JP2020030526A - 位置情報管理装置、位置情報管理システム、搬送装置、位置情報管理方法及びプログラム - Google Patents

位置情報管理装置、位置情報管理システム、搬送装置、位置情報管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物体に位置検出用の装置を取り付けることなく、その物体の位置情報を取得するシステムを提供する。【解決手段】位置情報管理装置は、搬送装置によって搬送する物体の位置情報を算出する位置情報管理装置であって、搬送装置の位置を示す搬送位置情報と、物体の搬送装置への積載を示す積載情報と、物体を搬送装置へ積載するときの物体の位置を示す初期位置情報とを取得し、搬送位置情報と、積載情報と、初期位置情報とに基づいて、搬送装置に積載した物体の位置情報を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、位置情報管理装置、位置情報管理システム、搬送装置、位置情報管理方法及びプログラムに関する。
工場等では生産管理を行うため、製造中の製品が、どこに存在するかを把握する必要がある。例えば、個々の製品に信号を発信する発信装置を取り付け、この発信装置が出力する信号を、別の受信装置で受信することによって発信装置の位置を把握する方法が存在する。この方法では、製品の位置が、発信装置の位置と同じであることを利用して製品の位置を把握する。
また、位置情報の管理に関連して、特許文献1には、複数の搬送台車の各々に測位手段を設け、コントローラが各搬送台車の測位手段が測位した位置情報を取得して、搬送台車の位置をリアルタイムに把握する技術が開示されている。また、特許文献2には、レール上を移動する物品搬送装置に位置検出センサを設け、物品搬送装置の位置を管理することが開示されている。
特開2008−150135号公報 特開2011−219266号公報
しかし、製品に発信装置を取り付ける方法は、製品がその発信装置を使用することができない環境にさらされる場合には、発信装置を取り外さなければならなくなるため使えない。また、何らかの理由で製品に発信装置を取り付けることができない場合も、この方法を使うことができない。これに対し、製品に何も取り付けることなく、製品の位置を把握する方法が必要とされている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる位置情報管理装置、位置情報管理システム、搬送装置、位置情報管理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、位置情報管理装置は、搬送装置によって搬送する物体の位置情報を算出する位置情報管理装置であって、前記搬送装置の位置を示す搬送位置情報と、前記物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報と、前記物体を前記搬送装置へ積載するときの前記物体の位置を示す初期位置情報とを取得し、前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載した前記物体の位置情報を算出する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、前記積載情報を取得したときの前記搬送位置情報と、前記初期位置情報とが同じ領域に含まれることに基づいて、前記初期位置情報が示す位置に存在する前記物体を前記搬送装置へ積載したと判定し、積載後の当該物体の位置情報を、前記搬送位置情報に基づいて算出する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、さらに、前記物体の前記搬送装置からの荷降ろしを示す荷降情報を取得し、前記荷降情報を取得したときの前記搬送位置情報に基づいて、前記搬送装置から荷降ろしした後の前記物体の位置情報を算出する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、前記搬送位置情報を、前記搬送装置に設けられた位置検出手段の検出結果に基づいて算出する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、前記物体の最新の位置情報を記憶する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、前記物体の位置情報の履歴を記憶する。
本発明の一態様によれば、前記位置情報管理装置は、前記搬送装置の移動範囲を含む地図情報に前記物体の位置情報を対応付けた配置図情報を出力する。
本発明の一態様によれば、位置情報管理システムは、自装置の位置に関するデータを検出する位置検出手段と、自装置への前記物体の積載および自装置からの前記物体の荷降ろしを検出する積載検出手段と、を備える搬送装置と、上記の何れかに記載の位置情報管理装置と、を含む。
本発明の一態様によれば、搬送装置は、自装置の位置に関するデータを検出する位置検出手段と、自装置への物体の積載および荷降ろしを検出する積載検出手段と、を備える。
本発明の一態様によれば、搬送装置によって搬送する物体の位置情報を算出する位置情報管理方法であって、前記搬送装置の位置を示す搬送位置情報を取得するステップと、前記物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報を取得するステップと、前記物体を前記搬送装置へ積載するときの前記物体の位置を示す初期位置情報を取得するステップと、前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載した前記物体の位置情報を算出するステップと、を有する位置情報管理方法である。
本発明の一態様によれば、プログラムは、コンピュータを、搬送装置の位置を示す搬送位置情報を取得する手段、物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報を取得する手段、前記積載情報を取得したときの前記物体の位置を示す初期位置情報を取得する手段、前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載された前記物体の位置情報を算出する手段、として機能させる。
本発明によれば、物体の位置を計測するためのセンサなどを物体に取り付けることなく、物体の位置を取得することができる。
本発明の一実施形態における位置情報管理システムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における位置情報管理方法を説明する図である。 本発明の一実施形態における初期位置を記憶するテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における位置情報算出テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における位置情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における位置情報の履歴を管理するテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における位置情報管理処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態における製品の位置情報管理方法を説明する図である。 本発明の一実施形態における製品管理テーブルの一例を示す第1の図である。 本発明の一実施形態における製品管理テーブルの一例を示す第2の図である。 本発明の一実施形態における位置情報管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態による位置情報管理処理について図1〜図11を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態における位置情報管理システムの一例を示す図である。
図1に示すように位置情報管理システムは、搬送装置10a〜10cと、位置情報管理装置20とを含む。
位置情報管理装置20は、搬送装置10a〜10cによる移動を伴う物体について、その物体(以下、対象物と記載)に信号を発信する装置や位置情報を計測するセンサ等を取り付けることなく、対象物の位置情報をリアルタイムに把握することを可能とする。搬送装置10aは、搬送装置の現在位置に関するデータを検出する位置検出手段11aと、対象物の搬送装置への積み降ろしを検出する積載検出手段12aとを備えている。同様に搬送装置10bは位置検出手段11bと積載検出手段12bとを備え、搬送装置10cは位置検出手段11cと積載検出手段12cとを備えている。位置情報管理装置20は、搬送装置10aが対象物を搬送すると、そのときに位置検出手段11aと積載検出手段12aが検出した計測データを取得して、搬送装置10aが搬送した対象物の位置を算出する。図1に例示する搬送装置10a,10bは、AGV(Automated Guided Vehicle)であり、搬送装置10cはクレーンである。搬送装置10a〜10cと位置情報管理装置20とは、ネットワーク等により通信可能に接続されている。例えば、搬送装置10a〜10cは通信装置を備えており、自身が備える各検出手段(位置検出手段11a、積載検出手段12aなど)が検出した計測データと自身の識別情報を、通信装置によって位置情報管理装置20へ送信する。あるいは、搬送装置10a〜10cは、搬送装置10a〜10cを制御する上位の制御装置(図示せず)を介して、各検出手段が検出した計測データと、各搬送装置10a〜10cの識別情報を位置情報管理装置20へ送信してもよい。
図1に示すように位置情報管理装置20は、計測データ取得部21と、設定情報取得部22と、位置情報算出部23と、搬送物特定部24と、位置情報登録部25と、記憶部26と、出力部27と、通信部28と、を備えている。
計測データ取得部21は、搬送装置10aの位置検出手段11aや積載検出手段12aが検出した計測データを取得する。搬送装置10b,10cが備える各検出手段が検出した計測データについても同様である。
設定情報取得部22は、対象物の最初の位置を規定した初期位置情報などを取得する。
位置情報算出部23は、計測データ取得部21が取得した位置検出手段11aの計測データに基づいて、搬送装置10aの位置を算出する。搬送装置10b,10cの位置についても同様である。
搬送物特定部24は、計測データ取得部21が取得した位置検出手段11aの計測データおよび積載検出手段12aの計測データと、設定情報取得部22が取得した初期位置情報とに基づいて搬送装置10aが搬送する対象物を特定する。搬送装置10b,10cが搬送する対象物についても同様である。
位置情報登録部25は、搬送物特定部24が特定した対象物の位置情報を記憶部26に登録する。
記憶部26は、位置情報登録部25が登録した対象物の位置情報など、種々の情報を記憶する。
出力部27は、記憶部26が記憶する対象物の現在位置や位置情報の履歴などを出力する。
通信部28は、他装置との通信を行う。例えば、通信部28は、搬送装置10aから位置検出手段11aや積載検出手段12aが検出した計測データを受信する。
位置検出手段11a〜11cは、例えば、GPS受信機、加速度センサ、RFIDのタグなどである。位置検出手段11aを例に説明すると、GPS受信機の場合、例えば、位置検出手段11aは、所定の時間間隔で衛星やIMES(Indoor Messaging System)から搬送装置10aの位置情報(緯度経度)を受信し、搬送装置10aが位置情報管理装置20へ緯度経度の情報を送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21が、通信部28を介して緯度経度の情報を取得する。そして、位置情報算出部23が、緯度経度を適切な位置情報(例えば、ユーザの敷地内で設定されたその位置の区画名)に変換する。また、位置検出手段11aが加速度センサの場合、位置検出手段11aは、所定の時間間隔で加速度情報を検出し、搬送装置10aがその加速度情報を位置情報管理装置20へ送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21が、通信部28を介して加速度情報を取得する。そして、位置情報算出部23が、加速度情報を積算するなどして移動経路(移動方向、移動距離)を算出し、例えば、搬送装置10aの初期位置情報に移動経路を加算して搬送装置10aの位置情報を算出する。
また、位置検出手段11aがRFIDタグの場合、搬送装置10aが通行する位置に所定の間隔で位置情報と対応付けられた通信装置を配置する。通信装置は給電電波を発信する。RFIDタグは、通信装置に接近すると、給電電波を受信して起動し、通信装置から通信装置が設置された位置の位置情報を受信する。搬送装置10aは、RFIDタグが通信装置から受信した位置情報を、位置情報管理装置20へ送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21が、通信部28を介して位置情報を取得する。位置情報算出部23は、取得された位置情報を搬送装置10aの位置情報とする。なお、位置検出手段11aの他の例として、搬送装置10aにビーコン信号の受信機を装着し、敷地内の各所に位置情報と対応付けられたビーコン信号発信装置を設置し、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等により、ビーコン信号発信装置が自身の設置位置の位置情報を、搬送装置10aの受信機に送信するようにしてもよい。また、例えば、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを敷地内に複数設置し、位置検出手段11aがアクセスポイントと通信を行って、通信を行ったアクセスポイントの位置情報と通信の電波強度から位置情報を推定するといった方法でもよい。
積載検出手段12a〜12cは、例えば、荷重センサ、歪みセンサ、重量計などである。例えば、これらのセンサを、搬送装置10a〜10cに対象物を載せたときにその重量が加わる位置に設置する。積載検出手段12aを例に説明すると、例えば、積載検出手段12aは、所定の時間間隔で計測データ(電圧、変位量、重さなど)を出力する。搬送装置10aは、位置情報管理装置20へ計測データを送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21が、通信部28を介して計測データを取得する。そして、搬送物特定部24が、取得された計測データに基づいて、搬送装置10aに対象物が載せられたか、対象物が搬送装置10aから降ろされたかを判定する。例えば、積載検出手段12aが電圧を出力する場合、搬送物特定部24は、電圧が所定の閾値以上となれば対象物が載せられたと判定し、電圧が所定の閾値以下となれば対象物が降ろされたと判定する。
次に図2〜図6を用いて、本実施形態の位置情報管理方法について説明する。
図2は、本発明の一実施形態における位置情報管理方法を説明する図である。
図2(a)に対象物の初期位置を示す。図示するように対象物Aはエリア1に存在する。対象物Bはエリア2に存在し、対象物Cはエリア3に存在する。この状態を対象物A〜Cの初期位置とする。位置情報管理装置20は、対象物A〜Cの初期位置を記憶している。一方、搬送装置10aは、上位の制御装置(図示せず)からの搬送指示信号に従って、対象物A〜Cを他のエリアに搬送する。位置情報管理装置20は、対象物A〜Cが搬送されるたびにその位置情報を更新し、対象物A等の位置情報を管理する。ここで、位置情報管理装置20が記憶する対象物A〜Cの初期位置について説明する。
図3は、本発明の一実施形態における初期位置を記憶するテーブルの一例を示す図である。
図示するように位置情報管理テーブルは、対象物A〜Cとその初期位置を対応付けて記憶している。ユーザは、図2(a)に示す対象物A〜Cの初期位置を、位置情報管理装置20に入力する。位置情報管理装置20では、設定情報取得部22が、入力された情報を取得し、図3に例示する位置情報管理テーブルに登録する。位置情報管理テーブルは、記憶部26が記憶している。なお、記憶部26は、対象物A〜Cとその初期位置とを図2(a)に提示するような地図情報として記憶してもよい。
まず、搬送装置10aが、対象物Aをエリア1からエリア4へ搬送することを規定した搬送指示信号に従って、エリア1へ移動する。この間も搬送装置10aは、位置検出手段11aが検出した搬送装置10aの位置情報に関する計測データを位置情報管理装置20へ送信する。また、搬送装置10aは、積載検出手段12aが検出した搬送装置10aへ対象物を載せたかどうかを示す計測データを位置情報管理装置20へ送信する。搬送装置10aは、各検出手段の計測データとともに、それらの計測データが搬送装置10aで計測されたことを示す情報(搬送装置10aの識別情報)を位置情報管理装置20へ送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21が、それらの計測データ、搬送装置10aの識別情報、計測データの受信時刻を対応付けて、記憶部26に登録する。
搬送装置10aがエリア1へ到着すると、ユーザが対象物Aを搬送装置10aに載せる。図10(b)にこの状態を示す。このとき、積載検出手段12aは、対象物Aを搬送装置10aに載せたことを示す計測データを、位置情報管理装置20へ送信する。また、位置検出手段11aは、エリア1の位置情報に関する計測データを位置情報管理装置20へ送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21がこれらの計測データを取得する。位置情報算出部23は、位置情報に関する計測データに基づいて、搬送装置10aの位置を算出する。例えば、位置情報に緯度経度の情報が含まれている場合、位置情報算出部23は、図4に例示する位置情報算出テーブルを参照して、搬送装置10aの位置を算出する。
図4は、本発明の一実施形態における位置情報算出テーブルの一例を示す図である。
図示するように位置情報算出テーブルは、エリア1〜4等とその位置情報(緯度経度)を対応付けて記憶している。位置情報算出部23は、計測データ取得部21が取得した緯度経度の情報と、位置情報算出テーブルに設定された緯度および経度の範囲とを比較して、計測データ取得部21が取得した緯度経度の情報が、エリア1の緯度経度の範囲(緯度がX1〜X2、経度がY1〜Y2)に含まれることを算出する。これにより、位置情報算出部23は、搬送装置10aがエリア1に存在することを算出する。なお、位置検出手段11aが加速度センサの場合、位置情報算出部23は、搬送装置10aについて与えられた初期位置の緯度経度に、搬送装置10aの移動経路を加算して、搬送装置10aの現在の緯度経度を算出してもよい。また、位置検出手段11aがRFIDタグ等であって、エリア1に設置された、その場所がエリア1であることを記憶した通信装置等から位置情報「エリア1」を取得する場合、位置情報算出部23は、位置情報算出テーブルに依らず、搬送装置10aの位置情報を特定することができる。
また、搬送物特定部24は、積載検出手段12aが取得した計測データと所定の閾値とを比較して、搬送装置10aに何らかの対象物が載せられたことを検出する。対象物が載せられたことを検出すると、搬送物特定部24は、位置情報算出部23が算出した搬送装置10aの位置情報(エリア1)と、図3に例示する位置情報管理テーブルとに基づいて、載せられた物が対象物Aであることを特定する。より具体的には、搬送物特定部24は、位置情報管理テーブルにおける位置情報の値が「エリア1」であるレコードを参照して対象物Aを特定する。以上の処理により、位置情報管理装置20は、エリア1で搬送装置10aに対象物Aが積まれたことを検出することができる。
次に搬送装置10aは、搬送指示信号に従って、対象物Aを載せたままエリア4まで移動する(図2(b))。この間、搬送装置10aは、位置検出手段11aおよび積載検出手段12aによる計測データを位置情報管理装置20へ送信する。計測データ取得部21は、計測データを取得し、位置情報算出部23は、移動中の搬送装置10aの位置情報を算出する。位置情報管理装置20は、移動中の対象物Aの位置情報を管理することができる。
搬送装置10aがエリア4へ到着すると、ユーザが対象物Aを搬送装置10aから降ろす。図2(c)、図2(d)にこの状態を示す。このとき、搬送装置10aは、積載検出手段12aが検出した対象物Aを搬送装置10aから降ろしたことを示す計測データを位置情報管理装置20へ送信する。また、搬送装置10aは、位置検出手段11aが検出したエリア4の位置情報に関する計測データを、位置情報管理装置20へ送信する。位置情報管理装置20では、計測データ取得部21がこれらの計測データを取得する。位置情報算出部23は、図2(b)を用いて説明したエリア1で対象物Aを載せた場合の処理と同様にして、現在の搬送装置10aの位置がエリア4であると算出する。また、搬送物特定部24は、積載検出手段12aによる計測データが所定の閾値を下回ったことに基づいて、対象物Aが降ろされたと判定する。すると、位置情報登録部25が、対象物Aの位置情報を更新する。具体的には、搬送物特定部24が、対象物Aが降ろされたと判定すると、位置情報登録部25は、位置情報管理テーブルの対象物Aの位置情報を、位置情報算出部23が算出した位置情報(対象物Aが降ろされたと判定された時点での位置情報)で更新する。図5に更新後の位置情報管理テーブルを示す。
図5は、本発明の一実施形態における位置情報管理テーブルの一例を示す図である。
図示するように、位置情報管理テーブルにおいて、対象物Aの位置情報が、「エリア1」から「エリア4」に更新されている。なお、位置情報登録部25が、対象物の位置情報を示す図2(d)に例示する地図情報を生成し、記憶部26は、この地図情報を記憶してもよい。
このように、位置情報管理システム100によれば、管理対象となる対象物に位置情報を検出するための装置、センサなどを装着することなく、対象物の位置情報を算出し、どこに対象物があるかを把握することができる。特に工場などでは、製造中の製品に対して、工作機械で加工したり、化学薬品を使用したり、液体に沈めたり、高温で熱したりする生産工程が存在する。このような生産工程では、製品に装着したセンサなどを事前に外さなければならず手間がかかる。また、製品の性質上(大きさ、材質など)、センサ類を取り付けられない場合がある。また、各製品用にセンサ類を用意しなければならないためコストが掛かる。これに対し、工場内で搬送装置10aが通行する経路上では、搬送装置10aが、位置検出手段11a等を取り外さなければならない環境にさらされることはまれである。従って、本実施形態の位置情報管理システム100は、工場などへの導入に適している。また、本実施形態の位置情報管理システム100によれば、製品へのセンサ類の装着や取り外しの手間をかけることなく、従来の作業手順に従って、1つの生産工程が終了するごとに製品を搬送装置10aに載せ、次の作業位置まで搬送するという作業を実行する中で、自動的に製品の位置情報を取得し、管理することができる。また、製品に装着するセンサ類を購入して管理する必要が無いためコストを低減することができる。なお、特許文献1、2には、搬送装置に設けた位置検出手段と積載検出手段による計測データに基づいて、その搬送装置で搬送する物体の位置情報を管理する方法は記載されていない。
上記では、対象物Aが置かれている最新の位置を把握するために位置情報管理システム100を使用する場合について説明した。これ以外にも、位置情報管理システム100は、搬送中の対象物Aの位置情報を追跡したり、対象物Aの移動の履歴を把握したりする目的で使用することもできる。このような目的で使用する場合、例えば、位置情報登録部25は、搬送装置10aの移動中に位置情報算出部23が算出した搬送装置10aの位置情報を記憶部26に登録する。また、記憶部26は、対象物Aの最新の位置情報だけでなく、対象物Aの位置情報を、位置情報算出部23がその位置情報を算出した時刻とともに記憶する。図6に搬送中の対象物Aの位置情報や位置情報の履歴を記憶する例を示す。
図6は、本発明の一実施形態における位置情報の履歴を管理するテーブルの一例を示す図である。
図6に例示する位置情報履歴管理テーブルは、搬送物特定部24が、対象物A〜Cについて搬送装置10aに載せられたと判定されてから搬送装置10aから降ろされたと判定するまでの間について、位置情報登録部25が、例えば搬送装置10aの位置情報が変化するたびに登録した位置情報の履歴を記憶している。なお、搬送物特定部24が、対象物Aの積み降ろしを検出した時刻については、別途、その時刻が記録されている。例えば、10時の時点で、対象物A〜Cは、全て初期位置に存在している。10時にユーザが対象物A〜Cの位置情報を入力すると、位置情報登録部25は、対象物A〜Cの位置情報を時刻とともに位置情報履歴管理テーブルに登録する。その後、搬送物特定部24が、エリア1で対象物Aが搬送装置10aへ載せられたことを検出すると、位置情報登録部25は、その時刻(「10:00:20」)を位置情報履歴管理テーブルに登録する。その後、位置情報算出部23が算出した位置情報が「エリア1」から「エリア1前の通路」に変化すると、位置情報登録部25は、「対象物A」と「エリア1前の通路」と変化した時刻(「10:11:10」)を対応付けて、位置情報履歴管理テーブルに登録する。以下同様にして、位置情報登録部25は、対象物Aの位置情報が切り替わるたびに位置情報履歴管理テーブルへの登録を行い、最後に対象物Aを搬送装置10aから降ろした時刻(「10:13:00」)を登録する。その後は、対象物Aが搬送装置10aに積載されることが無いため、位置情報登録部25は、対象物Aの位置情報の登録を行わない。対象物B、対象物Cについても搬送装置10aに積載されることが無いため、位置情報登録部25は、位置情報の履歴を登録しない。
位置情報履歴管理テーブルによれば、ユーザは、対象物A〜Cの現在位置だけではなく、現在までの位置情報の履歴や移動経路を把握することができる。また、ユーザは、搬送中の対象物を追跡することができる。
次に、図7を用いて、図2で例示した対象物Aの移動を例に位置情報管理処理の流れを説明する。図7は、本発明の一実施形態における位置情報管理処理のフローチャートである。
まず、設定情報取得部22が、対象物A〜Cの初期位置の位置情報を取得する(ステップS11)。設定情報取得部22は、初期位置の位置情報を記憶部26に登録する(図3)。出力部27は、図2(a)で例示する対象物の配置を表す地図情報を生成し、表示装置などに出力してもよい。計測データ取得部21は、搬送装置10aから、搬送装置10aの位置情報に関する計測データと、搬送装置10aへの対象物の積み降ろしを示す計測データとを所定の時間間隔で継続的に取得する。位置情報算出部23は、位置情報に関する計測データに基づいて、搬送装置10aの位置情報を算出する。搬送物特定部24は、計測データ取得部21が取得した対象物の積み降ろしを示す計測データに基づいて、搬送装置10aに対象物Aが載せられたかどうかを判定する(ステップS12)。例えば、荷重センサ(積載検出手段12a)の出力する電圧が、所定の閾値以上であれば、搬送物特定部24は、対象物Aが載せられたと判定する。対象物Aの積載を検出しない場合(ステップS12;No)、この判定を繰り返す。対象物Aが載せられたと判定した場合(ステップS12;Yes)、搬送物特定部24は、対象物Aが載せられたことを示す計測データを取得した時刻における搬送装置10aの位置情報を、位置情報算出部23から取得する(ステップS13)。搬送物特定部24は、対象物A〜Cの初期位置情報とステップS13で取得した位置情報とに基づいて、搬送装置10aに載せられた対象物Aを特定する(ステップS14)。位置情報登録部25は、特定された対象物Aと位置情報と現在の時刻を記憶部26に記録してもよい(図6)。
搬送装置10aが対象物を搬送する間も、計測データ取得部21は、位置情報に関する計測データと、対象物A〜Cの積み降ろしを示す計測データを取得する。対象物A〜Cの積み降ろしに関係なく、位置情報登録部25は、例えば、所定の時間間隔で、搬送装置10aの位置情報を記憶部26に登録してもよい。これにより、対象物A〜Cだけでなく搬送装置10aの位置情報を管理することができる。
次に搬送物特定部24は、計測データ取得部21が取得した対象物の積み降ろしを示す計測データに基づいて、搬送装置10aから対象物Aが降ろされたかどうかを判定する(ステップS15)。例えば、荷重センサ(積載検出手段12a)の出力する電圧が、所定の閾値以上の状態から閾値を下回るようになると、搬送物特定部24は、対象物Aが降ろされたと判定する。対象物Aが降ろされたと判定しない場合(ステップS15;No)、位置情報算出部23は、搬送装置10aの位置情報を算出する(ステップS16)。位置情報登録部25は、搬送中の対象物Aの位置情報を記憶部26に登録する(ステップS17)。例えば、位置情報登録部25は、位置情報算出部23が算出した位置情報が変わるたびに対象物Aと位置情報と現在時刻を記憶部26に記録してもよい(図6)。また、出力部27は、搬送中の対象物Aの位置情報が変化するたびに、搬送中の対象物Aの位置を更新した地図情報(図2(b)など)を生成し、表示装置などに出力してもよい。
対象物Aが降ろされたと判定した場合(ステップS15;Yes)、搬送物特定部24は、対象物Aが降ろされたことを示す計測データを取得した時刻における搬送装置10aの位置情報を、位置情報算出部23から取得する(ステップS18)。位置情報登録部25は、図5に例示するようにステップS14にて特定した対象物の位置情報を、ステップS18で取得した位置情報で更新する(ステップS19)。また、位置情報の履歴を記録する場合、位置情報登録部25は、図6に例示するように新たな履歴情報として、対象物Aを降ろした位置の位置情報と時刻とを登録してもよい。また、出力部27は、搬送後の対象物Aの位置情報を含む地図情報(図2(d))を生成し、表示装置などに出力してもよい。
次に位置情報管理装置20は、位置情報管理処理を終了するかどうかを判定する(ステップS20)。位置情報管理処理を継続する場合、今回搬送した対象物Aについては、ステップS19で更新した最新の位置情報を初期位置情報として、ステップS12以降の処理を繰り返す。本実施形態の位置情報管理方法によれば、搬送装置10a〜10cによる移動を伴う対象物A〜Cについて、対象物A〜Cに何も取り付けなくても、その位置情報を管理することができる。
なお、上位の制御装置(図示せず)が搬送装置10aに出力する搬送指示信号の内容と、対象物の積み降ろし位置との整合性をチェックして、例えば、搬送指示信号で指定したエリアと異なる位置で対象物Aを降ろしたような場合、アラームを通知するようにしてもよい。また、図3に例示する位置情報管理テーブルの内容に加え、さらに各対象物A〜Cの重さを登録し、一方、搬送装置10aには、積載検出手段12aとして重量計を設け、対象物A等が積まれたときの重さを、登録された重さと照合し、対象物の特定精度を向上させてもよい。例えば、積載検出手段12aが検出した対象物の重さが、予め登録された対象物の重さと異なる場合、アラームを通知するようにしてもよい。また、図2の例では、1つのエリアに1つの対象物A等が配置されているが、対象物の特定に重さを用いる場合、異なる重さを有する対象物を同じエリアに配置し、対象物を載せる位置の位置情報と対象物の初期位置情報に加え、対象物の重さによって、搬送装置10aに載せられた対象物を特定してもよい。
(生産ラインでの実施例)
図8は、本発明の一実施形態における製品の位置情報管理方法を説明する図である。
図8を用いて、位置情報管理システム100を生産ラインに適用する例を説明する。
図8は、ある生産ラインの模式図である。この生産ラインでは、ある製品αについて、エリアP0である工程までの生産を行い、その後、エリアQ0にて、後続の工程を実施し、最終的に製品αを完成させる。エリアP0で行う工程も、複数の生産工程に分かれていて、生産工程ごとに製品αの生産作業を行う作業位置が定められている。図中、エリアP1〜P6、PXは、生産工程に応じた作業位置である。生産工程を工程順に工程K1〜K6などとすると、例えば、工程K1の生産作業はエリアP1で行い、その後エリアP2へ製品αを搬送し、工程K2はエリアP2で行う。以下、同様にして、製品αは、エリアP3〜エリアP6にこの順で搬送され、各エリア3〜6で、対応する工程K3〜K6を行う。そして、製品αは、最終的にエリアPXへ搬送され、最後の工程XをエリアPXで行う。エリアP1〜PXには、冶具と一体となった製品α、又は、単体の冶具が最大で1個まで配置される。エリア間の製品αの移動は、搬送装置10a、10b(AGV)によって行う。搬送装置10a、10bは、単体の冶具、または、冶具と一体とされた製品αを1度に1個のみ搬送する。また、エリアPXでの生産作業が終了すると、製品αから冶具が取り外され、搬送装置10c(クレーン)によって、単体の製品αが次の工程を行うエリアQ0に搬送される。搬送装置10cは、単体の製品αを1度に1個のみを搬送する。搬送装置10a〜10cは、定められたエリア(エリアP1〜P6、PX、Q0)でのみ製品αなどを積み降ろしし、また、位置情報を取得できる範囲内を移動し、2機の搬送装置が同時に同じエリアに存在することはない。
図7のフローチャートで説明した処理を各搬送装置10a〜10cに対して行うことで、エリアP1〜PXのそれぞれの生産工程で作業中の複数の製品αについて、それぞれの位置情報を取得することができる。また、エリアP1〜PXに存在する冶具単体の位置情報を取得することができる。また、搬送装置10a〜10cの位置情報を取得することができる。図9、図10に製品α、冶具などの位置情報が登録されたテーブルの例を示す。
図9は、本発明の一実施形態における製品管理テーブルの一例を示す第1の図である。
図9に例示する製品管理テーブルは、エリアP1〜PX等での各時刻における製品αおよび冶具の配置状況、搬送装置10a等の存在する位置情報を記憶する。なお、P1前通路とは、エリアP1とエリアP2で挟まれた通路部分である。P3前通路とは、エリアP3とエリアP4で挟まれた通路部分である。また、C11〜C14は製造中の製品αを示し、J11〜J14は冶具を示している。C11+J11は、製品α(C11)と冶具(J11)が一体的に構成された状態であることを示している。図9のようにエリアごとの製品α、冶具の配置状況の履歴を記録することで、例えば、現在、どの製品α、冶具がどのエリアに存在するかを把握することができる。換言すれば、どの製品αがどの生産工程で作業中かを把握することができるので、工場等での生産管理に役立てることができる。また、上記の通り、製品αに位置を計測するための装置を取り付ける必要が無いので、生産作業の効率を低下させることなく、製品αの位置情報を管理することができる。
図10は、本発明の一実施形態における製品管理テーブルの一例を示す第2の図である。
図10に例示する製品管理テーブルは、各時刻において各製品αおよび各冶具が配置された位置の位置情報を記憶する。図10のように対象物ごとの経時的な位置情報の変化を記録することで、現在、どの製品α、冶具がどのエリアに存在するかを把握することができる。また、どの製品αがどの生産工程で作業中かを把握することができる。また、製品αごとの、各作業位置での滞在時間(それぞれの作業工程に要した時間)を容易に把握することができるため進捗管理に役立てることができる。
図11は、本発明の一実施形態における位置情報管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える例えばPC(Personal Computer)、サーバ端末装置などである。コンピュータ900は、CPU901に代えて、MPU(Micro Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサを備えていてもよい。上述の位置情報管理装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶部26に対応する記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、入出力インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
図2、図8の地図情報は配置図情報の一例である。
100・・・位置情報管理システム
10a、10b、10c・・・搬送装置
11a、11b、11c・・・位置検出手段
12a、12b、12c・・・積載検出手段
20・・・位置情報管理装置
21・・・計測データ取得部
22・・・設定情報取得部
23・・・位置情報算出部
24・・・搬送物特定部
25・・・位置情報登録部
26・・・記憶部
27・・・出力部
28・・・通信部
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (11)

  1. 搬送装置によって搬送する物体の位置情報を算出する位置情報管理装置であって、
    前記搬送装置の位置を示す搬送位置情報と、前記物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報と、前記物体を前記搬送装置へ積載するときの前記物体の位置を示す初期位置情報とを取得し、
    前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載した前記物体の位置情報を算出する、
    位置情報管理装置。
  2. 前記積載情報を取得したときの前記搬送位置情報と、前記初期位置情報とが同じ領域に含まれることに基づいて、前記初期位置情報が示す位置に存在する前記物体を前記搬送装置へ積載したと判定し、積載後の当該物体の位置情報を、前記搬送位置情報に基づいて算出する、
    請求項1に記載の位置情報管理装置。
  3. さらに、前記物体の前記搬送装置からの荷降ろしを示す荷降情報を取得し、
    前記荷降情報を取得したときの前記搬送位置情報に基づいて、前記搬送装置から荷降ろしした後の前記物体の位置情報を算出する、
    請求項1または請求項2に記載の位置情報管理装置。
  4. 前記搬送位置情報を、前記搬送装置に設けられた位置検出手段の検出結果に基づいて算出する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の位置情報管理装置。
  5. 前記物体の最新の位置情報を記憶する、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の位置情報管理装置。
  6. 前記物体の位置情報の履歴を記憶する、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の位置情報管理装置。
  7. 前記搬送装置の移動範囲を含む地図情報に前記物体の位置情報を対応付けた配置図情報を出力する、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の位置情報管理装置。
  8. 自装置の位置に関するデータを検出する位置検出手段と、自装置への前記物体の積載および自装置からの前記物体の荷降ろしを検出する積載検出手段と、を備える搬送装置と、
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の位置情報管理装置と、
    を含む位置情報管理システム。
  9. 自装置の位置に関するデータを検出する位置検出手段と、
    自装置への物体の積載および荷降ろしを検出する積載検出手段と、
    を備える搬送装置。
  10. 搬送装置によって搬送する物体の位置情報を算出する位置情報管理方法であって、
    前記搬送装置の位置を示す搬送位置情報を取得するステップと、
    前記物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報を取得するステップと、
    前記物体を前記搬送装置へ積載するときの前記物体の位置を示す初期位置情報を取得するステップと、
    前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載した前記物体の位置情報を算出するステップと、
    を有する位置情報管理方法。
  11. コンピュータを、
    搬送装置の位置を示す搬送位置情報を取得する手段、
    物体の前記搬送装置への積載を示す積載情報を取得する手段、
    前記積載情報を取得したときの前記物体の位置を示す初期位置情報を取得する手段、
    前記搬送位置情報と、前記積載情報と、前記初期位置情報とに基づいて、前記搬送装置に積載された前記物体の位置情報を算出する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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