JP2003285747A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラックと一体化のスクリューシャフトにねじ合
わされる回転筒がモータにより回転駆動されることでラ
ックに軸方向力が付与され、そのラックの動きが車輪に
伝達されることで舵角が変化するステアリング装置にお
いて、モータ出力のラックへの伝達効率低下を防止す
る。 【解決手段】操舵により回転するピニオンに噛み合うラ
ック4と一体のスクリューシャフト11に、ラックハウジ
ング30により支持される回転筒13が転動体12を介してね
じ合わされる。回転筒13はモータ27により駆動される。
ラック4をピニオンとの噛み合い位置において支持する
ラック支持部材と、スクリューシャフト11の移動範囲に
配置されると共にスクリューシャフト11の外周を支持可
能な支持体40との間に、転動体12の全体が配置される。
ラック4に路面側から作用する負荷を支持体40とラック
支持部材とにより受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックに一体化さ
れるスクリューシャフトにねじ合わされる回転筒をモー
タにより回転駆動することでラックを移動させる力を発
生し、そのラックの動きを車輪に伝達することで舵角を
変化させるステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示す従来の電動パワーステアリン
グ装置100は、操舵により回転するピニオン(図示省
略)に噛み合うラック101に一体化されるスクリュー
シャフト102と、そのスクリューシャフト102にボ
ール103を介してねじ合わされるボールナット104
と、そのボールナット104に同行回転するように一体
化される従動ベベルギヤ105と、その従動ベベルギヤ
105に噛み合う駆動ベベルギヤ106を駆動する操舵
補助力発生用モータ107と、そのボールナット104
と従動ベベルギヤ105とを回転可能に支持するラック
ハウジング108ととを備える。そのラック101の動
きが車輪に伝達されることで舵角が変化する。
【0003】上記のような電動パワーステアリング装置
100においては、路面側から車輪に作用する負荷によ
ってラック101の振動と撓みが生じる。そのような振
動を吸収するため、そのラック101をピニオンとの噛
み合い位置において支持するラック支持部材(図示省
略)と上記ボール103との間の位置(図7においてボ
ール103の右方の位置)において、振動減衰性の大き
な材質からなる軸受けによりラック101を支持するこ
とが提案されている(特許第2966818号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動減衰性の
大きな材質からなる軸受けにより振動を減衰することは
できても、ラック101の撓みを十分に低減することは
できなかった。そのラック101の撓みの増大はスクリ
ューシャフト102の撓みの増大であることから、スク
リューシャフト102とボール103との間およびボー
ルナット104とボール103との間の摩擦が大きくな
り、モータ107の出力のラック101への伝達効率が
10%以上低下することもあり、エネルギーの有効利用
を図ることができず、操舵フィーリングが低下するとい
う問題があった。
【0005】また、モータ107と車体内の他部品との
干渉防止等のレイアウト上の必要性から、スクリューシ
ャフト102をラック101の端部近傍に配置すること
が要望されていた。しかし、スクリューシャフト102
をラック101の端部近傍に配置すると、スクリューシ
ャフト102とラック支持部材との距離が大きくなるた
めラック101の撓みがより大きくなる。そのようなス
クリューシャフト102が設けられていないラックを用
いたラックピニオン式ステアリング装置においては、ラ
ックの端部近傍をブッシュにより支持することでラック
の撓みを防止している。しかし、ブッシュにより支持さ
れるラック101の端部近傍にスクリューシャフト10
2を設けた場合、ブッシュはスクリューシャフト102
における軌道溝102aの開口縁と接触することになり
磨耗し易くなる。そのため、スクリューシャフトのがた
つきにより伝達効率が低下する。本発明は、上記課題を
解決することのできる車両の操舵装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、操舵により回
転するピニオンと、そのピニオンに噛み合うラックと、
そのラックに一体化されるスクリューシャフトと、その
スクリューシャフトに転動体を介してねじ合わされる回
転筒と、その回転筒を駆動するモータと、その回転筒を
回転可能に支持するラックハウジングと、そのラックを
ピニオンとの噛み合い位置において支持するラック支持
部材とを備え、そのラックの動きが車輪に伝達されるこ
とで舵角が変化する車両のステアリング装置において、
前記スクリューシャフトの移動範囲に配置されると共
に、そのスクリューシャフトの外周を支持可能な支持体
が設けられ、その支持体と前記ラック支持部材との間に
前記転動体の全体が配置され、前記ラックに路面側から
作用する負荷を、その支持体と前記ラック支持部材とに
より受けることを特徴とする。本発明の構成によれば、
路面側から車輪を介してラックに作用する負荷を、ラッ
クを支持する支持体とラック支持部材とにより受けるの
で、その支持体とラック支持部材との間においてラック
が撓むのを防止できる。その支持体とラック支持部材と
の間に転動体の全体が配置されるので、スクリューシャ
フトの撓みを低減し、転動体とスクリューシャフトとの
間および転動体と回転筒との間の摩擦の増大を阻止でき
る。また、その支持体はスクリューシャフトの移動範囲
に配置され、そのスクリューシャフトの外周を支持可能
であるので、スクリューシャフトを転動体の全体よりも
ラック支持部材から離れたラックの端部近傍に配置でき
る。これにより、ステアリング装置を構成するモータの
レイアウトの自由度を向上できる。その支持体としては
ブッシュや軸受けを用いることができる。
【0007】前記支持体は前記ラックハウジングにより
支持されてもよい。これにより、スクリューシャフトの
ラック支持部材からの距離がより大きくなっても、支持
体によりスクリューシャフトの外周を支持し、スクリュ
ーシャフトの撓みを低減できる。
【0008】前記支持体は前記回転筒により支持されて
もよい。これにより、支持体はスクリューシャフトに対
して相対回転するので、偏って磨耗するのが防止され、
また、スクリューシャフトの軌道溝の開口縁との接触に
よる偏磨耗も抑制され、長寿命化を図れる。この場合、
その支持体として転がり軸受が用いられるのが好まし
い。転がり軸受を用いることでスクリューシャフトと回
転筒とが円滑に相対回転し、伝達効率を向上することが
できる。
【0009】前記スクリューシャフトの外周における軌
道溝の開口縁は面取り部とされているのが好ましい。こ
れにより、その軌道溝の開口縁との接触による支持体の
磨耗を抑制し、スクリューシャフトのがたつきによる伝
達効率低下を防止できる。その面取り部は凸曲面でも平
坦面でもよい。
【0010】前記スクリューシャフトの外周における軌
道溝のスクリューシャフト軸方向における寸法は、その
軌道溝の間の部分のスクリューシャフト軸方向における
寸法よりも小さくされているのが好ましい。これによ
り、支持体の内周面にスクリューシャフトの外周面から
作用する面圧を低減し、支持体の磨耗を抑制し、スクリ
ューシャフトのがたつきによる伝達効率低下を防止でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1、図2に示すラックピニオン式
電動パワーステアリング装置1は、入力シャフト2に連
結されるステアリングホイールHの操舵により回転する
ピニオン3と、そのピニオン3に噛み合うラック4とを
備え、そのラック4の両端に車輪(図示省略)が連結さ
れる。そのピニオン3の回転によるラック4の動きが車
輪に伝達されることで舵角が変化する。
【0012】そのピニオン3とラック4を覆うラックハ
ウジング30が設けられる。そのラックハウジング30
は、第1ハウジング31と第2ハウジング32とをネジ
等により連結することで構成され、車体に取り付けられ
る。そのラックハウジング30内に、ステアリングホイ
ールHの操舵によってピニオン3に伝達される操舵トル
クを検出するトルクセンサ7が設けられる。そのトルク
センサ7は公知のものを採用できる。そのピニオン3と
の噛み合い位置においてラック4はラック支持部材9に
より支持されている。そのラック支持部材9は、本実施
形態では公知の構成を有し、ラックハウジング30にラ
ック4の径方向に移動可能に挿入され、バネ8によりラ
ック4に押し付けられ、ラック4における歯と反対側を
ラック軸方向視で円弧に沿う面により支持する。
【0013】図3に示すように、そのラック4にスクリ
ューシャフト11が一体化されている。本実施形態で
は、ラック4における中央よりも一端側(図3において
左側)に近接する領域がスクリューシャフト11とされ
ている。そのスクリューシャフト11にボール(転動
体)12を介してボールナット(回転筒)13がねじ合
わされている。そのボールナット13はラックハウジン
グ30により一端側の複列ボールベアリング33と他端
側のボールベアリング34とを介して回転可能に支持さ
れている。
【0014】そのボールナット13に同行回転するよう
に従動ギヤ21が一体化されている。本実施形態では、
その従動ギヤ21はベベルギヤとされ、ボールナット1
3の外周に嵌め合わされ、ボールナット13の外周の段
差とボールナット13にねじ合わされるナット14とに
より挟み込まれることでボールナット13に一体化され
ている。
【0015】その従動ギヤ21に噛み合う駆動ギヤ22
が駆動シャフト23に一体的に設けられている。その駆
動ギヤ22は、駆動シャフト23を支持するボールベア
リング24、25を介してギヤハウジング26により回
転可能により支持されている。そのギヤハウジング26
はラックハウジング30の第2ハウジング32と一体的
に成形されている。その駆動シャフト23に、ギヤハウ
ジング26に取り付けられた操舵補助力発生用モータ2
7の出力シャフトがカップリング27aを介して連結さ
れる。これにより、そのモータ27によってボールナッ
ト13が減速ギヤ機構を構成する駆動ギヤ22と従動ギ
ヤ21を介して回転駆動される。
【0016】上記トルクセンサ7とモータ27に接続さ
れる車載制御装置(図示省略)が、そのトルクセンサ7
により検出される操舵トルクに応じてモータ27を駆動
する。これにより、モータ27の出力は駆動ギヤ22、
従動ギヤ21を介してボールナット13に伝達され、ボ
ールナット13の回転力がボール12、スクリューシャ
フト11を介してラック4に操舵補助力として伝達され
る。なお、そのモータ27の制御方法は特に限定される
ものではなく、例えば車速等の操舵トルク以外の変量に
応じて操舵補助力を変化させるようにしてもよい。
【0017】そのスクリューシャフト11の移動範囲
に、そのスクリューシャフト11の外周を支持可能な支
持体が設けられている。本実施形態では、その支持体は
円筒状のブッシュ40とされ、第1ハウジング31の内
周にネジ41を介してねじ合わされた筒状部材42の内
周に嵌め合わされることでラックハウジング30により
支持される。そのブッシュ40は、例えば鋼板の表面を
ポリ四フッ化エチレンや銅化合物等によりコーティング
することで形成され、割りを有するものとされる。この
ブッシュ40の内周によりスクリューシャフト11の外
周が支持される。本実施形態では、車両の直進状態にお
いてブッシュ40はスクリューシャフト11の一端とラ
ック4との境界領域近傍に配置される。なお、ブッシュ
40はスクリューシャフト11を常に支持する位置に配
置されてもよいし、左右一方への操舵時のみ支持する位
置に配置されてもよい。そのブッシュ40とラック支持
部材9との間に上記ボール12の全体が配置される。こ
れにより、ラック4に路面側から車輪を介して作用する
負荷をブッシュ40とラック支持部材9とにより受け、
スクリューシャフト11の撓みを抑制可能である。その
ブッシュ40の内径とスクリューシャフト11の外径と
の差は例えば0.05mm程度とされる。
【0018】図4に示すように、スクリューシャフト1
1における螺旋状の軌道溝11aの開口縁との接触によ
るブッシュ40の磨耗を抑制するため、その軌道溝11
aの開口縁は面取り部11a′とされている。本実施形
態では、その面取り部11a′は平坦面とされている。
スクリューシャフト11の軸方向に対して面取り部11
a′がなす角度αは30°以下であるのが好ましい。
【0019】上記構成によれば、路面側から車輪を介し
てラック4に作用する負荷を、ラック4を支持するブッ
シュ40とラック支持部材9とにより受けるので、その
ブッシュ40とラック支持部材9との間においてラック
4が撓むのを防止できる。そのブッシュ40とラック支
持部材9との間にボール12の全体が配置されるので、
スクリューシャフト11の撓みを低減し、ボール12と
スクリューシャフト11との間およびボール12とボー
ルナット13との間の摩擦の増大を阻止できる。また、
そのブッシュ40はスクリューシャフト11の移動範囲
に配置され、そのスクリューシャフト11の外周を支持
可能であるので、スクリューシャフト11をボール12
の全体よりもラック支持部材9から離れたラック4の端
部近傍に配置できる。これにより、ステアリング装置1
を構成するモータ27のレイアウトの自由度を向上でき
る。そのブッシュ40をラックハウジング30により支
持することで、スクリューシャフト11のラック支持部
材9からの距離がより大きくなっても、ブッシュ40に
よりスクリューシャフト11の外周を支持し、スクリュ
ーシャフト11の撓みを低減できる。さらに、スクリュ
ーシャフト11の外周における軌道溝11aの開口縁は
面取り部11a′とされているので、その開口縁との接
触によるブッシュ40の磨耗を抑制できる。
【0020】図5は本発明の第1変形例を示す。上記実
施形態との相違は、まず支持体としてブッシュ40に代
えて転がり軸受であるニードルベアリング240が用い
られている。また、ボール12とボールナット13に代
えて、スクリューシャフト11の軸方向に並列する複数
(本実施形態では4つ)のボールベアリング212と、
それらボールベアリング212を覆う筒体213が用い
られている。その筒体213は第1、第2部材213
a、213bをネジ213cを介して連結することで構
成され、ラックハウジング30により一端側のボールベ
アリング233と他端側のボールベアリング234とを
介して回転可能に支持されている。従動ギヤ21は筒体
213の第1部材213aの外周に嵌め合わされ、第1
部材213aの外周の段差と第2部材213bとにより
挟み込まれることで筒体213に一体化されている。そ
の一端側のボールベアリング233の内輪は筒体213
の外周と一体化されている。そのニードルベアリング2
40は筒体213の内周に嵌め合わされることで筒体2
13により支持されている。各ボールベアリング212
を構成するボール212aが本発明の転動体とされ、そ
のボール212aを介して筒体213はスクリューシャ
フト11にねじ合わされている。すなわち、各ボールベ
アリング212を構成する外輪212bは筒体213に
同行回転するように一体化されている。各ボールベアリ
ング212の内輪212cの内周にスクリューシャフト
11における螺旋状の軌道溝11aに当接可能な環状突
部212c′が形成されている。各ボールベアリング2
12の回転軸はスクリューシャフト11の軸心に対して
軌道溝11aのリード角と等しい角度だけ傾斜するもの
とされ、その傾斜方向は中央側の2つのボールベアリン
グ212と両端側の2つのボールベアリング212とで
互いに逆とされている。また、各ボールベアリング21
2の回転中心はスクリューシャフト11の軸心に対して
偏心する。各ボールベアリング212は環状突部212
c′を介して軌道溝11aの内面に一位置において接す
るものとされ、中央側の2つのボールベアリング212
の当接位置と両端側の2つのボールベアリング212の
当接位置とは回転周方向において互いから180°離れ
ている。これにより、筒体213がモータ27により回
転駆動されることで、ボールベアリング212を介して
スクリューシャフト11に軸方向力が作用する。このよ
うなボールベアリングを利用したラックの送り機構は、
例えば特開2000−352450号公報に開示された
ような公知のものを用いることができる。この第1変形
例によれば、ニードルベアリング240はスクリューシ
ャフト11に対して相対回転するので偏って磨耗するの
が防止され、また、スクリューシャフト11の軌道溝1
1aの開口縁との接触による磨耗も抑制され、長寿命化
を図れる。さらに、支持体として転がり軸受であるニー
ドルベアリング240を用いることでスクリューシャフ
ト11と筒体213とが円滑に相対回転し、伝達効率を
向上することができる。他は上記実施形態と同様で同様
部分は同一符号で示される。
【0021】図6は本発明の第2変形例を示す。上記実
施形態および第1変形例との相違は、スクリューシャフ
ト11の外周における軌道溝11aの開口縁の面取り部
11a′が凸曲面とされ、また、その軌道溝11aのス
クリューシャフト軸方向における寸法L1が、その軌道
溝11aの間の部分のスクリューシャフト軸方向におけ
る寸法L2よりも小さくされている点にある。なお、軌
道溝11aの開口縁に面取り部11a′が形成される場
合には、図において破線で示すように面取り部11a′
が形成されなかったものとして寸法L1、L2を測定す
る。これにより、ブッシュ40あるいはニードルベアリ
ング240の内周面にスクリューシャフト11の外周面
から作用する面圧を低減し、ブッシュ40あるいはニー
ドルベアリング240の磨耗を抑制し、スクリューシャ
フト11のがたつきによる伝達効率低下を防止できる。
他は上記実施形態と同様で同様部分は同一符号で示され
る。
【0022】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、実施形態においてブッシュ40に代えて転がり軸
受けを用いてもよいし、ブッシュ40をラックハウジン
グ30ではなくボールナット13により支持してもよ
く、また第1変形例においてニードルベアリング240
に代えてブッシュを用いてもよいし、ニードルベアリン
グ240をラックハウジング30により支持してもよ
い。また、駆動ギヤ22と従動ギヤ21の種類は特にベ
ベルギヤに限定されない。あるいは、モータとして回転
筒に一体化されたロータを有するものを用いることで、
ギヤ機構を介することなく回転筒を駆動するようにして
もよい。さらに、本発明を適用するステアリング装置は
パワーステアリング装置に限定されず、例えば車両を路
面の誘導標識に沿って無人運転するためにモータ出力の
みでラックを駆動する自動操舵装置や、車輪に機械的に
連結されていないステアリングホイールの操舵に応じて
駆動されるモータの出力のみでラックを駆動するステア
バイワイヤシステムを採用した操舵装置にも適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ラックに一体化される
スクリューシャフトにねじ合わされる回転筒をモータに
より回転駆動することでラックに軸方向力を付与し、そ
のラックの動きが車輪に伝達されることで舵角が変化す
る車両のステアリング装置において、モータ出力のラッ
クへの伝達効率低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の正面図
【図2】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の縦断面図
【図3】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の要部の断面図
【図4】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置における部分拡大図
【図5】本発明の第1変形例の電動パワーステアリング
装置の要部の断面図
【図6】本発明の第2変形例の電動パワーステアリング
装置における部分拡大図
【図7】従来の電動パワーステアリング装置の部分断面
【符号の説明】
3 ピニオン 4 ラック 9 ラック支持部材 11 スクリューシャフト 12、212a ボール(転動体) 13 ボールナット(回転筒) 27 モータ 30 ラックハウジング 40 ブッシュ(支持体) 213 筒体(回転筒) 240 ニードルベアリング(支持体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵により回転するピニオンと、そのピニ
    オンに噛み合うラックと、そのラックに一体化されるス
    クリューシャフトと、そのスクリューシャフトに転動体
    を介してねじ合わされる回転筒と、その回転筒を駆動す
    るモータと、その回転筒を回転可能に支持するラックハ
    ウジングと、そのラックをピニオンとの噛み合い位置に
    おいて支持するラック支持部材とを備え、そのラックの
    動きが車輪に伝達されることで舵角が変化する車両のス
    テアリング装置において、前記スクリューシャフトの移
    動範囲に配置されると共に、そのスクリューシャフトの
    外周を支持可能な支持体が設けられ、その支持体と前記
    ラック支持部材との間に前記転動体の全体が配置され、
    前記ラックに路面側から作用する負荷を、その支持体と
    前記ラック支持部材とにより受けることを特徴とする車
    両のステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記支持体は前記ラックハウジングにより
    支持される請求項1に記載の車両のステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記支持体は前記回転筒により支持される
    請求項1に記載の車両のステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記支持体として転がり軸受が用いられる
    請求項3に記載の車両のステアリング装置。
  5. 【請求項5】前記スクリューシャフトの外周における螺
    旋状の軌道溝の開口縁は面取り部とされている請求項1
    〜4の中の何れかに記載の車両のステアリング装置。
  6. 【請求項6】前記スクリューシャフトの外周における軌
    道溝のスクリューシャフト軸方向における寸法は、その
    軌道溝の間の部分のスクリューシャフト軸方向における
    寸法よりも小さくされている請求項1〜5の中の何れか
    に記載の車両のステアリング装置。
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