JP2020030056A - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナの利得低下を低減する電子時計を提供する。【解決手段】給電部に接続される第1導体素子31、平面視で第1導体素子31と重なる第2導体素子32、および第1導体素子31と第2導体素子32とを短絡する短絡部34を有するアンテナ3と、ソーラーパネル5と、給電部に電気的に接続される回路基板22と、ソーラーパネル5と回路基板22とを電気的に接続する接続部50と、アンテナ3、ソーラーパネル5、回路基板22、給電部および接続部50を収納し、側壁を有するケースと11、を備え、アンテナ3には、短絡部とは異なる位置に、指針軸25が貫通する貫通孔301が設けられ、接続部50は、平面視において、側壁で囲まれた第1領域から、第1導体素子31または第2導体素子32の中心から外周までの距離の3分の1の位置を示す仮想線で囲まれた第2領域を除く第3領域に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子時計に関する。
GPS電波を受信するアンテナと、ソーラーパネルとを備える電子時計が知られている。例えば、特許文献1には、板状のパッチ型アンテナと、パッチ型アンテナの表側に配置されるソーラーパネルと、パッチ側アンテナの裏側に配置される回路基板とを有する腕時計が開示される。パッチ型アンテナは、放射導体と、接地導体と、これらの間に配置される誘電体とを有する。また、ソーラーパネルは、回路基板に電気的に接続される電極部を有する。
特開2012−93288号公報
しかし、特許文献1に記載の電子時計において、パッチ型アンテナ装置の代わりに、放射導体と接地導体とを短絡する短絡部を有する逆Fアンテナを用いると、逆Fアンテナの短絡部に対する電極部の配置によっては、アンテナの利得低下を招くという課題がある。
本発明の電子時計の一態様は、給電部に接続される第1導体素子、平面視で前記第1導体素子と重なる第2導体素子、および前記第1導体素子と前記第2導体素子とを短絡する短絡部を有するアンテナと、ソーラーパネルと、前記給電部に電気的に接続される回路基板と、前記ソーラーパネルと前記回路基板とを電気的に接続する接続部と、前記アンテナ、前記ソーラーパネル、前記回路基板、前記給電部および前記接続部を収納し、側壁を有するケースと、を備え、前記アンテナには、前記短絡部とは異なる位置に、指針軸が貫通する貫通孔が設けられ、前記接続部は、前記平面視において、前記側壁で囲まれた第1領域から、前記第1導体素子または前記第2導体素子の中心から外周までの距離の3分の1の位置を示す仮想線で囲まれた第2領域を除く第3領域に位置する。
第1実施形態にかかる電子時計の一例である電子時計を含むGPSの概念図である。 第1実施形態にかかる電子時計の断面図である。 第1実施形態におけるアンテナおよびソーラーパネルを示す断面図である。 第1実施形態におけるアンテナおよびソーラーパネルを示す平面図である。 接続部の配置とアンテナの利得との関係を示すグラフである。 接続部の配置を説明するための図である。 接続部の配置とアンテナの利得との関係を示すグラフである。 接続部の配置を説明するための図である。 第1実施形態における第3領域を示す平面図である。 第2実施形態における接続部の配置を示す平面図である。 第3実施形態における接続部の配置を示す平面図である。 第4実施形態における接続部の配置を示す平面図である。 第5実施形態における短絡部および接続部の配置を示す平面図である。 第6実施形態における短絡部および接続部の配置を示す平面図である。 第7実施形態における短絡部を示す断面図である。 第7実施形態における短絡部を示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際のものと適宜異なり、理解を容易にするために模式的に示す部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
1.第1実施形態
1−1.電子時計を含むGPS
図1は、第1実施形態にかかる電子時計の一例である電子時計を含むGPSの概念図である。図1に示す電子時計100は、複数のGPS衛星8の少なくとも1つから送信させる無線信号を受信して内部時刻を修正する腕時計である。GPS衛星8は、地球上空における所定の軌道上を周回する位置情報衛星であり、1.57542GHzの電波に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。以降の説明では、航法メッセージが重畳された1.57542GHzの電波を「衛星信号」という。衛星信号は、例えば、右旋偏波の円偏波である。
GPS衛星8は原子時計を搭載しており、衛星信号には、原子時計で計時された極めて正確な時刻情報であるGPS時刻情報が含まれる。また、地上のコントロールセグメントにより各GPS衛星8に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号には、その時刻誤差を補正するための時刻補正パラメーターも含まれている。電子時計100は、1つのGPS衛星8から送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と時刻補正パラメーターを使用して内部時刻を正確な時刻に修正する。
衛星信号には、GPS衛星8の軌道上の位置を示す軌道情報も含まれている。電子時計100は、GPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行うことができる。測位計算は、電子時計100の内部時刻にはある程度の誤差が含まれていることを前提として行われる。すなわち、電子時計100の3次元の位置を特定するためのx、y、zパラメーターに加えて時刻誤差も未知数になる。そのため、電子時計100は、一般的には4つ以上のGPS衛星からそれぞれ送信された衛星信号を受信し、その中に含まれるGPS時刻情報と軌道情報を使用して測位計算を行う。
1−2.電子時計の構成
以下では、説明の便宜上、図1に示す互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を適宜用いて説明する。また、本明細書では、Z軸方向から見ることを「平面視」という。また、電子時計100の使用者の腕と接触する面を「裏面」、その反対側の面を「表面」と称する。また、後述する裏蓋12からカバー14に向かう方向と、Z軸方向とは平行である。
図1に示すように、電子時計100は、使用者の手首に装着可能である。電子時計100は、ケース10と、カバー14と、一対のバンド191および192とを有する。一対のバンド191および192は、ケース10を使用者に装着するために用いられる装着部材である。また、ケース10には、竜頭181と、複数のボタン182とが設けられる。竜頭181および複数のボタン182を使用者が操作することにより、電子時計100の表示等を変更することができる。なお、図示では、ケース10の平面視形状は円形であるが、当該平面視形状は、これに限定されず四角形等の多角形等であってもよい。
図2は、第1実施形態にかかる電子時計の断面図である。図2に示すように、電子時計100は、地板21と、回路基板22と、二次電池23と、駆動機構24と、指針軸25と、複数の指針261、262および263と、アンテナ3と、ソーラーパネル5と、文字板6と、を有する。これらは、ケース10内に収納されている。
ケース10は、ケース10の側壁を構成する筒状のケース胴11と、ケース胴11の2つの開口のうち裏面側の開口を塞ぐ裏蓋12とを有する。なお、ケース胴11と裏蓋12とは別体であるが、これらは一体構成であってもよい。また、ケース胴11の表面側には、環状のベゼル13が配置される。ベゼル13の内側には、光透過性を有する板状のカバー14が配置される。
ケース10およびベゼル13の各構成材料としては、特に限定されず、例えば各種樹脂材料およびステンレス等の金属材料等が挙げられる。例えば、ケース10およびベゼル13を導電性の材料で構成することで、ケース10内への外乱ノイズを遮蔽することができる。また、例えば、ケース10を金属材料で構成することで、電子時計100の高級感を高めることができる。また、カバー14の構成材料としては、例えば、ガラス材料、および各種樹脂材料等が挙げられる。
地板21は、中枠211によって押し上げられ、そのZ軸方向が位置決めされる。地板21には、二次電池23および駆動機構24を配置するための複数の凹部が形成される。地板21の構成材料は、例えば各種樹脂材料等である。
二次電池23は、後述するソーラーパネル5からの電力によって充電され、駆動機構24等に電力を供給する。二次電池23としては、例えばリチウムイオン二次電池等が挙げられる。また、駆動機構24は、駆動源としてのステップモーター241と、ステップモーター241からの駆動力を指針軸25に伝達する動力伝達機構としての輪列242とを含む。駆動機構24には、指針軸25が接続されており、駆動機構24によって指針軸25は回転可能となっている。
指針軸25は、地板21からカバー14に向かって延在する。指針軸25には、時刻を指し示すための複数の指針261、262、および263が取り付けられる。指針261、262、および263は、それぞれ、後述する文字板6よりもカバー14側に位置しており、指針軸25を中心に回転する。
地板21よりも裏面側には、回路基板22が配置される。回路基板22は、電子時計100の各部の駆動を制御する。回路基板22は、例えば、ステップモーター241の駆動等を制御する制御回路を含む。当該制御回路は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびRTC(real time clock)等を含む。また、回路基板22の地板21とは反対側には、駆動機構24および回路基板22を外部磁場から保護する耐磁板27が配置される。また、耐磁板27の回路基板22とは反対側には、回路基板22および耐磁板27を支持する回路基板押さえ28が配置される。なお、回路基板押さえ28は、導通ばね281を介して裏蓋12と導通する。
地板21よりも表面側には、アンテナ3が配置される。アンテナ3は、平板状をなす逆Fアンテナであり、衛星信号を受信する。また、アンテナ3の平面視での中央部には、指針軸25を挿通するための貫通孔301が設けられる。また、アンテナ3は、ケース胴11に対して離間して配置される。ここで、アンテナ3とケース胴11との間の距離が短いほど、アンテナ3に流れる電流とは逆向きにケース胴11に流れる電流が増加する。そのため、アンテナ3へ到達する電波が当該電流の影響で打ち消されてアンテナ3の感度が低下する。したがって、アンテナ3とケース胴11とが離間していることで、アンテナ3の感度の低下を抑制できる。
アンテナ3よりも表面側には、平板状のソーラーパネル5が配置される。ソーラーパネル5は、太陽光等の光を電気エネルギーに変換する。また、ソーラーパネル5の平面視での中央部には、指針軸25を挿通するための貫通孔501が設けられる。なお、アンテナ3およびソーラーパネル5については、後で詳述する。
ソーラーパネル5のアンテナ3とは反対側には、板状の文字板6が配置される。文字板6は、アンテナ3を囲む環状の固定部材42に固定されており、ソーラーパネル5に対して離間している。文字板6の平面視での中央部には、指針軸25を挿通するための貫通孔601が設けられる。なお、貫通孔601は、前述した貫通孔301および501と連通している。また、文字板6は、光透過性および絶縁性を有し、例えば、ポリカーボネート等の樹脂部材で構成されている。
文字板6よりも表面側には、環状をなす見切り板43が文字板6の外周を覆うようにして配置される。見切り板43の構成材料としては、特に限定されないが、アンテナ3で受信する信号の遮断を抑制するよう各種樹脂材料を用いることが好ましい。
以上が電子時計100の基本的構成であるが、電子時計100は、前述の各部品以外の部品を備えてもよい。
1−3.アンテナおよびソーラーパネル
図3は、第1実施形態におけるアンテナおよびソーラーパネルを示す断面図である。図4は、第1実施形態におけるアンテナおよびソーラーパネルを示す平面図である。なお、説明の便宜上、アンテナ3、ソーラーパネル5およびケース胴11を模式的に図示する。
1−3A.アンテナ
図3に示すように、アンテナ3は、第1導体素子31と、第2導体素子32と、第1導体素子31と第2導体素子32との間に配置される板状の「誘電体」である基板33と、基板33の側面に配置される短絡部34と、を有する。なお、図4に示すように、アンテナ3の平面視形状は、円形であるが、当該平面視形状はこれに限定されず、例えば多角形等であってもよい。また、外周の一部が凹凸を有した形状であってもよい。また、第1導体素子31と第2導体素子32とが重なる方向はZ軸方向と平行である。
第1導体素子31、第2導体素子32および短絡部34は、一体成形物であり、これらは基板33の外表面上に設けられる。第1導体素子31、第2導体素子32および短絡部34は、めっきまたは蒸着等により基板33上に形成された導電性を有する薄膜である。具体的には、第1導体素子31、第2導体素子32および短絡部34は、例えば銅、銀およびニッケル等の金属膜で構成される。なお、第1導体素子31、第2導体素子32および短絡部34は、一体成形物であるが、これらは別体で形成されてもよい。また、これらはそれぞれ、膜状でなくてもよく、例えば板状であってもよい。
第1導体素子31は、アンテナ3の周波数、および受信する電波の偏波を決める放射電極として機能する。第1導体素子31は、導電性を有する「給電部」としての給電ピン35に接続されており、給電ピン35を介して回路基板22に電気的に接続されている。第1導体素子31の平面積は、基板33の平面積とほぼ同じであり、第1導体素子31は、基板33の一方の主面338のほぼ全域を覆う。なお、第1導体素子31の平面視形状は、基板33の平面視形状よりも小さくても大きくてもよい。
第2導体素子32は、接地電極として機能する。第2導体素子32の平面積は、基板33の平面積とほぼ同じであり、第2導体素子32は、基板33の他方の主面339のほぼ全域を覆う。なお、第2導体素子32の平面積は、基板33の平面積よりも小さくても大きくてもよいが、アンテナ3の感度の低下を抑制するためには基板33の平面積とほぼ同じかそれ以上であることが好ましい。
短絡部34は、第1導体素子31と第2導体素子32とを接続しており、これらを短絡している。短絡部34は、基板33の側面の一部を覆う。また、本実施形態では、短絡部34は、基板33の+Y軸側、すなわち12時に対応する箇所に位置する。12時に対応する箇所に短絡部34が位置していることで、逆Fアンテナであるアンテナ3の右旋偏波の指向性が、第1導体素子31の厚さ方向に沿った中心軸O1から9時側に約60°傾いた方向を向く。そのため、使用者が電子時計100を左手首に装着して歩行するとき、アンテナ3の右旋偏波の指向性がほほ鉛直上向きとなる。よって、歩行中にアンテナ3の電波を受信し易くなる。なお、短絡部34は、12時に対応する箇所以外の箇所に設けられてもよい。短絡部34は、指針軸25が挿通する貫通孔301を除く箇所に設けられていればよく、基板33の側面上以外の箇所に設けられてもよい。例えば、短絡部34は、基板33に形成される図示しない孔に挿通されていてもよい。
基板33は、絶縁性を有する部材である。基板33を備えることで、波長短縮効果によりアンテナ3の小型化を図ることができる。基板33は、樹脂で構成されることが好ましい。ここで、マイクロストリップアンテナはλ/2で共振するため、比誘電率の大きなセラミック等を構成材料として使用する。これに対し、逆Fアンテナはλ/4で共振するため、比誘電率の小さな樹脂でもアンテナ3として動作させることができる。また、基板33をセラミックスで構成すると、コストがかかり、かつ、割れ易くて加工が難しいという問題がある。これに対し、基板33を樹脂で構成することで、セラミックスで構成する場合に比べ、安価で、かつ割れにくく加工が容易である。
基板33は、誘電正接ができるだけ小さな樹脂で構成されることが好ましく、具体的には1×10−4程度の誘電正接の樹脂で構成されることが好ましい。誘電正接ができるだけ小さな樹脂を用いることで、アンテナ3の感度の低下を抑制できる。基板33の構成材料としては、例えばアクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂(PF)、エポキシ樹脂(EP)、メラミン樹脂(MF)、ポリウレタン樹脂(PUR)、シリコン樹脂(SI)などの熱硬化性樹脂が挙げられる。
1−3B.ソーラーパネル
ソーラーパネル5は、平板状をなし、アンテナ3によって保持される。ソーラーパネル5は、第1導体素子31に対して、例えば両面接着シート等により接着される。なお、ソーラーパネル5は、アンテナ3以外の図示しない他の部品によって支持されることにより、アンテナ3に対して離間して配置されてもよい。
ソーラーパネル5は、貫通孔501から外周504に向かって放射状に延びる複数の分割線52によって分割される複数のソーラーセル51を有する。これら複数のソーラーセル51は、直列に接続されている。なお、図示では、ソーラーセル51の数は8個であるが、その数は8個に限定されず任意である。
ソーラーセル51は、例えば、樹脂製の基材、金属電極、半導体層、透明電極、保護層がこの順に第1導体素子31側から積層されて形成されている。半導体層は、p型半導体およびn型半導体がi型半導体を挟むように形成されている。なお、ソーラーセル51の構成はこれに限定されない。
また、ソーラーパネル5の平面積は、アンテナ3の平面積と同等もしくはアンテナ3の平面積よりも小さく、ソーラーパネル5は、平面視でアンテナ3に包含されている。ここで、アンテナ3では、第1導体素子31の外周314が、特に強い電波を放射する放射部として機能する。そのため、第1導体素子31の外周314を平面視でソーラーパネル5の外側に位置させることで、ソーラーパネル5のアンテナ3に対する影響を低減でき、アンテナ3の受信または送信に関する性能の低下を抑制できる。
また、ソーラーパネル5は、その一部が外側に向かって突出する突出部53を有する。突出部53は、例えば樹脂製の基材と保護層とからなる。突出部53には、2つの端子530が設けられる。2つの端子530の一方が、正極端子であり、他方が負極端子である。2つの端子530は、それぞれ、回路基板22に接続される電極である接続部50に接続されている。なお、例えば2つの端子530のうちの負極端子は、基準電位に接続される。また、端子530および接続部50は、それぞれ、平面視においてアンテナ3の外側に位置している。
接続部50は、平面視でアンテナ3とケース胴11との間の領域S10に配置される。なお、図4において、理解を容易にするために領域S10にドットパターンを付す。また、接続部50とケース胴11との間の距離D2は、短絡部34とケース胴11との間の距離D1よりも短い。また、本実施形態では、接続部50は12時に対応する箇所に位置しており、接続部50と短絡部34とはY軸方向から見て重なる。なお、これらは重なっていなくてもよい。
1−4.接続部の配置
アンテナ3が有する短絡部34に対して接続部50の配置を設定することにより、アンテナ3の利得低下を抑制できる。以下、2つのシミュレーション結果を参照しつつ、接続部50の配置によるアンテナ3の利得低下の抑制について説明する。なお、以下の各シミュレーションで用いる図6または図8に示す電子時計100xの各部の符号は、それぞれ、本実施形態における電子時計100の対応する各部の符号の後に「x」を付けて表記する。また、電子時計100xの構成は、電子時計100の構成とほぼ同じであるので、その説明を省略する。ただし、以下では、代表して1つの接続部50xの配置に関して各シミュレーションを行った。
1−4A.第1シミュレーション
図5は、接続部の配置とアンテナの利得との関係を示すグラフであって、第1シミュレーションの結果である。図6は、第1シミュレーションにおける接続部の配置を説明するための図である。
図5のグラフは、図6に示すソーラーパネル5xおよび接続部50xが無い状態と、ソーラーパネル5xをアンテナ3x上に配置して接続部50xを12時に対応する箇所から時計回りに1時間ごとに回転させた状態とでのアンテナ3xの利得の差を示している。図5の中の「n」は、ソーラーパネル5xおよび接続部50xが無い状態を示す。図5のグラフの縦軸は、アンテナ3xの利得の差ΔG[dB]である。図5のグラフでは、ソーラーパネル5xが無い状態の利得を0[dB]とする。また、図5のグラフの横軸は、接続部50xの配置P1を示す。例えば、図5の中の「12」は、12時に対応する箇所であり、「1」は、1時に対応する箇所である。
なお、図6に示すように、短絡部34xは、12時に対応する箇所に配置する。また、接続部50xは、平面視で領域S10x内においてアンテナ3xの外周に沿って1時間ごとに回転させる。また、円形をなす第1導体素子31xの半径L1を14mmとし、第1導体素子31xの中心X3と接続部50xとの間の距離L2を14.5mmとする。
図5に示す第1シミュレーションの結果からも分かるように、短絡部34xが12時に対応する箇所に配置される場合、接続部50xを5時、6時および7時以外の箇所に配置すれば、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を3.5[dB]以下に抑えることができる。また、接続部50xを9時、10時、11時、12時、1時、2時および3時のいずれかの箇所に配置すれば、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を1.0[dB]以下に抑えることができる。さらには、接続部50xを12時の箇所に配置することで、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を最も抑制できる。
ここで、前述のように、本実施形態では、接続部50および短絡部34をそれぞれ12時の箇所に配置している。第1シミュレーションの結果からも分かるように、かかる配置にすることで、接続部50の影響によるアンテナ3の性能の低下を最も抑制できる。なお、例えば、接続部50が4時の箇所に配置されている場合、短絡部34も4時の箇所に配置されていると、接続部50の影響によるアンテナ3の性能の低下を最も抑制できる。
1−4B.第2シミュレーション
図7は、接続部の配置とアンテナの利得との関係を示すグラフであって、第2シミュレーションの結果である。図8は、第2シミュレーションにおける接続部の配置を説明するための図である。
図7のグラフは、図8に示すように接続部50xが3時に対応する箇所にある状態と、3時に対応する箇所から9時に対応する箇所に向かって接続部50を矢印A12方向に移動させた状態と、でのアンテナ3xの利得の差を示している。図7のグラフの縦軸は、アンテナ3xの利得の差ΔG[dB]である。図7のグラフでは、ソーラーパネル5xおよび接続部50xが無い状態の利得を0「dB」とする。また、図7のグラフの横軸は、中心X3に対する接続部50xと中心X3との間の距離L2[mm]を示す。
なお、短絡部34xは、12時に対応する箇所に配置する。また、第1導体素子31xの半径L1を14mmとし、図8に示す位置にある接続部50xと中心X3との間の距離L2を14.5mmとする。また、距離L2を変更して、距離L2が14.5mm、13.0mm、10.0mm、5.0mmである場合の利得の差[dB]を求めた。例えば、図7の中の横軸に示す「13.0」は、距離L2が13.0mmであることを示す。
図7に示すように、距離L2が5.0mmであると、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響が大きくなる。そのため、接続部50xを、おおよそ5.0mm以上に配置することが好ましい。したがって、平面視で半径L1の3分の1の長さを半径とする仮想円よりも外側に接続部50xを配置することで、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を低減できると考えられる。さらには、距離L2が10.0mmであると、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を大幅に低減できる。そのため、平面視で半径L1の3分の2の長さを半径とする仮想円よりも外側に接続部50xを配置することで、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を大幅に低減できると考えられる。また、図7に示すように、距離L2が13.0mm以上であると、接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響が特に小さい。そのため、平面視でアンテナ3xの外周と重なる箇所、またはアンテナ3xよりも外側に接続部50xを配置することで接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響を特に小さくすることができる。
図9は、第1実施形態における第3領域を示す平面図である。第2シミュレーションの結果からも分かるように、図9中のドットパターンを付した第3領域S3に接続部50を配置することが好ましい。第3領域S3は、平面視において、ケース胴11で囲まれた第1領域S1から、第1導体素子31の中心X3から外周314までの間の距離の3分の1の位置を示す仮想線R1で囲まれた第2領域S2を除く領域である。本実施形態では、仮想線R1は、半径L1の3分の1を半径とする円である。なお、図9において、第3領域S3にドットパターンを付す。
ここで、アンテナ3は、第1導体素子31、第2導体素子32、および短絡部34を有する逆Fアンテナであって、短絡部34とは異なる位置に貫通孔301が設けられる。そのため、アンテナ3の電離経路長を長くできるので小型でかつ感度に優れた逆Fアンテナを実現できる。かかる逆Fアンテナであるアンテナ3を有する電子時計100において、第3領域S3に接続部50を配置することで、それ以外の領域に接続部50が配置される場合に比べて、短絡部34の配置によらずに、接続部50がアンテナ3の利得に及ぼす影響を低減できる。そのため、ソーラーパネル5およびアンテナ3を備える電子時計100において、アンテナ3の性能の低下を抑制できる。
また、本実施形態では、接続部50は2つあって、その2つの接続部50が第3領域S3内にある。全ての接続部50が第3領域S3にあることで、短絡部34の配置によらず、接続部50がアンテナ3の利得に及ぼす影響を抑制できる。
なお、第2領域S2は、第1導体素子31の中心X3から外周314までの半径L1の3分の1の位置を示す仮想線R1で囲まれた領域であるが、「第2領域」は、第2導体素子32の中心からその外周までの距離の3分の1の位置を示す仮想線で囲まれた領域であってもよい。
また、「第1導体素子」は平面視で円形でなくてもよく、「中心」とは、「第1導体素子」の外周に接する仮想円のうち、最大半径の仮想円の中心である。なお、「第2導体素子」についても同様である。
また、詳細な図示はしないが、接続部50は、第1領域S1から、第1導体素子31の中心X3から外周314までの間の距離の3分の2の位置を示す仮想線で囲まれた領域を除く領域に配置することがより好ましい。接続部50xがアンテナ3xの利得に及ぼす影響をさらに低減できる。
また、本実施形態では、接続部50は、平面視においてアンテナ3とケース胴11との間に位置する。すなわち、接続部50が、領域S10に配置される。接続部50が領域S10に配置されることで、第2シミュレーションの結果からも分かるように、接続部50がアンテナ3の利得に及ぼす影響を特に小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、接続部50は、平面視において、領域S10内であって、短絡部34とケース胴11との間に位置する。また、図示では、貫通孔301、短絡部34、および接続部50は、Z軸方向に交差するY軸方向に沿ってこの順に並ぶ。かかる位置に接続部50があることで、前述の第1および第2シミュレーション結果からも分かるように、接続部50がアンテナ3の利得に及ぼす影響を最も小さくすることができる。
また、前述のように、アンテナ3は、ソーラーパネル5と回路基板22との間に配置される。つまり、アンテナ3は、ソーラーパネル5よりも裏面側に配置される。
アンテナ3がソーラーパネル5よりも裏面側に配置される場合、ソーラーパネル5が平面視でアンテナ3に包含され、かつ、平面視で第3領域S3に接続部50が配置されることで、アンテナ3の性能の低下を特に抑制できる。また、アンテナ3がソーラーパネル5と回路基板22との間に配置される場合、接続部50が領域S10に配置されることで、接続部50をアンテナ3の外側に位置させることができるので、アンテナ3に接続部50を挿通させる孔を設けずに済む。よって、接続部50、アンテナ3およびソーラーパネル5の配置が容易である。
また、接続部50と短絡部34とは、Z軸方向と交差するY軸方向から見て重なる。接続部50と短絡部34とがZ軸方向と交差する方向から見て重なる場合、接続部50の配置によっては、接続部50がアンテナ3の利得に影響を生じる。そのため、接続部50と短絡部34とがZ軸方向と交差する方向から見て重なる場合、接続部50を第3領域S3に配置することで、接続部50がアンテナ3の利得に及ぼす影響を小さくすることができる。
なお、接続部50と短絡部34とがZ軸方向と交差する方向から見て、すなわち側面視で重なっていなくてもよい。また、アンテナ3とソーラーパネル5との配置は図示のものに限定されない。本実施形態では、アンテナ3とソーラーパネル5は、Z軸方向と交差する方向から見て重ならないが、これらは重なってもよい。また、例えば、アンテナ3は基板33を備えていなくてもよい。また、第1導体素子31と第2導体素子32との間にソーラーパネル5が配置されてもよい。その場合には、第1導体素子31は透明導電材料で構成された透明電極とする。また、回路基板22が第1導体素子31と第2導体素子32との間に配置されてもよい。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態における接続部の配置を示す平面図である。
本実施形態は、接続部の配置が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。また、以下では、平面視で短絡部34を中心として、反時計回りを「−」とし、時計回りを「+」とする。
図10に示すように、平面視において、接続部50Aは、4時に対応する箇所に配置される。接続部50Aは、平面視において、第3領域S3内であって、中心X3と接続部50Aとを通る第1線分L31と、中心X3と短絡部34とを通る第2線分L32とのなす角度θが0°以上150°以下の範囲を満足する箇所に配置される。別の言い方をすれば、接続部50Aは、平面視において短絡部34を中心として、±150°以内の範囲を満足する領域S4内に配置される。図10において領域S4にドットパターンを付す。
接続部50Aが領域S4内に配置されることで、前述の第1シミュレーションからも分かるように、領域S4以外の領域に配置される場合に比べ、接続部50Aがアンテナ3の利得に影響を及ぼすことを低減できる。
また、本実施形態では、2つの接続部50Aが領域S4内にある。全ての接続部50Aが領域S4にあることで、前述のように接続部50Aがアンテナ3の利得に及ぼす影響を低減できる。なお、前述の第1線分L31は、接続部50Aの中心を通る線である。また、前述の第2線分L32は、短絡部34の中心を通る線である。また、接続部50Aおよび短絡部34がそれぞれ複数ある場合は、各接続部50Aについての第1線分L31と各短絡部34についての第2線分L32とのそれぞれに関する角度θが前述の関係を満足することが好ましい。なお、後述する第3および第4実施形態においても同じである。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図11は、第3実施形態における接続部の配置を示す平面図である。
本実施形態は、接続部の配置が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第3実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。また、以下では、平面視で短絡部34を中心とする反時計回りを「−」とし、時計回りを「+」とする。
図11に示すように、平面視において、接続部50Bは、2時に対応する箇所に配置される。接続部50Bは、平面視において、第3領域S3内であって、中心X3と接続部50Bとを通る第1線分L31と、中心X3と短絡部34とを通る第2線分L32とのなす角度θが0°以上90°以下の範囲を満足する箇所に配置される。別の言い方をすれば、接続部50Bは、平面視において短絡部34を中心として、±90°以内の範囲を満足する領域S5内に配置される。図11において領域S5にドットパターンを付す。
接続部50Bが領域S5内に配置されることで、前述の第1シミュレーションからも分かるように、領域S5以外の領域に配置される場合に比べ、接続部50Bがアンテナ3の利得に影響を及ぼすことを低減できる。
また、本実施形態では、2つの接続部50Bが領域S5内にある。全ての接続部50Bが領域S5にあることで、前述のように接続部50Bがアンテナ3の利得に及ぼす影響を低減できる。
4.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図12は、第4実施形態における接続部の配置を示す平面図である。
本実施形態は、接続部の配置が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第4実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。また、以下では、平面視で短絡部34を中心とする反時計回りを「−」とし、時計回りを「+」とする。
図12に示すように、平面視において、接続部50Cは、12時と1時との間に対応する箇所に配置される。接続部50Cは、平面視において、第3領域S3内であって、中心X3と接続部50Cとを通る第1線分L31と、中心X3と短絡部34とを通る第2線分L32とのなす角度θが0°以上30°以下の範囲を満足する箇所に配置される。別の言い方をすれば、接続部50Cは、平面視において短絡部34を中心として、±30°以内の範囲を満足する領域S6内に配置される。図12において領域S6にドットパターンを付す。
接続部50Cが領域S6内に配置されることで、前述の第1シミュレーションからも分かるように、領域S6以外の領域に配置される場合に比べ、接続部50Cがアンテナ3の利得に影響を及ぼすことを低減できる。
また、本実施形態では、2つの接続部50Cが領域S6内にある。全ての接続部50Cが領域S6にあることで、前述のように接続部50Cがアンテナ3の利得に及ぼす影響を低減できる。
5.第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図13は、第5実施形態における短絡部および接続部の配置を示す平面図である。
本実施形態は、短絡部の構成が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第5実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図13において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。
図13に示すように、本実施形態における短絡部34Dは、第1実施形態における短絡部34よりも、アンテナ3Dの周方向における長さが長い。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、接続部50Dは、平面視において、アンテナ3Dとケース胴11との間であって、アンテナ3Dの周方向における短絡部34Dの両端の間に位置し、かつ、短絡部34Dとケース胴11との間に位置する。また、図示では、貫通孔301、短絡部34D、および接続部50Dは、Z軸方向に交差するY軸方向に沿ってこの順に並ぶ。
かかる位置に接続部50Dが配置されることで、接続部50Dがアンテナ3の利得に及ぼす影響を特に少なくすることができる。なお、接続部50Dのアンテナ3の利得への影響を考慮すると、短絡部34Dのアンテナ3Dの周方向における長さは、アンテナ3Dの外周の長さの2分の1以内であることが好ましい。
6.第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図14は、第6実施形態における短絡部および接続部の配置を示す平面図である。
本実施形態は、短絡部の構成が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第6実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図14において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。
図14に示すように、本実施形態における短絡部34Eは、第1実施形態における短絡部34よりも、アンテナ3Eの周方向における長さが長い。また、短絡部34Eは、平面視における中央部が中心X3に向かって凸となる凸部341を有する。また、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、接続部50Eは、平面視において、アンテナ3Eとケース胴11との間であって、アンテナ3Eの周方向における短絡部34Eの両端の間に位置し、かつ、かつ、短絡部34Eとケース胴11との間に位置する。また、図示では、貫通孔301、短絡部34E、および接続部50Eは、Z軸方向に交差するY軸方向に沿ってこの順に並ぶ。凸部341を有する短絡部34Eであっても、接続部50Eが前述の位置に在ることで、接続部50Eがアンテナ3Eの利得に及ぼす影響を特に少なくすることができる。また、凸部341を設けて内側に接続部50Eを配置することで、ムーブメントの径を小さくすることができる。
7.第7実施形態
次に、本発明の第7実施形態について説明する。図15は、第7実施形態におけるアンテナを示す断面図である。図16は、第7実施形態におけるアンテナを示す平面図である。
本実施形態は、アンテナおよび接続部の構成が主に第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第7実施形態に関し、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図15および図16において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付す。
図15に示すように、本実施形態における電子時計100Fが有するアンテナ3Fの第2導体素子32Fは、第1部材321と、第2部材322とを有する。
第1部材321は、第1導体素子31および短絡部34とともに一体成形される。第1部材321、第1導体素子31および短絡部34は、めっきまたは蒸着等により基板33上に形成された導電性を有する薄膜である。第1部材321の平面視形状は、基板33の平面視形状に比べて小さく、第1部材321は、基板33の主面339の一部を覆う。
第2部材322は、耐磁板としての機能を有する。第2部材322は、板状をなし、例えば純鉄またはフェライト系ステンレスを含む板材を銅、金およびニッケル等の金属膜で被覆した導体板である。第2部材322の平面積は、基板33の平面積とほぼ同じであり、第2部材322は、平面視で基板33に重なる。また、第2部材322には、金属ネジ等で構成される導電性を有する複数の導通部材270が接続されており、第2部材322は、静電気対策のため、導通部材270を介して耐磁板27と導通している。なお、第2部材322の平面積は、基板33の平面積よりも小さくても大きくてもよいが、アンテナ3Fの感度の低下を抑制するためには基板33の平面積とほぼ同じかそれ以上であることが好ましい。
また、第2部材322には、図16に示すように、アンテナ3を地板21にネジ締めにより固定するために用いる複数のネジ孔337が設けられる。第1導体素子31、第2導体素子32Fおよび基板33は、文字板6側からを地板21に対して一括でネジ締めにより固定される。また、第2部分332は、第1部材321と接触しており、第1部材321と導通している。なお、第1導体素子31には、ネジ締めに用いるネジと第1導体素子31とが接触しないよう、ネジ孔337に対応する箇所に複数の孔317が形成される。
図16に示すソーラーパネル5Fには、負極端子531と正極端子532とが設けられる。負極端子531は、電極505に接続される。電極505は、コイルばねで構成されるが、ケーブル等であってもよい。電極505は、第1導体素子31に電気的に接続される。なお、本実施形態では、ソーラーパネル5Fの負極端子531を第1導体素子31に電気的に接続したが、ソーラーパネル5Fの正極端子532に接地電位を与える場合には、当該正極端子532を第1導体素子31に電気的に接続すればよい。つまり、ソーラーパネル5Fの正極端子532と負極端子531のうち接地電位を与える方の端子を第1導体素子31に接続すればよい。
正極端子532は、「接続部」としての電極506に接続される。電極506は、コイルばねで構成されるが、ケーブル等であってもよい。電極506は、回路基板22に接続される。電極506は、平面視でアンテナ3Fとケース胴11との間に位置する。電極505および506のうちの一方の電極506のみが、アンテナ3Fとケース胴11との間に位置するため、アンテナ3Fとケース胴11との間に、電極505および506の双方を配置する空間を設けずに済む。すなわち、アンテナ3Fとケース胴11との間に、電極506のみが配置可能な空間を設ければよい。その結果、電子時計100Fの小型化を図ることができる。
以上、本発明について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態と同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、「アンテナ」は、GPS衛星信号を受信する機能を有するGPSアンテナを例に説明したが、「アンテナ」は、第1導体素子、第2導体素子、および短絡部を少なくとも有すればよく、GPSアンテナに限定されない。例えば、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)などの他の位置情報衛星からの衛星信号や、SBASなどの静止衛星や準天頂衛星などからの衛星信号を受信するアンテナであってもよい。また、Bluetoothなどの近距離無線を受信するアンテナであってもよい。なお、Bluetoothは、登録商標である。
また、本発明の電子時計は、腕時計に限定されず、例えば、置時計、壁掛け時計等であってもよい。
3…アンテナ、5…ソーラーパネル、6…文字板、8…GPS衛星、10…ケース、11…ケース胴、12…裏蓋、13…ベゼル、14…カバー、21…地板、22…回路基板、23…二次電池、24…駆動機構、25…指針軸、27…耐磁板、28…回路基板押さえ、31…第1導体素子、32…第2導体素子、33…基板、34…短絡部、35…給電ピン、42…固定部材、43…見切り板、50…接続部、51…ソーラーセル、52…分割線、53…突出部、100…電子時計、181…竜頭、182…ボタン、191…バンド、211…中枠、241…ステップモーター、242…輪列、261…指針、262…指針、263…指針、270…導通部材、281…導通ばね、301…貫通孔、314…外周、317…孔、321…第1部材、322…第2部材、337…ネジ孔、338…主面、339…主面、341…凸部、501…貫通孔、504…外周、505…電極、506…電極、530…端子、601…貫通孔、L1…半径、L2…距離、L31…第1線分、L32…第2線分、O1…中心軸、R1…仮想線、S1…第1領域、S2…第2領域、S3…第3領域。

Claims (7)

  1. 給電部に接続される第1導体素子、平面視で前記第1導体素子と重なる第2導体素子、および前記第1導体素子と前記第2導体素子とを短絡する短絡部を有するアンテナと、
    ソーラーパネルと、
    前記給電部に電気的に接続される回路基板と、
    前記ソーラーパネルと前記回路基板とを電気的に接続する接続部と、
    前記アンテナ、前記ソーラーパネル、前記回路基板、前記給電部および前記接続部を収納し、側壁を有するケースと、を備え、
    前記アンテナには、前記短絡部とは異なる位置に、指針軸が貫通する貫通孔が設けられ、
    前記接続部は、前記平面視において、前記側壁で囲まれた第1領域から、前記第1導体素子または前記第2導体素子の中心から外周までの距離の3分の1の位置を示す仮想線で囲まれた第2領域を除く第3領域に位置することを特徴とする電子時計。
  2. 前記平面視において、前記第1導体素子または前記第2導体素子のいずれか一方の中心と前記接続部とを通る第1線分と、前記一方の中心と前記短絡部とを通る第2線分とのなす角度は、0°以上150°以下である請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記角度は、0°以上90°以下である請求項2に記載の電子時計。
  4. 前記角度は、0°以上30°以下である請求項3に記載の電子時計。
  5. 前記接続部は、前記平面視において、前記アンテナと前記側壁との間に位置する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子時計。
  6. 前記接続部は、前記平面視において、前記短絡部と前記側壁との間に位置する請求項5に記載の電子時計。
  7. 前記アンテナは、側面視において前記回路基板と前記ソーラーパネルとの間に位置する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子時計。
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