JP6746223B2 - 放射線モニタ - Google Patents

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Description

本発明は、放射線モニタに関する。
放射線モニタに関して、例えば、特許文献1には、「放射線を検出する複数の検出器と、前記各検出器の放射線有感面に設けられそれぞれ互いに異なる減弱作用をもつフィルタと、…線量当量を演算する演算回路と、を備える」ものが記載されている。
特開平5−232234号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、放射線の「検出器」である半導体検出器を複数備える構成であるため、放射線モニタの大型化を招くという事情がある。また、半導体検出器を備える構成では、放射線のエネルギの大きさに依存して、線量率の計測結果にばらつきが生じやすいため、さらなる高精度化が望まれている。
そこで、本発明は、放射線を高精度で検出可能な放射線モニタを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る放射線モニタは、自身に入射する放射線によってフォトンを生成する放射線発光部と、前記放射線発光部に接続され、前記放射線発光部で生成されたフォトンを伝送する複数本の光ファイバと、複数本の前記光ファイバを介して伝送されるフォトンを、前記光ファイバごとに、電気パルスに変換する光電変換器と、前記光電変換器から入力される電気パルスを計数することで、複数本の前記光ファイバを介して伝送されるフォトンの個数を、前記光ファイバごとに計数する計数部と、前記計数部の計数結果に基づいて、前記放射線の線量率を少なくとも算出する演算部と、を備え、複数本の前記光ファイバには、前記放射線発光部の中心と、前記放射線発光部における前記光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれており、前記演算部は、前記放射線発光部の前記中心の付近に接続されている第1光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率と、前記放射線発光部の周縁付近に接続されている第2光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率と、の比である感度比に基づいて、前記放射線のエネルギを算出し、前記放射線のエネルギに対応する所定の補正係数を、前記第1光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率に乗算することで、フォトンの計数率を補正し、補正後のフォトンの計数率に基づいて、前記放射線の線量率を算出することを特徴とする。
本発明によれば、放射線を高精度で検出可能な放射線モニタを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの放射線発光部に入射する放射線によってフォトンが生成される過程を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタが備える放射線発光部及び光ファイバの斜視図である。 図3AのII−II線矢視断面図である。 エネルギに基づく補正前におけるフォトンの計数率の特性図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタにおいて、中心部の光ファイバ、及び周縁付近の光ファイバにおける感度のエネルギ依存性を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの演算装置を含む機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの演算部が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの記憶部に格納されている感度比‐エネルギ情報の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの記憶部に格納されているエネルギ‐補正係数情報の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る放射線モニタの記憶部に格納されている計数率‐線量率情報の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る放射線モニタの構成図である。 本発明の第3実施形態に係る放射線モニタの構成図である。 本発明の第4実施形態に係る放射線モニタの光ファイバの接続位置を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る放射線モニタの構成図である。 本発明の第6実施形態に係る放射線モニタの構成図である。 本発明の第7実施形態に係る放射線モニタが備える放射線発光部及び光ファイバの斜視図である。 図16AのIII−III線矢視断面図である。 本発明の変形例に係る放射線モニタが備える放射線発光部及び光ファイバの断面図である。
≪第1実施形態≫
<放射線モニタの構成>
図1は、第1実施形態に係る放射線モニタ10の構成図である。
放射線モニタ10は、放射線を検出する機器である。図1に示すように、放射線モニタ10は、放射線発光部11と、光ファイバ12a〜12eと、光電変換器13a〜13eと、計数装置14a〜14e(計数部)と、演算装置15(演算部)と、表示装置16と、を備えている。
放射線発光部11は、自身に入射する放射線によってフォトン(光子)を生成する素子である。すなわち、放射線発光部11は、放射線量に依存した強度の光を発するという性質を有している。このような放射線発光部11として、例えば、母材であるイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Yttrium Aluminum Garnet:YAG)に希土類元素を含有してなるシンチレータを用いることができる。
また、前記した希土類元素として、イッテルビウム、ネオジム、セリウム、及びプラセオジウムのうち一つ又は複数を用いることができる。このように放射線発光部11が少なくとも1種類の希土類元素を含んでいることによって、放射線発光部11に入射する放射線の線量率と、放射線発光部11から発せられる光の強度(つまり、単位時間当たりに生成されるフォトンの個数)と、が線形関係になる。したがって、放射線発光部11で生成されるフォトンを計数することによって、放射線の線量率を高精度で測定できる。
図2は、放射線発光部11に入射する放射線によってフォトンが生成される過程を示す説明図である。
図2に示す例では、放射線発光部11(図1参照)に放射線rが入射すると、基底状態(エネルギ準位n1)の電子が、放射線rのエネルギによって、矢印s1,s2で示すように、より高いエネルギの励起状態(エネルギ準位n3,n4)に遷移する。
そして、エネルギ準位n4の励起状態にある電子は、矢印s3で示すように、より低いエネルギ準位n3の励起状態に非放射遷移する。このエネルギ準位n3の電子が、矢印s4で示すように、さらに低いエネルギ準位n2の励起状態に放射遷移すると、差分(n3−n2)に相当するエネルギのフォトンpが生成される。
また、図1に示す放射線発光部11は、ハウジング(図示せず)に収容されている。このハウジングは、外部から入射する放射線を透過させ、外部から入射する光を遮断する機能を有している。したがって、放射線の検出に関して、外部からの光の影響を受けることはほとんどない。
図1に示すように、放射線発光部11には、5本の光ファイバ12a〜12eが接続されている。光ファイバ12aは、放射線発光部11で生成されたフォトンを光電変換器13aに伝送する光伝送路である。同様に、光ファイバ12b〜12eは、光電変換器13b〜13eに一対一で対応して接続されている。なお、光ファイバ12a〜12eの材料として、例えば、石英やプラスチックを用いることができる。
図3Aは、放射線発光部11及び光ファイバ12a〜12eの斜視図であり、図3Bは、図3AのII−II線矢視断面図である。
図3Aに示す例では、放射線発光部11が円柱状を呈しており、その円形の端面11zに5本の光ファイバ12a〜12eが接続されている。光ファイバ12aは、その一端が端面11zの中心に接続され、他端が光電変換器13a(図1参照)に接続されている。以下では、放射線発光部11の中心部に接続されている光ファイバ12aを「中心部の光ファイバ」という。
また、光ファイバ12b〜12eは、その一端が端面11zの周縁付近に接続され、他端が光電変換器13b〜13e(図1参照)に一対一で対応して接続されている。以下では、放射線発光部11の周縁付近に接続されている光ファイバ12b〜12eを「周縁付近の光ファイバ」という。このように光ファイバ12a〜12eには、端面11zの中心と、この端面11zにおける光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれている。なお、周縁付近の光ファイバ12b〜12eは、図3Bに示すように、端面11zの中心から半径L1の円周上において周方向で等間隔に配置されている。
次に、放射線発光部11に入射する放射線のエネルギと、光ファイバ12a〜12eを介して伝送されるフォトンの計数率(単位時間当たりのフォトンの個数)と、の関係について説明する。
図4は、エネルギに基づく補正前におけるフォトンの計数率の特性図である。
図4の横軸は、放射線発光部11に入射する放射線のエネルギである。図4の縦軸は、中心部の光ファイバ12a(図3B参照)を介して伝送されるフォトンの計数率である。
図4に示す曲線fは、放射線の線量率を所定値で維持しつつ、放射線のエネルギを変えて、複数の点をプロットすることで作成されたものである。
図4に示すように、放射線のエネルギが低くなるにつれて、中心部の光ファイバ12aに入射するフォトンの計数率が高くなっている(つまり、放射線に対する感度が上がっている)場合を例に以下説明する。
図4に示す計数率の許容範囲は、放射線の実際の線量率に対応する最も適切な計数率を含む所定の範囲であり、予め設定されている。この許容範囲内の計数率に基づいて線量率が算出されることによって、線量率の誤差が比較的小さい範囲内に収まるようになっている。
しかしながら、放射線の線量率が一定であっても、放射線発光部11で単位時間当たりに生成されるフォトンの個数は、そのエネルギに依存して変化する。仮に、中心部の光ファイバ12aのみを用いて放射線の線量率を計測すると、特に低エネルギの範囲において、その計測結果が真の線量率よりも大幅に高くなる可能性がある。そこで、本実施形態では、5本の光ファイバ12a〜12eのそれぞれにおけるフォトンの計数率に基づいて、演算装置15(図1参照)が放射線の線量率を算出することによって、線量率の測定の高精度化を図るようにしている。なお、線量率の算出手順については後記する。
図5は、中心部の光ファイバ12a、及び周縁付近の光ファイバ12b〜12eにおける感度のエネルギ依存性を示す説明図である。
図5の横軸は、放射線発光部11に入射する放射線のエネルギである。図5の縦軸は、光ファイバ12a〜12e(図3B参照)における放射線の感度である。この感度は、単位時間当たりに光ファイバ12a〜12eに入射するフォトンの計数率に比例している。
図5の破線は、中心部の光ファイバ12a(図3B参照)における放射線の感度である。図5の実線は、周縁付近の光ファイバ12b〜12a(図3B参照)のそれぞれにおける放射線の感度である。
図5に示すように、放射線発光部11の中心部・周縁付近のいずれにおいても、放射線のエネルギが低くなるにつれて、放射線の感度が高くなっている。これは、前記したように、放射線のエネルギが低くなるにつれて、放射線発光部11で生成されるフォトンの計数率が高くなるからである(図4参照)。
また、図5に示すように、任意のエネルギにおいて、中心部の光ファイバ12aの感度は、周縁付近の光ファイバ12b〜12eの感度よりも低くなっている。これは、円柱状を呈する放射線発光部11(図3A参照)の周壁面付近で電子の放射遷移が起こって放射線のエネルギが使い果たされると、その放射線が放射線発光部11の中心付近には届かないからである。このような傾向は、図5に示すように、放射線のエネルギが低くなるにつれて顕著になる。
例えば、比較的高いエネルギE1では、中心部に対する周縁付近の感度比(α1/α1)が小さな値になる。一方、比較的低いエネルギE2では、感度比(α2/α2)が大きな値になる。本実施形態では、このような感度比に基づいて、演算装置15(図1参照)が、放射線のエネルギを算出するようにしている。そして、放射線のエネルギに基づいて、演算装置15が、中心部の光ファイバ12aにおけるフォトンの計数率を補正する(つまり、図4の「許容範囲」内に収める)ようにしている。
再び、図1に戻って説明を続ける。
光電変換器13aは、光ファイバ12aを介して伝送されるフォトンを電気パルスに変換する機器である。より詳しく説明すると、光電変換器13aに1個のフォトンが入射すると、光電変換によって、1つの電気パルスが発信されるようになっている。このような光電変換器13aとして、例えば、光電子増倍管やアバランシェフォトダイオードを用いることができる。なお、他の光電変換器13b〜13eについても同様である。このように、光電変換器13a〜13eは、光ファイバ12a〜12eを介して伝送されるフォトンを、これらの光ファイバ12a〜12eごとに、電気パルスに変換する機能を有している。
計数装置14aは、光電変換器13aから入力される電気パルスを計数する装置であり、光電変換器13aに接続されている。同様に、計数装置14b〜14eは、光電変換器13b〜13eに一対一で対応して接続されている。これらの計数装置14a〜14eは、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
演算装置15は、それぞれの計数装置14a〜14eから入力される電気パルスの計数率(単位時間当たりの電気パルスの個数)に基づいて、放射線発光部11に入射した放射線の線量率を少なくとも演算する装置である。図1に示すように、演算装置15は、計数装置14a〜14eに接続されている。この演算装置15は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
図6は、放射線モニタ10の演算装置15を含む機能ブロック図である。
図6に示すように、演算装置15は、記憶部151と、演算部152と、を備えている。記憶部151には、感度比‐エネルギ情報m1と、エネルギ‐補正係数情報m2と、計数率‐線量率情報m3と、が格納されている。なお、これらの各情報については後記する。
演算部152は、計数装置14a〜14eから入力される値、及び記憶部151に格納されている各情報に基づいて、放射線の線量率等を算出し、その算出結果を表示装置16に出力する。なお、演算部152が実行する処理については後記する。
表示装置16は、例えば、ディスプレイであり、演算装置15に接続されている。表示装置16は、演算部152の演算結果を表示したり、放射線モニタ10の異常の有無を表示したりする機能を有している。
図7は、演算部152が実行する処理を示すフローチャートである(適宜、図3Bを参照)。
ステップS101において演算部152は、中心部の光ファイバ12aに対する周縁付近の光ファイバ12b〜12eの感度比を算出する。このステップS101の処理について具体的に説明すると、演算部152は、まず、計数装置14a(図1参照)からのデータに基づき、中心部の光ファイバ12aを介して伝送されたフォトンの計数率を読み込む。この計数率を「中心部の計数率」という。
また、演算部152は、計数装置14b〜14eからのデータに基づき、周縁付近の光ファイバ12b〜12eを介して伝送されたフォトンの計数率の平均値を算出する。この平均値を「周縁付近の計数率」という。
前記したように、放射線に関する中心部の光ファイバ12aの感度と、この光ファイバ12aを介して伝送されるフォトンの計数率と、は比例関係になっている。なお、周縁付近の光ファイバ12b〜12eについても同様である。したがって、ステップS101において演算部152は、周縁付近の計数率(つまり、周縁付近の感度)を、中心部の計数率(つまり、中心部の感度)で除算することによって、中心部に対する周縁付近の感度比を算出する。
ステップS102において演算部152は、放射線のエネルギを算出する。すなわち、演算部152は、ステップS101の算出結果である感度比、及び記憶部151に格納されている感度比‐エネルギ情報m1(図6参照)に基づいて、放射線発光部11に入射した放射線のエネルギを算出する。
図8は、記憶部151に格納されている感度比‐エネルギ情報m1の説明図である。
図8の横軸は、放射線発光部11に入射する放射線のエネルギである。図8の縦軸は、ステップS101の算出結果である感度比である。
図8に示すように、放射線のエネルギが低くなるにつれて、中心部に対する周縁付近の感度比が高くなっている。前記したように、放射線のエネルギが低くなるにつれて、放射線発光部11の中心部よりも周縁付近の方が放射線の感度が高くなるという傾向が顕著になるからである(図5参照)。そして、図8に示すような感度比‐エネルギ情報m1が、データテーブル又は数式として、予め記憶部151(図6参照)に格納されている。
図7のステップS102において演算部152は、前記した感度比‐エネルギ情報m1を参照し、ステップS101で算出した感度比に対応するエネルギを算出する。つまり、演算部152は、中心部の計数率と、周縁付近の計数率と、の比である感度比に基づいて、放射線のエネルギを算出する。
ステップS103において演算部152は、補正係数を算出する。この「補正係数」とは、中心部の計数率に乗算される係数である。これによって、中心部の補正後の計数率を、前記した許容範囲内(図4参照)に収めることができる。
図9は、記憶部151に格納されているエネルギ‐補正係数情報m2の説明図である。
図9の横軸は、放射線発光部11に入射する放射線のエネルギである。図9の縦軸は、中心部の計数率に乗算される補正係数である。
図9に示す例では、放射線のエネルギが低くなるにつれて、補正係数が小さくなっている。これは、前記したように、放射線のエネルギが低いほど、補正前の中心部の計数率が大きくなり、場合によっては、この計数率が所定の許容範囲(図4参照)を超えるからである。このようなエネルギ‐補正係数情報m2が、データテーブル又は数式として、予め記憶部151(図6参照)に格納されている。
図7のステップS104において演算部152は、フォトンの計数率を補正する。すなわち、演算部152は、ステップS103で算出した補正係数を、中心部の補正前の計数率(図3Bの光ファイバ12aを介して伝送されるフォトンの単位時間当たりの個数)に乗算することによって、中心部の計数率を補正する。これによって、放射線のエネルギが比較的低い場合でも、フォトンの計数率を所定の許容範囲内(図4参照)に収め、ひいては、線量率を高精度で測定できる。
ステップS105において演算部152は、放射線の線量率を算出する。すなわち、演算部152は、ステップS104の算出結果である計数率、及び記憶部151に格納されている計数率‐線量率情報m3(図6参照)に基づいて、放射線発光部11に入射した放射線の線量率を算出する。
図10は、記憶部151に格納されている計数率‐線量率情報m3の説明図である。
図10の横軸は、放射線の線量率である。図10の縦軸は、ステップS104の処理によって補正された後の中心部の計数率である。
図10に示すように、フォトンの計数率(補正後の中心部の計数率)と、放射線の線量率と、は一対一対応の線形関係になっている。このような計数率‐線量率情報m3が、データテーブル又は数式として、予め記憶部151(図6参照)に格納されている。
図7のステップS105において演算部152は、前記した計数率‐線量率情報m3を参照し、ステップS104で算出した計数率に対応する線量率を算出する。そして、図7では省略したが、演算部152の算出結果である放射線の線量率やエネルギの値が、表示装置16(図1参照)に表示される。
なお、図7のステップS101〜S105の処理は、所定周期で繰り返される(「RETURN」)。
<効果>
第1実施形態によれば、放射線発光部11の中心部の計数率と、周縁付近の計数率と、の比(感度比)に基づいて、演算装置15が、放射線のエネルギを算出し(S101,S102:図7参照)、このエネルギに基づいて、中心部の計数率を補正するようにしている(S103,S104)。これによって、放射線の線量率を高精度で検出できる(S105)。
また、第1実施形態によれば、放射線発光部11としてシンチレータを用いているため、電離箱や半導体検出器を用いる従来技術のように、放射線発光部11に高電圧を印加する必要がない。したがって、水素・酸素雰囲気の環境下であっても水素爆発等が生じるおそれがなく、また、電気ノイズも生じない。さらに、シンチレータの高密度化によって、放射線発光部11の小型化を図ることも比較的容易である。このような放射線発光部11において生成されたフォトンが、例えば、数百mの光ファイバ12a〜12eを介して、光電変換器13a〜13eに伝送される。したがって、原子力発電プラントの狭隘部の他、高線量率環境下や、摂氏数百度の高温環境下においても、放射線の検出を容易に行うことができる。また、例えば、医療現場において体内線量を高精度で測定することもできる。このように、第1実施形態によれば、信頼性の高い高精度な放射線モニタ10を提供できる。
また、放射線のエネルギに基づいて、放射線源の種類を特定することもできる。したがって、例えば、原子力プラントの異常時の対応や除染等の作業にも放射線モニタ10を適用できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、放射線モニタ10A(図11参照)が光ファイバ切替器17を備える点が、第1実施形態とは異なっている。また、第2実施形態は、放射線モニタ10Aが、光電変換器13及び計数装置14を一つずつ備える点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他の構成(光ファイバ12a〜12eの接続位置や演算装置15の構成・処理等)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分の説明を省略する。
図11は、第2実施形態に係る放射線モニタ10Aの構成図である。
図11に示すように、放射線モニタ10Aは、放射線発光部11と、光ファイバ12a〜12fと、光ファイバ切替器17と、光電変換器13と、計数装置14と、演算装置15と、表示装置16と、を備えている。
光ファイバ切替器17は、5本の光ファイバ12a〜12eのうち、光電変換器13にフォトンを伝送する光ファイバを順次に切り替える機器である。光ファイバ切替器17の入力側は、光ファイバ12a〜12eを介して放射線発光部11に接続され、出力側は、光ファイバ12fを介して光電変換器13に接続されている。このような光ファイバ切替器17として、例えば、静電気を利用して光の経路を切り替えるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いることができる。その他、光ファイバ切替器17として、周知のメカニカル光スイッチや導波路式光スイッチを用いてもよい。
光ファイバ切替器17の後段側には、光電変換器13、計数装置14、演算装置15、及び表示装置16が順次に接続されている。
演算装置15は、計数装置14に接続されるとともに、光ファイバ切替器17にも接続されている。演算装置15は、光ファイバ12a〜12eのうち、光ファイバ切替器17を介して光電変換器13に接続されている光ファイバの識別情報を、この光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率に対応付けて記憶する。そして、演算装置15は、光ファイバ切替器17によって選択されている光ファイバの識別情報、及び計数装置14の計数結果に基づいて、放射線の線量率を算出する。
なお、演算装置15による放射線の線量率の算出手順については、第1実施形態(図7参照)と同様であるから、説明を省略する。
<効果>
第2実施形態によれば、光電変換器13及び計数装置14の個数が、例えば、1つずつで足りる。したがって、第1実施形態に比べて、放射線モニタ10Aの製造コストを削減できる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、放射線モニタ10B(図12参照)が、減衰フィルタ18a〜18e及び光結合器19を備え、減衰フィルタ18a〜18eを用いて、計数率の補正をアナログ的に行う点が、第1実施形態とは異なっている。また、第3実施形態は、第1実施形態で説明した感度比‐エネルギ情報m1(図6参照)やエネルギ‐補正係数情報m2(図6参照)を、演算装置15Bに格納する必要がない点が、第1実施形態とは異なっている。
なお、光ファイバ12a〜12eの接続位置や、光電変換器13、計数装置14、及び表示装置16の機能については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図12は、第3実施形態に係る放射線モニタ10Bの構成図である。
図12に示すように、放射線モニタ10Bは、放射線発光部11と、減衰フィルタ18a〜18eと、光結合器19と、光電変換器13と、計数装置14と、演算装置15Bと、表示装置16と、を備えている。
減衰フィルタ18aは、放射線発光部11から光ファイバ12aを介して自身に入射する光を減衰させるフィルタである。このような減衰フィルタ18aとして、例えば、NDフィルタ(Neutral Density Filter)を用いることができる。減衰フィルタ18aにおいて減衰した光は、光結合器19に導かれる。同様に、他の減衰フィルタ18b〜18eの前段側は、光ファイバ12b〜12eに一対一で対応して接続され、後段側は光結合器19に接続されている。
また、減衰フィルタ18a〜18eの減衰率は、図5に示す光ファイバ12a〜12eの感度のエネルギ依存性に基づいて、予め設定されている。具体的に説明すると、放射線発光部11の端面11z(図3B参照)の中心に接続されている光ファイバ12aは、第1実施形態で説明したように、周縁付近に比べて感度が低い(図5参照)。したがって、この光ファイバ12aに接続される減衰フィルタ18aとして、その減衰率が比較的低いものが用いられる。
一方、放射線発光部11の端面11z(図3B参照)の周縁付近に接続されている光ファイバ12b〜12eは、中心部に比べて感度が高い(図5参照)。したがって、これらの光ファイバ12b〜12eに接続される減衰フィルタ18b〜18eとして、その減衰率が比較的高いものが用いられる。つまり、放射線発光部11の端面11z(図3B参照)の中心と、この端面11zにおける光ファイバ12a〜12eの接続位置と、の距離が長いほど、この距離に対応する光ファイバからの光を減衰させる減衰フィルタの減衰率が高くなっている。なお、前記した減衰率の大小関係は一例であり、これに限定されるものではない。
図12に示す光結合器19は、減衰フィルタ18b〜18eを透過したフォトンを合流させるものである。光結合器19において合流したフォトンは、光電変換器13に導かれる。そして、光電変換器13において発信された電気パルスの計数率(つまり、フォトンの計数率)が計数装置14によって算出され、その算出結果が演算装置15に出力される。前記したように、減衰フィルタ18b〜18eの減衰率が適宜に設定されているため、計数装置14の算出結果であるフォトンの計数率が、所定の許容範囲内(図4参照)に収まるようになっている。
演算装置15Bには、第1実施形態で説明した計数率‐線量率情報m3(図6、図10参照)が予め格納されている。演算装置15Bは、この計数率‐線量率情報m3を参照し、計数装置14から入力される計数率に基づいて、放射線の線量率を算出する。
<効果>
第3実施形態によれば、光電変換器13及び計数装置14の個数が1つで足りるため、第1実施形態に比べて、放射線モニタ10Bの低コスト化を図ることができる。また、減衰フィルタ18b〜18eを用いて、放射線のエネルギに基づく計数率の補正がアナログ的に行われるため、第1実施形態に比べて、演算装置15の処理の簡素化を図ることができる。
≪第4実施形態≫
第4実施形態は、放射線発光部11(図13参照)の端面11zの周縁付近に接続されている光ファイバ12hの本数が8本である点が、第1実施形態とは異なっている。また、第4実施形態は、円形の端面11z(図13参照)の径方向において、中心部と周縁付近との間(中間部という)にも8本の光ファイバ12iが接続されている点が、第1実施形態とは異なっている。なお、放射線モニタ10Cの全体構成は、第1実施形態(図1参照)と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図13は、第4実施形態に係る放射線モニタ10Cの光ファイバ12g,12h,12iの接続位置を示す説明図である。なお、図13では、第1実施形態で説明した図3Bと同様に、円柱状を呈する放射線発光部11の端面11zに接続された光ファイバ12g,12h,12iの断面を図示している。
図13に示すように、放射線モニタ10Cは、複数本の光ファイバとして、中心部の光ファイバ12gと、周縁付近の8本の光ファイバ12hと、中間部の8本の光ファイバ12iと、を備えている。
中間部の光ファイバ12iは、径方向において中心部の光ファイバ12gと周縁付近の光ファイバ12hとの間(中心から半径L2の円周上:L2<L1)に接続されている。また、中間部の光ファイバ12iは、周方向において等間隔で配置されている。
演算装置15(図1参照)は、中心部の光ファイバ12gを介して伝送されるフォトンの計数率を読み込む。また、演算装置15は、周縁付近の光ファイバ12hを介して伝送されるフォトンの計数率の平均値(「周縁付近の計数率」という)を算出する。同様に、演算装置15は、中間部の光ファイバ12iを介して伝送されるフォトンの計数率の平均値(「中間部の計数率」という)を算出する。
そして、演算装置15は、中心部・中間部・周縁付近の計数率に基づいて、放射線の線量率を算出する。なお、中心部・中間部・周縁付近における放射線の感度のエネルギ依存性は、第1実施形態で説明した図5と同様になる(中間部の曲線は、中心部と周縁付近との間に位置する)ことが多い。このような場合において演算装置15は、例えば、中心部・周縁付近の計数率に基づいて、第1実施形態と同様の方法で放射線の線量率を算出する。
なお、演算装置15が、中心部・中間部の計数率に基づいて放射線の線量率を算出するようにしてもよいし、また、中間部・周縁付近の計数率に基づいて放射線の線量率を算出するようにしてもよい。
また、放射線発光部11の特性や光ファイバ12g,12h,12iの接続位置等によっては、放射線の感度のエネルギ依存性を表す曲線が、図5のような単調減少の曲線にならないこともある。例えば、放射線のエネルギが所定値Es(図示せず)以上の範囲では、中心部の計数率が一定になる可能性もある。このよう場合、演算装置15は、放射線のエネルギが所定値Es未満の範囲では、例えば、中心部・周縁付近の計数率に基づいて、放射線の線量率を算出する。また、演算装置15は、放射線のエネルギが所定値Es以上の範囲では、例えば、中間部・周縁付近の計数率に基づいて、放射線の線量率を算出する。このように、中心部・中間部・周縁付近の計数率のうち、線量率の算出に用いる二つを演算装置15が適宜に選択するようにしてもよい。
<効果>
第4実施形態によれば、前記したように、中心部・中間部・周縁付近の計数率のうち、線量率の算出に用いられるものが、演算装置15によって適宜に選択される。これによって、広範囲のエネルギにおいて、放射線の線量率を高精度で測定できる。
≪第5実施形態≫
第5実施形態は、放射線モニタ10D(図14参照)が、周縁付近の光ファイバ12hを介して伝送される光を結合する光結合器19hを備えるとともに、中間部の光ファイバ12iを介して伝送される光を結合する光結合器19iを備える点が、第4実施形態とは異なっている。なお、その他(光ファイバ12g,12h,12iの接続位置、演算装置15の処理等)については、第4実施形態と同様である。したがって、第4実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分の説明を省略する。
図14は、第5実施形態に係る放射線モニタ10Dの構成図である。
図14に示すように、放射線モニタ10Dは、放射線発光部11と、光ファイバ12g,12h,12iと、光結合器19h,19iと、光電変換器13g,13h,13iと、計数装置14g,14h,14iと、演算装置15と、表示装置16と、を備えている。
光結合器19hは、周縁付近の光ファイバ12hを介して伝送されるフォトンを合流させるものである。図13に示す放射線発光部11の端面11zの中心と、この端面11zにおける光ファイバの接続位置と、の距離L1が等しい8本の光ファイバ12hが、光結合器19hに接続されている。
光結合器19hの後段側には、光電変換器13h及び計数装置14hが順次に接続されている。前記したように、周縁付近に接続された光ファイバ12hは、同様のエネルギ特性(図5参照)を有している。したがって、これらの光ファイバ12hを介して伝送されるフォトンを、光結合器19hで合流させ、これらをまとめて計数するようにしている。
光結合器19iは、中間部の光ファイバ12iを介して伝送されるフォトンを合流させるものである。光結合器19iの後段側には、光電変換器13i及び計数装置14iが順次に接続されている。このように、光電変換器13h,13iが、光結合器19h,19iに一対一で対応して接続されている。
また、中心部の光ファイバ12gには、光電変換器13g及び計数装置14gが順次に接続されている。図14に示すように、計数装置14g,14h,14iが、光電変換器13g,13h,13iに一対一で対応して接続されている。
なお、中心部・中間部・周縁部の計数率に基づいて、演算装置15が放射線の線量率を算出する処理については、第4実施形態と同様であるから、説明を省略する。
<効果>
第5実施形態によれば、同様のエネルギ特性を有する周縁付近の8本の光ファイバ12hが光結合器19hに接続され、また、中間部の8本の光ファイバ12iが光結合器19iに接続されている。したがって、それぞれの光ファイバに対応して、光電変換器や計数装置をひとつずつ設ける第4実施形態と比べて、光電変換器13g,13h,13iや計数装置14g,14h,14iの個数が少なくて済む。これによって、放射線モニタ10Dの製造コストを削減できる。
また、第5実施形態では、3台の計数装置14g,14h,14iが演算装置15に接続された構成になっている。したがって、光ファイバの本数分の計数装置(図示せず)に演算装置15が接続される第4実施形態に比べて、演算装置15の処理負荷を軽減できる。
≪第6実施形態≫
第6実施形態は、放射線モニタ10E(図15参照)が、光結合器19h,19i,20及び減衰フィルタ18g,18h,18iを備える点が、第4実施形態とは異なっている。また、減衰フィルタ18g,18h,18iを用いて、計数率の補正をアナログ的に行う点が、第4実施形態とは異なっている。なお、その他の構成(光ファイバ12g,12h,12iの接続位置等)については、第4実施形態と同様である。したがって、第4実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図15は、第6実施形態に係る放射線モニタ10Eの構成図である。
図15に示すように、放射線モニタ10Eは、放射線発光部11と、光結合器19h,19i(別の光結合器)と、減衰フィルタ18g,18h,18iと、光結合器20と、光電変換器13と、計数装置14と、演算装置15と、表示装置16と、を備えている。
光結合器19hは、周縁付近の光ファイバ12hを介して伝送されるフォトンを合流させるものである。図13に示す放射線発光部11の端面11zの中心と、この端面11zにおける光ファイバ12hの接続位置と、の距離L1が等しい8本の光ファイバ12hが光結合器19hに接続されている。光結合器19hにおいて合流したフォトンは、減衰フィルタ18hに導かれる。
光結合器19iは、中間部の光ファイバ12iを介して伝送されるフォトンを合流させるものである。光結合器19iにおいて合流したフォトンは、減衰フィルタ18iに導かれる。
減衰フィルタ18h,18iは、自身に入射した光を減衰させるフィルタであり、光結合器19h,19iの後段側に一対一で対応して接続されている。残りの減衰フィルタ18gは、光ファイバ12gを介して、放射線発光部11の中心部に接続されている。
減衰フィルタ18g,18h,18iの減衰率は、第3実施形態と同様に、光ファイバ12g,12h,12iの感度のエネルギ依存性に基づいて設定されている。例えば、中心部の光ファイバ12gに接続された減衰フィルタ18gは、その減衰率が最も低い。放射線発光部11の径方向の中心部は、周縁付近や中間部に比べて、放射線が届きにくいからである。
一方、周縁付近の光ファイバ12hに接続された減衰フィルタ18hは、その減衰率が最も高い。放射線発光部11の径方向の周縁付近は、中心部や中間部に比べて、多くの放射線が入射するからである。なお、前記した減衰率の大小関係は一例であり、これに限定されるものではない。
光結合器20は、減衰フィルタ18g,18h,18iを透過したフォトンを合流させるものである。光結合器20において合流したフォトンは、光電変換器13に導かれる。光電変換器13の後段側には、計数装置14、演算装置15、及び表示装置16が順次に接続されている。なお、光電変換器13、計数装置14、演算装置15、及び表示装置16の機能については、第3実施形態と同様であるから、説明を省略する。
<効果>
第6実施形態によれば、同様のエネルギ特性を有する周縁付近の8本の光ファイバ12hが光結合器19hに接続され、また、中間部の8本の光ファイバ12iが光結合器19iに接続されている。したがって、減衰フィルタ18g,18h,18iの個数を第3実施形態(図12参照)よりも少なくすることができ、放射線モニタ10Eの製造コストを削減できる。
≪第7実施形態≫
第7実施形態は、放射線モニタ10F(図16A参照)が、光ファイバ12g,12h,12i(図16B参照)と一対一で接続される複数の放射線発光素子11g,11h,11i(図16B参照)を備える点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他(放射線モニタ10Fの全体構成や演算装置15の処理)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図16Aは、第7実施形態に係る放射線モニタ10Fが備える放射線発光部11F及び光ファイバの斜視図であり、図16Bは、図16AのIII−III線矢視断面図である。
図16A、図16Bに示すように、放射線発光部11Fは、細長い円柱状を呈する放射線発光素子11g,11h,11iが、樹脂等によって一つに束ねられた構成になっている。中心部の放射線発光素子11gは、光ファイバ12gに一対一で対応して接続されている。同様に、径方向の周縁付近や中間部の放射線発光素子11h,11iは、光ファイバ12h,12iに一対一で対応して接続されている。
また、放射線発光素子11g,11h,11iは、それぞれ、その周壁面が遮蔽材jによって覆われている。このように放射線発光部11Fを構成することで、例えば、周縁付近の放射線発光素子11hで生成されたフォトンは、この放射線発光素子11hに接続されている光ファイバ12hに入射し、中心部や中間部にはほとんど入射しない。同様に、中心部の放射線発光素子11gで生成されたフォトンは、この放射線発光素子11gに接続されている光ファイバ12gに入射し、周縁付近や中間部にはほとんど入射しない。
なお、光ファイバ12gの開口数によって規定される最大受光角θmax以下の入射角で光が入射すると、この光ファイバ12gを介して光が伝送される。前記した「最大受光角θmax」とは、光ファイバ12gの内部で光が全反射する最大限の入射角である。また、「開口数」とは、最大受光角θmaxの正弦sinθmaxである。なお、他の光ファイバ12h,12iについても同様のことがいえる。
したがって、一体形成された放射線発光部11に複数本の光ファイバ12a〜12eを接続する第1実施形態の構成(図3A、図3B参照)では、例えば、放射線発光部11の周縁付近で生成された光が、中心部の光ファイバ12aに入射する可能性がある。前記した光が、中心部の光ファイバ12aに入射するときの入射角が最大受光角θmax以下であれば、この光が光ファイバ12aの内部で全反射を繰り返して伝送されるからである。
これに対して第7実施形態の構成では、前記したように、放射線発光部11Fの周縁付近で生成されたフォトンが中心部の光ファイバ12gに入射することはほとんどない。したがって、放射線発光部11Fの径方向における放射線の感度の差が付きやすくなるため、放射線のエネルギを正確に測定でき、ひいては、放射線の線量率を高精度に測定できる。
なお、図16A、図16Bに示す構成は、「放射線発光部11Fの端面の中心と、この端面における光ファイバの接続位置と、の距離が異なる放射線発光素子11g,11h,11iの隙間に介在し、光を遮蔽する遮蔽材jを備える」という構成に含まれる。
<効果>
第7実施形態によれば、細長い円柱状の放射線発光素子11g,11h,11iを束ねて放射線発光部11Fが構成され、さらに、それぞれの放射線発光素子11g,11h,11iの周壁面が遮蔽材jで覆われている。したがって、放射線発光部11Fの径方向における放射線の感度の差(図5参照)が付きやすくなり、放射線のエネルギを正確に測定できる。これによって、第1実施形態よりも、放射線の線量率をさらに高精度に測定できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る放射線モニタ10等について各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、放射線のエネルギに基づいて、放射線発光部11の中心部の計数率を補正する処理について説明したが、これに限らない。すなわち、放射線発光部11の中心部に代えて、周縁付近の計数率を演算部152が補正し、補正後の計数率及び放射線のエネルギに基づいて、放射線の線量率を算出するようにしてもよい。このように、演算部152は、感度比(計数率の比)の算出に用いた計数率(中心部・周縁付近の計数率)の一方、及び放射線のエネルギに基づいて、放射線の線量率を算出する。
なお、放射線発光部11の中心部・周縁付近の両方に関して、計数率の和や平均等の所定の演算を行うことで、計数率を補正するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、感度比(中心部・周縁付近の計数率の比)に基づいて、放射線のエネルギを算出する処理について説明したが、これに限らない。例えば、計数率の差等の所定の演算に基づいて、放射線のエネルギを算出し、このエネルギに基づいて、放射線の線量率を算出するようにしてもよい。
また、第7実施形態では、それぞれの放射線発光素子11g,11h,11iの周壁面に遮蔽材j(図16B参照)を巻き付ける構成について説明したが、これに限らない。すなわち、以下の変形例で説明するように放射線発光部11G(図17参照)を構成してもよい。
図17は、変形例に係る放射線モニタが備える放射線発光部11G及び光ファイバ12g,12h,12iの断面図である。
図17に示す変形例では、放射線発光部11Gが、径方向の中心部の放射線発光素子11gと、中間部の放射線発光素子11iと、の隙間に介在する円筒状の遮蔽材j、及び円筒状の反射材k,kを備えている。そして、径方向の外側に向かって順に、反射材k、遮蔽材j、及び反射材kが配置されている。
同様に、放射線発光部11Gは、径方向の中間部の放射線発光素子11iと、周縁付近の放射線発光素子11hと、の隙間に介在する円筒状の遮蔽材j、及び円筒状の反射材k,kを備えて得る。そして、径方向の外側に向かって順に、反射材k、遮蔽材j、及び反射材kが配置されている。このように、遮蔽材j及び反射材k,kを設けることで、放射線発光素子11g,11h,11iの間のクロストークを抑制できる。したがって、放射線の感度のエネルギ依存性の差が付きやすくなるため、放射線を高精度で測定できる。また、放射線発光素子11g,11h,11iからの光の漏れが低減されるため、放射線に対する感度を高めることができる。
また、図17に示す変形例の構成から、遮蔽材j及び反射材kの一方を省略してもよい。すなわち、「放射線発光部11Gの端面の中心と、この端面における光ファイバの接続位置と、の距離が異なる放射線発光素子の隙間に介在し、光を遮蔽する遮蔽材j、及び/又は、前記した距離が異なる放射線発光素子の隙間に介在し、光を反射する反射材kを備える」構成にしてもよい。
また、第1〜第6実施形態では、放射線発光部11(図3A、図3B参照)が円柱状を呈する構成について説明したが、これに限らない。すなわち、放射線発光部11は、直方体状や多角柱状等の「柱状」であってもよい。なお、第7実施形態で説明したそれぞれの放射線発光素子11g,11h,11i(図16B参照)についても同様のことがいえる。
また、放射線発光部11の形状は「柱状」に限定されない。例えば、放射線発光部11が球状や多面体状であってもよいし、また、非対称の形状であってもよい。なお、第7実施形態で説明した放射線発光素子11g,11h,11iの形状についても同様のことがいえる。このような構成において、放射線発光部11に接続される複数本の光ファイバには、放射線発光部11の中心(又は重心)と、放射線発光部11における光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれている。なお、各実施形態で説明した構成(光ファイバの接続位置)も、前記した事項に含まれる。
また、例えば、レーザ等を用いて、一つの放射線発光部11の中に光学的な境界を作ることで、放射線発光部11を分割してもよい。これによって、第7実施形態よりも放射線発光部11の製造コストを削減できる。
また、各実施形態では、計数装置14及び演算装置15が別体である構成について説明したが、計数装置14及び演算装置15の両方の機能を兼ね備えた装置を設けてもよい。
また、各実施形態では、演算装置15が、放射線の時々刻々の線量率を算出する場合について説明したが、これに限らない。例えば、演算装置15が、放射線の線量率に基づいて、放射線量を算出するようにしてもよい。
また、各実施形態では、放射線発光部11の径方向の周縁付近等に複数本の(図3Bに示す例では、4本の)光ファイバを接続する構成について説明したが、これに限らない。例えば、放射線発光部11の中心部に1本の光ファイバを接続し、周縁付近に1本の光ファイバを接続する構成(つまり、計2本の光ファイバを用いる構成)にしてもよい。
また、各実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第2実施形態と第7実施形態とを組み合わせ、複数の放射線発光素子11g,11h,11i(図16B参照)を束ねることで放射線発光部11Fを構成し、さらに、光ファイバ切替器17(図11参照)を設けるようにしてもよい。また、第3、第5、又は第6実施形態と、第7実施形態と、を組み合わせてもよい。
また、第1実施形態と第5実施形態とを組み合わせ、周縁付近の光ファイバ12b〜12e(図3B参照)に接続される一つの光結合器19h(図14参照)を備える構成にしてもよい。つまり、放射線発光部11の端面11z(図3B参照)の中心と、光ファイバの接続位置と、の距離が等しい複数本の光ファイバに接続される光結合器を少なくとも一つ備える構成にしてもよい。なお、第1実施形態(図3B参照)と第6実施形態(図15参照)とを組み合わせた構成についても同様のことがいえる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 放射線モニタ
11,11F,11G 放射線発光部
11g,11h,11i 放射線発光素子
11z 端面
12a,12b,12c,12d,12e,12g,12h,12i 光ファイバ
13,13a,13b,13c,13d,13e,13g,13h,13i 光電変換器
14,14a,14b,14c,14d,14e,14g,14h,14i 計数装置(計数部)
15,15B 演算装置(演算部)
16 表示装置
17 光ファイバ切替器
18a,18b,18c,18d,18e,18g,18h,18i 減衰フィルタ
19,20 光結合器
19h,19i 光結合器(別の光結合器)
L1,L2 距離
j 遮蔽材
k 反射材

Claims (10)

  1. 自身に入射する放射線によってフォトンを生成する放射線発光部と、
    前記放射線発光部に接続され、前記放射線発光部で生成されたフォトンを伝送する複数本の光ファイバと、
    複数本の前記光ファイバを介して伝送されるフォトンを、前記光ファイバごとに、電気パルスに変換する光電変換器と、
    前記光電変換器から入力される電気パルスを計数することで、複数本の前記光ファイバを介して伝送されるフォトンの個数を、前記光ファイバごとに計数する計数部と、
    前記計数部の計数結果に基づいて、前記放射線の線量率を少なくとも算出する演算部と、を備え、
    複数本の前記光ファイバには、前記放射線発光部の中心と、前記放射線発光部における前記光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれており、
    前記演算部は、前記放射線発光部の前記中心の付近に接続されている第1光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率と、前記放射線発光部の周縁付近に接続されている第2光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率と、の比である感度比に基づいて、前記放射線のエネルギを算出し、前記放射線のエネルギに対応する所定の補正係数を、前記第1光ファイバを介して伝送されるフォトンの計数率に乗算することで、フォトンの計数率を補正し、補正後のフォトンの計数率に基づいて、前記放射線の線量率を算出すること
    を特徴とする放射線モニタ。
  2. 複数の前記光電変換器が、複数本の前記光ファイバに一対一で対応して接続され、
    複数の前記計数部が、複数の前記光電変換器に一対一で対応して接続されること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線モニタ。
  3. 複数本の前記光ファイバのうち、前記光電変換器にフォトンを伝送する光ファイバを順次に切り替える光ファイバ切替器を備え、
    前記演算部は、前記光ファイバ切替器によって選択されている前記光ファイバの識別情報、及び前記計数部の計数結果に基づいて、前記放射線の線量率を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線モニタ。
  4. 前記放射線発光部は、イッテルビウム、ネオジム、セリウム、及びプラセオジウムのうち一つ又は複数の希土類元素をイットリウム・アルミニウム・ガーネットに含有してなるシンチレータであること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線モニタ。
  5. 前記放射線発光部は、複数本の前記光ファイバに一対一で対応して接続される複数の放射線発光素子が束ねられて構成され、
    前記距離が異なる前記放射線発光素子の隙間に介在し、光を遮蔽する遮蔽材、
    及び/又は、
    前記距離が異なる前記放射線発光素子の隙間に介在し、光を反射する反射材を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線モニタ。
  6. 自身に入射する放射線によってフォトンを生成する放射線発光部と、
    前記放射線発光部に接続され、前記放射線発光部で生成されたフォトンを伝送する複数本の光ファイバと、
    複数本の前記光ファイバを介して伝送されるフォトンを、前記光ファイバごとに、電気パルスに変換する光電変換器と、
    前記光電変換器から入力される電気パルスを計数する計数部と、
    前記計数部の計数結果に基づいて、前記放射線の線量率を少なくとも算出する演算部と、を備え、
    複数本の前記光ファイバには、前記放射線発光部の中心と、前記放射線発光部における前記光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれており、
    前記距離が等しい複数本の前記光ファイバに接続される光結合器を少なくとも一つ備え、
    前記光電変換器が、前記光結合器に一対一で対応して接続され、
    前記計数部が、前記光電変換器に一対一で対応して接続されること
    を特徴とする放射線モニタ。
  7. 自身に入射する放射線によってフォトンを生成する放射線発光部と、
    前記放射線発光部に接続され、前記放射線発光部で生成されたフォトンを伝送する複数本の光ファイバと、
    複数本の前記光ファイバから入射するフォトンである光をそれぞれ減衰させる複数の減衰フィルタと、
    複数の前記減衰フィルタの後段側に接続される光結合器と、
    前記光結合器を介して伝送されるフォトンを電気パルスに変換する光電変換器と、
    前記光電変換器から入力される電気パルスを計数する計数部と、
    前記計数部の計数結果に基づいて、前記放射線の線量率を少なくとも演算する演算部と、を備え、
    複数本の前記光ファイバには、前記放射線発光部の中心と、前記放射線発光部における前記光ファイバの接続位置と、の距離が異なるものが含まれていること
    を特徴とする放射線モニタ。
  8. 前記距離が等しい複数本の前記光ファイバに接続される別の光結合器を少なくとも一つ備え、
    前記減衰フィルタが、前記別の光結合器の後段側に一対一で対応して接続されること
    を特徴とする請求項に記載の放射線モニタ。
  9. 前記放射線発光部は、イッテルビウム、ネオジム、セリウム、及びプラセオジウムのうち一つ又は複数を含む希土類元素をイットリウム・アルミニウム・ガーネットに含有してなるシンチレータであること
    を特徴とする請求項に記載の放射線モニタ。
  10. 前記放射線発光部は、複数本の前記光ファイバに一対一で対応して接続される複数の放射線発光素子が束ねられて構成され、
    前記距離が異なる前記放射線発光素子の隙間に介在し、光を遮蔽する遮蔽材、
    及び/又は、
    前記距離が異なる前記放射線発光素子の隙間に介在し、光を反射する反射材を備えることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の放射線モニタ。
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