JP2013120374A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧ロール58において固化するワックスに起因する画質劣化を抑制するようにした定着装置を提供する。
【解決手段】回転可能な加圧ロール58と、加圧ロールに対向して設けられ、ハロゲンヒーター142,144,146を有する加熱モジュール51と、加熱モジュールに接触されると共に、加圧ロールに加圧されることで加圧ロールとの間に形成されるニップ部Nで記録用紙Pを挟持しながら搬送することでワックスを含むトナーで形成された画像を記録用紙Pに定着させる定着ベルト56と、加圧ロールをニップ部Nの下流側で冷却するファン200と、加圧ロールに従動回転しながら、定着ベルトから転移されたワックスを加圧ロールから除去するクリーニングロール158と、クリーニングロールに接触し、クリーニングロールに付着したワックスをクリーニングロールから除去するクリーニングウェブ160とを備えるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、図3に示されるように、加圧部材(58)を冷却する冷却手段(200)を備え、加圧部材(58)の表面温度が予め決められた制御範囲内に保たれるように、冷却手段(200)の作動を制御するようにした定着装置(50)が記載されている。
特開2011−123198号公報
加圧部材において固化する離型剤に起因する画質劣化を抑制するようにした定着装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の定着装置は、回転可能な加圧部材と、前記加圧部材に対向して設けられ、熱源を有する加熱部材と、前記加熱部材に接触されると共に、前記加圧部材に加圧されることで前記加圧部材との間に形成されるニップ部で記録媒体を挟持しながら搬送することで離型剤を含むトナーで形成された画像を前記記録媒体に定着させる定着部材と、前記加圧部材を前記ニップ部の下流側で冷却する冷却手段と、前記加圧部材に従動回転しながら、前記定着部材から転移された離型剤を前記加圧部材から除去する除去ロールと、前記除去ロールに接触し、前記除去ロールに付着した離型剤を前記除去ロールから除去する除去部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2の定着装置は、請求項1に記載の定着装置において、前記除去ロールは、前記加圧部材の回転方向における前記ニップ部の上流側であって前記冷却手段の下流側に設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項3の定着装置は、請求項1または請求項2に記載の定着装置において、前記除去部材は、移動しながら前記除去ロールに接触する繊維体から構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4の画像形成装置は、静電潜像が形成される像保持体と、前記像保持体に形成された静電潜像を離型剤を含むトナーで現像する現像装置と、前記現像装置によって現像されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、前記記録媒体に転写されたトナー画像を前記記録媒体に定着させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の定着装置によれば、加圧部材に従動回転しながら定着部材から転移された離型剤を前記加圧部材から除去する除去ロールおよび除去ロールに接触し除去ロールに付着した離型剤を除去ロールから除去する除去部材を備えない場合に比べて、加圧部材において固化する離型剤に起因する画質劣化を抑制することができる。
本発明の請求項2に記載の定着装置によれば、例えば除去ロールを加圧部材の回転方向におけるニップ部の下流側であって冷却手段の上流側に設ける場合に比べて、離型剤を固化した状態で除去できる。
本発明の請求項3に記載の定着装置によれば、例えば除去部材を除去ロールに接触するブレードから構成する場合に比べて、離型剤を効率良く除去することができる。
本発明の請求項4に画像形成装置によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置を備えない場合に比べて、画質の優れた画像を記録媒体に形成することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図1の画像形成ユニットの構成を示す図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す図である。 図3の定着部に対する変形例としての定着部の構成を示す図である。 図3の加圧ロールの外周面のクリーニングを行わなかった場合と、ニップ部Nの入口側でクリーニングロールによって加圧ロールの外周面のクリーニングを行った場合と、ニップ部Nの出口側でクリーニングロールによって加圧ロールの外周面のクリーニングを行った場合とにおける両面印刷時に加圧ロールに接触する画像面に生じた光沢度差を示すグラフである。 図3の定着部に対する変形例としての定着部の構成を示す図である。 図3の定着部に対する変形例としての定着部の構成を示す図である。
以下、本発明に係る定着装置および画像形成装置の実施形態の一例について、添付の図面を用いて説明する。なお、説明の便宜上、矢印UPを上方向、矢印RIを右方向、矢印FRを前方向とし、各図において、上記各矢印が示されている場合には、その矢印で示す方向に従って上下・左右・前後の表現をする。また、以下において、シート状部材である記録媒体の搬送方向上流側及び搬送方向下流側を、単に「上流側」、「下流側」という場合がある。
(画像形成装置)
図1で示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、記録媒体の一例としての記録用紙Pに現像剤像(以下「トナー画像」という)を二次転写して搬送する工程までとされる第1処理部12と、第1処理部12から搬送されて来た記録用紙Pにトナー画像を定着する工程以降の処理を行う第2処理部14と、が一体的に(記録用紙Pを受け渡し可能に)左右横方向(水平方向)に連結されて構成されている。
第1処理部12は、第1筐体11内に組み込まれ、第2処理部14は、第1筐体11と着脱可能とされた第2筐体13内に組み込まれている。そして、第1筐体11に隣接する第2筐体13上には、制御部16が組み込まれた第3筐体15が配設されており、その第3筐体15の横(下流側)の第2筐体13上には、表示装置18が配設されている。
第1処理部12には、記録用紙Pを収容する給紙部20と、記録用紙Pを搬送する搬送部120と、記録用紙Pにトナー画像を転写する転写装置の一例としての転写部100と、転写部100に一次転写させるトナー画像を形成する画像形成部30と、が備えられている。具体的に説明すると、まず、第1筐体11内の下部には、記録用紙Pがそれぞれ収容される2個の給紙カセット22が左右横方向に並んで設けられている。
この給紙カセット22は、第1筐体11内から前方側へ引出可能とされており、給紙カセット22を第1筐体11内から引き出すと、給紙カセット22内に設けられたボトムプレート24が下降し、その上に記録用紙Pを載せることで、記録用紙Pの補充ができるようになっている。なお、給紙カセット22を第1筐体11内に取り付けると、ボトムプレート24は上昇する構成になっている。
各給紙カセット22の上方には搬送部120が配設されており、その搬送部120の上方には転写部100が配設され、その転写部100の上方には画像形成部30が配設されている。なお、画像形成部30、転写部100、搬送部120については後述する。また、第1筐体11の第2筐体13と対向する右壁面11Aには、記録用紙Pを上部から搬出し、下部から搬入させる開口部26が形成されている。
第2処理部14には、転写部100によって記録用紙Pに二次転写されたトナー画像を、その記録用紙Pに定着するための定着装置の一例としての定着部50と、定着部50によってトナー画像が定着された記録用紙Pを冷却するための冷却部60と、両面印刷時に、記録用紙Pを反転させて、再度第1処理部12へ搬送するための反転部80と、が備えられている。
すなわち、第1筐体11の右壁面11Aと対向する第2筐体13の左壁面13Bには、記録用紙Pを上部から搬入し、下部から搬出させる開口部28が、開口部26と対向して形成されており、その上側の開口部28を通って搬送されて来た記録用紙Pに対してトナー画像を定着可能なように定着部50が配設されている。なお、定着部50については、後で詳述する。
また、定着部50の横(下流側)には冷却部60が配設されている。この冷却部60は、記録用紙Pの搬送経路122(後述)を挟んで上側に、記録用紙Pと接触して、その熱を吸収する吸収装置70が設けられ、下側に、搬送される記録用紙Pを吸収装置70に押し付ける押付装置62が設けられて構成されている。
吸収装置70は、駆動力を伝達する駆動ロール72と複数個の張架ロール73に巻き掛けられた無端状の吸収ベルト74を有しており、その吸収ベルト74の内側には、吸収ベルト74と面状に接触して、吸収ベルト74が吸収した熱を放熱させるヒートシンク76を有している。そして、ヒートシンク76から熱を奪い、その熱気を外部へ排出させる吸込ファン78が、第2筐体13の後壁部側(図示の奥側)に2個並んで設けられている。
また、押付装置62は、搬送される記録用紙Pと接触して、吸収装置70へ押し付ける無端状の押付ベルト64を有しており、その押付ベルト64は複数個の張架ロール65に張架されて回転可能に支持されている。このような構成の冷却部60により、定着部50から搬送されて来た記録用紙Pが冷却されるようになっている。
また、冷却部60の横(下流側)には、記録用紙Pのカールを矯正する(記録用紙Pを平坦にする)デカール処理部66が配設されている。そして、そのデカール処理部66の横(下流側)には、記録用紙Pに定着されたトナー画像の濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等を光学的に検出するインラインセンサー部68が配設されている。
なお、インラインセンサー部68の横(下流側)には、片面に画像が形成された記録用紙Pを第2筐体13の右壁面13Aに取り付けられた排出部(排出トレイ)90に排出する排出ロール92が設けられており、片面印刷時には、その排出ロール92によって記録用紙Pが排出部90上へ排出されるようになっている。
また、定着部50、冷却部60、デカール処理部66、インラインセンサー部68の下方には、反転部80が配設されている。すなわち、記録用紙Pの両面に画像を形成する際には、インラインセンサー部68から送出された記録用紙Pを反転部80へ搬送する。詳細には、その記録用紙Pを、図示しない切替部材によって、反転部80に設けられた反転経路82へ導く。
反転経路82は、第2処理部14における搬送経路122(後述)から分岐する分岐パス84と、分岐パス84に沿って搬送される記録用紙Pを第1処理部12側へ向けて搬送する用紙搬送パス86と、用紙搬送パス86に沿って搬送される記録用紙Pを逆方向へ向けて折り返し、スイッチバック搬送して表裏を反転させる反転パス88と、を備えている。
この構成により、反転パス88によってスイッチバック搬送された記録用紙Pは、下側の開口部28及び開口部26を通って第1処理部12内へ向けて搬送され、更に搬送部120における搬送経路122へ送出されて、後述する二次転写ロール110とバックアップロール112との狭持部である転写ポイントTへ再度送り込まれるようになっている。
なお、第1筐体11の左壁面11Bには、その左壁面11Bに隣接して外付けされる大容量の給紙カセット(図示省略)から記録用紙Pを供給できるようにするための供給部94が設けられている。また、制御部16には、図示しないコンピューター等から送られてくる画像データに処理を施す画像信号処理部96と、各部へ電力を供給する電源部98と、が備えられている。
次に、画像形成部30について説明する。本実施形態に係る画像形成装置10には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーを収容するトナーカートリッジ32V、32W、32Y、32M、32C、32Kが左右横方向(水平方向)に並んで交換可能に設けられており、フルカラー画像又は白黒画像を形成可能に構成されている。
なお、第1特別色及び第2特別色には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の特別色(透明を含む)から適宜選択される。また、以後の説明では、V、W、Y、M、C、Kを区別する場合は、数字の後にV、W、Y、M、C、Kの何れかの英字を付して説明し、V、W、Y、M、C、Kを区別しない場合は、V、W、Y、M、C、Kを省略する。
トナーカートリッジ32の下側には、各色のトナーに対応する6つの画像形成ユニット34が、各トナーカートリッジ32と対応するように左右横方向(水平方向)に並んで設けられている。そして、各トナーカートリッジ32と画像形成ユニット34との間には、露光ユニット40が設けられている。
画像形成ユニット34毎に設けられた露光ユニット40は、上記した画像信号処理部96によって処理を施された画像データを受け取り、色材階調データに応じて各半導体レーザー(図示省略)を変調し、各半導体レーザーから露光光Lを色材階調データに応じて出射するように構成されている。詳細には、後述する感光体36(図2参照)の表面に各色に対応した露光光Lを照射して、その感光体36上に静電潜像を形成するようになっている。
図2で示すように、画像形成ユニット34は、矢印A(図示の時計回り)方向に回転駆動される像保持体の一例としての感光体36を備えている。感光体36の周囲には、感光体36を一様に帯電する帯電装置としてのコロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器38と、露光ユニット40によって出射された露光光Lにより感光体36上に形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置42と、転写後の感光体36の表面をクリーニングするクリーニング装置としてのクリーニングブレード44と、転写後の感光体36の表面に光を照射して除電を行う除電装置としてのイレーズランプ46が設けられている。
なお、スコロトロン帯電器38、現像装置42、クリーニングブレード44、イレーズランプ46は、感光体36の表面と対向して、感光体36の回転方向上流側から下流側へ向けて、この順番で配置されている。
また、現像装置42は、画像形成ユニット34の横(図示の右側)に配置され、トナーを含んだ現像剤Gが充填された現像剤収容部材48と、現像剤収容部材48に充填されたトナーを感光体36の表面に移動させる現像ロール49と、を含んで構成されている。そして、現像剤収容部材48は、トナーカートリッジ32(図1参照)とトナー供給路(図示省略)を通して接続されており、トナーカートリッジ32からトナーが供給されるようになっている。トナーには、後述する定着ベルト56からの記録用紙Pの離型性を向上させるための離型剤の一例としてのワックスが含まれている。
次に、転写部100について説明する。図1で示すように、各画像形成ユニット34の下側には、転写部100が設けられている。この転写部100は、各感光体36と接触する無端状の中間転写ベルト102と、中間転写ベルト102の内側に配置され、各感光体36上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト102に多重転写させる6つの一次転写部材としての一次転写ロール104と、を含んで構成されている。
更に、この中間転写ベルト102は、図示しないモーターで駆動される駆動ロール106と、中間転写ベルト102の張力を調整する張力付与ロール108と、後述する二次転写ロール110と対向配置されたバックアップロール112と、複数個の張架ロール114との間に、一定の張力で巻き掛けられており、駆動ロール106により、図1の矢印B(図示の反時計回り)方向に循環移動されるようになっている。
詳細には、各一次転写ロール104は、中間転写ベルト102を挟んでそれぞれの各画像形成ユニット34の感光体36と対向配置されている。また、一次転写ロール104は、給電ユニット(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により、感光体36上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト102に転写されるようになっている。
一方、駆動ロール106の中間転写ベルト102を挟んだ反対側には、先端部が中間転写ベルト102と接触するクリーニングブレード116が設けられおり、このクリーニングブレード116は、循環移動する中間転写ベルト102上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
次に、第1処理部12における搬送部120について説明する。給紙カセット22の一端側(図示の右側)の上方には、給紙カセット22から記録用紙Pを搬送経路122へ送出する送出ロール118が設けられており、上昇するボトムプレート24に載せられた最上位の記録用紙Pに送出ロール118が接触するようになっている。
送出ロール118の下流側には、記録用紙Pの重送を防止する一対の分離ロール124が設けられており、分離ロール124の下流側には、記録用紙Pを下流側に搬送する一対の搬送ロール126が複数設けられている。
給紙部20(給紙カセット22)と転写部100(中間転写ベルト102)との間に設けられる搬送部120の搬送経路122は、給紙カセット22から送出された記録用紙Pを第1折返部122Aで図示の左方向へ折り返し、更に第2折返部122Bで図示の右方向へ折り返して二次転写ロール110とバックアップロール112との挟持部である転写ポイントTへ向けて送出するようになっている。
第2折返部122Bと転写ポイントTとの間には、搬送される記録用紙Pの傾き等を矯正するアライナー(図示省略)が設けられており、このアライナーと転写ポイントTとの間には、中間転写ベルト102上のトナー画像の移動タイミングと記録用紙Pの搬送タイミングを合わせるための位置合わせロール128が設けられている。
また、位置合わせロール128の下流側に設けられている二次転写部材としての二次転写ロール110は、給電ユニット(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により、中間転写ベルト102上に多重転写された各色のトナー画像が、二次転写ロール110によって、搬送経路122に沿って搬送されて来た記録用紙Pに二次転写される構成となっている。なお、上記した供給部94は、搬送経路122の第2折返部122Bへ合流するようになっている。
また、転写ポイントTの下流側には、トナー画像が転写された記録用紙Pを第2処理部14内へ向けて搬送する複数個のバキューム搬送装置130が設けられている。各バキューム搬送装置130は、回転駆動する駆動ロール132と、回転可能に支持された従動ロール134と、駆動ロール132と従動ロール134に巻き掛けられる複数本のベルト部材136と、を備えている。
ベルト部材136の表面には、複数個の貫通孔(図示省略)が全面に渡って設けられており、その貫通孔から空気をベルト部材136の内側へ吸い込む吸込ファン138が、第1筐体11の後壁部側(図示の奥側)に配置されている。
この構成により、トナー画像が形成されていない記録用紙Pの裏面(非画像面)をベルト部材136に吸い付け、駆動ロール132を回転駆動させてベルト部材136を回転させることで、その記録用紙Pを更に下流側、即ち第2処理部14のバキューム搬送装置130へ搬送するようになっている。
なお、第2処理部14のバキューム搬送装置130も、第1処理部12のバキューム搬送装置130と同様の構成であり、第2処理部14における搬送経路122は、第1処理部12の搬送部120における搬送経路122と連続している。
次に、画像形成工程について説明する。
画像信号処理部96で画像処理が施された画像データは、各色の色材階調データに変換され、各露光ユニット40に順次出力される。各露光ユニット40では、各色の色材階調データに応じて各露光光Lを出射し、スコロトロン帯電器38によって帯電された各感光体36上に走査露光を行い、静電潜像を形成する。
感光体36上に形成された静電潜像は、現像装置42によって、それぞれ第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像(現像剤像)として顕在化される(現像される)。
各画像形成ユニット34V、34W、34Y、34M、34C、34Kの各感光体36上に形成された各色のトナー画像は、6つの一次転写ロール104V、104W、104Y、104M、104C、104Kによって中間転写ベルト102上に順次多重転写される。
中間転写ベルト102上に多重転写された各色のトナー画像は、二次転写ロール110によって、給紙部20(給紙カセット22)から搬送されて来た記録用紙P上に二次転写される。トナー画像が転写された記録用紙Pは、バキューム搬送装置130によって定着部50へ搬送される。
定着部50に搬送された記録用紙Pは、その定着部50において加熱・加圧されることにより、その記録用紙P上に転写された各色のトナー画像が定着される。そして、各色のトナー画像が定着された記録用紙Pは、冷却部60を通過して冷却された後、デカール処理部66に送り込まれ、記録用紙Pに生じたカールが矯正される。カールが矯正された記録用紙Pは、インラインセンサー部68によって画像欠陥等が検出された後、排出ロール92によって排出部90に排出される。
なお、記録用紙Pの画像が形成されていない裏面に画像を形成する場合(両面印刷の場合)には、その記録用紙Pは、インラインセンサー部68を通過後に、反転部80へ送出される。反転部80へ送出された記録用紙Pは、反転経路82を通過して反転され、再度第1処理部12へ送り込まれて、上記した手順で、その裏面にトナー画像が形成される。
(定着装置)
次に定着部50の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、この定着部50は、定着部材の一例としての定着ベルト56と、定着ベルト56を巻き掛ける加熱部材の一例としての加熱モジュール51と、加熱モジュール51に対向して配置される加圧部材の一例としての加圧ロール58と、を含んで構成されている。定着ベルト56は、無端状を呈しており、その外周面にフッ素系樹脂からなる剥離層を有している。
定着ベルト56と加圧ロール58とが接触する領域がニップ部Nとされ、定着ベルト56と加圧ロール58との間に形成されるこのニップ部Nにおいて記録用紙Pが挟持されながら搬送され、その際に記録用紙Pが加圧及び加熱されることで、記録用紙Pにトナー画像が定着されるようになっている。
加熱モジュール51は、加圧ロール58側で定着ベルト56を張架しながら駆動モーター(図示省略)から伝達される回転駆動力によって回転する加熱ロール52と、加熱ロール52と異なる位置(上方位置)で内側から定着ベルト56を張架する支持ロール54と、定着ベルト56の外側に配置されて、その周回経路を規定する支持ロール55と、定着ベルト56の内側に配置されて、その姿勢を矯正する姿勢矯正ロール53と、を備えている。
ニップ部Nの下流側領域で定着ベルト56の内側の加熱ロール52の近傍には、加熱ロール52の外周面から定着ベルト56を剥離する剥離パッド57が設けられ、剥離パッド57の定着ベルト56の搬送方向における下流側には、定着ベルト56を張架する支持ロール59が設けられている。
ここで、この加熱ロール52は、アルミニウムからなる円筒状の芯金の表面に、金属磨耗を防止する保護層が形成されたハードロールとされており、その保護層は、例えば厚さ200μmのフッ素樹脂皮膜とされている。なお、加熱ロール52の内部には、熱源の一例としてのハロゲンヒーター142が設けられている。
また、支持ロール54は、アルミニウムで形成された円筒状のロールであり、その内部には、熱源の一例としてのハロゲンヒーター144が配設されており、定着ベルト56を内周面側から加熱するようになっている。なお、支持ロール54の両端部には、巻き掛けられた定着ベルト56を外側へ押圧するバネ部材(図示省略)が配設されている。
また、支持ロール55は、アルミニウムで形成された円筒状のロールであり、その内部には、熱源の一例としてのハロゲンヒーター146が配設されており、定着ベルト56を外周面側から加熱するようになっている。
つまり、本実施形態に係る定着部50では、加熱ロール52、支持ロール54、支持ロール55によって、定着ベルト56が加熱される構成となっている。
姿勢矯正ロール53は、アルミニウムで形成された円柱状のロールであり、姿勢矯正ロール53の近傍には、定着ベルト56の端部位置を測定する端部位置測定機構(図示省略)が配置されている。そして、姿勢矯正ロール53には、端部位置測定機構の測定結果に応じて定着ベルト56の移動方向と直交する幅方向(軸方向)における接触位置を変位させる軸変位機構(図示省略)が配設され、定着ベルト56の蛇行を制御するように構成されている。
また、剥離パッド57は、加熱ロール52の軸方向の長さと対応する長さを有するブロック状の部材であり、例えば鉄系の金属や樹脂等の剛体で形成されている。剥離パッド57の断面形状は、加熱ロール52に面する湾曲した内側面57Aと、定着ベルト56を加圧ロール58に向けて押圧する押圧面57Bと、押圧面57Bに対して予め決められた角度を有して定着ベルト56を屈曲させる外側面57Cと、を備えた略三日月形状とされている。
また、この剥離パッド57の押圧面57Bと外側面57Cとで角部Uが構成されるようになっており、その角部Uは、加圧ロール58によって押し付けられた定着ベルト56を屈曲させるようになっている。このように、定着ベルト56が屈曲されていると、記録用紙Pの先端が、角部Uを通過した際に、定着ベルト56から剥離され易くなる。
支持ロール55には、その外周面を清掃するクリーニングウェブ150が配設されている。クリーニングウェブ150は、長尺な帯状の繊維体(例えば、ポリエステルやレーヨン、ナイロンなど)で構成されており、回転可能な軸部152にその大部分が予め巻回されており、支持ロール55に近接して配置される中間ロール154に巻き掛けられ、軸部156にその先端が固定されている。そして、軸部156をモータ(図示省略)によって回転駆動することで、クリーニングウェブ150は中間ロール154を経由して軸部156に巻き取られるようになっている。即ち、クリーニングウェブ150は、移動しながら支持ロール55の外周面に接触することで、支持ロール55の外周面を清掃するように構成されている。
加圧ロール58は、アルミニウムからなる円柱状のロール58Aを基体に、シリコーンゴムからなる弾性体58Bが被覆されて構成されている。なお、弾性体58Bは、その外周面に膜厚100μmのフッ素系樹脂からなる剥離層を有している。加圧ロール58は、回転可能に支持されるとともに、定着ベルト56に加圧されることにより、定着ベルト56の矢印C方向への循環移動に従動して矢印E方向へ回転するようになっている。
加圧ロール58の回転方向におけるニップ部Nの下流側であって加圧ロール58の上部近傍には、加圧ロール58からの記録用紙Pの剥離を補助する剥離爪206が配置されている。剥離爪206は、その先端が加圧ロール58の外周面との間に僅かな隙間をおいて望むように配置されている。
加圧ロール58のニップ部Nの下流側には、加圧ロール58に向けて冷却風を送って加圧ロール58を冷却する冷却手段の一例としてのファン200が設けられている。加圧ロール58をファン200によって冷却するのは、加圧ロール58の熱膨張によって加圧ロール58の外周面に剥離爪206が接触することで加圧ロール58の外周面が傷付くのを抑制するためである。加圧ロール58の外周面が傷付くと、両面印刷時に記録用紙Pの加圧ロール58に接触する側の画像に欠陥が生じるおそれがある。また、加圧ロール58をファン200によって冷却するのは、仮に加圧ロール58の外周面が傷付いている場合には、加圧ロール58の外周面の温度が高いほど両面印刷時に記録用紙Pの加圧ロール58に接触する側の画像に欠陥が発生し易くなるのを抑制するためである。
加圧ロール58の回転方向におけるニップ部Nの上流側であってファン200の下流側(ニップ部Nの入口側)には、加圧ロール58の外周面を清掃する除去ロールの一例としてのクリーニングロール158が設けられている。クリーニングロール158は、加圧ロール58に接触し、加圧ロール58の回転に伴って従動回転される。クリーニングロール158は例えばアルミニウムやステンレスなどの金属材から構成されており、その外周面の表面エネルギーは加圧ロール58の外周面の表面エネルギーよりも大きなものとされている。
クリーニングロール158の加圧ロール58と接触する側とは反対側には、クリーニングロール158の外周面を清掃する除去部材の一例としてのクリーニングウェブ160が配設されている。クリーニングウェブ160は、クリーニングウェブ150と同様、長尺な帯状の繊維体(例えば、ポリエステルやレーヨン、ナイロンなど)で構成されており、回転可能な軸部162にその大部分が予め巻回されており、クリーニングロール158に近接して配置される中間ロール164に巻き掛けられ、軸部166にその先端が固定されている。そして、軸部166をモータ(図示省略)によって回転駆動することで、クリーニングウェブ160は中間ロール164を経由して軸部166に巻き取られるようになっている。即ち、クリーニングウェブ160は、移動しながらクリーニングロール158の外周面に接触することで、クリーニングロール158の外周面を清掃するように構成されている。
支持ロール55に配設されるクリーニングウェブ150、加圧ロール58に設けられるクリーニングロール158およびクリーニングロール158に配設されるクリーニングウェブ160は、ワックスを拭い取る(除去する)ためのものである。即ち、ニップ部Nでトナーが溶融すると、トナーに含まれるワックスも溶融し、それが定着ベルト56の外周面に付着する。定着ベルト56の外周面に付着した溶融状態のワックスは、先ず定着ベルト56の外周面が支持ロール55の外周面に接触することで、その大部分(8割程度)が支持ロール55の外周面に転移する。そこで、支持ロール55に配設されるクリーニングウェブ150によって、支持ロール55の外周面に転移された溶融状態のワックスを拭い取るようにしている。
定着ベルト56には支持ロール55に転移されなかった残余分(2割程度)の溶融状態のワックスが残存しており、ニップ部Nにおいて記録用紙Pが介在しないときに定着ベルト56と加圧ロール58とが接触することで、定着ベルト56に残存する溶融状態のワックスのうちの約半分が加圧ロール58の外周面に転移する。加圧ロール58の外周面に転移された溶融状態のワックスは、ファン200によって冷却されることで固化する。加圧ロール58の外周面において固化したワックスは、ニップ部Nにおいて一様に引き伸ばされ難いため、両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面にワックスが不規則に付着する。両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面にワックスが不規則に付着すると、この画像面において光沢度差(グロス差)が生じ、画質劣化の要因となる。そこで、加圧ロール58にクリーニングロール158を接触させることで加圧ロール58の外周面で固化したワックスをクリーニングロール158に付着させ、クリーニングロール158に付着したワックスをクリーニングウェブ160によって拭い取るようにしている。
なお、加圧ロール58の外周面に転移された溶融状態のワックスが、ファン200などによって冷却されずに溶融したままの状態であれば、ニップ部Nで一様に引き伸ばされるため、両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面にワックスがムラ無く付着する。そのため、画像面において光沢度差が生じず、画質劣化の問題は生じない。
図4は、図3の定着部50に対する変形例としての定着部300の構成を示している。定着部300では、クリーニングロール158およびクリーニングウェブ160を加圧ロール58の回転方向におけるニップ部Nの下流側であってファン200の上流側(ニップ部Nの出口側)に配置している。この定着部300では、クリーニングロール158には溶融状態のワックスが付着する。そして、クリーニングロール158に付着したワックスは、クリーニングウェブ160によって拭い取られる。
図5は、加圧ロール58の外周面のクリーニングを行わなかった場合と、定着部50のようにニップ部Nの入口側でクリーニングロール158によって加圧ロール58の外周面のクリーニングを行った場合と、定着部300のようにニップ部Nの出口側でクリーニングロール158によって加圧ロール58の外周面のクリーニングを行った場合とにおける両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面に生じた光沢度差を示している。
図中のワックスオフセットグレード(G)とは、画像面の光沢度差を目視により規定のテンプレートと見比べて数値化したものであり、数値が高いほど光沢度差が大きいことを示す。図中のΔgloss(%)とは、画像面の光沢度差をグロスメータ(BYK additives & Instrument社製:micro TRI gloss測定器)を用いて測定したものであり、数値が高いほど光沢度差が大きいことを示す。なお、この光沢度差の評価は、画像形成装置10において50枚の記録用紙Pにベタ画像を両面印刷し、50枚目の記録用紙Pの両面印刷時に加圧ロールに接触した画像面について行った。
図5に示すように、画像面の光沢度差は、加圧ロール58の外周面のクリーニングを行わない場合で大きく、クリーニングを行う場合で小さい。加圧ロール58の外周面のクリーニングを行わない場合に画像面の光沢度差が大きくなるのは、加圧ロール58の外周面において固化したワックスがニップ部Nにおいて一様に引き伸ばされず、両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面にワックスが不規則に付着するためである。一方、加圧ロール58の外周面のクリーニングを行う場合に画像面の光沢度差が小さくなるのは、光沢度差の原因となる固化状態のワックス自体が除去されるためである。
このように、加圧ロール58にクリーニングロール158を設け、加圧ロール58の外周面から固化したワックスを除去することで、画質劣化の要因となる光沢度差が抑制される。
また、図5に示すように、加圧ロール58の外周面のクリーニングを行う場合、ニップ部Nの入口側で行った方が出口側で行うよりも画像面の光沢度差が小さい。これは、加圧ロール58においてワックスが溶融状態であるよりも固化状態である方がクリーニングロール158によるワックスの除去性能が高いためである。
従って、定着部50のように、クリーニングロール158を加圧ロール58の回転方向におけるニップ部Nの上流側であってファン200の下流側(ニップ部Nの入口側)に設けることで、ワックスの除去性能が向上し、画質劣化の要因となる光沢度差がより一層抑制される。
なお、クリーニングロール158による加圧ロール58からのワックスの除去性能は、クリーニングロール158に配設されるクリーニングウェブ160によってクリーニングロール158に付着したワックスが除去されることで維持されている。
図6は、図3の定着部50に対する変形例としての定着部400を示している。定着部400では、クリーニングウェブ160に代えて除去部材の一例としてのクリーニングブレード170をクリーニングロール158に配設している。
クリーニングブレード170はゴム材などの弾性材で構成されており、その先端をクリーニングロール158の外周面に接触させることで、クリーニングロール158の外周面に付着した固化状態のワックスが掻き取られるようになっている。クリーニングロール158からのワックスの除去率は、クリーニングブレード170よりもクリーニングウェブ160の方が高い。
従って、クリーニングブレード170をクリーニングロール158に配設した定着部400よりも、クリーニングウェブ160をクリーニングロールに配置した定着部50の方が、クリーニングロール158による加圧ロール58からのワックスの除去性能を維持し易く、両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面の光沢度差が小さくなり、画質劣化が抑制される。
図7は、図3の定着部50に対する変形例としての定着部500を示している。定着部500では、クリーニングウェブ160に加えてクリーニングブレード170をクリーニングロール158に配設している。クリーニングロール158からのワックスの除去率は、クリーニングウェブ160のみよりもクリーニングブレード170を加えた方が高い。
従って、クリーニングウェブ160のみをクリーニングロール158に配設した定着部50よりも、クリーニングウェブ160に加えてクリーニングブレード170をクリーニングロールに配設した定着部500の方が、クリーニングロール158による加圧ロール58からのワックスの除去性能を維持し易く、両面印刷時に加圧ロール58に接触する画像面の光沢度差が小さくなり、画質劣化が抑制される。
以上の如く、本発明に係る定着部50にあっては、回転可能な加圧ロール58と、加圧ロール58に対向して設けられ、ハロゲンヒーター142,144,146を有する加熱モジュール51と、加熱モジュール51に接触されると共に、加圧ロール58に加圧されることで加圧ロール58との間に形成されるニップ部Nで記録用紙Pを挟持しながら搬送することでワックスを含むトナーで形成された画像を記録用紙Pに定着させる定着ベルト56と、加圧ロール58をニップ部Nの下流側で冷却するファン200と、加圧ロール58に従動回転しながら、定着ベルト56から転移されたワックスを加圧ロール58から除去するクリーニングロール158と、クリーニングロール158に接触し、クリーニングロール158に付着したワックスをクリーニングロール158から除去するクリーニングウェブ160と、を備えている。即ち、定着部50は加圧ロール58を冷却するファン200を備えており、そのため定着ベルト56から転移された溶融状態のワックスは加圧ロール58において固化する。そこで、クリーニングロール158によって定着ベルト56から転移されたワックスを加圧ロール58から除去するようにしている。そして、クリーニングウェブ160をクリーニングロール158に配設し、クリーニングロール158に付着したワックスをクリーニングロール158から除去することで、クリーニングロール158よる加圧ロール58からのワックスの除去性能を維持している。それにより、加圧ロール58において固化するワックスに起因する画質劣化が抑制される。
また、加圧ロール58において定着ベルト56から転移されたワックスを加圧ロール58に従動回転するクリーニングロール158を介してクリーニングウェブ160によって除去するように構成しているので、クリーニングウェブ160を加圧ロール58に直接接触させてワックスを除去する構成に比べ、長期間の使用において加圧ロール58に傷が付くのが抑制される。
また、クリーニングロール158は、加圧ロール58の回転方向におけるニップ部Nの上流側であってファン200の下流側に設けられている。それにより、ワックスが固化した状態で除去されるため、ワックスが加圧ロール58から効率良く除去される。
また、クリーニングウェブ160は、移動しながら加圧ロール58に接触する繊維体から構成されている。従って、ワックスがクリーニングロール158から効率良く除去される。
本発明に係る画像形成装置にあっては、静電潜像が形成される感光体36と、感光体36に形成された静電潜像をワックスを含むトナーで現像する現像装置42と、現像装置42によって現像されたトナー画像を記録用紙Pに転写する転写部100と、記録用紙Pに転写されたトナー画像を記録用紙Pに定着させる定着部50とを備えている。従って、画質の優れた画像を記録用紙Pに形成することが可能となる。
なお、クリーニングロール158からワックスを除去する除去手段として、定着部50,300ではクリーニングウェブ160を採用し、定着部400ではクリーニングブレード170を採用し、定着部500ではクリーニングウェブ160およびクリーニングブレード170を採用したが、要するにクリーニングロール158の外周面からワックスを除去可能であれば良く、例えばクリーニングブラシを採用してもよい。
また、クリーニングウェブ150を支持ロール55の外周面に配置するように構成したが、クリーニングウェブ150を定着ベルト56に接触させ定着ベルト56に付着したワックスを定着ベルト56から直接拭い取るように構成してもよい。
10 画像形成装置
36 感光体(像保持体の一例)
42 現像装置
50 定着部(定着装置の一例)
51 加熱モジュール(加熱部材の一例)
56 定着ベルト(定着部材の一例)
100 転写部(転写装置の一例)
142 ハロゲンヒーター(熱源の一例)
144 ハロゲンヒーター(熱源の一例)
146 ハロゲンヒーター(熱源の一例)
158 クリーニングロール(除去ロールの一例)
160 クリーニングウェブ(除去手段の一例)
170 クリーニングブレード(除去手段の一例)
200 ファン(冷却手段の一例)
N ニップ部
P 記録用紙(記録媒体の一例)

Claims (4)

  1. 回転可能な加圧部材と、
    前記加圧部材に対向して設けられ、熱源を有する加熱部材と、
    前記加熱部材に接触されると共に、前記加圧部材に加圧されることで前記加圧部材との間に形成されるニップ部で記録媒体を挟持しながら搬送することで離型剤を含むトナーで形成された画像を前記記録媒体に定着させる定着部材と、
    前記加圧部材を前記ニップ部の下流側で冷却する冷却手段と、
    前記加圧部材に従動回転しながら、前記定着部材から転移された離型剤を前記加圧部材から除去する除去ロールと、
    前記除去ロールに接触し、前記除去ロールに付着した離型剤を前記除去ロールから除去する除去部材と、
    を備える定着装置。
  2. 前記除去ロールは、前記加圧部材の回転方向における前記ニップ部の上流側であって前記冷却手段の下流側に設けられている請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記除去部材は、移動しながら前記除去ロールに接触する繊維体から構成されている請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 静電潜像が形成される像保持体と、
    前記像保持体に形成された静電潜像を離型剤を含むトナーで現像する現像装置と、
    前記現像装置によって現像されたトナー画像を記録媒体に転写する転写装置と、
    前記記録媒体に転写されたトナー画像を前記記録媒体に定着させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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