JP2017077955A - 管理装置、荷物管理システム、管理方法およびプログラム - Google Patents

管理装置、荷物管理システム、管理方法およびプログラム Download PDF

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正志 長田
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正志 長田
良和 新井
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良和 新井
丈晴 北川
Takeharu Kitagawa
丈晴 北川
千香 宮武
Chika MIYATAKE
千香 宮武
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Abstract

【課題】輸送機への積載対象となる荷物を正確に特定する。【解決手段】搭載判定部は、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、搬送装置にその荷物が搭載されたと判定する。関連付け部は、搬送装置と、搭載判定部によって搬送装置に搭載されたと判定された荷物の前記荷物IDとを関連付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送対象となる荷物の管理装置、荷物管理システム、管理方法およびプログラムに関する。
輸送業において、輸送される荷物は集荷施設に集荷され、当該集荷施設において輸送先へ発つ輸送機(例えば、トラック、飛行機、船舶など)に積載される。つまり、集荷施設には異なる地域へ輸送すべき荷物が集荷される。集荷施設では、荷物を輸送機まで運ぶため、搬送装置(例えば、ロールボックスパレット、台車など)に積み込まれる。
特許文献1には、誤出荷を防止するために、フォークリフトに設けられた車載システムにより、荷物の乗ったパレットをすくいあげるときに、RFID(radio frequency identifier)により当該パレットの識別情報と当該荷物の識別情報とを認識する技術が開示されている。
特開2015−124052号公報
荷物は、搬送装置に乗ったまま輸送機に積載される。このとき、どの搬送装置にどの荷物が積まれているかは管理されていない。そのため、輸送機への荷物の積載後に所定の荷物を探す必要がある場合に、荷物の不要な積み下ろしが発生する可能性がある。
特許文献1に記載の技術によれば、フォークリフトに設けられた車載システムが、パレットのRFIDタグおよび荷物のRFIDタグと一括で通信することで、パレットの識別情報と荷物の識別情報とを関連付ける。しかしながら、フォークリフトに設けられた車載システムが、すくいあげるパレットに搭載されたRFIDタグのみならず、当該パレットの近傍に載置された他のパレットおよび他の荷物のRFIDタグをも読み込む可能性がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する管理装置、荷物管理システム、管理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、管理装置は、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定する搭載判定部と、前記搬送装置と、前記搭載判定部によって前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付ける関連付け部とを備える。
本発明の第2の態様によれば、荷物管理システムは、搬送装置および荷物が載置される空間を撮像する撮像装置と、上記態様に係る管理装置とを備える。
本発明の第3の態様によれば、管理方法は、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定するステップと、前記搬送装置と、前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付けるステップとを有する。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定する搭載判定部、前記搬送装置と、前記搭載判定部によって前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付ける関連付け部として機能させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、管理装置は、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物IDを認識できる場合に、搬送装置に荷物が搭載されたと判定する。これにより、管理装置は、輸送機への積載対象となる荷物を正確に特定することができる。
一実施形態に係る荷物管理システムの概要を示す図である。 一実施形態に係る管理装置の構成を示す概略ブロック図である。 一実施形態に係る管理装置による区域設定動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る撮像装置が撮像する撮像画像の一例である。 一実施形態に係る管理装置による荷物管理動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る管理装置による重なり判定処理を示すフローチャートである。 一実施形態に係る管理装置による搭載判定処理を示すフローチャートである。 一実施形態に係る管理装置による積下判定処理を示すフローチャートである。 一実施形態に係る管理装置によるアラーム判定処理を示すフローチャートである。 管理装置の基本構成を示す概略ブロック図である。 一実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、一実施形態に係る荷物管理システムの概要を示す図である。
荷物管理システム1は、荷物Bの輸送(transport)役務における荷物Bの仕分け現場において、荷物Bおよび荷物Bをトラックまで搬送(carry)するためのロールボックスパレットPを管理する。荷物Bの上面には、荷物Bの識別情報である荷物IDを表示するステッカーSBが付されている。ロールボックスパレットPの上面には、ロールボックスパレットPの識別情報であるパレットIDを表示するステッカーSPが付されている。
荷物BおよびロールボックスパレットPは、荷物Bの宛先に応じて異なる区域に載置される。区域の例としては、関東地方へ輸送すべき荷物Bが載置される区域、東北地方へ輸送すべき荷物Bが載置される区域などが挙げられる。
なお、荷物を積み込んで移動する搬送装置は、ロールボックスパレットPに限られず、他の台車や無人搬送車であってもよい。なお、荷物IDやパレットIDを表示する表示媒体は、ステッカーに限られず、カートン(段ボール箱)、電子ペーパーなどでもよい。
荷物管理システム1は、撮像装置10と表示装置20と管理装置30と管理者端末40とを備える。
撮像装置10は、荷物BおよびロールボックスパレットPが載置される区域に複数台設置される。撮像装置10は、設置された区域を上方から撮像する。これにより、撮像装置10が撮像する撮像画像には、ステッカーSBが表示する荷物IDおよびステッカーSPが表示するパレットIDが写る。撮像装置10が撮像した撮像画像は、管理装置30に送信される。
なお、1つの撮像装置10は、複数の区域を撮像してもよいし、1つの区域を撮像してもよい。また複数の撮像装置10は、それぞれ異なる区域を撮像してもよいし、同一の区域を撮像しても良い。また撮像装置10は、各ロールボックスパレットPに取り付けられても良い。荷物IDおよびパレットIDは、所定の情報を二次元の広がりを持つ形状や色として表す二次元コードによって表されても良いし、バーコードでも良いし、文字によって表されてもよい。
表示装置20は、各ロールボックスパレットPに取り付けられる。表示装置20は、自装置が取り付けられたロールボックスパレットPに積み込むべき荷物Bの輸送地域、および積み込まれた荷物Bの情報を表示する。表示装置20は、管理装置30と無線通信するための無線通信デバイスを備える。表示装置20は、電子ペーパーやLCD(Liquid Crystal Display)によって実現される。
管理装置30は、撮像装置10が撮像した撮像画像に写った荷物IDおよびパレットIDに基づいて、荷物Bとその荷物Bが積み込まれたロールボックスパレットPとを関連付ける。管理装置30は、荷物BとロールボックスパレットPの関連付け情報に基づいて、表示装置20の表示を制御する。管理装置30は、荷物BとロールボックスパレットPを監視し、監視結果に基づいて管理者端末40にアラームを通知する。
管理者端末40は、荷物管理システム1の管理者によって閲覧される端末である。管理者端末40は、管理装置30からアラームを受信すると、当該アラームを画面に表示することで、管理者にアラームを通知する。アラームの通知は、音声の出力であってもよい。
図2は、一実施形態に係る管理装置の構成を示す概略ブロック図である。
管理装置30は、画像取得部101、区域設定部102、区域記憶部103、認識部104、認識位置記憶部105、重なり判定部106、重なり記憶部107、範囲特定部108、搭載判定部109、積下判定部110、関連付け部111、関連付け記憶部112、荷物情報記憶部113、宛先特定部114、表示制御部115、監視部116、アラーム通知部117を備える。
画像取得部101は、撮像装置10から撮像画像を取得する。
区域設定部102は、撮像装置10による撮像範囲のうち荷物Bの宛先に応じた区域の設定の入力を受け付ける。具体的には、区域設定部102は、撮像範囲の一部の範囲の選択を受け付け、次に当該範囲が何れの区域に属するかの入力を受け付ける。
区域記憶部103は、区域の識別情報と、撮像装置10の識別情報と、当該撮像装置10の撮像範囲のうち当該区域が写る範囲とを、関連付けて記憶する。
認識部104は、画像取得部101が取得した撮像画像に写った荷物IDおよびパレットIDを認識する。認識部104は、荷物IDおよびパレットIDが認識された撮像画像上の座標を特定する。
認識位置記憶部105は、荷物IDと当該荷物IDが認識された座標とを関連付けて記憶する。
重なり判定部106は、認識位置記憶部105が記憶する荷物ID及び座標と、認識部104が認識した荷物IDおよび座標とを比較することで、荷物Bの重なりの有無を判定する。
重なり記憶部107は、重なっている荷物Bの荷物IDの組み合わせおよび荷物Bの重なり順を記憶する。
範囲特定部108は、画像取得部101が取得した撮像画像に基づいて、撮像画像のうちロールボックスパレットPの床板が写った範囲(積込可能範囲)を特定する。例えば、範囲特定部108は、撮像画像と床板画像とのパターンマッチングにより、床板が写った範囲を特定することができる。また例えば、範囲特定部108は、認識部104が認識したパレットIDの位置および角度と、パレットIDの位置と床板の形状を示す四角形との関係を予め記憶しておき、当該四角形を、認識部104が認識したパレットIDの角度に回転し、当該回転した四角形をパレットIDの位置に置くことで、積込可能範囲を特定することができる。
搭載判定部109は、認識部104が認識した荷物IDの認識位置が、範囲特定部108が特定した積込可能範囲の内部であるか否かを判定することで、荷物BがロールボックスパレットPに積み込まれたか否かを判定する。
積下判定部110は、搭載判定部109によって既にロールボックスパレットPに積み込まれたと判定された荷物Bの荷物IDが、範囲特定部108が特定した積込可能範囲の外部において認識されたか否かを判定することで、荷物BがロールボックスパレットPから積み下ろされたか否かを判定する。
関連付け部111は、搭載判定部109によって積み込まれたと判定された荷物Bと、当該荷物Bが積み込まれたロールボックスパレットPとを関連付けて関連付け記憶部112に記録する。関連付け部111は、積下判定部110によって積み下ろされたと判定された荷物BとロールボックスパレットPとの組み合わせを関連付け記憶部112から削除する。
関連付け記憶部112は、ロールボックスパレットPのパレットIDと、当該ロールボックスパレットPに積み込まれている荷物Bの荷物IDと、当該荷物Bの積込順と、当該荷物Bの積込位置とを関連付けて記憶する。荷物Bの積込位置は、積込段数、または三次元座標によって表すことができる。
荷物情報記憶部113は、荷物IDと、当該荷物IDが示す荷物Bの宛先とを関連付けて記憶する。
宛先特定部114は、ロールボックスパレットPに最初に積み込まれた荷物Bの宛先を特定する。なお、宛先は、荷物情報記憶部が記憶する場合に限られず、荷物IDに含まれていてもよい。宛先特定部114は、特定した宛先が含まれる輸送地域を、ロールボックスパレットPに積み込むべき荷物Bの輸送地域として特定する。輸送地域の例としては、都道府県が挙げられる。
表示制御部115は、表示装置20に、当該表示装置20が取り付けられたロールボックスパレットPに積み込むべき荷物Bの輸送地域と、当該ロールボックスパレットPに積み込まれた荷物Bの情報とを表示させる。荷物Bの情報の例としては、荷物ID、荷物の積込順、積込位置などが挙げられる。
監視部116は、荷物BおよびロールボックスパレットPの状態を監視し、所定のアラーム検出条件に合致するか否かを判定する。
アラーム通知部117は、監視部116によってアラーム検出条件に合致すると判定された場合に、管理者端末40にアラームを通知する。
ここで、本実施形態に係る管理装置30の動作について説明する。
図3は、一実施形態に係る管理装置による区域設定動作を示すフローチャートである。
図4は、一実施形態に係る撮像装置が撮像する撮像画像の一例である。
荷物管理システム1による荷物管理を行う場合、まず撮像装置10が撮像する撮像範囲と、荷物BおよびロールボックスパレットPが載置される区域Zとの関連付けを行う必要がある。撮像範囲に対する区域Zの設定の指示は、例えば、管理者端末40を介してなされる。管理装置30の区域設定部102は、管理者から撮像範囲に対する区域Zの設定の指示が入力されると、図4に示すように、画像取得部101が取得した撮像画像を管理者端末40に表示させる(ステップS101)。次に、区域設定部102は、管理者端末40に表示された画像のうち、荷物BおよびロールボックスパレットPが載置される区域Zが写る範囲Rの入力を受け付ける(ステップS102)。区域設定部102は、例えば、管理者によるドラッグアンドドロップ入力に基づいて、ドラッグ開始座標とドロップ座標とによって特定される矩形範囲を範囲Rとして特定することができる。また区域設定部102は、例えば、管理者によるクリック入力に基づいて、クリックされた点を頂点とする多角形の範囲を範囲Rとして特定することができる。次に、区域設定部102は、管理者端末40から入力された範囲Rに写る区域Zの識別情報の入力を受け付ける(ステップS103)。そして、区域設定部102は、ステップS102で入力された範囲Rと、範囲Rの入力がなされた撮像画像を撮影した撮像装置10の識別情報と、ステップS103で入力された識別情報とを関連付けて、区域記憶部103に記録する(ステップS104)。同一の撮像装置の識別情報および区域Zの識別情報に関連付けられた範囲Rが既に区域記憶部103に記録されている場合、区域設定部102は、範囲Rを更新する。
このとき、アラーム通知部117は、異なる区域Zの識別情報に関連付けられた範囲Rの間に重複する部分が存在する場合、管理者端末40にアラームを出力してもよい。
図5は、一実施形態に係る管理装置による荷物管理動作を示すフローチャートである。
撮像装置10の撮像範囲と区域Zの関係が設定されると、管理装置30は、荷物管理動作を開始する。まず管理装置30の画像取得部101は、撮像装置10から撮像画像を取得する(ステップS201)。次に、管理装置30は、区域記憶部103に記録された区域Zを1つずつ選択し、各区域Zについて以下に示すステップS203からステップS211の処理を実行する(ステップS202)。
まず認識部104は、ステップS202で選択された区域Zに関連付けられた撮像装置10が撮像した撮像画像の範囲Rの中から、特定の画像パターンを探索することでパレットIDを認識する(ステップS203)。このとき、認識部104は、パレットIDの座標(例えば、パレットIDが写る範囲の中心座標)を特定する。次に、範囲特定部108は、特定されたパレットID毎に当該パレットIDが示すロールボックスパレットPの積込可能範囲を特定する(ステップS204)。具体的には、範囲特定部108は、予めロールボックスパレットPの床板画像を記憶しておき、撮像画像と床板画像とのパターンマッチングを行うことにより、積込可能範囲を特定することができる。また具体的には、範囲特定部108は、パレットIDの位置を基準とした床板の形状を示す四角形を予め記憶しておき、当該四角形を認識部104が認識したパレットIDの角度に回転させてパレットIDの認識された座標に当てはめることで、積込可能範囲を特定することができる。
次に、認識部104は、ステップS202で選択された区域Zに関連付けられた撮像装置10が撮像した撮像画像の範囲Rの中から、特定の画像パターンを探索することで荷物IDを認識する(ステップS205)。このとき、認識部104は、荷物IDの座標(例えば、荷物IDが写る範囲の中心座標)を特定する。
次に、重なり判定部106は、以下に示す重なり判定処理を実行する(ステップS206)。
図6は、一実施形態に係る管理装置による重なり判定処理を示すフローチャートである。
重なり判定部106は、認識位置記憶部105が記憶する荷物IDのうち、ステップS205で認識されなかった荷物IDが存在するか否かを判定する(ステップS301)。つまり、重なり判定部106は、前回の処理において認識され、かつ今回の処理において認識されなくなった荷物IDが存在するか否かを判定する。認識されなくなった荷物IDが存在する場合(ステップS301:YES)、重なり判定部106は、ステップS205で、認識位置記憶部105が当該荷物IDに関連付けて記憶する座標の近傍(例えば、30センチメートルに相当する画素範囲)で、他の荷物IDが認識されたか否かを判定する(ステップS302)。認識されなくなった荷物IDの近傍で他の荷物IDが認識された場合(ステップS302:YES)、重なり判定部106は、当該2つの荷物IDが示す荷物Bが重ねて積まれたと判定し、当該2つの荷物IDと重なり順とを、関連付けて重なり記憶部107に記録する(ステップS303)。このとき、荷物Bの重なり順は、認識されなくなった荷物IDが示す荷物が、近傍で認識された荷物IDが示す荷物の下にあることを示す。
認識されなくなった荷物IDが存在しない場合(ステップS301:NO)、認識されなくなった荷物IDの近傍に他の荷物IDが存在しない場合(ステップS302:NO)、荷物Bが重ねて積まれたと判定された場合(ステップS303)、重なり判定部106は、ステップS304の処理を実行する。つまり、重なり判定部106は、重なり記憶部107が記憶する荷物IDの組み合わせに係る複数の荷物IDが、ステップS205においてそれぞれ認識されたか否かを判定する(ステップS304)。例えば、重なり記憶部107が荷物BAと荷物BBの組み合わせを記憶する場合、重なり判定部106は、荷物BAと荷物BBのそれぞれがステップS205で認識されたか否かを判定する。荷物BAと荷物BBのそれぞれが認識されたということは、荷物BAと荷物BBが重なっていないことに等しい。したがって、重なり判定部106は、重なり記憶部107が記憶する荷物IDの組み合わせに係る複数の荷物IDが、それぞれ認識された場合(ステップS304:YES)、重なり記憶部107から当該組み合わせに係るエントリを削除する(ステップS305)。
重なり記憶部107が記憶する荷物IDの組み合わせに係る複数の荷物IDの1つのみが認識される場合(ステップS304:NO)、または当該組み合わせに係るエントリを削除した場合(ステップS305)、認識部104は、認識位置記憶部105が記憶する情報をステップS205の認識結果に更新し(ステップS306)、重なり判定処理を終了する。
次に、管理装置30は、ステップS205で認識部104が認識した荷物IDを1つずつ選択し、荷物IDごとに、以下に示すステップS208〜ステップS210の処理を実行する(ステップS207)。
まず関連付け部111は、認識部104が認識した荷物IDがパレットIDに関連付けて関連付け記憶部112に記録されているか否かを判定する(ステップS208)。荷物IDがパレットIDに関連付けられていない場合(ステップS208:NO)、管理装置30は、以下に示す搭載判定処理を実行する(ステップS209)。
図7は、一実施形態に係る管理装置による搭載判定処理を示すフローチャートである。
搭載判定部109は、荷物IDが認識された座標が、範囲特定部108が特定した積込可能範囲内であるか否かを判定する(ステップS401)。荷物IDが認識された座標が積込可能範囲内である場合(ステップS401:YES)、搭載判定部109は、当該荷物IDが示す荷物Bが、積込可能範囲に関連付けられたパレットIDが示すロールボックスパレットPに積み込まれたと判定する(ステップS402)。次に、搭載判定部109は、当該荷物IDに関連付けられた他の荷物IDが重なり記憶部107に記憶されているか否かを判定する(ステップS403)。当該荷物IDに関連付けられた他の荷物IDが重なり記憶部107に記憶されている場合(ステップS403:YES)、搭載判定部109は、当該荷物IDが示す荷物Bに加え、当該他の荷物IDが示す荷物も、積込可能範囲に関連付けられたパレットIDが示すロールボックスパレットPに積み込まれたと判定する(ステップS404)。搭載判定部109が、ステップS402またはステップS404においてロールボックスパレットPに積み込まれた荷物を特定すると、関連付け部111は、搭載判定部109によって積み込まれたと判定された荷物Bの荷物IDと、当該荷物Bが積み込まれたロールボックスパレットPのパレットIDと、当該荷物Bの積込順とを関連付けて関連付け記憶部112に記録する(ステップS405)。
次に、宛先特定部114は、当該荷物Bが当該ロールボックスパレットPに最初に積み込まれた荷物Bであるか否かを判定する(ステップS406)。例えば、宛先特定部114は、ステップS405による記録処理より前に、関連付け記憶部112において、当該ロールボックスパレットPのパレットIDに関連付けられた荷物IDが記憶されていない場合に、当該荷物Bが最初に積み込まれた荷物Bであるか否かを判定する。当該荷物Bが最初に積み込まれた荷物Bでない場合(ステップS406:NO)、管理装置30は、積込判定処理を終了する。
他方、当該荷物Bが最初に積み込まれた荷物Bである場合(ステップS406:YES)、宛先特定部114は、当該荷物Bの宛先を荷物情報記憶部113から読み出す(ステップS407)。次に、宛先特定部114は、特定した宛先を、当該ロールボックスパレットPに関連付けて関連付け記憶部112に記録する(ステップS408)。次に、表示制御部115は、当該宛先を、当該ロールボックスパレットPに取り付けられた表示装置20に表示させ(ステップS409)、積込判定処理を終了する。
なお、荷物IDが認識された座標が積込可能範囲内である場合(ステップS401:NO)、搭載判定部109は、当該荷物IDが示す荷物BがロールボックスパレットPに積み込まれていないと判定し、積込判定処理を終了する。
他方、ステップS208において、荷物IDが既にパレットIDに関連付けられている場合(ステップS208:YES)、管理装置30は、以下に示す積下判定処理を実行する(ステップS210)。
図8は、一実施形態に係る管理装置による積下判定処理を示すフローチャートである。
積下判定部110は、荷物IDが認識された座標が、範囲特定部108が特定した積込可能範囲外であるか否かを判定する(ステップS501)。荷物IDが認識された座標が積込可能範囲外である場合(ステップS501:YES)、積下判定部110は、当該荷物IDが示す荷物Bが、積込可能範囲に関連付けられたパレットIDが示すロールボックスパレットPから積み下ろされたと判定する(ステップS502)。次に、積下判定部110は、当該荷物IDに関連付けられた他の荷物IDが重なり記憶部107に記憶されているか否かを判定する(ステップS503)。当該荷物IDに関連付けられた他の荷物IDが重なり記憶部107に記憶されている場合(ステップS503:YES)、積下判定部110は、当該荷物IDが示す荷物Bに加え、当該他の荷物IDが示す荷物も、積込可能範囲に関連付けられたパレットIDが示すロールボックスパレットPから積み下ろされたと判定する(ステップS504)。積下判定部110が、ステップS502またはステップS503においてロールボックスパレットPから積み下ろされた荷物を特定すると、関連付け部111は、積下判定部110によって積み下ろされたと判定された荷物Bの荷物IDと、当該荷物Bが積み込まれたロールボックスパレットPのパレットIDとの組み合わせを、関連付け記憶部112から削除する(ステップS505)。
認識された全ての荷物IDについて搭載判定処理(ステップS209)または積み下ろし判定処理(ステップS210)が実行されると、表示制御部115は、各ロールボックスパレットPに取り付けられた表示装置20に、当該ロールボックスパレットPのパレットIDに関連付けて関連付け記憶部112が記憶する荷物IDのリストおよび荷物Bの積込順を表示させる(ステップS211)。
次に、管理装置30は、ロールボックスパレットPと荷物Bの状況に応じたアラームの通知の要否を判定するアラーム判定処理を実行する(ステップS212)。
図9は、一実施形態に係る管理装置によるアラーム判定処理を示すフローチャートである。
監視部116は、ステップS203で認識されたパレットIDに基づいて、ステップS202で選択された区域Zに存在するロールボックスパレットPの台数を算出する(ステップS601)。また監視部116は、ステップS205で認識された荷物IDの数から、ロールボックスパレットPに既に積み込まれた荷物Bの数を減算することで、未積込の荷物Bの数を算出する(ステップS602)。
次に、監視部116は、ロールボックスパレットPの台数および荷物Bの数が、予め管理者等により入力されたアラーム検出条件を満たすか否かを判定する(ステップS603)。アラーム検出条件の例としては、荷物Bの数が所定数以上の状態が所定時間以上継続している場合(つまり、作業員が不足し、荷物Bが滞留している場合)、ロールボックスパレットPの数と荷物Bの数の比が所定範囲内にない場合(つまり、荷物Bに対してロールボックスパレットPが過剰または過小である場合)などが挙げられる。
ロールボックスパレットPの台数および荷物Bの数がアラーム検出条件を満たす場合(ステップS603:YES)、アラーム通知部117は、ステップS202で選択された区域Zの識別情報を含むアラームを、管理者端末40に通知する(ステップS604)。これにより、管理者端末40は、所定の事象が生じている区域Zを通知するアラームを発するため、管理者は所定の事象が生じている区域Zをリアルタイムに知ることができる。
アラーム通知部117がアラームを通知した場合、またはロールボックスパレットPの台数および荷物Bの数がアラーム検出条件を満たさない場合(ステップS603:NO)、監視部116は、ロールボックスパレットPに積み込まれている荷物Bの宛先が、当該ロールボックスパレットPのパレットIDに関連付けられた輸送地域に含まれるか否かを判定する(ステップS605)。ロールボックスパレットPの輸送地域に含まれない宛先を有する荷物Bが当該ロールボックスパレットPに積み込まれている場合(ステップS605:YES)、アラーム通知部117は、表示装置20に誤った荷物Bが積み込まれていることを示すアラームを表示させる(ステップS606)。アラーム通知部117がアラームを通知した場合、またはロールボックスパレットPの輸送地域と荷物Bの宛先の関係が適切である場合(ステップS605:NO)、管理装置30は、アラーム判定処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、管理装置30は、ロールボックスパレットPの積込可能領域の内部で荷物IDを認識できる場合に、ロールボックスパレットPに荷物Bが搭載されたと判定する。これにより、管理装置30は、トラックへの積載対象となる荷物Bを正確に特定することができる。
特に、本実施形態によれば、管理装置30は、荷物IDのみならずパレットIDをも認識する。これにより、管理装置30は、荷物Bと当該荷物Bが積み込まれるロールボックスパレットPとを正確に関連付けることができる。
また、本実施形態によれば、管理装置30は、複数の撮像装置10が撮像した撮像画像に基づいて荷物IDおよびパレットIDを認識する。これにより、管理装置30は、荷物IDおよびパレットIDをもれなく監視することができる。なお、荷物IDおよびパレットIDの認識方法は、撮像画像を用いる方法に限られない。例えば、他の実施形態に係る管理装置30は、撮像装置10に代えて、RFIDリーダを用いて荷物IDおよびパレットIDを認識してもよい。この場合、例えば、RFIDリーダは、ロールボックスパレットPの床板に設けられ、各荷物Bに、荷物IDを格納するRFIDタグが設けられる。これにより、荷物BがロールボックスパレットPに積み込まれたときに、ロールボックスパレットPに設けられたRFIDリーダが、荷物IDを特定することができる。なお、当該RFIDリーダの通信範囲は、ロールボックスパレットPの積込可能範囲を超えない。
また、本実施形態によれば、管理装置30は、撮像画像に基づいてロールボックスパレットPの積込可能範囲を特定する。これにより、ロールボックスパレットPが予め定められた位置に載置されていなくても、管理装置30は、荷物Bの積込を正確に判定することができる。なお、他の実施形態に係る管理装置30は、撮像画像に基づいてロールボックスパレットPの積込可能範囲を特定しなくてもよい。この場合、例えば、管理装置30は、予め指定されたロールボックスパレットPの載置場所にロールボックスパレットPが存在する場合に、当該場所に相当する範囲を積込可能範囲と特定することができる。
また、本実施形態によれば、管理装置30は、荷物IDの過去の認識結果に基づいて、荷物が重なっているか否かと判定する。これにより、管理装置30は、重なった荷物Bが一緒にロールボックスパレットPに積み込まれた場合、および一緒にロールボックスパレットPから積み下ろされた場合にも、荷物Bの認識もれが生じることを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、管理装置30は、荷物IDに基づいて荷物Bの宛先を特定し、ロールボックスパレットPに最初に積み込まれた荷物Bの宛先が含まれる輸送地域を表示装置20に表示させる。これにより、管理者および作業者は、ロールボックスパレットPに輸送地域を手書きする手間を省くことができる。なお、他の実施形態に係る管理装置30は、特定した荷物Bの宛先によって輸送地域を決定しなくてもよい。例えば、管理装置30は、認識部104が認識した区域Zに基づいて輸送地域を決定してもよい。
なお、特定された輸送地域は、荷物IDおよびパレットIDに関連付けて関連付け記憶部112に記録される。これにより、管理者は、ロールボックスパレットPの行方が不明になった場合に、関連付け記憶部112が当該ロールボックスパレットPのパレットIDに関連付けて記憶する輸送地域を特定することで、ロールボックスパレットPが存在する可能性の高い場所を絞り込むことができる。また、他の実施形態に係る管理装置30は、ロールボックスパレットPがトラックに積載されたときに、当該トラックの識別情報をパレットIDに関連付けて関連付け記憶部112に記録してもよい。
また、本実施形態によれば、管理装置30は、表示装置20に、ロールボックスパレットPに積み込まれた荷物の積込順および積込位置を表示する。これにより、作業者は、表示装置20の表示に基づいて目的の荷物Bを探すことで、不要な積み下ろしを発生させることなく目的の荷物Bを探し出すことができる。
なお、本実施形態では、管理装置30が認識部104を備えるが、他の実施形態では、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る荷物管理システム1においては、撮像装置10が認識部104を備えていてもよい。
また、本実施形態に係る荷物管理システム1は、各ロールボックスパレットPに取り付けられた表示装置20を備えるが、他の実施形態に係る荷物管理システム1は、表示装置20を備えなくてもよい。この場合、管理装置30は、荷物Bの情報を、トラック運転手が所有する端末によってアクセス可能なウェブページに記録しても良いし、トラック運転手が所有する端末に送信してもよい。
《基本構成》
図10は、管理装置の基本構成を示す概略ブロック図である。
上述した実施形態では、管理装置30の一実施形態として図2に示す構成について説明したが、管理装置30の基本構成は、図10に示すとおりである。
すなわち、管理装置30は、搭載判定部109および関連付け部111を基本構成とする。搭載判定部109は、搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、搬送装置に荷物が搭載されたと判定する。関連付け部111は、搬送装置と、搭載判定部によって搬送装置に搭載されたと判定された荷物の荷物IDとを関連付ける。
これにより、管理装置30は、輸送機への積載対象となる荷物を正確に特定することができる。
図11は、一実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、CPU91、主記憶装置92、補助記憶装置93、インタフェース94を備える。
上述の管理装置30は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置93に記憶されている。CPU91は、プログラムを補助記憶装置93から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92に確保する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置93は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース94を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムを主記憶装置92に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置93に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
搬送装置に積み込むべき荷物の宛先が含まれる輸送地域を、前記搬送装置に設けられる表示装置に表示させる表示制御部
を備える管理装置。
(付記2)
荷物の識別情報である荷物IDに基づいて前記荷物の宛先を特定する宛先特定部をさらに備え、
前記表示制御部が、前記搬送装置に最初に積み込まれた荷物の宛先が含まれる輸送地域を、前記搬送装置の輸送地域として前記搬送装置に設けられる表示装置に表示させるをさらに備える
付記1に記載の管理装置。
(付記3)
前記表示制御部が、前記表示装置に、前記搬送装置に積み込まれた荷物の情報を表示させる
付記1または付記2に記載の管理装置。
(付記4)
前記表示制御部が、前記表示装置に前記荷物が積み込まれた順番を表示する
付記3に記載の管理装置。
(付記5)
前記表示制御部が、前記表示装置に前記荷物の積込位置を表示する
付記3または付記4に記載の管理装置。
(付記6)
ある区域に存在する搬送装置の数および前記搬送装置に積み込まれていない荷物の数が、所定の条件を満たすか否かを判定する監視部と、
前記監視部によって前記搬送装置の数および前記荷物の数が前記条件を満たすと判定された場合に、アラームを発するアラーム通知部と
を備える管理装置。
(付記7)
前記条件が、荷物Bの数が所定数以上の状態が所定時間以上継続していること
を含む付記6に記載の管理装置。
(付記8)
前記条件が、前記搬送装置の数と前記荷物の数の比が所定範囲内にないこと
を含む付記6または付記7に記載の管理装置。
(付記9)
搬送装置に積み込むべき荷物の宛先が含まれる輸送地域を、前記搬送装置の識別情報である搬送装置IDに関連付けて記録する監視部と、
前記搬送装置IDが示す前記搬送装置に積み込まれた荷物の宛先が、前記搬送装置IDに関連付けられた輸送地域に含まれない場合に、アラームを発するアラーム通知部と
を備える管理装置。
1 荷物管理システム
10 撮像装置
20 表示装置
30 管理装置
40 管理者端末
101 画像取得部
102 区域設定部
103 区域記憶部
104 認識部
105 認識位置記憶部
106 重なり判定部
107 重なり記憶部
108 範囲特定部
109 搭載判定部
110 積下判定部
111 関連付け部
112 関連付け記憶部
113 荷物情報記憶部
114 宛先特定部
115 表示制御部
116 監視部
117 アラーム通知部
B 荷物
P ロールボックスパレット

Claims (18)

  1. 搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定する搭載判定部と、
    前記搬送装置と、前記搭載判定部によって前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付ける関連付け部と
    を備える管理装置。
  2. 前記搭載判定部が、前記搬送装置の識別情報である搬送装置IDを認識でき、かつ、前記搬送装置の積込可能領域の内部で前記荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定し、
    前記関連付け部が、前記搬送装置IDと、前記搭載判定部によって前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付ける
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記荷物IDを認識する認識部をさらに備え、
    前記搭載判定部が、前記認識部が搬送装置の積込可能領域の内部で前記荷物IDを認識した場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定する
    請求項1または請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記認識部が、撮像画像に写った前記荷物に付された前記荷物IDを表示する表示媒体に基づいて前記荷物IDを認識する
    請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記積込可能領域が、前記撮像画像に含まれる領域である
    請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記認識部が、複数の撮像画像に基づいて前記荷物IDを認識する
    請求項4または請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記撮像画像に基づいて前記搬送装置の積込可能範囲を特定する範囲特定部
    をさらに備える請求項4から請求項6の何れか1項に記載の管理装置。
  8. 前記荷物IDを認識でき、かつ前記荷物IDが認識された場所の近傍において前回認識できた他の荷物IDを認識できない場合に、前記荷物IDに係る前記荷物が、前記他の荷物IDに係る前記荷物に重なっていると判定する重なり判定部をさらに備え、
    前記積込可能領域の内部で前記重なり判定部重なり判定部によって重なっていると判定された前記荷物に係る前記荷物IDを認識できる場合に、前記関連付け部が、前記搬送装置と、前記荷物IDおよび前記他の荷物IDとを関連付ける
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の管理装置。
  9. 前記搬送装置の前記積込可能領域の外部で、前記関連付け部によって前記搬送装置に関連付けられた前記荷物IDを認識することができる場合に、前記搬送装置から前記荷物が下ろされたと判定する積下判定部をさらに備え、
    前記関連付け部が、前記搬送装置IDと、前記積下判定部によって前記搬送装置から降ろされたと判定された前記荷物の前記荷物IDの関連づけを解く
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の管理装置。
  10. 前記搬送装置の前記積込可能領域の外部で、前記関連付け部によって前記搬送装置に関連付けられた前記荷物IDを認識することができる場合に、前記搬送装置から前記荷物が下ろされたと判定し、前記搬送装置の前記積込可能領域の外部で、前記関連付け部によって前記搬送装置に関連付けられた前記荷物IDであって、前記重なり判定部によって重なっていると判定された前記荷物の前記荷物IDを認識することができる場合に、前記搬送装置から前記荷物IDに係る前記荷物および前記他の荷物IDに係る前記荷物が下ろされたと判定する積下判定部をさらに備え、
    前記関連付け部が、前記搬送装置IDと、前記積下判定部によって前記搬送装置から降ろされたと判定された前記荷物の前記荷物IDの関連づけを解く
    請求項8に記載の管理装置。
  11. 前記荷物IDに基づいて前記荷物の宛先を特定する宛先特定部をさらに備える
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の管理装置。
  12. 前記搬送装置に最初に積み込まれた荷物の宛先が含まれる輸送地域を、前記搬送装置の輸送地域として前記搬送装置に設けられる表示装置に表示させる表示制御部をさらに備える
    請求項11に記載の管理装置。
  13. 前記搬送装置に設けられる表示装置に、前記搬送装置に積み込まれた荷物の情報を表示させる表示制御部をさらに備える
    請求項1から請求項11の何れか1項に記載の管理装置。
  14. 前記表示制御部が、前記表示装置に前記荷物が積み込まれた順番を表示する
    請求項13に記載の管理装置。
  15. 前記表示制御部が、前記表示装置に前記荷物の積込位置を表示する
    請求項13または請求項14に記載の管理装置。
  16. 搬送装置と、
    前記搬送装置および荷物が載置される空間を撮像する撮像装置と、
    請求項1から請求項15の何れか1項に記載の管理装置と
    を備える荷物管理システム。
  17. 搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定するステップと、
    前記搬送装置と、前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付けるステップと
    を有する管理方法。
  18. コンピュータを、
    搬送装置の積込可能領域の内部で荷物の識別情報である荷物IDを認識できる場合に、前記搬送装置に前記荷物が搭載されたと判定する搭載判定部、
    前記搬送装置と、前記搭載判定部によって前記搬送装置に搭載されたと判定された前記荷物の前記荷物IDとを関連付ける関連付け部
    として機能させるためのプログラム。
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WO2020039647A1 (ja) * 2018-08-21 2020-02-27 三菱重工業株式会社 位置情報管理装置、位置情報管理システム、搬送装置、位置情報管理方法及びプログラム

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