成のものが知られている
(特開2001−002030号公報参照)。
【0007】而して、このような物品の方向制御装置に
おいては、搬送台の自転方向が、回転搬送機構における
回転駆動軸の回転方向によって一義的に決定されるの
で、自転方向の設定条件を単独で調整することができ
ず、このことが、複数の搬送ラインを配設する場合など
においては、搬送ラインの配設パターンに大きく制限を
受けることに加え、方向制御装置が設置されるべきスペ
ースを有効に利用することができない、という問題を生
ずる要因となっている。
【0008】例えば、高い処理能力(生産性)を得るた
めに、一つの搬送ライン(コンベアライン)を複数に分
岐し、各々の搬送ラインに物品の方向制御装置を設置す
ることが必要となる場合がある。この場合には、設置場
所(スペース)を有効に利用することができ、しかも保
守メンテナンス作業の作業性がよいことから、物品の方
向制御装置が各々の搬送ラインの外側に対称配置される
ことが好ましい(図4参照)。しかしながら、付加的処
理を行うに際して、物品の正面方向を一定の角度だけ変
更することが必要となる場合があるが、同一の構成の方
向制御装置を単に対称配置しただけでは、一方の物品の
方向制御装置においては、物品の正面方向を小さい回転
角度で所望の方向を向いた状態とすることができても、
他方の物品の方向制御装置においては、目的とする方向
制御を行うために、大きな回転角度で自転させなければ
ならないという、不具合が生ずる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
各々、共通の駆動源によって駆動される回転搬送機構お
よび搬送台回転機構とを備え、物品を適正な自転方向で
動作させることができ、従って、物品の方向制御を確実
に行うことができ、しかも小さい設置占有面積で配設す
ることができる物品の方向制御装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、複数の搬送ラインを配設する
場合であっても、各々の装置の構造を大幅に変更するこ
となしに、比較的小さい設置占有面積で配置することが
できる物品の方向制御装置を提供することにある。本発
明の更に他の目的は、物品の外観を損なうことなく、付
加的処理を確実に行うことができる処理装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の物品の方向制御
装置は、物品の正面方向を制御するものであって、方向
制御処理されるべき物品が載置される複数の搬送台と、
当該搬送台を円弧状の搬送路に沿って移送する回転搬送
機構と、各々の搬送台を自転させる搬送台回転機構とを
備え、回転搬送機構における公転用駆動軸および搬送台
回転機構における自転用駆動軸は、同一の駆動源によっ
て、互いに異なる別個の動力伝達系を介して回転駆動さ
れるよう支持されていることを特徴とする。
【0011】本発明の物品の方向制御装置においては、
回転搬送機構は、動力伝達系を介して駆動源に連結され
たメインギアが下端部分に固定された公転用駆動軸を備
えており、搬送台回転機構は、自転用駆動軸と、回転搬
送機構における公転用駆動軸に固定されてメインギアと
一体化された連動ギアと、自転用駆動軸と連動ギアとを
連結する複数のリレーギアよりなる歯車列と、自転用駆
動軸の上端に固定された自転用駆動ギアと、この自転用
駆動ギアと噛合する、搬送台回転軸に固定された自転用
従動ギアとを備えており、搬送台回転機構における自転
用駆動軸は、内部に公転用駆動軸が挿通された状態でこ
れと同軸上に配置されていることが好ましい。
【0012】また、本発明の物品の方向制御装置におい
ては、搬送台回転機構は、複数のギアよりなる歯車列を
備えており、搬送台が所定の自転状態となるよう予め設
定されたギア比で駆動される構成とすることができる。
【0013】また、本発明の物品の方向制御装置におい
ては、歯車列は、互いに一体に固定された第1リレーギ
アおよび第2リレーギアを備え、第1リレーギアが連動
ギアと噛合すると共に、第2リレーギアが自転用駆動軸
に固定された第3リレーギアと噛合しており、第1リレ
ーギアと第2リレーギアとのギア比に応じて、搬送台の
回転方向が設定される構成とすることができる。
【0014】本発明の処理装置は、上記の物品の方向制
御装置を備えてなり、この方向制御装置の搬送路におけ
る方向制御領域の下流の領域に、物品の外周面に対して
付加的処理を行う付加的処理装置が設けられていること
を特徴とする。
【0015】本発明の処理装置においては、付加的処理
装置は、方向制御装置と駆動源を共通として、カム機構
により駆動される構成とすることができる。
【0016】
【作用】本発明の物品の方向制御装置によれば、基本的
に、多数の物品の方向制御処理がその移送を中断するこ
となしに連続的に行われるので、高い時間的効率が得ら
れることに加え、搬送台回転機構の専用の駆動源が不要
であると共に、搬送路が円弧状であるので、装置全体の
占有面積を小さいものとすることができる。しかも、搬
送台回転機構が回転搬送機構と互いに異なる別個の動力
伝達系を介して駆動されるので、搬送台の自転方向を、
回転搬送機構における公転用駆動軸の回転方向とは無関
係に設定することができ、従って、搬送台を所定の自転
状態に制御された状態において動作させることができ
る。
【0017】また、搬送台回転機構における自転用駆動
軸が、回転搬送機構における公転用駆動軸と同軸上に配
置されていることにより、搬送台回転機構の構造を複雑
化させることなしに、すべての搬送台を所定の自転状態
で確実に動作させることができると共に、複数の動力伝
達系の複合化を図ることができるので、装置全体の設置
占有面積を小さいものとすることができる。
【0018】本発明の処理装置によれば、方向制御装置
によって確実に物品の方向制御処理が行われるので、物
品の外観等を損なうことなく、所望の付加的処理を確実
に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
ついて詳細に説明するが、この明細書において「物品の
正面方向」とは、説明の便宜上、方向制御処理されるべ
き物品における方向制御の基準となる方向を表現するも
のであり、必ずしも、実際の個々の物品において一義的
に定まる方向をいうものではない。従って、或る物品で
は、当該物品の性質から自ずと正面と認識される方向が
存在し、例えば、販売店などにおいて商品として陳列さ
れるときに前面とされる、その商品名が大きく表示され
ている個所の方向が正面方向とされるのが普通であり、
この場合には、当該商品名表示個所の方向を正面方向と
することができる。しかし、当該方向を正面方向とする
ことは本発明において必須のことではなく、異なる方向
が正面方向とされても特に問題が生ずるものではない。
また、正面と認識される方向が存在しない物品や不明瞭
な物品では、任意に選んだ方向を正面方向とすることが
できる。
【0020】図1は、本発明の処理装置の一例における
構成の概略を示す説明用平面図、図2は、図1に示す処
理装置における方向制御装置の構成の概略を示す部分断
面図である。この処理装置によって処理される物品W
は、各々、その外径が上方に向かうに従って次第に大き
くなる円錐台形の、いわゆるカップ状の同一外形を有す
るものであって、各物品Wの外周面には、その正面方向
を基準として特定の角度の個所に、後述するセンサーに
よって検出される被検出個所であるマークMが予め形成
されている。各物品Wにおいて、マークMの形成個所
は、その正面方向であってもよい。
【0021】この処理装置における方向制御装置は、所
定の方向(図1において右方向)に移動して物品Wを搬
送するベルトコンベアー10と、このベルトコンベアー
10によって搬送される順次の物品Wを、当該ベルトコ
ンベアー10上で等ピッチ間隔で並ぶよう調整するスク
リューコンベアー11と、ベルトコンベアー10を臨む
位置に配設された、物品Wの方向制御処理を行う回転テ
ーブル20と、回転駆動されて物品Wをスクリューコン
ベアー11より回転テーブル20に順次に供給する入側
スターホイル12と、回転駆動されて物品Wを回転テー
ブル20よりベルトコンベアー10に排出する出側スタ
ーホイル13とを備えている。
【0022】入側スターホイル12の物品保持部12A
のピッチおよび出側スターホイル13の物品保持部13
Aのピッチは、回転テーブル20により移送される搬送
台50のピッチと一致する状態とされている。入側スタ
ーホイル12および出側スターホイル13は、いずれも
同方向(図示の例では時計方向)に一定速度で回転駆動
され、回転テーブル20は、これらのスターホイル1
2、13に対応する一定速度でこれらと異なる方向(図
示の例では反時計方向)に回転駆動され、円弧状の搬送
路Rが形成されている。
【0023】図2に示すように、回転テーブル20は、
機枠を構成する水平基板15に固定された上方に伸びる
筒状の支持部材16に回転自在に支持された上下方向に
伸びる円筒状の公転用駆動軸21と、この公転用駆動軸
21の上端部分に一体に固定された、水平基板15と平
行に伸びる回転円板22とにより構成されている。
【0024】回転円板22の外周縁部分には、複数、例
えば12個の軸受部23が等角度間隔で設けられてお
り、この軸受部23の各々には、上下方向に伸びる搬送
台回転軸51が自転自在に保持されている。そして、搬
送台回転軸51の上端には、1個の物品Wが載置される
搬送台50が固定されている。
【0025】回転テーブル20には、回転円板22を上
下方向に伸びる回転中心軸Cを中心に回転駆動させて各
々の搬送台50を回転中心軸Cの周りに公転させる回転
搬送機構および各々の搬送台50を自転させる搬送台回
転機構の2つの駆動機構が設けられている。
【0026】回転搬送機構は、駆動軸61が上方に伸び
るよう配置された駆動源としての駆動モータ60と、こ
の駆動モータ60の駆動軸61に固定された伝動ギア3
0と、この伝動ギア30に噛合する、公転用駆動軸21
の下端部分に設けられたメインギア31と、公転用駆動
軸21とにより構成されている。
【0027】搬送台回転機構は、回転搬送機構における
公転用駆動軸21に固定された、メインギア31と一体
とされた連動ギア40と、内部に公転用駆動軸21が挿
通された状態でこれと同軸上に配置された円筒状の自転
用駆動軸41と、この自転用駆動軸41と連動ギア40
とを連結する複数のリレーギアよりなる歯車列42と、
自転用駆動軸41の上端に一体に固定された自転用駆動
ギア43と、この自転用駆動ギア43に噛合する、搬送
台回転軸51に固定された自転用従動ギア44と、軸受
部23の下部に支持されたクラッチ45と、搬送台50
に載置された物品Wの姿勢を維持するための方向維持機
構46とにより構成されており、自転用駆動軸41は、
回転搬送機構と共通の駆動モータ60により、公転用駆
動軸21とは互いに異なる別個の動力伝達系を介して回
転駆動されるよう支持されている。
【0028】歯車列42は、複数例えば3つのリレーギ
ア、すなわち、水平基板15に固定された上方に伸びる
固定軸17に回転自在に支持された、連動ギア40に噛
合する第1リレーギア42Aと、この第1リレーギア4
2Aと一体に固定された第2リレーギア42Bと、自転
用駆動軸41の下端に固定された、第2リレーギア42
Bと噛合する第3リレーギア42Cとにより構成されて
おり、図2に示す例においては、第1リレーギア42A
の径が第2リレーギア42Bより大きく設定されてい
る。
【0029】クラッチ45は、後述する制御回路によ
り、自転用従動ギア44と搬送台回転軸51とをその自
転方向に結合する接続状態と、この接続状態が解除され
て両者間がフリーな状態となる遮断状態との間で切り替
え可能とされている。
【0030】方向維持機構46は、回転円板22の下方
レベルにおいて、回転円板22と平行となる状態で、回
転円板22に固定されて支持されたリング状の支持基板
47と、この支持基板47の上面に対して摩擦摺動する
よう、搬送台回転軸51の各々の下端に固定された摺動
板48と、この摺動板48を支持基板47に弾性的に当
接させるスプリング(図示せず)とにより構成されてお
り、摺動板48の下面部分には、支持基板47に対して
大きい摩擦係数を有する、例えば皮革などのブレーキラ
イニング材からなる摩擦材48Aが設けられている。
【0031】回転円板22の上面には、搬送台50の各
々に対応して、当該搬送台50に載置された物品Wのマ
ークMを検出するセンサー62が、搬送台50の中心位
置と回転円板22の中心位置とを結ぶ直線上に位置する
よう配置されている(図1参照)と共に、搬送台50の
各々と対応して、物品Wの転倒防止材63が配置されて
いる。
【0032】支持部材16には、その内周面に設けられ
た軸受けを介して円筒状の軸部材25が回転中心軸Cを
中心に回転自在に支持されており、この軸部材25に
は、回転円板22の回転角度状態を検出するエンコーダ
(図示せず)が設けられている。エンコーダは、軸部材
25の下方位置に配置された制御回路26に接続されて
おり、検出された回転円板22の回転角度データが制御
回路26に供給される。また、回転円板22上の各々の
センサー62のリード線は、軸部材25の内部を通って
下方に伸びて制御回路26に接続されている。
【0033】制御回路26は、エンコーダよりの回転角
度データにより、個々の搬送台50について、その円弧
状の搬送路Rにおける位置を認識する機能を有する。ま
た、搬送路Rにおいては、その始点位置から僅かな角度
だけ下流側における位置から所定の角度範囲にわたって
方向制御領域αが予め設定されている(図1参照)が、
制御回路は、搬送台50が移送されてこの方向制御領域
αに到達した時に、当該搬送台50に係るクラッチを接
続状態とする機能と、当該搬送台50に係るセンサー6
2を動作状態とする機能とを有すると共に、更に、当該
センサー62が搬送台50に載置された物品Wのマーク
Mを検出した時にクラッチを遮断状態とする機能を有す
る。
【0034】スクリューコンベアー11、入側スターホ
イル12および出側スターホイル13は、駆動モータ6
0によって共通に駆動されるよう、例えばフレキシブル
シャフトやギアなどの駆動力伝達機構により連結されて
いる。
【0035】具体的には、図3に示すように、水平基板
15を貫通して上下方向に伸びる入側スターホイル12
の回転軸35には、回転搬送機構におけるメインギア3
1に噛合するスターホイル駆動ギア36が固定されてお
り、これにより、共通の駆動モータ60よりの動力がメ
インギア31を介して入側スターホイル12に伝達され
て、当該スターホイル12が回転駆動される。また、回
転軸35において、水平基板15より下方レベルには副
伝動ギア37Aが設けられており、この副伝動ギア37
Aは、従動ギア37Bおよびベルト伝動機構38を介し
てスクリューコンベアー駆動ギア39に連結されてお
り、これにより、共通の駆動モータ60よりの動力がス
クリューコンベアー11に伝達されて、スクリューコン
ベアー11が駆動される。
【0036】以上において、搬送台回転機構を構成する
各ギアの具体的な一数値例を示すと、例えば連動ギア4
0と第1リレーギア42Aとのギア比が1:1、第2リ
レーギア42Bと第3リレーギア42Cとのギア比が
1:5、自転用駆動ギア43と自転用従動ギア44との
ギア比が5:1であり、メインギア31と自転用従動ギ
ア44のギア回転比が1:4である。
【0037】この処理装置においては、方向制御装置の
搬送路Rにおいて方向制御領域αより下流側の終点まで
の間に付加的処理装置配設領域が設定されており、この
付加的処理装置配設領域には、移送される物品Wに対し
て適宜の付加的処理を行う付加的処理装置90が配設さ
れている。
【0038】付加的処理装置90は、特に限定されるも
のではなく、その具体例としては、例えば、物品Wの外
周面にラベルを貼り付けるラベラー、物品Wの外周面に
ストローもしくはスプーンなどの付属品を貼付または取
り付けるアプリケーター、物品Wの外周面に所定の表示
を印刷するインクジェットプリンターもしくはレーザー
マーカーなどの印刷処理装置などを挙げることができ
る。アプリケーターとしては、例えば、冷却されて凝固
する接着剤を物品の所定の個所に噴射するホットメルト
噴射装置、複数個が接続された状態で供給される付属品
を個々の付属品に分割するカッター装置、付属品を接着
剤が付着する個所に貼着する貼着装置などが含まれる。
【0039】付加的処理装置90は、方向制御装置と駆
動モータ60を共通として、駆動モータ60の駆動軸6
1に固定された付加的処理装置駆動用ギア64を介し
て、カム機構(図示せず)により駆動される。
【0040】以下、上記の方向制御装置の動作について
説明する。駆動モータ60が作動されることにより、ス
クリューコンベアー11、各々のスターホイル12、1
3および回転テーブル20が駆動されて、ベルトコンベ
アー10によって順次に搬送される物品Wの各々は、ス
クリューコンベアー11によって入側スターホイル12
の物品保持部12Aのピッチに適合する等ピッチに調整
された後、入側スターホイル12によって保持されて、
搬送路Rの始点において、一定速度で回転する回転テー
ブル20の順次の搬送台50に供給され、搬送台50は
物品Wが載置された状態で、回転円板22と一体に円弧
状の搬送路Rに沿って移送される。
【0041】回転円板22が回転駆動されることによっ
て、この回転円板22に一体に固定された、軸受部2
3、自転用従動ギア44および方向維持機構46は、自
転用駆動ギア43および自転用駆動軸41と共に、いわ
ば遊星歯車構造体として、回転中心軸Cの周りに公転さ
れるが、このとき、自転用従動ギア44および自転用駆
動ギア43は、自転用駆動軸41が回転自在に支持され
ているので、事実上、回転円板22の回転力の影響は受
けない。一方、メインギア31が回転されることによっ
て、連動ギア40、第1リレーギア42A、第2リレー
ギア42Bおよび第3リレーギア42Cを介して、自転
用駆動軸41が駆動されることになるが、回転円板22
の回転速度V1と、連動ギア40および歯車列42を介
して回転される自転用駆動軸41の回転速度V2とに差
がある場合には、その差に応じた回転速度および回転方
向に制御された状態で自転用従動ギア44が回転され
る。
【0042】しかし、クラッチ45が遮断状態であるた
め、自転用従動ギア44の回転力が搬送台回転軸51に
は伝達されないことに加え、搬送台回転軸51の下端に
おける摺動板48の支持基板47に対する摩擦係合によ
って、回転が禁止されているので、自転用従動ギア44
は単に搬送台回転軸51の周りを空転する。このとき、
当該搬送台50と共に移送されるセンサー62は非作動
状態である。
【0043】そして、軸部材25に設けられたエンコー
ダにより、回転テーブル20の回転角度状態が監視され
ており、或る搬送台50が方向制御領域αに到達する
と、エンコーダよりの回転角度データによる制御回路か
らの指令信号により、当該搬送台50に係るクラッチ4
5が接続状態とされ、その結果、当該クラッチ45を介
して搬送台回転軸51が自転用従動ギア44と一体的に
結合された状態となり、自転用駆動ギア43との噛合に
よる自転用従動ギア44の回転力が搬送台回転軸51に
伝達される。然るに、この自転用従動ギア44による回
転力はいわば強制的なものであるため、搬送台回転軸5
1はその下端における摺動板48を支持基板47に対し
て摺動させながら回転し、これにより、搬送台50は、
搬送路Rに沿って移送されながら自転する。そして、ク
ラッチ45が接続状態とされると同時に、制御回路によ
り、当該搬送台50に係るセンサー62が作動状態とさ
れる。
【0044】以上のように方向制御領域αにおいて移送
される搬送台50の自転により、当該搬送台50に載置
された物品Wが自転するが、この物品WのマークMがセ
ンサー62と対向する位置に到達すると、センサー62
がこのマークMを検出し、このマーク検出信号によって
制御回路26から発せられる信号により、クラッチ45
が遮断状態とされ、その結果、搬送台回転軸51が自転
用従動ギア44からフリーとなり、搬送台回転軸51の
回転が摺動板48と支持基板47との摩擦係合により停
止され、これにより、搬送台50の自転が停止する。こ
こに、搬送台50上の物品Wにおいては、マークMがセ
ンサー62と直面した状態、すなわちマークMが回転テ
ーブル20の中心方向を向いた状態であり、物品Wの正
面方向が搬送路Rに対して特定の一定方向を向いた回転
状態に方向制御された状態である。
【0045】その後、搬送台50は、方向維持機構46
の作用によって搬送台50の自転が禁止されて正面方向
が制御された姿勢が維持された状態で、回転テーブル2
0により搬送路Rに沿って移送されて、付加的処理装置
配設領域において、付加的処理装置90により適宜の処
理が行われた後、搬送路Rの終点において、出側スター
ホイル13の物品保持部13Aにより受け取られてベル
トコンベアー10に排出される。
【0046】以上のような方向制御装置によれば、基本
的に、多数の物品Wの方向制御処理がその移送を中断す
ることなしに連続的に行われるので、高い時間的効率が
得られることに加え、搬送台回転機構の専用の駆動源が
不要であると共に、搬送路Rが円弧状であるので、装置
全体の占有面積を小さいものとすることができる。しか
も、搬送台回転機構が回転搬送機構と互いに異なる別個
の動力伝達系を介して駆動されるので、搬送台50を回
転搬送機構における公転用駆動軸21の回転状態とは無
関係に動作させることができる。
【0047】すなわち、搬送台50は、搬送台50の公
転速度(回転円板22の回転速度)と、連動ギア40お
よび歯車列42を介して回転される自転用駆動軸41の
回転速度との回転速度差に応じて決定された回転方向お
よび回転速度で回転される自転用従動ギア44を介して
自転される。例えば、自転用駆動軸41の回転速度が搬
送台50の公転速度より小さくなるよう設定されている
場合には、搬送台50の自転方向は、搬送台50の公転
方向(回転円板22の回転方向)と同一の方向となり、
自転用駆動軸41の回転速度が搬送台50の公転速度よ
り大きくなるよう設定されている場合には、搬送台50
の自転方向は、搬送台50の公転方向と異なる方向とな
る。また、搬送台50の自転速度は、搬送台50の公転
速度との差が大きくなるに従って大きくなる。
【0048】従って、搬送台50の自転状態、例えば自
転速度および自転方向などは、歯車列42を含むギア伝
達機構の構成、例えばギア比などに応じて決定されるの
で、搬送台50の自転方向、自転速度などの自転条件設
定の選択の自由度が大きくなる。しかも、搬送台50の
回転方向を変更するに際しては、方向制御装置の構造を
大幅に変更することなしに行うことができる。
【0049】例えば、図示した例の方向制御装置におい
ては、第1リレーギア42Aの径が第2リレーギア42
Bの径より大きく設定され、これにより連動ギア40お
よび歯車列42を介して回転される自転用駆動軸41の
回転速度の方が、回転円板22の回転速度に比して相対
的に大きくなる結果、搬送台50が回転円板22の回転
方向と異なる方向(時計方向)に回転される。一方、図
4に示すように、第1リレーギア42Aの径が第2リレ
ーギア42Bより小さく設定することにより、連動ギア
40および歯車列42を介して回転される自転用駆動軸
41の回転速度の方が、回転円板22の回転速度に比し
て相対的に小さくなる結果、搬送台50が回転円板22
の回転方向と同じ方向(反時計方向)に回転させること
ができる。ここに、図4に示す構成の搬送台回転機構に
おける各ギアの具体的な一数値例を示すと、例えば連動
ギア40と第1リレーギア42Aとのギア比が1.8:
1、第2リレーギア42Bと第3リレーギア42Cとの
ギア比が1:1、自転用駆動ギア43と自転用従動ギア
44とのギア比が5:1であり、メインギア31と自転
用従動ギア44のギア回転比が1:−4である。
【0050】また、搬送台50の自転速度の条件設定の
選択の自由度が大きいので、例えば自転速度が大きくな
るよう設定されたギア比で搬送台50が自転されること
により、メインギア31による小さな回転角度で方向制
御を行うことができ、高い時間的効率で方向制御処理を
行うことができることに加え、円弧状の搬送路Rにおけ
る方向制御領域αを小さくすることができるので、搬送
路Rの設定、例えば直径、配設すべき搬送台50の大き
さや数に応じた長さを変更することなしに、十分な大き
さの付加的処理装置配設領域を確保することができ、し
かも複数の付加的処理装置配設領域を設定することも可
能となる。
【0051】また、上記の方向制御装置によれば、公転
用駆動軸21と自転用駆動軸41とが同軸上に配置され
ていることにより、一の自転用駆動ギア43によってす
べての搬送台50が回転されるので、搬送台回転機構の
構造を複雑化させることなしに、すべての搬送台50を
所定の自転状態となるよう制御された状態において動作
させることができる。しかも、回転搬送機構における動
力伝達系と、搬送台回転機構における動力伝達系との複
合化を図ることができ、これにより、回転搬送機構にお
けるメインギア31と搬送台回転機構における連動ギア
40とを一体に固定することにより伝動ギア30が2つ
の動力伝達系において共有化されて、共通の駆動モータ
60により駆動させることができると共に、装置全体の
占有面積を小さいものとすることができる。
【0052】以上のように、この方向制御装置において
は、方向制御領域αにおいて、個々の物品Wが載置され
る搬送台50の各々を移送しながら自転させ、回転テー
ブル20に設けられたセンサー62により当該物品Wの
マークMを検出して自転を停止させ、方向維持機構46
の作用によってその状態を維持することにより、順次の
物品Wの正面方向を搬送路Rに対する関係において、特
定の方向を向くよう整列させることができる。
【0053】従って、方向制御装置の搬送路Rにおける
方向制御領域αより下流側において付加的処理装置90
が配設された処理装置によれば、正面方向が一定方向に
整列された順次の物品Wに対し、当該物品Wの正面方向
とは一定の角度関係にある目標個所に対して、確実に目
的とする付加的処理を実行することができ、従って付加
的処理が施された物品Wは、常に一定の外観形態を有す
るものとすることができる。
【0054】以上の方向制御装置においては、搬送路R
において、方向制御領域αより僅かな角度だけ搬送方向
下流側に方向調整領域が設定された構成とすることがで
きる。この場合には、方向制御領域αにおいて方向制御
が達成された物品Wを載置した搬送台50が方向調整領
域に到達すると、エンコーダよりの回転角度データに基
づいて、制御回路26よりの信号によりクラッチ45が
接続状態とされ、方向調整領域を移送される間は、上述
の実施例の場合と同様に自転されて物品Wの正面方向
を、一定の角度だけ変更する方向調整処理が行われる。
【0055】このような構成によれば、正面方向が一旦
制御された物品Wに対して、当該物品Wを任意の角度だ
け回転(自転)させる方向調整制御が行われることによ
り、実際上、物品Wの正面方向を、360度の全範囲に
おいて全く自由に所望の方向を向いた状態とすることが
でき、従って、例えば物品Wの全周における任意の周方
向個所を回転テーブル20の半径方向外方を向いた状態
とすることができるので、物品Wにおける何れの周方向
個所に対しても、搬送路Rの外周側の場所に配置された
付加的処理装置により、所望の付加的処理を施すことが
可能となる。
【0056】図5に示すように、一つの搬送ラインが複
数(図示の例では2つ)の搬送ラインに分岐され、各々
の搬送ラインに物品の方向制御装置が対称配置された場
合において、方向制御領域αにおいて方向制御が達成さ
れた物品Wに対して、さらに一定の角度だけ変更する方
向調整処理が必要とされる場合には、回転搬送機構が図
2に示す構成のものを一方の方向制御装置とし、回転搬
送機構が図4に示す構成のものを他方の方向制御装置と
して、それぞれ搬送ラインの外側に配設することによ
り、各々の方向制御装置において、搬送台50が互いに
異なる方向に回転(自転)されるので、いずれの方向制
御装置においても、小さな回転角度で、物品Wの全周に
おける任意の周方向個所を回転テーブル20の半径方向
外方を向いた状態とすることができる。従って、所期の
処理を高い時間的効率で行うことができ、しかも円弧状
の搬送路Rにおける方向調整領域を小さくすることがで
きるので、十分な大きさの付加的処理装置配設領域を確
保することができる。
【0057】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、
例えば以下に示すような種々の変更を加えることができ
る。 (1)実際の方向制御装置において、各部分の具体的な
構成、例えば、回転テーブルの大きさ、その回転速度、
搬送台の数、搬送台回転機構を構成するギアのギア比な
どは特に限定されるものではなく、方向制御処理すべき
物品の種類や大きさ、その他の条件により、あるいは目
的に応じて適宜選定することができる。ただし、搬送路
Rの方向制御領域αは、搬送台が360度以上の角度範
囲にわたって自転され得ることが必要である。
【0058】(2)センサーは、物品に形成されたマー
クを検出することができるものであればどのようなもの
でもよく、一方、マークは、センサーによって検出され
るものであれば、特に限定されるものではない。一般的
には、マークは、その表示領域の地の部分とは光反射率
が異なる特定の形状の図形よりなるものとされ、センサ
ーとしては光反射型センサーが用いられる。しかし、例
えばマークを磁気材料によって形成し、センサーとして
磁気センサーを用いることも可能であり、また、センサ
ーとして光センサーを用いる場合には、特定の色彩によ
る表示をマークとして用いることや、物品の外周面に形
成された突起などの特定の異形部をマークとして、ある
いはマークの代わりに用いることも可能である。
【0059】(3)本発明の装置が対象とする物品は、
特に限定されるものではなく、どのような形状を有する
ものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明の物品の方向制御装置によれば、
基本的に、多数の物品の方向制御処理がその移送を中断
することなしに連続的に行われるので、高い時間的効率
が得られることに加え、搬送台回転機構の専用の駆動源
が不要であると共に、搬送路が円弧状であるので、装置
全体の占有面積を小さいものとすることができる。しか
も、搬送台回転機構が回転搬送機構と互いに異なる動力
伝達系を介して駆動されるので、搬送台の自転方向を、
回転搬送機構における公転用駆動軸の回転方向とは無関
係に設定することができ、その結果、搬送台を所定の自
転状態に制御された状態において動作させることができ
る。従って、所定の領域内において、物品の方向制御を
確実に行うことができると共に、複数の搬送ラインを配
設する場合であっても、各々の装置の構造を大幅に変更
することなしに、比較的小さい設置占有面積で配設する
ことができる。
【0061】また、搬送台回転機構における自転用駆動
軸が、回転搬送機構における公転用駆動軸と同軸上に配
置されていることにより、一の自転用駆動ギアによって
すべての搬送台を自転させることができるので、搬送台
回転機構の構造を複雑化させることなしに、確実に、す
べての搬送台を所定の自転状態に制御された状態におい
て動作させることができ、しかも、複数の動力伝達系の
複合化を図ることができるので、装置全体の設置占有面
積を小さくすることができる。
【0062】さらに、搬送台回転機構を、搬送台が所定
の自転状態となるよう予め設定されたギア比で駆動させ
ることにより、例えば歯車列の構成を変更するなどの極
めて簡素な変更によって、搬送台の自転状態の設定条件
を確実に調整することができ、従って、すべての搬送台
を所定の自転状態に制御された状態において動作させる
ことができる。
【0063】また、搬送台の回転方向が搬送台回転機構
におけるギア比に応じて設定されることにより、方向制
御装置の構造を大幅に変更することなしに、搬送台の回
転方向を設定することができるので、例えば一つの搬送
ラインを複数に分岐し、各々の搬送ラインに物品の方向
制御装置を配設した場合において、所定の方向制御が達
成された物品に対して、さらに一定の角度だけ変更する
方向調整処理が必要とされる場合には、各々、搬送台の
回転方向が互いに異なるよう設定されたギア比で駆動さ
れる方向制御装置を配設することによって、いずれの方
向制御装置においても、小さな回転角度で、物品に対し
て所望の方向調整処理を行うことができる。従って、所
期の処理を高い時間的効率で行うことができ、しかも円
弧状の搬送路Rにおける方向調整領域を小さくすること
ができるので、十分な大きさの付加的処理装置配設領域
を確保することができる。
【0064】本発明の処理装置によれば、方向制御装置
により方向制御処理すべき物品に対して確実に方向制御
処理が行われるので、物品の外観等を損なうことなく、
所望の付加的処理を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の一例における構成の概略を
示す説明用平面図である。
【図2】図1に示す処理装置における方向制御装置の構
成の概略を示す部分断面図である。
【図3】図1に示す処理装置における方向制御装置の構
成の概略をベルトコンベアーとの関係において示す部分
断面図である。
【図4】方向制御装置の他の例における構成の概略を示
す部分断面図である。
【図5】本発明の物品の方向制御装置が複数の搬送ライ
ンの各々に対称に配設された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ベルトコンベアー 11 スクリューコンベアー 12 入側スターホイル 12A 物品保持部 13 出側スターホイル 13A 物品保持部 15 水平基板 16 支持部材 17 固定軸 20 回転テーブル 21 公転用駆動軸 22 回転円板 23 軸受け部 25 軸部材 26 制御回路 30 伝動ギア 31 メインギア 35 回転軸 36 スターホイル駆動ギア 37A 副伝動ギア 37B 従動ギア 38 ベルト伝動機構 39 スクリューコンベアー駆動ギア 40 連動ギア 41 自転用駆動軸 42 歯車列 42A〜42C リレーギア 43 自転用駆動ギア 44 自転用従動ギア 45 クラッチ 46 方向維持機構 47 支持基板 48 摺動板 48A 摩擦材 50 搬送台 51 搬送台回転軸 60 駆動モータ 61 駆動軸 62 センサー 63 転倒防止部材 64 付加的処理装置駆動用ギア 90 付加的処理装置 α 方向制御領域 W 物品 M マーク R 搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA11 AA20 DD04 EA01 FA02 FA06 FC03 FC08 FC13 FC20 GA01 GA08 GB09 GC01 JA08 JA10 3F072 AA07 GA01 GA10 GB03 GE02 GE04 JA05 KC01 KC12 3F081 AA18 BC01 BE04 CA05 CC20 EA04 EA09 EA15 EA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の正面方向を制御する物品の方向制
    御装置であって、 方向制御処理されるべき物品が載置される複数の搬送台
    と、当該搬送台を円弧状の搬送路に沿って移送する回転
    搬送機構と、各々の搬送台を自転させる搬送台回転機構
    とを備え、 回転搬送機構における公転用駆動軸および搬送台回転機
    構における自転用駆動軸は、同一の駆動源によって、互
    いに異なる別個の動力伝達系を介して回転駆動されるよ
    う支持されていることを特徴とする物品の方向制御装
    置。
  2. 【請求項2】 回転搬送機構は、動力伝達系を介して駆
    動源に連結されたメインギアが下端部分に固定された公
    転用駆動軸を備えており、 搬送台回転機構は、自転用駆動軸と、回転搬送機構にお
    ける公転用駆動軸に固定されてメインギアと一体化され
    た連動ギアと、自転用駆動軸と連動ギアとを連結する複
    数のリレーギアよりなる歯車列と、自転用駆動軸の上端
    に固定された自転用駆動ギアと、この自転用駆動ギアと
    噛合する、搬送台回転軸に固定された自転用従動ギアと
    を備えており、 搬送台回転機構における自転用駆動軸は、内部に公転用
    駆動軸が挿通された状態でこれと同軸上に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の物品の方向制御装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送台回転機構は、搬送台が所定の自転
    状態となるよう予め設定されたギア比で駆動されること
    を特徴とする請求項2に記載の物品の方向制御装置。
  4. 【請求項4】 歯車列は、互いに一体に固定された第1
    リレーギアおよび第2リレーギアを備え、第1リレーギ
    アが連動ギアと噛合すると共に、第2リレーギアが自転
    用駆動軸に固定された第3リレーギアと噛合しており、 第1リレーギアと第2リレーギアとのギア比に応じて、
    搬送台の回転方向が設定されることを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の物品の方向制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の物品の方向制御装置を備えてなり、この方向制御装置
    の搬送路における方向制御領域の下流の領域に、物品の
    外周面に対して付加的処理を行う付加的処理装置が設け
    られていることを特徴とする処理装置。
  6. 【請求項6】 付加的処理装置は、方向制御装置と駆動
    源を共通として、カム機構により駆動されることを特徴
    とする請求項5に記載の処理装置。
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