JP2020030068A - 放射線モニタ - Google Patents

放射線モニタ Download PDF

Info

Publication number
JP2020030068A
JP2020030068A JP2018154488A JP2018154488A JP2020030068A JP 2020030068 A JP2020030068 A JP 2020030068A JP 2018154488 A JP2018154488 A JP 2018154488A JP 2018154488 A JP2018154488 A JP 2018154488A JP 2020030068 A JP2020030068 A JP 2020030068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
radiation
radiation monitor
photon
photons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018154488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7063769B2 (ja
Inventor
修一 畠山
Shuichi Hatakeyama
修一 畠山
田所 孝広
Takahiro Tadokoro
孝広 田所
上野 雄一郎
Yuichiro Ueno
雄一郎 上野
名雲 靖
Yasushi Nagumo
名雲  靖
克宜 上野
Katsunobu Ueno
克宜 上野
耕一 岡田
Koichi Okada
耕一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2018154488A priority Critical patent/JP7063769B2/ja
Priority to US16/415,052 priority patent/US10908301B2/en
Priority to EP19176356.4A priority patent/EP3614180B1/en
Publication of JP2020030068A publication Critical patent/JP2020030068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7063769B2 publication Critical patent/JP7063769B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2006Measuring radiation intensity with scintillation detectors using a combination of a scintillator and photodetector which measures the means radiation intensity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/02Dosimeters
    • G01T1/023Scintillation dose-rate meters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2008Measuring radiation intensity with scintillation detectors using a combination of different types of scintillation detectors, e.g. phoswich

Abstract

【課題】入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線モニタにおける感度のエネルギー依存性及び照射方向依存性を平坦化可能な放射線モニタを提供する。【解決手段】放射線モニタ1は、入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線検知部2と、放射線検知部2の蛍光体から放出された光子を伝送する光子伝送部6と、を備え、蛍光体は第1の蛍光体3と第2の蛍光体4を含んでなる多層構造を有し、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の間に蛍光体から放出された光子を吸収する光子吸収層5を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線モニタに関する。
従来、放射線の線量率を測定する放射線モニタとして、電離箱、GM計数管(ガイガー・ミュラーカウンタ)、シンチレーション検出器、半導体検出器が用いられている。特に低線量率環境下を測定可能な放射線モニタには半導体検出器が適用される。半導体検出器を用いた放射線モニタは、例えば原子力発電プラントや核燃料再処理施設、放射性同位元素を使用する医療施設、産業施設、研究用加速器施設、一般環境モニタリング装置等で利用されている。半導体検出器を用いた放射線モニタは、放射線入射により生成される電子正孔対を利用し、半導体への印加電圧により生じた電気パルスの計数率から線量率を導出する。
一方、半導体検出器は高電圧を印加するため、空気中の水素濃度が高い場合に爆発の危険性を伴う。また、半導体から生成される電気パルス信号を利用するため、他計測機器へ電気ノイズを発信及び受信する可能性がある。
防爆及び電気ノイズを抑制可能な検出器として、光ファイバ型放射線検出器がある(例えば、特許文献1)。光ファイバ型放射線検出器は、入射放射線に対して生成された複数の光子を光ファイバで伝送し、単一光子計数率から線量率を計測するため、放射線検知部への給電が不要、及び電気ノイズの受発信を抑制可能である。
本願発明者らは、特許文献1で、入射した放射線の線量率に対応する強度の光を発する発光部として、例えば、母材としての透明イットリウム・アルミ・ガーネット(イットリウムとアルミニウムの複合酸化物(YAl12)から成るガーネット構造の結晶)等の光透過性材料と、この光透過性材料中に含有されたイッテルビウム(Yb)、ネオジム(Nd)、セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)等の希土類元素とにより形成させることを提案した。
特開2016−114392号公報
放射線モニタの線量率測定は、様々なエネルギー及び照射方向の放射線が混在する環境下で使用され、線量率の測定精度の向上が望まれていた。これは、放射線検知部が入射する放射線のエネルギー及び照射方向に依存して異なる測定感度を有することに起因する。一般に、放射線の強度を減衰可能な金属遮蔽体の利用や補正用検知部の並列設置によるエネルギー及び照射方向依存性の平坦化が有用と考えられる。しかしながら、放射線検知部の大型化と重量化による取扱性、及び並列化によるシステムの複雑化が問題となるため、小型かつ単一の放射線検知部でのエネルギー及び照射方向依存性の平坦化が必要である。
本発明の目的は、入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線モニタにおける感度のエネルギー依存性及び照射方向依存性を平坦化可能な放射線モニタを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の放射線モニタは、入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線検知部と、放射線検知部の蛍光体から放出された光子を伝送する光子伝送部と、を備え、蛍光体は第1の蛍光体と第2の蛍光体を含んでなる多層構造を有し、第1の蛍光体と第2の蛍光体の間に蛍光体から放出された光子を吸収する光子吸収層を有することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線モニタにおける感度のエネルギー依存性及び照射方向依存性を平坦化できる。
第1の実施形態に係る放射線モニタを示すブロック図である。 放射線の線量率と単一光子の計数率の関係について、その一例を示す概略図である。 放射線が蛍光体に入射した際の光の生成について、その一例を示す概略図である。 光検出器の出力を計測したと仮定した場合の、電気パルス信号の一例を示す概略図である。 光子の計数率のエネルギー依存性について、その一例を示す概略図である。 付与エネルギー割合の蛍光体厚さ依存性について、その一例を示す概略図である。 放射線が第1の蛍光体及び第2の蛍光体に入射した際の光の生成について、その一例を示す概略図である。 放射線検知部の構造について、他の使用例を示す概略図である。 放射線検知部の円柱形状の構造を示す概略斜視図である。 放射線検知部の角柱形状の構造を示す概略斜視図である。 放射線検知部の半球形状の構造を示す概略斜視図である。 図1の放射線モニタにおける一使用例を示す概略図である。 図1の放射線モニタにおける他の使用例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第3の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第4の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第5の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第6の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第7の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。 第8の実施形態に係る放射線モニタを示す概略ブロック図である。
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本明細書において「電気パルス信号の計数率」とは、単位時間あたりに測定された電気パルス信号の数を意味している。また、本明細書において、「所定の規格範囲」とは、光子の計数率範囲を示し、各規格において定められた範囲を表す。また、本明細書において「所定の範囲内の波長」とは、透過可能な波長範囲を示し、特定波長の光子のみを透過させることで光子を制御する。また、本明細書において「単一光子」とは、放射線の入射によって蛍光体内部で生成された一つ一つの光子を指す。また、「パイルアップした電気パルス信号」とは、複数の単一光子が同時に検出された時に生成される電気パルス信号を表す。
<<第1の実施形態>>
図1は、第1の実施形態に係る放射線モニタ1を示すブロック図である。当該放射線モニタ1は、図1に示すように、概略的に、放射線検知部2と、光子伝送部6と、光検出器7と、カウンタ8と、解析・表示装置9を備えている。なお、当該放射線モニタ1で計測することができる放射線としては、例えば、X線、γ線等の電磁波と、α線、β線、中性子線等の粒子線が挙げられる。
放射線検知部2は、入射した放射線の線量率に対応する強度の光を発する第1の蛍光体3と、第2の蛍光体4と、蛍光体から放出された光子を吸収する光子吸収層5を有する素子である。
放射線検知部2は、外来光と第1の蛍光体3及び第2の蛍光体4からの光を区別するため、ハウジングで遮光されていることが望ましい。ハウジングは、放射線検知部を収納する容器である。ハウジングを構成する材料としては、計測対象の放射線を透過可能なものであれば特に限定されず、例えば、アルミニウムやステンレス鋼等を採用することができる。すなわち、本実施形態では、放射線モニタ1は、放射線検知部(例えば、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、及び光子吸収層5)がハウジングに収納されている。
第1の蛍光体3と第2の蛍光体4は多層構造を有している。第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の個数は、多層構造を有していれば特に限定されず、二個以上の蛍光体を重ねることも可能である。
第1の蛍光体3と第2の蛍光体4は、ルミネッセンスを示す組成物であれば特に限定されず、紫外線などの光による光ルミネッセンス、放射線によるラジオルミネッセンス、電子ビームによるカソードルミネッセンス、電場によるエレクトロルミネッセンス、化学反応による化学ルミネッセンスなどが挙げられる。具体的には、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4は、例えば、母材としてNaI、CsI、LiI、SrI、BiGe12、BiSi12、CdWO、PbWO、ZnS、CaF、LuAG、LuAP、Lu、YAl12、YAlO、LuSiO、LYSO、YSiO、GdSiO、BaF、CeF、CeBr、CsF、LiF、GdS、LaBr、CeBr、GdAlGa12、CsLiYCl、ScTaO、LaTaO、LuTaO、GdTaO、YTaOなどの光透過性材料、あるいは、この光透過性材料中にLa、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Yなどの希土類元素またはTl、Na、Ag、W、COなどの元素や、粉末状の蛍光材料が含有された光透過性材料が挙げられる。また、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4に含有される元素イオンの価数は、発光に利用可能なものであれば特に限定されず、例えば、1価、2価、3価、4価等を利用することができる。
第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の製造方法としては、ルミネッセンスを示す組成物を育成可能であれば特に限定されず、例えば、フローティングゾーン法、チョクラルスキー法(引き上げ法)、マイクロ引下げ法、ブリッジマン法、ベルヌーイ法等を採用することができる。
光子吸収層5は、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の間に挟まれていることが望ましく、これにより第1の蛍光体3で生成された光子を光子吸収層5で減衰させ、光子伝送部6へ光子を伝送可能である。
光子吸収層5は、放射線検知部2の内部で生成された光子を吸収可能であれば特に限定されず、例えば、光学フィルム、光学フィルタ、薄膜、多層膜、蛍光体、グリース、粉末、塗料、空気等を利用することができる。また、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の表面状態を光子吸収層5として利用することができ、例えば、第1の蛍光体3の内側及び第2の蛍光体4の外側の表面加工等を採用することができる。採用可能な表面加工法としては、研磨等による機械加工、メッキやコーティング等による皮膜処理、熱処理、化学処理や塗装等が挙げられる。
第1の蛍光体3、光子吸収層5、及び第2の蛍光体4の形状は、入れ子状の多層構造であることが望ましい。これにより、感度のエネルギー依存性及び照射方向依存性を平坦化可能である。
第1の蛍光体3、光子吸収層5、及び第2の蛍光体4の形状としては、入れ子状の多層構造であれば特に限定されず、例えば、円柱形状(図9A参照)、角柱形状(図9B参照)、半球体形状(図9C参照)等を利用することができる。円柱形状は蛍光体育成及び加工が容易な点で優れている。角柱形状は加工が容易な点で優れている。半球体形状は測定対象放射線の線量率測定精度を向上可能な点で優れている。
光子伝送部6は、第2の蛍光体4に接続され、放射線検知部2から放出された光を伝送する。この光子伝送部6は、第2の蛍光体4と後述する光検出器7に接続されている。光子伝送部6は、光子を伝送可能であれば特に限定されず、例えば、光ファイバ、光ガイド、光パイプ等を採用できる。また、光子伝送部6を構成する材料としては、例えば、石英、プラスチック等が挙げられる。
光検出器7は、光子伝送部6に接続され、光子伝送部6から伝送された光子を電気パルス信号に変換する検出器である。この光検出器7は、光子伝送部6と後述するカウンタ8に接続されている。光検出器7としては、例えば、光電子増倍管、アバランシェフォトダイオード等を採用することができる。これら光電子増倍管等を用いることで、単一光子を電流増幅された一つの電流パルス信号として検出できる。
カウンタ8は、光検出器7に接続され、光検出器7から入力された電気パルス信号を計数する装置である。このカウンタ8は、光検出器7と後述する解析・表示装置9に接続されている。カウンタ8としては、例えば、デジタルシグナルプロセッサ等を採用することができる。
解析・表示装置9は、カウンタ8に接続され、カウンタ8で計数された電気パルス信号の計数率を放射線の線量率に換算し、その値を表示する装置である。解析・表示装置9は、電気パルス信号の計数率と放射線の線量率を対応付けるデータベースを保有している記憶装置と、データベースを用いて電気パルス信号の計数率から放射線の線量率を換算する演算装置と、換算した放射線の線量率を表示する表示装置を備えている。解析・表示装置9としては、例えば、前述した機能を有するパーソナルコンピュータ等を採用することができる。
従来のγ線の計数率から放射線の線量率を換算する手法と異なり、本発明では、γ線の入射によって第1の蛍光体3と第2の蛍光体4で生成された複数の光子に含まれる単一光子の計数率から放射線の線量率を換算する。
図2は、放射線の線量率と単一光子の計数率の関係について、その一例を示す概略図である。図2に示すように、この単一光子の計数率を計測できれば放射線の線量率を取得することができる。したがって、この関係を用いることで算出した単一光子計数率から放射線の線量率を換算することができる。
次に、当該放射線モニタ1の動作について説明する。
図3は、放射線10が放射線検知部2に入射した際の光の生成について、その一例を示す概略図である。図3において、放射線10が放射線検知部2に入射すると、相互作用11が生じる。この相互作用11に伴い、複数の単一光子12が発生する。
図4は、光検出器7の出力を計測したと仮定した場合の、電気パルス信号14の一例を示す概略図である。通常、放射線検知部2に一つの放射線10が入射すると複数の単一光子12が生成され、光検出器7を用いて一つの電気パルス信号13として測定される。一方、本実施形態では、光子伝送部6から伝送された一つ一つの単一光子12を光検出器7で測定する。図4に示すように、単一光子12は光検出器7で約2nsの時間幅を持った電気パルス信号14として測定する。
図5は、光子の計数率のエネルギー依存性について、その一例を示す概略図である。図5に示すように、光検出器7(図1参照)で検出される光子の計数率30は、入射する放射線のエネルギーに依存して変化する。一般に、放射線のエネルギーが低下するにつれて光子の計数率30が増加し、放射線のエネルギーが増加するにつれて光子の計数率30が低下する。これは、入射する放射線のエネルギーに依存して放射線検知部2に含まれる蛍光体が異なる測定感度を有するため生じる。特に密度の高い蛍光体を放射線検知部2に適用した場合、この影響は顕著となる。例えば、密度8g/cm以上の蛍光体を用いた場合、80keVのX線と比較して、1250keVのγ線に対する光子の計数率30は、15倍以上異なる。放射線モニタの線量率測定は、様々なエネルギー及び照射方向の放射線が混在する環境下で使用される。このため、様々な放射線のエネルギーに対して、測定される光子の計数率が所定の規格範囲31の間に収まるよう、放射線検知部2(図1参照)の感度を平坦化する必要がある。
図6は、付与エネルギー割合の蛍光体厚さ依存性について、その一例を示す概略図である。図6に示すように、低エネルギー放射線32は、放射線の透過力が弱いため、放射線の入射面に対して蛍光体の表面で主なエネルギーが付与される。一方、高エネルギー放射線33は放射線の透過力が強く、低エネルギー放射線32と比較して蛍光体の厚さ方向の深部までエネルギーが付与される。例えば、密度8g/cm以上の蛍光体を用いた場合、80keVのX線は厚さ0.6mmを透過するまでの間に100%のエネルギーが付与されるのに対して、1250keVのγ線は1.5mm以上を要する。
図7は、放射線が第1の蛍光体及び第2の蛍光体に入射した際の光の生成について、その一例を示す概略図である。図7に示すように、低エネルギー放射線32が放射線検知部2に入射すると、第1の蛍光体3で相互作用11が生じ、生成された光子40は光子吸収層5を透過して光子伝送部6へ伝送される。また、高エネルギー放射線33が放射線検知部2に入射すると、第2の蛍光体4で相互作用11が生じ、生成された光子40は光子伝送部6へ伝送される。このように、光検出器7において光子の計数率が増加する低エネルギー放射線32に対しては、生成された光子40が光子吸収層5を透過することにより、放射線検知部2の感度のエネルギー依存性を平坦化可能である。また、このように、第1の蛍光体3、光子吸収層5、及び第2の蛍光体4が、入れ子状の多層構造をすることにより、放射線検知部2の感度の照射方向依存性を平坦化可能である。
図8は、放射線検知部の構造について、他の使用例を示す概略図である。図8に示すように、放射線検知部2は第3の蛍光体15を有し、入れ子構造の各蛍光体の間に第1の光子吸収層16と第2の光子吸収層17を有する。このように、放射線検知部2が複数の入れ子構造の蛍光体と光子吸収層を有することにより、放射線の線量率測定精度を向上可能である。
図9Aは、放射線検知部の円柱形状の構造を示す概略斜視図である。図9Aに示すように、放射線検知部2は第1の蛍光体3と第2の蛍光体4が円柱形状を有し、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4との間に光子吸収層5を有する。このように、第2の蛍光体4と光子吸収層5が円柱形状を有することにより、放射線の線量率測定精度を向上可能である。
図9Bは、放射線検知部の角柱形状の構造を示す概略斜視図である。図9Bに示すように、放射線検知部2は第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とが角柱形状を有し、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4との間に光子吸収層5を有する。このように、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とが角柱形状を有することにより、放射線の線量率測定精度を向上可能である。
図9Cは、放射線検知部の半球状の構造を示す概略斜視図である。図9Cに示すように、放射線検知部2は第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とが半球体形状を有し、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4との間に光子吸収層5を有する。このように、第2の蛍光体4と光子吸収層5が半球体形状を有することにより、放射線の線量率測定精度を向上可能である。
このように、当該放射線モニタ1は、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4と光子吸収層5を有することにより、様々な放射線のエネルギー及び照射方向に対して感度を平坦化でき、線量率の測定精度を向上可能である。
次に、当該放射線モニタ1の好適な使用例について説明する。
図10は、図1の放射線モニタにおける一使用例を示す概略図である。図10に示すように、放射線検知部2が測定対象エリア34内に設置され、光子伝送部6と接続された光検出器7と、カウンタ8と、解析・表示装置9とが測定対象エリア外に設置される。これにより、例えば、原子炉建屋、原子炉格納容器内部の様々な放射線のエネルギー及び照射方向に対する線量率を高精度で測定することができる。
図11は、図1の放射線モニタにおける他の使用例を示す概略図である。図11に示すように、測定対象エリア34内に、少なくとも2つ以上の放射線検知部2を設置することにより、測定対象エリア34の線量率分布を高精度に計測することができる。これらの効果から、原子力発電プラントや核燃料再処理施設、放射性同位元素を使用する医療施設、産業施設、研究用加速器施設、一般環境モニタリング装置等に当該放射線モニタ1を適用できる。
<<第2の実施形態>>
本発明の第2の実施形態に係る放射線モニタ1について、図12を用いて説明する。以下の第1の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第1の実施形態と同様である。
図12は、第2の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。第2の実施形態を示す概略ブロック図は、光子吸収層5を有さない点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
放射線検知部2は、入射した放射線の線量率に対応する強度の光を発する第1の蛍光体3と、第2の蛍光体4を有する素子である。
第1の蛍光体3と第2の蛍光体4は入れ子状の多層構造を有している。第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の個数は、多層構造を有していれば特に限定されず、二個以上の蛍光体を重ねることも可能である。
第1の蛍光体3と第2の蛍光体4の特性は入れ子状の多層構造を有していれば特に限定されず、例えば、透過率や密度の異なる蛍光体を使用可能である。第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とで透過率の異なる蛍光体を使用することにより、放射線検知部2の感度の照射方向依存性を平坦化可能である。また、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とで密度の異なる蛍光体を使用することにより、放射線検知部2の感度の照射方向依存性を平坦化可能である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4が入れ子状の多層構造を有し、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4とで異なる特性を備えることで、容易に放射線検知部2を製作可能である。また、様々な放射線のエネルギー及び照射方向に対して感度を平坦化でき、線量率の測定精度を向上可能である。
<<第3の実施形態>>
本発明の第3の実施形態に係る放射線モニタ1について、図13を用いて説明する。以下の第1及び第2の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第1の実施形態と同様である。
図13は、第3の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。適宜図1を参照する。第3の実施形態を示す概略ブロック図は、光学フィルタ20を有する点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
光学フィルタ20は、光子伝送部6と光検出器7に接続され、光子伝送部6から伝送された光子に対し、光子数の減衰、あるいは所定の範囲内の波長を透過する装置である。このように、光学フィルタ20で光子数を減衰させる機能を有することで、単一光子のパイルアップを低減可能となり、測定ダイナミックレンジを拡大可能である。また、光学フィルタ20で所定の範囲の波長を透過させる機能を有することで、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4を含む放射線検知部2で生じる発光以外の発光波長を取り除くことができ、線量率測定精度を向上可能である。この光学フィルタ20としては、例えば、波長フィルタ、減衰フィルタ等を採用することができる。波長フィルタは、予め定められた波長範囲内の光子のみを透過可能なフィルタである。減衰フィルタは、予め定められた確率で光の光子数を減衰させるフィルタである。また、2つ以上の光学フィルタを組み合わせて使用することも可能である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光学フィルタ20で光子数を減衰させる機能を有することで、単一光子のパイルアップを低減可能となり、測定ダイナミックレンジを拡大可能である。また、光学フィルタ20で所定の範囲の波長を透過させる機能を有することで、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4を含む放射線検知部2で生じる発光以外の発光波長を取り除くことができ、線量率測定精度を向上可能である。
<<第4の実施形態>>
本発明の第4の実施形態に係る放射線モニタ1について、図14を用いて説明する。以下の第1から第3の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第1から第3の実施形態と同様である。
図14は、第4の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。適宜図1、図10を参照する。第4の実施形態を示す概略ブロック図は、さらに、少なくとも2つ以上の放射線検知部2を有し、少なくとも2つ以上の光子伝送部6が同一の光検出器7と接続される点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、カウンタ8、解析・表示装置9、測定対象エリア34は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9の員数が低減され、放射線モニタ1の小型化による設置空間の節約、導入及び運用コストの低減、保全時の検査品目・工程数の低減、及び、光検出器7の個体差の影響による線量率測定精度のバラつきの低減が実現される。
また、光検出器7としては、例えば、位置検出型の光電子増倍管、アバランシェフォトダイオード等を採用することができる。これにより、光検出器7における光子検出位置情報から、2つ以上の放射線検知部における各線量率を識別し測定することが可能である。
<<第5の実施形態>>
本発明の第5の実施形態に係る放射線モニタ1について、図15を用いて説明する。以下の第4の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第4の実施形態と同様である。
図15は、第5の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。適宜図1、図10、図14を参照する。第5の実施形態を示す概略ブロック図は、さらに、光学フィルタ20を有する点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9、測定対象エリア34は、第4の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
光学フィルタ20は、少なくとも2つ以上の光子伝送部6が同一の光学フィルタ20と接続され、光子伝送部6から伝送された光子に対し、光子数の減衰、あるいは所定の範囲内の波長を透過する装置である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光学フィルタ20で光子数を減衰させる機能を有することで、単一光子のパイルアップを低減可能となり、測定ダイナミックレンジを拡大可能である。また、光学フィルタ20で所定の範囲の波長を透過させる機能を有することで、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4を含む放射線検知部2で生じる発光以外の発光波長を取り除くことができ、線量率測定精度を向上可能である。
<<第6の実施形態>>
本発明の第6の実施形態に係る放射線モニタ1について、図16を用いて説明する。以下の第4の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第4の実施形態と同様である。
図16は、第6の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。第6の実施形態を示す概略ブロック図は、さらに、光子伝送部6から伝送された光子を選択する光選択部35と、解析・表示装置9と光選択部35の間に設置され、光選択部35を制御する制御部36を有する点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9、測定対象エリア34は、第4の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
光選択部35は、制御部36からの出力により操作され、光選択部35と接続された光子伝送部6(例えば、第1の光ファイバ、第2の光ファイバ)を選択する機構である。この光選択部35としては、光子伝送部6を選択可能であれば特に限定されず、例えば、光スイッチ、光カプラ、光スプリッタ等を採用することができる。なお、3つ以上の光子伝送部6を選択することも可能である。
制御部36は、解析・表示装置9と前述の光選択部35に接続され、解析・表示装置9で測定が終了しているかを判別し、その判別結果に応じて光選択部35を制御する装置である。解析・表示装置9で測定が終了した場合には、制御部36は光選択部35を駆動させ、光子伝送部6を選択する。なお、3つ以上の光子伝送部6を選択することも可能である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9の員数が低減され、放射線モニタ1の小型化による設置空間の節約、導入及び運用コストの低減、保全時の検査品目・工程数の低減、及び、光検出器7の個体差の影響による線量率測定精度のバラつきの低減が実現される。また、2つ以上ある放射線検知部2の全ての測定を自動化することができ、測定に要する労力及び時間を大幅に低減可能である。
<<第7の実施形態>>
本発明の第7の実施形態に係る放射線モニタについて、図17を用いて説明する。以下の第6の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第6の実施形態と同様である。
図17は、第7の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。第7の実施形態を示す概略ブロック図は、光学フィルタ20を有する点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9、測定対象エリア34、光選択部35、制御部36は、第6の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
光学フィルタ20は、光選択部35と接続され、光選択部35から伝送された光子に対し、光子数の減衰、あるいは所定の範囲内の波長を透過する装置である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光学フィルタ20で光子数を減衰させる機能を有することで、単一光子のパイルアップを低減可能となり、測定ダイナミックレンジを拡大可能である。また、光学フィルタ20で所定の範囲の波長を透過させる機能を有することで、第1の蛍光体3と第2の蛍光体4を含む放射線検知部2で生じる発光以外の発光波長を取り除くことができ、線量率測定精度を向上可能である。
<<第8の実施形態>>
本発明の第8の実施形態に係る放射線モニタについて、図18を用いて説明する。以下の第6の実施形態に代替する実施形態では、同じ部分は同じ符号を付し、異なる部分のみ説明する。よって、説明が省略された部分は第6の実施形態と同様である。
図18は、第8の実施形態に係る放射線モニタ1を示す概略ブロック図である。第8の実施形態を示す概略ブロック図は、さらに、一つ一つの光子伝送部6と光選択部35の間に接続された光学フィルタ20を備える点で異なっている。なお、放射線検知部2、第1の蛍光体3、第2の蛍光体4、光子吸収層5、光子伝送部6、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9、測定対象エリア34、光選択部35、制御部36は、第6の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
光学フィルタ20は、一つ一つの光子伝送部6と光選択部35との間に接続され、光子伝送部6から伝送された光子に対し、光子数の減衰、あるいは所定の範囲内の波長を透過する装置である。この装置構成とすることにより、一つ一つの放射線検知部2から伝送される光子に対応する光学フィルタ20を選択することが可能である。
本実施形態によれば、当該放射線モニタ1は、光検出器7、カウンタ8、解析・表示装置9の員数が低減され、放射線モニタ1の小型化による設置空間の節約、導入及び運用コストの低減、保全時の検査品目・工程数の低減、及び、光検出器7の個体差の影響による線量率測定精度のバラつきの低減が実現される。
また、2つ以上ある放射線検知部2の全ての測定を自動化することができ、測定に要する労力及び時間を大幅に低減可能である。さらに、光学フィルタ20を一つ一つの光子伝送部6と接続することにより、複数の異なる測定対象の環境に応じて最適な放射線検知部2を適用することが可能である。
1 放射線モニタ
2 放射線検知部
3 第1の蛍光体
4 第2の蛍光体
5 光子吸収層
6 光子伝送部
7 光検出器
8 カウンタ
9 解析・表示装置
10 放射線
11 相互作用
12 単一光子
13 電気パルス信号
14 電気パルス信号
15 第3の蛍光体
16 第1の光子吸収層
17 第2の光子吸収層
20 光学フィルタ
30 計数率
31 規格範囲
32 低エネルギー放射線
33 高エネルギー放射線
34 測定対象エリア
35 光選択部
36 制御部

Claims (13)

  1. 入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線検知部と、
    前記放射線検知部の蛍光体から放出された光子を伝送する光子伝送部と、を備え、
    前記蛍光体は第1の蛍光体と第2の蛍光体を含んでなる多層構造を有し、前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体の間に前記蛍光体から放出された光子を吸収する光子吸収層を有することを特徴とする放射線モニタ。
  2. 請求項1に記載の放射線モニタであって、
    前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体が入れ子構造を有することを特徴とする放射線モニタ。
  3. 請求項2に記載の放射線モニタであって、
    前記蛍光体は円柱形状を有することを特徴とする放射線モニタ。
  4. 請求項2に記載の放射線モニタであって、
    前記蛍光体は角柱形状を有することを特徴とする放射線モニタ。
  5. 請求項2に記載の放射線モニタであって、
    前記蛍光体は半球体形状を有することを特徴とする放射線モニタ。
  6. 請求項2に記載の放射線モニタであって、
    前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体は透過率が異なることを特徴とする放射線モニタ。
  7. 請求項2に記載の放射線モニタであって、
    前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体は密度が異なることを特徴とする放射線モニタ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線モニタであって、
    前記光子伝送部から伝送された光子数を減衰させる光学フィルタと、
    前記光学フィルタから伝送された光子を電気パルス信号に変換する光検出器とを有し、
    前記光学フィルタは、前記光子伝送部及び前記光検出器と接続されていることを特徴とする放射線モニタ。
  9. 請求項8に記載の放射線モニタであって、
    前記放射線検知部及び前記光子伝送部を複数有し、
    異なる複数の位置の放射線の線量率を測定することを特徴とする放射線モニタ。
  10. 請求項9に記載の放射線モニタであって、
    前記光検出器が電気パルス信号を取得する対象の光を、第1の光ファイバから伝送された光と、第2の光ファイバから伝送された光のいずれとするか選択する光選択部と、
    前記光選択部を制御する制御部と、を有することを特徴とする放射線モニタ。
  11. 請求項10に記載の放射線モニタであって、
    前記光学フィルタは前記光選択部及び前記光検出器と接続されていることを特徴とする放射線モニタ。
  12. 請求項11に記載の放射線モニタであって、
    前記光学フィルタを複数有し、
    第1の光学フィルタは、前記第1の光ファイバ及び前記光選択部と接続され、
    第2の光学フィルタは、前記第2の光ファイバ及び前記光選択部と接続されていることを特徴とする放射線モニタ。
  13. 入射した放射線に対して光子を放出する蛍光体を備えた放射線検知部と、
    前記放射線検知部の蛍光体から放出された光子を伝送する光子伝送部と、を備え、
    前記蛍光体は第1の蛍光体と第2の蛍光体を含んでなる入れ子構造を有し、前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体は透過率が異なることを特徴とする放射線モニタ。
JP2018154488A 2018-08-21 2018-08-21 放射線モニタ Active JP7063769B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018154488A JP7063769B2 (ja) 2018-08-21 2018-08-21 放射線モニタ
US16/415,052 US10908301B2 (en) 2018-08-21 2019-05-17 Radiation monitor
EP19176356.4A EP3614180B1 (en) 2018-08-21 2019-05-24 Radiation monitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018154488A JP7063769B2 (ja) 2018-08-21 2018-08-21 放射線モニタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020030068A true JP2020030068A (ja) 2020-02-27
JP7063769B2 JP7063769B2 (ja) 2022-05-09

Family

ID=66647204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018154488A Active JP7063769B2 (ja) 2018-08-21 2018-08-21 放射線モニタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10908301B2 (ja)
EP (1) EP3614180B1 (ja)
JP (1) JP7063769B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253639A (ja) * 1985-08-29 1987-03-09 ピカ− インタ−ナシヨナル インコ−ポレイテツド 放射線画像化方法ならびに装置
JPH01134291A (ja) * 1987-11-19 1989-05-26 Aloka Co Ltd シンチレーション式線量率計
JP2002513469A (ja) * 1997-02-10 2002-05-08 ザ・ユニバーシティー・オブ・アルバータ;サイモン・フレーザー・ユニバーシティー;ザ・ユニバーシティー・オブ・ビクトリア;ザ・ユニバーシティー・オブ・ブリティッシュ・コロンビア−−ドゥイング・ビジネス・アズ−−トライアンフ フォトン相互作用の空間座標を求めるセグメント構造シンチレーション検出装置
WO2005008287A1 (ja) * 2003-07-18 2005-01-27 Toudai Tlo, Ltd. 熱中性子束モニタ
US20090261261A1 (en) * 2008-04-22 2009-10-22 Rodgers John C Scintillation-Based Continuous Monitor for Beta-Emitting Radionuclides in a Liquid Medium
WO2017175763A1 (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社 東芝 シンチレータアレイ
JP2018036204A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社日立製作所 放射線モニタ、及び放射線モニタの解析方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3982128A (en) 1975-03-17 1976-09-21 G. D. Searle & Co. Dual crystal scintillation probe
US4870667A (en) * 1985-08-29 1989-09-26 Picker International, Inc. Radiation detector
US5008546A (en) 1990-06-18 1991-04-16 The Regents Of The University Of California Intraoperative beta probe and method of using the same
US5138167A (en) * 1991-01-23 1992-08-11 University Of Alabama - Birmingham Split energy radiation detection
FR2679042B1 (fr) 1991-07-08 1996-10-18 Commissariat Energie Atomique Procede et appareil de detection simultanee et selective de neutrons et de photons x ou gamma.
FR2700210B1 (fr) * 1993-01-06 1995-02-10 Commissariat Energie Atomique Dispositif de détection simultanée et sélective de neutrons et de photons X ou gamma et système de détection utilisant ce dispositif.
US6479829B1 (en) * 1999-02-26 2002-11-12 Agency Of Japan Atomic Energy Research Institute Apparatus and method for detecting radiation that uses a stimulate phosphor
US7348587B2 (en) * 2001-06-28 2008-03-25 Fujifilm Corporation Method for producing biochemical analysis data and apparatus used therefor
US8436315B1 (en) * 2003-06-05 2013-05-07 Thermo Scientific Portable Analytical Instruments Inc. Compact thermal neutron monitor
US7536911B2 (en) * 2003-09-22 2009-05-26 Hyeung-Yun Kim Diagnostic systems of optical fiber coil sensors for structural health monitoring
US7671342B2 (en) * 2005-01-11 2010-03-02 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Multi-layer detector and method for imaging
US7583865B2 (en) * 2005-09-22 2009-09-01 Optech Ventures, Llc Segmented fiber optic sensor and method
WO2008153499A1 (en) * 2007-06-14 2008-12-18 Höganäs Ab (Publ) Iron-based powder and composition thereof
JP5460067B2 (ja) * 2009-02-09 2014-04-02 株式会社トクヤマ 放射線検出装置
WO2010132569A2 (en) * 2009-05-13 2010-11-18 Washington University Radiation dosimeters for quantifying the dose of radiation applied during radiation therapy
DE102011077056A1 (de) * 2011-06-07 2012-12-13 Siemens Aktiengesellschaft Strahlungsdetektor und bildgebendes System
JP5816542B2 (ja) * 2011-12-27 2015-11-18 株式会社日立製作所 線量率計測システム及び線量率計測方法
EP2933660A4 (en) * 2012-12-12 2016-07-27 Tokuyama Corp NEUTRON SCINTILLATOR, NEUTRON DETECTION METHOD, AND NEUTRON DETECTOR
JP6111706B2 (ja) * 2013-02-01 2017-04-12 セイコーエプソン株式会社 位置検出装置、調整方法、および調整プログラム
JP6529858B2 (ja) * 2014-08-20 2019-06-12 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置及びx線検出器
JP2016061655A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社東芝 シンチレータ、放射線検出装置および放射線検査装置
JP6452425B2 (ja) 2014-12-11 2019-01-16 株式会社日立製作所 放射線モニタ
US10591388B2 (en) * 2015-04-27 2020-03-17 Virtual Fluid Monitoring Services LLC Fluid analysis and monitoring using optical spectroscopy
JP6746223B2 (ja) 2016-11-02 2020-08-26 株式会社日立製作所 放射線モニタ
US11366239B2 (en) * 2018-08-01 2022-06-21 Varex Imaging Corporation Hybrid dosimetry and imaging system

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253639A (ja) * 1985-08-29 1987-03-09 ピカ− インタ−ナシヨナル インコ−ポレイテツド 放射線画像化方法ならびに装置
JPH01134291A (ja) * 1987-11-19 1989-05-26 Aloka Co Ltd シンチレーション式線量率計
JP2002513469A (ja) * 1997-02-10 2002-05-08 ザ・ユニバーシティー・オブ・アルバータ;サイモン・フレーザー・ユニバーシティー;ザ・ユニバーシティー・オブ・ビクトリア;ザ・ユニバーシティー・オブ・ブリティッシュ・コロンビア−−ドゥイング・ビジネス・アズ−−トライアンフ フォトン相互作用の空間座標を求めるセグメント構造シンチレーション検出装置
WO2005008287A1 (ja) * 2003-07-18 2005-01-27 Toudai Tlo, Ltd. 熱中性子束モニタ
US20090261261A1 (en) * 2008-04-22 2009-10-22 Rodgers John C Scintillation-Based Continuous Monitor for Beta-Emitting Radionuclides in a Liquid Medium
WO2017175763A1 (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社 東芝 シンチレータアレイ
JP2018036204A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社日立製作所 放射線モニタ、及び放射線モニタの解析方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3614180B1 (en) 2022-02-23
US20200064495A1 (en) 2020-02-27
EP3614180A1 (en) 2020-02-26
US10908301B2 (en) 2021-02-02
JP7063769B2 (ja) 2022-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yanagida Inorganic scintillating materials and scintillation detectors
McGregor Materials for gamma-ray spectrometers: Inorganic scintillators
JP5894916B2 (ja) ホスウィッチ型熱中性子検出器
WO2020241352A1 (ja) 放射線モニタ装置
Taggart et al. Investigation into the potential of GAGG: Ce as a neutron detector
US8399849B1 (en) Fast neutron detector
JP2017161378A (ja) 放射線モニタ及び放射線測定方法
JP6637176B2 (ja) 放射線モニタ
US11493648B2 (en) Radiation monitor and method for measuring radiation
JP7063769B2 (ja) 放射線モニタ
Fiserova et al. Scintillation powders for the detection of neutrons
JP7160572B2 (ja) 放射線モニタ
JP6894861B2 (ja) 放射線モニタ
JP2023081439A (ja) 放射線モニタ、および放射線の検出方法
US11131779B2 (en) Radiation monitor
Korotcenkov et al. ZnS-Based Neutron and Alpha Radiation Detectors
MITRA Simulation Based Optimization Of Indigenously Developed Inorganic Scintillators And Various Light Sensors To Develop Gamma Spectrometer Systems
WO2012105694A1 (ja) 中性子線検出用シンチレーター及び中性子線検出装置
Bhattacharya et al. High Brilliance Fast Scintillator for Neutron Detection and Imaging
Yanagida Ionizing Radiation Induced Luminescence
JP2022129614A (ja) シンチレータおよび放射線測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7063769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150