JP2015166275A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を搬送する搬送ローラーを冷却すると共に、ガイド部材の切欠き部での用紙の引っかかりを防止する。
【解決手段】用紙搬送装置300Aには、画像形成装置100で画像が形成された用紙が搬送される。用紙搬送装置300Aは、用紙を搬送する搬送ローラー332、用紙をガイドするガイド部材310、搬送ローラー332及び切欠き部324を冷却する冷却ファン350、風の分配比率を切り替える切り替え板336を備える。冷却ファン350の排風経路Raの位置には、搬送ローラー332及びガイド部材310が配置される。ガイド部材の切欠き部324にはコロ330が配置される。切り替え板336である分配手段は、主制御装置72の制御に応じて、冷却ファン350からの気流を搬送ローラー332に向かう気流と、切欠き部324に向かう気流に分配制御する。気流の分配は、用紙の厚みや用紙のカール方向に基づいて行われる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置により画像が形成された用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。
画像形成システムは、トナー像を加熱により用紙に定着処理して画像を形成する電子写真方式の画像形成装置と、画像が形成された用紙を後処理する後処理装置などで構成されている。後処理装置としては、画像が形成された用紙のカールを補正するデカール機能や製本機能、パンチ機能などの各種機能を備えたものが開発されている。
画像形成装置では、画像形成部において用紙にトナー像を転写した後、トナー像が転写された用紙を定着装置において加熱、加圧処理することで、用紙にトナー像を定着させている。この定着処理では、用紙が定着装置により加熱されるため、かかる用紙を連続搬送すると、搬送ローラーに熱が蓄積されて、用紙表面のワックス(コーティング)が搬送ローラーの熱により溶融して固化せず、ワックスムラが発生するという問題がある。そのため、画像形成装置や後処理装置において、用紙や用紙経路を冷却する必要がある。
以下に示す特許文献1〜4には、用紙や搬送ローラー等の冷却を行う機能を備えた画像形成装置等が種々提案されている。具体的には、特許文献1には、用紙のサイズ検知機構及び冷却領域変更機構を設けるとことなく、定着部で用紙の通過しない領域のみを冷却する画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、定着部の用紙搬送方向の下流部分に発生する気流の風量を制御する風量制御手段を設け、用紙が定着部を通過しているか否かに応じて風量制御手段が風量を調整して用紙にカールが発生しないようにする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、搬送路中の用紙に吹き付ける冷却用空気の風量を搬送ローラーの位置に応じて制御することにより、用紙の折れ、破損、ジャムを防止する画像形成装置が記載されている。
特許文献4には、搬送ローラーが加熱によりその外径が変化して、搬送速度が変化するのを防止するために、搬送ローラーを冷却するファンを設けて、搬送ローラーの温度を一定に保つシート搬送装置が記載されている。
特開2003−202765号公報 特開2013−88476号公報 特開2011−81101号公報 特開2001−341889号公報
ところで、用紙経路に設けられるガイド部材においては、用紙の搬送時に、用紙がガイド面に接触してスクラッチが発生する場合がある。特に高価なコート紙を用いた場合にスクラッチ等が顕著に発生することが知られている。そこで、ガイド部材に形成した切欠き部にコロを設けて、ガイド面から用紙を浮かすことにより、用紙がガイド部材に接触しないようにしてスクラッチを防止している。しかし、コシの弱い用紙を用いた場合、用紙が垂れたり、折れ曲がったりしやすいので、ガイド面のコロ用切欠き部に用紙の先端が引っかかり、搬送不良、即ち、ジャムが発生してしまう。そのため、搬送不良を防止するために、用紙の姿勢を一定に保持する必要がある。
しかしながら、上述した特許文献1〜4は、定着部や搬送路(搬送ローラー)などの冷却について提案をしているが、搬送ローラーの冷却との関係で、ガイド部材のコロ用切欠き部に用紙が引っかかることを防止する点については何ら提案していない。
そこで、本発明は、画像形成システムにおいて、搬送ローラーを冷却すると共に、ガイド部材の切欠き部での用紙の引っかかりを防止できる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本願の第1発明は;画像形成装置(100)から出力された用紙を搬送する用紙搬送装置(300)において、;冷却ファン(350)と;前記用紙を搬送する搬送ローラー(332)と;コロ(330)用の切欠き部(324)を有し、前記用紙の搬送をガイドするガイド部材(310)と;前記冷却ファン(350)からの気流を、前記搬送ローラー(332)に向かう第1の気流と前記切欠き部(324)に向かう第2の気流に分配する分配手段(336)と;前記分配手段(336)による前記第1の気流と前記第2の気流の分配比率を制御する制御手段(72)とを備えたことを特徴とする用紙搬送装置である。なお、括弧内の参照符号は、実施例との対応関係を単に示すものであり、本発明を特定実施例の構成に限定するものではない。
本願の第2発明は、前記冷却ファン及び前記分配手段が前記用紙の搬送経路に対して上側、下側又は上側及び下側の両方に設けられたことを特徴とする。本願の第3発明は、前記冷却ファンからの気流を分配する分配手段が、回動自在に設置された切り替え板であることを特徴とする。
本願の第4発明は、前記制御手段が、前記用紙の種類に応じて前記冷却ファンからの気流の前記分配比率を制御することを特徴とする。
本願の第5発明は、前記搬送ローラーの温度を検知する温度検知手段を更に備え、前記制御手段は、前記温度検知手段により検知された前記搬送ローラーの温度が所定温度以上になったと判断すると、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする。本願の第6発明は、前記制御手段は、前記第2の気流に対する前記第1の気流の前記分配比率を増やすことで、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする。本願の第7発明は、前記制御手段は、前記冷却ファンからの気流を増やすことで、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする。
本願の第8は、所定期間中に発生したジャムの回数をカウントするカウント手段を更に備え、前記制御手段は、前記カウント手段により所定回数以上のジャムがカウントされたと判断すると、前記冷却ファンの風量を所定量だけ増加させることを特徴とする。本願の第9発明は、前記制御手段は、前記切欠き部への前記冷却ファンの気流の分配比率を増やすことを特徴とする。
よって、本願の第1発明によれば、冷却ファンからの気流を搬送ローラーに向かう第1の気流と切欠き部に向かう第2の気流に分配するので、冷却ファンの風を搬送ローラーの冷却及び用紙の姿勢制御に効率的に利用できる。よって、用紙を連続搬送した際に用紙の熱が搬送ローラーに蓄積されてワックスムラによる画像不良を防止できると共に、ガイド部材の切欠き部に用紙の先端が引っかかることによるジャムを防止できる。さらに、冷却ファンからの気流を搬送ローラー及び切欠き部の間で分配する分配手段を制御手段により制御するので、用紙搬送装置への用紙の種類や搬送ローラーの蓄熱に応じた制御を効率的に行える。
本願の第2発明によれば、冷却ファン及び分配手段を搬送経路に対し上側、下側、又は上下の両側のいずれにも配置できるので、用紙搬送装置の機械的自由度が増す。また、冷却ファンを搬送ローラーの上下の両側に配置することにより、搬送ローラーの冷却効率を高めることができる。本願の第3発明によれば、冷却ファンからの気流を分配する分配手段は、切り替え板であるため、気流の分配比率を任意の比率に自由に制御できる。また、用紙の端部が切欠き部と反対方向にカールしている場合には、用紙が切欠き部に引っかからないので、分配手段がシャッターであると、冷却ファンからの全風量を搬送ローラーの冷却に効率的に使用できる。
本願の第4発明によれば、用紙の種類、例えば、用紙の厚さである坪量に応じて、冷却ファンからの気流の分配比率を制御できるため、用紙の種類に応じた効果的な制御が可能となる。
本願の第5発明、第6発明および第7発明によれば、搬送ローラーの温度が所定温度以上になったときに、効果的に搬送ローラーの温度を下げることができる。また、本願の第8及び第9発明によれば、特定のジャムが所定回数発生した際に、切欠き部への風量を増やすので、かかるジャムを効果的に抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像像形成システムの構成例を模式的に示す図である。 本発明の画像形成システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施例における用紙搬送装置の構成例を示す図である。 本発明の用紙搬送装置に用いるガイド部材の斜視図である。 本発明の用紙搬送装置に用いるガイド部材に搬送ローラー及びコロを取り付けた場合の斜視図である。 用紙のカールが下向きの場合における、用紙の厚み、搬送ローラーの蓄積熱量、切欠き部の影響及び風量の関係例を示す図である。 用紙のカールが下向きの場合における、用紙の厚み、搬送ローラーへの風量及び切欠き部への風量の関係例を示す図である。 用紙のカールの向きが上向きの場合における、用紙の厚み、搬送ローラーへの風量及び切欠き部への風量の関係例を示す図である。 本発明の用紙搬送装置の第1実施例における用紙が薄く、かつ、用紙のカールが下向きである場合の用紙搬送装置の動作例を説明するための図である。 本発明の用紙搬送装置の第1実施例における用紙が厚く、かつ、用紙のカールが下向きである場合の用紙搬送装置の動作例を説明するための図である。 本発明の用紙搬送装置の第1実施例における用紙のカールが上向きである場合の用紙搬送装置の動作例を説明するための図である。 本発明の第2実施例における用紙搬送装置の構成例を示す図である。 本発明の第3実施例における用紙搬送装置の構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成システムの構成例]
図1は、本発明に係る画像形成システム500の構成の一例を示す模式的な図である。画像形成システム500は、画像形成装置100と、画像形成装置100の用紙搬送方向Dの下流側に接続された後処理装置200とを備えている。
画像形成装置100の構成の一例は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を、搬送ローラー等により装置本体102の画像読取部90に送り出す。
装置本体102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、中間転写ベルト8と、用紙Pがセットされる給紙部20A、20Bと、レジスト・ユニット150と、定着部44と、自動用紙反転搬送ユニット60とを備えている。操作表示部70は、操作部と表示部とが組み合わされたタッチパネルと、スタートボタンや数字ボタン等を含むハードキーとを有している。操作表示部70のタッチパネルは、用紙サイズや厚み(坪量)等の画像形成条件等を受け付ける入力画面(メニュー画面)を表示したり、入力画面において選択された位置情報を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台上に載置された原稿、または自動原稿搬送部80により搬送された原稿を走査露光装置の光学系により走査露光し、走査した原稿の画像をイメージ・センサにより光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/デジタル変換処理、シューディング補正及び画像圧縮処理等行われた後に画像形成部10に出力される。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。この例では、それぞれ共通する機能については、参照符号の後ろに形成する色を示すY、M、C、Kを付して図示し、以下の説明では、色を表すアルファベットを省略する。各画像形成ユニット10は、感光体ドラム1と、その周囲に配置される帯電器2、露光部(光書込み部)3、現像器4及びクリーニング部6を有している。
二次転写ローラー34では、中間転写ベルト8上に転写されたトナー像が、レジスト・ローラー対32により搬送されてくる用紙の表面に一括転写される。転写された用紙は、用紙搬送方向Dの下流側の定着部44に搬送される。定着部44は、加圧ローラーと加熱ローラーとを有し、二次転写ローラー34でトナー像が転写された用紙に加圧、加熱処理を行うことにより用紙表面のトナー像を定着させる。
定着部44からの用紙は、熱を帯びており、搬送路切り替え部48及び排紙ローラー46を介して、後段の後処理装置200に搬送される。搬送路切り替え部48は、印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。画像形成装置100の上述の各構成要素の構造と動作は、既知であるため、これ以上の説明を省略する。
後処理装置200は、本発明に係る用紙搬送装置300と、貯水槽220からの水を用紙に付与する用紙加湿装置210と、第1デカール部230と、第2デカール部240と、除水部250と、用紙を排出する排紙搬送部260とを有している。用紙搬送装置300以外の構成及び動作は既知であるので、詳細な説明を省略する。また、図1の例では、後処理装置200として加湿式デカール機構を備えたものについて説明したが、これに限定されるものではない。
用紙搬送装置300は、図1において、後処理装置200内の入力段(用紙搬送方向Dの上流側)に配置されているが、画像形成装置100内でその出力段(用紙搬送方向Dの下流側)に配置されもよいし、画像形成装置100と後処理装置200との間に独立した装置として配置されてもよい。いずれにしても、本発明の用紙搬送装置300が、カール矯正部などの後処理装置200の前段に配置されていればよい。
[画像形成システムのブロック構成例]
図2は、画像形成システム500の機能構成の一例を示すブロック図である。画像形成システム500は、システム全体の動作を制御する主制御装置72を備えている。この主制御装置72は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などのメモリ、ハードディスクなどの記憶装置、入出力インタフェース、カウント手段72aなどで構成されている。主制御装置72には、画像形成装置100の操作表示部70等の各構成部や、後処理装置200等が接続されている。なお、主制御装置72は、後処理装置200や用紙搬送装置300内に設けることもできる。
この例では、主制御装置72は、画像形成装置100内に配置されており(図1参照)、メインの制御装置として後処理装置200内の制御装置(図示省略)と連動しながら各種処理を実行する。例えば、主制御装置72は、図2に示すように、操作表示部70において設定された用紙の種類などの画像形成条件に応じて、ROMに予め記録されたプログラムを実行することにより、ローラー冷却用や用紙姿勢調整用の気流の分配比率制御や風量制御、後処理及び画像形成処理等の機能を実現する。用紙の種類としては、例えば、用紙の厚みや用紙サイズ等が挙げられる。
[第1実施例の全体的構成(用紙搬送装置の構成例)]
図3は、第1実施例に係る用紙搬送装置300Aの構成の一例を説明するための図である。図3に示すように、用紙搬送装置300Aは、一対の搬送ローラー332,344と、一対のガイド部材310,340と、コロ330と、コロ用の切欠き部324(図4参照)と、切り替え板336とを備えている。本例では、ガイド部材310及びガイド部材340によって用紙が搬送される搬送経路Rが構成される。
図4は、ガイド部材310の構成例を示す斜視図である。図5は、ガイド部材310に搬送ローラー332及びコロ330を取り付けた状態の斜視図である。図4に示すように、ガイド部材310は、両側端部が折り曲げられたアルミニウムなどの金属で構成され、これら折り曲げ部320には、本体に取り付けるためのねじ穴322が設けられている。また、ガイド部材310は、その長軸に沿って、平面に複数の切欠き部324と、細長い開口326及び328とを有している。
ここで、画像形成装置100から搬送された用紙は、ガイド部材310のガイド面を通過するため、用紙がガイド部材310のガイド面に接触して用紙搬送方向Dに向かって移動すると、用紙にスクラッチが生じる。このスクラッチを防止するために、図5に示すように、複数の切欠き部324の各々にコロ330を配置し、ガイド面から用紙を浮かしている。なお、ガイド面とは、ガイド部材310においてガイド部材340と対向する側の面をいう。コロ330は、例えば、ゴム製の円筒部材であり、冷却ファン350からの風が通過する排風経路Ra上の位置に配置されている(図3参照)。コロ330は、その上部がわずかにガイド面から突出するように、回転可能な状態で配置されている。なお、切欠き部324とコロ330との間には、間隙があり、本実施例では、この間隙を通して冷却ファン350から出る風を用紙に当てている。
搬送ローラー332は、冷却ファン350の排風経路Ra上の位置であって(図3参照)、ガイド部材310の細長い開口326に配置される。搬送ローラー332は、外周が弾性部材で覆われた円筒部材であり、図5に示すように、搬送ローラー332の上部がガイド面から突出するように、回転可能な状態で配置されている。この搬送ローラー332は、図2に示した主制御装置72により回転が制御される電動モータ(図示せず)によって回転する。同様に、ガイド部材310の細長い開口328には、補助ローラー334が、上部がガイド面から突出するように、回動可能な状態で配置されている。
図3に戻り、切り替え板336は、コロ330及び搬送ローラー332の間であって、ガイド部材310の裏面側に回転軸338を介して回動可能に取り付けられている。よって、切り替え板336は、主制御装置72の制御に応じてステッピング・モーターなどの駆動手段(図示せず)により、回転軸338を中心にフラップのように回動する。また、切り替え板336は、搬送ローラー332の回転軸338に平行に延びて設けられると共に、側断面形状が先端に向かって先細った細長の略三角形状からなる。このような構成により、切り替え板336は、冷却ファン350からの気流を搬送ローラー332に向かう気流(第1の気流)と、切欠き部324に向かう気流(第2の気流)とに分配する。
ガイド部材340は、ガイド部材310に対して所定の間隔をあけて対向するように配置されている。ガイド部材340は、図4に示した細長い開口326に対応する細長い開口342を有している。搬送ローラー344は、開口342に搬送ローラー332と接触するように配置されている。搬送ローラー344は、外周が弾性部材で覆われた円筒部材であり、回動可能な状態で配置されている。
冷却ファン350は、搬送ローラー332、コロ330及び切り替え板336の下方に設けられている。冷却ファン350は複数のファンで構成され、複数の冷却ファン350が用紙搬送方向Dと直交する方向に所定間隔を隔てて並列配置されている。この例では、例えば3個の冷却ファン350が配置される。冷却ファン350の回転は、主制御装置72により制御される。
また、本例では、切り替え板336が冷却ファン350の気流を分配した際に、搬送ローラー332及び切欠き部324に当たる風量が所定の分配比率となるように、冷却ファン350、搬送ローラー332、切欠き部324及び切り替え板336の位置関係が設定されている。
このような構成により、搬送ローラー332に向かう冷却ファン350からの気流(風)によって搬送ローラー332を冷却できるため、上述のワックスムラによる画像不良を防止できる。また、切欠き部324に向かう冷却ファン350からの気流は、切欠き部324及びコロ330の間の隙間を介してガイド部材310の上面に吹き抜ける。これにより、用紙をガイド部材310から上方に持ち上げて用紙の姿勢制御を行うので、この用紙の先端が切欠き部324に引っかかって角折れするのを防ぎ、用紙へのスクラッチを防止できる。このように、冷却ファン350からの排風は、搬送ローラー332の冷却と用紙の姿勢制御の両方に利用される。
[用紙の厚みの影響とカールの向き]
図6は、用紙の厚み、搬送ローラー332の蓄積熱量、切欠き部324の影響及び風量の関係例を示す図である。図7は、用紙の厚み、搬送ローラー332への風量及び切欠き部324への風量の関係例を示す図である。つまり、図6の要点をまとめたものである。なお、図6及び図7では、用紙のカールの向きが下側である場合を前提としている。また、用紙の厚みは、一般に「坪量」で表すことができる。
用紙の厚みが薄い場合、即ち坪量が小さい場合、図6及び図7に示すように、画像形成装置100の定着部44にて用紙に蓄積される熱量が少ないため、加熱された用紙から搬送ローラー332に伝わる熱量も少ない。よって、搬送ローラー332に蓄積される熱量も少ないため、搬送ローラー332を冷却するための風量(冷却風量)も少量でよい。一方、用紙が薄いと、用紙のコシが弱いので、用紙の先端がコロ330及び切欠き部324の隙間に引っかかりやすくなるため、用紙の姿勢制御のための風量を多くする必要がある。
用紙の厚みが厚い場合、即ち坪量が大きい場合、図6及び図7に示すように、画像形成装置100の定着部44にて用紙に蓄積される熱量が多いため、加熱された用紙から搬送ローラー332に伝わる熱量も多い。よって、搬送ローラー332に蓄積される熱量も多くなるため、冷却ファン350からの冷却風量を多量にする必要がある。一方、用紙が厚いと、用紙のコシが強いので、用紙の先端がコロ330及び切欠き部324の隙間に引っかかりにくいため、用紙の姿勢制御のための風量は少量でよくなる。
主制御装置72は、操作表示部70等で設定された用紙の厚み(坪量)と予め設定された基準となる基準厚み(基準坪量)とを比較することにより、使用する用紙が厚いか、薄いかを判断することができる。基準厚み情報等は、主制御装置72の記憶部に記憶することができる。
ここで、冷却ファン350からの気流の切り替え制御においては、用紙の厚み以外にも用紙のカールの向きを風量制御の条件として考慮しなければならない場合がある。用紙のカールの向きは、片面印刷か両面印刷かによっても変わるし、画像形成装置100における用紙の搬送経路や機械の特性によっても変わる。第1実施例において、用紙の端部のカール方向が上向きの場合、用紙の先端部はコロ330及び切欠き部324の隙間に引っ掛かりにくい。そのため、この場合には、用紙のカール方向が下向きの場合とは異なる方法で、切り替え板336の切り替え制御が行われる。
図8は、用紙のカールの向きが上向きの場合における、用紙の厚み、搬送ローラー332への風量及び切欠き部324への風量の関係例を示す図である。図8に示すように、用紙のカールが上向きの場合、用紙の切欠き部324等への引っ掛かりが発生しにくいため、用紙の厚さに関わらず、切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)をゼロにし、全風量を搬送ローラー332に向ける様に(全風量を冷却風量として利用する様に)、切り替え板366の切り替え制御が行われる。
排出時の用紙のカール方向がどうなるかの情報(カール方向情報)は、片面印刷及び両面印刷や機械特性、搬送経路、紙種等の各種条件に基づいて決定される。主制御装置72の記憶部には、印刷面や機械特性等の情報とカール方向情報とが対応付けられた変換テーブルが予め記憶されている。カール方向情報には、上向き、下向き、カールなし等の情報が含まれる。変換テーブルに記憶するカール方向情報等は、工場出荷前に、種々の印刷設定における実際の動作を確認して求めることができる。
主制御装置72は、操作者によって操作表示部70で印刷条件が設定されると、操作表示部70で設定された印刷条件情報に基づいて変換テーブルを参照することで、画像形成装置100の排出時の用紙のカール方向を判断することができる。なお、カール方向情報等は、出荷後に実際の画像形成装置100から排紙された用紙のカール方向を確認することで取得し、この取得したカール方向情報を操作表示部70で直接設定することもできる。
このように、用紙の先端がコロ330及び切欠き部324の隙間に引っかかり易いか否かは、用紙の厚みと、カールの向きとの関係で決まる。用紙にカールが発生していない場合やカールが小さい場合には、カール方向を考慮することなく、用紙の厚み等の情報に基づいて風量制御を行えば良い。なお、上述の説明では、用紙のサイズを考慮しなかったが、必要に応じて、用紙サイズを考慮してもよい。本発明は、これらの関係を考慮して、用紙搬送装置300Aを制御する。
[第1実施例の動作]
図9は、用紙が薄く、かつ、用紙のカールが下向きである場合における用紙搬送装置300Aの動作例を説明するための図である。図10は、用紙が厚く、かつ、用紙のカールが下向きである場合における用紙搬送装置300Aの動作例を説明するための図である。図11は、用紙のカールが上向きである場合における用紙搬送装置300Aの動作例を説明するための図である。
画像を形成する場合、操作者は、操作表示部70により、片面印刷か両面印刷か、用紙の厚み、即ち、坪量などの印刷条件を設定する。これら設定情報は、操作表示部70から主制御装置72に伝送され、所定のプログラムにより処理されて、用紙搬送装置300Aの動作を次のように制御する。なお、後述する搬送ローラー332の温度が所定温度以上になる場合などを除いた通常の画像形成処理時は、冷却ファン350の消費電力を抑えるため、冷却ファン350の風量は低く設定されている。
図9は、用紙のカール方向が下向きで、かつ用紙が薄い場合における用紙搬送装置300Aの動作例を示す。この場合、用紙から搬送ローラー332への熱伝達が少ないため、搬送ローラー332への風量は少なくてよい。しかし、用紙が薄く、カールが下向きなので、用紙の引っかかりを防止するため、切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)を多くして、用紙を上方に持ち上げる力を強める必要がある。そこで、主制御装置72は、切り替え板336の駆動手段を制御して、図9に示すように、回転軸338を中心に切り替え板336を搬送ローラー332側に移動させる。これにより、冷却ファン350から切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)を、冷却ファン350から搬送ローラー332への風量(冷却風量)よりも多くすることができる。
図10は、用紙のカール方向が下向きで、かつ用紙が厚い場合における用紙搬送装置300Aの動作例を示す。この場合、用紙から搬送ローラー332への熱伝達が多いため、搬送ローラー332への風量を多くする必要がある。しかし、用紙のカールが下向きであっても、用紙が厚いので、用紙はコロ330及び切欠き324の隙間に引っかかりにくいため、切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)は少なくてもよい。そこで、主制御装置72は、切り替え板336の駆動手段を制御して、図10に示すように、回転軸338を中心に切り替え板336をコロ330側に移動させる。これにより、冷却ファン350から搬送ローラー332への風量(冷却風量)を、冷却ファン350から切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)よりも多くすることができる。
主制御装置72は、用紙の厚さに応じて、切り替え板336を図9及び図10の位置の中間位置にも設定できる。このように、切り替え板336は、搬送ローラー332側と切欠き部324側の間で、冷却ファン350からの気流の分配を所定比率に制御する分配手段として機能する。この際、冷却ファン350からの風量が一定でよい点に留意されたい。
図11は、用紙のカール方向が上向きの場合、用紙の先端部はコロ330及び切欠き324の隙間に引っかからない。この状況にも関わらず、冷却ファン350からの気流(風)を用紙に当てると、かえってカールを大きくしてしまう。よって、用紙のカール方向が上向きの場合、用紙の厚さに関わらず、冷却ファン350からの排風を切欠き部324に向けずに、全風量を搬送ローラー332に向ける。そこで、主制御装置72は、切り替え板336の駆動手段を制御して、図11に示すように、回転軸338を中心に切り替え板336をコロ330側に一杯まで移動させて、切欠き部324への風量(用紙の姿勢制御のための風量)をゼロにし、全風量を搬送ローラー332の冷却に用いる。
また、図11に示すように、搬送ローラー332の近傍に搬送ローラー332の温度を検知する温度検知手段360を設けてもよい。この温度検知手段360は、熱電対などの温度センサーであり、その温度値をデジタル値として主制御装置72に送る。主制御装置72は、搬送ローラー332の温度が所定温度以上になったことを検知すると、冷却ファン350の回転速度を所定値だけ上げて、全体風量を所定量だけ増やし、搬送ローラー332に対する冷却効果を高める。例えば、風量の設定を弱レベルから強レベルに変更する。
また、上記の場合において、主制御装置72は、搬送ローラー332の温度が所定温度以上になったことを検知した際に、増やした風量の全てが搬送ローラー332に分配されるように切り替え板336の傾き角度を調整してもよい。また、冷却ファン350の風量を増やすと共に、搬送ローラー332への冷却ファンの気流の分配比率を増やすように切り替え板336の傾き角度を調整してもよい。これは、用紙に必要以上の風を当ててしまうと、用紙の姿勢が逆に悪くなってしまう場合があるからである。
コロ330及び切欠き部324の隙間に用紙が引っかかると、ジャム状態になる。ジャム状態は、従来のジャム検出手段により検出され、その発生回数は、主制御装置72内のカウント手段72aによりカウントできる。そこで、カウント手段72aが特定のジャムの発生回数を所定期間のうち(例えば、所定数のジョブを実行する間)に所定回数までカウントした場合、主制御装置72は、冷却ファン350の全体の風量を所定量だけ増やすことで、切欠き部324への風量を増やし、その結果、用紙を上方に持ち上げる力を強めてジャムの発生を確実に防止する。
また、上記の場合において、主制御装置72は、増やした後の冷却ファン350の風量の全てが切欠き部324に分配されるように切り替え板336の傾き角度を調整してもよい。また、冷却ファン350の風量を増やさずに、切欠き部324への冷却ファンの気流の分配比率を増やすように、切り替え板336の傾き角度を調整してもよい。これは、搬送ローラー332の冷却よりも用紙の姿勢制御の方を優先し、切欠き部324を介して用紙に当てる風を多くすることで、ジャムの発生回数を減らす方法である。また、主制御装置72は、冷却ファン350の風量とその風量の分配比率の両方を同時に制御してもよい。
[第2実施例]
図12は、本発明の第2実施例における用紙搬送装置300Bの構成例を示す図である。この第2実施例は、図3等を参照して説明した第1実施例の用紙搬送装置300Aと類似しているため、同じ構成要素には同じ参照符号を付し、第1実施例との違いのみを説明する。
この第2実施例において、搬送経路Rの上側には、切り替え板336及び冷却ファン350が設けられている。冷却ファン350は、搬送ローラー344及びコロ330よりも上方に設けられている。切り替え板336は、搬送ローラー344とコロ330との間に設けられると共に、その回転軸338がガイド部材340の上面に取り付けられている。搬送ローラー344は、第1実施例のガイド部材310と同様に、ガイド部材340に形成された細長い開口342に配置され、コロ330はガイド部材340に形成されたコロ330用の切欠き部346に配置されている。
主制御装置72は、用紙のカールが下向きである場合、上側の切欠き部346に用紙が引っかかることはないので、図8で示した風量の分配比率の関係となるように、切欠き部346への風量をゼロにし、全風量を搬送ローラー344に向ける。一方、主制御装置72は、用紙のカールが上向きである場合、第1実施例で説明したように、図6及び図7で示した関係となるように冷却ファン350からの搬送ローラー344及び切欠き部346への気流(風)を所定の比率で分配制御する。
第2実施例によれば、冷却ファン350を搬送ローラー344の上方に設け、切り替え板336を搬送ローラー344とコロ330との間に設けるので、搬送ローラー344及び切欠き部346に冷却ファン350からの気流を所定の分配比率で当てることができる。これにより、用紙の引っ掛かりによる搬送不良や、搬送ローラー344等の蓄熱によるワックスムラを防止することができる。また、第2実施例によれば、用紙のカール向きが上方向である画像形成装置に対して用紙搬送装置300Bを好適に適用することができる。
[第3実施例]
図13は、本発明の第3実施例における用紙搬送装置300Cの構成例を示す図である。この第3実施例は、図3等の第1実施例の用紙搬送装置300Aと図12の第2実施例の用紙搬送装置300Bとを組合せたものである。図13では、用紙搬送装置300Cの上半分の構成要素の参照符号にはUを付し、下半分の構成要素の参照符号にはDを付して示す。用紙搬送装置300Cの基本的な構造及び動作は、第1実施例と同様である。
この第3実施例において、搬送経路Rの上側には、切り替え板336U及び冷却ファン350Uが設けられている。冷却ファン350Uは、搬送ローラー344及びコロ330Uよりも上方に設けられている。搬送経路Rの下側には、切り替え板336D及び冷却ファン350Dが設けられている。冷却ファン350Dは、搬送ローラー332及びコロ330Dよりも下方に設けられている。詳細な構成については、第1実施例の用紙搬送装置300A及び第2実施例の用紙搬送装置300Bと同様であるため省略する。
主制御装置72は、用紙のカールが下向きである場合、上側の切欠き部346に用紙が引っかかることはないので、上側の風量制御では、図8で示した風量の分配比率の関係となるように、冷却ファン350Uからの切欠き部346への風量をゼロにし、全風量を搬送ローラー344に向ける。また、下側の風量制御では、第1実施例と同様に、下側の冷却ファン350Dからの搬送ローラー332及び切欠き部324への気流(風)を図6および図7で示した関係となるように所定の比率で分配制御する。
一方、主制御装置72は、用紙のカールが上向きである場合、下側の切欠き部324に用紙が引っかかることはないので、下側の風量制御では、図8で示した関係となるように、冷却ファン350Dからの切欠き部324への風量をゼロにし、全風量を搬送ローラー332に向ける。また、上側の風量制御では、第1実施例と同様に、上側の冷却ファン350Uからの搬送ローラー344及び切欠き部346への気流を図6および図7で示した関係となるように所定の比率で分配制御する。
第3実施例によれば、上下の搬送ローラー332,344の両方を冷却することができる。これにより、より効果的に搬送ローラー332,344の蓄熱によるワックスムラを防止することができる。また、第3実施例によれば、用紙のカール方向が上方向である場合、及び下方向である場合でも、搬送ローラー332等の冷却を行いつつ、用紙の姿勢制御を行うことができる。これにより、用紙の引っ掛かりによる搬送不良を確実に防止することができる。
上述は、本発明の好適実施例について添付図を参照して説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能である。例えば、第1実施例で用いた温度検知手段360による制御を第2及び第3実施例に適用してもよい。また、第1実施例で用いた特定ジャムの発生回数による制御を第2及び第3実施例に適用してもよい。また、上記実施例では、カラー画像を形成する画像形成装置100について説明したが、これに限定されることはなく、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも本発明を適用することができる。
また、冷却ファン350からの風量の分配制御については、上記実施例に限定されることはない。例えば、主制御装置72は、用紙の種類やカール方向等に応じて、冷却ファン350自体を用紙搬送方向Dまたはこれとは反対方向に移動させることにより、搬送ローラー332に当たる風と切欠き部324に当たる風の比率を変更するように制御することもできる。このとき、搬送ローラー332と切欠き部324の間に仕切り部材を配置することで冷却ファン350からの風を精度よく分配する構成としても良い。また、冷却ファン350自体を回動させて気流の向きを変えることで気流の分配比率を変更するようにしても良い。
また、上記実施例では、本発明に係る用紙処理装置300をカールを矯正する後処理装置200に適用した例について説明したが、これに限定されることはない。例えば、用紙の表裏を反転する表裏反転装置や、用紙を後段の後処理装置にリレーするリレー装置等の後処理装置にも本発明の用紙処理装置300を適用することができる。
10 画像形成部
44 定着部
70 操作表示部
72 主制御装置(制御手段)
100 画像形成装置
200 後処理装置
300,300A,300B,300C 用紙搬送装置
310 ガイド部材
324 切欠き部
330 コロ
332 搬送ローラー
336 切り替え板(分配手段)
350 冷却ファン
360 温度検知手段
500 画像形成システム

Claims (9)

  1. 画像形成装置から出力された用紙を搬送する用紙搬送装置において、
    冷却ファンと、
    前記用紙を搬送する搬送ローラーと、
    コロ用の切欠き部を有し、前記用紙の搬送をガイドするガイド部材と、
    前記冷却ファンからの気流を、前記搬送ローラーに向かう第1の気流と前記切欠き部に向かう第2の気流に分配する分配手段と、
    前記分配手段による前記第1の気流と前記第2の気流の分配比率を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記冷却ファン及び前記分配手段が前記用紙の搬送経路に対して上側、下側又は上側及び下側の両方に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記冷却ファンからの気流を分配する分配手段は、回動自在に設置された切り替え板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記用紙の種類に応じて前記冷却ファンからの気流の前記分配比率を制御することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記搬送ローラーの温度を検知する温度検知手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段により検知された前記搬送ローラーの温度が所定温度以上になったと判断すると、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2の気流に対する前記第1の気流の前記分配比率を増やすことで、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする請求項5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記制御手段は、前記冷却ファンからの気流を増やすことで、前記第1の気流の風量を所定量だけ増加させることを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送装置。
  8. 所定期間中に発生したジャムの回数をカウントするカウント手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記カウント手段により所定回数以上のジャムがカウントされたと判断すると、前記冷却ファンの風量を所定量だけ増加させることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記制御手段は、前記切欠き部への前記冷却ファンの気流の分配比率を増やすことを特徴とする請求項8に記載の用紙搬送装置。
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