JP2020004875A - 導電膜被覆熱膨張性シート、配線板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電膜被覆熱膨張性シートは、所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層2と、熱膨張層2を一面上に積層する基材3と、熱膨張層2側の表面を被覆する導電膜を備える。このような導電膜被覆熱膨張性シートの裏面に、光熱変換部材6として黒色インクで配線パターンの鏡像を印刷し、近赤外線光を照射して、表面を発熱した光熱変換部材6上で隆起させて凹凸に形成すると、導電膜が凹凸の段差で破断して配線1bと配線1tに分離し、配線板が得られる。
【選択図】図5E
Description
本発明の第1の実施形態に係る配線板の構成について、図1、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図1は、本発明に係る配線板の外観図である。図2A,2Bは、本発明の第1の実施形態に係る配線板の構成を示す模式図であり、図2Aは図1のIIA−IIA線部分断面図、図2Bは背面図である。本明細書において、配線板とは、プリント配線板と同様に、配線パターンを付したシート状の部材であり、配線の端部等を外部との接続端子として、電子部品が実装されることによって電子回路を構成する。
配線板11の材料とする導電膜被覆熱膨張性シート10の構成について、図3を参照して以下に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シートの構成を模式的に示す断面図である。導電膜被覆熱膨張性シート10は、一様な厚さのシート状の部材であり、それぞれ均一な厚さの基材3、熱膨張層2、中間膜4、導電膜1を順に積層してなる。導電膜被覆熱膨張性シート10は、裏面すなわち基材3に光熱変換部材6を構成する黒色インクを印刷されるための被印刷物であり、配線板11以上の寸法であればよく、配線板11を製造する際に光熱変換部材6を形成するための印刷機に対応した寸法とし、例えばA4用紙サイズである。
基材3は、軟質な熱膨張層2を表面で支持して、導電膜被覆熱膨張性シート10を被印刷物として十分な、また、熱膨張層2が部分的に膨張したときに、皺を生じたり大きく波打ったりせず、熱膨張層2の上面のみが変形し、好ましくは熱膨張層2の下面全体が平坦に保持される程度の強度(剛性)を有する。また、基材3は、配線板11の製造における温度、特に熱膨張層2を膨張させるための加熱温度に対する耐熱性を有する。また、基材3は、裏面上に形成された光熱変換部材6の放出した熱が、当該基材3を面内方向に伝播し難いように、熱伝導率が熱膨張層2と同程度に低い材料からなる。一方で、基材3は、前記熱が表面上に積層された熱膨張層2へ厚さ方向に伝播し易いように、前記強度が確保される程度に厚さが小さいことが好ましい。また、基材3は、一方の面(裏面)に、黒色インクを印刷されるように、必要に応じてインク受容層(図示省略)を有する。また、基材3は、配線板11、さらに配線板11を用いて電子回路(回路板)を製造する際に、切断したり孔を開けたりする等の加工が容易であることが好ましい。具体的には、基材3は、厚口の紙や、伸縮性のない耐熱性の樹脂フィルム等からなる。
熱膨張層2は、部分的に膨張することにより、配線板11において表面に凹凸を生じると共に、表面に形成された導電膜1をこの凹凸の段差で破断させて、配線1tと配線1bとに分離させる絶縁部材である。このような熱膨張層2は、公知の熱膨張性シートに適用される、熱膨張性のマイクロカプセルを含有し、熱可塑性樹脂をバインダとして基材3上に均一な厚さh0に形成された膜である。マイクロカプセルは、熱可塑性樹脂で形成され、揮発性溶媒を内包し、所定の温度(膨張開始温度)以上に加熱されると、加熱温度、さらには加熱時間に応じた大きさに膨張する。すなわち、配線板11は、導電膜被覆熱膨張性シート10の熱膨張層2が加熱された領域で限定的に発泡して、加熱温度等に応じて気泡によって膨張して厚さが増大し、その結果、基材3に固定されていない上面が隆起して凹凸が生じる。熱膨張層2へのこのような部分的な加熱は、導電膜被覆熱膨張性シート10の裏面に形成された黒色インクからなる光熱変換部材6が、光を変換して熱を放出することによって行われる。熱膨張層2は、熱可塑性樹脂やマイクロカプセル内の揮発性溶媒の選択によって、膨張開始温度を約70℃の低温から300℃近い高温まで適宜設計することができる。本発明においては、配線板11を用いた回路板の使用時に、実装された電子部品の発熱等で非膨張の熱膨張層2が膨張しないように、熱膨張層2の膨張開始温度が100℃超であることが好ましい。
導電膜1は、配線板11の配線1t,1bを構成する導体であり、銅、銀、金、アルミニウム、鉄、ニッケル、クロム、コバルト等の金属やその合金、または炭素(カーボン)のような一般的な配線材料で形成され、また、これらの材料から選択される2種類以上の膜を積層した多層膜構造であってもよい。導電膜1は、導電膜被覆熱膨張性シート10において、膨張前の平坦な熱膨張層2の上面を被覆する一体の膜に形成され、熱膨張層2の膨張で上面に凹凸を生じる時に、この凹凸の段差で破断して配線1t,1bになる。導電膜1は、均質で良好な導電性を確保し易いことから、金属箔からなることが好ましい。具体的には、プリント配線板に多く適用される銅箔が挙げられ、さらに、表面側に錫やニッケル等のめっき膜を形成した銅箔を適用してもよく、また、ステンレス(SUS)箔やアルミニウム箔等を適用してもよい。金属箔は、密着性を高くするために、下側とする面(裏面)が適度に粗化されていることが好ましい。導電膜1は、配線1t,1bの必要な導電性を確保することのできる厚さとする。一方で、導電膜1は、厚いと熱膨張層2の膨張時に破断し難くなるので、配線1t,1bの導電性や線幅等に応じて、金属箔の種類を選択し、さらにその延性等の機械的特性に応じて破断可能な厚さに設計することが好ましい。例えば、プリント配線板等の配線材料として流通している電解銅箔であれば、厚さが数〜十数μmのものを適用することができ、10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましい。
中間膜4は、導電膜1の構成等によって、必要に応じて設けられる。本実施形態においては、導電膜1が金属箔からなるので、中間膜4は、導電膜1を熱膨張層2上に貼り付けるための接着層41を備える。中間膜4はさらに、接着層41の下に破断容易膜42を備える。接着層41および破断容易膜42は、形成時に、熱膨張層2を溶解させる有機溶媒等を含有せず、また、熱膨張層2の膨張開始温度以上の加熱を要しない材料からなる。さらに接着層41は、公知の接着剤から選択され、導電膜1(金属箔)および破断容易膜42との密着性がよく、熱膨張層2を膨張させるための加熱温度においても、前記密着性を維持することのできる接着剤を適用する。破断容易膜42は、軟質な熱膨張層2が膨張する際に上面を伸長させて凹凸形状に変形するのに対して、この上面に追随して変形することなく、伸長量の大きい凹凸の段差で破断する。破断容易膜42がこのように破断することによって、導電膜1も同じく凹凸の段差で破断する。特に、接着層41が、弾性を有していたり高温である程度軟化したりして熱膨張層2の膨張時にある程度変形し易い状態である場合も、破断容易膜42が破断することによって、導電膜1を凹凸の段差で適正に破断させることができる。このような破断容易膜42は、熱膨張層2を膨張させるための加熱温度に対する耐熱性を有し、かつ、前記温度下で弾性、延性の高くない膜であり、熱膨張層2上に容易に形成することのできる材料からなる。具体的には、例えばインクジェット用紙の空隙型のインク受容層を流用することができ、多孔質のシリカやアルミナを含有する10〜数十μm程度の厚さの膜に形成される。
配線板11の構成に戻り、導電膜被覆熱膨張性シート10と異なる要素について説明する。
熱膨張層2は、前記したように、上面の凹凸によって、頂面上の配線1tと底面上の配線1bとを離間させる。凹凸の段差はより急峻であることが好ましく、理想的には、段差の側面が垂直で、また、頂面および底面がそれぞれ平坦である。膨張高さh(配線板11における配線1tと配線1bの高低差)は、隣り合う配線1tと配線1bが短絡することのない高さとし、さらに、配線板11の製造において、熱膨張層2が膨張して上面が凹凸形状に変形した時に、導電膜1を凹凸の段差で破断に至らせる高さとする。膨張高さhが高いほど、熱膨張層2の膨張時に導電膜1が破断し易く、このような膨張高さhは、導電膜1の機械的特性や厚さに基づいて設計することができる。一方で、膨張高さhが高いと、配線パターンの形状の制御が困難になり、特に配線1tの線幅を細く形成難く、また、細い配線1tが破損し易くなる。したがって、膨張高さhは、配線1tの最小線幅の1.5倍以下が好ましく、1倍以下がより好ましい。なお、配線1tと配線1bを接続する部分は、導電膜1が破断しないように、熱膨張層2の膨張高さをhから0へ連続的に変化させて、凸状の領域から凹状の領域へ段差のない緩やかな傾斜を形成する。
光熱変換部材6は、図2A,2Bに示すように、導電膜被覆熱膨張性シート10の基材3側の表面(裏面)に形成される黒色パターンである。光熱変換部材6は、特定の波長域の光、例えば近赤外線(波長780nm〜2.5μm)を吸収して、熱に変換して放出する部材であり、具体的にはカーボンブラックを含有する一般的な印刷用の黒色(K)インクからなる。光熱変換部材6は、濃淡、すなわちカーボンブラックの濃度に応じて光を照射されたときの発熱温度が変化し、この温度に応じて導電膜被覆熱膨張性シート10の熱膨張層2を膨張させて、表面に凹凸を形成する。本明細書において、「光」とは、別途記載のない限り、光熱変換部材6のカーボンブラックによって熱に変換される近赤外線(近赤外光)とする。なお、熱に変換されるのであれば光に限られず、電波等を含めた電磁波を適用し得る。
(製造装置)
本発明に係る導電膜被覆熱膨張性シートおよび配線板の製造に使用する装置について簡潔に説明する。導電膜被覆熱膨張性シート10の製造には、一例として、膨張前の熱膨張層2を基材3上に形成する塗布装置、熱膨張層2上に破断容易膜42上に形成する塗布装置、熱膨張層2等を積層した基材3と金属箔とを貼り合わせる、貼り合わせ装置、さらに必要に応じて、導電膜被覆熱膨張性シート10を所望の寸法に加工するために、紙等を断裁する公知の断裁機が使用される。配線板11の製造には、導電膜被覆熱膨張性シート10の基材3側表面(裏面)に黒色インクで光熱変換部材6を印刷する印刷機と、導電膜被覆熱膨張性シート10に近赤外線を照射することにより光熱変換部材6を加熱して熱膨張層2を膨張させる光照射装置と、が使用される。
第1の実施形態に係る配線板の製造方法について、図4、図5A〜5E、ならびに適宜図3を参照して説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る配線板の製造方法の流れを示すフローチャートである。図5A〜5Eは、本発明の第1の実施形態に係る配線板の製造方法における工程を説明する模式図であり、図5Aは破断容易膜形成工程、図5Bは導電膜被覆工程、図5Cは印刷工程、図5D,5Eは光照射工程、のそれぞれにおける断面図を示す。図4に示すように、本実施形態に係る配線板の製造方法は、導電膜被覆熱膨張性シート10を製造する導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10と、印刷工程S21と、光照射工程S23と、を順に行う。また、導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10は、熱膨張層形成工程S12と、破断容易膜形成工程S13と、導電膜被覆工程S14と、を順に行い、さらにその後に必要に応じて、断裁工程S16を行う。
本実施形態に係る配線板11を用いて回路板を製造する方法について、その一例を、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る配線板を用いた回路板の構成を示す部分断面図である。なお、図6においては、配線板11について、配線1t,1b、熱膨張層2、および基材3のみを示す。配線板11を用いた回路板は、支持基板9上に固定された配線板11に、ICやコンデンサ等の電子部品82を実装してなる。まず、必要に応じて、配線板11を所望の形状に切り出す。例えば、配線1t,1bを形成されていない不要な領域を切り落とす。形状に応じて、断裁機による切断やはさみ等を使用した手作業等で加工する。この配線板11の裏面と支持基板9とを、両面テープ等の接着部材37で貼り合わせる。支持基板9は、絶縁性の平坦な板状の部材であり、可撓性を有する配線板11を平坦に固定し、また、シート状である配線板11の厚みを補填して、実装した電子部品を固定され易くするために、必要に応じて設けられる。支持基板9は、手作業で穴開け等の加工可能かつ棒状の部品等を突き刺した状態で固定する程度の剛性を有することが好ましく、数mm以上の厚さの、板紙、硬質の発泡プラスチック板、木材等を適用することができる。
導電膜被覆熱膨張性シート10は、全面に熱膨張層2や導電膜1が設けられていなくてよく、具体的には、印刷機による印刷可能領域外には、配線1t,1bを形成することができないので、不要である。特に、原料コストを低減するために、導電膜1を印刷可能領域に限定して設けてもよい。このような導電膜被覆熱膨張性シート10は、例えば、導電膜被覆工程S14において、熱膨張層2等を積層した原紙30上に、導電膜被覆熱膨張性シート10よりも一回り小さな寸法に断裁した金属箔(導電膜1)を、所定の間隔を空けて配列して貼り付けて製造することができる。あるいは、前記の導電膜被覆工程S14の前に断裁工程S16を行ってもよい。なお、断裁工程S16は、導電膜被覆熱膨張性シート10を、工程S14,S21,S23のそれぞれで使用する装置(貼り合わせ装置、印刷機、光照射装置)に対応している被印刷物等の寸法にするべく、いずれの段階で、また、複数回行ってもよい。
第1の実施形態に係る配線板は、導電膜被覆熱膨張性シートの裏側の面に配線パターンの鏡像を印刷して、裏側から光を照射して製造されるが、表側の面に配線パターンの正像を印刷して、表側から光を照射して製造することもできる。以下、本発明の第2の実施形態に係る配線板について、図10Aおよび図10B、ならびに適宜図1を参照して説明する。図10A,10Bは、本発明の第2の実施形態に係る配線板の構成を示す模式図であり、図10Aは平面図、図10Bは図10AのXB−XB線部分断面図である。前記実施形態(図1〜5参照)と同一の要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
配線板11Bの材料とする導電膜被覆熱膨張性シート10Bの構成について、図11を参照して以下に説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シートの構成を模式的に示す断面図である。本実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シート10Bは、一様な厚さのシート状の部材であり、それぞれ均一な厚さの基材3、熱膨張層2、中間膜4、導電膜1A、剥離層51、インク受容層52を順に積層してなる。導電膜被覆熱膨張性シート10Bは、表面(上面)に光熱変換部材6Aを構成する黒色インクを印刷されるための被印刷物である。導電膜被覆熱膨張性シート10Bは、第1の実施形態の導電膜被覆熱膨張性シート10と同様、配線板11B以上の寸法であればよく、配線板11Bを製造する際に光熱変換部材6Aを形成するための印刷機に対応した寸法とする。
基材3、熱膨張層2、および中間膜4は、それぞれ第1の実施形態と同様の構成である。ただし、本実施形態において、基材3は、厚さ方向に熱を伝播させる必要がないので、導電膜被覆熱膨張性シート10Bの全体の厚さが配線板11Bの製造に支障のない範囲で、厚いものを適用することができる。
導電膜1Aは、第1の実施形態の導電膜1と同様に、配線板11Bの配線1t,1b(図2A参照)を構成する導体である。ただし、導電膜1Aは、近赤外線の吸収率が光熱変換部材6Aよりも十分に低い材料が選択され、したがって、炭素よりも金属材料が好ましい。さらに、導電膜1Aは、熱伝導率の低い材料が好ましく、金属材料の中で比較的熱伝導率の低い鉄やニッケル、またはこれらを基とするSUS等の合金が好ましい。または、導電膜1Aは、光反射率の高い金属からなる層の下に、より熱伝導率の低い炭素からなる層を備えた積層構造としてもよい。このような積層構造であれば、熱伝導率の高い金属層の厚さを薄くすることにより、熱の面内方向への伝播を抑制することができる。また、導電膜1Aは、その上に設けられる剥離層51が剥離し易いように、表側の面(上面)の表面粗さが小さいことが好ましい。
剥離層51は、導電膜被覆熱膨張性シート10Bの最表面に設けられるインク受容層52が絶縁性であることから、配線板11Bにおいて、配線1tまたは配線1bに電子部品を接続する際にこれを露出させるために設けられる。剥離層51は、熱膨張層2を膨張させるための加熱温度に対する耐熱性と、剥離性を有する接着剤からなる。剥離層51はさらに、前記加熱温度下で破断し易いことが好ましく、例えば熱硬化型接着剤を適用することができる。また、剥離層51は、前記接着剤の上に、樹脂フィルムを備えてもよい。樹脂フィルムは、前記加熱温度下で破断し易い樹脂からなる。剥離層51が樹脂フィルムを備えることにより、配線板11Bから、所望の領域の剥離層51とインク受容層52を除去し易くなる。
インク受容層52は、導電膜1Aがインクを付着させ難いことから、光熱変換部材6Aを構成する黒色インクを付着させるために、導電膜被覆熱膨張性シート10Bの最表面に設けられる。インク受容層52は、一般的なインクジェットプリンタ印刷用紙に使用されるものが適用され、空隙にインクを吸収させる多孔質のシリカ、アルミナ(空隙型)や、膨潤してインクを吸収する高吸水性ポリマー(膨潤型)等からなり、材料等に応じて10〜数十μm程度の厚さに形成される。本実施形態においては、インク受容層52は、耐熱性に優れ、かつ破断し易い空隙型が好ましい。
光熱変換部材6Aは、導電膜被覆熱膨張性シート10Bの導電膜1A側の表面(上面)に形成される黒色パターンであり、図10Bに示すように、配線パターンの正像、すなわち、図2Bに示す光熱変換部材6と対称に形成される。光熱変換部材6Aは、光熱変換部材6と同様に、カーボンブラックを含有する黒色インクからなる。また、本実施形態においては、光熱変換部材6Aと熱膨張層2の間に熱伝導率の高い導電膜1Aが設けられているので、光熱変換部材6Aの放出した熱が、熱膨張層2まで伝播する前に導電膜1Aを面内方向に伝播する。その結果、配線板11Bは、光熱変換部材6Aを設けた領域よりも、配線1tが外側へ広がって形成される傾向がある。そのため、光熱変換部材6Aの黒色パターンは、導電膜1Aの構造や膨張高さhに応じて、配線1tの平面視形状に対して、小さく、幅狭に設計される。
第2の実施形態に係る配線板の製造方法について説明する。本実施形態に係る配線板の製造方法は、第1の実施形態と同様に図4に示すように、導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10と、印刷工程S21と、光照射工程S23と、を順に行う。以下に、第1の実施形態と異なる工程について、詳細に説明する。
本実施形態に係る配線板11Bを用いて、第1の実施形態に係る配線板11と同様に、図6に示す回路板を製造することができる。ただし、導電性接着剤7でインサートピン81や電子部品82等を接続する前に、配線1t(または配線1b)の端部における表面を被覆するインク受容層52をその下の剥離層51で剥離して、配線1tを露出させる。また、配線1t,1bの電源を接続する領域等も露出させる。インク受容層52の除去は、配線板11への穴開け後でも穴開け前でもよく、さらに支持基板9との貼り合わせ前でもよい。また、配線1tや配線1b(導電膜1A)を露出させる領域は、端部だけでなくてよく、全面のインク受容層52を除去してもよい。
本実施形態に係る配線板11Bは、第1の実施形態の変形例に係る配線板11A(図8参照)と同様に、光熱変換部材6Aの濃淡によって、表面を3段階またはそれ以上の高さを有する階段状の凹凸形状として、各段に配線1t,1m,1bを備える構成とすることができる。
第1、第2の実施形態に係る配線板は、材料とする導電膜被覆熱膨張性シートが、熱膨張層と熱源となる光熱変換部材との間に、厚紙等からなる基材または金属箔等からなる導電膜を備える。したがって、配線板が製造される際に、光熱変換部材の放出した熱が熱膨張層に到達するまでに基材や導電膜を面内方向にも伝播する。その結果、配線板の表面の凹凸は、光熱変換部材を設けた領域よりも外側へ広がって凸状の領域が形成され、段差の側面がある程度傾斜したものとなる。そのため、配線パターンの微細化、特に凸状の領域上の配線幅を細く形成することが困難である。そこで、光熱変換部材からの熱の面内方向への伝播が抑制されるように、以下の構成とする。以下、本発明の第3の実施形態に係る配線板について、図12を参照して説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る配線板の構成を示す模式図であり、図1のIIA−IIA線部分断面図である。前記実施形態(図1〜11参照)と同一の要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
基材3Aは、第1、第2実施形態の基材3と同様、軟質な熱膨張層2を表面で支持し、熱膨張層2が部分的に膨張したときにその上面のみを変形させるために設けられる。また、基材3Aは、光熱変換部材6Aを構成する黒色インクを印刷されるための被印刷物であり、必要に応じて、印刷方式に対応した表面処理が施されている。本実施形態において、基材3Aは、その上面すなわち熱膨張層2との間に光熱変換部材6Aが付着しているので、光熱変換部材6Aに光を照射して発熱させるために、光を透過する材料からなる。基材3Aは、光透過性以外は基材3と同様に、剛性および耐熱性を有し、熱伝導率が低く、さらに回路板を製造するための加工が容易であることが好ましい。また、基材3Aは、配線板11C以上の寸法であって、光熱変換部材6Aを形成するための印刷機に対応した寸法とする。具体的には、基材3Aは、伸縮性のない耐熱性の樹脂フィルム等からなり、例えば、トナー(レーザー)方式に対応したポリエステル製のOHPフィルムを適用することができ、厚口のものが好ましい。
配線板11Cの材料とする導電膜被覆熱膨張性シート10Cの構成について、図13を参照して以下に説明する。図13は、本発明の第3の実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シートの構成を模式的に示す断面図である。本実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シート10Cは、一様な厚さのシート状の部材であり、それぞれ均一な厚さの剥離紙32、接着層31、熱膨張層2、中間膜4A、導電膜1、保護材53を順に積層してなる。導電膜被覆熱膨張性シート10Cは、配線板11C以上の寸法であればよく、かつ、基材3Aと同じかそれよりも小さな寸法とする。
導電膜1は、第1の実施形態と同様の構成であり、電解銅箔等の金属箔を適用することが好ましい。あるいは、導電膜1は、導電性インク等の塗膜を焼成されてもよく、さらに金属箔やめっき膜との積層膜でもよい。本実施形態において、導電膜1は、熱膨張層2の膨張開始温度等にかかわらず、高温で形成される材料を選択することができる。
保護材53は、導電膜被覆熱膨張性シート10Cを製造する過程で極薄の導電膜1を支持するキャリア(支持体)であり、また、導電膜1の疵付きや破損等を防止し、埃や湿気等から保護するフィルム状の部材である。保護材53は、導電膜被覆熱膨張性シート10C、さらに配線板11Cの製造における耐熱性を有する。保護材53は、例えば、導電膜1を構成する銅箔に剥離可能に積層された金属箔であり、導電膜1と併せて、プリント配線板等の配線材料として流通しているキャリア付き銅箔を適用することができる。保護材53は、あるいは、耐熱性の樹脂フィルムを適用することもできる。保護材53は、後記するように配線板11Cの製造過程で剥離して除去され、あるいは、導電膜被覆熱膨張性シート10Cの完成時に除去されてもよい。
導電膜被覆熱膨張性シート10Cにおける熱膨張層2は、第1の実施形態と同様の構成であるが、後記するように、本実施形態においては導電膜1上に形成される。中間膜4Aは、導電膜1と熱膨張層2の密着性を高くするための密着層であり、かつ、配線板11Cの製造時に導電膜1の破断を促す破断容易膜であり、必要に応じて設けられる。したがって、中間膜4Aは、第1の実施形態の破断容易膜42(図3参照)と同様、熱膨張層2を膨張させるための加熱温度に対する耐熱性を有し、かつ、前記温度下で弾性、延性の高くない膜である。また、中間膜4Aは、熱膨張層2の膨張開始温度等にかかわらず、高温で形成される材料を選択することができ、例えば、熱硬化樹脂が適用される。なお、中間膜4Aは、密着層と破断容易膜の異なる材料からなる2層を積層した構造であってもよい。
接着層31は、基材3Aと導電膜被覆熱膨張性シート10Cの熱膨張層2とを貼り合わせる接着剤であり、詳しくはさらに、基材3A表面に付着した光熱変換部材6Aと熱膨張層2とを貼り合わせる。接着層31は、基材3Aおよび熱膨張層2に対応した公知の材料を適用することができ、さらに、熱膨張層2が、部分的に膨張したときに、基材3Aから剥離することのない強い粘着性と十分な耐熱性を有するものが選択され、熱膨張層2の膨張開始温度未満で加熱されて硬化するものでもよい。接着層31は、光熱変換部材6Aの放出した熱が熱膨張層2へ伝播し易いように、前記粘着性が確保される程度に厚さが小さいことが好ましい。剥離紙32は、導電膜被覆熱膨張性シート10Cの裏面に設けられて接着層31を被覆し、かつ接着層31から剥離可能なフィルム状の部材であり、配線板11Cの製造過程で除去される。剥離紙32は、一般的な両面テープの剥離紙を適用することができる。すなわち、接着層31と剥離紙32は併せて、両面テープを適用することができる。
配線板11Cの構成に戻り、導電膜被覆熱膨張性シート10C、および第1、第2実施形態と異なる要素について説明する。
光熱変換部材6Aは、第2の実施形態で説明した通りの構成であるが、本実施形態においては、基材3Aの上面(導電膜被覆熱膨張性シート10Cとの貼合面)に形成され、したがって、熱膨張層2の下側に接着層31を挟んで設けられる。そのため、光熱変換部材6Aの放出した熱が熱膨張層2へ伝播する際、第1の実施形態と比較して、厚さ方向の伝播に対する面内方向の伝播が抑制される。したがって、配線板11Cは、表面の凹凸の段差が、配線板11よりも、光熱変換部材6Aの境界(黒色と白色の境界)に対するずれが小さく、さらに段差の側面が急峻に形成される。光熱変換部材6Aの黒色パターンは、第1、第2実施形態と同様、前記のずれに基づいて、配線1tの平面視形状に対して幅狭に設計されるが、配線1tの平面視形状に比較的近いパターンとなる。
第3の実施形態に係る配線板の製造方法について、図14、図15A〜15Dならびに適宜図13を参照して説明する。図14は、本発明の第3の実施形態に係る配線板の製造方法の流れを示すフローチャートである。図15A〜15Dは、本発明の第3の実施形態に係る配線板の製造方法における工程を説明する模式図であり、図15Aは中間膜形成工程、図15Bは熱膨張層形成工程、図15Cは印刷工程、図15Dは貼合工程、のそれぞれにおける断面図を示す。図14に示すように、本実施形態に係る配線板の製造方法は、導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10Aと印刷工程S21Aとを並行して行い、その後、貼合工程S22と、光照射工程S23と、を順に行う。なお、図14では、導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10Aの次に印刷工程S21Aを行うように表す。また、導電膜被覆熱膨張性シート製造工程S10Aは、中間膜形成工程S11と、熱膨張層形成工程S12と、接着層形成工程S15と、を順に行い、さらにその後に必要に応じて、断裁工程S16Aを行う。以下に、第1、第2の実施形態と異なる工程について、詳細に説明する。
本実施形態に係る配線板11Cは、第1の実施形態の変形例に係る配線板11A(図8参照)と同様に、光熱変換部材6Aの濃淡によって、表面を3段階またはそれ以上の高さを有する階段状の凹凸形状として、各段に配線1t,1m,1bを備える構成とすることができる。
第1〜第3の実施形態に係る配線板は、配線を単層で備えるが、2枚以上を重ね合わせることによって、積層配線板を構成することができる。以下、本発明の実施形態に係る積層配線板について、図16および図17を参照して説明する。図16および図17はそれぞれ、本発明の実施形態に係る積層配線板の構成を示す模式図で、積層配線板を用いた回路板の部分断面図である。前記実施形態(図1〜15参照)と同一の要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
積層配線板110Aは、2枚の導電膜被覆熱膨張性シート10(10A,10C)から別々に製造した配線板11,12Aを積層して形成されるが、両面に導電膜1(1A)を備えた1枚の導電膜被覆熱膨張性シートで製造することができる。以下、積層配線板110Aの材料とする導電膜被覆熱膨張性シート10Dの構成について、図18を参照して説明する。図18は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る導電膜被覆熱膨張性シートの構成を模式的に示す断面図である。本発明の第2の実施形態の変形例に係る導電膜被覆熱膨張性シート10Dは、一様な厚さのシート状の部材であり、基材3の両面のそれぞれに、基材3の側から順に、熱膨張層2、中間膜4、導電膜1A、剥離層51、インク受容層52を積層してなる。すなわち、導電膜被覆熱膨張性シート10Dは、第2の実施形態に係る導電膜被覆熱膨張性シート10Bを2枚、基材3,3同士を対向させて積層し、さらに前記基材3,3を一体の基材3とした構造である。
〔付記〕
《請求項1》
所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、一方の側の表面を被覆する導電膜と、を備え、
前記熱膨張層は、前記導電膜側に突出して膨張し、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張することによって前記導電膜側の面に凹凸が形成されると、前記導電膜が前記凹凸の段差で破断して離間することを特徴とする導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項2》
前記熱膨張層の他方の側に接着層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項3》
所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層を少なくとも一面上に積層した基材と、前記熱膨張層側の表面の少なくとも一部を被覆する導電膜と、を備え、
前記熱膨張層は、前記導電膜側に突出して膨張し、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張することによって前記導電膜側の面に凹凸が形成されると、前記導電膜が前記凹凸の段差で破断して離間することを特徴とする導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項4》
前記熱膨張層および前記導電膜を、前記基材の両面上に積層して備えることを特徴とする請求項3に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項5》
前記導電膜と前記熱膨張層の間に、前記導電膜よりも熱伝導率の低い膜を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項6》
前記導電膜上に、非金属膜を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項7》
前記導電膜と前記熱膨張層の間に、非金属膜を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項8》
前記非金属膜が、樹脂を含有することを特徴とする請求項7に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項9》
前記非金属膜が、シリカおよびアルミナの少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項10》
前記導電膜が、金属箔からなることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項11》
前記導電膜が、導電材料からなる粒子を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
《請求項12》
所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層が一面上に積層される基材と、を備える熱膨張性シートの前記一面側の少なくとも一部の領域に、導電膜を形成する導電膜形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記熱膨張性シートの前記基材側の面に配線を鏡像で描画する印刷工程と、
前記熱膨張性シートの前記基材側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。
《請求項13》
所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層が一面上に積層される基材と、を備える熱膨張性シートの前記熱膨張層側の少なくとも一部の領域に、導電膜を形成する導電膜形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記導電膜を形成した側の面に配線を描画する印刷工程と、
前記熱膨張性シートの前記導電膜を形成した側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。
《請求項14》
前記熱膨張性シートは、前記基材の両面上に前記熱膨張層が積層され、
前記導電膜形成工程および前記光照射工程を、前記熱膨張性シートの両面に行うことを特徴とする請求項13に記載の配線板製造方法。
《請求項15》
前記導電膜形成工程の後かつ前記印刷工程の前に、前記導電膜上にインク受容層を形成するインク受容層形成工程を行うことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の配線板製造方法。
《請求項16》
前記導電膜形成工程は、前記一面側に中間膜を形成してその上に前記導電膜を積層することを特徴とする請求項12ないし請求項15のいずれか一項に記載の配線板製造方法。
《請求項17》
所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、一方の側の表面を被覆する導電膜と、を備える導電膜被覆熱膨張性シートを形成する導電膜被覆熱膨張性シート形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記光を透過する基材の一面側、または前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記熱膨張層の側の面のいずれかに、配線を描画する印刷工程と、
前記基材の前記一面に、前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記熱膨張層の側の面を貼り合わせる貼合工程と、
前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記基材を貼り合わせた側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。
《請求項18》
所定の温度以上に加熱されることにより膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層の一面側表面の一部を被覆する導電膜と、を備えて、前記導電膜で配線を構成する配線板であって、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張して前記一面側表面に凹凸が形成されていて、前記導電膜が前記凹凸の段差で離間していることを特徴とする配線板。
《請求項19》
前記導電膜上にインク受容層を有し、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記インク受容層に付着している請求項18に記載の配線板。
《請求項20》
前記熱膨張層を2層備えると共に、2層の前記熱膨張層の間に基材をさらに備え、
前記導電膜が両側の表面をそれぞれ被覆する請求項18または請求項19に記載の配線板。
《請求項21》
前記熱膨張層の他面側に基材をさらに備え、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記基材側の表面に付着している請求項18に記載の配線板。
《請求項22》
前記熱膨張層の他面側に光を透過する基材をさらに備え、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記基材と前記熱膨張層の間に付着している請求項18に記載の配線板。
11,11A,11B,11C 配線板
110,110A 積層配線板
12,12A 配線板
1,1A 導電膜
1t,1b,1m 配線
2 熱膨張層
3,3A 基材
31 接着層
4,4A 中間膜
41 接着層
42 破断容易膜
5 被膜
51 剥離層
52 インク受容層
6,6A 光熱変換部材
S10,S10A 導電膜被覆熱膨張性シート製造工程
S12 熱膨張層形成工程
S13 破断容易膜形成工程
S14 導電膜被覆工程
S21,S21A 印刷工程
S22 貼合工程
S23 光照射工程
Claims (22)
- 所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、一方の側の表面を被覆する導電膜と、を備え、
前記熱膨張層は、前記導電膜側に突出して膨張し、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張することによって前記導電膜側の面に凹凸が形成されると、前記導電膜が前記凹凸の段差で破断して離間することを特徴とする導電膜被覆熱膨張性シート。 - 前記熱膨張層の他方の側に接着層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層を少なくとも一面上に積層した基材と、前記熱膨張層側の表面の少なくとも一部を被覆する導電膜と、を備え、
前記熱膨張層は、前記導電膜側に突出して膨張し、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張することによって前記導電膜側の面に凹凸が形成されると、前記導電膜が前記凹凸の段差で破断して離間することを特徴とする導電膜被覆熱膨張性シート。 - 前記熱膨張層および前記導電膜を、前記基材の両面上に積層して備えることを特徴とする請求項3に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記導電膜と前記熱膨張層の間に、前記導電膜よりも熱伝導率の低い膜を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記導電膜上に、非金属膜を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記導電膜と前記熱膨張層の間に、非金属膜を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記非金属膜が、樹脂を含有することを特徴とする請求項7に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記非金属膜が、シリカおよびアルミナの少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記導電膜が、金属箔からなることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 前記導電膜が、導電材料からなる粒子を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の導電膜被覆熱膨張性シート。
- 所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層が一面上に積層される基材と、を備える熱膨張性シートの前記一面側の少なくとも一部の領域に、導電膜を形成する導電膜形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記熱膨張性シートの前記基材側の面に配線を鏡像で描画する印刷工程と、
前記熱膨張性シートの前記基材側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。 - 所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層が一面上に積層される基材と、を備える熱膨張性シートの前記熱膨張層側の少なくとも一部の領域に、導電膜を形成する導電膜形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記導電膜を形成した側の面に配線を描画する印刷工程と、
前記熱膨張性シートの前記導電膜を形成した側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。 - 前記熱膨張性シートは、前記基材の両面上に前記熱膨張層が積層され、
前記導電膜形成工程および前記光照射工程を、前記熱膨張性シートの両面に行うことを特徴とする請求項13に記載の配線板製造方法。 - 前記導電膜形成工程の後かつ前記印刷工程の前に、前記導電膜上にインク受容層を形成するインク受容層形成工程を行うことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の配線板製造方法。
- 前記導電膜形成工程は、前記一面側に中間膜を形成してその上に前記導電膜を積層することを特徴とする請求項12ないし請求項15のいずれか一項に記載の配線板製造方法。
- 所定の温度以上に加熱されると膨張する熱膨張層と、一方の側の表面を被覆する導電膜と、を備える導電膜被覆熱膨張性シートを形成する導電膜被覆熱膨張性シート形成工程と、
吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分を含有する印刷材料で、前記光を透過する基材の一面側、または前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記熱膨張層の側の面のいずれかに、配線を描画する印刷工程と、
前記基材の前記一面に、前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記熱膨張層の側の面を貼り合わせる貼合工程と、
前記導電膜被覆熱膨張性シートの前記基材を貼り合わせた側に、前記光熱変換成分により熱に変換される光を照射して、前記配線が描画された領域において前記熱膨張層を膨張させて前記導電膜を形成した側の面を隆起させる光照射工程と、を行い、
前記光照射工程は、前記熱膨張層の膨張高さの異なる境界で前記導電膜を破断させることを特徴とする配線板製造方法。 - 所定の温度以上に加熱されることにより膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層の一面側表面の一部を被覆する導電膜と、を備えて、前記導電膜で配線を構成する配線板であって、
一部の領域で前記熱膨張層が膨張して前記一面側表面に凹凸が形成されていて、前記導電膜が前記凹凸の段差で離間していることを特徴とする配線板。 - 前記導電膜上にインク受容層を有し、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記インク受容層に付着している請求項18に記載の配線板。
- 前記熱膨張層を2層備えると共に、2層の前記熱膨張層の間に基材をさらに備え、
前記導電膜が両側の表面をそれぞれ被覆する請求項18または請求項19に記載の配線板。 - 前記熱膨張層の他面側に基材をさらに備え、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記基材側の表面に付着している請求項18に記載の配線板。
- 前記熱膨張層の他面側に光を透過する基材をさらに備え、前記一面側表面の凸状の領域において、吸収した光を熱に変換して放出する光熱変換成分が前記基材と前記熱膨張層の間に付着している請求項18に記載の配線板。
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