JP2020011558A - 車体のクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法 - Google Patents

車体のクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の削減による構造の簡素化および溶接箇所の削減を図りながらも軽量化することができる車体のクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法を提供する。【解決手段】金属製板材Wにおける一方側の面を凹状に他方側の面を凸状にそれぞれプレス加工する。金属製板材Wにおける前記他方側の面をシェービング加工により略平坦形状に切削する。このようにして作製された2枚の金属製板材W1,W2をそれぞれ折り曲げた後、閉断面構造を構成するように接合する。これにより、各金属製板材W1,W2それぞれに厚板部と薄板部とを設けることが可能となり、クロスメンバを軽量化することができる。また、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接する必要がないため、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化、および、溶接箇所の削減による製造コストの低廉化、熱害の抑制、錆の発生の抑制を図ることができる。【選択図】図9

Description

本発明は車体のクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法に係る。特に、本発明は、板厚寸法が互いに異なる複数の領域を備えたクロスメンバの改良に関する。
従来、車両の車体フレームとして、車体前後方向に沿って延在する左右一対のサイドレール(サイドフレームとも呼ばれる)と、これらサイドレール同士の間に架け渡されたクロスメンバとを備えた構造(フレーム構造と呼ばれている)が知られている。一般に、前記クロスメンバは、金属製板材(高張力鋼板等)がプレス加工等によって所定の断面構造(例えば閉断面構造等)とされて高い剛性が得られるようになっている。
特許文献1には、金属製板材のプレス加工によって閉断面構造で構成されたメンバ本体を有するクロスメンバが開示されている。
特開2000−168616号公報
特許文献1に開示されているように金属製板材(板厚寸法が均一な金属製板材)をプレス加工することによってメンバ本体(クロスメンバ)を作製した場合、クロスメンバの全体に亘って板厚寸法が均一となる。そして、この板厚寸法は、クロスメンバにおいて特に荷重が大きく作用する部分での強度が十分に確保できるように規定されている。従って、それ以外の部分(作用する荷重が比較的小さい部分)では板厚寸法が無駄に大きくなってしまうことになる。このため、クロスメンバを軽量化して車体重量の軽減を図るには限界がある。
クロスメンバの軽量化を図る構造として、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接することでクロスメンバを作製することが考えられる。例えば、図10に示すように、クロスメンバaを、フロント側メンバbとリヤ側メンバcとで構成し、これらメンバb,cそれぞれを、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材b1,b2,b3、c1,c2,c3を溶接することによって作製し、また、これらメンバb,c同士も溶接によって一体化させるようにしたものである。例えば、フロント側メンバbおよびリヤ側メンバcそれぞれにおいて、車幅方向の中央部分に大きな荷重が作用する場合には、中央に位置するパネル材b2,c2の板厚寸法を大きくし、それ以外のパネル材b1,b3,c1,c3の板厚寸法を小さくすることで、クロスメンバaの軽量化を図ることが可能になる。
しかしながら、このようにしてクロスメンバaを作製する場合、部品点数が多くなって、構造の複雑化を招いてしまう可能性がある。また、複数箇所での溶接が必要となることから、製造コストの高騰、溶接箇所での熱害(溶接箇所の強度低下)、錆の発生(溶接箇所の周辺部での錆の発生)を招いてしまう可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数の削減による構造の簡素化および溶接箇所の削減を図りながらも軽量化することができる車体のクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、車体フレームの一部を構成すると共に車幅方向に沿って延在し、所定断面形状の金属製板材で成るクロスメンバを前提とする。そして、このクロスメンバは、前記金属製板材における一方側の面には段差部が設けられており、前記段差部によって段落ちされた領域の裏面となる前記金属製板材の他方側の面には削り痕部が設けられていて、前記段差部を挟んで前記金属製板材の延在方向の一方側には厚板部が他方側には薄板部がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この特定事項により、金属製板材における一方側の面に段差部を設け、他方側の面に削り痕部を設けることで、単一の金属製板材に厚板部と薄板部とを設けることが可能となる。つまり、この金属製板材によってクロスメンバを作製することにより、該クロスメンバにおいて特に荷重が大きく作用する部分を厚板部で構成し、作用する荷重が比較的小さい部分を薄板部で構成することができ、これにより、作用する荷重に応じた板厚寸法を単一の金属製板材上に得ることができる。その結果、板厚寸法が無駄に大きくなってしまう領域を削減することができ、クロスメンバを軽量化することができる。また、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接する必要がないため(図10で示した構造を採用する必要がないため)、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化、および、溶接箇所の削減による製造コストの低廉化、熱害の抑制、錆の発生の抑制を図ることができる。
また、車幅方向に沿って延在し且つ車体前後方向に所定間隔を存して配設された複数本のクロスメンバのうち最も車体後側に位置するクロスメンバに前記厚板部および前記薄板部がそれぞれ設けられていることが好ましい。
複数本のクロスメンバのうち最も車体後側に位置するクロスメンバは、トーイング時に他の車両(トレーラ等)が連結されること等から他のクロスメンバに比べて特に高い強度を必要とする部分が存在する。このため、この高い強度を必要とする部分を前記厚板部として構成し、それに隣接する部分を前記薄板部として構成することで、当該クロスメンバの軽量化を図りながら必要な強度を確保することができる。
より具体的に、最も車体後側に位置する前記クロスメンバは、その車幅方向の中央部にトーイング用連結部が設けられており、このトーイング用連結部およびその周辺部が前記厚板部となっていることが好ましい。
トーイング時には、一般にクロスメンバにおける車幅方向の中央部に設けられたトーイング用連結部に他の車両(トレーラ等)が連結されることになる。このため、このトーイング用連結部およびその周辺部を前記厚板部として構成することで、このトーイング用連結部に入力される荷重に対する強度を十分に得ることができる。
また、最も車体後側に位置する前記クロスメンバは、その車幅方向の両外側部が、車体前後方向に沿って延在する左右一対のサイドレールにそれぞれ連結されており、前記車幅方向の両外側部が前記厚板部となっていることが好ましい。
クロスメンバは、車幅方向の両外側部がサイドレールにそれぞれ連結されていることにより両持ち構造となっている。このため、トーイング時には、この連結部分(サイドレールへの連結部分)に作用するモーメント等の影響によって該連結部分での応力が高くなりやすい。この点に鑑み、本解決手段では、車幅方向の両外側部を厚板部として構成することで、この車幅方向の両外側部に入力される荷重に対する強度を十分に得ることができるようにしている。
また、前記金属製板材は、車幅方向の全体に亘る単一の部材であることが好ましい。
これによれば、クロスメンバを開断面構造で構成する場合には、1枚の金属製板材のみによって前述した機能を有するクロスメンバを構成することが可能になる。また、クロスメンバを閉断面構造で構成する場合には、例えば車体前側の部材となる金属製板材と車体後側の部材となる金属製板材とを一体的に接合することで閉断面構造のクロスメンバを作製することができ、この場合、2枚の金属製板材のみによって前述した機能を有するクロスメンバを構成することが可能になる。このため、クロスメンバを構成するための部材の点数(金属製板材の使用枚数)を大幅に削減することができる。
また、前記クロスメンバは閉断面構造で構成されており、前記金属製板材において前記段差部が設けられている前記一方側の面は、前記閉断面構造の内側の面とされ、前記金属製板材において前記削り痕部が設けられている前記他方側の面は、前記閉断面構造の外側の面とされていることが好ましい。
閉断面構造のクロスメンバに外力が作用した場合、その外側の面には引っ張り応力が作用する。この際、この外側の面に段差部が存在していると、該段差部に応力が集中してしまう可能性がある。この点に鑑み、本解決手段では、内側の面(前記一方側の面)に段差部を設けることにより、外側の面(前記他方側の面)に削り痕部を設けて略平坦な面にし、これによって外側の面での引っ張り応力の集中が生じないようにしている。これにより、クロスメンバの強度の信頼性を高めることができる。
また、前記クロスメンバの製造方法も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、車体フレームの一部を構成すると共に車幅方向に沿って延在し、所定断面形状の金属製板材で成るクロスメンバの製造方法を対象とする。そして、このクロスメンバの製造方法は、プレス加工工程と、シェービング加工工程と、折り曲げ加工工程とを含んでいる。プレス加工工程では、前記金属製板材における一方側の面を凹状に他方側の面を凸状にそれぞれ形成する。シェービング加工工程では、前記プレス加工工程の後、前記金属製板材における前記他方側の面の前記凸状の部分を切削して削り痕部を形成する。折り曲げ加工工程では、前記シェービング加工工程の後、前記金属製板材を所定断面形状とするように折り曲げる。
この製造方法によって製造されたクロスメンバは、前記一方側の面においてプレス加工工程によって凹状に形成された部分の外縁に段差部が形成されている。また、前記他方側の面の凸状の部分がシェービング加工工程によって切削されて削り痕部が形成されている。これにより、前記段差部を挟んで金属製板材の延在方向の一方側には厚板部が他方側には薄板部がそれぞれ設けられることになる。
そして、この製造方法によって製造されたクロスメンバによっても、前述したように、板厚寸法が無駄に大きくなってしまう領域を削減することができ、軽量化することができる。また、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接する必要がないため、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化、および、溶接箇所の削減による製造コストの低廉化、熱害の抑制、錆の発生の抑制を図ることができる。
本発明では、金属製板材における一方側の面に段差部を、他方側の面に削り痕部をそれぞれ設けることにより、段差部を挟んで金属製板材の延在方向の一方側に厚板部を他方側に薄板部をそれぞれ設けるようにしている。これにより、板厚寸法が無駄に大きくなってしまう領域を削減することができ、クロスメンバを軽量化することができる。また、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接する必要がないため、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化、および、溶接箇所の削減による製造コストの低廉化、熱害の抑制、錆の発生の抑制を図ることができる。
実施形態に係る車体フレームを示す斜視図である。 リヤクロスメンバを車体前方の左上側から見た斜視図である。 リヤクロスメンバを車体後方の左下側から見た斜視図である。 リヤクロスメンバの正面図である。 リヤクロスメンバの平面図である。 リヤクロスメンバの背面図である。 図4におけるVII−VII線に沿った断面図である。 車両のトーイング状態を示す図である。 リヤクロスメンバの製造工程の概略を説明するための図である。 板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接してクロスメンバを作製する場合を説明するための斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、所謂ラダーフレームとして構成された車体フレームのクロスメンバに対して本発明を適用した場合について説明する。
−車体フレームの概略構造−
図1は本実施形態に係る車体フレーム1を示す斜視図である。なお、この図1における矢印FRは車体前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは車体右方向、矢印LHは車体左方向をそれぞれ示している。
図1に示すように、車体フレーム1は、車幅方向の両外側において車体前後方向に沿って延在された左右一対のサイドレール11,11を備えている。このサイドレール11,11は、閉断面構造で成り、車体前後方向に沿って連続する中間部11a,11a、前側キック部11b,11b、前部11c,11c、後側キック部11d,11dおよび後部11e,11eを備えている。
中間部11aは、前輪(図示省略)の配設位置と後輪(図示省略)の配設位置との間の所定範囲において車体前後方向に沿って水平方向に延在している。
前側キック部11bは、前記中間部11aの前端に連続し車体前方側に向かうに従って上方へ湾曲する形状となっている。前部11cは、前側キック部11bの前端に連続し車体前方側に延在している。この前部11cにおける車幅方向の外側には前記前輪が配設されている。このため、このサイドレール11,11の前部11c,11cにおける車幅方向の寸法(左右の各前部11c,11c間の寸法)は、この前輪との干渉を考慮して、前記中間部11a,11aにおける車幅方向の寸法(左右の各中間部11a,11a間の寸法)よりも短く設定されている。このため、前側キック部11b,11bは、車体後方に向かうに従って車幅方向の外側に湾曲する形状となっている。
後側キック部11dは、前記中間部11aの後端に連続し車体後方側に向かうに従って上方へ湾曲する形状となっている。後部11eは、後側キック部11dの後端に連続し車体後方側に延在している。この後部11eにおける車幅方向の外側には前記後輪が配設されている。このため、このサイドレール11,11の後部11e,11eにおける車幅方向の寸法(左右の各後部11e,11e間の寸法)も、この後輪との干渉を考慮して、前記中間部11a,11aにおける車幅方向の寸法(左右の各中間部11a,11a間の寸法)よりも短く設定されている。このため、後側キック部11d,11dは、車体前方に向かうに従って車幅方向の外側に湾曲する形状となっている。
左右一対のサイドレール11,11の前部11c,11cの前側には、車両前突時にエネルギ(衝突荷重)を吸収するためのクラッシュボックス12,12がそれぞれ設けられている。左右一対のクラッシュボックス12,12の前端部には、車幅方向に沿って延在するバンパリインフォースメント(図示省略)が架け渡されている。
各サイドレール11,11同士の間には、車幅方向に沿って延在された複数のクロスメンバ13a〜13g,2が架け渡されている。
サイドレール11,11の前部11c,11cにおけるクロスメンバ13aとクロスメンバ13bとの間の位置には、車幅方向の外側に突出する金属製のサスペンションマウントブラケット14,14が配設されている。
また、サイドレール11の前側キック部11bの後端部、サイドレール11の前部11cの前端部、サイドレール11の後側キック部11dの前端部それぞれには、キャブマウントブラケット15a,15b,15cが配設されている。これらキャブマウントブラケット15a,15b,15cは、車幅方向の外側へ突出されており、図示しないキャブマウントが取り付けられるようになっている。そして、キャブマウントおよびキャブマウントブラケット15a,15b,15cを介して、キャビン(図示省略)をサイドレール11に連結できるように構成されている。
−クロスメンバの構造−
本実施形態の特徴は、前記各クロスメンバ13a〜13g,2のうち最も車体後側に位置するリヤクロスメンバ(RRクロスメンバ)2の構造にある。つまり、このリヤクロスメンバ2が、本発明でいうクロスメンバに相当する。以下、このリヤクロスメンバ2について説明する。
図2は、リヤクロスメンバ2を車体前方の左上側から見た斜視図である。図3は、リヤクロスメンバ2を車体後方の左下側から見た斜視図である。図4は、リヤクロスメンバ2の正面図である。図5は、リヤクロスメンバ2の平面図である。図6は、リヤクロスメンバ2の背面図である。図7は、図5におけるVII−VII線に沿った断面図である。図2および図3における矢印FRは車体前方向、矢印UPは上方向、矢印RHは車体右方向、矢印LHは車体左方向をそれぞれ示している。
リヤクロスメンバ2は、2枚の金属製板材W1,W2が溶接されることにより断面が矩形状の閉断面構造(本発明でいう所定断面形状)で構成されている。つまり、このリヤクロスメンバ2は、車体前側に位置する前壁部3、この前壁部3の上端縁から車体後方に延在する上板部4、この上板部4の後端縁(車体前後方向における後側の端縁)から下方に延在する後壁部5、この後壁部5の下端縁から車体前方に延在する下板部6を備えている。これにより、前壁部3と後壁部5とは車体前後方向で対向している。また、上板部4と下板部6とは上下方向で対向している。
前壁部3における車幅方向の中央部は車幅方向に沿って延在している。以下、この部分を前壁中央部31と呼ぶこととする。この前壁中央部31には、トーイングレシーバ7(図4〜図6では仮想線で示している)を挿入するための矩形状の開口31aが形成されている。同様に、後壁部5における車幅方向の中央部も車幅方向に沿って延在している。以下、この部分を後壁中央部51と呼ぶこととする。この後壁中央部51にも、トーイングレシーバ7を挿入するための矩形状の開口51aが形成されている。このトーイングレシーバ7を挿入するための矩形状の開口31a,51aが形成されている部分の周辺部をトーイング用連結部28と呼ぶこととする。
また、前記上板部4において、前記前壁中央部31と後壁中央部51との間に亘る領域を上板中央部41と呼ぶこととする。この上板中央部41はその前端縁および後端縁がそれぞれ車幅方向に沿って延在している。また、前記下板部6において、前記前壁中央部31と後壁中央部51との間に亘る領域を下板中央部61と呼ぶこととする。この下板中央部61もその前端縁および後端縁がそれぞれ車幅方向に沿って延在している。
また、前壁部3における前壁中央部31よりも車幅方向の外側部分は、車幅方向外側に向かって車体前方側に傾斜している。以下、この部分を前壁傾斜部32,33と呼ぶこととする。同様に、後壁部5における後壁中央部51よりも車幅方向の外側部分は、車幅方向外側に向かって車体前方側に傾斜している。以下、この部分を後壁傾斜部52,53と呼ぶこととする。
また、前記上板部4において、前記前壁傾斜部32,33と後壁傾斜部52,53との間に亘る領域を上板外側部42,43と呼ぶこととする。また、前記下板部6において、前記前壁傾斜部32,33と後壁傾斜部52,53との間に亘る領域を下板外側部62,63と呼ぶこととする。
(リヤクロスメンバの板厚寸法)
リヤクロスメンバ2の特徴は、板厚寸法が互いに異なる複数の領域を備えている点にある。本実施形態では、板厚寸法が互いに異なる5種類の領域が備えられている。板厚寸法が最も大きい領域を第1領域A(図2〜図6における領域A1〜A4)と呼び、板厚寸法が第2番目に大きい領域を第2領域B(図2〜図6における領域B1〜B7)と呼び、以下、板厚寸法が大きい順に第3領域C(図2〜図6における領域C1〜C3)および第4領域D(図2〜図6における領域D1〜D4)と呼び、板厚寸法が最も小さい領域を第5領域E(図2〜図6における領域E1〜E3)と呼ぶこととする。
このように板厚寸法が互いに異なる複数の領域を設けるための構造として、具体的には、図7(図4におけるVII−VII線に沿った断面図)に示すように、リヤクロスメンバ2の閉断面構造の内側の面(本発明でいう金属製板材における一方側の面)21を部分的に凹陥させることで段差部22,23が設けられているのに対し、閉断面構造の外側の面24が略平坦になっており、内側の面21の凹陥寸法が異なっていることで板厚寸法が互いに異なる複数の領域が構成されている。つまり、板厚寸法は、前記内側の面21において段差部22,23によって段落ちされた領域と前記外側の面24との間の寸法(図7における寸法t1,t2,t3)によって決定されることになり、前記凹陥寸法が大きい領域ほど(段差部22,23による段落ちが大きいほど)板厚寸法が小さい領域として構成されている。このため、前記段差部22,23を挟んで金属製板材Wの延在方向の一方側(段差部22,23による段落ちが小さい部分)は板厚寸法が比較的大きい領域(本発明でいう厚板部)となっており、金属製板材Wの延在方向の他方側(段差部22,23による段落ちが大きい部分)は板厚寸法が比較的小さい領域(本発明でいう薄板部)となっている。
図7に示すものでは、2箇所に段差部22,23が設けられている。このため、この図7における左側の段差部22を挟んで左側の領域と右側の領域とでは板厚寸法が異なっている。この部分にあっては、段差部22を挟んで左側の領域が本発明でいう厚板部(板厚寸法t1の部分)となっており、段差部22を挟んで右側の領域が本発明でいう薄板部(板厚寸法t2の部分)となっている。また、この図7における右側の段差部23を挟んで左側の領域と右側の領域とにおいても板厚寸法が異なっている。この部分にあっては、段差部23を挟んで左側の領域が本発明でいう厚板部(板厚寸法t2の部分)となっており、段差部23を挟んで右側の領域が本発明でいう薄板部(板厚寸法t3の部分)となっている。
前述したように、本実施形態では、最も車体後側に位置するリヤクロスメンバ2に本発明が適用されているため、この最も車体後側に位置するリヤクロスメンバ2に前記厚板部および前記薄板部がそれぞれ設けられていることになる。
このようにリヤクロスメンバ2の閉断面構造の内側の面21を部分的に凹陥させて段差部22,23を設けると共に、閉断面構造の外側の面24を略平坦にするための製造方法としては、金属製板材Wのプレス加工とシェービング加工とが行われる。詳しくは後述するが、金属製板材Wにおける一方側の面(閉断面構造の内側となる面21)を凹状に他方側の面(閉断面構造の外側となる面24)を凸状にそれぞれ形成するプレス加工を行った後に(このプレス加工が終了した時点での金属製板材Wの形状を図7において仮想線で示す)、この金属製板材Wにおける前記他方側の面(閉断面構造の外側となる面24)の前記凸状の部分を切削するシェービング加工を行い(このシェービング加工が終了した時点での金属製板材Wの形状を図7において実線で示す)、この他方側の面(閉断面構造の外側となる面24)を略平坦にする。つまり、一方側の面(閉断面構造の内側となる面21)には凹部を残して前記段差部22,23を設けると共に、他方側の面(閉断面構造の外側となる面24)の凸状の部分を切削することでこの面を略平坦にする。これにより、前述したような板厚寸法が互いに異なる複数の領域を1枚の金属製板材W上に形成するようにしている。
このようにして金属製板材Wを加工した場合、前記他方側の面24にあっては、シェービング加工によって前記凸状の部分を切削したことに伴い、この他方側の面24の一部には削り痕部(段差部22,23によって段落ちされた領域の裏面となる金属製板材Wの他方側の面24に設けられた削り痕部)25が存在することになる。この削り痕部25は、前記凸状の部分を切削した部分の切断面が現れている部分であって、他の部分(切削されていない部分)とは明らかに表面の形状(表面の光沢や表面粗さ等)が異なっている。例えば、金属製板材Wの表面処理が施されていた場合には、その表面処理層が除去されている。また、金属製板材Wの表面に酸化被膜が存在していた場合には、その酸化被膜が除去されている。また、場合によっては、削り痕部25の外縁部には僅かなエッジが残っている。また、この削り痕部25は、他の部分と完全に面一な平坦となっているとは限らず、他の部分よりも僅かに(例えば0.1mm程度)隆起した形状となっている場合もある。
図4〜図6では、これら板厚寸法が互いに異なる複数の領域を区別するためにそれぞれに斜線を付している。具体的には、第1領域A(図中ではA1〜A4で示している)には左斜め下に向かって傾斜する実線の斜線を付している。第2領域B(図中ではB1〜B7で示している)には右斜め下に向かって傾斜する実線の斜線を付している。第3領域C(図中ではC1〜C3で示している)には右斜め下に向かって傾斜する破線の斜線を付している。第4領域D(図中ではD1〜D4で示している)には左斜め下に向かって傾斜する破線の斜線を付している。第5領域E(図中ではE1〜E3で示している)には格子状の実線の斜線を付している。各領域A〜Eの板厚寸法の一例として、第1領域A(A1〜A4)は5.0mm、第2領域B(B1〜B7)は4.0mm、第3領域C(C1〜C3)は3.5mm、第4領域D(D1〜D4)は3.0mm、第5領域E(E1〜E3)は2.5mmとなっている。これら値はこれに限定されるものではない。
(各領域の適用箇所)
次に、前記各領域A〜Eの適用箇所について説明する。
第1領域A(各領域A〜Eのうち最も板厚寸法が大きい領域)の適用箇所は以下のとおりである。
・前壁中央部31の中央部分に形成されている開口31aの周囲(符号A1を付した部分)
・後壁中央部51の中央部分に形成されている開口51aに対して車幅方向の両外側部分(符号A2を付した部分)
・上板中央部41の中央部分(符号A3を付した部分)
・下板中央部61の中央部分(符号A4を付した部分)
第2領域B(各領域A〜Eのうち2番目に板厚寸法が大きい領域)の適用箇所は以下のとおりである。
・前壁中央部31における第1領域Aの適用箇所の車幅方向外側部分から前壁傾斜部32,33における車幅方向内側部分(前壁傾斜部32,33における車幅方向中央位置よりも車幅方向内側の部分)に亘る領域(符号B1を付した部分)
・後壁中央部51の中央部分に形成されている開口51aの周囲(符号B2を付した部分)
・後壁中央部51における第1領域Aの適用箇所の車幅方向外側部分から後壁傾斜部52,53における車幅方向内側部分(後壁傾斜部52,53における車幅方向中央位置よりも車幅方向内側の部分)に亘る領域(符号B3を付した部分)
・後壁中央部51における第1領域Aの内側の4箇所の領域(符号B4を付した部分)
・上板中央部41の中央部分(符号B5を付した部分)
・上板中央部41における第1領域Aの適用箇所の車幅方向外側部分から上板外側部42,43における車幅方向内側部分(上板外側部42,43における車幅方向中央位置よりも車幅方向内側の部分)に亘る領域(符号B6を付した部分)
・下板中央部61における第1領域Aの適用箇所の車幅方向外側部分から下板外側部62,63における車幅方向内側部分(下板外側部62,63における車幅方向中央位置よりも車幅方向内側の部分)に亘る領域(符号B7を付した部分)
第3領域C(各領域A〜Eのうち3番目に板厚寸法が大きい領域)の適用箇所は以下のとおりである。
・前壁傾斜部32,33の車幅方向外側部分(符号C1を付した部分)
・上板外側部42,43の車幅方向外側部分(符号C2を付した部分)
・下板外側部62,63の車幅方向外側部分(符号C3を付した部分)
第4領域D(各領域A〜Eのうち4番目に板厚寸法が大きい領域)の適用箇所は以下のとおりである。
・前壁部3における第2領域Bの内側の4箇所の領域(符号D1を付した部分)
・前壁傾斜部32,33における第2領域Bの適用箇所の車幅方向外側部分(符号D2を付した部分)
・後壁部5における第2領域Bの内側の4箇所の領域(符号D3を付した部分)
・後壁傾斜部52,53における第2領域Bの適用箇所の車幅方向外側部分(符号D4を付した部分)
第5領域E(各領域A〜Eのうち最も板厚寸法が小さい領域)の適用箇所は以下のとおりである。
・前壁傾斜部32,33における車幅方向外側の部分(符号E1を付した部分)
・後壁傾斜部52,53における第4領域Dの内側の5箇所の領域(符号E2を付した部分)
・上板外側部42,43における第4領域Dの内側の領域(符号E3を付した部分)
このように、リヤクロスメンバ2にあっては、トーイングレシーバ7を挿入するための開口31a,51aの周辺の領域における板厚寸法(特に前壁中央部31におけるトーイング用連結部28)が、その他の領域における板厚寸法よりも大きくなっている。
図8は、車両Vによるトーイング状態を示している。このような車両Vによるトーイング時にあっては、トーイングレシーバ7にボールマウンティングMを介して他の車両(トレーラ等)Tが連結される。つまり、前記トーイング用連結部28に、トーイングレシーバ7(図2および図3を参照)およびボールマウンティングMを介して他の車両Tが連結される。このため、このトーイング用連結部28には大きな荷重が作用することになるが、このトーイング用連結部28およびその周辺部における板厚寸法が、その他の領域における板厚寸法よりも大きくなっている(厚板部となっている)ことにより、トーイング時に比較的大きな荷重が入力されて応力が高くなりやすい車幅方向の中央部(トーイング用連結部28)の強度を高くすることができ、このトーイング時に入力される荷重に対する強度を十分に得ることができるようにしている。
また、トーイング時、リヤクロスメンバ2における車幅方向の両外側部にあっては、サイドレール11,11に連結されているため、この連結部分に作用するモーメント等の影響によって応力が高くなりやすいものとなっているが、この車幅方向の両外側部における板厚寸法も大きくなっていることにより(第3領域Cとして設定されていることにより)、この車幅方向の両外側部の強度を高くすることができ、この車幅方向の両外側部に入力される荷重に対する強度を十分に得ることができるようにしている。
−リヤクロスメンバの製造工程−
次に、前述の如く構成されるリヤクロスメンバ2の製造工程について説明する。
このリヤクロスメンバ2の製造工程としては、金属製板材(例えば高張力鋼板等)Wのプレス加工工程、金属製板材Wのシェービング加工工程、金属製板材Wの折り曲げ加工工程、2つの金属製板材W1,W2の接合工程が順に行われる。
図9は、このリヤクロスメンバ2の製造工程の概略を説明するための図である。
先ず、図示しない剪断機によって所定形状(長尺状)に剪断された金属製板材Wをプレス機100にセットする(図9(a)を参照)。このプレス機100は、上面にパンチ101が設置されたベース台102と、このベース台102に対して昇降可能なダイス103とを備えている。このダイス103を昇降させるための機構は従来のプレス機と同様であるのでここでの説明は省略する。
そして、ベース台102上に載置した金属製板材Wに向けてダイス103を下降させることで(プレス加工工程)、金属製板材Wの下面に凹部を上面に凸部を形成する(図9(b)を参照)。このプレス加工工程で得られた前記凹部が、将来的に前記段差部22,23を構成することになる。
また、ここでの凹部の凹陥寸法としては、金属製板材Wの板厚寸法よりも小さく設定されている。また、この凹部の凹陥寸法は、後述するシェービング加工工程によって得ようとする板厚寸法(目標板厚寸法)に応じて設定される。つまり、目標板厚寸法が大きいほど凹部の凹陥寸法が小さくなるように、前記パンチ101の凸部の突出寸法および前記ダイス103の凹部の凹陥寸法がそれぞれ設定される。
その後、前記プレス加工された金属製板材Wのシェービング加工を行う。このシェービング加工では、金属製板材Wにおける上面を略平坦形状に切削する。具体的には、プレス加工された金属製板材Wを前記ベース台102上に載置した状態のまま、前記ダイス103に代えて押さえ治具200を配置する。この押さえ治具200の下面は平坦面となっている。また、この押さえ治具200は、金属製板材Wとの間にシェービング加工用の工具(切削刃)201が通過する空間だけベース台102との間に空間を存している。図9(c)に示すように、この空間に切削刃201を通過させることで、金属製板材Wにおける凸部を切削により切除し、この金属製板材Wの上面が略平坦面とされる。
このシェービング加工工程で得られた金属製板材Wは、切削刃201によって切除された領域が薄板部として加工されることになり、その他の部分が厚板部として加工されることになる。
この図9では、説明を簡単にするために金属製板材Wの中央部に薄板部を、その外側に厚板部を加工する場合について説明したが、前述したように、実際のリヤクロスメンバ2にあっては、板厚寸法が互いに異なる5種類の領域が各所に備えられているため、これら板厚寸法が得られるように前記パンチ101およびダイス103が作製されており、プレス加工工程で作製された複数箇所の凸部が切削刃201によって切除されることになる。
そして、このようにして板厚寸法が互いに異なる領域が備えられた金属製板材Wを2枚(リヤクロスメンバ2の前側を構成する前側金属製板材W1およびリヤクロスメンバ2の後側を構成する後側金属製板材W2)作製しておき、それぞれをプレス加工などによってコ字状に成形(折り曲げ加工工程)し、図9(d)に示すように、それぞれの端縁同士を突き合わせ溶接(接合工程)することで略矩形状の閉断面にする。
−実施形態の効果−
以上説明したように、本実施形態では、金属製板材Wにおける一方側の面(閉断面構造の内側となる面)21に段差部22,23を設け、他方側の面(閉断面構造の外側となる面)24に削り痕部25を設けることで、単一の金属製板材Wに厚板部と薄板部とを設けるようにしている。つまり、この金属製板材Wによってリヤクロスメンバ2を作製することにより、該リヤクロスメンバ2において特に荷重が大きく作用する部分を厚板部で構成し、作用する荷重が比較的小さい部分を薄板部で構成することができ、これにより、作用する荷重に応じた板厚寸法を単一の金属製板材W上に得ることができる。具体的には、リヤクロスメンバ2の車幅方向の中央部に設けられたトーイング用連結部28およびその周辺部、および、サイドレール11,11にそれぞれ連結される車幅方向の両外側部を、それに隣接する部分よりも板厚寸法が大きい厚板部として構成している。その結果、板厚寸法が無駄に大きくなってしまう領域を削減することができ、リヤクロスメンバ2を軽量化することができる。また、板厚寸法が互いに異なる複数のパネル材を一体的に溶接する必要がないため(図10で示した構造を採用する必要がないため)、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化、および、溶接箇所の削減による製造コストの低廉化、熱害の抑制、錆の発生の抑制を図ることができる。
また、本実施形態では、金属製板材W1,W2は、車幅方向の全体に亘る単一の部材として構成されている。このため、2枚の金属製板材W1,W2のみによってリヤクロスメンバ2を構成することが可能になり、リヤクロスメンバ2を構成するための部材の点数(金属製板材W1,W2の使用枚数)を大幅に削減することができる。また、リヤクロスメンバ2を開断面構造で構成した場合には、1枚の金属製板材Wのみによってリヤクロスメンバ2を構成することも可能である。
また、本実施形態では、リヤクロスメンバ2の閉断面構造の内側の面21に段差部22,23が設けられ、外側の面24に削り痕部25が設けられて略平坦とされている。閉断面構造のリヤクロスメンバ2に外力が作用した場合、その外側の面24には引っ張り応力が作用する。この際、この外側の面24に段差部が存在していると、該段差部に応力が集中してしまう可能性がある。この点に鑑み、本実施形態では、内側の面21に段差部22,23を設け、外側の面24に削り痕部25を設けて略平坦な面にし、これによって外側の面24での引っ張り応力の集中が生じないようにすることができる。これにより、リヤクロスメンバ2の強度の信頼性を高めることができる。
−他の実施形態−
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態では、各クロスメンバ13a〜13g,2のうち最も車体後側に位置するリヤクロスメンバ2として本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、他のクロスメンバ13a〜13gに対して適用してもよい。
また、前記実施形態では、板厚寸法が互いに異なる5種類の領域を備えたリヤクロスメンバ2について説明した。本発明はこれに限らず、板厚寸法が互いに異なる4種類以下の領域を備えたリヤクロスメンバや、板厚寸法が互いに異なる6種類以上の領域を備えたリヤクロスメンバとしてもよい。また、各領域の配設箇所や形状も前記実施形態に限定されることなく、適宜設定することが可能である。
また、前記実施形態では、金属製板材Wにおいて段差部22,23が設けられている面をリヤクロスメンバ2における閉断面構造の内側の面とし、平坦となっている面をリヤクロスメンバ2における閉断面構造の外側の面としていた。本発明はこれに限らず、金属製板材において段差部が設けられている面をリヤクロスメンバにおける閉断面構造の外側の面とし、平坦となっている面をリヤクロスメンバにおける閉断面構造の内側の面とするようにしてもよい。
また、前記実施形態では、リヤクロスメンバ2の前側を構成する前側金属製板材W1およびリヤクロスメンバ2の後側を構成する後側金属製板材W2それぞれを、車幅方向の全体に亘る単一の部材によって構成していた。本発明はこれに限られるものではなく、これら金属製板材W1,W2の少なくとも一方を、複数の部材を溶接によって一体化した構造としてもよい。
また、前記実施形態では、前側金属製板材W1と後側金属製板材W2とを突き合わせ溶接することで閉断面構造のリヤクロスメンバ2を作製するようにしていた。本発明はこれに限らず、前側金属製板材W1および後側金属製板材W2それぞれの開放側の端縁同士を部分的に重ね合わせて溶接する重ね溶接によって閉断面構造のリヤクロスメンバ2を作製するようにしてもよい。
本発明は、フレーム構造の車体フレームに適用されるクロスメンバおよびクロスメンバの製造方法に適用可能である。
1 車体フレーム
11 サイドレール
2 リヤクロスメンバ(クロスメンバ)
21 内側の面
22,23 段差部
24 外側の面
25 削り痕部

Claims (7)

  1. 車体フレームの一部を構成すると共に車幅方向に沿って延在し、所定断面形状の金属製板材で成るクロスメンバにおいて、
    前記金属製板材における一方側の面には段差部が設けられており、前記段差部によって段落ちされた領域の裏面となる前記金属製板材の他方側の面には削り痕部が設けられていて、前記段差部を挟んで前記金属製板材の延在方向の一方側には厚板部が他方側には薄板部がそれぞれ設けられていることを特徴とするクロスメンバ。
  2. 請求項1記載のクロスメンバにおいて、
    車幅方向に沿って延在し且つ車体前後方向に所定間隔を存して配設された複数本のクロスメンバのうち最も車体後側に位置するクロスメンバに前記厚板部および前記薄板部がそれぞれ設けられていることを特徴とするクロスメンバ。
  3. 請求項2記載のクロスメンバにおいて、
    最も車体後側に位置する前記クロスメンバは、その車幅方向の中央部にトーイング用連結部が設けられており、このトーイング用連結部およびその周辺部が前記厚板部となっていることを特徴とするクロスメンバ。
  4. 請求項2または3記載のクロスメンバにおいて、
    最も車体後側に位置する前記クロスメンバは、その車幅方向の両外側部が、車体前後方向に沿って延在する左右一対のサイドレールにそれぞれ連結されており、前記車幅方向の両外側部が前記厚板部となっていることを特徴とするクロスメンバ。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一つに記載のクロスメンバにおいて、
    前記金属製板材は、車幅方向の全体に亘る単一の部材であることを特徴とするクロスメンバ。
  6. 請求項1〜5のうち何れか一つに記載のクロスメンバにおいて、
    当該クロスメンバは閉断面構造で構成されており、
    前記金属製板材において前記段差部が設けられている前記一方側の面は、前記閉断面構造の内側の面とされ、前記金属製板材において前記削り痕部が設けられている前記他方側の面は、前記閉断面構造の外側の面とされていることを特徴とするクロスメンバ。
  7. 車体フレームの一部を構成すると共に車幅方向に沿って延在し、所定断面形状の金属製板材で成るクロスメンバの製造方法であって、
    前記金属製板材における一方側の面を凹状に他方側の面を凸状にそれぞれ形成するプレス加工工程と、
    前記プレス加工工程の後、前記金属製板材における前記他方側の面の前記凸状の部分を切削して削り痕部を形成するシェービング加工工程と、
    前記シェービング加工工程の後、前記金属製板材を所定断面形状とするように折り曲げる折り曲げ加工工程と、
    を含んでいることを特徴とするクロスメンバの製造方法。
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