JP2020020535A - ソックダクト装置 - Google Patents

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JP2020020535A JP2018145612A JP2018145612A JP2020020535A JP 2020020535 A JP2020020535 A JP 2020020535A JP 2018145612 A JP2018145612 A JP 2018145612A JP 2018145612 A JP2018145612 A JP 2018145612A JP 2020020535 A JP2020020535 A JP 2020020535A
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孝友 村田
Takatomo Murata
孝友 村田
貴史 京井
Takashi Kyoi
貴史 京井
小西 克典
Katsunori Konishi
克典 小西
真幸 尾形
Masayuki Ogata
真幸 尾形
広文 山中
Hirofumi Yamanaka
広文 山中
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Abstract

【課題】掃除などのメンテナンスの負担を軽減でき、かつ空調エアを室内空間に効率的に供給可能なソックダクト装置を提供する。【解決手段】建物の天井1に空調用のソックダクト装置20における平らなボード部40を設置し、穴状の接続部43を分岐ダクト11を介して送風ダクト10と接続する。ボード部40の周縁部に通気性シート状のソックダクト部23の周縁部を分離可能に接続する。ソックダクト部23は、ボード部40の下方へ膨張可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、空調設備におけるソックダクト装置に関し、特に建物の天井に設置されるソックダクト装置に関する。
例えば特許文献1等には、建物等の空調ダクトとして筒状のソックダクトが用いられている。特許文献1のソックダクトは、不織布やガラスクロス等からなる通気性シートを筒状に形成したものである。該ソックダクトが、建物の天井に沿って水平に延びるようにして吊支持されている。空調機からの送風ダクトがソックダクトの一端部に連なっている。ソックダクトの他端部は閉じられている。空調機からの温調空気が、ソックダクトの一端部に導入され、ソックダクト内を他端部へ向けて流れながら、ソックダクトを透過して室内へ拡散される。
ソックダクトが目詰まりしてきたときは、天井からソックダクトを取り外して掃除機にかける。又は新品と交換する。
特開2016−125761号公報
前掲特許文献1等における円筒形状のソックダクトにおいては、前記内部からの目詰まりに加えて、上側の外周部分に塵埃が付着して堆積しやすい。このため、掃除などのメンテナンスが面倒である。
一方、空調を必要とするのは主にソックダクトの下方の室内空間であり、ソックダクトから上方へ空調エアが吹き出される必要性はあまり無いと言える。
本発明は、かかる事情及び考察に鑑み、掃除などのメンテナンスの負担を軽減でき、かつ空調エアを室内空間に効率的に供給可能なソックダクト装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明は、建物の天井に設置される空調用のソックダクト装置であって、
送風ダクトとの接続部を有する平らなボード部と、
周縁部が前記ボード部の周縁部に分離可能に接続され、前記ボード部の下方へ膨張可能な通気性シート状のソックダクト部と、
を備えたことを特徴とする。
当該ソックダクト装置においては、送風ダクトからの空調エアは、ボード部とソックダクト部との間に導入され、ソックダクト部の全域に拡散されるとともに該ソックダクト部を透過して、天井の下方の室内空間へ吹き出される。
天井の塵埃は、主にボード部の上面に付着される。ソックダクト部の外側面は、下方へ向けられるために塵埃が付着しにくい。したがって、掃除などのメンテナンスの負担が軽減される。
前記ボード部の周縁部に沿う環状帯部を有して前記ボード部に係着されるソック上部を備え、前記環状帯部が、前記ソックダクト部の周縁部と分離可能に接続されていることが好ましい。
これによって、ソックダクト部を、ソック上部を介してボード部に接続できる。メンテナンスの際は、ソックダクト部をソック上部から分離できる。
前記ソック上部が、前記環状帯部と、渡し帯部とを含み、
前記環状帯部が、前記ボード部の一対の長辺部に沿う一対の長手帯部分を含み、
前記渡し帯部が、前記ボード部の上面に沿って前記一対の長手帯部分どうしを結ぶように架け渡されていることが好ましい。
これによって、ソック上部を、ボード部に上方から被せるようにして容易かつ確実に係着できる。
前記長手帯部分の長手方向に離れた複数箇所にそれぞれ前記渡し帯部が設けられていることが好ましい。
これによって、ソック上部をボード部に安定的に係着できる。
好ましくは、渡し帯部の配置位置は、送風ダクトと干渉しないように設定される。
前記環状帯部の周縁部に沿って線ファスナーが設けられており、前記ソックダクト部と前記環状帯部とが前記線ファスナーを介して接続されていることが好ましい。
これによって、掃除その他のメンテナンスなどに際して、ソックダクト部をソック上部ひいてはボード部から簡単に取り外したり、簡単に取り付けたりできる。
前記ソックダクト部が、半円筒状の主シート部と、前記主シート部の両端部に設けられた一対の半円状の端シート部を含むことが好ましい。
一対の端シート部によってソックダクト部の両端部が塞がれる。
前記ボード部が、硬質発泡樹脂からなるボード本体と、前記ボード本体の表面に被覆された金属からなる表面層とを含むことが好ましい。
これによって、ボード部を軽量化でき、かつ耐熱性、防火性を確保できる。
発泡樹脂を硬質とすることによって、ボード本体の自己形状保持性を確保できる。
前記ボード本体は、独立気泡の発泡樹脂製であることが好ましい。これによって、内部結露を防止でき、耐湿性を向上できる。
本発明によれば、ソックダクト装置における掃除などのメンテナンスの負担を軽減でき、かつ空調エアを室内空間に効率的に供給できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るソックダクト装置を含む空調設備を、図2のI−I線に沿って示す正面断面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う前記空調設備の側面断面図である。 図3は、前記ソックダクト装置の分解斜視図である。 図4は、前記ソックダクト装置を組状態で示す斜視図である。 図5は、図1の円部Vの拡大断面図である。 図6は、図1の円部VIの拡大断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るソックダクト装置を含む空調設備を、図8のVII−VII線に沿って示す正面断面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿う前記第2実施形態の空調設備の側面断面図である。 図9は、前記第2実施形態のソックダクト装置の分解斜視図である。 図10は、前記第2実施形態のソックダクト装置を組状態で示す斜視図である。 図11は、図7の円部XIの拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1及び図2は、建物の天井1に設置された空調設備2を示したものである。図1に示すように、空調設備2は、送風ダクト10と、ソックダクト装置20を含む。送風ダクト10は、断面四角形状に形成され、図1の紙面と直交する方向(図2の左右方向)へ長く延びている。送風ダクト10の主材は、例えばポリイソシアヌレートなどの硬質発泡樹脂によって構成されている。送風ダクト10の外周面及び内周面は、アルミ箔又はアルミシート等の金属層によって被覆されている。
送風ダクト10は、図示しない吊支持装置を介して天井躯体1aに吊支持されることで、天井躯体1aとその下方の天井板1bとの間の天井裏空間1dに水平に配管されている。図示は省略するが、送風ダクト10の上流端には、空調機が接続されている。図2に示すように、送風ダクト10の延び方向の複数箇所から短筒形状の分岐ダクト11が下方へ分岐されている。
図1及び図2に示すように、天井1には複数のソックダクト装置20が間隔を置いて設置されている。各ソックダクト装置20が、1又は複数(図2では2つ)の分岐ダクト11を介して送風ダクト10と連なっている。
図1〜図4に示すように、ソックダクト装置20は、ボード部40と、ソック部21を備え、図1の紙面と直交する水平方向へ延びている。なお、図3及び図4においては作図の都合上、ソックダクト装置20の幅寸法が長手寸法に対して誇張されている。
図3に示すように、ボード部40の形状は、平らな長板状になっている。図5に示すように、ボード部40は、ボード本体41と、表面層42を含む。ボード本体41は、好ましくは独立気泡の硬質発泡樹脂によって構成されており、より好ましくはポリイソシアヌレートフォームによって構成されている。ボード本体41の表面(上面、下面及び外周縁)は表面層42によって被覆されている。表面層42は、アルミ箔又はアルミシート等の金属によって構成されている。
図3に示すように、ボード部40には、2つ(複数)の接続穴43(接続部)が形成されている。これら接続穴43は、互いにボード部40の長手方向に離れて配置されている。接続穴43は、ボード部40を厚み方向に貫通している。
図1及び図2に示すように、ボード部40は、天井板1bの下側に配置されている。各分岐ダクト11の下端部が、天井板1bを貫通して接続穴43に挿し込まれている。これによって、接続穴43(接続部)が分岐ダクト11を介して送風ダクト10と接続されている。図5に示すように、分岐ダクト11の外周面と接続穴43の内周面との間は、粘着層12c付きの断熱性発泡樹脂テープ12及びコーキング材13によってシールされている。
ボード部40における、接続穴43の数ひいては分岐ダクト11との接続数は、2つに限られず、1つでもよく、3つ以上でもよい。
ボード部40ひいてはソックダクト装置20は、次のようにして天井1に吊支持されている。
図1及び図2に示すように、天井1には吊支持装置30が設けられている。なお、吊支持装置30は、前記送風ダクト10用の図示しない吊支持装置とは別物である。
図2に示すように、吊支持装置30は、複数の吊支持フレーム30fを含む。これら吊支持フレーム30fは、互いにボード部40の長手方向に離れて配置されている。図1に示すように、各吊支持フレーム30fは、一対の吊柱31と、梁材32と、一対の連結吊材33を含む。
図1に示すように、一対の吊柱31は、送風ダクト10を挟んでその幅方向(図1において左右)の両側に設けられている。各吊柱31は、例えば寸切ボルトによって構成され、天井躯体1aから鉛直に垂下されている。一対の吊柱31の下端部どうし間に梁材32が架け渡されている。梁材32は、例えば断面L字状のアングル材によって構成されている。該梁材32が、送風ダクト10の下方を幅方向(図1において左右)に横切っている。梁材32から2つ(複数)の連結吊材33が鉛直に垂下されている。連結吊材33は、吊柱31より短いネジ部材によって構成されている。各連結吊材33の下端部が、天井板1b及びボード部40を貫通している。連結吊材33の下端部にはキャップ37が嵌合されている。キャップ37の筒部37aが、連結吊材33の外周面とボード部40の貫通孔44の内周面との間に嵌め込まれている。キャップ37の鍔37fが、ボード部40の下面に宛がわれている。かつ、ボード部40が、天井板1bに宛がわれている。
図1及び図4に示すように、ソック部21は、ソックダクト部23と、ソック上部22を含む。図3に示すように、ソックダクト部23は、半円筒のシート状になっている。詳しくは、ソックダクト部23は、主シート部23aと、一対の端シート部23eを含む。主シート部23aは、展開すると長方形状であり、使用状態においては半円筒状をなす。主シート部23aの長手方向の両端部にそれぞれ半円状の端シート部23eが設けられている。一対の端シート部23eによってソックダクト装置20の長手方向の両端部が塞がれている。主シート部23aと端シート部23eとは、縫製によって接合されている。
図6に示すように、ソックダクト部23(主シート部23a及び端シート部23e)の断面構造は、ガラスクロス層23bと、不織布層23dの積層構造になっている。ガラスクロス層23bは、ソックダクト部23の内面側(図6において上側)に配置されている。不織布層23dは、ソックダクト部23の外面側(図6において下側)に配置されている。これらガラスクロス層23bと不織布層23dとが、接着層(図示せず)を介して接合されている。ガラスクロス層23b及び不織布層23dは、共に通気性を有している。ひいては、ソックダクト部23は通気性を有している。
図1及び図4に示すように、ソックダクト部23は、ボード部40を下方から覆うように設けられている。ソックダクト部23とボード部40との間に通気層20aが形成されている。ソックダクト部23の周縁部が、ソック上部22を介してボード部40の周縁部に接続されている。
図3に示すように、ソック上部22は、環状帯部24と、複数の渡し帯部26を含む。詳細な図示は省略するが、環状帯部24及び渡し帯部26は、ソックダクト部23と同様に、ガラスクロス層と不織布層との積層構造になっている。なお、ソック上部22(環状帯部24及び渡し帯部26)の材質は、ソックダクト部23とは異なっていてもよい。環状帯部24と渡し帯部26とが互いに異なる材質によって構成されていてもよい。ソック上部22が織布によって構成されていてもよい。ソック上部22は、必ずしも通気性を有していなくてもよい。
図4に示すように、環状帯部24は、一対の長手帯部分24aと、一対の短手帯部分24bを含み、ボード部40の周縁部に沿う環状になっている。長手帯部分24aが、ボード部40の一対の長辺部にそれぞれ沿うように配置されている。短手帯部分24bは、ボード部40の一対の短辺部にそれぞれ沿うように配置されている。
図4に示すように、各帯部分24a,24bが、帯幅方向の中間部において、ボード部40の外周縁の上側の角に沿ってL字状に折り曲げられている。図5に示すように、環状帯部24の上側部分は、ボード部40の上面に沿わされている。環状帯部24の下側部分は、ボード部40より下方へ垂れている。
図4に示すように、環状帯部24の長手帯部分24aの長手方向に離れた複数箇所にそれぞれ渡し帯部26が設けられている。渡し帯部26は、一対の長手帯部分24aどうしを結ぶようにソック上部22の短手方向へ架け渡されている。渡し帯部26の両端部が、それぞれ対応する長手帯部分24aに接続されている。長手帯部分24aと渡し帯部26との接続手段としては、面ファスナー、ボタン止め、縫製、接着、溶着などが挙げられる。
渡し帯部26は、ボード部40の上面に沿って配置されている。これによって、ソック上部22が、ボード部40に上方から被さるようにして係着されている。
隣接する渡し帯部26どうし間、及び端側の渡し帯部26と短手帯部分24bとの間には、格子開口部22cが形成されている。所定位置の格子開口部22cが、ボード部40の接続穴43と連通している。該所定位置の格子開口部22cの内部に分岐ダクト11が通されている。逆に言うと、渡し帯部26は、分岐ダクト11と干渉しないように配置及びピッチが設定されている。
図3及び図4に示すように、ソック上部22とソックダクト部23の周縁部とが分離可能に接続されている。ソック上部22の環状帯部24とソックダクト部23との間には、線ファスナー25が設けられている。線ファスナー25は、環状帯部24に沿って環状に延びている。線ファスナー25は、環状帯部24の周方向に複数に分割されていてもよい。
線ファスナー25は、第1ファスナー部25aと、第2ファスナー部25bを含む。第1ファスナー部25aは、環状帯部24の下端部(周縁部)に沿って設けられている。第2ファスナー部25bは、ソックダクト部23の周縁部に沿って設けられている。図5に示すように、ファスナー部25a,25bどうしが噛み合わされることで、線ファスナー25を介して、ソック上部22とソックダクト部23とが分離可能に接続されている。ひいては、ソック上部22を介して、ボード部40とソックダクト部23とが分離可能に接続されている。
図5に示すように、ソックダクト部23における線ファスナー25より上側の端部分23fは、面状ファスナー27を介してソック上部22に重ねられて接合されている。さらに、縁用粘着テープ28が、ソックダクト部23の端部分23fの外面からソック上部22の外面に跨って貼り付けられている。これによって、通気層20aの空調エアが、ソックダクト部23とソックダクト部23との間から漏れ出るのが防止されている。
当該空調設備1においては、不図示の空調機からの空調エアが、送風ダクト10から各分岐ダクト11bを経て、ソックダクト装置20の通気層20aに導入されるとともに、通気層20aの全域に拡散される。該空調エアの送風圧によって、ソックダクト部23がボード部40の下方へ半円筒状に膨張される。更に、空調エアは、ソックダクト部23を透過して、天井1の下方の室内空間へ吹き出される。吹き出し流は、前記透過によって穏やかな流れになる。
空調エアは、下方の室内空間へだけ吹き出され、ソックダクト装置20の上方の天井裏空間1dへは吹き出されることがない。これによって、室内空間への空調エアの供給効率が高まる。
室内から見ると、半円筒状のソックダクト部23が天井板1bから下方へ膨出しているように見え、天井面の美観を向上できる。
掃除などのメンテナンスに際しては、線ファスナー25の開閉操作によって、ソックダクト部23をソック上部21ひいてはボード部40から簡単に取り外したり取り付けたりできる。
ソックダクト部23は、取り外して掃除機にかけることで、簡単に掃除でき、内側面の目詰まりを解消できる。
ソックダクト装置20の上面は、天井板1bの下面に宛がわれているから塵埃が付着しにくく汚れにくい。したがって、掃除などのメンテナンスの負担を軽減できる。
ボード部40のボード本体41を平板状にすることによって、天井1におけるソックダクト装置20を配置するための所要スペースを小さくできる。特に高さ方向の所要スペースを小さくできる。
ボード本体41の材質としてポリイソシアヌレートフォームなどの硬質発泡樹脂を用いることによって、ボード部40を軽量化でき、施工を容易化できる。かつボード部40の自己形状保持力などの所要剛性を確保できる。更には、断熱・保温性、防水・防湿性、難燃・不燃性を確保できる。さらにボード本体41をアルミなどの金属表面層42によって被覆することによって、不燃性、耐熱性が一層高まる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
<第2実施形態>
図7〜図11は、本発明の第2実施形態を示したものである。図9に示すように、第2実施形態においては、ソック上部22Bが、環状帯部だけで構成されており、渡し帯部が設けられていない。更に、ソック上部22B(環状帯部)は、2つ(複数)の帯部分29に分割されている。
帯部分29は、ソックダクト部23と同じく、ガラスクロス層と不織布層との積層構造になっている(図6参照)。
なお、帯部分29の材質は、ソックダクト部23とは異なっていてもよい。帯部分29が織布によって構成されていてもよい。帯部分29は、必ずしも通気性を有していなくてもよい。
図9及び図10に示すように、各帯部分29は、ボード部40の1の長辺側の縁と1の短辺側の縁に沿ってボード部40を半周するように平面視でL字状に延びている。2つの帯部分29が、ボード部40の外周縁を一周するように環状に連なっている。さらに、ボード部40の外周縁の上側の角に沿って、帯部分29の帯幅方向の中間部がL字状に折り曲げられている。
ソック上部22Bは、次のようにしてボード部40に係着されている。
図7及び図8に示すように、天井板1bの一部が開口され、該開口にボード部40が嵌められることで、ボード部40が天井板1bとほぼ面一に配置されている。図11に示すように、ボード部40の外周縁と天井板1bとの間には、一対の断面L字状の目張り材46,46が挟まれている。これら目張り材46,46どうし間に帯部分29が挟まれている。帯部分29の上側部分は、水平に折り曲げられて、ボード部40の上面に沿わされている。さらに、帯部分29の上側部分及び目張り材46が、ビス47によってボード部40に固定されている。
なお、図7に示すように、ボード部40の吊支持用の連結吊材33は、下端部がボード部40を貫通している。該連結吊材33の下端部にナット34が設けられている。ボード部40が、ナット34のワッシャ35に載せられて支持されている。好ましくは、ナット34及びワッシャ35はコーキング材36によって被覆されている。
図11に示すように、帯部分29の下側部分は、ボード部40より下方へ垂れている。
図9及び図10に示すように、各帯部分29の下端部とソックダクト部23との間には、線ファスナー25が設けられている。各線ファスナー25は、対応する帯部分29に合わせて、ボード部40の1の長辺側の縁と1の短辺側の縁に沿ってボード部40を半周している。2つの線ファスナー25によってボード部40の外周縁を一周している。
図9及び図11に示すように、線ファスナー25の第1ファスナー部25aは、帯部分29の下端縁に沿って設けられている。第2ファスナー部25bは、ソックダクト部23の周縁部に沿って設けられている。ファスナー部25a,25bどうしが噛み合わされることで、線ファスナー25を介して、帯部分29ひいてはボード部40と、ソックダクト部23とが、分離可能に接続されている。
図7及び図10に示すように、ボード部40には一対の補強バー45が付加されている。補強バー45は、ボード部40の上面における一対の長辺側の縁部に沿って配置されている。補強バー45の材質は金属であるが樹脂であってもよい。これら補強バー45によってボード部40が補強されている。
ボード部40における補強バー45の数は、一対(2つ)に限られず、1つでもよく、3つ以上でもよい。
第2実施形態においては、ボード部40が天井板1bの一部を構成している。天井裏空間1dの塵埃は、主にボード部40の上面に付着して堆積する。したがって、掃除などのメンテナンスの負担を軽減できる。
掃除などのメンテナンスに際しては、線ファスナー25の開閉操作によって、ソックダクト部23を帯部分29ひいてはボード部40から簡単に取り外したり取り付けたりできる。
天井裏空間1dの塵埃は、ソックダクト装置20の主にボード部40及びソック上部21の上面に付着して堆積する。ソックダクト部23の外側面は、下方へ向けられるために塵埃が付着しにくい。したがって、掃除などのメンテナンスの負担を軽減できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、ソックダクト部23の形状は、半円筒形状に限られず、半球面形状でもよく、四角筒形状でもよい。端シート部23eが四半球面形状であってもよい。
ボード部40の形状は、長方形に限られず、円形であってもよい。
ソック上部22を省略してもよい。ソックダクト部23をボード部40に直接接続してもよい。
送風ダクト10は、円形断面であってもよい。
吊支持装置30が、送風ダクト10の吊支持手段と、ソックダクト装置20の吊支持手段を兼ねていてもよい。
ソックダクト部23の片側又は両側の端シート部23eにも、送風ダクト10との接続部が設けられていてもよい。
本発明は、例えば建物の厨房その他の空調設備に適用できる。
1 天井
2 空調設備
10 送風ダクト
20,20B ソックダクト装置
20a 通気層
21 ソック部
22 ソック上部
22B ソック上部(環状帯部)
23 ソックダクト部
23a 主シート部
23e 端シート部
24 環状帯部
24a 長手帯部分
24b 短手帯部分
25 線ファスナー
25a 第1ファスナー部
25b 第2ファスナー部
26 渡し帯部
29 帯部分
30 吊支持装置
40 ボード部
41 ボード本体
42 表面層
43 接続穴(接続部)

Claims (7)

  1. 建物の天井に設置される空調用のソックダクト装置であって、
    送風ダクトとの接続部を有する平らなボード部と、
    周縁部が前記ボード部の周縁部に分離可能に接続され、前記ボード部の下方へ膨張可能な通気性シート状のソックダクト部と、
    を備えたことを特徴とするソックダクト装置。
  2. 前記ボード部の周縁部に沿う環状帯部を有して前記ボード部に係着されるソック上部を備え、前記環状帯部が、前記ソックダクト部の周縁部と分離可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のソックダクト装置。
  3. 前記ソック上部が、前記環状帯部と、渡し帯部とを含み、
    前記環状帯部が、前記ボード部の一対の長辺部に沿う一対の長手帯部分を含み、
    前記渡し帯部が、前記ボード部の上面に沿って前記一対の長手帯部分どうしを結ぶように架け渡されていることを特徴とする請求項2に記載のソックダクト装置。
  4. 前記長手帯部分の長手方向に離れた複数箇所にそれぞれ前記渡し帯部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のソックダクト装置。
  5. 前記環状帯部の周縁部に沿って線ファスナーが設けられており、前記ソックダクト部と前記環状帯部とが前記線ファスナーを介して接続されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のソックダクト装置。
  6. 前記ソックダクト部が、半円筒状の主シート部と、前記主シート部の両端部に設けられた一対の半円状の端シート部を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のソックダクト装置。
  7. 前記ボード部が、硬質発泡樹脂からなるボード本体と、前記ボード本体の表面に被覆された金属からなる表面層とを含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のソックダクト装置。
JP2018145612A 2018-08-02 2018-08-02 ソックダクト装置 Pending JP2020020535A (ja)

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