JPH10175717A

JPH10175717A - 製品輸送装置

Info

Publication number: JPH10175717A
Application number: JP9270486A
Authority: JP
Inventors: Mario Spatafora; スパタフォーラマリオ; Fabrizio Tale; ターレファブリツィオ
Original assignee: Azionaria Costruzioni Macchine Automatiche ACMA SpA
Current assignee: Azionaria Costruzioni Macchine Automatiche ACMA SpA
Priority date: 1996-09-17
Filing date: 1997-09-17
Publication date: 1998-06-30
Also published as: EP0829435A1; ES2192640T3; ITBO960462A0; DE69720125T2; DE69720125D1; ITBO960462A1; EP0829435B1; IT1286220B1; US5988354A

Abstract

(57)【要約】【課題】積重ね装置の操作頻度を変えることなく、製
品の走行速度を下げることができる輸送装置を提供す
る。【解決手段】各々それぞれの縦軸線（２ａ）を有する
細長い製品（２）を輸送する装置であって、コンベヤ
（８）が、それぞれの縦軸線（２ａ）を所定の走行方向
（Ｄ）に平行にして、輸送面（Ｓ）に沿って延びる経路
（Ｐ）に沿って製品（２）を連続的に輸送し；そして、
配向アセンブリー（６）が、経路（Ｐ）に沿って配置さ
れて、輸送面（Ｓ）に交差する回転軸線（Ａ１）のまわ
りに製品（２）を９０°回転させることによって製品
（２）を配向させ、その結果、製品（２）のそれぞれの
縦軸線（２ａ）が走行方向（Ｄ）に交差せしめられる製
品（２）の輸送装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は製品輸送装置に関す
る。さらに具体的に述べると本発明は実質的に細長い製
品を輸送する装置に関し、以下の説明では単に例につい
て述べる。以下の説明で具体的に述べているのはおむつ
の輸送装置であるが、この輸送装置は、他の実質的に細
長い製品、例えば食料製品などにも適用される。

【０００２】

【従来の技術】おしめの製造システムでは、Ｕ字形に折
りたたまれたおしめが所定の経路に沿って積重ね装置に
送られる。その経路に沿って、各おしめはその縦軸線に
平行に送られ、そのＵ字形に折りたたまれた端縁は前方
に向いており、かつ縦軸線に交差し、そして各おしめは
積重ね装置に到達するまでこの位置が維持されている。

【０００３】公知の積重ね装置は通常、ポケットコンベ
ヤを備え、そのコンベヤのポケットは、走行方向および
おしめの折りたたまれた端縁の両者と交差する方向に、
おしめの経路を横切って順に送られるので、おしめの経
路に沿って連続して拘束されて各おしめは、最初に折り
たたまれた端縁をそれぞれのポケット内に挿入すること
ができるようになる。

【０００４】また、積重ね装置の作動頻度は、明らか
に、おしめの走行速度に依存するのみならず、所定の走
行速度において、おしめの長さ、すなわち折りたたまれ
た端縁に交差するおしめの寸法に依存しており、その寸
法は折りたたまれた端縁に平行な寸法より常に大きい。
すなわち、おしめが長ければ長いほど、各おしめを積重
ね装置のそれぞれのポケットの内側に挿入する場合、所
定の走行速度において、所要時間が長くなるので、積重
ね装置の作動頻度が低くなる。

【０００５】一方、積重ね装置の作動頻度は、これまで
おしめの走行速度を上げることでしか増大できない。事
実、折りたたまれた端縁はおしめの最も強度の高い部分
であるにもかかわらず、おしめの走行速度（システムの
所定の導出速度と積重ね装置の所定の作動頻度に対応し
ている）が所定の限界を超えて増大すると、おしめはそ
れぞれのポケットの底部による衝撃で常に損傷すること
が経験によってわかっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、積重
ね装置の作動頻度を変えることなく、おしめの走行速度
を下げることができる輸送装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、所定の
走行方向に平行なそれぞれの縦軸線を有する細長い製品
を、輸送平面に沿って延びる経路に沿って連続して送る
輸送手段を備えてなる、それぞれの縦軸線を各々有する
細長い製品を輸送する輸送装置であって；前記輸送面に
交差する第一回転軸線のまわりに製品を９０°回転させ
ることによって製品を配向し、製品の縦軸線を前記走行
方向と交差させて配置せしめる、前記経路に沿って配置
された配向手段を備えてなることを特徴とする製品輸送
装置が提供される。

【０００８】知られているように、積重ね装置の出口に
おいて、おしめは包装するため集団が形成され、所定の
数のおしめで形成された各集団は、すべてのおしめの折
りたたまれた端縁を同じ側に互いに接触させて縦に並べ
て配列されている。しかしながら、各おしめは折りたた
まれた端縁が厚いので、おしめの集団は不規則な形をし
ていて、その折りたたまれた端縁の末端が厚くなってい
る。そのため、その集団を続けて包装することが困難に
なるのみならず、各集団のおしめの数が制限される。

【０００９】したがって、本発明の他の目的は、上記輸
送装置を製造して、包装を簡単にするのみならず任意の
数のおしめが入っている集団を作ることができるように
することである。したがって、この目的を達成するた
め、上記輸送装置の前記配向手段は、前記第一回転軸線
のまわりに製品を一方の方向または他方の方向に回転さ
せるかを選択する選択手段を備え、その結果、前記製品
が互いに逆方向に配置されることが好ましい。さらに、
前記配向手段は、前記第一回転軸線のまわりに製品を、
一方の方向または他方の方向へ交互に回転させ、その結
果、製品を交互に逆方向に配向させることが好ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明のいくつかの実施態様を添
付図面を参照して例として説明するが、これら実施態様
は本発明を限定するものではない。図１の番号１はおし
め２を輸送する輸送装置であり、各おしめは、それぞれ
の縦方向の軸線２ａを有し、そして、軸線２ａに交差し
てＵ字形に折りたたまれて、一方の末端には軸線２ａに
交差するＵ字形に折りたたまれた端縁３が形成され、か
つ他方の末端には二つの重ね合わされた末端４が形成さ
れている。

【００１１】装置１は、所定の走行方向Ｄと平行なそれ
ぞれの軸線２ａを有するおむつ２を、実質的に水平な輸
送面Ｓに沿って延びる経路Ｐに沿って逐次輸送する輸送
アセンブリー５；および経路Ｐに沿って配向ステーショ
ン７に配置され、そして輸送面Ｓと交差する回転軸線Ａ
１のまわりに製品２を９０°回転させることによって製
品２を配向させる配向アセンブリー６を備えてなり；そ
の結果、経路Ｐに沿ってかつ走行方向Ｄにおいてステー
ション７から下流に、製品２はその軸線２ａを走行方向
Ｄに交差させて配置される。

【００１２】さらに具体的に述べると、輸送アセンブリ
ー５は、それぞれの折りたたまれた端縁３を前方に向け
ておしめ２を輸送し、そして配向アセンブリー６はそれ
ぞれの軸線Ａ１のまわりにおしめ２を回転させ、その結
果、おしめ２は互いに、交互に逆に配向され、それぞれ
の折りたたまれた端縁３が方向Ｄに平行になっている。

【００１３】輸送アセンブリー５は二つのベルトコンベ
ヤ８と９を備えてなり、これらベルトコンベヤには、そ
れぞれ、経路Ｐに沿って導入部分Ｐ１と導出部分Ｐ２が
それぞれステーション７の上流位置と下流位置に形成さ
れ、かつ走行方向Ｄにおいて、おしめ２のそれぞれの列
１０と１１を輸送する導入方向Ｄ１と導出方向Ｄ２が
（図１の実施態様では互いに交差している）形成されて
いる。

【００１４】さらに具体的に述べると、コンベヤ８はエ
ンドレスベルト１２を備え、ベルト１２の上部輸送ブラ
ンチ１３は、輸送面Ｓと同一平面内にあり、導入部分Ｐ
１に沿って所定の速度Ｖ１と所定の頻度Ｆ１でおしめ２
を送り、次いでおしめ２を、配向ステーション７の一部
を形成するピックアップステーション１４においてアセ
ンブリー６に送り；そしてコンベヤ９は、ステーション
７の一部を形成する除荷ステーション１６においてアセ
ンブリー６からそれぞれのおしめ２を受け取るいくつも
のポケット１５を備え、かつ頻度Ｆ１に等しい頻度Ｆ２
で導出部分Ｐ２に沿って速度Ｖ１より低い速度Ｖ２でお
しめ２を送る。

【００１５】図２に示すように、配向アセンブリー６
は、回転プラットホームいわゆるスパイダ（ｓｐｉｄｅ
ｒ）形移送装置１７を備えている。この移送装置は、輸
送面Ｓと交差する回転軸線Ａ２のまわりを回転する（図
１においては反時計方向回り）プラットホーム１８を備
え、そして、複数の移送アセンブリーすなわち移送ヘッ
ド１９がプラットホーム１８に取り付けられ、ピックア
ップステーション１４においてコンベヤ８からそれぞれ
のおしめを受け取り次いでそのおしめ２と除荷ステーシ
ョン１６においてコンベヤ９へ送る。移送ヘッド１９
は、軸線Ａ２のまわりに等間隔で配置され、かつプラッ
トホーム１８とともにステーション１４と１６の間を環
状軌道Ｔにそって移動可能であり、そして軌道Ｔは、少
なくともステーション１４と１６の間では実質的に円形
であり経路の導入部分Ｐ１と導出部分Ｐ２を連結する。

【００１６】また、配向アセンブリー６は、それぞれの
おしめ２をステーション１４にて把持し次にステーショ
ン１６にて放出する各移送ヘッド１９用把持装置２０；
それぞれの軸線Ａ１のまわりにどのおしめ２を一方の方
向または他方の方向に９０°回転させるべきかを選択す
る選択装置２１；および選択装置２１とそれぞれの把持
装置２０の間に挿入された、各移送ヘッド１９用の伝動
装置２２を備えている。

【００１７】プラットホーム１８は、固定垂直シャフト
２３に、その軸方向には固定されているが軸線Ａ２のま
わりを回転するよう支持され、そして、軸線Ａ２に交差
する水平ディスク２４、軸線Ａ２と同軸でディスク２４
の周縁に一体に接続された円筒形壁体２５、および壁体
２５に接続された上部カップ形本体２６を備えている。
該上部カップ形本体２６は壁体２５と水平ディスク２４
とともに実質的に円筒形のチャンバー２７を形成し、か
つ、チャンバー２７の外側に軸線Ａ２と同軸に、装置１
７を駆動する電動機２８が支持されている。

【００１８】各移送ヘッド１９用プラットホーム１８
は、管状出力シャフト２９を備え、そのシャフト２９
は、玉軸受３０を介在させて一部分がチャンバー２７内
に配置され、ディスク２４に回転可能に取り付けられ、
そしてさらに、壁体２５に接続されかつ軸線Ａ２へ向っ
て半径方向に延びる水平ブラケット３１によって、壁体
２５に取り付けられている。各シャフト２９の底部末端
３２は、ディスク２４のそれぞれの通孔３３を通じてチ
ャンバー２７の外側に延びかつそれぞれのヘッド１９を
角度的に固定した方式で支持している。そして各シャフ
ト３２は、チャンバー２７内に収納され、シャフト２３
の中間部に取り付けられかつ軸線Ａ２と同軸の太陽歯車
３５からなる遊星伝動器３４によってプラットホーム１
８の角速度に等しい角速度で、軸線Ａ２に平行なそれぞ
れの回転軸線Ａ３のまわりを回転する。また、伝動器３
４は、各シャフト２９に対し、太陽歯車３５と係合し、
かつ太陽歯車３５とシャフト２９との間の位置でディス
ク２４に回転可能に取り付けられた遊星歯車３６を備
え、さらに、シャフト２９と一体に形成されかつディス
ク２４とそれぞれのブラケット３１との間に配置され
た、軸線Ａ３と同軸の別の遊星歯車３７を備えている。

【００１９】さらに具体的に述べると、シャフト２９は
プラットホーム１８と逆の方向にそれぞれの軸線Ａ３の
まわりを回転し、その結果、プラットホーム１８の回転
と、それぞれの軸線Ａ３のまわりのシャフト２９の回転
とが組み合わされてそれぞれの移送ヘッド１９自体、常
に平行に維持される。プラットホーム１８が回転する
と、ヘッド１９（および、より具体的に述べると、それ
ぞれの軸線Ａ１）は、ステーション１４（軌道Ｔが経路
部分Ｐ１に実質的に接しているコンベヤ８の導出末端に
配置されている）を通り、次いでコンベヤ９の導入末端
に配置され、かつ、実質的に９０°のアークだけプラッ
トホーム１８の回転方向の下流へステーション１４から
離れたステーション１６を通って、軌道Ｔに沿って走行
する。

【００２０】各移送ヘッド１９はフォーク３８で形成さ
れ、そのフォーク３８は、それぞれのシャフト２９の底
部末端３２に取り付けられ、かつそれぞれの軸線Ａ３と
実質的に同軸の中央本体３９；および長さが軸線Ａ３と
Ａ１の間の距離の長さに実質的に等しい二つのアーム４
０と４１を備えている。これらアームは、本体３９から
一方のアームが他方のアームの真上に延びて軸線Ａ３と
Ａ１に交差し、かつそれぞれのおしめ２を受け取り保持
するそれぞれの把持装置２０が係合しているＵ字形キャ
ビティ４２を形成している。

【００２１】各把持装置２０は、互いに対面しかつキャ
ビティ４２の内側のそれぞれのアーム４０と４１に取り
付けられた二つのジョー４４と４５を備えている。さら
に具体的に述べると、ジョー４４は、それぞれの軸線Ａ
１のまわりを回転するよう支持され、そして軸線Ａ１と
同軸で、かつ上方に延び、それぞれのアーム４０の内側
で軸方向に固定されている支持シャフト４７を有するデ
ィスク４６で形成され；そしてジョー４５は、それぞれ
の軸線Ａ１のまわりを回転するよう支持され、そしてデ
ィスクＡ１と同軸でかつディスク４６に対面して配置さ
れたディスク４８によって構成され、そしてディスク４
８は、下方に延びかつそれぞれのアーム４１の内側で軸
方向に摺動可能な支持シャフト４９を備えている。

【００２２】オープニング装置５０によって、各ジョー
４５は、それぞれの軸線Ａ１に沿って、それぞれのジョ
ー４４に対し、ジョー４４と４５がそれぞれのおしめ２
を把持する前方の把持位置（図２）と取り外し放出位置
（図示せず）の間を移動可能である。

【００２３】各オープニング装置５０は、チャンバー２
７内に収納され、そして、それぞれの管状シャフト２９
の内側に軸方向に摺動可能に収納されたロッド５１；ロ
ッド５１の頂部末端５３のまわりに取り付けられ、かつ
末端５３に取り付けられたフランジ５４とシャフト２９
との間に挿入された戻りコイルばね５２；および本体２
６に取り付けられ、かつばね５２に対抗してロッド５１
に作用する線形アクチュエータ５５を備えている。また
各オープニング装置５０は、シャフト４９とロッド５１
の間に挿入されたロッカーアーム５６であって、アーム
４１の内側において延び、かつアーム４１の内側に挿入
されている２個の玉軸受５８によって回転可能に支持さ
れている水平ロッド５７を有するロッカーアーム５６；
ロッド５７の一方の末端に取り付けられ、かつそれぞれ
のロッド５１の底部末端６０において回転可能に係合す
る第一ラジアルアーム５９；および、ロッド５７の他方
の末端に取付けられ、かつシャフト４９の２個のフラン
ジ６３の間で係合するローラ６２を支持して、ロッド５
１がそれぞれの軸線Ａ３に沿って軸方向に移動すると
き、それぞれの軸線Ａ１に沿ってシャフト４９を移動さ
せる第二ラジアルアーム６１を備えている。

【００２４】各伝動装置２２は、それぞれのシャフト２
９の内側に回転可能に収納され、かつそれぞれのロッド
５１によって軸方向に摺動可能に内部に係合する管状シ
ャフト６４；およびシャフト２９の外側に突出するシャ
フト６４のそれぞれの末端に取り付けられた二つの歯車
６５と６６を備えている。歯車６５はチャンバー２７内
に収納され、かつシャフト２９によって軸方向に回転可
能に支持され；そして歯車６６は、それぞれのフォーク
３８の本体３９内に収納され、かつそれぞれのアーム４
０と実質的に一列に並んでいる。

【００２５】また、各伝動装置２２は、ディスク４６を
支持するシャフト４７に取り付けられた別の歯車６７；
歯車６６と６７のまわりを環状に囲む歯付きベルト６
８；および別のロッカーアーム６９を備え；ロッカーア
ーム６９の中央部分７０は、軸線Ａ２に平行なそれぞれ
の軸線７１ａと同軸で、かつそれぞれのブラケット３１
の一方の末端に支持されているピン７１のまわりを枢軸
旋回する。各ロッカーアーム６９は、部分７０からそれ
ぞれの歯車６５へ向って延びて、歯車６５と係合するセ
クタ歯車によって形成される第一アーム７３；および、
アーム７３に対して反対側の部分７０から延びる第二ア
ーム７４を備えている。その第二アーム７４は、強磁性
材料で製造され、かつ以下に一層明確に説明するよう
に、選択装置２１の内側に係合するタペットローラ７５
を支持して、それぞれの軸線７１ａのまわりにロッカー
アーム６９を揺動させて、それぞれの軸線Ａ１のまわり
にディスク４６を一方の方向にまたは他方の方向に回転
させる。

【００２６】選択装置２１は、チャンバー２７の内側で
プラットホーム１８に対して角度的に固定された位置
で、シャフト２３の頂部末端部分に取り付けられた軸線
Ａ２に交差して延びるプレート７８に取り付けられてい
る二つのカム７６と７７を備えている。カム７６と７７
は、軸線Ａ２のまわりでステーション１４と１６の間に
並んで延び、ステーション１４から離れるにつれて間隔
が徐々に大きくなり、断面が実質的に長方形であり、そ
して、互いに対面して、ローラ７５によって転がり可能
に選択的に係合するそれぞれの転がりトラック７９と８
０を形成する。

【００２７】カム７６と７７は、装置２１の一部を形成
する中央選択装置８３に接続されて選択的に磁化される
それぞれの強磁性材料製導入部分８１と８２（図１）を
備えてなり；そして、それぞれのトラック７９と８０に
沿ってそれぞれの導入部分８１と８２より下流に配置さ
れたそれぞれの永久的に磁化された強磁性材料製導出部
分８４と８５（図１）を備えている。さらに具体的に述
べると、導入部分８１と８２は、装置８３によって選択
的に磁化されてローラ７５を引きつけてローラ７５をそ
れぞれのトラック７９と８０に密着させる。導出部分８
４と８５は永久的に磁化されて、装置８３が使用時トラ
ック７９と８０のどちらをローラ７５と係合させるかを
選択したとき、ローラ７５をそれぞれのトラック７９と
８０に接触させる。

【００２８】カム７６と７７のそれぞれの導出部分８４
と８５は、実質的に円形であり、かつローラ７５をそれ
ぞれの軸線７１ａに対して移動させて、それぞれの軸線
７１ａのまわりにロッカーアーム６９を揺動させ、そし
て、それぞれの軸線Ａ１のまわりにそれぞれディスク４
６を一方の方向または他方の方向に回転させる。さらに
具体的に述べると、軸線Ａ２とカム７７の間に配置され
たカム７６は、図１において左回りに、ディスク４６を
回転させ、したがってそれぞれのおしめ２を回転させ；
そしてカム７７は図１において右回りにディスク４６を
回転させる。

【００２９】上記のように、ヘッド１９はそれ自体それ
ぞれのシャフト２９によって常に平行に維持されている
ので、ステーション１４と１６の間を各ヘッド１９が移
動すると、使用時それぞれの把持装置２０によって把持
されているそれぞれのおしめ２は、方向Ｄに対し、その
配向が変化することなく、さらに具体的に述べると、お
しめ２は、コンベヤ９に送られるとき方向Ｄ２に対し、
その配向が変化することなく、軸線Ａ２のまわりを９０
°回転する。一方、カム７６と７７は各装置２０のディ
スク４６をそれぞれのヘッド１９に対して回転させて、
おしめ２をステーション１６に送って、方向Ｄ２と交差
するそれぞれの軸線２ａを有するそれぞれのポケット１
５の中に入れる。

【００３０】上記の説明から明確に理解できるであろう
が、一層明確にするため、経路Ｐの導入部分Ｐ１に沿っ
て直列に配置され、かつコンベヤ８によってステーショ
ン１４に連続的に送られる二つのおしめを参照して、装
置１の作動について説明しよう。

【００３１】上記二つのおしめ２のうち最初のおしめを
ステーション１４に送ってベルト１２の上部輸送ブラン
チ１３の末端から延びるプレート８６上に一部分を配置
せしめると、ヘッド１９は、ステーション１４を横切る
プラットホーム１８によって、おしめ２と同時に前進
し、そして、オープニング装置５０のアクチュエータ５
５はジョー４４と４５を把持位置へ移動できないように
する。さらに具体的に述べると、ディスク４６と４８
は、それぞれの軸線Ａ１が、折りたたまれた端縁３と末
端４から同じ距離を置いておしめ２の軸線２ａにそって
配置されるように、おしめ２を把持する。

【００３２】おしめ２が装置２０によって把持される
と、選択装置８３は、カム７６，７７の導入部分８１，
８２の一方を磁化して、それぞれのヘッド１９のローラ
７５をそれぞれのトラック７９，８０へ引き寄せる。そ
して、ローラ７５がトラック７９，８０のうちの一方に
接触する位置にくると、プラットホーム１８が軸線Ａ２
のまわりを回転することによって、ヘッド１９が一層正
確にいえばそれぞれの軸線Ａ１が軌道Ｔに沿って送ら
れ、その結果、ローラ７５は選択されたトラック７９，
８０に沿って回転し、そしてすでに述べたようにおしめ
２は、トラック７９と８０のどちらが選択されたかによ
って、それぞれの軸線Ａ１の回りを一方の方向または他
方の方向に回転する。いずれにしろ、次のおしめ２を取
り上げるヘッド１９のローラ７５が他のトラック８０，
７９に引き寄せられ、その結果、列１１内のおしめ２は
それぞれのポケット１５内に交互に逆に配向される。

【００３３】図３はコンベヤ８と９の別の配置を示して
いる。この配置において、方向Ｄ１とＤ２は互いに平行
である。この場合、単に遊星伝動器３４の比率を変える
ことによって、軸線Ａ１は、方向Ｄ１とＤ２に平行な実
質的に真すぐな軌道Ｔに沿って送られる。

【００３４】図示されていない、二つのジョー４４と４
５を備えていない変形態様によれば、把持装置２０は、
ジョー４４の代わりに配置され、かつサクションプレー
トを有する単一サクションジョーを具備している。この
サクションプレートは、ステーション１４においておし
め２と接触し、そして、サクション装置によって該サク
ションプレートを通じて生じる吸引力によっておしめを
把持する。

【００３５】図示されていない別の変形態様によれば、
ジョー４５の代わりに、輸送面Ｓの下側に配置されかつ
それぞれの“スパイダー”装置によってステーション７
を通じてジョー４４と同時に送られる複数のジョーが用
いられる。さらに具体的に述べると、その底部ジョーは
各々、ジョー４４の方へ移動させ、それぞれのおしめ２
を把持可能なように、それぞれのジョー４４と同時にス
テーション７を通じて送られ、そして輸送面Ｓと軌道Ｔ
に沿ってジョー４４とともに送られ、まずそれぞれの軸
線Ａ１のまわりにおしめ２を一方の方向または他方の方
向に９０°回転させた後、おしめ２をステーション１６
へ送る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のおしめ輸送装置の好ましい第一実施態
様を示す、明確にするため一部を削除した概略平面図で
ある。

【図２】図１の細部を示す、明確にするため一部を削除
した部分断面図である。

【図３】図１の装置の好ましい第二実施態様を示す、明
確にするため一部を削除した概略平面図である。

【符号の説明】

１輸送装置２おしめ２ａおしめの縦軸線３Ｕ形に折りたたまれた端縁４重ね合わせた末端Ｄ製品の走行方向Ｐ経路Ｓおしめの輸送面５輸送アセンブリー６配向アセンブリー７配向ステーションＡ１おしめの回転軸線８，９コンベヤベルト１０，１１おしめの列Ｐ１経路Ｐの導入部分Ｐ２経路Ｐの導出部分Ｄ１製品の導入方向Ｄ２製品の導出方向１２エンドレスベルト１３ベルト１２の上部輸送ブランチ１４ピックアップステーション１５ポケット１６除荷ステーション１７スパイダー形移送装置１８回転プラットホームＡ２プラットボーム１８の回転軸線１９移送アセンブリー（ヘッド）Ｔ軌道２０把持装置２１選択装置２２伝動装置２３垂直シャフト２４水平ディスク２５円筒形壁体２６カップ形本体２７円筒形チャンバー２８電動機２９管状出力シャフト３０，５８玉軸受３１水平ブラケット３２シャフト２９の底部末端３３ディスク２４の通孔３４遊星伝動器３５太陽歯車Ａ３シャフト２９の回転軸線３６，３７遊星歯車３８フォーク３９フォーク３８の中央本体４０，４１アーム４２フォーク３８のＵ字形キャビティ４４，４５ジョー４６，４８ディスク４７，４９ディスク４６，４８の支持シャフト５０オープニング装置５１ロッド５２戻りコイルばね５３ロッド５１の頂部末端５４フランジ５５線形アクチュエータ５６，６９ロッカーアーム５７水平ロッド５９第一ラジアルアーム６０ロッド５１の底部末端６１第二ラジアルアーム６２ローラ６３フランジ６４管状シャフト６５，６６，６７歯車６８歯付ベルト７０ロッカーアーム６９の中央部分７１ａロッカーアーム６９の軸線７２ブラケット３１の末端７３第一アーム７４第二アーム７５タペットローラ７６，７７カム７８プレート７９，８０転がりトラック８１，８２カム７６，７７の導入部分８３中央選択装置８４，８５カム７６，７７の導出部分８６プレート

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ファブリツィオターレイタリア国、40100 ボローニャヴィアファットーリ、14

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の走行方向（Ｄ）に平行なそれぞれ
の縦軸線（２ａ）を有する細長い製品（２）を、輸送面
（Ｓ）に沿って延びる経路（Ｐ）に沿って連続して送る
輸送手段（８）を備えてなる、それぞれ縦軸線（２ａ）
を有する細長い製品（２）を輸送する輸送装置（１）で
あって；前記輸送面（Ｓ）に交差する第一回転軸線（Ａ
１）のまわりに製品（２）を９０°回転させることによ
って製品（２）を配向し、製品（２）の縦軸線（２ａ）
を前記走行方向（Ｄ）と交差させて配置せしめる、前記
経路（Ｐ）に沿って配置された配向手段（６）を備えて
なることを特徴とする製品輸送装置。
【請求項２】前記配向手段（６）が、前記第一回転軸
線（Ａ１）のまわりに製品（２）を一方の方向または他
方の方向に選択的に回転させて、前記製品（２）を互い
に逆方向に配向せしめる選択手段（２１）を備えてなる
ことを特徴とする請求項１記載の装置。
【請求項３】前記配向手段（６）が、前記第一回転軸
線（Ａ１）のまわりに製品（２）を一方の方向または他
方の方向に交互に回転させて、製品（２）を交互に逆方
向に配向させることを特徴とする請求項２記載の装置。
【請求項４】前記配向手段（６）が、前記経路（Ｐ）
に沿って配置されたピックアップステーション（１４）
において各製品（２）を把持する把持手段（２０）；お
よびピックアップステーション（１４）から、前記経路
（Ｐ）に沿って前記走行方向（Ｄ）においてピックアッ
プステーション（１４）の下流に配置された除荷ステー
ション（１６）へ把持手段（２０）を移送する移送手段
（１７）を備えていることを特徴とする請求項１〜３の
いずれかに記載の装置。
【請求項５】前記移送手段（１７）が前記輸送面
（Ｓ）に交差する第二回転軸線（Ａ２）のまわりに回転
する回転プラットホーム（１８）を備え；前記配向手段
（６）が、前記把持手段（２０）と関連し、そして前記
ピックアップステーション（１４）と前記除荷ステーシ
ョン（１６）の間を前記回転プラットホーム（１８）と
ともに移動可能な複数の移送ヘッド（１９）を備えてい
ることを特徴とする請求項４記載の装置。
【請求項６】前記把持手段（２０）が、それぞれの移
送ヘッド（１９）に取り付けられた第一把持部材（４
４）；および該第一把持部材（４４）とは前記輸送面
（Ｓ）の反対側に配置され、そして、第一把持部材（４
４）に関連して、それぞれの製品（２）を把持する前方
位置と製品を放出する取外し位置との間を移動可能な第
二把持部材（４５）を備えていることを特徴とする請求
項５記載の装置。
【請求項７】前記第一と第二の把持部材（４４，４
５）がそれぞれの第一回転軸線（Ａ１）のまわりに回転
可能にそれぞれの移送ヘッド（１９）に取り付けられ；
伝動手段（２２）が、前記選択手段（２１）と前記把持
手段（２０）の間に介在して、前記第一と第二の把持部
材（４４，４５）の少なくとも一方をそれぞれの第一回
転軸線（Ａ１）のまわりに回転させることを特徴とする
請求項６記載の装置。
【請求項８】前記走行方向（Ｄ）において前記配向手
段（６）のそれぞれ上流と下流に前記経路（Ｐ）に沿っ
て直列に配置された第一と第二のコンベヤ（８，９）を
備え；その第一コンベヤ（８）が、製品（２）のそれぞ
れの縦軸線（２ａ）を走行方向（Ｄ）に平行にして、製
品（２）を前記走行方向（Ｄ）に沿って前記ピックアッ
プステーション（１４）へ送り；そして第二コンベヤ
（９）が、製品（２）を前記除荷ステーション（１６）
において前記配向手段（６）から受け取り、製品（２）
のそれぞれの縦軸線（２ａ）を走行方向（Ｄ）と交差さ
せた状態で製品（２）を前記走行方向（Ｄ）に送ること
を特徴とする請求項４〜７のいずれかに記載の装置。
【請求項９】前記第一コンベヤ（８）が、前記走行方
向（Ｄ）に、製品（２）の導入方向（Ｄ１）および前記
経路（Ｐ）の導入部分（Ｐ１）を形成し；前記第二コン
ベヤが、前記走行方向（Ｄ）に、製品（２）の導出方向
（Ｄ２）および前記経路（Ｐ）の導出部分（Ｐ２）を形
成していることを特徴とする請求項８記載の装置。
【請求項１０】前記配向手段（６）が、前記移送ヘッ
ド（１９）を前記ピックアップステーション（１４）と
前記除荷ステーション（１６）との間を移動させ、か
つ、それぞれの第一回転軸線（Ａ１）を所定の軌道
（Ｔ）に沿って維持する別の伝動手段（３４）を備えて
いることを特徴とする請求項９記載の装置。
【請求項１１】前記導入方向（Ｄ１）と前記導出方向
（Ｄ２）が互いに平行であることを特徴とする請求項１
０記載の装置。
【請求項１２】前記軌道（Ｔ）が実質的にまっすぐな
軌道であることを特徴とする請求項１１記載の装置。
【請求項１３】前記導入方向（Ｄ１）と前記導出方向
（Ｄ２）が互いに交差していることを特徴とする請求項
１０記載の装置。
【請求項１４】前記軌道（Ｔ）が実質的に円形の軌道
であることを特徴とする請求項１３記載の装置。
【請求項１５】前記配向手段（６）が、前記各移送ヘ
ッド（１９）と関連して、それぞれの第一回転軸線（Ａ
１）のまわりに各把持手段（２０）を回転せしめるタペ
ット手段（７５）；すべての把持手段（２０）に共通で
かつ前記タペット手段（７５）が係合するカム手段（７
６，７７）を備えている前記選択手段（２１）；および
少なくとも前記ピックアップステーション（１４）と前
記除荷ステーション（１６）との間に延びるカム手段
（７６，７７）を備えていることを特徴とする請求項４
〜１４のいずれかに記載の装置。
【請求項１６】前記カム手段（７６，７７）が、少な
くとも前記ピックアップステーション（１４）と前記除
荷ステーション（１６）との間に、前記タペット手段
（７５）が選択的に係合する少なくとも二つのトラック
（７９，８０）を形成し；該トラック（７９，８０）が
それぞれの導入部分（８１，８２）とそれぞれの導出部
分（８４，８５）を備え、トラック（７９，８０）の導
入部分（８１，８２）が選択手段であることを特徴とす
る請求項１５記載の装置。
【請求項１７】前記導入部分（８１，８２）が強磁性
材料製であり、かつ選択的に磁化されることを特徴とす
る請求項１６記載の装置。
【請求項１８】前記導出部分（８４，８５）がそれぞ
れの永久磁石を備えていることを特徴とする請求項１７
記載の装置。
【請求項１９】前記タペット手段（７５）が、前記の
各移送ヘッド（１９）に対し、それぞれ強磁性材料製ロ
ーラ（７５）を備えていることを特徴とする請求項１８
記載の装置。
【請求項２０】前記伝動手段（２２）が、前記の各移
送ヘッド（１９）に対して、それぞれロッカーアーム
（６９）を備え、該ロッカーアーム（６９）は、前記タ
ペット手段（７５）によってそれぞれの揺動軸線（７１
ａ）のまわりを揺動し；ロッカーアーム（６９）が、前
記第一と第二の把持部材（４４，４５）の一方に接続さ
れて、前記把持部材（４４，４５）をそれぞれの第一回
転軸線（Ａ１）のまわりに一方の方向または他の方向に
９０°回転させることを特徴とする請求項１９記載の装
置。
【請求項２１】前記回転プラットホーム（１８）が、
前記第二回転軸線（Ａ２）のまわりを連続円運動で回転
し；前記移送ヘッド（１９）が、回転可能に前記回転プ
ラットホーム（１８）に取り付けられ、そして第三回転
軸線（Ａ３）のまわりを回転することを特徴とする請求
項５〜２０のいずれかに記載の装置。
【請求項２２】前記第一回転軸線（Ａ１）と前記第三
回転軸線（Ａ３）が、互いに所定の距離をおいて配置さ
れていることを特徴とする請求項２１記載の装置。