JP2020020409A - 差動減速機 - Google Patents

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【課題】内部の潤滑状態を改善することができる差動減速機に関するものである【解決手段】内歯歯車4に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔18を有する第1外歯歯車3aと、同じく内歯歯車4に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔18を有し、第1外歯歯車3aに隣接して配置される第2外歯歯車3bと、を含んでなる差動減速機であって、第1外歯歯車3aのピン孔18の少なくとも一部分は、内歯歯車4の軸方向から見て、第2外歯歯車3bの歯底面25よりも外側に突出することにより、ピン孔18に向かって潤滑剤が流入し易くなる。【選択図】 図2

Description

本発明は、内部の潤滑状態を改善することができる差動減速機に関するものである。
従来、特許文献1には、内歯歯車と、内歯歯車に内接噛合している第1外歯歯車及び第2外歯歯車と、第1外歯歯車及び第2外歯歯車を貫通する複数の内ピン(柱部材)と、内ピンに外嵌された摺動促進用の内ローラとを備えた歯車装置が開示されている。この歯車装置によれば、モータ等の駆動によってクランク軸(入力軸)が回転し、クランク軸によって第1、第2外歯歯車が揺動回転する。第1、第2外歯歯車は、内歯歯車に内接噛合し、内歯歯車に対する歯数差分だけ位相がずれ自転する。この自転運動が、第1、第2外歯歯車を貫通している内ローラ及び内ピンに伝達される。また、歯車装置の内部には潤滑剤が封入され、潤滑剤はオイルシールによって封止されている。
特開2018−48702号公報
特許文献1の歯車装置においては、内ローラは、第1、第2外歯歯車の貫通孔の内周面と接触し、第1、第2外歯歯車の自転運動を取り出す機能を果たしている。このため、内ローラへの潤滑剤の供給が重要である。しかしながら特許文献1の構造では、内ローラへの潤滑剤の供給には課題が残る。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ピン孔に潤滑剤が供給され易い差動減速機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の差動減速機は、内歯歯車と、前記内歯歯車を同軸で貫通し、第1偏心部及び第2偏心部が設けられた入力軸と、前記第1偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有する第1外歯歯車と、前記第2偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有し、前記第1外歯歯車に隣接して配置される第2外歯歯車と、各前記ピン孔に遊挿する複数のピンを同心円上に備えるキャリア部材と、を含んでなる差動減速機であって、前記第1外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て前記第2外歯歯車の歯底面よりも外側に突出することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の差動減速機は、請求項1に記載の差動減速機であって、更に、前記第1外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記第2外歯歯車の歯先面よりも外側に突出することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の差動減速機は、請求項1または2に記載の差動減速機であって、更に、前記第1外歯歯車の前記ピン孔に繋がっている側面と、前記第2外歯歯車の前記ピン孔に繋がっている側面とが摺動することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の差動減速機は、請求項1から3のいずれか1項に記載の差動減速機であって、更に、前記第1外歯歯車は中心に貫通孔が設けられ、前記第1外歯歯車は前記貫通孔に配置された複数のころを介して前記第1偏心部に外装され、前記第2外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記複数のころの一部と重なることを特徴とするものである。
また、請求項5記載の差動減速機は、請求項1から4のいずれか1項に記載の差動減速機であって、更に、前記第1外歯歯車及び前記第2外歯歯車の歯形は、インボリュート歯形であり、かつ低歯であることを特徴とするものである。
また、請求項6記載の差動減速機は、内歯歯車と、前記内歯歯車を同軸で貫通し、第1偏心部及び第2偏心部が設けられた入力軸と、前記第1偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有する第1外歯歯車と、前記第2偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有し、前記第1外歯歯車に隣接して配置される第2外歯歯車と、各前記ピン孔に遊挿する複数のピンを同心円上に備えるキャリア部材と、を含んでなる差動減速機であって、前記第1外歯歯車は中心に貫通孔が設けられ、前記第1外歯歯車は前記貫通孔に配置された複数のころを介して前記第1偏心部に外装され、前記第2外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記複数のころの一部と重なることを特徴とするものである。
請求項1記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車のピン孔の少なくとも一部分は、軸方向から見て第2外歯歯車の歯底面よりも外側に突出する。このため、第1外歯歯車のピン孔に潤滑剤が供給され易くなる。
また、請求項2記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車のピン孔の少なくとも一部分は、軸方向から見て第2外歯歯車の歯先面よりも外側に突出する。このため、第1外歯歯車のピン孔に、潤滑剤がより供給され易くなる。
また、請求項3記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車のピン孔に繋がっている側面と、第2外歯歯車のピン孔に繋がっている側面とが摺動するような構成においても、ピン孔に潤滑剤が供給され易くなる。
また、請求項4記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車の貫通孔に配置された複数のころのうちの一部分と、第2外歯歯車のピン孔の一部分とが、軸方向から見て重なる。このため、第1外歯歯車側から第2外歯歯車のピン孔に向かって潤滑剤が供給され易くなる。
また、請求項5記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車及び第2外歯歯車にインボリュート歯形の低歯を採用しているため、並歯と比較して歯たけが小さくなり、歯底円が大きくなる。このため、ピン孔を大きくすることができ、ピン孔に潤滑剤が供給され易くなる。
また、請求項6記載の差動減速機によれば、第1外歯歯車の貫通孔に配置された複数のころのうちの一部分と、第2外歯歯車のピン孔の一部分とが、軸方向から見て重なる。このため、第1外歯歯車側から第2外歯歯車のピン孔に向かって潤滑剤が供給され易くなる。
第1実施形態における差動減速機の中央縦断面図である。 図1のA部拡大図である。 第2実施形態における差動減速機のA部拡大図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である差動減速機1の中央縦断面図である。
差動減速機1は、第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bが内歯歯車4と噛み合いながら偏心回転する偏心搖動型の減速機である。差動減速機1は、第1外歯歯車3aと第2外歯歯車3bとケーシング5とキャリア6と入力軸7とを備えている。ケーシング5は、内周面に内歯歯車4を一体に設けた円筒状の中ケース8と、中ケース8における軸方向の一方の端面(出力側、図1の左側)に配置される円筒状の外ケース9と、他方の端面(入力側、図1の右側)に配置される円盤状のケースカバー10とから成り、中ケース8、外ケース9、及びケースカバー10は、ケースカバー10側から中ケース8を貫通して外ケース9に螺合される複数のボルト12,12・・により一体に結合されている。外ケース9はクロスローラベアリング11の外輪も兼ねている。
キャリア6は、第1キャリア部材6aと第2キャリア部材6bとで構成されている。第1キャリア部材6aは、外ケース9の内側にクロスローラベアリング11を介して回転可能に軸支されている。第1キャリア部材6aはクロスローラベアリング11の内輪も兼ねている。第1キャリア部材6aにおける外側の端面には、図示しない複数のボルト孔が形成され、該ボルト孔を利用して、相手側装置と連結される。
ケーシング5の内側には、2個のボールベアリング13,13を介して、中空筒状の入力軸7が、内歯歯車4の軸線と同軸で、第1キャリア部材6a及び第2キャリア部材6bに回転可能に軸支されている。入力軸7において、ボールベアリング13,13の間には、軸方向の出力側から順に第1偏心部14a及び第2偏心部14bが隣接して形成されている。第1偏心部14aと第2偏心部14bとは、外径及び偏心量δ1が互いに等しく、偏心方向が互いに180度異なる位相となっている。第1偏心部14a及び第2偏心部14bには、全周に亘って配設される横断面円形状の複数のころ15,15・・からなるニードルベアリング16が設けられている。第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bは、中心に貫通穴17が形成され、貫通穴17の内周面にニードルベアリング16が配置される。ニードルベアリング16を介して、第1偏心部14aには第1外歯歯車3aが、第2偏心部14bには第2外歯歯車3bがそれぞれ回転可能に外装されている。入力軸7における軸方向の入力側の端面には、複数のボルト孔が形成されている。
第1キャリア部材6aにおける軸方向の他方には、第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bが配置され、第1キャリア部材6aと第2キャリア部材6bとで、第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bを挟むようになっている。第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bは、内歯歯車4の歯数よりも僅かに少ない歯数を有して内歯歯車4に偏心位置で内接している。第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bは、それぞれ形状が同じ歯車であり、軸心がそれぞれ互いに180度異なる位置に配置されている。
第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bには、入力軸7の軸線O1から偏心量δ1だけオフセットした軸線O2を中心とした同心円上に、複数の円形のピン孔18が、周方向に等間隔で形成されて、このピン孔18に、入力軸7の軸線O1を中心とした同心円上で当該軸線と平行に架設されるピン19がそれぞれ遊挿されている。このピン19の両端は、第1キャリア部材6a及び第2キャリア部材6bに設けられた孔に圧入され、ピン19によって第1キャリア部材6a及び第2キャリア部材6bは一体に回転可能となっている。ピン19の外周には筒状のメタル20が外装され、第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bのピン孔18の内周面には、メタル20が接触している。
外ケース9と第1キャリア部材6aとの間でクロスローラベアリング11の外側には、オイルシール21が配置されている。また、第1キャリア部材6aと入力軸7との間でボールベアリング13の外側には、オイルシール22が配置されている。また、ケースカバー10と入力軸7との間でボールベアリング13の外側には、オイルシール23が配置されている。オイルシール21,22,23により、差動減速機1の内部空間が封止されている。
本形態においては、内歯歯車4、第1外歯歯車3a、及び第2外歯歯車3bには、いわゆるインボリュート歯形の低歯を採用している。JIS(日本工業規格)(JIS B 4350)「歯切工具―歯形及び寸法」によれば、インボリュート歯形の歯たけ(歯底から歯先までの高さ)が歯車のモジュールの2.25倍のものを、最も標準的な歯形として「並歯」と定義している。歯たけがモジュールの2.25倍よりも低いものを「低歯」と定義し、歯たけがモジュールの2.25倍よりも高いものを「高歯」と定義している。本形態においては、歯たけがモジュールの約1倍である低歯の歯形を採用している。
図2は、図1のA部拡大図である。第1偏心部14aの偏心方向において、第1外歯歯車3aのピン孔18の外縁部は、軸方向から見て、第2外歯歯車3bの歯先面24よりも外側に突出している。また、図示はしていないが第2偏心部14bの偏心方向側も同様に、第2外歯歯車3bのピン孔18の外縁部は、軸方向から見て、第1外歯歯車3aの歯先面よりも外側に突出している。
第1偏心部14aの偏心方向において、第1外歯歯車3aの貫通孔17の外縁部は、軸方向から見て、第2外歯歯車3bのピン孔18と重なるようになっている。つまり、軸方向から見て、第1外歯歯車3aの貫通孔17と、第2外歯歯車3bのピン孔18とが、連通している。つまり、第1外歯歯車3aの貫通孔17に配置されたころ15のうちの一部分は、軸方向から見て、第2外歯歯車3bのピン孔18の一部と重なっている。また、第1外歯歯車3aの軸方向入力側の側面26aと、第2外歯歯車3bの軸方向出力側の側面26bとは、僅かな隙間を開けて、互いに摺動するようになっている。
以上のように構成された差動減速機1において、図示しないモータによって入力軸7が回転することで、第1偏心部14a及び第2偏心部14bがそれぞれ対称的に偏心運動し、第1外歯歯車3a及び第2外歯歯車3bが内歯歯車4に内接した状態で偏心及び自転運動する。このため、各ピン孔18も偏心及び自転運動するが、各ピン孔18はメタル20を含むピン19よりも大径に形成されているので、各ピン19はピン孔18に内接した状態で相対的に偏心運動して偏心成分を吸収し、各ピン19からは自転成分のみが取り出される。よって、ピン19を介して第1キャリア部材6a及び第2キャリア部材6bが同期回転し、第1キャリア部材6aに設けられた出力部から相手側装置に回転が伝達される。このとき、差動減速機1内に充填された潤滑剤は、オイルシール21,22,23によって封止される。
このように、上記形態の差動減速機1によれば、第1外歯歯車3aのピン孔18の一部が、第2外歯歯車3bの歯先面24よりも外方に突出しているため、第2外歯歯車3b側から、第1外歯歯車3aのピン孔18に向かって、潤滑剤が流入し易くなる。このため、メタル20の表面の潤滑状態を良好に保つことができる。
また、第1外歯歯車3aの軸方向入力側の側面26aと、第2外歯歯車3bの軸方向出力側の側面26bとが、互いに摺動するようになっており、つまり、第1外歯歯車3aのピン孔18に繋がっている周囲の側面と、第2外歯歯車3bのピン孔18に繋がっている周囲の側面とが摺動するような構成になっているが、第1外歯歯車3aのピン孔18の一部が、第2外歯歯車3bの歯先面24よりも外方に突出しているため、第2外歯歯車3b側から、第1外歯歯車3aのピン孔18に向かって、潤滑剤が流入し易くなる。このため、メタル20の表面の潤滑状態を良好に保つことができる。
また、第1偏心部14aの偏心方向において、第1外歯歯車3aの貫通孔17の外縁部は、軸方向から見て、第2外歯歯車3bのピン孔18と重なるようになっている。つまり、軸方向から見て、第1外歯歯車3aの貫通孔17と、第2外歯歯車3bのピン孔18とが、連通している。このため、第1外歯歯車3aの貫通孔17から、第2外歯歯車3bのピン孔18に向かって潤滑剤が流入し易くなり、メタル20の行面の潤滑状態を良好に保つことができる。
また、本形態ではインボリュート歯形の低歯を採用している。このため、歯たけ(歯の高さ)の寸法が小さく、仮に同じモジュールの並歯の歯形を採用した場合と比較して、歯底円を大きくすることができる。このため、ピン孔18を大きくし易い。また、言い換えるならば、仮に同じモジュールの並歯の歯形を採用した場合と比較して、歯先円を小さくすることができる。このため、歯先面24よりもピン孔18を突出させ易くすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。第2実施形態における差動減速機2の構造は、第1実施形態における差動減速機1の構造と略同じであるため、中央縦断面図は省略し、第1実施形態のA部拡大図に対応した部分の拡大図のみ示している。第2実施形態では、外歯歯車の歯数と、偏心量とが、第1実施形態とは異なる。第1外歯歯車3aのピン孔18の外縁部は、第2外歯歯車3bの歯先面24よりも内側にあるが、第2外歯歯車3bの歯底面25よりも外方に突出している。尚、上記を除く差動減速機2の構成と、動作とについては、上述の第1実施形態と同様なので、詳細な説明は省略する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。第1外歯歯車3aのピン孔18の外縁部は、第2外歯歯車3bの歯先面24よりも径方向内側にあるが、第2外歯歯車3bの歯底面25よりも外方に突出している。このため、第2外歯歯車3b側から、第1外歯歯車3aのピン孔18に向かって、潤滑剤が流入し易くなる。このため、メタル20の表面の潤滑状態を良好に保つことができる。
1,2 差動減速機
3a 第1外歯歯車
3b 第2外歯歯車
4 内歯歯車
6 キャリア
7 入力軸
14a 第1偏心部
14b 第2偏心部
15 ころ
16 ニードルベアリング
17 貫通孔
18 ピン孔
19 ピン
24 歯先面
25 歯底面
26a,26b 側面
O1 入力軸の軸線
O2 外歯歯車の軸線

Claims (6)

  1. 内歯歯車と、
    前記内歯歯車を同軸で貫通し、第1偏心部及び第2偏心部が設けられた入力軸と、
    前記第1偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有する第1外歯歯車と、
    前記第2偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有し、前記第1外歯歯車に隣接して配置される第2外歯歯車と、
    各前記ピン孔に遊挿する複数のピンを同心円上に備えるキャリア部材と、
    を含んでなる差動減速機であって、
    前記第1外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て前記第2外歯歯車の歯底面よりも外側に突出する
    ことを特徴とする差動減速機。
  2. 前記第1外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記第2外歯歯車の歯先面よりも外側に突出することを特徴とする請求項1に記載の差動減速機。
  3. 前記第1外歯歯車の前記ピン孔に繋がっている側面と、前記第2外歯歯車の前記ピン孔に繋がっている側面とが摺動することを特徴とする請求項1または2に記載の差動減速機。
  4. 前記第1外歯歯車は中心に貫通孔が設けられ、
    前記第1外歯歯車は前記貫通孔に配置された複数のころを介して前記第1偏心部に外装され、
    前記第2外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記複数のころの一部と重なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の差動減速機。
  5. 前記第1外歯歯車及び前記第2外歯歯車の歯形は、インボリュート歯形であり、かつ低歯であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の差動減速機。
  6. 内歯歯車と、
    前記内歯歯車を同軸で貫通し、第1偏心部及び第2偏心部が設けられた入力軸と、
    前記第1偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有する第1外歯歯車と、
    前記第2偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、同心円上に複数のピン孔を有し、前記第1外歯歯車に隣接して配置される第2外歯歯車と、
    各前記ピン孔に遊挿する複数のピンを同心円上に備えるキャリア部材と、
    を含んでなる差動減速機であって、
    前記第1外歯歯車は中心に貫通孔が設けられ、
    前記第1外歯歯車は前記貫通孔に配置された複数のころを介して前記第1偏心部に外装され、
    前記第2外歯歯車の前記ピン孔の少なくとも一部分は、前記内歯歯車の軸方向から見て、前記複数のころの一部と重なる
    ことを特徴とする差動減速機。
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