JP2020031936A - 繊維強化プラスチック成形物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アングル層の強度に優れた繊維強化プラスチック成形物の提供。【解決手段】管状体200は、長手方向を有する繊維強化プラスチック成形物の一例である。この管状体200は、繊維強化プラスチック層を含んでいる。前記繊維強化プラスチック層は、前記長手方向に対して傾斜して配向した斜行繊維を含むアングル層を有している。前記アングル層が、螺旋状に延在するテープ状プリプレグTP1により形成されたテープ層を有している。テープ状プリプレグTP1は、その延在方向に平行な連続繊維を含んでいる。この連続繊維が、前記斜行繊維を構成している。この繊維強化プラスチック成形物は、例えば、ゴルフクラブシャフトであってもよい。【選択図】図1

Description

本開示は、繊維強化プラスチック成形物及びその製造方法に関する。
繊維強化プラスチック成形物の製造方法として、シートワインディング法が知られている。このシートワインディング法では、プリプレグシートが巻回される。このシートワインディング法では、シートの巻き終わり縁部が起き上がる現象(起き上がり)が生じる。アングルシートは、繊維が長手方向に沿っていないため、起き上がりが生じやすい。特開2002−65194号公報は、アングルシートの「起き上がり」を防止するために、このアングルシートの外側に巻き付けられたプリプレグテープを開示する。
特開2002−65194号公報
アングルシートを巻き付けてアングル層を形成する場合、シートの継ぎ目が必須的に生じる。この継ぎ目は、軸方向の全体に亘って存在する。この継ぎ目は、破壊の起点となりうる。また、当該継ぎ目では、繊維が切断されている。この繊維の切れ目が破壊の起点となりうる。
本開示の目的は、アングル層の強度に優れた繊維強化プラスチック成形物の提供にある。
ある側面において、繊維強化プラスチック成形物は、長手方向を有する。この繊維強化プラスチック成形物は、繊維強化プラスチック層を含んでいてもよい。前記繊維強化プラスチック層が、前記長手方向に対して傾斜して配向した斜行繊維を含むアングル層を有していてもよい。前記アングル層が、螺旋状に延在するテープ状プリプレグにより形成されたテープ層を有していてもよい。前記テープ状プリプレグが、その延在方向に平行な連続繊維を含んでいてもよい。この連続繊維が前記斜行繊維を構成していてもよい。
他の側面において、繊維強化プラスチック成形物の製造方法は、マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでいてもよい。前記巻回工程では、前記張力によりテープ幅を調整しながら前記テープ状プリプレグが巻回されてもよい。
他の側面において、繊維強化プラスチック成形物の製造方法は、マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでいてもよい。前記巻回工程では、前記マトリクス樹脂の粘度が、前記張力によりテープ幅が変化しうる粘度とされていてもよい。
アングル層の強度に優れた繊維強化プラスチック成形物が提供されうる。
図1は、繊維強化プラスチック成形物の製造方法の一例を示す概略図である。 図2(a)及び図2(b)は、テープ幅の調整について説明するための図である。 図3は、実施例1から3の積層構成を示す展開図である。 図4は、比較例1の積層構成を示す展開図である。 図5は、ねじり破壊エネルギーの測定方法を示す概略図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本開示が詳細に説明される。
本開示の繊維強化プラスチック成形物は、長手方向を有する。例えば、この繊維強化プラスチック成形物は、管状体である。この管状体は、外径が変化していてもよく、外径が一定であってもよい。この管状体は、内径が変化していてもよく、内径が一定であってもよい。管状体の中心線が直線である場合、この中心線の方向が長手方向である。
この管状体の具体例として、ゴルフクラブのシャフト、釣竿、テニスラケットのフレーム、ドライブシャフト等が挙げられる。管状体以外であってもよい。
図1は、管状体200の製造方法の一例を説明するための工程図である。
なお、以下において「内側」とは、管状体の半径方向における内側を意味し、「外側」とは、管状体の半径方向における外側を意味する。本願において、「軸方向」とは、管状体の軸方向を意味する。
管状体200は、1又は2以上の繊維強化樹脂層を備えた積層体である。管状体200は中空構造を有する。
管状体200の製造では、テープ状プリプレグTP1が用いられる。
テープ状プリプレグTP1は、繊維とマトリクス樹脂とを含むテープである。テープ状プリプレグTP1は、例えば、プリプレグから切り出される。典型的なテープ状プリプレグTP1は、プリプレグを所定の幅でカットすることで得られる。
テープ状プリプレグTP1では、その長手方向に沿って、繊維が配向している。UDプリプレグから作製されたテープ状プリプレグでは、一方向に揃えられた繊維の方向が、テープ状プリプレグの長手方向に一致している。
市販されているプリプレグを切断するだけで、テープ状プリプレグTP1が作製されうる。プリプレグと同様に、繊維種類、厚み、繊維弾性率、繊維目付、プリプレグ目付、樹脂含有率等が異なる多種のテープ状プリプレグTP1が市販されている。テープ状プリプレグTP1は、規定された厚みを有している。プリプレグと同様に、テープ状プリプレグTP1は、厚みの精度に優れる。テープ状プリプレグTP1は、厚みの均一性に優れる。
プリプレグは、プリプレグシートとも称される。プリプレグは、繊維に樹脂を含浸させたシート状の材料である。含浸されている樹脂は、マトリクス樹脂とも称される。マトリクス樹脂は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂が好ましく、熱硬化性樹脂がより好ましい。
プリプレグにおける繊維の形態は、限定されない。典型的なプリプレグは、UDプリプレグである。UDとは、ユニディレクションの略である。UDプリプレグでは、繊維が実質的に一方向に配向している。UDプリプレグ以外のプリプレグとして、例えば、繊維が編まれているプリプレグが知られている。テープ状プリプレグTP1の材料としてのプリプレグは、UDプリプレグが好ましい。
多くの種類のプリプレグが市販されている。プリプレグの品種によって、繊維の種類、厚み、繊維弾性率、繊維目付、プリプレグ目付、樹脂含有率等が異なる。これらのプリプレグを用いることで、多くの種類のテープ状プリプレグTP1が作製されうる。
プリプレグ及びテープ状プリプレグTP1に用いられる繊維として、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維及び炭化ケイ素繊維が例示される。これらの繊維の2種以上が併用されてもよい。成形体の強度の観点から、炭素繊維が好ましい。
炭素繊維として、PAN系、ピッチ系及びレーヨン系の炭素繊維が例示される。引張強度の観点から、PAN系の炭素繊維が好ましい。炭素繊維の形態としては、前駆体繊維に撚りをかけて焼成して得られる炭素繊維(いわゆる有撚糸)、その有撚糸の撚りを解いた炭素繊維(いわゆる解撚糸)、前駆体繊維に実質的に撚りをかけずに熱処理を行う無撚糸などが挙げられる。炭素繊維は、黒鉛繊維を含んでいてもよい。
成形品の強度及び剛性の観点から、成形品に含まれる繊維の引張弾性率は、10t/mm以上が好ましく、23.5t/mm以上がより好ましく、70t/mm以下が好ましく、50t/mm以下がより好ましい。この引張弾性率は、JIS R 7601:1986「炭素繊維試験方法」に準拠して測定される。
アングル層の強度の観点から、テープ状プリプレグTP1に含まれる繊維の引張弾性率は、10t/mm以上が好ましく、23.5t/mm以上がより好ましく、70t/mm以下が好ましく、50t/mm以下がより好ましい。
軽量化と強度とのバランスの観点から、成形品における繊維の含有率は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。同様の理由で、テープ状プリプレグTP1における繊維の含有率は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。
テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂を構成する樹脂組成物として、エポキシ樹脂組成物が好ましい。エポキシ樹脂組成物の基材樹脂は、エポキシ樹脂である。このエポキシ樹脂組成物に含有されるエポキシ樹脂成分は、分子内に2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂が好ましい。換言すれば、このエポキシ樹脂成分は、2官能のエポキシ樹脂を含有するのが好ましい。2官能のエポキシ樹脂の具体例として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂およびその水素添加物、ビスフェノールF型エポキシ樹脂およびその水素添加物、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂等が挙げられる。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、単独で用いられても良く、2種以上を混合して用いられても良い。エポキシ樹脂組成物は、硬化剤を含有することが好ましい。典型的な硬化剤として、ジシアンジアミドが挙げられる。この硬化剤には、硬化活性を高めるための硬化助剤を組み合わせることができる。硬化助剤としては、尿素に結合する水素の少なくとも1つが、炭化水素基で置換された尿素誘導体が好ましい。エポキシ樹脂組成物は、さらに、オリゴマー、高分子化合物、有機粒子、無機粒子等を含んでいてもよい。
このようなテープ状プリプレグTP1で、管状体200のアングル層が形成される。
管状体200の製造では、巻回工程がなされる。図1が示すように、この巻回工程では、マンドレル100を含むベース部材102に、テープ状プリプレグTP1が螺旋状に巻回される。ベース部材とは、マンドレル100又はマンドレル100に他の層が巻回されたものを意味する。ベース部材に巻回された他の層は、テープ状プリプレグTP1によって形成されるアングル層よりも内側の層である。図1の実施形態では、ベース部材102は、マンドレル100である。
なお、管状体200(繊維強化プラスチック成形物)は、テープ状プリプレグTP1で形成されたアングル層以外のアングル層を有していても良い。強度及び軽量化の観点から、管状体200(繊維強化プラスチック成形物)のアングル層が、テープ状プリプレグTP1で形成されたアングル層のみであるのが好ましい。
巻回工程において、巻回テープ状プリプレグTP1には、張力Fが付与される。張力Fが付与されつつ、テープ状プリプレグTP1は巻回される。この巻回工程は、自動機械により実施されてもよいし、人間の手によって実施されてもよい。
この巻回工程では、テープ状プリプレグTP1が巻回された後、必要に応じて、他の層が巻回される。この他の層は、テープ状プリプレグTP1よりも外側の層を構成する。
この巻回工程の後、好ましくは、テープラッピング工程及び加熱工程がなされる。テープラッピングにより、管状体内のボイドが除去されうる。加熱工程により、熱硬化性樹脂が硬化する。更に、マンドレル抜き取り工程がなされる。このマンドレル抜き取り工程では、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で、マンドレル100が抜き取られる。更に、必要に応じて、テープラッピング除去工程がなされる。更に表面研磨工程がなされてもよい。このようにして、管状体200が得られる。
螺旋状に巻回されたテープ状プリプレグTP1は、全体として1つの円筒状の層を形成している。前述の通り、テープ状プリプレグTP1に含まれる繊維は、テープ状プリプレグTP1の長手方向に沿って配置されている。よって、この繊維は、テープ状プリプレグTP1と同様に、螺旋状に配置されている。この繊維は、管状体200の長手方向(軸方向)に対して傾斜している。
このテープ状プリプレグTP1によって形成された層が、管状体200におけるアングル層である。アングル層に含まれる繊維の角度(絶対値)は、長手方向(軸方向)に対して、20°以上が好ましく、30°以上がより好ましく、40°以上が更に好ましい。アングル層に含まれる繊維の角度(絶対値)は、長手方向(軸方向)に対して、70°以下が好ましく、60°以下がより好ましく、50°以下が更に好ましい。
図2(a)及び図2(b)は、巻回工程におけるテープ幅Wの調整方法を示している。
巻回工程では、張力Fによりテープ幅Wを調整しながら、テープ状プリプレグTP1が巻回される。テープ幅Wとは、テープ状プリプレグTP1の幅である。
巻回工程において、テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂は、固化していない。このため、テープ状プリプレグTP1のテープ幅Wは、変化しうる状態にある。巻回工程において、テープ幅Wは、張力Fによって変化しうる。張力Fが大きくなると、テープ状プリプレグTP1に含まれる繊維同士が寄り集まろうとする。このため、張力Fが増加すると、テープ幅Wが減少する。テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂は、張力Fによってテープ幅Wが変化しうる状態にある。
この巻回工程では、張力Fによりテープ幅Wが調整されうる。張力Fが大きいほど、テープ幅Wが小さくなる。図2(a)が示すように、張力Fがより小さな張力F1であるとき、より大きなテープ幅W1が達成されうる。図2(b)が示すように、張力Fがより大きな張力F2であるとき、より小さなテープ幅W2が達成されうる。張力Fを大きくすることでテープ幅Wが小さくされうる。また、張力Fを小さくすることでテープ幅Wが大きくされうる。
マトリクス樹脂の粘度は、張力Fによりテープ幅Wが調整されうるような粘度とされる。粘度が高すぎると、張力Fを変えてもテープ幅Wが変化しない。テープ幅Wの調整性の観点から、テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂の粘度は、低いのが好ましい。巻回工程において、巻き付け箇所M1におけるマトリクス樹脂の粘度は、1.0×10Pa・s以下が好ましく、1000Pa・s以下がより好ましく、100Pa・s以下が更に好ましい。この粘度が過小であると、粘着性が過剰となって、テープ状プリプレグTP1の取り扱い性が低下しうる。また、この粘度が過小であると、テープ幅Wが変動しすぎて、テープ幅Wの調整精度が低下しうる。これらの観点から、巻き付け箇所M1におけるマトリクス樹脂の粘度は、5Pa・s以上が好ましく、8Pa・s以上がより好ましく、10Pa・s以上が更に好ましい。
テープ幅Wの調整性の観点から、巻き付け箇所M1において、テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂は、以下の状態にあるのが好ましい。当該マトリクス樹脂が熱可塑性樹脂の場合、この樹脂の温度は、ガラス転移温度以上であるのが好ましく、分解開始温度以下(更には分解開始温度未満)であるのが好ましい。当該マトリクス樹脂が熱硬化性樹脂の場合、この樹脂はBステージにあるのが好ましい。Bステージの樹脂とは、硬化反応の中間段階にある熱硬化性樹脂である。Aステージでは、テープ状プリプレグTP1の取り扱い性が低下する。Cステージでは、熱硬化性樹脂が完全に硬化しているため、ベース部材への巻き付けが困難である。なお、Aステージ、Bステージ及びCステージは、JIS K 6900−1994(ISO 472:1988)に規定されている。巻回時のテープ状プリプレグTP1の取り扱い性の観点から、テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂の基材樹脂は、熱硬化性樹脂であるのが好ましく、エポキシ樹脂であるのがより好ましい。
なお、巻き付け箇所M1とは、前記巻回工程におけるテープ状プリプレグTP1上の位置であって、前記ベース部材102に接触している部分と接触していない部分との境界の位置を意味する。換言すれば、巻き付け箇所M1は、巻き付けが開始された位置である。ベース部材102が円筒である場合、巻き付け箇所M1は、軸方向に沿った線状部分である。
テープ幅Wの調整性の観点から、巻回工程では、テープ状プリプレグTP1を加熱しながら巻回するのが好ましい。この加熱により、上述の好ましい粘度が達成されうる。言い換えれば、好ましい粘度となるように加熱がなされるのが好ましい。加熱は、巻き付け箇所M1においてなされるのが好ましい。テープ幅Wの調整が可能となるように、加熱される領域が選択される。
図1、図2(a)及び図2(b)において符号HTで示されているのは、ヒーター(加熱装置)である。少なくとも巻き付け箇所M1が加熱されるのが好ましい。好ましいヒーターHTとして、赤外線ヒーターが挙げられる。
特に、マトリクス樹脂が熱硬化性樹脂の場合に、この加熱がなされるのが好ましい。この加熱により、上述した好ましい粘度が達成されうる。
このような方法で製造された管状体200は、繊維強化プラスチック成形物の一例である。この管状体200は、次のような構成を有する。
管状体200は、繊維強化プラスチック層を含んでおり、この繊維強化プラスチック層が、管状体200の長手方向に対して傾斜して配向した斜行繊維を含むアングル層を有している。このアングル層が、螺旋状に延在するテープ状プリプレグTP1により形成されたテープ層である。
テープ状プリプレグTP1は、その延在方向に平行な連続繊維を含んでいる。この連続繊維が斜行繊維を構成している。テープ状プリプレグTP1を管状体200の長手方向に対して傾斜させることで、テープ状プリプレグTP1に含まれる繊維も当該長手方向に対して傾斜する。斜行繊維の角度(絶対値)は、長手方向(軸方向)に対して、20°以上が好ましく、30°以上がより好ましく、40°以上が更に好ましい。斜行繊維の角度(絶対値)は、長手方向(軸方向)に対して、70°以下が好ましく、60°以下がより好ましく、50°以下が更に好ましい。
テープ状プリプレグTP1は、マトリクス樹脂と前記連続繊維とを含んでいる。前記テープ層の形成において、前記テープ状プリプレグは、前記マトリクス樹脂が固化していない状態で、張力Fによりテープ幅Wを調整しながら巻回されている。
図2(a)の拡大部には、テープ層110の断面図が示されている。図2(b)の拡大部には、テープ層120の断面図が示されている。テープ層110及びテープ層120は、同じテープ状プリプレグTP1から形成されている。それにもかかわらず、テープ層110とテープ層120とは相違している。テープ層110では、テープ縁部112が、隣接するテープ縁部114に重なっている。すなわち、テープ層110は、オーバーラップを有する。一方、テープ層120では、テープ縁部112が、隣接するテープ縁部114に重なっていない。すなわち、テープ層120では、テープ状プリプレグTP1は、オーバーラップの無い状態で螺旋状に巻回されている。
更に、テープ層120では、テープ縁部112が、隣接するテープ縁部114に突き合わされている。すなわち、テープ層120において、テープ状プリプレグTP1は、実質的に隙間の無い状態で螺旋状に巻回されている。なお本願において、「実質的に隙間のない状態とは、隙間が0.2mm以下であることを意味し、より好ましくは、0.1mm以下、更に好ましくは0.05mm以下である。隙間が完全に無くてもよい。
図2(a)で示されるテープ層110では、前記オーバーラップの存在に起因して、空間R1が形成される。加熱工程で、この空間R1には樹脂が流れ込み、樹脂だまりが形成される。この樹脂だまりは、炭素繊維を含まないため、弱い。樹脂だまりは、破壊の起点となりうる。樹脂だまりは、成形物の強度を低下させる。
図2(b)で示されるテープ層120では、前記オーバーラップの不存在に起因して、樹脂だまりが形成されない。このため、成形物の強度が高まる。
隙間なくテープ状プリプレグTP1を巻回するのは難しい。テープ幅Wに対応させて巻き付け角度を調整したとしても、巻き付け角度が微妙にズレると、オーバーラップが生じる。また、マンドレル100にテーパーが存在する場合、巻き付け角度が不可避的に変化するため、隙間なくテープ状プリプレグTP1を巻回するのは難しい。
上記実施形態では、張力Fによりテープ幅Wを調整することができるので、実質的に隙間なくテープ状プリプレグTP1を巻回することができる。したがって、樹脂だまりの形成が抑制され、強度の高いアングル層が形成されうる。加えて、このアングル層には、シートワインディング法に見られるようなシートの継ぎ目がない。更に、このアングル層では、繊維が切れずに連続している。したがって、このアングル層は、強度に優れる。このアングル層は、成形物の強度、特に捻れ強度を高める。
本実施形態は、フィラメントワインディング法と比べて、次のような効果を有する。
フィラメントワインディング法では、トウプリプレグが用いられる。このトウプリプレグは、テープ状プリプレグTP1に比較して、断面形状が円形に近く、且つ、断面形状の精度が低い。このため、高い精度で前記隙間を調整することが困難である。また、円形に近い断面形状に起因して、樹脂だまりが形成されやすい。
また、常温において、トウプリプレグは、その樹脂粘度が低く、ベタベタしている。したがって、トウプリプレグは、テープ状プリプレグTP1と比べて、取り扱い性及び作業性に劣る。テープ状プリプレグTP1は、取り扱い性及び作業性に優れる。好ましくは、テープ状プリプレグTP1のマトリクス樹脂の粘度は、20℃で、10000Pa・s以上200000Pa・s以下である。
テープ状プリプレグTP1では、加熱されている箇所だけ局所的に粘度を下げることができ、加熱されていない箇所では高い粘度を維持できる。このため、テープ幅Wの調整性と取り扱い性との両立が可能である。
以下、実施例によって本開示の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本開示が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図3は、実施例1の管状体の積層構成を示す展開図である。この実施例1では、第1シートS1から第8シートS8までの、8つのプリプレグシートが用いられた。第1シートS1及び第2シートS2は、テープ状プリプレグTP1とされた。第3シートS3から第8シートS8までは、通常のシートワインディング法で用いられる四角形のプリプレグシートとされた。この四角形の4つの辺のすべてで、繊維が切断されている。
各シートには、以下のプリプレグが用いられた。シートS1及びシートS2は、下記のプリプレグを、炭素繊維に沿ってテープ状にカットすることで得た。
・第1シートS1:805S−3(東レ社製)
・第2シートS2:805S−3(東レ社製)
・第3シートS3:TR350C−150S(三菱レイヨン社製)
・第4シートS4:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・第5シートS5:805S−3(東レ社製)
・第6シートS6:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
・第7シートS7:805S−3(東レ社製)
・第8シートS8:TR350C−100S(三菱レイヨン社製)
第1シートS1及び第2シートS2は、アングル層である。シートS1の繊維とシートS2の繊維とは、互いに逆方向に傾斜している。第3シートS3は、ストレート層である。ストレート層では、繊維が軸方向に沿って配向しており、繊維角度は軸方向に対して0°である。第4シートS4もストレート層である。第5シートS5はフープ層である。フープ層では、繊維が軸方向に直角であり、繊維角度は軸方向に対して90°である。第6シートS6はストレート層である。第7シートS7はフープ層である。第8シートS8はストレート層である。
外径が一定のマンドレル100が用意された。このマンドレル100を治具にセットし、このマンドレル100を回転させながら、シートS1(テープ状プリプレグ)をマンドレル100に螺旋状に巻き付けた。手で張力Fを調整しながら、巻き付けを行った。図1に示されるように、巻き付け箇所M1をヒーターHTで加熱しながらシートS1を巻き付けた。ヒーターHTとして、ヘリウス社製の短波長赤外線ヒーター「ZKB600/80G」が用いられた。シートS1(テープ)の延在方向は、マンドレル100の軸方向に対して+45°であった。したがって、シートS1に含まれる繊維CFも、マンドレル100の軸方向に対して+45°に配向した。次に、シートS1と同様にして、シートS2(テープ状プリプレグ)を螺旋状に巻き付けた。シートS2(テープ)の延在方向は、マンドレル100の軸方向に対して−45°であった。したがって、シートS2に含まれる繊維CFも、マンドレル100の軸方向に対して−45°に配向した。続いて、通常のシートワインディング法で、シートS3からシートS8を順次巻回した。
巻回工程が終了した後、ラッピングテープを巻き付け、オーブンで130°の温度で2時間加熱した。その後、マンドレルを引き抜き、ラッピングテープを除去して、実施例1の管状体を得た。管状体の長さは、400mmであった。
実施例1の巻回工程では、巻き付け箇所M1におけるシートS1及びシートS2のマトリクス樹脂の粘度は、10Pa・sであった。
[実施例2]
ヒーターHTによる加熱の度合いを調整して、巻き付け箇所M1におけるシートS1及びシートS2のマトリクス樹脂の粘度が5Pa・sとされた他は実施例1と同様にして、実施例2の管状体を得た。
[実施例3]
ヒーターHTによる加熱の度合いを調整して、巻き付け箇所M1におけるシートS1及びシートS2のマトリクス樹脂の粘度が100000Pa・sとされた他は実施例1と同様にして、実施例3の管状体を得た。
[比較例1]
図4は、比較例1の管状体の積層構成を示す展開図である。この比較例1でも、第1シートS1から第8シートS8までの、8つのプリプレグシートが用いられた。各シートの品番は、実施例1−3と同じとされた。各シートの重量も、実施例1−3と同じとされた。ただし、第1シートS1及び第2シートS2は、テープ状とはされなかった。すなわち、第1シートS1及び第2シートS2は、通常のシートワインディング法で用いられる四角形のプリプレグシートとされた。この四角形のシートの4つの辺の全てで、繊維が切断されている。繊維の配向は、実施例1から3と同様に、シートS1が+45°であり、シートS2が−45°とされた。その他は実施例1と同様にして、比較例1の管状体を得た。
[評価方法]
得られた管状体のねじり破壊エネルギーを、以下の方法で評価した。
[ねじり破壊エネルギー]
図5は、ねじり破壊エネルギーの測定方法を示す。試験器として、日本フェイウィック社製のゴルフシャフトねじり破壊試験器「TT9501」を用いた。管状体200の一端部が、長さ50mmに亘って、治具G1に固定された。管状体200の他端部が、長さ50mmに亘って、治具G2に固定された。治具G1と治具G2との間の距離(スパン)は、300mmとされた。治具G2を治具G1に対して110(deg/sec)の回転速度で回転させ、ねじり破壊が生じたときの変形角度θ(degree)及びトルクT(N・m)が測定された。ねじり破壊エネルギー(Nm・deg)は、θ×Tにより算出される。
実施例1から3及び比較例1のねじり破壊エネルギーは、以下の通りであった。これらの値は、比較例1に対する比率で示されている。
・実施例1:1.31
・実施例2:1.17
・実施例3:1.08
・比較例1:1.00
実施例1から3において、シートS1及びS2を巻回する工程では、張力Fを調整することで、オーバーラップを無くし且つテープ縁部同士の隙間をできるだけ無くすように努めた。しかし、マトリクス樹脂の粘度によってテープ幅Wの調整性に差があったため、実施例1から3の間で、ねじり破壊エネルギーに差が生じた。これに対して、比較例1では、アングルシートS1、S2にシートの継ぎ目があり、当該継ぎ目において繊維が切断されているため、ねじり破壊エネルギーが実施例1〜3よりも低かった。
以上の評価結果からも、本開示の優位性は明らかである。
上述の実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
長手方向を有する繊維強化プラスチック成形物であって、
繊維強化プラスチック層を含んでおり、
前記繊維強化プラスチック層が、前記長手方向に対して傾斜して配向した斜行繊維を含むアングル層を有しており、
前記アングル層が、螺旋状に延在するテープ状プリプレグにより形成されたテープ層を有しており、
前記テープ状プリプレグが、その延在方向に平行な連続繊維を含んでおり、この連続繊維が前記斜行繊維を構成している繊維強化プラスチック成形物。
[付記2]
前記テープ状プリプレグが、マトリクス樹脂と前記連続繊維とを含んでおり、
前記テープ層の形成において、前記テープ状プリプレグは、前記マトリクス樹脂が固化していない状態で、張力によりテープ幅を調整しながら巻回されている付記1に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記3]
前記テープ層において、前記テープ状プリプレグは、オーバーラップの無い状態で螺旋状に巻回されている付記2に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記4]
前記テープ層において、前記テープ状プリプレグは、実質的に隙間の無い状態で螺旋状に巻回されている付記3に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記5]
前記マトリクス樹脂の基材樹脂がエポキシ樹脂である付記1から4のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記6]
前記繊維強化プラスチック層に含まれる繊維が、炭素繊維である付記1から5のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記7]
ゴルフクラブシャフトである付記1から6のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
[付記8]
マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、
前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでおり、
前記巻回工程では、前記張力によりテープ幅を調整しながら前記テープ状プリプレグが巻回される繊維強化プラスチック成形物の製造方法。
[付記9]
前記巻回工程において、巻き付け箇所における前記マトリクス樹脂の粘度が5Pa・s以上1.0×10Pa・s以下である付記8に記載の製造方法。
[付記10]
前記巻回工程において、前記テープ状プリプレグが加熱されつつ巻回される付記8又は9に記載の製造方法。
[付記11]
マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、
前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでおり、
前記巻回工程では、前記マトリクス樹脂の粘度が、前記張力によりテープ幅が変化しうる粘度とされている繊維強化プラスチック成形物の製造方法。
本開示は、管状体をはじめとして、あらゆる繊維強化プラスチック成形物に適用されうる。
100・・・マンドレル
102・・・ベース部材
200・・・管状体(繊維強化プラスチック成形物)
TP1・・・テープ状プリプレグ
HT・・・ヒーター
W・・・テープ幅
S1〜S8・・・プリプレグシート

Claims (11)

  1. 長手方向を有する繊維強化プラスチック成形物であって、
    繊維強化プラスチック層を含んでおり、
    前記繊維強化プラスチック層が、前記長手方向に対して傾斜して配向した斜行繊維を含むアングル層を有しており、
    前記アングル層が、螺旋状に延在するテープ状プリプレグにより形成されたテープ層を有しており、
    前記テープ状プリプレグが、その延在方向に平行な連続繊維を含んでおり、この連続繊維が前記斜行繊維を構成している繊維強化プラスチック成形物。
  2. 前記テープ状プリプレグが、マトリクス樹脂と前記連続繊維とを含んでおり、
    前記テープ層の形成において、前記テープ状プリプレグは、前記マトリクス樹脂が固化していない状態で、張力によりテープ幅を調整しながら巻回されている請求項1に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  3. 前記テープ層において、前記テープ状プリプレグは、オーバーラップの無い状態で螺旋状に巻回されている請求項2に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  4. 前記テープ層において、前記テープ状プリプレグは、実質的に隙間の無い状態で螺旋状に巻回されている請求項3に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  5. 前記マトリクス樹脂の基材樹脂がエポキシ樹脂である請求項1から4のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  6. 前記繊維強化プラスチック層に含まれる繊維が、炭素繊維である請求項1から5のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  7. ゴルフクラブシャフトである請求項1から6のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック成形物。
  8. マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、
    前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでおり、
    前記巻回工程では、前記張力によりテープ幅を調整しながら前記テープ状プリプレグが巻回される繊維強化プラスチック成形物の製造方法。
  9. 前記巻回工程において、巻き付け箇所における前記マトリクス樹脂の粘度が5Pa・s以上1.0×10Pa・s以下である請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記巻回工程において、前記テープ状プリプレグが加熱されつつ巻回される請求項8又は9に記載の製造方法。
  11. マンドレルを含むベース部材に、張力を付与しながらテープ状プリプレグを螺旋状に巻回する巻回工程と、
    前記巻回工程の後になされ、前記テープ状プリプレグに含まれるマトリクス樹脂が固化した状態で前記マンドレルを抜き取るマンドレル抜き取り工程とを含んでおり、
    前記巻回工程では、前記マトリクス樹脂の粘度が、前記張力によりテープ幅が変化しうる粘度とされている繊維強化プラスチック成形物の製造方法。
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