JP2020011590A - ステアリング装置 - Google Patents
ステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020011590A JP2020011590A JP2018134649A JP2018134649A JP2020011590A JP 2020011590 A JP2020011590 A JP 2020011590A JP 2018134649 A JP2018134649 A JP 2018134649A JP 2018134649 A JP2018134649 A JP 2018134649A JP 2020011590 A JP2020011590 A JP 2020011590A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- side pulley
- housing
- bearing
- steering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 17
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Abstract
Description
本発明は、上記課題に着目されたもので、トルク伝達ロスを低減し、操舵フィーリングを向上したステアリング装置を提供することを一つの目的とする。
図1は、実施形態1のパワーステアリング装置を車両後方側から見た図、図2は、図1の一部断面図である。
操舵機構2は、ステアリングホイールと連結するステアリングシャフト2aおよびラックバー4のラックと噛み合うピニオンシャフト(不図示)を有する。
ステアリングシャフト2aとピニオンシャフトとはトーションバーで連結されている。アシスト機構3は、ラックバー4に運転者の操舵負荷を軽減するためのアシスト力を付与する。
ハウジング5は、ハウジング本体部20と減速機収容空間21と第1軸受保持部22と第2軸受保持部23を備えている。
ハウジング本体部20は、第1ハウジング20aとこの第1ハウジング20aと組み合わされる第2ハウジング20bを有している。
操舵機構2およびアシスト機構3は、第1ハウジング20aおよび第2ハウジング20bを有するハウジング本体部20の内部に収容されている。
ハウジング本体部20は、ラックバー4をラックバー4の回転軸線P方向において移動可能に収容する。
後述する減速機を収容する減速機収容空間21は、ハウジング本体部20の第1ハウジング20aおよび第2ハウジング20bの一部が大径に形成され、互いに当接・固定することにより空間が形成されている。
アシスト機構3は、電動モータ6およびボールねじ機構7を有する。電動モータ6は、トーションバートルク(操舵トルク)や車速等に応じて図外のコントローラにより出力が制御される。ボールねじ機構7は、電動モータ6の回転運動を直線運動に変換してラックバー4に伝達する。
電動モータ6の出力は、減速機を介して、ボールねじ機構7に伝達される。
減速機は、電動モータ6の駆動軸6aに固定される筒形状の電動モータ側プーリ11とナット8に固定されるナット側プーリ9と、両プーリ9,11の両方に巻掛けられる無端ベルト12から構成されている。
ナット側プーリ9の外径は電動モータ側プーリ11の外径よりも大きく形成されている。このため、電動モータ側プーリ11、無端ベルト12およびナット側プーリ9は、電動モータ6の減速機として機能する。
電動モータ側プーリ11、無端ベルト12およびナット側プーリ9は、減速機収容空間21の内部に収容されている。
ナット側プーリ9は、筒形状に形成されたナット側プーリ筒状部9cとナット側プーリボス部9dから構成されている。
電動モータ側プーリ11は、電動モータ側プーリベルト巻掛部11aを有し、電動モータ側プーリベルト巻掛部11aは筒形状を有している。
ナット側プーリ筒状部9cのナット8の回転軸線Pに対して径方向外側にナット側プーリベルト巻掛部9bが設けられている。
また、ナット側プーリボス部9dは、ナット8の回転軸線Pの方向においてナット8と対向するようにナット側プーリ筒状部9cの図示左方向の端部に径方向内側に連続して延設され、ナット側プーリ固定部としての複数のスクリュ貫通孔9aを備えている。
同様に、ナット8は、複数のスクリュ貫通孔9aと対向する位置に開口する複数のスクリュ雌ねじ部8eを備えている。
なお、ナット8と接続される前においては、ナット側プーリ9は、ナット8の回転軸線Pに関する径方向において、ナット8と相対移動可能である。
このため、複数のスクリュ10でナット8とナット側プーリ9とを接続する前の状態で、ナット8とナット側プーリ9の軸心の相対位置を調整可能なため、ナット8とナット側プーリ9の同軸度を高めることができる。
複数のスクリュ10は、複数のスクリュ貫通孔9aを介して、複数のスクリュ雌ねじ部8eと結合することにより、ナット8とナット側プーリ9とが部分的にオーバーラップするように一体的に接続している。
ナット8は、第1軸受としての第1ボールベアリング30、第2軸受としての第2ボールベアリング31によって、ハウジング5のハウジング本体部20に対し両持ち構造にて、回転自在に支持されている。
第1ボールベアリング30は、第1アウタレース30a、第1インナレース30b、複数の第1ボール30cにより構成されている。
第2ボールベアリング31は、第2アウタレース31a、第2インナレース31b、複数の第2ボール31cにより構成されている。
なお、第1ボールベアリング30はナット8の回転軸線Pの方向において、後述する複数のボール16を、ナットボールねじ溝8bとラックバーボールねじ溝4bとにより構成されるボール循環溝15の一端側から他端側へ循環させる機能を有しているチューブ70のボール循環範囲aより、減速機収容空間21の減速機収容空間第1端部21aに近い位置に設けられている。
また、第2ボールベアリング31はナット8の回転軸線Pの方向において、後述する複数のボール16を、ナットボールねじ溝8bとラックバーボールねじ溝4bとにより構成されるボール循環溝15の一端側から他端側へ循環させる機能を有しているチューブ70のボール循環範囲aより、減速機収容空間21の減速機収容空間第2端部21bに近い位置に設けられている。
これにより、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31との支持スパンを充分に確保することができ、よりナット8の傾きを抑制することができる。
さらに、ナット側プーリベルト巻掛部9bは、ナット8の回転軸線Pの方向において無端ベルト12を2等分する点Oと複数の第1ボール30cの中心との距離bよりも、無端ベルト12を2等分する点Oと複数の第2ボール31cの中心との距離cが長くなるように設けられている。
これにより、ナット側プーリ9は、ナット8に対し所謂片持ち構造で支持されているため、ナット側プーリ9の支持点となる第1ボールベアリング30から無端ベルト12までの距離であるモーメントアームが長くなると、無端ベルト12の引っ張り力によって、ナット側プーリ9の傾きが大きくなるが、ナット側プーリベルト巻掛部9bを前述した位置に設けることで、モーメントアームを短くできるので、ナット側プーリ9の傾きを抑制することができ、減速機における振動の発生を抑制することができる。
第1ボールベアリング30は、ナット8の第1端部8cを含む領域において、ナット側プーリ9を介してナット8を支持し、第2ボールベアリング31は、ナット8の第2端部8dを含む領域において、ナット8を直接支持している。
このように、第1ボールベアリング30は、ナット側プーリ9を介してナット8を支持しているので、レイアウトの自由度の向上を図ることができる。
第1ボールベアリング30の第1アウタレース30aは、第1ハウジング20aの第1軸受保持部22に、圧入により直接固定され、第2ボールベアリング31の第2アウタレース31aは、第2ロックナット41により、一対の第2ばね座金43を介して第2ハウジング20bの第2軸受保持部23の第3の内径を有する第2大径部23aと第3の内径より小さい第4の内径を有する第2小径部23bの間の段差部23cと第2ロックナット41の間で、第2ハウジング20bの第2軸受保持部23に直接固定され、保持されている。
このように、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31がそれぞれ別々の第1ハウジング20aと第2ハウジング20bに設けられているため、
第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31のそれぞれのナット8の回転軸線P方向位置のレイアウト自由度を向上することができるので、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31間の距離を比較的長くとることも可能となり、ナット8の支持スパンが長くなり、よりナットの傾きを抑制することができる。
また、第2ボールベアリング31の第2アウタレース31aは、一対の第2ばね座金43を介して、第2軸受保持部23に直接固定されているので、第2ボールベアリング31やナット8の振動を抑制することができる。
なお、第1インナレース30bの内側には、ナット側プーリ9のナット側プーリ筒状部9cの図示左方向端部が挿入(圧入)されており、第2インナレース31bの内側には、ナット8の図示右方向端部8gが挿入(圧入)されている。
また、ナット側プーリ9のナット側プーリ筒状部9cの第1ボールベアリング30の第1インナレース30bへの挿入方向の外周端部(図示左方向)には、テーパ部60を形成している。
このため、ナット側プーリ9がテーパ部60に沿って、第1インナレース30bの内側へ挿入されるので、組付け作業性を向上することができる。
また、第1アウタレース30aと第2アウタレース31aを第1ハウジング20aと第2ハウジング20bにそれぞれ固定しておき、ナット8やナット側プーリ9を第1インナレース30b、第2インナレース31に組付ける際に、挿入することで、第1ハウジング20aと第2ハウジング20bとで閉じられた中であっても、組付け作業が可能となる。
また、第1ボールベアリング30は、ナット側プーリ9の外周に設けられるため、第1ボールベアリング30の内径が、第2ボールベアリング31の内径より大きいため、複数の第1ボール30cの直径は、複数の第2ボール31cの直径より小さくしている。
これにより、第1ボールベアリング30の大型化を抑制し、ひいては装置全体の大型化を抑制することができる。
さらに、第2ボールベアリング31は、第1ボールベアリング30よりも内径を小さくできるので、その分、複数の第2ボール31cの径を大きくすることができ、十分な軸受容量を確保することができる。
なお、第1ボールベアリング30、第2ボールベアリング31は、第1ハウジング20a、第2ハウジング20bに別の部材を介して支持されてもよい。
一方、棒形状のラックバー4のラックバー本体部(転舵軸本体部)4aの外周には、螺旋溝形状のラックバーボールねじ溝(転舵軸ボールねじ溝)4bが形成されている。ナットボールねじ溝8bとラックバーボールねじ溝4bとによりボール循環溝15が構成される。ボール循環溝15内には、金属製のボール16が複数個充填されている。ボールねじ機構7は、ナット8の回転に伴いボール循環溝15内をボール16が移動することにより、ナット8に対してラックバー4が軸方向に移動する。
合成樹脂製のチューブ70は、複数のボール16をボール循環溝15の一端側から他端側へ循環させる機能を有している。
実施形態1のステアリング装置においては、以下に列挙する作用効果を奏する。
よって、ラックバー4に対するナット8の傾きを抑制し、ボールねじ機構7や第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31のフリクションを低減することができ、すなわち、トルクの伝達ロスを低減でき、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
よって、第2ボールベアリング31の第2アウタレース31aの脱落やずれを抑制することができるとともに、第2ボールベアリング31やナット8の振動を抑制することができる。
よって、レイアウトの自由度の向上を図ることができる。
よって、複数のスクリュ10により、ナット8とナット側プーリ9を接続する前に、ナット8とナット側プーリ9の軸心の相対位置を調整可能であるため、ナット8とナット側プーリ9の同軸度を高めることができる。
よって、第1ボールベアリング30の大型化を抑制し、ひいては装置全体の大型化を抑制することができる。さらに、第2ボールベアリング31は、第1ボールベアリング30よりも内径を小さくできるので、その分、複数の第2ボール31cの径を大きくすることができ、十分な軸受容量を確保することができる。
よって、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31との支持スパンを充分に確保することができ、よりナット8の傾きを抑制することができる。
よって、ナット側プーリ9は、ナット8に対し所謂片持ち構造で支持されているため、ナット側プーリ9の支持点となる第1ボールベアリング30から無端ベルト12までの距離であるモーメントアームが長くなると、無端ベルト12の引っ張り力によって、ナット側プーリ9の傾きが大きくなるが、ナット側プーリベルト巻掛部9bを前述した位置に設けることで、モーメントアームを短くでき、ナット側プーリ9の傾きを抑制することができ、減速機における振動の発生を抑制することができる。
よって、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31のそれぞれのナット8の回転軸線P方向位置のレイアウト自由度を向上することができるので、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31間の距離を比較的長くとることも可能となり、ナット8の支持スパンが長くなり、よりナットの傾きを抑制することができる。
よって、第1ハウジング20aと第2ハウジング20bとで閉じられた中であっても、組付け作業が可能となる。
よって、ナット側プーリ9がテーパ部60に沿って、第1インナレース30bの内側へ挿入されるので、組付け作業性が向上する。
図3は、実施形態2の一部断面図である。
また、実施形態1の第2ボールベアリング31と同様に、第1ボールベアリング30の第1アウタレース30aは、第1ロックナット40により、一対の第1ばね座金42を介して第2ハウジング20bの第1軸受保持部22の第1の内径を有する第1大径部22aと第1の内径よりも小さい第2の内径を有する第1小径部22bの間の第1段差部22cと第1ロックナット40との間で、第2ハウジング20bの第1軸受保持部22に直接固定され、保持されるようにした。
その他の構成は実施形態1と同じであるため、実施形態1と共通する部材については実施形態1と同じ符号を付して、説明を省略する。
(1)第1ボールベアリング30の第1軸受保持部22と第2ボールベアリング31の第2軸受保持部23を、同一の第2ハウジング20bに設けるようにした。
よって、第1ハウジング20aと第2ハウジング20bの組付け精度によらず、第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31の高い相対位置精度を得ることができる。
よって、第1ボールベアリング30の第1アウタレース30aおよび第2ボールベアリング31の第2アウタレース31aの脱落やずれを抑制することができる。
よって、実施形態1の第2ボールベアリング31やナット8の振動の抑制に加え、第1ボールベアリング30の振動を抑制することができる。
その他の作用効果は、前述の(8)、(9)を除き、実施形態1と同じである。
図4は、実施形態3の一部断面図である。
実施形態1とは異なり、減速機収容空間第1端部21aに近い位置において、第1ボールベアリング30は、ナット8を直接支持するようにした。
また、ナット側プーリ9は、ナット8と圧入により、固定するようにした。
その他の構成は実施形態1と同じであるため、実施形態1と共通する部材については実施形態1と同じ符号を付して、説明を省略する。
(1) 第1ボールベアリング30と第2ボールベアリング31は、ナット8を
直接支持するようにした。
よって、ナット8が無端ベルト12の引っ張り力を無端ベルト12の回転軸線P方向範囲の全域で受けるレイアウトを採ることが可能となり、ナット側プーリ9の倒れを更に抑制することができる。
よって、第1ハウジング20aと第2ハウジング20bとで閉じられた中であっても、組付け作業が可能となる。
その他の作用効果は、前述の(3)、(4)、(9)を除き、実施形態1と同じである。
図5は、実施形態4の一部断面図である。
実施形態3とは異なり、第2ボールベアリング31の第2インナレース8f(31b)は、ナット8と一体構造とした。
その他の構成は実施形態3と同じであるため、実施形態1と共通する部材については実施形態1と同じ符号を付して、説明を省略する。
(1)第2ボールベアリング31の第2インナレース8f(31b)は、ナット8と一体構造とした。
よって、部品点数の削減を図ることができる。
その他の作用効果は、実施形態3と同じである。
以上、本発明を実施形態1ないし実施形態4に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は実施形態1ないし実施形態4に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
2 操舵機構
3 アシスト機構
4 ラックバー(転舵軸)
4a ラックバー本体部(転舵軸本体部)
4b ラックバーボールねじ溝(転舵軸ボールねじ溝)
5 ハウジング
6 電動モータ
7 ボールねじ機構
8 ナット
8a ナット本体部
8b ナットボールねじ溝
8c 第1端部
8d 第2端部
8e スクリュ雌ねじ部
9 ナット側プーリ(減速機)
9a 貫通孔(ナット側プーリ固定部)
9b ナット側プーリベルト巻掛部
9c ナット側プーリ筒状部
9d ナット側プーリボス部
10 スクリュ
11 電動モータ側プーリ(減速機)
11a 電動モータ側プーリベルト巻掛部
12 無端ベルト(減速機)
15 ボール循環溝
16 ボール
20 ハウジング本体部
20a 第1ハウジング
20b 第2ハウジング
21 減速機収容空間
21a 減速機収容空間第1端部
21b 減速機収容空間第2端部
22 第1軸受保持部
22a 第1大径部
22b 第1小径部
22c 第1段差部
23 第2軸受保持部
23a 第2大径部
23b 第2小径部
23c 第2段差部
30 第1ボールベアリング(第1軸受)
30a 第1アウタレース
30b 第1インナレース
30c 第1ボール
31 第2ボールベアリング(第2軸受)
31a 第2アウタレース
31b 第2インナレース
31c 第2ボール
40 第1ロックナット
41 第2ロックナット
42 第1ばね座金
43 第2ばね座金
60 テーパ部
a チューブのボール循環範囲
b 無端ベルトを2等分する点と第1ボールの中心との距離
c 無端ベルトを2等分する点と第2ボールの中心との距離
O 無端ベルトを2等分する点
P 回転軸線
Claims (14)
- ステアリング装置であって、
ハウジングであって、ハウジング本体部と、減速機収容空間と、第1軸受保持部と、第2軸受保持部を備え、
前記ハウジング本体部は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングと組み合わされる第2ハウジングを有している、
前記ハウジングと、
転舵軸であって、転舵軸本体部と、転舵軸ボールねじ溝を備え、前記ハウジングの内部で前記転舵軸の長手方向において移動可能に設けられ、
前記転舵軸本体部は、棒形状を有しており、
前記転舵軸ボールねじ溝は、前記転舵軸本体部の外周側に設けられ、螺旋溝形状を有している、
前記転舵軸と、
ナットであって、ナット本体部と、ナットボールねじ溝を有し、前記減速機収容空間の内部で回転可能に設けられ、
前記ナット本体部は、筒形状を有し、前記転舵軸が挿入されており、
前記ナットボールねじ溝は、前記ナット本体部の内周側に形成された螺旋溝形状を有している、
前記ナットと、
複数のボールであって、前記転舵軸ボールねじ溝と前記ナットボールねじ溝の間に設けられ、前記ナットの回転に伴い前記ナットの回転軸線の方向において前記転舵軸を軸方向移動させる複数の前記ボールと、
ナット側プーリであって、ナット側プーリ固定部と、ナット側プーリベルト巻掛部を有し、
前記ナット側プーリは、前記ナット側プーリ固定部において前記ナットに固定されており、
前記ナット側プーリベルト巻掛部は、筒形状を有している、
前記ナット側プーリと、
電動モータ側プーリであって、電動モータ側プーリベルト巻掛部を有し、
前記電動モータ側プーリベルト巻掛部は、筒形状を有している、
前記電動モータ側プーリと、
無端ベルトであって、前記ナット側プーリベルト巻掛部と前記電動モータ側プーリベルト巻掛部の両方に巻掛けられており、前記電動モータ側プーリの回転を前記ナット側プーリに伝達する、
前記無端ベルトと、
第1軸受であって、前記第1軸受保持部に保持され、前記ナットの回転軸線の方向において前記ナットの1対の端部である第1端部と第2端部のうち、前記第1端部を含む所定の領域に設けられ、前記ハウジングに対し前記ナットを回転可能に支持する、
前記第1軸受と、
第2軸受であって、前記第2軸受保持部に保持され、前記ナットの回転軸線の方向において前記第2端部を含む所定の領域に設けられ、前記ハウジングに対し前記ナットを回転可能に支持する、
前記第2軸受と、
電動モータであって、前記電動モータ側プーリに回転力を付与する、
前記電動モータと、を有する、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの夫々は、前記ナットの回転軸線の方向において前記ハウジングの一方と他方に設けられ、
前記第1軸受保持部および前記第2軸受保持部は、前記第2ハウジングに設けられている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項2のステアリング装置は、第1ロックナットおよび第2ロックナットを備え、
前記第1軸受は、第1アウタレース、第1インナレース、複数の第1ボールを含むボールベアリングであって、
前記第2軸受は、第2アウタレース、第2インナレース、複数の第2ボールを含むボールベアリングであって、
前記第1アウタレースは、前記第1軸受保持部において、前記第1ロックナットにより前記第1ハウジングに締結され、
前記第2アウタレースは、前記第2軸受保持部において、前記第2ロックナットにより前記第1ハウジングに締結されている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項3のステアリング装置は、前記ステアリング装置は、第1ばね座金と、第2ばね座金を備え、
前記第1軸受保持部は、前記ナットの回転軸線に関する径方向における前記第1ハウジングの内径が第1の内径を有する第1大径部と、前記第1ハウジングの内径が前記第1の内径よりも小さい第2の内径を有する第1小径部を含み、
前記第1アウタレースは、前記第1ばね座金と共に前記第1大径部と前記第1小径部の間の第1段差部と前記第1ロックナットの間に保持されており、
前記第2軸受保持部は、前記ナットの回転軸線に関する径方向における前記第1ハウジングの内径が第3の内径を有する第2大径部と、前記第1ハウジングの内径が前記第3の内径よりも小さい第4の内径を有する第2小径部を含み、
前記第2アウタレースは、前記第2ばね座金と共に前記第2大径部と前記第2小径部の間の第2段差部と前記第2ロックナットの間に保持されている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ナット側プーリは、前記ナットの回転軸線の方向において、前記ナットと部分的にオーバーラップしており、
前記第1軸受は、前記ナット側プーリを介して前記ナットを支持している、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項5に記載のステアリング装置は、前記ナットと前記ナット側プーリとを接続する複数のスクリュを備え、
前記ナット側プーリは、ナット側プーリ筒状部と、ナット側プーリボス部を含み、
前記スクリュによって前記ナットと接続される前の状態において、前記ナットの回転軸線に関する径方向において前記ナットと相対移動可能であって、
前記ナット側プーリ筒状部は、筒形状を有し、前記ナット側プーリ巻掛部が前記ナットの回転軸線に関する径方向の外側に設けられており、
前記ナット側プーリボス部は、前記ナットの回転軸線の方向において前記ナットと対向するように前記ナット側プーリ筒状部に設けられ、前記ナット側プーリ固定部としての複数のスクリュ貫通孔を備え、
前記ナットは、複数の前記スクリュ貫通孔と対向する位置に開口する複数のスクリュ雌ねじ部を備え、
複数の前記スクリュは、前記スクリュ貫通孔を介して前記スクリュ雌ねじ部と結合することにより前記ナットと前記ナット側プーリとを接続している、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項5に記載のステアリング装置において、
前記第2軸受は、前記ナットを直接支持しており、
複数の前記第1ボールの直径は、複数の前記第2ボールの直径よりも小さい、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記減速機収容空間は、前記ナットの回転軸線の方向における1対の端部である減速機収容空間第1端部と、減速機収容空間第2端部を有し、
前記第1軸受は、前記ナットの回転軸線の方向において、複数の前記ボールが前記転舵軸ボールねじ溝と前記ナットボールねじ溝とで形成されるボールねじ溝を循環する範囲よりも前記減速機収容空間第1端部に近い位置に設けられており、
前記第2軸受は、前記ナットの回転軸線の方向において、複数の前記ボールが前記ボールねじ溝を循環する範囲よりも前記減速機収容空間第2端部に近い位置に設けられている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項8に記載のステアリング装置において、
前記ナット側プーリは、前記ナットの回転軸線の方向において、前記ナットと部分的にオーバーラップしており、
前記第1軸受は、前記ナット側プーリを介して前記ナットを支持しており、第1アウタレース、第1インナレース、複数の第1ボールを含むボールベアリングであって、
前記第2軸受は、前記ナットを直接支持しており、第2アウタレース、第2インナレース、複数の第2ボールを含むボールベアリングであって、
前記ナット側プーリ固定部は、前記ナットの回転軸線の方向において前記第1軸受に対し前記ナット側プーリ巻掛部の反対側に設けられており、
前記ナット側プーリ巻掛部は、前記ナットの回転軸線の方向において前記無端ベルトを2等分する点と複数の前記第1ボールの中心との距離よりも、前記無端ベルトを2等分する点と複数の前記第2ボールの中心との距離が長くなるように設けられている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ナット側プーリは、前記ナットの回転軸線の方向において、前記ナット側プーリの全体が前記ナットとオーバーラップしており、
前記減速機収容空間は、前記ナットの回転軸線の方向における1対の端部である減速機収容空間第1端部と、減速機収容空間第2端部を有し、
前記第1軸受は、前記ナット側プーリよりも前記減速機収容空間第1端部に近い位置において前記ナットを直接支持しており、
前記第2軸受は、前記ナット側プーリよりも前記減速機収容空間第2端部に近い位置において前記ナットを直接支持している、
ことを特徴とするステアリング装置 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ナット側プーリは、前記ナットの回転軸線の方向において、前記ナット側プーリの全体が前記ナットとオーバーラップしており、
前記第2軸受は、前記ナットを直接支持しており、第2アウタレースと、複数の第2ボールと、第2インナレース部を含むボールベアリングであって、
前記第2インナレース部は、前記ナットと一体に形成されている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの夫々は、前記ナットの回転軸線の方向において前記ハウジングの一方と他方に設けられ、
前記第1軸受保持部は、前記第1ハウジングに設けられており、
前記第2軸受保持部は、前記第2ハウジングに設けられている、
ことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項12に記載のステアリング装置において、
前記第1軸受は、第1アウタレース、第1インナレース、複数の第1ボールを含むボールベアリングであって、
前記第2軸受は、第2アウタレース、第2インナレース、複数の第2ボールを含むボールベアリングであって、
前記第1アウタレースは、前記第1軸受保持部に固定されており、
前記第1インナレースは、前記ナットまたは前記ナット側プーリが内側に挿入されており、
前記第2アウタレースは、前記第2軸受保持部に固定されていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項13に記載のステアリング装置において、
前記減速機収容空間は、前記ナットの回転軸線の方向における1対の端部である減速機収容空間第1端部と、減速機収容空間第2端部を有し、
前記ナットまたは前記ナット側プーリは、前記ナットの回転軸線の方向における1対の端部のうち前記減速機収容空間第1端部に近い方の端部に設けられ、
前記減速機収容空間第1端部から前記減速機減速機収容空間第2端部に向かう方向にいくほど前記ナットの回転軸線に関する外径が徐々に大きくなるテーパ部を有することを特徴とするステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018134649A JP7132778B2 (ja) | 2018-07-18 | 2018-07-18 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018134649A JP7132778B2 (ja) | 2018-07-18 | 2018-07-18 | ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020011590A true JP2020011590A (ja) | 2020-01-23 |
JP7132778B2 JP7132778B2 (ja) | 2022-09-07 |
Family
ID=69169211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018134649A Active JP7132778B2 (ja) | 2018-07-18 | 2018-07-18 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7132778B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021166680A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 | 日立Astemo株式会社 | 電動パワーステアリング装置用のハウジング |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003285747A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-07 | Koyo Seiko Co Ltd | 車両のステアリング装置 |
JP2004338537A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Ntn Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2005324708A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2006027577A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2012126338A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
US20150183455A1 (en) * | 2013-12-31 | 2015-07-02 | Trw Automotive U.S. Llc | Electric Power Steering Assembly |
JP2017128298A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
DE102016007542A1 (de) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | Thyssenkrupp Ag | Kugelgewindetrieb einer elektromechanischen Servolenkung mit Umlenkkörper für eine Kugelrückführung |
-
2018
- 2018-07-18 JP JP2018134649A patent/JP7132778B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003285747A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-07 | Koyo Seiko Co Ltd | 車両のステアリング装置 |
JP2004338537A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-02 | Ntn Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2005324708A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2006027577A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2012126338A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
US20150183455A1 (en) * | 2013-12-31 | 2015-07-02 | Trw Automotive U.S. Llc | Electric Power Steering Assembly |
JP2017128298A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
DE102016007542A1 (de) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | Thyssenkrupp Ag | Kugelgewindetrieb einer elektromechanischen Servolenkung mit Umlenkkörper für eine Kugelrückführung |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021166680A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 | 日立Astemo株式会社 | 電動パワーステアリング装置用のハウジング |
JP2021127084A (ja) * | 2020-02-17 | 2021-09-02 | 日立Astemo株式会社 | 電動パワーステアリング装置用のハウジング |
JP7379204B2 (ja) | 2020-02-17 | 2023-11-14 | 日立Astemo株式会社 | 電動パワーステアリング装置用のハウジング |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7132778B2 (ja) | 2022-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9314835B2 (en) | Power steering apparatus and method of manufacturing power steering apparatus | |
JP6148121B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
US8783409B2 (en) | Rack driven electric power steering apparatus | |
US10046794B2 (en) | Rack assist type electric power steering apparatus | |
CN104015786B (zh) | 滚珠丝杆型电动助力转向装置 | |
JP5982313B2 (ja) | パワーステアリング装置およびパワーステアリング用減速装置 | |
JP6990325B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2020011590A (ja) | ステアリング装置 | |
WO2006003796A1 (ja) | 伝達比可変操舵装置 | |
CN111108034B (zh) | 动力转向装置 | |
JP2015186950A (ja) | ステアリング装置 | |
JP2017001506A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2006218980A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP6379414B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
JP2018008693A (ja) | パワーステアリング装置 | |
JPH1059197A (ja) | ケーブル式ステアリング装置 | |
JP6330992B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
KR20200134441A (ko) | 랙구동형 동력 보조 조향장치 | |
JP2016055738A (ja) | パワーステアリング装置 | |
WO2023074304A1 (ja) | ギヤハウジングおよび電動アシスト装置 | |
JP2018094934A (ja) | ステアリング装置 | |
JP6364526B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
KR102661494B1 (ko) | 랙구동형 동력 보조 조향장치 | |
JP2019147536A (ja) | ステアリング装置 | |
JP2008069862A (ja) | 電動リニアアクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210312 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220322 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7132778 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |