JP2021179262A5 - - Google Patents
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Description
特許文献3では、空調機吹出し側の空調チャンバーボックスの一端に設けられた円管部に、給気フレキシブル保温ダクトを嵌合固定する方法として、特に狭所で接続工事が困難な場所であっても、作業が難しく不確実性があるビス固定作業を不要にし、一人作業によって、漏気なく、再脱着が可能なワンタッチ式の接続方法を提供している。
(2)本開示の給気制御装置の別の態様は、上記(1)の給気制御装置であって、前記給気制御装置は、前記支持板部と前記給気受け部が方形状に形成され、前記支持板部の前記給気受け部に対向する面の四周に固定された気密材をさらに備えた。
(4)本開示の給気制御装置の別の態様は、上記(1)乃至(3)の何れかの給気制御装置であって、前記給気制御装置は、前記給気受け部の前記支持板部に対向する一面に設けられる第1断熱材と、前記支持板部の前記接続管部の周囲に前記支持板部の全面を被覆するように設けられる第2断熱材とを備え、前記接続管部は、当該接続管部の外周面から突出し周方向に延びて環状に繋がるリブを含む。
(6)本開示の空調システムの一態様は、空調機と、一端を前記空調機に接続し、前記空調機で処理した空調空気を送気するための給気ダクトと、前記給気ダクトの他端に上記(1)乃至(4)の何れかの給気制御装置を接続して設けられ、吹出口を介して空調対象空間に連通する空調チャンバーとを備え、前記給気制御装置は前記フレーム部を前記空調チャンバーの一面に貫通形成した挿通孔に挿入し前記支持板部を前記空調チャンバーの一面に固定して設けられた。
上記(6)の空調システムにおいては、上記(1)乃至(4)の何れかの給気制御装置を備え、空調チャンバーに貫通形成した挿通孔にフレーム部を挿通して給気制御装置を設置することによって、上記(1)乃至(4)の何れかの給気制御装置の作用効果を得ることが可能になる。
(7)本開示の空調システムの別の態様は、上記(6)の空調システムであって、前記空調機は、天井部に設けられ、前記空調チャンバーは、前記空調対象空間を床によって区分けされた二重床空間からなり、前記吹出口は前記床に設けられ、前記空調対象空間と前記二重床空間とを連通し、前記給気ダクトは、前記天井部の側から下方に延設された鉛直ダクト、及び前記鉛直ダクトに接続された保温フレキシブルダクト、を含み、前記給気制御装置は、前記フレーム部を前記床の床面に貫通形成した挿通孔に挿入し、前記支持板部を前記床面に固定して設けられた。
上記(7)の空調システムにおいては、上記(1)乃至(4)の何れかの給気制御装置と、給気制御装置(及び/又は給気ダクト)の構成要素である保温フレキシブルダクトを備えることによって、優れた給気制御性能、防露(結露防止)性能、気密(漏気防止)性能、メンテナンス性能、良好な取付け作業性を有する床吹出し式の空調システムを実現/提供することが可能になる。
(8)本開示の空調システムの別の態様は、上記(6)又は(7)の空調システムであって、外気および前記空調対象空間からの還気を取り入れ、調湿調温を行う換気装置と、前記換気装置に接続される換気ダクトと、前記換気ダクトを前記給気ダクトに接続するための換気合流接続ダクトと、をさらに備え、
前記換気合流接続ダクトは、接続ダクト本体部と、一端が前記換気ダクトに接続され、他端が前記接続ダクト本体部に接続された換気接続ダクト部と、を有し、前記接続ダクト本体部と前記換気接続ダクト部の互いの軸線が鋭角に交差するように略Y字管状に形成された。
前記換気合流接続ダクトは、接続ダクト本体部と、一端が前記換気ダクトに接続され、他端が前記接続ダクト本体部に接続された換気接続ダクト部と、を有し、前記接続ダクト本体部と前記換気接続ダクト部の互いの軸線が鋭角に交差するように略Y字管状に形成された。
上記(7)の空調システムにおいては、換気装置で取込んだ外気(OA)自体である換気給気(SA)や、換気装置で取込んだ外気(OA)と還気(RA)を互いに熱・湿気交換して作られた換気給気(SA)を、換気ダクト及び換気合流接続ダクトを通じて給気ダクトに給送することが可能になる。
また、このとき、換気合流接続ダクトが接続ダクト本体部と接続ダクト本体部に鋭角に接続された換気接続ダクト部とを備えて略Y字管状に形成されているため、空調機から送られて接続ダクト本体部を流れる空調空気の流体力によって換気接続ダクト部の内部を負圧にすることができ、この負圧を利用して、換気接続ダクト部から換気給気(SA)を接続ダクト本体部に引き込んで空調空気(給気SA)に合流させることができる。これにより、接続ダクト本体部に送られた換気給気(SA)の空調機側への逆流を生じさせることなく、接続ダクト本体部を流れる空調空気(給気SA)に好適に換気給気(SA)を合流させ、空調対象空間に給気することが可能になる。
さらに、換気合流接続ダクトが接続ダクト本体部と接続ダクト本体部に鋭角に接続された換気接続ダクト部とを備えて略Y字管状に形成されていることで、空調機を停止し、空調空気(給気SA)の給気が止まっている場合であっても、24時間換気などによって換気装置から換気接続ダクト部を通じて接続ダクト本体部に送られた換気給気(SA)が、接続ダクト本体部を空調機側に逆流することを防止できる。すなわち、常時好適に換気を行うことが可能になる。
具体的に、本実施形態の床吹出し式の空調システム(空調システム)1は、例えば、図1及び図2に示すように、二重床によって形成され、空調給気経路として利用される二重床空間(空調チャンバー)2と、廊下R1などの天井部3に設けられた空調機4と、空調機4で調温、調湿した空調空気(給気SA)を流通して二重床空間2に送気するための丸ダクトなどの給気ダクト5と、二重床2aに設けられて居室R2、R3や廊下R1などの空調対象空間Rに空調空気SAを給気するための吹出口(床吹出口)6と、を備えて構成されている。
また、複数の空調対象空間Rを連通させ、床吹出し空気(給気SA)を空調機4に戻すための扉のアンダーカットやガラリ等の風路8が設けられている。
また、複数の空調対象空間Rを連通させ、床吹出し空気(給気SA)を空調機4に戻すための扉のアンダーカットやガラリ等の風路8が設けられている。
なお、締結バンドを用いることにより、給気制御装置10と保温フレキシブルダクト11の下端の固定を容易に解除でき、固定を解除した保温フレキシブルダクト11は前記ダクトスペース内で上側に縮めるなどすることができる。これにより、接続管部15から二重床空間2内を点検することも可能になる。
また、保温フレキシブルダクト11はダクトスペース内で上側に縮めることで、狭いダクトスペースであっても、給気制御装置10を固定するための後述のビス27、ひいては給気制御装置を容易に取り外すことができる。これにより、より好適に二重床空間2内を点検でき、さらには給気制御装置10の交換なども容易に行うことが可能になる。
また、保温フレキシブルダクト11はダクトスペース内で上側に縮めることで、狭いダクトスペースであっても、給気制御装置10を固定するための後述のビス27、ひいては給気制御装置を容易に取り外すことができる。これにより、より好適に二重床空間2内を点検でき、さらには給気制御装置10の交換なども容易に行うことが可能になる。
この塞ぎ板24は、例えば、開口部17の形状に合わせて方形平板状に形成され、隣り合う支持柱部21に塞ぎ板24の両端部側をビス止めするなどして、また、必要に応じて下端部を側壁板部22にビス止めするなどして、その部分の開口部17を閉塞できるように取り付けられている。
なお、塞ぎ板24は、フレーム部18に着脱可能に取り付けることができ、勿論、ビス止め以外の手段によって着脱可能とされていてもよい。また、予め工場製作時にフレーム部18に任意の開口部17を設けずに製作したり、塞ぎ板24をフレーム部18に固定(着脱不能に固定する場合を含む。)したりして、任意の開口部17を塞いだ状態で給気制御装置10を製作し、現場に搬入するようにしてもよい。
なお、塞ぎ板24は、フレーム部18に着脱可能に取り付けることができ、勿論、ビス止め以外の手段によって着脱可能とされていてもよい。また、予め工場製作時にフレーム部18に任意の開口部17を設けずに製作したり、塞ぎ板24をフレーム部18に固定(着脱不能に固定する場合を含む。)したりして、任意の開口部17を塞いだ状態で給気制御装置10を製作し、現場に搬入するようにしてもよい。
また、図1に示すように、例えば集合住宅では二重床空間2内に排水管を設けるために床スラブ2bに段差を設けて、二重床空間2の高さを部分的に高くすることがあり、このように床スラブ2bに段差があるような場合であっても、この段差により二重床空間2内に空調空気SAが偏ったりせずに、空調空気SAの送気方向、流量を容易で自在に好適に制御することができる。このため、空調対象空間Rを容易に万遍なく快適な状態にすることができる。
また、このとき、換気合流接続ダクト32が接続ダクト本体部33と接続ダクト本体部33に鋭角に接続された換気接続ダクト部34とを備えて略Y字管状に形成されているため、空調機4から送られて接続ダクト本体部33を流れる空調空気(給気SA)の流体力によって換気接続ダクト部33の内部を負圧にすることができ、この負圧を利用して、換気接続ダクト部34(及び換気ダクト30、換気装置本体35)から換気給気SAを接続ダクト本体部33に引き込んで空調空気(給気SA)に合流させることができる。これにより、接続ダクト本体部33に送られた換気給気SAの空調機4側への逆流を生じさせることなく、接続ダクト本体部33を流れる空調空気(給気SA)に好適に換気給気SAを合流させ、空調対象空間Rに給気することが可能になる。
また、給気ダクト5と外気ダクト30aにダンパを設け、制御装置でダンパを制御することによって給気SA、外気OAの流量を適宜調整可能に構成してもよい。
Claims (8)
- 一端を空調機に接続した給気ダクトの他端に接続して設けられ、吹出口を介して空調対象空間に連通する空調チャンバーに空調空気を給気するための給気制御装置であって、
前記給気ダクトの前記他端が接続される接続管部と、
前記接続管部の外周面から前記接続管部の軸線直交方向に延設された支持板部と、
前記支持板部及び前記接続管部に一面を対向させて配設される平板状の給気受け部、及び、前記給気受け部と前記支持板部とを接続する複数の支持柱部を有し、隣り合う前記支持柱部同士の間にそれぞれ前記空調空気を送気するための複数の開口部が形成されたフレーム部と、を備える、
給気制御装置。 - 前記給気制御装置は、
前記支持板部と前記給気受け部が方形状に形成され、
前記支持板部の前記給気受け部に対向する面の四周に固定された気密材をさらに備えた、
請求項1に記載の給気制御装置。 - 前記給気制御装置は、前記フレーム部の任意の前記開口部を閉塞させるための塞ぎ板を備える、
請求項1又は2に記載の給気制御装置。 - 前記給気制御装置は、
前記給気受け部の前記支持板部に対向する一面に設けられる第1断熱材と、
前記支持板部の前記接続管部の周囲に前記支持板部の全面を被覆するように設けられる第2断熱材と、を備え、
前記接続管部は、当該接続管部の外周面から突出し周方向に延びて環状に繋がるリブを含む、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の給気制御装置。 - 前記給気ダクトは、少なくとも前記給気制御装置の前記接続管部に接続する前記他端を含む部分に、断熱性と柔軟性を有し、内面が耐水フィルムで形成される保温フレキシブルダクトを備えて構成された、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の給気制御装置。 - 空調機と、
一端を前記空調機に接続し、前記空調機で処理した空調空気を送気するための給気ダクトと、
前記給気ダクトの他端に請求項1乃至4の何れか1項に記載の前記給気制御装置を接続して設けられ、吹出口を介して空調対象空間に連通する空調チャンバーと、を備え、
前記給気制御装置は、前記フレーム部を前記空調チャンバーの一面に貫通形成した挿通孔に挿入し、前記支持板部を前記空調チャンバーの一面に固定して設けられた、
空調システム。 - 前記空調機は、天井部に設けられ、
前記空調チャンバーは、前記空調対象空間を床によって区分けされた二重床空間からなり、
前記吹出口は、前記床に設けられ、前記空調対象空間と前記二重床空間とを連通し、
前記給気ダクトは、前記天井部の側から下方に延設された鉛直ダクト、及び前記鉛直ダクトに接続された保温フレキシブルダクト、を含み、
前記給気制御装置は、前記フレーム部を前記床の床面に貫通形成した挿通孔に挿入し、前記支持板部を前記床面に固定して設けられた、
請求項6に記載の空調システム。 - 外気および前記空調対象空間からの還気を取り入れ、調湿調温を行う換気装置と、前記換気装置に接続される換気ダクトと、前記換気ダクトを前記給気ダクトに接続するための換気合流接続ダクトと、をさらに備え、
前記換気合流接続ダクトは、接続ダクト本体部と、一端が前記換気ダクトに接続され、他端が前記接続ダクト本体部に接続された換気接続ダクト部と、を有し、前記接続ダクト本体部と前記換気接続ダクト部の互いの軸線が鋭角に交差するように略Y字管状に形成された、
請求項6又は7に記載の空調システム。
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