JPH10197042A - 空気調和設備 - Google Patents

空気調和設備

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JPH10197042A
JPH10197042A JP339797A JP339797A JPH10197042A JP H10197042 A JPH10197042 A JP H10197042A JP 339797 A JP339797 A JP 339797A JP 339797 A JP339797 A JP 339797A JP H10197042 A JPH10197042 A JP H10197042A
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JP
Japan
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plate
air
blowing device
adjusting means
ceiling material
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JP339797A
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Yukio Kuno
幸男 久野
Akira Torimi
明 鳥實
Takuya Shigematsu
拓也 重松
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Kyoritsu Air Tech Inc
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Kyoritsu Air Tech Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 天井材のほぼ全面を給気可能なパンチン
グプレート10で構成し、かつ同天井材の上面に吹出装
置12を接続した。吹出装置12には、遮蔽板16aと
偏向板16bおよび遮蔽板16aと偏向板16bとの間
に形成された通気路16dとで構成した風向調整手段
と、扇形ダンパー22からなる風量調整手段とを設け
た。 【効果】 従来のように天井材の一枚の大きさと空気吹
出口の大きさを合わせる必要がなくなり、また現場の条
件などに応じて任意の場所に吹出装置を設置することが
可能となる。風向調整手段と風量調整手段を備えること
によって、ドラフトの効果的な防止、任意の風量の設
定、吹出し風量のばらつきの調整を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和設備、より
詳しくは、給気口に通気可能な多孔板を配置した空気調
和設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内空間を快適環境に維持す
るため、室内の温度を上昇あるいは下降させたり、また
は除湿などを行う空気調和設備が使用されている。
【0003】このような空気調和設備は、その給気口
(吹出口)を室内に開口し、ここから室内に調和された
空気を吹き出させるようにしているが、このような吹出
口として、天井面に固定される外コーンと着脱自在な複
数コーンが一体化した中コーンとからなるアネモ型、ア
ネモ型の中コーンの代わりにパンを設けたパン型、円形
の開口をもつ筒状のノズル型、格子状の可動羽根を持つ
グリル型、狭い幅の吹出口を持つ線状吹出口型、さらに
は、パンチング板を用いた角形の吹出口を持つ多孔型な
どが使用されている。
【0004】このなかで、多孔型は、有孔板の内側に4
枚の風向調整エレメントが内蔵され、吹出し気流のパタ
ーンを1方向から4方向まで調整できるもので、アネモ
型と同様に室内空気の誘引性が高く、吹出し空気と室内
空気の混合が速い。
【0005】このような多孔型の応用技術が、例えば、
実開平5−32943号公報や実登第3014163号
公報に開示されている。
【0006】実開平5−32943号公報に開示された
ものは、周囲の天井材とほぼ同一の形状・表装を有し、
また空気吹出口を穿設したパネルを周囲と凹凸なく設置
した状態で空調機のダクト先端のチャンバーに取り付け
たもので、これによって、吹出口が天井と同化して意識
されず、室内に溶け込むように設置でき、室内装飾を損
なわず、デザイン上外観が悪いものにしないで済ますこ
とができる。
【0007】また実登第3014163号公報に開示さ
れたものは、多孔板の内面側で多孔板の一部又は全面を
覆う風向調整板と、この風向調整板を多孔板の内面若し
くは多孔板を支持するダクト内面に着脱可能に固定する
取付手段とを備えたパンチング型吹出口であり、このよ
うな構造によって、簡単に風向調整を行うことが可能に
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記いず
れの吹出口においても、天井材の一部のみを給気可能な
部材とし、この通気部材の上面に吹出口を接続する構造
であるため、天井材を設置する段階で吹出口の設置位置
を決定する必要があり、天井材を設置後空調の配管をす
る段階で、ダクト配管の都合などで通気部材の設置位置
に吹出口を正確に接続できない場合も生じる。
【0009】一方、天井全面をパンチングプレートなど
の通気可能な部材で形成し、天井全体から調和された空
気を吹き出させるようにした空気調和設備が、クリーン
ルームなどに使用されている。この場合、天井裏全体が
チャンバー(プレナムチャンバー)となり、天井材とダ
クトとの接続の問題は発生しないが、天井裏の空間を広
くとる必要があるので、建物の階数が少なくなり、クリ
ーンルームなどの特殊な用途以外ではほとんど使用され
ていない。
【0010】そこで本発明において解決すべき課題は、
天井材への空気調和設備の接続位置を自由に行えるよう
にすることにより、現場の状況に応じたダクト配管が可
能で、かつ室内からみたときに吹出口を全く意識させな
い空気調和設備を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和設備
は、上記課題を解決するために、天井材のほぼ全面を給
気可能な多孔板で構成し、かつ同天井材の上面に吹出装
置を接続したことを特徴とする。ここでほぼ全面とした
のは、天井全面積のうち、照明用の器具、カーテンボッ
クス、そのほかスプリンクラをはじめとする防災保安施
設などを除く意味であり、実質的に天井材を設ける部分
の全てを言うものとする。
【0012】これによって、従来のように天井材の一枚
の大きさと空気吹出口の大きさを合致させる必要がなく
なり、さらには、現場の条件に応じて任意の場所に吹出
装置を設置することが可能となる。また天井材を全て同
じ材質にすることで、吹出装置を接続した場合も意匠的
に違和感がなくなる。また天井材全体が冷える(暖ま
る)ため輻射効果も得られ、より快適な空調が可能とな
る。さらには、天井材設置後も吹出口の数を適宜変更す
ることができる。
【0013】ここで、前記多孔板としては、金属板に打
ち抜き孔を形成したパンチングプレートや、金網からな
るメッシュプレートなどを用いることができるが、特に
施工性の点からは、金網より強度があるパンチングプレ
ートの方が望ましい。
【0014】また、前記天井材と吹出装置との固定手段
として、天井材に固定したボルトと、吹出装置の一部を
貫通した前記ボルトと螺合可能なナットからなるものを
採用することができる。これによって、ボルトを天井材
に溶接や両面接着テープなどの接着等の手段によって固
定するだけで吹出装置の取り付けが可能となるばかりで
なく、一旦設置した後も必要に応じて取り外すことが可
能となる。
【0015】さらに、前記吹出装置には、ドラフト防止
の風向調整手段を設けることが望ましい。この風向調整
手段は、吹出装置の中心部に設けられた遮蔽板と、吹出
装置の外周側に設けられ給気を外側へ誘導する偏向板
と、遮蔽板と偏向板との間に形成された通気路とで構成
することができる。このような構造により、気流が真下
に落ちず、適正方向に偏向され、ドラフトを効果的に防
ぐことができる。また、風向調整手段と吹出装置本体と
を別体とし分離可能とすることによって、部屋の種類、
天井高さ、多孔板の種類などに応じて適切な風向調整手
段を選択することができ、同じ吹出装置を用いた場合に
も条件に応じた適正な吹き出し気流が得られる。
【0016】また、前記吹出装置に風量調整手段を備え
ることもできる。この風量調整手段は、吹出装置の外側
(天井側)から操作可能なものとしたり、また吹出装置
の内側から操作可能なものとすることができる。外側か
ら操作可能にすることによって、施工時に天井側から風
量設定が可能となり、また内側から操作可能とすること
によって、施工後も室内から風量調整が可能となる。さ
らには、外側操作式の場合、吹出装置を設置した多孔板
に隣接する多孔板を取り外して調整することができ、ま
た内側操作式の場合、チャンバ本体を一枚の多孔板より
も大きくすることで、中央部の多孔板を取り外すことに
よって風量調整ができる。
【0017】その場合の構造としては、外側操作式の場
合、ダンパをレバー操作式としたり、またウォームギヤ
操作可能なものとすることができる。また内側操作式の
場合、実公平4−51311号公報に開示されているよ
うに、上下にリング状の枠を設け、その間に円筒状の布
を張り上下のリングを絞って調整する構造のクロスシャ
ッタ式、或いは、実公平4−44996号公報に開示さ
れているように、半円状の枠2本を円形に組み合わせ円
形に布を張って、全開時は2本の半円形の枠をオムレツ
状に折りたたむ構造のローノイズシャッタ式の構造を採
用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の特徴を図面に示す実
施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一
実施の形態のパンチング型空気調和装置を示す全体図、
図2は図1に示すパンチング型天井材の斜視図である。
【0019】図1に示すように、室内の天井材は照明部
分Lを除きすべてパンチングプレート10で形成され、
その一部に3基の吹出装置12が取付られている。従っ
て室内から見上げた状態では、吹出装置12はパンチン
グプレート10に覆い隠され意匠的に均一な状態であ
る。
【0020】パンチングプレート10の単体は、図2に
示すように、矩形状の部材であり、鋼板、ステンレス
板、アルミ板などの基板全面にプレス加工によって直径
3mmの小孔10aを均等に形成している。この小孔1
0aの大きさは、吹出口からの空気が大きな抵抗を発生
させることなく通過可能な大きさであり、かつ美観に優
れていることが必要で、プレートの強度の点からは直径
3mm程度が望ましい。
【0021】このように、天井材の全てをパンチングプ
レート10とすることによって、従来のように天井材の
一枚の大きさと空気吹出口の大きさを合致させる必要が
全くなくなり、さらには、現場の条件に応じて任意の場
所に吹出装置12を設置することが可能となる。また吹
出装置12を接続した場合も意匠的に違和感がなくな
る。
【0022】次いで、図3及び図4を参照し上記空気調
和装置の詳細について説明する。ここで、図3は図1に
示すパンチング型空気調和装置の要部の縦断面図、図4
は図3に示す吹出装置の分解斜視図である。
【0023】同図に示すように本実施の形態の吹出装置
12は、チャンバ本体14、風向調整部16、及び扇形
ダンパー22により主として構成されており、パンチン
グプレート10の上面に風向調整部16が載置され、こ
の上面に扇形ダンパー22を内装したチャンバ本体14
を押しつけた状態で取り付られている。
【0024】鋼板製のチャンバ本体14は、下方を開口
し下段に設けられた矩形部14aと、矩形部14aのほ
ぼ中央に立設された円筒部14bとからなり、さらに、
矩形部14aの上面には扇形ダンパー22の操作用スリ
ット14cが形成されている。
【0025】風向調整部16は、吹出装置12の中心部
に設けられた遮蔽板16aと、吹出装置12の外周側に
設けられ給気を外側へ誘導する偏向板16bと、遮蔽板
16aと偏向板16bとの間に形成された通気路16d
とで構成されている。遮蔽板16aはステー16cによ
って偏向板16bに取り付けられている。この風向調整
部16と吹出装置12とを別体とし分離可能とすること
によって、部屋の種類、天井高さ、多孔板の種類などに
応じて適切な風向調整部16を選択することができ、そ
の結果適正な吹出し気流が得られる。
【0026】扇形ダンパー22は、図5の平面図に示す
ように、円筒部14bの内径とほぼ同じ寸法の複数の羽
根を扇状に重ね合わせた閉塞羽根22aと、この閉塞羽
根22aの中心を回転可能に支持する回転軸22c、回
転軸22cを回転させるための調整レバー22dによっ
て構成されている。したがって、操作レバー22dを矩
形部14aの上面に形成された操作用スリット14cに
沿って移動させることによって、閉塞羽根22aが回転
軸22cを中心に回転し、開口部22eの開口量を連続
的に変化させることができる。このような構造によれ
ば、吹出装置12を所定位置に設置した後、天井側から
吹出装置12の風量を調整することが可能となる。
【0027】20は断面がZ状の固定用プレートで、長
手方向の両端に一対のボルト孔20aが形成されてい
る。この固定用プレート20は、予めチャンバ本体14
の矩形部14a側面両側にビス止め(図示せず)する
か、あるいはチャンバ本体14とは分離した状態として
おくことができる。24及び25は弾性力のあるポリエ
チレンフォームからなる空気漏れ防止具で、空気漏れ防
止具24は、チャンバ本体14の下面に、また、空気漏
れ防止具25は、矩形部14aの上面に形成されたスリ
ット14c部分を覆うようにそれぞれ設けられている。
【0028】また、図3及び図4において、18aはパ
ンチングプレート10に溶接などによって固定されたボ
ルトで、このボルト18aを固定用プレート20のボル
ト孔20aを貫通させて、上部から蝶ナット18bを螺
合させることにより、吹出装置12をパンチングプレー
ト10上面に取り付けることができる。このボルト18
a及び蝶ナット18bによって固定手段18を構成して
いる。
【0029】上記構成において、パンチングプレート1
0への吹出装置12の取り付けは、まず、ダクト(図示
せず)の配管状況を見計らって、適当位置にボルト18
aを溶接あるいは接着などの手段によってパンチングプ
レート10に固定する。ついで、風向調整部16をパン
チングプレート10の上面に配置し、さらにこの上部か
ら固定用プレート20を取り付けた状態でボルト孔20
aにボルト18aを貫通させながらチャンバ本体14を
かぶせる。さらに蝶ナット18bをボルト18aに螺合
させ、適当量締め付けることによって図3のように、吹
出装置12をパンチングプレート10上面へ固定する。
【0030】このように、パンチングプレート10と吹
出装置12の固定手段18として、パンチングプレート
10に固定したボルト18aと、固定用プレート20の
一部を貫通したボルト18aと螺合可能なナット18b
とによって構成することにより、ボルト18aをパンチ
ングプレート10に溶接や両面接着テープなどの接着等
の手段によって固定するだけで、任意の位置に吹出装置
12の取り付けが可能となるばかりでなく、一旦設置し
た後も必要に応じて取り外して他の位置に移動すること
も可能となる。
【0031】次いで、図6を参照して、上記空気調和装
置における気流の流れについて説明する。ここで、図6
(a)は本実施の形態を、図6(b)は遮蔽板16aも
偏向板16bも設置しない状態を、さらに図6(c)は
遮蔽板16aのみを設置した状態をそれぞれ示してい
る。
【0032】図6(b)に示すように、遮蔽板16aも
偏向板16bも設置しない場合、円筒部14bの風速が
そのままパンチングプレート10に衝突し、中央部のみ
の風速が速くなる。その結果、パンチングプレート10
の小孔10aを通過する際に騒音が発生したり、室内に
局部的に速い気流が真下に吹き、ドラフトの原因とな
る。また、図6(c)に示すように遮蔽板16aのみを
設置した場合には、上記したような問題点はある程度解
消できるものの、依然としてほぼ真下に吹き付け、とく
に冷房時において不快感を与えやすい。これに対し、本
実施の形態を示す図6(a)の場合、遮蔽板16aによ
って跳ね返った気流は、斜めに配置した偏向板16bに
沿って斜め方向の気流となり、パンチングプレート10
の小孔10aを抜けても斜めに拡散し、不快感を与える
ことが少ない。
【0033】なお、偏向板16bの下端を矩形部14a
の開口とほぼ等しくし、またその上端は円筒部14b内
に入り込まないようにしている。これによって、偏向板
16bの上部に形成された開口部は円筒部14bよりも
若干大きくなり、偏向板16bによって円筒部14bか
ら供給される空気の圧損や騒音などを生じさせないよう
にしている。さらには、遮蔽板16aは大きいほど空気
の拡散効果は向上するが、大き過ぎた場合は圧損が大と
なり、また小さ過ぎると上記したように、直接下に出て
ドラフトの原因となるため、偏向板16bの上部に形成
された開口部よりも若干大きめの形状とするのが望まし
い。
【0034】図7は、上記吹出装置12をパンチングプ
レート10に取り付けるためのアタッチメント30を示
す斜視図である。本実施の形態のアタッチメント30
は、平板を打ち抜いたプレート部30aを主体とし、こ
のプレート部30aの四隅に上記したボルト18aが予
め溶接された状態で製品化されている。30bはアタッ
チメント30をパンチングプレート10に取り付けるた
めのボルト孔で、図2に示すパンチングプレート10の
小孔10aに合わせたピッチで穿孔されている。したが
って、このアタッチメント30をパンチングプレート1
0の所定位置にセットし、図示しないボルトによって固
定した後、さらにアタッチメント30に設けられたボル
ト18aによって上記と同様の手順で吹出装置12を固
定することで、現場での溶接などをなんら行うことなく
吹出装置12の取付けが可能となる。
【0035】なお、図7のアタッチメント30において
は、ボルト18aを予め溶接したものとしているが、ボ
ルト18aは溶接に限らずビス止め(ナットがけ)でも
よい。また、図4に示した固定用プレート20をチャン
バ本体14から分離させ、パンチングプレート10にセ
ットしたアタッチメント30にボルト18aによって固
定用プレート20を取り付けるようにすることもでき
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0037】(1)天井材のほぼ全面を給気可能な多孔
板で構成することによって、従来のように天井材の一枚
の大きさと空気吹出口の大きさを合わせる必要がなくな
り、また現場の条件などに応じて任意の場所に吹出装置
を設置することが可能となる。また、室内からみたとき
に吹出口を全く意識させないように設置することができ
る。
【0038】(2)天井材と吹出装置との固定手段を、
天井材に固定したボルトと、吹出装置の一部を貫通した
前記ボルトと螺合可能なナットにより構成することによ
って、ボルトを天井材に溶接などの手段で固定するだけ
で吹出装置の取り付けが可能となるばかりでなく、一旦
設置した後も、必要に応じて他の場所への移動も容易に
行うことができる。
【0039】(3)吹出装置に風向調整手段を備えるこ
とによってドラフトを効果的に防止することができる。
【0040】(4) 風向調整手段を、吹出装置の中心
部に設けられた遮蔽板と、吹出装置の外周側に設けられ
給気を外側へ誘導する偏向板と、遮蔽板と偏向板との間
に形成された通気路とから形成することによって、適正
に吹出方向を偏向させることができ、効果的にドラフト
を防止することができる。
【0041】(5)風向調整手段と吹出装置本体とを別
体とし分離可能とすることによって、部屋の種類、天井
高さ、多孔板の種類などに応じて適切な風向調整手段を
選択することができ、同じ吹出装置を用いた場合にも条
件に応じた適正な吹出し気流が得られる。
【0042】(6)吹出装置に風量調整手段を備えるこ
とによって、任意の風量に設定することができ、吹出し
風量のばらつきを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のパンチング型空気調和
装置を示す全体図である。
【図2】図1に示すパンチング型天井材の斜視図であ
る。
【図3】図1に示すパンチング型空気調和装置の要部の
縦断面図である。
【図4】図3に示す吹出装置の分解斜視図である。
【図5】図3に示す扇形ダンパーの平面図である。
【図6】図3に示すパンチング型空気調和装置と比較例
における気流の流れを示す説明図である。
【図7】吹出装置をパンチング型天井材に取り付けるた
めのアタッチメントを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パンチングプレート 10a 小孔 12 吹出装置 14 チャンバ本体 14a 矩形部 14b 円筒部 14c スリット 16 風向調整部 16a 遮蔽板 16b 偏向板 16c ステー 16d 通気路 18 固定手段 18a ボルト 18b 蝶ナット 20 固定用プレート 22 扇形ダンパー(風量調整手段) 22a 閉塞羽根 22c 回転軸 22d 調整レバー 24,25 空気漏れ防止具 30 アタッチメント L 照明具

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井材のほぼ全面を給気可能な多孔板で
    構成し、且つ同天井材の上面に吹出装置を接続した空気
    調和設備。
  2. 【請求項2】 前記多孔板が、金属板に打ち抜き孔を形
    成したパンチングプレートまたは金網からなるメッシュ
    プレートであることを特徴とする請求項1記載の空気調
    和設備。
  3. 【請求項3】 前記天井材と吹出装置との固定手段が、
    前記天井材に固定したボルトと、前記吹出装置の一部を
    貫通した前記ボルトと螺合可能なナットであることを特
    徴とする請求項1,2記載の空気調和設備。
  4. 【請求項4】 前記吹出装置に風向調整手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の空気調和設備。
  5. 【請求項5】 前記風向調整手段が、前記吹出装置の中
    心部に設けられた遮蔽板と、前記吹出装置の外周側に設
    けられ給気を外側へ誘導する偏向板と、前記遮蔽板と偏
    向板との間に形成された通気路とから形成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の空気調和設備。
  6. 【請求項6】 前記風向調整手段と吹出装置本体とが分
    離可能であることを特徴とする請求項4,5記載の空気
    調和設備。
  7. 【請求項7】 前記吹出装置に風量調整手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1〜6記載の空気調和設備。
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