JP2003020149A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003020149A
JP2003020149A JP2001210662A JP2001210662A JP2003020149A JP 2003020149 A JP2003020149 A JP 2003020149A JP 2001210662 A JP2001210662 A JP 2001210662A JP 2001210662 A JP2001210662 A JP 2001210662A JP 2003020149 A JP2003020149 A JP 2003020149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording sheet
roll
image
toner image
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001210662A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Okabayashi
康人 岡林
Norio Ogawara
則雄 小川原
Kiyoshi Iwai
清 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001210662A priority Critical patent/JP2003020149A/ja
Publication of JP2003020149A publication Critical patent/JP2003020149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 OHPシートやコート紙(厚紙)などの
熱容量の大きい記録シートであっても鮮明な画像を得る
ことができるのは勿論のこと、定着直後の記録シートに
ロール等に接触することによるロール跡やこすれといっ
た画質ディフェクトが発生するのを効果的に防止するこ
とが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 未定着トナー像を記録シートに定着する
定着手段と、前記定着手段によって定着された記録シー
トを挟持搬送する搬送ロール対を備えた画像形成装置に
おいて、前記定着手段のニップ部下流に最も近接する搬
送ロール対は、前記記録シートのトナー像側に位置する
ロールと、記録シートのトナー像と反対側に位置するロ
ールとを、所定の間隙を介して非接触状態に配置して課
題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式等
を適用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等
の画像形成装置に関し、特に、OHPシートやコート紙
(厚紙)などの熱容量の大きい記録シートに鮮明な画像
を得ることができるとともに、定着直後の記録シートに
ロール等に接触することによるロール跡やこすれといっ
た画質ディフェクトが発生するのを防止可能な画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式等を適用し
た複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形
成装置においては、OHPシートやコート紙(厚紙)な
どの熱容量の大きい記録シートに鮮明な画像を得るため
に、未定着トナー像が転写された記録シート上に、定着
装置によってトナー像を定着する際、定着温度を普通紙
よりも高く設定したり、普通紙よりも定着スピードを落
とすことによって、普通紙の定着よりも多くの熱量を供
給する必要がある。そのため、OHPシートやコート紙
(厚紙)などの熱容量の大きい記録シートに画像を形成
する場合には、定着装置によって定着処理を受ける際
に、記録シートが十分加熱された状態にあり、記録シー
トは、定着装置のニップ部を通過した後も冷却され難
く、ニップ直後に設けられた用紙搬送ロールを通過する
と、画像面の溶融したトナーが用紙搬送ロールで加圧さ
れ、ロール跡やこすれといった画質ディフェクトが発生
するという問題点を有していた。
【0003】特に、上記ロール跡やこすれといった画質
ディフェクトは、記録シートへの加筆性や接着性等を向
上させるため、定着装置の加熱ロールの表面に、シリコ
ンオイル等の離型剤を供給せずに、トナー中にワックス
等の離型剤を分散させ、定着時にトナー像の部分にのみ
ワックス等の離型剤を介在させるように構成した場合
に、フルカラーの画像等において、トナー像の表面をワ
ックス層が覆っている状態で顕著に発生することがわか
っている。
【0004】かかる問題点を防止するため、OHPシー
トやコート紙(厚紙)などの熱容量の大きい記録シート
を定着する際に、記録シートに与える熱量を普通紙と同
等にすると、トナーの発色が悪い画像や、熱量が不十分
であるためにトナーが十分溶融せずに起こるコールドオ
フセットが発生するという課題が残ることになる。
【0005】そこで、本出願人は、上記の問題点を解決
する目的で、特願平11−366975号に開示されて
いるように、未定着トナー像を記録シート上に定着する
定着手段と、その定着手段により定着された記録シート
を挟持搬送する搬送ロール対とを備える画像形成装置に
おいて、当該搬送ロール対のうち定着されたトナー像と
接触するロールの表面が多孔質部材により構成したもの
を、既に提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、本出願人の提案に係る特願平11−36697
5号に開示された画像形成装置の場合には、ニップ直後
の搬送ロール対のうち定着されたトナー像と接触するロ
ールの表面を、多孔質部材(スポンジ)によって構成す
ることにより、当該搬送ロール対としてプラスティック
ロールを使用した場合に比べて、トナー像との接触面積
や接触圧力を軽減し、画質ディフェクトを改善するよう
に構成したものである。
【0007】しかし、この特願平11−366975号
に係る画像形成装置の場合には、記録シートへの加筆性
や接着性をさらに向上させるためなどに、トナーの物性
(重合トナーなど)を変更すると、ニップ直後の搬送ロ
ール対のうち定着されたトナー像と接触するロールの表
面を、多孔質部材(スポンジ)によって構成しても、や
はり、ニップ直後の溶融状態のトナー像、及び定着圧力
によって当該トナー像の表面に塗布された状態となる低
粘度のワックス層と、スポンジロールが接触することに
よって、OHPシートやコート紙(厚紙)などの記録シ
ートの表面に、ロール跡やこすれといった画質ディフェ
クトが発生するという問題点が依然として発生してしま
うことを、本発明者らは見出した。
【0008】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、OHPシートやコート紙(厚紙)などの熱
容量の大きい記録シートであっても鮮明な画像を得るこ
とができるのは勿論のこと、定着直後の記録シートにロ
ール等に接触することによるロール跡やこすれといった
画質ディフェクトが発生するのを効果的に防止すること
が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、未定着トナー像を記
録シートに定着する定着手段と、前記定着手段によって
定着された記録シートを挟持搬送する搬送ロール対を備
えた画像形成装置において、前記定着手段のニップ部下
流に最も近接する搬送ロール対は、前記記録シートのト
ナー像側に位置するロールと、記録シートのトナー像と
反対側に位置するロールとを、所定の間隙を介して非接
触状態に配置したことを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0010】また、請求項2に記載された発明は、前記
未定着トナー像を形成するトナーには、ワックスが含ま
れることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置で
ある。
【0011】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記搬送ロール対のうち、記録シートのトナー像側に位置
するロールは、その表面がスポンジ状の部材からなるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置で
ある。
【0012】また更に、請求項4に記載された発明は、
前記スポンジ状の部材からなるロールは、密度が0.0
60〜0.255[g/cm2 ]であることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置であ
る。
【0013】更に、請求項5に記載された発明は、前記
搬送ロール対が、ロール間の間隙が0.1mm以上であ
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
画像形成装置である。
【0014】又、請求項6に記載された発明は、前記定
着手段が、定着部と用紙排出部との速度差により、記録
シートにテンションが作用し、スポンジ状の部材からな
るロールが弾性変形した状態であっても、当該スポンジ
状の部材からなるロールの弾性復元力によって、記録シ
ートが定着部の排出側に設けられた上面ガイド部材に接
触しないように構成したことを特徴とする請求項3乃至
5のいずれかに記載の画像形成装置である。
【0015】さらに、請求項7に記載された発明は、前
記排出ロール対の近傍に、記録シート上に定着されたト
ナー像を冷却するための送風手段を備えたことを特徴と
する請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置で
ある。
【0016】このように、定着直後の搬送ロール対に間
隙をギャップを設け、記録シートのトナー像側に位置す
るピンチロールなどのロールを、非接触にすることによ
って、ロール跡やこすれ等の画質ディフェクトを低減す
ることができる。しかも、記録シートのトナー像側に位
置するピンチロールなどのロールの材質を、プラスティ
ックからスポンジ状の部材にすることによって、接触面
積及び接触圧力が下がるため、さらにロール跡やこすれ
等の画質ディフェクトを低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0018】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置とし
てのデジタルフルカラー複写機を示すものである。な
お、画像形成装置としては、複写機以外に、プリンタや
ファクシミリ等であっても良いことは勿論である。
【0019】図2において、1はデジタルフルカラー複
写機の本体を示すものであり、このデジタルフルカラー
複写機本体1の上部には、カラー画像等を有する原稿の
画像を読み取るIIT2(Image Input T
erminal)が配設されている。このIIT2によ
って読み取られた画像データや、図示しないパーソナル
コンピュータ等から送られてくる画像データは、例え
ば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3
色の画像データとして図示しない画像処理装置に送ら
れ、この画像処理装置では、画像データに対して、シェ
ーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガ
ンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が
施される。
【0020】そして、上記の如く画像処理装置で所定の
画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)(各8
bit)の4色の画像データとしてROS3(Rast
er Output Scanner)に送られ、この
ROS3では、画像データに応じてレーザー光LBによ
る画像露光が行われる。
【0021】上記ROS3によってレーザー光LBが走
査露光される像担持体としての感光体ドラム4は、図示
しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度で
回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム4
の表面は、予め一次帯電用のスコロトロン5によって所
定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電され
た後、画像データに応じてレーザー光LBが走査露光さ
れることによって静電潜像が形成される。上記感光体ド
ラム4上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色
の現像器6Y、6M、6C、6BKを備えたロータリー
方式の現像装置6によって、例えば、感光体ドラム4の
帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナーによ
って反転現像され、所定の色のトナー像となる。尚、上
記感光体ドラム4上に形成されたトナー像は、必要に応
じて図示しない転写前帯電器によって帯電を受け、電荷
量が調整されるようになっている。
【0022】この実施の形態に係るデジタルフルカラー
複写機は、オイルレス方式の画像形成装置となってお
り、定着装置で離型剤としてのシリコンオイル等を使用
せずに、現像器6Y、6M、6C、6BKで使用するト
ナーに、ワックスを含有させることにより、定着時に当
該ワックスが溶融して離型作用を発揮することで、オフ
セット等を防止するようになっている。上記現像器6
Y、6M、6C、6BKで使用されるトナーとしては、
ワックスを含有するものであれば、任意の種類のものを
使用できるが、特に、トナー粒子の中心部に、ワックス
を包含させたトナーを用いるのが、離型性や発色性の向
上等の点で望ましい。
【0023】上記感光体ドラム4上に順次形成された各
色のトナー像は、当該感光体ドラム4の下部に配置され
た中間転写体としての中間転写ベルト7上に、第1の転
写手段としての1次転写ロール8によって互いに重ね合
わせた状態で順次転写される。この中間転写ベルト7
は、駆動ロール9、テンションロール10、2次転写手
段の一部を構成する対向ロールとしてのバックアップロ
ール11、従動ロール12によって、例えば、感光体ド
ラム4の周速と同一の移動速度で矢印方向に沿って回動
可能に支持されている。
【0024】上記中間転写ベルト7上には、形成する画
像の色に応じて、感光体ドラム4上に形成されるイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の4色のすべて又はその一部のトナー像が、一
次転写ロール8によって順次重ね合わせた状態で転写さ
れる。この中間転写ベルト7上に転写されたトナー像
は、所定のタイミングで2次転写位置へと搬送される記
録シート13上に、中間転写ベルト7を支持するバック
アップロール11と、当該バックアップロール11に圧
接する第2の転写手段の一部を構成する2次転写ロール
14の圧接力及び静電吸引力によって転写される。上記
記録シート13は、図2に示すように、複写機本体1の
下部に配置された複数の用紙カセット15、16、17
から、所定のサイズのものがフィードロール18及び分
離ロール対19によって1枚ずつ給紙される。給紙され
た記録シート13は、複数の搬送ロール対20及びレジ
ストロール21によって、所定のタイミングで中間転写
ベルト7の2次転写位置まで搬送される。そして、上記
記録シート13には、上述したように、2次転写手段と
してのバックアップロール11と2次転写ロール14と
によって、中間転写ベルト7上から所定の色のトナー像
が一括して転写されるようになっている。
【0025】また、上記中間転写ベルト7上から所定の
色のトナー像が転写された記録シート13は、中間転写
ベルト7から分離された後、搬送ベルト22によって定
着手段としての定着装置23へと搬送され、この定着装
置23の加熱ロール24及び加圧ロール25によって、
熱及び圧力でトナー像が記録シート13上に定着され、
本体排出ロール26によって複写機本体1の外部に設け
られた排紙トレイ27上に排出されてカラー画像の形成
工程が終了する。
【0026】さらに、上記記録シート13の両面に画像
を形成する場合には、上記の如く、片面にトナー像が定
着された記録シート13を、そのまま排紙トレイ27上
に排出せずに、定着装置23の下流側に設けられた切り
換えゲート28によって、記録シート13の搬送方向を
下方に切り換え、両面用の搬送経路29を介して、両面
トレイ30に記録シート13を一旦収容し、当該両面ト
レイ30内で記録シート13の表裏を反転した状態で、
再度、複数の搬送ロール対20及びレジストロール21
を介して、所定のタイミングで中間転写ベルト7の2次
転写位置まで搬送することにより、記録シート13の両
面にフルカラー画像を形成するようになっている。
【0027】なお、図2中、30は転写工程が終了した
後の感光体ドラム4の表面から残留トナーや紙粉等を除
去するための感光体用のクリーニング装置、31は中間
転写ベルト7の清掃を行うための中間転写ベルト用クリ
ーナー、32は2次転写ロール14の清掃を行うための
クリーナー、33は手差しトレイをそれぞれ示してい
る。また、中間転写ベルト用クリーナー31は、所定の
タイミングで中間転写ベルト7に対して接離するように
構成されている。さらに、上記感光体用のクリーニング
装置30及び中間転写ベルト用クリーナー31で回収さ
れたトナーは、回収トナーボックス34に集められて回
収されるようになっている。
【0028】図1は上記の如く構成されるデジタルフル
カラー複写機に用いられる定着装置を示すものである。
【0029】この定着装置23は、図1に示すように、
加熱ローラ24に加圧ローラ25が圧接するように配設
されており、これら加熱ローラ24と加圧ローラ25と
の間のニップ部35に、未定着トナー像Tを担持した記
録シート13を挿通させることによって、熱及び圧力で
トナー像Tを記録シート13上に定着するように構成さ
れている。上記定着ローラ24は、アルミや鉄等からな
る芯金36と、当該芯金36の表面に被覆されたシリコ
ンゴム等からなる弾性体層37と、当該弾性体層37の
表面に被覆されたPFA等からなる離型層28とから構
成されている。また、上記加熱ローラ24の内部には、
加熱源としてハロゲンランプ39が配置されており、当
該加熱ローラ24の表面を所定の温度に加熱するように
なっている。一方、上記加圧ローラ25は、アルミや鉄
等からなる芯金40と、当該芯金40の表面に加熱ロー
ラ24よりも薄く被覆されたシリコンゴム等からなる弾
性体層41と、当該弾性体層41の表面に被覆されたP
FA等からなる離型層42とから構成されている、な
お、上記加圧ローラ25の内部にも、必要に応じて、図
示しない加熱源としてハロゲンランプを配設しても良
い。
【0030】また、上記加熱ローラ24と加圧ローラ2
5との間に形成されるニップ部35の出口には、記録シ
ート13をこれら加熱ローラ24及び加圧ローラ25の
表面から剥離するための剥離爪43、44が配設されて
いる。これらの剥離爪43、44は、定着部の排出側に
上下に対向するように設けられた第1の上面ガイド部材
45と第1の下面ガイド部材46に、それぞれ取付けら
れている。また、上記第1の上面ガイド部材45と第1
の下面ガイド部材46の下流側には、記録シート13を
案内する第2の上面ガイド部材47と第2の下面ガイド
部材48とが、互いに対向するように配設されていると
ともに、当該第2の上面ガイド部材47及び下面ガイド
部材48には、加熱ローラ24と加圧ローラ25間のニ
ップ部35に最も近接した搬送ロール対49が装着され
ている。この搬送ロール対49は、記録シート13の搬
送位置が、加熱ローラ24と加圧ローラ25間のニップ
部35よりも若干低い位置に位置するように設定されて
いる。そのため、上記第1の上面ガイド部材45は、略
水平に配置されているのに対し、他方の第1の下面ガイ
ド部材46は、記録シート13をニップ部35よりも搬
送位置が低く設定された搬送ロール対49に記録シート
13を搬送するために、斜め下方に向けて配置されてい
る。
【0031】ところで、この実施の形態では、未定着ト
ナー像を記録シートに定着する定着手段と、前記定着手
段によって定着された記録シートを挟持搬送する搬送ロ
ール対を備えた画像形成装置において、前記定着手段の
ニップ部下流に最も近接する搬送ロール対は、前記記録
シートのトナー像側に位置するロールと、記録シートの
トナー像と反対側に位置するロールとを、所定の間隙を
介して非接触状態に配置するように構成されている。
【0032】また、この実施の形態では、前記搬送ロー
ル対のうち、記録シートのトナー像側に位置するロール
が、その表面がスポンジ状の部材からなるように構成さ
れている。
【0033】すなわち、この実施の形態では、図1に示
すように、定着装置23のニップ部35下流に最も近接
する搬送ロール対49が、記録シート13のトナー像T
側に位置するピンチロール50と、記録シート13のト
ナー像Tと反対側に位置する搬送ロール51とからな
り、これらピンチロール50と搬送ロール51は、所定
の間隙Gを介して非接触状態となるように配置されてい
る。上記搬送ロール51は、ピンチロール50よりも直
径が大きく設定されたゴム製のロール等からなり、図示
しない駆動手段によって矢印方向に沿って回転駆動され
るように構成されている。一方、上記ピンチロール50
は、表面がスポンジ状の部材からなるものであり、板バ
ネ部材52に回転自在に取付けられているとともに、当
該板バネ部材52は、第2の上面ガイド部材47に両端
部が支持固定されている。また、上記ピンチロール50
と搬送ロール51との間隙Gは、0.1mm以上に設定
されるが、図示の実施の形態では、間隙Gが1mmに設
定されている。
【0034】上記第2の上面ガイド部材47及び第2の
下面ガイド部材48は、図3に示すように、記録シート
13との接触面積を少なくするため、記録シート13の
搬送方方向に沿って設けられて多数のリブ47a、48
aを有している。また、上記搬送ロール51は、第2の
下面ガイド部材48のリブ48a間に、所定の間隔をお
いて複数(図示例では、4つ)配置されており、これら
の搬送ロール51は、駆動シャフト53に固着されてい
る。さらに、上記ピンチロール50は、第2の上面ガイ
ド部材47のリブ47a間に、搬送ロール51と対向す
るように所定の間隔をおいて複数(図示例では、4つ)
配置されており、これらのピンチロール50は、上述し
たように、第2の上面ガイド部材47に支持固定された
板バネ部材52に回転自在に取付けられている。
【0035】また、上記ピンチロール50と搬送ロール
51は、図1に示すように、搬送ロール51の真上にピ
ンチロール50が配設されている訳ではなく、ピンチロ
ール50は、所定の間隙Gを介して、搬送ロール51の
斜め下流側に若干ずれた位置に配設されている。上記ピ
ンチロール50と搬送ロール51とからなる搬送ロール
対は、互いに所定の間隙を介して非接触状態に配置され
ているため、記録シート13を挟持(ニップ)して搬送
するものではない。そのため、回転駆動されて搬送力を
備えた搬送ロール51が上流側に配設されており、定着
装置23のニップ部35を通過した記録シート13は、
第1の上面ガイド部材45及び下面ガイド部材46、並
びに第2の上面ガイド部材47及び下面ガイド部材48
によって案内されて搬送される間に、最初に搬送ロール
51と接触し、当該搬送ロール51との接触による摩擦
力によって搬送される。その際、上記記録シート13
は、何らかの原因によってピンチロール50に接触する
こともあるが、当該ピンチロール50は、回転自在に構
成されているため、記録シート13と接触した際に、当
該記録シート13との接触による摩擦力によって回転
し、記録シート13を搬送するようになっている。な
お、上記ピンチロール50と搬送ロール51とは、その
表面間の間隙Gが、前述したように、例えば1mmに設
定されている。したがって、記録シート13は、これら
ピンチロール50と搬送ロール51とによって挟持され
た状態で搬送されることはない。なお、図4中、52
a、52bは、板バネ部材52の第2の上面ガイド部材
47に取り付けるための取付部を示している。
【0036】上記個々のピンチロール50は、図4に示
すように、板バネ部材52の幅方向の両側に折り曲げら
れた軸支部54に回転自在に取付けられている。このピ
ンチロール50は、図5に示すように、合成樹脂製のシ
ャフト部材55の外周に、図6に示すように、厚肉の円
筒状に形成されたスポンジ状部材56を被覆することに
よって、ロール状に形成されている。上記シャフト部材
55は、図5に示すように、円筒状に形成されたシャフ
ト部57の両端部にフランジ部58を形成するととも
に、当該フランジ部58の両端に軸部59を突設させて
構成されている。なお、上記シャフト部57の軸部59
は、軸線S方向に沿って長さL1に設定されている。ま
た、スポンジ状部材56は、シリコン、ウレタン、EP
DM、クロロプレン、ポリエチレン、天然ゴム、ニトリ
ルゴム等の合成樹脂によって、弾性を有する多孔質状で
あるスポンジ状に形成されている。このスポンジ状部材
56は、例えば、シリコンやウレタン等の合成樹脂を発
泡成型することによって形成されるが、当該スポンジ状
部材56は、気泡が互いに独立した独立気泡型であって
も、気泡が互いに連続した連続気泡型であっても良い
が、その特性上、独立気泡型のものが望ましい。また、
上記スポンジ状部材56は、独立気泡型に形成した場
合、各気泡によって区分されるセルの数は、任意である
が、ある程度の弾性力を持たせるためには、1インチ当
たりのセル数が30〜80個程度であることが望まし
い。
【0037】また、上記スポンジ状部材56は、その密
度が0.060〜0.255[g/cm2 ]であること
が望ましい。
【0038】図7は上記スポンジ状部材56として、M
F80(ウレタン)、CFS(ウレタン)、EPDM、
シリコンの4種類の合成樹脂からなるものを試作し、各
スポンジ状部材56の密度、セル数、引っ張り強さ、伸
びを測定した結果を示すものである。なお、上記スポン
ジ状部材56の引っ張り強さと伸びは、JIS K62
51の加硫ゴムの引張試験方法に基づいて測定したもの
である。
【0039】図7において、CFS(ウレタン)からな
るスポンジ状部材56の密度は、0.072±0.00
5[g/cm2 ]であり、4種類の中では最も低く、ス
ポンジ状部材56の密度が0.060[g/cm2 ]未
満であると、変形量が大きく記録シート13にテンショ
ンが作用した場合などに、当該記録シート13がガイド
部材に接触するのを確実に防止することができず、望ま
しくない。一方、スポンジ状部材56の密度が0.25
5[g/cm2 ]を越えると、プラスティック製のロー
ルに特性が近くなり、ロール跡やこすれの発生を確実に
防止することが困難となり望ましくない。その結果、ス
ポンジ状部材56としては、その密度が0.060〜
0.255[g/cm2 ]の範囲であるのが望ましい。
なお、この実施の形態では、MF80(ウレタン)から
なるスポンジ状部材56を使用している。なお、上記M
F80(ウレタン)、CFS(ウレタン)は、共に、株
式会社イノアックコーポレーション社製のポリエステル
系の合成樹脂であるモルトブレン(商品名)を使用して
いる。
【0040】即ち、この実施の形態では、スポンジ状部
材56の密度を適宜設定することにより、定着部と本体
排出ロール26との速度差により、記録シート13にテ
ンションが作用し、スポンジ状部材56からなるピンチ
ロール50が弾性変形した状態であっても、当該スポン
ジ状部材56からなるピンチロール50の弾性復元力等
によって、記録シート13が定着部の排出側に設けられ
た上面ガイド部材47に接触しないように構成されてい
る。
【0041】以上の構成において、この実施の形態1に
係る画像形成装置では、次のようにして、OHPシート
やコート紙(厚紙)などの熱容量の大きい記録シートで
あっても鮮明な画像を得ることができるのは勿論のこ
と、定着直後の記録シートにロール等に接触することに
よるロール跡やこすれといった画質ディフェクトが発生
するのを効果的に防止することが可能となっている。
【0042】この実施の形態1に係るデジタルフルカラ
ー複写機では、図2に示すように、感光体ドラム4上に
画像データに応じた静電潜像を形成し、この感光体ドラ
ム4上に形成された静電潜像を、ロータリー現像装置6
の対応する色のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(BK)の現像器6Y、6M、6
C、6BKのいずれかで現像し、当該感光体ドラム4上
に形成されたトナー像を、中間転写ベルト7上に二次転
写する工程を必要に応じて繰り返し、中間転写ベルト7
上に所望の色のトナー像が多重に転写される。そして、
上記中間転写ベルト7上に多重に転写された所望の色の
トナー像は、記録シート13上に二次転写ロール14及
びバックアップロール11によって転写され、定着装置
23によって定着することにより、カラー画像などが形
成される。
【0043】その際、上記記録シート13としては、目
的や必要に応じて、OHPシートやコート紙(厚紙)な
どの熱容量の大きい記録シートが使用される。
【0044】ところで、上記デジタルフルカラー複写機
では、記録シート13として、OHPシートやコート紙
(厚紙)などの熱容量の大きい記録シートを使用した場
合に、トナーの発色が悪い画像やコールドオフセットが
発生するのを確実に防止するため、当該熱容量の大きい
記録シート13にトナー像を定着する際に、定着装置2
3の加熱ロール24の定着温度はそのままで、定着スピ
ードを普通紙に比べて遅く設定し、記録シート13に十
分な熱量を供給するように設定されている。
【0045】具体的には、普通紙の定着スピードが22
0mm/secであるのに対し、坪量が105gsm〜
162gsm程度の第1種の厚紙の場合には、定着スピ
ードが130mm/secであるのに対し、坪量が16
3gsm以上又はOHPシートの第2種の厚紙の場合に
は、定着スピードが60mm/secとなるように設定
されている。
【0046】また、上記デジタルフルカラー複写機で
は、記録シート13の鉛筆やボールペン等による加筆性
や、粘着テープ等の接着性などを考慮して、定着装置2
3では、シリコンオイル等の離型剤を使用せずに、ロー
タリー現像装置6の現像器内のトナーにワックスを含有
させ、定着装置23における離型性を担保するように構
成されている。なお、上記定着装置23は、離型剤とし
てではなく、ロールの磨耗対策のため、オイル量検出装
置でも検出できない程度の極微量のオイルを塗布するも
のであっても勿論よい。
【0047】そのため、OHPシートやコート紙(厚
紙)などの熱容量の大きい記録シート13に、フルカラ
ーの画像を形成する場合など、当該記録シート13は、
定着装置23において60mm/sec等の非常に遅い
定着スピードで搬送されつつ、加熱・加圧されて定着処
理を受けるため、定着装置23のニップ部35を通過し
た後でも、記録シート13は十分な熱量を有しており、
ニップ直後の溶融状態に近いトナー像Tの表面には、低
粘度のワックス層が比較的多く塗布された状態となって
いる。
【0048】ところで、このデジタルフルカラー複写機
の定着装置23では、図1及び図8に示すように、当該
定着装置23のニップ部35下流に最も近接する搬送ロ
ール対49は、記録シート13のトナー像T側に位置す
るピンチロール50と、記録シート13のトナー像Tと
反対側に位置する搬送ロール51とが、所定の間隙Gを
介して非接触状態となるように配置されている。そのた
め、上記定着装置23のニップ部35を通過した後の記
録シート13は、当該ニップ部35下流に最も近接する
搬送ロール対49によって挟持した状態で搬送されるこ
とはなく、しかも、ピンチロール50は、その表面がス
ポンジ状の部材によって構成されているので、仮に、記
録シート13がピンチロール50に接触したとしても、
当該記録シート13にロール跡やこすれといった画質デ
ィフェクトが発生するのを効果的に防止することがで
き、OHPシートやコート紙(厚紙)などの熱容量の大
きい記録シート13においても、高画質のフルカラー画
像を形成することができる。
【0049】次に、本発明者らは、本発明の効果を確認
するため、定着装置23のニップ部35下流に最も近接
する搬送ロール対49のうち、ピンチロール50の材質
を、プラスティックであるPOM(ポリオキシメチレ
ン)と、MF80(ウレタン)とに選定するとともに、
当該ピンチロール50と搬送ロール51との間隙(ギャ
ップ)Gを、0mm(接触)、0.1mm、1mmに設
定した定着装置23を試作し、各定着装置23におい
て、コート紙からなる記録シート13に定着スピード6
0mm/secで定着処理を施した場合に、記録シート
13にロール跡やこすれといった画質ディフェクトが発
生するか否かを確認する実験を行った。
【0050】図9は上記実験の結果を示す図表である。
なお、図9は定着直後のロール跡の結果を示すものであ
る。
【0051】図9から明らかなように、ピンチロール5
0と搬送ロール51との間隙(ギャップ)Gを、0mm
に設定した場合、つまりピンチロール50と搬送ロール
51とを互いに接触させた場合には、ピンチロール50
の材質を、プラスティックであるPOM(ポリオキシメ
チレン)と、スポンジ状部材であるMF80(ウレタ
ン)に選定したもの、いずれもロール跡やこすれといっ
た画質ディフェクトが発生してしまい不可であった。
【0052】これに対して、ピンチロール50と搬送ロ
ール51との間隙(ギャップ)Gを、0.1mmに設定
した場合には、ピンチロール50としてPOM(ポリオ
キシメチレン)製のものを使用すると、ロール跡やこす
れといった画質ディフェクトが発生するものの、従来に
比較して改善の効果がみられ、実機で採用可能な程度の
△であったが、スポンジ状部材であるMF80(ウレタ
ン)を使用した場合には、ロール跡やこすれといった画
質ディフェクトが大幅に減少し、満足のいく程度の○と
なった。
【0053】さらに、ピンチロール50と搬送ロール5
1との間隙(ギャップ)Gを、1mmに設定した場合に
は、ピンチロール50としてPOM(ポリオキシメチレ
ン)製のものを使用すると、ロール跡やこすれといった
画質ディフェクトが若干発生するものの、満足のいく程
度の○となり、スポンジ状部材であるMF80(ウレタ
ン)を使用した場合には、ロール跡やこすれといった画
質ディフェクトが、ほんど100%程度発生せず、非常
に満足のいく◎となることが確認できた。
【0054】実施の形態2図10はこの発明の実施の形
態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分
には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2
では、排出ロール対の近傍に、記録シート上に定着され
たトナー像を冷却するための送風手段を備えるように構
成されている。
【0055】すなわち、この実施の形態2では、図10
に示すように、排出ロール対49の近傍であって、当該
排出ロール対49の下流側、本体排出ロール26との間
に、記録シート13上に定着されたトナー像Tを強制的
に冷却するための送風手段としての送風ファン70が設
けられている。この送風ファン70は、できるだけ、デ
ジタルフルカラー複写機本体1外の冷えた空気を導入し
て、記録シート13上に定着されたトナー像Tに向けて
送風するように構成するのが望ましく、当該送風ファン
70の送風量などは、適宜設定される。
【0056】このように、排出ロール対49の近傍であ
って、当該排出ロール対49の下流側、本体排出ロール
26との間に送風ファン70を設ける理由は、次の通り
である。つまり、前記実施の形態1のように、ピンチロ
ール50と搬送ロール51との間に、所定の間隙(ギャ
ップ)Gを設定し、これらピンチロール50と搬送ロー
ル51とを非接触状態とすることによって、定着装置2
3のニップ部35を通過した記録シート13が十分冷え
きらないうちに、ピンチロール50と接触することによ
るロール跡やこすれといった画質ディフェクトの発生を
効果的に防止することができるものの、当該記録シート
13が十分冷えきらないうちに、本体排出ロール26に
挟持されつつ搬送されると、やはり、ロール跡やこすれ
といった画質ディフェクトが発生する虞れがある。
【0057】そこで、この実施の形態2では、排出ロー
ル対49の近傍であって、当該排出ロール対49の下流
側、本体排出ロール26との間に送風ファン70を設け
ることによって、ピンチロール50と搬送ロール51と
を通過した記録シート13上のトナー像Tを、送風ファ
ン70からの送風によって強制的に冷却し、十分冷えき
らない記録シート13が、本体排出ロール26によって
挟持搬送されることによるロール跡やこすれといった画
質ディフェクトの発生を防止することにある。
【0058】次に、本発明者らは、上記実施の形態2の
効果を確認するため、図10に示すような定着装置を試
作し、送風ファン70の有無によって、排出時の記録シ
ート13の表面温度がどのように変化するかを、赤外線
温度計を用いて測定する実験を行なった。なお、記録シ
ート13としては、コート紙:ミラーコートプラチナA
3 V589(富士ゼロックス社製)と、OHPシー
ト:FX V516(富士ゼロックス社製)とを用い
た。
【0059】図11は上記実験の結果を示すものであ
る。
【0060】この図11から明らかなように、記録シー
ト13として、コート紙とOHPシートともに、排出時
の表面温度が約17〜21℃程度低くなり、送風ファン
70を設けることによって、排出時の記録シート13の
表面温度を十分低下させることができ、記録シート13
が十分冷えきらないうちに、本体排出ロール26に挟持
されつつ搬送されることによるロール跡やこすれといっ
た画質ディフェクトが発生するのを防止することができ
る。
【0061】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、OHPシートやコート紙(厚紙)などの熱容量の大
きい記録シートであっても鮮明な画像を得ることができ
るのは勿論のこと、定着直後の記録シートにロール等に
接触することによるロール跡やこすれといった画質ディ
フェクトが発生するのを効果的に防止することが可能な
画像形成装置をを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置に用いられる定着装置を示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置としてのデジタルカラー複写機を示す構成図であ
る。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置に用いられる定着装置の要部を示す斜視構成図で
ある。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置に用いられる定着装置のピンチロールを示す斜視
図である。
【図5】 図5はピンチロールのシャフト部材を示す斜
視図である。
【図6】 図6はピンチロールのスポンジ状部材を示す
斜視図である。
【図7】 図7は実験結果を示す図表である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形
成装置に用いられる定着装置の要部を示す構成図であ
る。
【図9】 図9は実験結果を示す図表である。
【図10】 図10はこの発明の実施の形態2に係る画
像形成装置に用いられる定着装置を示す概略構成図であ
る。
【図11】 図11は実験結果を示す図表である。
【符号の説明】
13:記録シート、23:定着装置、24:加熱ロー
ラ、25:加圧ローラ、35:ニップ部、45:第1の
上面ガイド部材、46:第1の下面ガイド部材、47:
第2の上面ガイド部材、48:第2の下面ガイド部材、
49:搬送ロール対、50:ピンチロール、51:搬送
ロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA01 AA45 BA10 BA16 BA25 BA29 BA58 BB01 BB03 BB06 BB18 BB28 BB37 BB38 CA16 CA36 2H072 AB06 CA01 JA02 3F049 AA01 AA07 CA16 DA11 DA12 EA13 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着トナー像を記録シートに定着する
    定着手段と、前記定着手段によって定着された記録シー
    トを挟持搬送する搬送ロール対を備えた画像形成装置に
    おいて、前記定着手段のニップ部下流に最も近接する搬
    送ロール対は、前記記録シートのトナー像側に位置する
    ロールと、記録シートのトナー像と反対側に位置するロ
    ールとを、所定の間隙を介して非接触状態に配置したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記未定着トナー像を形成するトナーに
    は、ワックスが含まれることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ロール対のうち、記録シートの
    トナー像側に位置するロールは、その表面がスポンジ状
    の部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記スポンジ状の部材からなるロール
    は、密度が0.060〜0.255[g/cm2 ]であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送ロール対は、ロール間の間隙が
    0.1mm以上であることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段は、定着部と用紙排出部と
    の速度差により、記録シートにテンションが作用し、ス
    ポンジ状の部材からなるロールが弾性変形した状態であ
    っても、当該スポンジ状の部材からなるロールの弾性復
    元力によって、記録シートが定着部の排出側に設けられ
    た上面ガイド部材に接触しないように構成したことを特
    徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記排出ロール対の近傍に、記録シート
    上に定着されたトナー像を冷却するための送風手段を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の画像形成装置。
JP2001210662A 2001-07-11 2001-07-11 画像形成装置 Pending JP2003020149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210662A JP2003020149A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001210662A JP2003020149A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003020149A true JP2003020149A (ja) 2003-01-21

Family

ID=19046094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001210662A Pending JP2003020149A (ja) 2001-07-11 2001-07-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003020149A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062970A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc シート搬送装置と画像形成装置
US7228087B2 (en) 2004-12-27 2007-06-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing unit with air blowing apparatus
JP2007217113A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2014009062A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kyocera Document Solutions Inc シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2015166275A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置
CN110750040A (zh) * 2018-07-24 2020-02-04 富士施乐株式会社 引导结构、定影装置以及图像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7228087B2 (en) 2004-12-27 2007-06-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing unit with air blowing apparatus
JP2007062970A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Canon Inc シート搬送装置と画像形成装置
JP4514221B2 (ja) * 2005-08-31 2010-07-28 キヤノン株式会社 シート搬送装置と画像形成装置
JP2007217113A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4636440B2 (ja) * 2006-02-16 2011-02-23 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2014009062A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kyocera Document Solutions Inc シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2015166275A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置
CN110750040A (zh) * 2018-07-24 2020-02-04 富士施乐株式会社 引导结构、定影装置以及图像形成装置
CN110750040B (zh) * 2018-07-24 2024-02-13 富士胶片商业创新有限公司 引导结构、定影装置以及图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4558307B2 (ja) 定着装置、及び画像形成装置
EP1580621B1 (en) Image fixing apparatus and image forming apparatus
JP2007034068A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007171372A (ja) 定着装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2009271517A (ja) 画像形成装置、及び定着部クリーニング方法
JP4528258B2 (ja) 画像形成装置
JPH05165350A (ja) 定着装置
JP2013120374A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2003020149A (ja) 画像形成装置
JP2001331043A (ja) 画像形成装置及び定着装置
JP4466295B2 (ja) 画像形成装置
JP6540030B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2007133327A (ja) 画像形成装置
JP2002214957A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5893968B2 (ja) 定着装置およびそれを備える画像形成装置
US8958734B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
CN106483805B (zh) 定影装置和图像形成设备
CN106556998B (zh) 定影装置和图像形成装置
JP2004151269A (ja) 画像形成装置
JP2003223024A (ja) 転写材搬送装置及び画像形成装置
JP2013120378A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4682570B2 (ja) 画像形成装置
JP5503210B2 (ja) 画像形成装置
JP7224867B2 (ja) 画像形成装置
JP2003295661A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20050509