JP2020015579A - 案内構造、定着装置、画像形成装置 - Google Patents

案内構造、定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加熱ロールと加圧ロールとで挟み込まれている状態の記録媒体を記録媒体の搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制する案内構造、定着装置、及び画像形成装置を得る。【解決手段】接触部材は、搬送される録媒体側が凸状とされており、定着装置の挟持部で挟み込まれている状態の記録媒体において画像が形成された画像面と記録媒体の幅方向に亘って擦れながら接触する。【選択図】図1

Description

本発明は、案内構造、定着装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、熱源を有する定着ロールと、定着ロールに圧接される加圧ロールと、定着ニップ部の記録媒体搬送方向下流側に、定着ロールに近接して配設される剥離部材とを備えた定着装置が記載されている。
特開2003−263060号公報
定着装置によって記録媒体に定着された画像については、厚さが、画像の部位によって異なってしまう。これにより、画像に光沢むらが生じる。
また、定着装置に備えられた加熱ロールと加圧ロールとで搬送される記録媒体を挟み込む挟持部に対して、搬送される記録媒体の搬送方向の下流側には、記録媒体を搬送方向の下流側へ案内する案内部材が設けられている。従来、案内部材は、板状又は湾曲状とされており、記録媒体は、案内部材に形成された一個の平面又は一個の湾曲面と接触することで、記録媒体の搬送方向の下流側へ案内されている。
本発明の課題は、加熱ロールと加圧ロールとで挟み込まれている状態の記録媒体を記録媒体の搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る案内構造は、搬送される記録媒体に形成された画像を加熱する加熱ロールと前記加熱ロールに向けて記録媒体を加圧する加圧ロールとで記録媒体を挟み込む挟持部に対して、記録媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記挟持部で挟み込まれている状態の記録媒体において画像が形成された画像面と記録媒体の幅方向に亘って擦れながら接触すると共に記録媒体側が凸状の接触部材を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る案内構造は、請求項1に記載の案内構造において、前記接触部材は、前記記録媒体の幅方向に延びていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る案内構造は、請求項1又は2に記載の案内構造において、搬送される記録媒体を前記接触部材へ押し付ける押付部材を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る案内構造は、請求項3に記載の案内構造において、前記押付部材は、前記記録媒体に空気を吹き付けることで前記記録媒体を前記接触部材へ押し付けることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る案内構造は、請求項3に記載の案内構造において、前記押付部材は、前記記録媒体の搬送経路を規制することで前記記録媒体を前記接触部材側へ押し付けることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る案内構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載の案内構造において、前記接触部材は、前記挟持部で挟み込まれている状態の記録媒体の画像面に、押し付けられるように配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る案内構造は、請求項6に記載の案内構造において、前記接触部材には、前記記録媒体の画像面と接触する湾曲状の湾曲面と、搬送される記録媒体の先端が接触して記録媒体の先端を前記湾曲面側へ案内する案内面とが形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る定着装置は、搬送される記録媒体に形成された画像を加熱する加熱ロールと、前記加熱ロールに向けて記録媒体を加圧する加圧ロールと、請求項1〜7の何れか1項に記載された案内構造と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る画像形成装置、搬送される記録媒体に画像を転写する転写部と、 前記転写部によって転写された画像を記録媒体に定着する請求項8に記載の定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る画像形成装置、搬送される記録媒体に画像を転写する転写部と、前記転写部によって転写された画像を記録媒体に定着する定着装置と、請求項1〜7の何れか1項に記載の案内構造と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の案内構造によれば、加熱ロールと加圧ロールとで挟み込まれている状態の記録媒体を記録媒体の搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項2の案内構造によれば、接触部材が記録媒体の幅方向に対して傾斜する方向に延びている場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項3の案内構造によれば、重力だけで記録媒体を接触部材に押し付ける場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項4の案内構造によれば、接触部材との間で記録媒体を挟み込むことで記録媒体を接触部材に押し付ける場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項5の案内構造によれば、接触部材との間で記録媒体を挟み込むことで記録媒体を接触部材に押し付ける場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項6の案内構造によれば、重力だけで記録媒体を接触部材に押し付ける場合と比して、記録媒体に形成された画像に光沢むらが生じるのを抑制することができる。
本発明の請求項7の案内構造によれば、記録媒体を湾曲面へ案内する案内面が接触部材とは異なる部材に形成されている場合と比して、簡易な構成とすることができる。
本発明の請求項8の定着装置によれば、加熱ロール及び加圧ロールと、案内構造とが別体である場合と比して、加熱ロール及び加圧ロールと、案内構造との相対位置精度を向上させることができる。
本発明の請求項9の画像形成装置によれば、加熱ロールと加圧ロールとで挟み込まれている状態の記録媒体を記録媒体の搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の請求項10の画像形成装置によれば、加熱ロールと加圧ロールとで挟み込まれている状態の記録媒体を記録媒体の搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る案内構造等を示した側面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。 本発明の第1実施形態に係る案内構造に備えられた案内部材、及び接触部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成ユニットを示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る案内構造等を示した側面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。 本発明の第2実施形態に係る案内構造等によってシート部材が搬送される様子を示した工程図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る案内構造、定着装置、及び画像形成装置の一例について図1〜図7に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(画像形成装置10)
画像形成装置10には、図7に示されるように、上下方向の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。さらに、画像形成装置10には、各部を制御する制御部44が備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載された最上位のシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32と、トナー画像が形成されたシート部材Pを、搬送経路28に沿って装置本体10aの外部に排出する排出ロール48とが備えられている。排出ロール48は、搬送ロールの一例である。
また、搬送部16には、後述する定着装置34によってシート部材Pに定着されたトナー画像を平滑化する案内構造60が備えられている。さらに、搬送部16には、下方から上方へ向かって搬送されるシート部材Pの搬送方向を装置幅方向に変える湾曲状のガイド板50が備えられている。なお、排出ロール48、及び案内構造60については、詳細を後述する。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要がない場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
また、各色の画像形成ユニット18には、図6に示されるように、像を保持する像保持体36と、像保持体36の表面を帯電させる帯電ロール38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置42と、静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40とが備えられている。
また、画像形成部20には、図7に示されるように、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像が転写される無端状の転写ベルト22と、転写ベルト22に画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写する一次転写ロール24とが備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール46が備えられている。また、画像形成部20には、シート部材P上のトナー画像を加熱・加圧してシート部材Pに定着する定着装置34が備えられている。なお、定着装置34については詳細を後述する。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電ロール38は、各色の像保持体36の表面に接触して像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、外部から入力されたデータに基づいて各色の露光装置42は、帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、画像データに対応した静電潜像が夫々の像保持体36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、一次転写ロール24は、各色の像保持体36の表面に形成されたトナー画像を、転写ベルト22に転写する。
そこで、送出ロール30は、収容部材26に積載された最上位のシート部材Pを搬送経路28へ通して転写ベルト22と二次転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出す。転写位置Tでは、二次転写ロール46が、転写ベルト22との間でシート部材Pを挟持搬送することで、転写ベルト22のトナー画像をシート部材Pに転写する。
さらに、定着装置34は、シート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着する。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール48によって装置本体10aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、本実施形態に係る排出ロール48、定着装置34、及び案内構造60について説明する。
〔排出ロール48〕
排出ロール48は、図1に示されるように、第一ロール52と、第二ロール54とを備えている。
第一ロール52は、装置奥行方向に延びている軸部52aと、円筒状で軸部52aが貫通している複数のロール部52bとを備えている。そして、第一ロール52は、回転可能に、軸部52aの両端部で図示せぬ支持部材で支持されている。
第二ロール54は、シート部材Pが搬送される搬送経路28を挟んで第一ロール52の反対側に配置されている。具体的には、第二ロール54は、シート部材Pが搬送される搬送経路28を挟んで第一ロール52の反対側で、かつ、第一ロール52に対して下方側に配置されている。つまり、第一ロール52と第二ロール54とで搬送される部分の搬送経路28は、装置奥行方向から見て、装置幅方向に延びている。
この第二ロール54は、装置奥行方向に延びている軸部54aと、円筒状で軸部54aが貫通している複数のロール部54bとを備えている。そして、図示せぬ駆動部材から第二ロール54へ回転力が伝達され、第二ロール54が矢印F1方向に回転し、第一ロール52が第二ロール54に従動して矢印F2方向に回転する。
〔定着装置34〕
定着装置34は、図1に示されるように、装置奥行方向から見て、装置幅方向において排出ロール48に対して一方側(図7の二次転写ロール46側)に配置されている。そして、定着装置34は、シート部材Pに形成されたトナー画像を加熱する加熱ロール58と、シート部材Pを加熱ロール58側に加圧する加圧ロール56とを備えている。
−加圧ロール56−
加圧ロール56は、シート部材Pが搬送される搬送経路28に対して上方側に配置されている。この加圧ロール56は、装置奥行方向に延びている軸部56aと、円筒状のゴム部56bと、ゴム部56bを被覆する図示せぬ被膜とを有している。
軸部56aが、ゴム部56bの内部を貫通し、軸部56aの両端部が、ゴム部56bから突出している。そして、加圧ロール56は、回転可能に、軸部56aの両端部で図示せぬ支持部材で支持ており、付勢部材が支持部材を介して加圧ロール56を加熱ロール58側に付勢している。これにより、加圧ロール56は、搬送されるシート部材Pを加熱ロール58側に加圧する。具体的には、加圧ロール56は、搬送されるシート部材Pの非画像面に接触して、シート部材Pを加熱ロール58側に加圧する。
−加熱ロール58−
加熱ロール58は、シート部材Pが搬送される搬送経路28を挟んで加圧ロール56の反対側に配置されている。具体的には、加熱ロール58は、シート部材Pが搬送される搬送経路28を挟んで加圧ロール56の反対側で、かつ、加圧ロール56に対して下方側に配置されている。つまり、加熱ロール58と加圧ロール56とで搬送される部分の搬送経路28は、装置奥行方向から見て、装置幅方向を向いている。
また、この加熱ロール58は、装置奥行方向に延びている円筒状の軸部58aと、軸部56aを被覆する図示せぬ被膜と、軸部58aの内部に配置されている発熱部58bとを有している。
そして、加圧ロール56がシート部材Pを加熱ロール58側に加圧するように配置されることで、加圧ロール56と加熱ロール58との間には、搬送されるシート部材を挟み込むニップ部70が形成されている。ニップ部70は、挟持部の一例である。
この構成において、加熱ロール58の表面温度は、例えば190〔℃〕となる。そして、図示せぬ駆動部材から加熱ロール58へ回転力が伝達され、加熱ロール58が矢印E1方向に回転し、加圧ロール56が加熱ロール58に従動して矢印E2方向に回転する。これにより、定着装置34は、加圧ロール56と加熱ロール58とでシート部材Pを挟み込みながら、シート部材Pを排出ロール48側へ搬送する。また、加熱ロール58は、搬送されるシート部材Pの画像面に接触して、シート部材Pに形成されたトナー画像を加熱する。本実施形態では、定着装置34によってシート部材Pが搬送される搬送速度は、60〔mm/s〕とされている。
〔案内構造60〕
案内構造60は、図1に示されるように、シート部材Pの搬送方向において、定着装置34と排出ロール48との間に配置されている。この案内構造60は、搬送経路28に対して下方に配置された案内部材62と、案内部材62に取り付けられた凸状の接触部材72と、搬送経路28に対して上方に配置されたファン82とを備えている。換言すれば、案内部材62及び接触部材72は、搬送されるシート部材Pの画像面側(トナー画像が形成される側)と対向するように配置されている。ファン82は、押付部材の一例である。
−案内部材62−
案内部材62は、加熱ロール58と加圧ロール56とによって搬送されるシート部材Pの下方に配置されている(図4(A)参照)。また、この案内部材62は、樹脂材料の一例であるアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」)によって形成されている。
案内部材62は、図1に示されるように、平板状とされており、案内部材62の板面は、上下方向を向いている。そして、案内部材62には、搬送経路28側を向いた搬送面62aが上方を向いて形成されている。また、案内部材62は、上方から見ると、装置奥行方向に延びた矩形状とされており、装置奥行方向で、搬送されるシート部材P全体を覆っている(図5参照)。
−接触部材72−
接触部材72は、定着装置34のニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pと、シート部材Pの画像面側からシート部材Pの幅方向に亘って接触する。また、接触部材72は、樹脂材料の一例であるアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(以下「ABS樹脂」)によって、案内部材62の搬送面62a側に一体的に形成されている。
接触部材72は、図1に示されるように、装置奥行方向(シート部材Pの幅方向)から見て、一個の頂点が上方(搬送されるシート部材P側)を向いた三角形状とされており、頂点には、R面取りされた湾曲状の湾曲面72aが形成されている。このように、接触部材72は、搬送されるシート部材P側が凸状とされている。ここで、搬送されるシート部材P側に凸状とは、シート部材Pの搬送方向の上流側に向いた面と下流側に向いた面とを有し、この2個の面によって形成される稜線が、シート部材P側を向いている状態である。
さらに、接触部材72の湾曲面72aは、定着装置34のニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの画像面に、押し付けられるように配置されている(図3(A)参照)。換言すると、接触部材72の湾曲面72aは、装置奥行方向から見て、排出ロール48の第一ロール52と第二ロール54との接触部48aと、定着装置34のニップ部70とを通る直線(図中S1)に対して、案内部材62の反対側に配置されている。
さらに、接触部材72には、シート部材Pの先端が接触してシート部材Pの先端を湾曲面72a側へ案内する平面状の案内面72bが形成されている。この接触部材72は、シート部材Pの幅方向に延びており、接触部材72の湾曲面72aは、搬送されるシート部材Pの画像面の一端から他端まで接触する。
そして、接触部材72の湾曲面72aは、搬送されるシート部材Pと接触し、シート部材Pの画像面に押し付けられることで、搬送されるシート部材Pの姿勢を変化させている。このように、接触部材72は、搬送されるシート部材Pの画像面と接触して、シート部材Pの姿勢を変化させる変化部材として機能している。
本実施形態では、接触部材72は、装置奥行方向から見て、一例として、正三角形状とされており、湾曲面72aの半径は、2.4〔mm〕とされている。
この構成において、図2(B)、図3(A)に示されるように、接触部材72の案内面72bは、定着装置34によって搬送される状態のシート部材Pの先端と接触し、シート部材Pの先端を湾曲面72a側へ案内する。さらに、接触部材72の湾曲面72aは、シート部材Pの画像面と接触し、トナー画像の表面を平滑化する。
なお、トナー画像の表面を平滑化させる観点から、トナー画像が固化する前に、接触部材72の湾曲面72aとシート部材Pの画像面とが接触するように配置することが好ましい。このため、定着装置34のニップ部70から、湾曲面72aまでの距離(図1に示すL1)は、短い程好ましい。具体的には、距離L1は、15〔mm〕以上40〔mm〕以下が好ましく、15〔mm〕以上35〔mm〕以下がより好ましく、15〔mm〕以上30〔mm〕以下が特に好ましい。
また、トナー画像の表面を平滑化させる観点から、シート部材Pの搬送方向におけるシート部材Pと湾曲面72aとの接触長さ(図3(A)に示すL2)は、短い程好ましい。具体的には、距離L2は、5〔mm〕以下が好ましく、4〔mm〕以下がより好ましく、3〔mm〕以下が特に好ましい。なお、この接触長さについては、ニップ部70でシート部材Pが挟み込まれ、片持ち状態のシート部材Pと湾曲面72aとの接触長さである。
−ファン82−
ファン82は、複数設けられ、図1に示されるように、搬送経路28を挟んで接触部材72の反対側で、装置奥行方向に並んで配置されている。
この構成において、ファン82は、シート部材Pに非画像面側から空気を吹き付けることで、シート部材Pの画像面を接触部材72に押し付ける。
(要部構成の作用)
次に、本第1実施形態の要部構成の作用について説明する。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置34側へ搬送される。そして、図2(A)に示されるように、定着装置34に備えられた加熱ロール58と加圧ロール56とは、回転しながらシート部材Pを挟み、シート部材Pを搬送する。
また、加圧ロール56は、シート部材Pを加熱ロール58側に加圧し、加熱ロール58は、シート部材Pに形成されたトナー画像を加熱する。このようにして、加熱ロール58は、シート部材Pに形成されたトナー画像を例えば100〔℃〕程度まで加熱することで、トナー画像をシート部材Pに定着する。ここで、定着装置34によってシート部材Pに定着された画像については、厚さが、画像の部位によって異なってしまう。
また、加圧ロール56と加熱ロール58とのニップ部70で挟まれながら搬送されるシート部材Pの先端は、図2(B)に示されるように、接触部材72の案内面72bに接触する。接触部材72の案内面72bは、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの先端と接触し、図3(A)に示されるように、シート部材Pの先端を湾曲面72a側へ案内する。さらに、接触部材72の湾曲面72aは、シート部材Pの画像面と接触する。具体的には、接触部材72の湾曲面72aは、シート部材Pの幅方向に延びており、シート部材Pの画像面の一端から他端まで接触する。つまり、接触部材72の湾曲面72aは、トナー画像の一端から他端までの全域に接触し、部位によって異なっているトナー画像の厚さを全体的に同様とする。
また、ファン82は、シート部材Pに非画像面側から空気を吹き付けることで、シート部材Pの画像面を接触部材72の湾曲面72aに押し付ける。
さらに、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pは、図3(B)、図4(A)(B)に示されるように、シート部材Pの画像面と湾曲面72aとの接触を維持した状態で、先端から排出ロール48の第一ロール52と第二ロール54とに挟まれて、排出ロール48によって搬送される。
これにより、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化される。そして、排出ロール48は、シート部材Pを搬送して装置本体10a(図7参照)の外部に排出する。
(まとめ)
以上説明したように、案内構造60では、加熱ロール58と加圧ロール56とのニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの画像面と、接触部材72の湾曲面72aとがシート部材Pの幅方向に亘って接触する。これにより、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化される。
つまり、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pをシート部材Pの搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化される。換言すれば、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pをシート部材Pの搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、案内構造60では、接触部材72はシート部材Pの幅方向に延びている。このため、接触部材がシート部材Pの幅方向に対して傾斜する方向に延びている場合と比して、前述した距離L1(図1参照)が、シート部材Pの幅方向に亘って同様となる。これにより、接触部材72がシート部材Pの画像面に押し付けられる押付力が、シート部材Pの幅方向に亘って同様となることで、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化される。つまり、案内構造60では、接触部材がシート部材Pの幅方向に対して傾斜する方向に延びている場合と比して、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、案内構造60では、ファン82は、搬送されるシート部材Pを接触部材72の湾曲面72aへ押し付ける。このため、重力だけでシート部材Pが湾曲面72aに押し付けられている場合と比して、シート部材Pが湾曲面72aに押し付けられる押付力が強くなる。これにより、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化されることで、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、案内構造60では、ファン82は、搬送されるシート部材Pを接触部材72の湾曲面72aへ押し付ける。このため、搬送ロールが湾曲面72aとの間でシート部材Pを挟み込むことでシート部材Pが湾曲面72aに押し付けられる場合と比して、搬送ロールと湾曲面72aとの相対位置ばらつきにより押付力が変化するのが抑制されることで、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、案内構造60では、接触部材72は、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pを、シート部材Pの画像面側からシート部材Pの厚さ方向に押し付けるように配置されている。換言すれば、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの姿勢が、接触部材72と接触することで変化している。このため、重力だけでシート部材Pを接触部材に押し付ける場合と比して、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化されることで、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、案内構造60では、接触部材72には、シート部材Pの画像面と接触する湾曲面72aと搬送されるシート部材Pの先端が接触してシート部材Pを湾曲面72a側へ案内する案内面72bとが形成されている。このため、シート部材Pを湾曲面72a側へ案内する案内面が接触部材とは異なる部材に形成されている場合と比して、簡易な構成とすることができる。
また、画像形成装置10では、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pをシート部材Pの搬送方向の下流側に、一個の平面、又は一個の湾曲面だけで案内する場合と比して、トナー画像の光沢むらが抑制されることで、出力画像の品質低下が抑制される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る案内構造、及び画像形成装置の一例について図8〜図11に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と比して異なる部分を主に説明する。
(構成)
第2実施形態に係る案内構造160は、図8に示されるように、シート部材Pの搬送方向において、定着装置34と排出ロール48との間に配置されている。この案内構造160は、搬送経路28に対して下方に配置された案内部材162と、搬送経路28に対して上方に配置された押付ロール182とを備えている。押付ロール182は押付部材の一例である。
−案内部材162−
案内部材162は、加熱ロール58と加圧ロール56とによって搬送されるシート部材の下方に配置されている(図10(B)参照)。また、この案内部材62は、ステンレス板によって形成されている。
案内部材162の装置奥行方向に対して交差する断面は、装置奥行方向において同様の形状とされている。この案内部材162は、板面が上下方向を向いた平板部164と、搬送経路28から離間するように下方へ凹んだ凹部166とを有している。凹部166と平板部164とは、シート部材Pの搬送方向において、上流側から下流側へこの順番で並んでいる。そして、案内部材162は、上方から見ると、装置奥行方向に延びた矩形状とされており、装置奥行方向で、搬送されるシート部材P全体を覆っている。また、平板部164には、搬送経路28側を向いた搬送面164aが形成されている。
凹部166は、装置奥行方向から見て、上側の開口が広がっている凹状とされている。具体的には、凹部166は、底板170と、底板170に対して平板部164側に配置され、上下方向に対して傾斜した傾斜板172と、底板170を挟んで傾斜板172の反対側に配置され、上下方向に対して傾斜した傾斜板174とを有している。
さらに、シート部材Pの搬送方向において、傾斜板172の下流端と、平板部164の上流端とは接続されており、傾斜板172と平板部164とによって形成された稜線には、R面取りされた湾曲状の湾曲面172aが形成されている。また、搬送されるシート部材Pの先端が接触してシート部材Pの先端を湾曲面172a側へ案内する平面状の案内面172bが、傾斜板172の搬送経路28側に形成されている。
そして、湾曲面172aと案内面172bとを含んで、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pとシート部材Pの幅方向に亘って接触し、搬送されるシート部材P側が凸状とされている接触部180が形成されている。接触部180は、接触部材の一例である。本実施形態では、一例として、湾曲面172aの半径は、2.4〔mm〕とされている。
この構成において、接触部180の案内面172bは、詳細は後述するが、定着装置34によって搬送される状態のシート部材Pの先端と接触する。そして、案内面172bは、シート部材Pの先端を湾曲面172a側へ案内する。さらに、接触部180の湾曲面172aは、シート部材Pの画像面と接触し、トナー画像の表面を平滑化する。
なお、トナー画像の表面を平滑化させる観点から、トナー画像が固化する前に、接触部180の湾曲面172aとシート部材Pの画像面とが接触するように配置することが好ましい。このため、定着装置34のニップ部70から、湾曲面172aまでの距離(図8に示すL3)は、短い程好ましい。具体的には、距離L3は、40〔mm〕以下が好ましく、35〔mm〕以下がより好ましく、30〔mm〕以下が特に好ましい。
また、トナー画像の表面を平滑化させる観点から、シート部材Pの搬送方向におけるシート部材Pと湾曲面172aの接触長さ(図10(B)に示すL4)は、短い程好ましい。具体的には、距離L4は、5〔mm〕以下が好ましく、4〔mm〕以下がより好ましく、3〔mm〕以下が特に好ましい。
−押付ロール182−
押付ロール182は、図8に示されるように、装置奥行方向から見て、凹部166の底板170の上方に配置されている。そして、押付ロール182の下端部分は、凹部166の内部に配置されている。
この押付ロール182は、装置奥行方向に延びている軸部182aと、円筒状で軸部182aが内部を貫通している円筒部182bとを有している。さらに、押付ロール182は、回転可能に、軸部182aの両端部で図示せぬ支持部材で支持されている。また、軸部182aの中心Cは、装置奥行方向から見て、排出ロール48の第一ロール52と第二ロール54との接触部48aと、定着装置34のニップ部70とを通る直線(図中S1)に対して、接触部180の反対側に配置されている。
この構成において、押付ロール182は、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの先端と接触して回転を開始する。回転する押付ロール182は、シート部材Pの搬送方向を規制し、シート部材Pの先端を接触部180の案内面172bに接触させる。ここで、規制とは、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pの搬送方向を変えることである。
(作用)
次に、本第2実施形態の要部構成の作用について説明する。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置34側へ搬送される。そして、図9(A)に示されるように、定着装置34に備えられた加熱ロール58と加圧ロール56とは、回転しながらシート部材Pの先端を挟み、シート部材Pを搬送する。
また、加圧ロール56がシート部材Pを加熱ロール58側に加圧し、加熱ロール58は、シート部材Pに形成されたトナー画像を加熱する。このようにして、加熱ロール58は、シート部材Pに形成されたトナー画像を例えば100〔℃〕程度まで加熱することで、トナー画像をシート部材Pに定着する。さらに、加圧ロール56と加熱ロール58とによって挟まれながら搬送されるシート部材Pの先端は、図9(B)に示されるように、押付ロール182の周面に接触する。さらに、搬送されるシート部材Pは、先端で押付ロール182をシート部材Pの搬送方向の下流側へ押す。
シート部材Pによって押された押付ロール182が回転することで、回転する押付ロール182は、シート部材Pの搬送方向を規制する。具体的には、回転する押付ロール182は、図10(A)に示されるように、シート部材Pの先端が接触部180の案内面172bに接触するように、シート部材Pの搬送方向を規制する。このように、押付ロール182は、搬送されるシート部材Pの搬送方向を規制する方向規制部材として機能している。
接触部180の案内面172bは、シート部材Pの先端と接触し、図10(B)に示されるように、シート部材Pの先端を湾曲面172a側へ案内する。さらに、接触部180の湾曲面172aは、シート部材Pの画像面と接触する。具体的には、接触部180の湾曲面172aは、シート部材Pの幅方向に延びており、シート部材Pの画像面の一端から他端まで接触する。
このように、押付ロール182は、シート部材Pの先端が案内面172bと接触するように、シート部材Pの搬送方向を規制することで、シート部材Pの画像面を接触部材72の湾曲面72aに押し付ける。
さらに、ニップ部70で挟み込まれている状態のシート部材Pは、図11に示されるように、シート部材Pの画像面と湾曲面172aとの接触を維持した状態で、先端から排出ロール48の第一ロール52と第二ロール54とに挟まれて、排出ロール48によって搬送される。これにより、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化される。そして、排出ロール48は、シート部材Pを搬送して装置本体10aの外部に排出する。
(まとめ)
以上説明したように、押付ロール182が、シート部材Pの先端が案内面172bと接触するように、シート部材Pの搬送方向を規制することで、シート部材Pの画像面を接触部材72の湾曲面172aに押し付ける。これにより、シート部材Pに形成されたトナー画像の表面が平滑化され、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
このため、搬送ロールが湾曲面172aとの間でシート部材Pを挟み込むことでシート部材Pが湾曲面172aに押し付けられる場合と比して、搬送ロールと湾曲面172aとの相対位置ばらつきにより押付力が変化するのが抑制されることで、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
第2実施形態の他の作用については、第1実施形態においてファンを備えることで奏する作用以外の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、特に説明しなかったが、定着装置34と、案内構造60、160とは、別体とされたが、定着装置34が、案内構造60、160を備えてもよい。この場合には、別体の場合と比して、加圧ロール56及び加熱ロール58と、案内構造160、160との相対位置精度が向上する。このため、シート部材Pに形成されたトナー画像に光沢むらが生じるのが抑制される。
また、上記実施形態では、ファン82、又は押付ロール182を用いて、シート部材Pを湾曲面72a、172aに押し付けたが、バネ等の他の外力(付勢力)によってシート部材Pを湾曲面に押し付けてもよい。
また、上記第2実施形態では、特に説明しなかったが、押付ロール182が、カールを矯正する矯正ロール(デカーラロール)であってもよい。この場合には、押付ロール182によって、シート部材Pのカールが矯正される。
10 画像形成装置
10a 装置本体
34 定着装置
46 二次転写ロール(転写部の一例)
56 加圧ロール
58 加熱ロール
60 案内構造
70 ニップ部(挟持部の一例)
72 接触部材
72a 湾曲面
72b 案内面
82 ファン(押付部材の一例)
160 案内構造
172a 湾曲面
172b 案内面
180 接触部(接触部材の一例)
182 押付ロール(押付部材の一例)

Claims (10)

  1. 搬送される記録媒体に形成された画像を加熱する加熱ロールと前記加熱ロールに向けて記録媒体を加圧する加圧ロールとで記録媒体を挟み込む挟持部に対して、記録媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記挟持部で挟み込まれている状態の記録媒体において画像が形成された画像面と記録媒体の幅方向に亘って擦れながら接触すると共に記録媒体側が凸状の接触部材を備える案内構造。
  2. 前記接触部材は、前記記録媒体の幅方向に延びている請求項1項に記載の案内構造。
  3. 搬送される記録媒体を前記接触部材へ押し付ける押付部材を備える請求項1又は2に記載の案内構造。
  4. 前記押付部材は、前記記録媒体に空気を吹き付けることで前記記録媒体を前記接触部材へ押し付ける請求項3に記載の案内構造。
  5. 前記押付部材は、前記記録媒体の搬送経路を規制することで前記記録媒体を前記接触部材側へ押し付ける請求項3に記載の案内構造。
  6. 前記接触部材は、前記挟持部で挟み込まれている状態の記録媒体の画像面に、押し付けられるように配置されている請求項1〜4の何れか1項に記載の案内構造。
  7. 前記接触部材には、前記記録媒体の画像面と接触する湾曲状の湾曲面と、搬送される記録媒体の先端が接触して記録媒体の先端を前記湾曲面側へ案内する案内面とが形成されている請求項6に記載の案内構造。
  8. 搬送される記録媒体に形成された画像を加熱する加熱ロールと、
    前記加熱ロールに向けて記録媒体を加圧する加圧ロールと、
    請求項1〜7の何れか1項に記載された案内構造と、
    を備える定着装置。
  9. 搬送される記録媒体に画像を転写する転写部と、
    前記転写部によって転写された画像を記録媒体に定着する請求項8に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
  10. 搬送される記録媒体に画像を転写する転写部と、
    前記転写部によって転写された画像を記録媒体に定着する定着装置と、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の案内構造と、
    を備える画像形成装置。
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