JP2020016075A - 建物外壁の排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工者の技量に関わらず、排水性の良好な建物の外壁構造を提供すること。【解決手段】窯業サイディングのパネル30が取り付けられる建物100の外壁3の入隅部10において、隣接するパネル30の間に上下方向に延びるように配置され、隣接するパネル30同士を接続する入隅ジョイナー2と、入隅ジョイナー2の下方に配置される排水部材4と、を備え、入隅ジョイナー2は、パネル30の裏面と、パネル30が取り付けられる建物100の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置され、排水部材4は、入隅ジョイナー2の延びる方向に沿って配置されるガイド部40、及びガイド部40の下端に配置され、ガイド部40から外壁3の屋外側表面に向かって延出する排水部44を有する、建物外壁の排水構造1である。【選択図】図2

Description

本発明は、建物外壁の排水構造に関する。
従来、窯業サイディング等のパネルを接合して建物の外壁を形成する場合、入隅部で左右に隣接するパネルとパネルを接合するために、上下方向に延びる入隅ジョイナーを用いることが知られている。入隅ジョイナーは、パネルの左右方向の端部の裏側に配置され、パネルが取り付けられる建物の取り付け面とパネルとの間に配置される。パネルと、パネルが取り付けられる取り付け面との間には、入隅ジョイナーが配置される空間が形成され、通気及び通水が可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−241735号公報
ところで、建物の外壁には、建物にバルコニーや窓等が配置されることがある。外壁を構成するパネルは、外壁の形状に合わせて切断される。入隅ジョイナーは、通常建物の上下方向に連続して接合されているが、外壁の形状が変わる位置で、入隅ジョイナーが部分的に途切れることがある。このような場合に、入隅ジョイナーが配置される空間を通過した雨水が、入隅ジョイナーの途切れた部分で、パネルの裏面や躯体との接合部等へ回り込む懸念があった。また、雨水を屋外側へ排水できるか否かが、入隅ジョイナーの施工者の技量によって変化する場合もあった。そこで、入隅ジョイナーを用いてパネル同士を接合する場合に、施工者の技量に関わらず、雨水を排水可能な排水構造が求められていた。
本発明は、窯業サイディングのパネル(例えば、後述のパネル30)が取り付けられる建物(例えば、後述の建物100)の外壁(例えば、後述の外壁3)の入隅部(例えば、後述の入隅部10)において、隣接する前記パネルの間に上下方向に延びるように配置され、隣接する前記パネル同士を接続する入隅ジョイナー(例えば、後述の入隅ジョイナー2)と、前記入隅ジョイナーの下方に配置される排水部材(例えば、後述の排水部材4)と、を備え、前記入隅ジョイナーは、前記パネルの裏面と、前記パネルが取り付けられる前記建物の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置され、前記排水部材は、前記入隅ジョイナーの延びる方向に沿って配置されるガイド部(例えば、後述のガイド部40)、及び前記ガイド部の下端に配置され、前記ガイド部から前記外壁の屋外側表面に向かって延出する排水部(例えば、後述の排水部44)を有する、建物外壁の排水構造(例えば、後述の建物外壁の排水構造1)に関する。
前記排水部は、前記パネル側から前記外壁の屋外側表面に向かうに従って下方に傾斜していることが好ましい。
前記入隅ジョイナーは、前記入隅部を介して隣接する一方の外壁に沿う第1側面(例えば、後述の第1側面21)と、他方の外壁に沿う第2側面(例えば、後述の第2側面22)と、前記第1側面及び前記第2側面を接続する接続部(例えば、後述の接続部23)とを有し、前記ガイド部は、前記第1側面に沿うガイド部第1側面(例えば、後述のガイド部第1側面41)と、前記第2側面に沿うガイド部第2側面(例えば、後述のガイド部第2側面42)と、を有し、前記排水部は、前記ガイド部第1側面及び前記ガイド部第2側面それぞれの下端部を繋ぎ前記入隅部の屋外側へ延出する面により構成されることが好ましい。
前記ガイド部は、前記ガイド部第1側面及び前記ガイド部第2側面それぞれの下端部から、前記排水部の下方に延出する延出部(例えば、後述の延出部46)を有することが好ましい。
本発明によれば、施工者の技量に関わらず、排水性の良好な建物の外壁構造を提供することができる。
本実施形態の建物外壁の排水構造を示す斜視図である。 本実施形態の建物外壁の排水構造の平面図である。 本実施形態の入隅ジョイナーの斜視図である。 本実施形態の入隅ジョイナーの平面図である。 本実施形態の排水部材の斜視図であり、(a)図は、表面側斜視図、(b)図は側面側斜視図である。 本実施形態の排水部材を示し、(a)図は、平面図、(b)図は、ガイド部第2側面側から見た側面図、(c)図は、ガイド部第1側面側から見た側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の建物外壁の排水構造1の斜視図である。図1に示すように、建物外壁の排水構造1は、建物100のバルコニー101の外壁3とバルコニー101に隣接する外壁3との間の入隅部10に形成される。
建物100は、バルコニー101と、入隅部10と、躯体11と、外壁3と、入隅ジョイナー2と、排水部材4と、を有する。
バルコニー101は、建物100の壁面から屋外側に突出する張り出し部分である。
入隅部10は、建物100の外壁3の所定の一面と、この一面から略直交する方向に延びるバルコニー101の屋内外方向の外壁3との間に形成されている。
図2は、本実施形態の建物外壁の排水構造1の平面図である。説明の便宜のため、各部の縮尺は変更している。
躯体11は、建物100の柱等の構造部であり、図2では、入隅部10の屋内側に配置されている。躯体11の屋外側には、補助下地材14が取り付けられ、さらに補助下地材14の屋外側に防水シート16を介して縦胴縁15が上下方向に延びるように取り付けられる。縦胴縁15は、パネル30を取り付ける取り付け面となっている。
内装材12は、躯体11の屋内側に配置され、内壁を構成する。建物100の室内に面する内装材12の屋外側面には、グラスウール、ロックウール等の断熱材13が配置されている。
外壁3は、窯業サイディングのパネル30が取り付けられることで形成される。外壁3は、躯体11を間に挟んで内装材12の屋外側に配置される。
パネル30は、略長方形の板状の外壁材であり、躯体11の屋外側で、縦胴縁15に固定される。パネル30は、上下左右を隣接するパネル30と嵌合させて組み合わせることにより、外壁3を形成する。
図3は、入隅ジョイナー2の斜視図であり、図4は平面図である。
入隅ジョイナー2は、入隅部10に配置されて上下方向に延びる目地ジョイナーである。入隅ジョイナー2は、バルコニー101の屋内外側方向に延びる外壁3を構成するパネル30と、バルコニー101に隣接する壁面の外壁3を構成するパネル30との間に配置され、パネル30同士を接続する。入隅ジョイナー2は、図2に示すように、パネル30の裏面(屋内側面)と躯体11との間に配置され、縦胴縁15に取り付けられる。
入隅ジョイナー2は、図2〜図4に示されるように、平面視で略M字型に屈曲する長尺の板部材である。入隅ジョイナー2は、パネル30の裏面(屋内側面)と、パネル30が取り付けられる縦胴縁15との間に通気・通水空間R1を有して配置される。入隅ジョイナー2は、第1側面21と、第2側面22と、接続部23と、折り返し部24と、パッキン材25と、を有する。
図3に示すように、第1側面21は、入隅部10を介して隣接する一方の外壁3であるバルコニー101の外壁3に沿う平坦な面である。第2側面22は、入隅部10を介して隣接する他方の外壁3であるバルコニー101に隣接する壁面の外壁3に沿う平坦な面である。
接続部23は、第1側面21と第2側面22とを接続し、入隅ジョイナー2の幅方向の略中央部に配置される部分である。接続部23は、平面視で屋外側に突出するように屈曲する。接続部23は、図2に示すように、外壁3を構成するパネル30の小口を受ける部分であり、屋外側に突出する頂部23aの一方側の面23bが第1側面21に配置されたパネル30の小口を受け、頂部23aの他方側の面23cが第2側面22に配置されたパネル30の小口を受けるように配置されている。
折り返し部24は、第1側面21及び第2側面22の幅方向の外側端部が折り返され、第1側面21及び第2側面22に対向するように延びる部分である。折り返し部24は、その屋外側の面がパネル30の屋内側の面に対向するように取り付けられる。
パッキン材25は、第1側面21及び第2側面22と同じ長さを有する長尺の部材であり、ゴムや樹脂等の弾性を有する素材で形成される。パッキン材25は、第1側面21の屋外側面で、接続部23の一方側の面23bとの境界近傍に配置される。また、パッキン材25は、第2側面22の屋外側面で、接続部23の他方側の面23cとの境界近傍に配置される。パッキン材25は、パネル30の屋内側の面に当接する。
図5は、排水部材4の斜視図であり、(a)図は、表面側斜視図、(b)図は側面側斜視図である。また、図6(a)は、排水部材4の平面図であり、図6(b)は、第2側面22から見た側面図、図6(c)は第1側面21から見た側面図を示す。
図5に示すように、排水部材4は、入隅ジョイナー2と同様に平面視で略M字型の形状を有し、入隅ジョイナー2の下方に配置され、入隅ジョイナー2の下端部に接着可能な部材である。排水部材4は、ガイド部40と、排水部44と、延出部46と、を有する。
ガイド部40は、入隅ジョイナー2の延びる方向に沿って配置される縦長の部分である。ガイド部40は、ガイド部第1側面41と、ガイド部第2側面42と、ガイド部接続部43と、を有する。ガイド部40は、入隅ジョイナー2を伝う雨水や空気等を下方へ案内する。
ガイド部第1側面41は、図2に示すように、排水部材4が入隅ジョイナー2に接合された状態で、入隅ジョイナー2の第1側面21に沿って延び、入隅ジョイナー2の屋内側に重ねられるように配置される平坦な面である。
ガイド部第2側面42は、排水部材4が入隅ジョイナー2に接合された状態で、入隅ジョイナー2の第2側面22に沿って延び、入隅ジョイナー2の屋内側に重ねられるように配置される平坦な面である。
ガイド部接続部43は、排水部材4が入隅ジョイナー2に接合された状態で、入隅ジョイナー2の接続部23の屋内側に重ねられるように配置される。ガイド部接続部43は、平面視で屋外側に突出するように屈曲する。ガイド部接続部43は、図2に示すように、屋外側に突出する頂部43aの一方側の面43bが、入隅ジョイナー2の第1側面21の一方側の面23bに重なり、頂部43aの他方側の面43cは、入隅ジョイナー2の第2側面22の他方側の面23cに対向するように配置されている。図2に示すように、ガイド部接続部43の他方側の面43cと入隅ジョイナー2の第2側面22の他方側の面23cの間には隙間が開いているが、この隙間は、複数の種類の寸法の入隅ジョイナー2に、一つの排水部材4を重ねられるように寸法を調整可能にしているためである。
ガイド部折り返し部45は、ガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42の幅方向の外側端部が折り返され、ガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42に対向するように延びる部分である。ガイド部折り返し部45は、入隅ジョイナー2の折り返し部24よりも幅が広い。ガイド部折り返し部45は、その屋外側の面がパネル30の屋内側の面に直接当接するように取り付けられる。
排水部44は、ガイド部40の下端に配置され、ガイド部40から外壁3の屋外側表面向かって延出する。詳細には、排水部44は、ガイド部第1側面41、ガイド部第2側面42、ガイド部接続部43及びガイド部折り返し部45の下端から、これらに交差する方向に延びる。排水部44は、図5(a)、図6(b)及び図6(c)に示されるように、ガイド部第1側面41とガイド部第2側面42それぞれの下端部を繋ぐとともに略水平方向に延び、平面視略台形形状の板面により構成される。
延出部46は、ガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42それぞれの下端部から連続して排水部44の下方に延出する面である。延出部46は、ガイド部第1側面41の下端から延びる第1延出部461及びガイド部第2側面42の下端から延びる第2延出部462を有する。
第1延出部461及び第2延出部462は、それぞれガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42の下端からガイド部接続部43の裏側まで延びて、互いが交差する位置で接続される。第1延出部461及び第2延出部462は、略直交する角度で接続されており、第1延出部461及び第2延出部462が接続される位置は、ガイド部接続部43の頂部43aの対角線上に位置する。第1延出部461及び第2延出部462が略直交する角度で接続されることで、排水部材4の形状が安定し強度が向上する。
排水部材4は、入隅ジョイナー2の下端部の屋内側面に重ねられ、ホットメルト接着剤により接着される。具体的には入隅ジョイナー2の第1側面21の屋内側にガイド部第1側面41が、入隅ジョイナー2の第2側面22の屋内側にガイド部第2側面42が重ねられて接着される。このとき、ガイド部折り返し部45は、入隅ジョイナー2の折り返し部24を覆うように屋外側に重ねられる。
なお、図2に示すように、入隅ジョイナー2のパッキン材25の屋外側面と、排水部材4のガイド部折り返し部45の屋外側面とが、パネル30の屋内側面に当接する。すると、パッキン材25の屋外側面及びガイド部折り返し部45の屋外側面と、パネル30の屋内側面との間に小さな通気・通水空間R2が形成される。なお、この通気・通水空間R2には、入隅ジョイナー2の第1側面21及び第2側面22を縦胴縁15に固定するねじのねじ頭(図示省略)が配置される。
次に、排水部材4の使用の状態について説明する。
建物100の壁面に入隅部10が形成される場合、入隅部10を介して左右方向に隣接する一方の外壁3のパネル30と、他方の外壁3のパネル30とを接続する入隅ジョイナー2が切断される場合がある。図1の例では、バルコニー101の屋内外方向に延びる外壁3のパネル30と、バルコニー101に隣接する壁面を構成する外壁3のパネル30との間に入隅ジョイナー2が配置され、バルコニー101の下端で入隅ジョイナー2が切断されている。
入隅ジョイナー2は、その第1側面21及び第2側面22が、パネル30とともに縦胴縁15に取り付けられる。
また、排水部材4は、入隅ジョイナー2の下端の屋内外の表面に、入隅ジョイナー2を覆うように接着される。排水部材4のガイド部40は、入隅ジョイナー2の長手方向に沿って延び、排水部44がガイド部40から外壁3の屋外側表面に向かって延出している。このため、通気・通水空間R1内で入隅ジョイナー2を伝い落ちる雨水は、排水部44で受け止められて、屋外側へ排水される。
また、入隅ジョイナー2の第1側面21、第2側面22及び排水部材4のガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42を伝い、パッキン材25とパネル30の屋内側面との間の通気・通水空間R2を流れる雨水も、排水部44に受け止められる。
また、延出部46は、排水部44から屋外側に排水される雨水が、入隅部10の屋内側に入りこむことを防止する。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建物外壁の排水構造1を、窯業サイディングのパネル30が取り付けられる建物100の外壁3の入隅部10において、隣接するパネル30の間に上下方向に延びるように配置され、隣接するパネル30同士を接続する入隅ジョイナー2と、入隅ジョイナー2の下方に配置される排水部材4と、を含んで構成した。また、入隅ジョイナー2を、パネル30の裏面と、パネル30が取り付けられる建物100の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置した。また、排水部材4を、入隅ジョイナー2の延びる方向に沿って配置されるガイド部40、及びガイド部40の下端に配置され、ガイド部40から外壁3の屋外側表面に向かって延出する排水部44を含んで構成した。
建物100にバルコニー101や窓を設けたり、又は建物100内部の間取りの都合等により、外壁3の形状が変化する部分の入隅部10で、外壁3のパネル30を切断し、入隅ジョイナー2を切断して配置する場合がある。このような場合に、入隅ジョイナー2の下方に外壁3の屋外側表面に向かって延出する排水部44を有する排水部材4を配置した。入隅ジョイナー2は、パネル30の裏面と建物100におけるパネル30の取り付け面との間に上下方向に延びている。このため、入隅ジョイナー2を伝って流れ落ちる雨水を排水部44で受け止めて屋外側へ排水することが可能になり、排水性の良好な建物の外壁構造を提供することができる。また、入隅ジョイナー2に排水部材4を取り付けるだけで良好な排水性が得られるので、パネル30を施工する施工者の技量に影響されずに排水性を向上させることができる。
本実施形態では、入隅ジョイナー2を、入隅部10を介して隣接する一方の外壁3に沿う第1側面21と、他方の外壁3に沿う第2側面22と、第1側面21及び第2側面22を接続する接続部23とを含んで構成した。また、ガイド部40を、第1側面21に沿うガイド部第1側面41と、第2側面22に沿うガイド部第2側面42と、を含んで構成し、排水部44を、ガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42それぞれの下端部を繋ぎ入隅部10の屋外側へ延出する面により構成した。
排水部材4のガイド部第1側面41を入隅ジョイナー2の第1側面21に沿って配置し、排水部材4のガイド部第2側面42を入隅ジョイナー2の第2側面22に沿って配置することで、排水部44がガイド部40の下端部から繋がって屋外側へ延出するので、簡単な取付により入隅部10の排水が実現でき、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態では、ガイド部40を、ガイド部第1側面41及びガイド部第2側面42それぞれの下端部から、排水部44の下方に延出する延出部46を含んで構成した。延出部46が排水部44の下方に延びているので、排水部44から流れ落ちた雨水が入隅部10側へ入り込むことを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、排水部44は略水平方向に屋内側から屋外側へ延びているが、これに限られない。排水部44をパネル30側から外壁3の屋外側表面に向かうに従って下方に傾斜させてもよい。排水部44を下り傾斜させることで、水がスムーズに屋外側へ導かれるため、排水性が向上する。
また、上記実施形態では、建物100の壁面とバルコニー101の屋内外方向に延びる壁面との間の入隅部10に入隅ジョイナー2を設ける場合を例に説明したが、これに限られない。入隅ジョイナー2は、例えば、窓等の開口部が設けられる壁面と、この壁面に交差する方向に延びる壁面等との間に設けられてもよい。窓等の開口部が配置される入隅部の場合、横枠や横框等の略水平方向に延びて屋内外方向に突出する構造物が配置される。このため、外壁3を構成するパネル30が、構造物に至る位置で切断される。入隅部10で、外壁3の一方のパネル30及び外壁3の他方のパネル30がそれぞれ切断されたときに、施工時の誤差でそれぞれのパネル30長さが合わない場合がある。
このような場合に、入隅ジョイナー2の下端部に排水部材4を配置すると、排水部44から下方に延びる延出部46が、パネル30の下端から横枠や横框等の構造物までの隙間を埋めることができる。延出部46は、下端を切断することも可能なので、パネル30の下端から横枠や横框等の構造物までの隙間に合わせて長さを調節することもできる。排水部44及び延出部46は、入隅ジョイナー2の端部キャップとしての役割を果たす。排水部材4は、入隅部10で接続される外壁3のパネル30の長さが異なった場合に、長さが異なることをカムフラージュするため、入隅部10の意匠性も向上する。
1 建物外壁の排水構造
2 入隅ジョイナー
3 外壁
4 排水部材
10 入隅部
21 第1側面
22 第2側面
23 接続部
30 パネル
40 ガイド部
41 ガイド部第1側面
42 ガイド部第2側面
44 排水部
46 延出部

Claims (4)

  1. 窯業サイディングのパネルが取り付けられる建物の外壁の入隅部において、
    隣接する前記パネルの間に上下方向に延びるように配置され、隣接する前記パネル同士を接続する入隅ジョイナーと、
    前記入隅ジョイナーの下方に配置される排水部材と、を備え、
    前記入隅ジョイナーは、前記パネルの裏面と、前記パネルが取り付けられる前記建物の取り付け面との間に、下方に通気又は通水可能に配置され、
    前記排水部材は、前記入隅ジョイナーの延びる方向に沿って配置されるガイド部、及び前記ガイド部の下端に配置され、前記ガイド部から前記外壁の屋外側表面に向かって延出する排水部を有する、建物外壁の排水構造。
  2. 前記排水部は、前記パネル側から前記外壁の屋外側表面に向かうに従って下方に傾斜している、請求項1に記載の建物外壁の排水構造。
  3. 前記入隅ジョイナーは、前記入隅部を介して隣接する一方の外壁に沿う第1側面と、他方の外壁に沿う第2側面と、前記第1側面及び前記第2側面を接続する接続部とを有し、
    前記ガイド部は、前記第1側面に沿うガイド部第1側面と、前記第2側面に沿うガイド部第2側面と、を有し、
    前記排水部は、前記ガイド部第1側面及び前記ガイド部第2側面それぞれの下端部を繋ぎ前記入隅部の屋外側へ延出する面により構成される、請求項1又は2に記載の建物外壁の排水構造。
  4. 前記ガイド部は、前記ガイド部第1側面及び前記ガイド部第2側面それぞれの下端部から、前記排水部の下方に延出する延出部を有する、請求項3に記載の建物外壁の排水構造。
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