JP2020004666A - 端子装置及びそれを備える回路遮断器 - Google Patents

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Tetsuya Hoshino
哲也 星野
石黒 宏文
Hirofumi Ishiguro
宏文 石黒
洋也州 横井
Hiroyasu Yokoi
洋也州 横井
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Abstract

【課題】コンパクト化することができる端子装置及びこの端子装置を備える回路遮断器を提供する。【解決手段】可動部本体61は、端子部52が電線400に電気的に接続される場合に電線400に押されて第1の位置から第2の位置へ動く。ばね部62は、可動部本体61につながっている。ばね部62は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、可動部本体61を第2の位置から第1の位置へ動かす向きの弾性力を可動部本体61に加える。可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ動く場合の可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。【選択図】図1

Description

本開示は端子装置及び回路遮断器に関し、より詳細には、電線に押されて動く可動部本体を備える端子装置、及び、この端子装置を備える回路遮断器に関する。
従来例として特許文献1記載の回路遮断器用速結端子装置(端子装置)を例示する。特許文献1記載の回路遮断器用速結端子装置は、2極型の回路遮断器の器体に収納される。回路遮断器用速結端子装置は、外部の電線が接続される2個の端子部と、絶縁材料からなり2個の端子部の間に介在して端子部の間の絶縁を確保する中間ケースとを備える。各端子部は、接点に電気的に接続された端子板と、外部の電線を端子板との間に鎖錠する鎖錠ばねと、回路遮断器の器体の外側に露出する表示部を有し鎖錠ばねに鎖錠された電線に押圧されて位置を変化させる表示体(可動部本体)とを備える。各端子板は、それぞれ中間ケースに結合する結合部と、鎖錠ばねを中間ケースとの間に保持する鎖錠ばね保持部と、表示体を中間ケースとの間に保持する表示体保持部とを有する。
特開2005−044755号公報
従来より、端子装置のコンパクト化を求められることがあった。
本開示は、コンパクト化することができる端子装置及びこの端子装置を備える回路遮断器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る端子装置は、端子部と、接点と、可動部材と、を備える。前記端子部は、電線に電気的に接続される。前記接点は、前記端子部に電気的に接続されている。前記可動部材は、可動部本体と、ばね部と、を有する。前記可動部本体は、前記端子部が前記電線に電気的に接続される場合に前記電線に押されて第1の位置から第2の位置へ動く。前記ばね部は、前記可動部本体につながっている。前記ばね部は、前記可動部本体が前記第2の位置にあるとき、前記可動部本体を前記第2の位置から前記第1の位置へ動かす向きの弾性力を前記可動部本体に加える。前記可動部本体が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く場合の前記可動部本体の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、前記ばね部は、前記可動部本体の外縁の内側に配置されている。
本開示の一態様に係る回路遮断器は、前記端子装置と、第2の接点と、を備える。前記第2の接点は、前記端子装置の前記接点としての第1の接点に接した状態と前記第1の接点から離れた状態とのうちいずれかの状態を取り得る。
本開示の一態様に係る端子装置及び回路遮断器では、端子装置をコンパクト化することができる。
図1は、一実施形態に係る回路遮断器の正面図であり、第1ボディの一部を破断して示す。 図2は、同上の回路遮断器の斜視図である。 図3は、同上の回路遮断器の端子装置の分解図である。 図4は、同上の回路遮断器の正面図であり、第1ボディを外した状態であって、電線が差し込まれていない状態を示す。 図5は、同上の回路遮断器の正面図であり、第1ボディを外した状態であって、電線が差し込まれた状態を示す。 図6は、同上の回路遮断器の正面図であり、第1ボディを外した状態であって、電線が差し込まれ、かつ、操作部に操作がされた状態を示す。
以下、実施形態に係る端子装置及び回路遮断器について、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の回路遮断器1は、例えば、分電盤に組み込まれる。回路遮断器1は、図1に示すように、2つの固定接点51A、51B(第1の接点)を有する端子装置4と、2つの可動接点21A、21B(第2の接点)と、を備えている。回路遮断器1は、2つの可動接触子22A、22Bと、2つの入力端子23A、23Bと、器体3と、ハンドル11と、過電流引外し装置12と、を更に備えている。
図2に示すように、器体3は、器体3の約半分を構成する第1ボディ3Aと、器体3の残りの約半分を構成し第1ボディ3Aが結合される第2ボディ3Bと、を有している。図2では、ハンドル11の図示を省略している。
図1に示すように、2つの可動接触子22A、22Bの各々は、板状である。可動接点21Aは、可動接触子22Aに固定されている。可動接点21Bは、可動接触子22Bに固定されている。可動接点21Aは、固定接点51Aに対向している。可動接点21Bは、固定接点51Bに対向している。
以下では、可動接点21Aと固定接点51Aとが並んでいる方向を前後方向とし、固定接点51Aから見て可動接点21A側を前とし、可動接点21Aから見て固定接点51A側を後ろとする。可動接点21Bは、固定接点51Bに対して前に位置している。また、第1ボディ3A(図2参照)と第2ボディ3Bとが並んでいる方向を上下方向とし、第2ボディ3Bから見て第1ボディ3A側を上とし、第1ボディ3Aから見て第2ボディ3B側を下とする。
2つの入力端子23A、23Bの各々は、例えば、刃受ばねである。2つの入力端子23A、23Bの各々は、弾性力により導電バーを挟むことができる。分電盤のキャビネット内には、導電バーとしての第1、第2、第3の導電バーが前後方向に並んで配置される。2つの入力端子23A、23Bはそれぞれ、第1、第3の導電バーを介して外部電源に電気的に接続される。入力端子23Aは、過電流引外し装置12に電気的に接続されている。過電流引外し装置12は、可動接触子22Aに電気的に接続されている。入力端子23Bは、可動接触子22Bに電気的に接続されている。
ハンドル11に対して操作がされると、可動接触子22A、22Bが駆動され、可動接点21A、21Bが前後に動かされる。これにより、可動接点21Aは、固定接点51Aに接した状態と固定接点51Aから離れた状態とのうちいずれかの状態を取り得る。さらに、可動接点21Bは、固定接点51Bに接した状態と固定接点51Bから離れた状態とのうちいずれかの状態を取り得る。
また、過電流引外し装置12に過電流が流れると、過電流引外し装置12が動作して、可動接触子22A、22Bを前向きに駆動する。過電流引外し装置12は、例えば、電磁式の過電流引外し装置である。過電流引外し装置12は、過電流引外し装置12に電流が流れることで発生する電磁気力により、可動接触子22A、22Bを前向きに駆動し、可動接点21Aを固定接点51Aから離れさせ、可動接点21Bを固定接点51Bから離れさせる。過電流引外し装置12の詳細な構成は、例えば、特許文献1に示されているように従来より周知であるから、説明を省略する。
図2、3に示すように、端子装置4は、2つのサイド部材5A、5Bと、2つの固定接点51A、51Bと、2つの可動部材6と、を備えている。2つのサイド部材5A、5Bの各々は、端子部52を有している。端子装置4は、2つの鎖錠ばね7と、保持部8と、2つ(図3では1つのみを図示)の接触部92と、を更に備えている。
回路遮断器1は、2つの差込部91を更に備えている。2つの差込部91には、2つの電線400(図2では1つのみを図示)が差し込まれる。2つの差込部91に差し込まれた2つの電線400は、2つの端子部52に電気的に接続される。
図1に示すように、2つの差込部91のうち一方に差し込まれた電線400は、2つの端子部52のうち一方の端子部52、固定接点51A、可動接点21A、可動接触子22A、過電流引外し装置12及び入力端子23Aを介して、第1の導電バーに電気的に接続される。2つの差込部91のうち他方に差し込まれた電線400は、他方の端子部52、固定接点51B、可動接点21B、可動接触子22B及び入力端子23Bを介して、第3の導電バーに電気的に接続される。
保持部8は、後述の片部911A、911B(図2参照)と、端子部52を有するサイド部材5A、5Bと、固定接点51A、51Bと、2つの可動部材6と、を保持している。片部911A、911Bの各々は、2つの差込部91の一部である。図3に示すように、保持部8は、基台81と、2つの壁部82と、2つ(図3では1つのみを図示)の軸部83と、4つ(図3では2つのみを図示)の保持突起84と、2つ(図3では1つのみを図示)のストッパ85と、を有している。基台81は、板状である。基台81の厚さ方向は、上下方向に沿っている。
端子装置4では、2つの固定接点51A、51Bと、サイド部材5Aの後述の固定接触子53Aと、サイド部材5Bの後述の固定接触子53B及び突出片57と、を除く構成が鏡映対象である。端子装置4の鏡映面は、基台81の厚さ方向と直交し、かつ、基台81の厚さ方向の中心を通る。固定接触子53Aには、固定接点51Aが固定されている。固定接触子53Bには、固定接点51Bが固定されている。
2つの接触部92及び2つのストッパ85は、角柱状である。各接触部92には、可動部材6の後述のばね部62が接する。2つのストッパ85は、2つの可動部材6の動きを制限する。2つの壁部82、2つの軸部83及び4つの保持突起84は、円柱状である。2つの接触部92、2つの壁部82、2つの軸部83、4つの保持突起84及び2つのストッパ85は、基台81から基台81の厚さ方向に突出している。より詳細には、2つの接触部92、2つの壁部82、2つの軸部83、4つの保持突起84及び2つのストッパ85のうち上側の接触部92、壁部82、軸部83、2つの保持突起84及びストッパ85は、上へ突出し、下側の接触部92、壁部82、軸部83、2つの保持突起84及びストッパ85は、下へ突出している。各壁部82は、基台81のうち後ろ側に設けられている。各壁部82は、基台81の外縁に沿ってU字状に形成されている。各接触部92、各壁部82、各軸部83及び各保持突起84は、基台81の厚さ方向から見て基台81の外縁の内側に配置されている。各ストッパ85は、基台81の外縁付近に配置されている。
2つの差込部91(図2参照)のうち一方は、基台81の上側に形成されており、他方は、基台81の下側に形成されている。各差込部91は、筒状に形成されている。各差込部91の軸方向の第1端は、器体3(図2参照)の外部に開口しており、第2端は、器体3の内部に開口している。
以下では、各差込部91の軸方向に沿った方向を左右方向とし、差込部91の軸方向の第1端から見て第2端側を左とし、第2端から見て第1端側を右とする。
2つの差込部91のうち上側の差込部91の下半分を構成する片部911Aと、2つの差込部91のうち下側の差込部91の上半分を構成する片部911Bとは、保持部8と一体に形成されている。片部911A、911Bの各々は、基台81から基台81の厚さ方向に突出している。上側の差込部91の上半分は、器体3(図2参照)の第1ボディ3A(図2参照)の一部により構成されている。下側の差込部91の下半分は、器体3の第2ボディ3B(図2参照)の一部により構成されている。各差込部91には、電線400(図2参照)が差し込まれる。
保持部8は、例えば、樹脂(より詳細には、合成樹脂)により形成されている。2つの接触部92は、保持部8と一体に形成されている。2つの接触部92は、保持部8と同じ材料により形成されている。
片部911A、911Bは、保持部8に保持されている。より詳細には、片部911A、911Bは、保持部8と一体に形成されている。片部911A、911Bは、保持部8と同じ材料により形成されている。
サイド部材5A、5Bの各々は、端子部52と、連結部54と、第1の片55と、第2の片56と、を有している。サイド部材5Aは、固定接触子53Aを更に有している。サイド部材5Bは、固定接触子53Bと、突出片57と、を更に有している。
サイド部材5A、5Bの各々は、導電性を有している。サイド部材5A、5Bの各々は、板状の部材から形成されている。連結部54の厚さ方向は、基台81の厚さ方向と一致する。連結部54の前端からは、端子部52が基台81側へ突出している。連結部54の後端からは、第1の片55が基台81側へ突出している。端子部52の右端からは、第2の片56が突出している。サイド部材5Aの連結部54の左端からは、固定接触子53Aが突出している。サイド部材5Bの連結部54の左端からは、突出片57が突出している。サイド部材5Bの第1の片55の左端からは、固定接触子53Bが突出している。
サイド部材5A、5Bの各々において、連結部54には、2つの挿入孔541が形成されている。サイド部材5A、5Bの各々は、保持部8に保持されている。より詳細には、サイド部材5A、5Bの各々は、2つの挿入孔541に保持部8の2つの保持突起84が挿入された状態で、基台81と器体3(図1参照)との間に保持されている。サイド部材5Aは、上側の壁部82に載せ置かれており、サイド部材5Bは、下側の壁部82に載せ置かれている。
端子部52には、差込部91(図2参照)に差し込まれた電線400(図1参照)が接する。これにより、端子部52は、電線400と電気的に接続される。図1に示すように、電線400は、芯線401と、芯線401を覆う絶縁被覆402と、を有している。電線400のうち、端子部52と接する先端付近では、絶縁被覆402が除かれて芯線401が露出している。
図3に示すように、サイド部材5Aの固定接触子53Aには、固定接点51Aが取り付けられている。サイド部材5Aにおいて、固定接点51Aは、固定接触子53Aを介して、端子部52に電気的に接続されている。サイド部材5Bの固定接触子53Bには、固定接点51Bが取り付けられている。サイド部材5Bにおいて、固定接点51Bは、固定接触子53Bを介して、端子部52に電気的に接続されている。固定接点51A、51Bは、例えば、かしめにより取り付けられている。固定接点51A、51Bが取り付けられたサイド部材5A、5Bが保持部8に保持されることで、固定接点51A、51Bは、保持部8に保持されている。
2つの鎖錠ばね7の各々は、弾性力により電線400を保持する。2つの鎖錠ばね7の各々は、例えば、金属により形成されている。2つの鎖錠ばね7の各々は、導電性を有している。2つの鎖錠ばね7は、中央片71と、抜止め片72と、押さえ片73と、を有している。中央片71、抜止め片72及び押さえ片73の各々は、板状である。中央片71の厚さ方向は、前後方向に沿っている。抜止め片72は、中央片71の右端から前側へ突出している。押さえ片73は、中央片71の左端から前側へ突出している。抜止め片72は、長方形状である。押さえ片73は、下から見てS字状である。
図4〜6は、器体3(図2参照)の第2ボディ3Bから第1ボディ3A(図2参照)を取り外し、サイド部材5Aを断面により示した図である。図4に示すように、2つの鎖錠ばね7のうち上側の鎖錠ばね7は、サイド部材5Aの端子部52と第1の片55との間に配置されている。下側の鎖錠ばね7は、サイド部材5B(図3参照)の端子部52と第1の片55との間に配置されている。サイド部材5A、5Bの各々において、端子部52は、鎖錠ばね7の抜止め片72及び押さえ片73に対向している。
図5に示すように、差込部91に電線400が差し込まれるとき、電線400が抜止め片72及び押さえ片73を押して弾性変形させる。電線400は、端子部52に接する。鎖錠ばね7の押さえ片73は、差込部91に差し込まれた電線400に弾性力(復帰力)を加えて、押さえ片73と端子部52との間に電線400を保持する。押さえ片73の弾性力(復帰力)により、電線400と端子部52との間の圧力(接触圧力)が保たれる。
電線400を差込部91から引き抜こうとする力が電線400に加えられると、抜止め片72の先端は、電線400に食い込むように電線400に作用し、電線400を湾曲させようとする。また、端子部52には、端子部52を湾曲させようとする力が、抜止め片72から電線400を介して加わる。電線400と端子部52とが湾曲することで、電線400が差込部91から引き抜かれることが抑制される。
2つの可動部材6の各々は、差込部91に差し込まれた電線400に押されて動く。これにより、2つの可動部材6の各々は、差込部91への電線400の差込み状態を表示する。
2つの可動部材6の各々は、可動部本体61と、ばね部62と、を有している。ばね部62は、圧縮ばねである。ばね部62は、可動部本体61につながっている。可動部材6は、例えば、樹脂(より詳細には、合成樹脂)により形成されている。可動部本体61とばね部62とは、一体に形成されている。2つの可動部材6の一方は、保持部8の基台81の上に配置されており、他方は、基台81の下に配置されている。
上述の通り、端子装置4では、2つの固定接点51A、51Bと、サイド部材5Aの後述の固定接触子53Aと、サイド部材5Bの後述の固定接触子53B及び突出片57と、を除く構成が鏡映対象である。以下では、2つの可動部材6に関して、基台81から見て基台81の厚さ方向における一方の側である上側の構成を主に説明し、下側の構成についての説明は適宜省略する。
可動部本体61は、軸支部611と、延在部612と、当接部613と、解除突起614と、を含む。軸支部611は、円筒状である。軸支部611の軸方向は、上下方向に沿っている。軸支部611には、保持部8の軸部83が挿入されている。これにより、保持部8は、可動部材6を保持している。可動部本体61は、軸支部611の中心軸を回転軸として、保持部8に対して回転可能である。延在部612、当接部613及び解除突起614は、軸支部611につながっている。延在部612は、軸支部611から一の向き(前向き)に延びている。
延在部612は、上下方向から見て枠状である。上下方向から見て、延在部612の長手方向は、前後方向に沿っている。延在部612の内側には、空洞部600が形成されている。延在部612は、空洞部600において上下に開口している。つまり、空洞部600は、上下方向から見て可動部本体61の外縁の内側に形成されている。可動部本体61の内縁は、上下方向から見て空洞部600に沿っている。ばね部62は、可動部本体61の内縁から突出して空洞部600に配置されている。本実施形態において、可動部本体61の内縁とは、延在部612の内縁である。ここで、延在部612には、周方向において非連続となっている箇所があってもよい。例えば、延在部612は、上下方向から見てU字状又はC字状であってもよい。
ばね部62は、上下方向から見てU字状である。ばね部62は、延在部612からの突出先端付近において、接触部92に接している。ばね部62は、接触部92から圧力(接触圧力)を受けてたわんでいる。ばね部62の形状は、U字状に限らず、例えば、C字状でもよい。
差込部91に差し込まれた電線400は、可動部材6の当接部613を押す。当接部613は、軸支部611から鎖錠ばね7の押さえ片73側へ突出している。当接部613の先端は、基台81から離れる向きに屈曲している。
解除突起614は、板状である。解除突起614の厚さ方向は、上下方向に沿っている。解除突起614は軸支部611から鎖錠ばね7の抜止め片72側へ突出している。解除突起614は、サイド部材5Aの第2の片56と基台81との間に配置されている。
差込部91に差し込まれた電線400が当接部613に当たると、可動部本体61は、電線400に押される。これにより、可動部本体61は、軸支部611の中心軸を回転軸として、回転軸を中心に保持部8に対して回転する。このときの可動部本体61の回転の向きは、図5では時計回りである。差込部91に電線400が差し込まれていない場合の可動部本体61の位置(図4に示す位置)を、第1の位置と称し、差込部91に電線400が差し込まれた場合の可動部本体61の位置(図5に示す位置)を、第2の位置と称す。すなわち、可動部本体61は、電線400が差込部91に差し込まれて端子部52が電線400に電気的に接続される場合に、電線400に押されて第1の位置から第2の位置へ動く。
可動部本体61が回転するとき、ばね部62は、接触部92から接触圧力を受けて弾性変形する。ばね部62は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、接触部92から接触圧力を受けて圧縮されている。ばね部62は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、可動部本体61を第2の位置から第1の位置へ動かす向きの弾性力を可動部本体61に加える。電線400が当接部613に接した状態で、鎖錠ばね7が電線400を保持することにより、可動部本体61が第2の位置にある状態が保たれる。
可動部本体61が電線400に押されて回転軸を中心に第1の位置から第2の位置へ回転するとき、ばね部62は、一の向きS1(右向き)に沿って移動する。
接触部92のうちばね部62に接する面921(接触部92の前面)は、上下方向から見て円弧状である。面921では、一の向きS1における先端側ほど、可動部本体61の回転軸との間の距離が大きい。つまり、面921では、右側ほど、軸支部611の中心軸との間の距離が大きい。また、可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ時計回りに回転するとき、ばね部62は、可動部本体61の延在部612と一緒に右向きに移動する。このとき、ばね部62は、接触部92の面921上を滑りながら右向きに移動する。面921では、右側ほど、軸支部611の中心軸との間の距離が大きいので、ばね部62と面921との接触点は、可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ時計回りに回転するにつれて、軸支部611の中心軸から離れていく。可動部本体61が所定の角度だけ回転するとき、ばね部62と面921との接触点の左右方向の移動量は、ばね部62と面921との接触点の前後方向の移動量よりも大きい。したがって、可動部本体61が所定の角度だけ回転するとき、ばね部62と面921との接触点の左右方向の移動量が、ばね部62と面921との接触点の前後方向の移動量よりも小さい場合と比較して、可動部本体61が回転するときのばね部62の変形量が小さい。
可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ動く場合の可動部本体61の軌跡は、例えば、上下方向と直交する平面上における延在部612の長手方向(前後方向)の一端(前端)の軌跡により定義される。
可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ動く場合の可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向(上下方向)から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。より詳細には、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に形成された空洞部600に配置されている。上記平面と直交する方向(上下方向)は、延在部612が空洞部600において開口している方向と一致する。
可動部材6は、操作部63を更に有している。操作部63は、可動部本体61から突出している。より詳細には、操作部63は、可動部本体61の延在部612の前端から突出している。操作部63は、可動部本体61と一体に形成されている。第1ボディ3A(図2参照)と保持部8との間と、第2ボディ3Bと保持部8との間にはそれぞれ、開口部31が形成されている。器体3(図2参照)の内部の空間は、開口部31を通して器体3の外部につながっている。操作部63は、開口部31を通して器体3の外部に露出している。
操作部63は、鎖錠ばね7を電線400から離れさせるための操作を受け付ける。可動部本体61が第2の位置(図5に示す位置)にあるとき、操作部63を右に動かすように操作部63に操作がされると、可動部本体61は、第2の位置から第3の位置(図6に示す位置)へと動く。第3の位置は、第2の位置を基準として第1の位置とは反対側である。可動部本体61が第2の位置から第3の位置へ動くときの可動部本体61の回転の向きは、図5では時計回りである。可動部本体61が第2の位置から第3の位置へ動くとき、可動部本体61の解除突起614は、鎖錠ばね7の抜止め片72を押して、抜止め片72を弾性変形させて電線400から離れさせる。さらに、このとき、押さえ片73は、抜止め片72に押されて電線400から離れる。これにより、電線400は、抜止め片72及び押さえ片73に妨げられることなく差込部91から抜かれることが可能となる。
電線400が差込部91から抜かれ、電線400が差込部91に差し込まれていない状態のとき、電線400は、端子部52から離れた状態である。電線400が端子部52から離れた状態で、操作部63に対する操作が解除されると、鎖錠ばね7の抜止め片72は、可動部本体61の解除突起614に弾性力(復帰力)を加えて、可動部本体61を第3の位置から第2の位置へ動かす。つまり、可動部本体61は、図6において反時計回りに回転する。その後、可動部本体61は、ばね部62の弾性力(復帰力)により、第2の位置から第1の位置へ動く。つまり、可動部本体61は、図5において反時計回りに回転する。可動部本体61は、第1の位置においてストッパ85に当たる。また、操作部63は、第1の位置において遮蔽部32に当たる。これにより、可動部本体61の反時計回りの回転は第1の位置で止まる。
図4に示すように、端子装置4は、2つ(図4では1つのみを図示)の遮蔽部32を備えている。各遮蔽部32は、器体3(図2参照)と一体に形成されている。2つの遮蔽部32は、2つの可動部材6と一対一で対応している。2つの可動部材6の各々は、表示部68を有している。表示部68は、可動部本体61と一体に形成されている。
各表示部68は、可動部本体61が第1の位置にあるときと第2の位置にあるときとのうち一方において、対応する遮蔽部32に覆われ、他方において露出する。したがって、表示部68が見えるか否かを確認することで、この表示部68と一体に形成された可動部本体61が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを推定できる。
表示部68は、可動部本体61の前端に配置されている。表示部68は、可動部本体61とは異なる色を有している。表示部68は、可動部本体61が第1の位置にあるとき、遮蔽部32に覆われる。表示部68は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、開口部31を通して器体3の外部に露出する。また、表示部68は、可動部本体61が第3の位置にあるとき、開口部31を通して器体3の外部に露出する。
表示部68が遮蔽部32に覆われている場合、作業者は、電線400が差込部91に差し込まれていない又は電線400が差込部91に差し込まれているものの奥(当接部613)まで届いていないと推定できる。表示部68が露出しており、操作部63に操作がされていない場合、作業者は、電線400が差込部91に差し込まれて奥まで届いていると推定できる。
回路遮断器1の製造工程では、例えば、端子装置4の2つの鎖錠ばね7と2つの可動部材6とサイド部材5A、5Bとを、保持部8により保持されるように組み立てる。つまり、端子装置4の2つの鎖錠ばね7と2つの可動部材6とサイド部材5A、5Bと保持部8とを、1まとまりの部品として組み立てる。これにより、上記1まとまりの部品を器体3に組み込む作業を容易に自動化できる。
以上説明した端子装置4では、上下方向から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。これにより、上下方向から見て、ばね部62が可動部本体61の外縁の外側に配置されている場合と比較して、可動部材6をコンパクト化できる。また、ばね部62が可動部本体61の外縁の外側に配置されている場合と比較して、ばね部62が端子装置4の組立ての妨げとなりにくいので、端子装置4の組立性が向上することがある。また、組立性の向上により、端子装置4の製造工程の自動化が容易となることがある。
さらに、可動部本体61とばね部62とは、樹脂により一体に形成されている。したがって、可動部本体61とばね部62とが個別に形成されている場合と比較して、端子装置4の構成を簡略化できる。また、可動部本体61とばね部62とが個別に形成されている場合と比較して、端子装置4の部材点数を減らせるので、端子装置4の製造コストを低減できることがある。また、可動部本体61とばね部62とが同じ材料により形成されているので、可動部材6のリサイクルが容易となる。
(実施形態の変形例)
次に、実施形態の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
回路遮断器1の各構成の個数は、実施形態に示した個数に限定されない。例えば、差込部91、サイド部材5A、5B、固定接点51A、51B、可動部材6、鎖錠ばね7、保持部8及び接触部92の個数は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
また、実施形態の端子装置4では、可動部本体61が第1の位置にあるときと第2の位置にあるときとのうち一方において、表示部68が遮蔽部32に覆われ、他方において表示部68が露出する。作業者は、表示部68が見えるか否かを確認することで、電線400が差込部91に差し込まれて奥まで届いているか否かを推定できる。これに対して、端子装置4は、可動部本体61が第1の位置にあるか第2の位置にあるかを、端子装置4に組み込まれた位置センサ等が検知する構成であってもよい。
また、端子部52は、鎖錠ばね7と一体に形成されていてもよい。
また、端子装置4は、鎖錠ばね7の弾性力により電線400を保持する構成に限定されない。例えば、端子装置4は、差込部91に差し込まれた電線400をねじにより保持する構成であってもよい。つまり、端子装置4は、ねじ端子を備えていてもよい。
また、ばね部62は、空洞部600に配置されていることに限定されない。例えば、ばね部62は、可動部本体61から突出して可動部本体61の上又は下に配置されていてもよい。
また、ばね部62は、圧縮ばねに限定されず、例えば、引張ばね又はねじりばねであってもよい。
また、差込部91は、器体3から独立して端子装置4に備えられていてもよい。
また、端子装置4は、回路遮断器1に備えられることに限定されず、スイッチ又はコンセント等の、電線が接続される配線器具に備えられてもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態等から、以下の態様が開示されている。第1の態様に係る端子装置4は、端子部52と、接点(固定接点51A、51B)と、可動部材6と、を備える。端子部52は、電線400に電気的に接続される。接点は、端子部52に電気的に接続されている。可動部材6は、可動部本体61と、ばね部62と、を有する。可動部本体61は、端子部52が電線400に電気的に接続される場合に電線400に押されて第1の位置から第2の位置へ動く。ばね部62は、可動部本体61につながっている。ばね部62は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、可動部本体61を第2の位置から第1の位置へ動かす向きの弾性力を可動部本体61に加える。可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ動く場合の可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。
上記の構成によれば、可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。したがって、可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62が可動部本体61の外縁の外側に配置されている場合と比較して、端子装置4をコンパクト化できる。
また、第2の態様に係る端子装置4では、第1の態様において、可動部本体61は、端子部52が電線400に電気的に接続される場合に電線400に押されて回転軸を中心に第1の位置から第2の位置へ回転する。
上記の構成によれば、端子部52が電線400に電気的に接続される場合に、可動部本体61を回転させることができる。
また、第3の態様に係る端子装置4は、第1又は2の態様において、保持部8と、接触部92と、を更に備える。保持部8は、可動部材6を保持する。接触部92は、保持部8につながっておりばね部62に接する。ばね部62は、圧縮ばねである。ばね部62は、可動部本体61が第2の位置にあるとき、接触部92から接触圧力を受けて圧縮されている。
上記の構成によれば、保持部8及び接触部92を含む部材を、可動部材6を保持するためと、ばね部62に接触圧力を加えるためとに兼用できるので、端子装置4の構成を簡略化できる。
また、第4の態様に係る端子装置4では、第3の態様において、可動部本体61は、端子部52が電線400に電気的に接続される場合に電線400に押されて回転軸を中心に第1の位置から第2の位置へ回転する。可動部本体61が電線400に押されて回転軸を中心に第1の位置から第2の位置へ回転するとき、ばね部62は、一の向きS1に沿って移動する。接触部92のうちばね部62に接する面921では、一の向きS1における先端側ほど、回転軸との間の距離が大きい。
上記の構成によれば、可動部本体61が第1の位置から第2の位置へ回転するときのばね部62の圧縮量を単調に増加させられる。
また、第5の態様に係る端子装置4では、第3又は4の態様において、保持部8は、端子部52と、接点(固定接点51A、51B)と、可動部材6とを保持する。
上記の構成によれば、端子部52と、接点(固定接点51A、51B)と、可動部材6とが個別の部材に保持される場合と比較して、端子装置4の構成を簡略化できる。
また、第6の態様に係る端子装置4は、第1〜5の態様のいずれか1つにおいて、鎖錠ばね7を更に備える。鎖錠ばね7は、電線400に弾性力を加えて、鎖錠ばね7と端子部52との間に電線400を保持する。可動部材6は、操作部63を更に有する。操作部63は、鎖錠ばね7を電線400から離れさせるための操作を受け付ける。操作部63は、可動部本体61と一体に形成されている。
上記の構成によれば、操作部63は、可動部本体61と一体に形成されているので、操作部63と可動部本体61とが個別に形成されている場合と比較して、端子装置4の構成を簡略化できる。
また、第7の態様に係る端子装置4では、第6の態様において、可動部本体61が第2の位置にあるとき、操作部63に操作がされると、可動部本体61は、第2の位置から第3の位置へと動く。第3の位置は、第2の位置を基準として第1の位置とは反対側である。可動部本体61は、第2の位置から第3の位置へと動くとき、鎖錠ばね7を押して鎖錠ばね7を弾性変形させて電線400から離れさせる。電線400が端子部52から離れた状態で操作部63に対する操作が解除されると、鎖錠ばね7は、可動部本体61に弾性力を加えて、可動部本体61を第3の位置から第2の位置へ動かす。
上記の構成によれば、鎖錠ばね7により、可動部本体61を第3の位置から第2の位置へ移動させ、ばね部62により、可動部本体61を第2の位置から第1の位置へ移動させられる。したがって、可動部本体61を第3の位置から第1の位置へ自動的に移動させられる。
また、第8の態様に係る端子装置4は、第1〜7の態様のいずれか1つにおいて、遮蔽部32を更に備える。可動部材6は、表示部68を更に有する。表示部68は、可動部本体61が第1の位置にあるときと第2の位置にあるときとのうち一方において遮蔽部32に覆われ、他方において露出する。
上記の構成によれば、作業者は、表示部68が遮蔽部32に覆われているか露出しているかを見ることで、電線400が可動部本体61を押す位置に達しているか否かを推定できる。
また、第9の態様に係る端子装置4では、第1〜8の態様のいずれか1つにおいて、可動部本体61の外縁の内側には、空洞部600が形成されている。ばね部62は、空洞部600に沿った可動部本体61の内縁から突出して空洞部600に配置されている。
上記の構成によれば、端子装置4を更にコンパクト化できる。
また、第10の態様に係る端子装置4では、第1〜9の態様のいずれか1つにおいて、可動部本体61とばね部62とは、樹脂により一体に形成されている。
上記の構成によれば、可動部本体61とばね部62とが個別に形成されている場合と比較して、端子装置4の構成を簡略化できる。
第1の態様以外の構成については、端子装置4に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
また、第11の態様に係る回路遮断器1は、第1〜10の態様のいずれか1つに係る端子装置4と、第2の接点(可動接点21A、21B)と、を備える。第2の接点は、端子装置4の接点としての第1の接点(固定接点51A、51B)に接した状態と第1の接点から離れた状態とのうちいずれかの状態を取り得る。
上記の構成によれば、回路遮断器1の端子装置4では、可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62は、可動部本体61の外縁の内側に配置されている。したがって、可動部本体61の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、ばね部62が可動部本体61の外縁の外側に配置されている場合と比較して、端子装置4をコンパクト化できる。
また、第12の態様に係る回路遮断器1は、第11の態様において、差込部91を更に備える。差込部91には、電線400が差し込まれる。
上記の構成によれば、差込部91により、電線400の配置を容易に決定できる。
第12の態様の構成については、回路遮断器1に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 回路遮断器
21 可動接点21A、21B(第2の接点)
32 遮蔽部
4 端子装置
400 電線
51A、51B 固定接点(第1の接点)
52 端子部
6 可動部材
61 可動部本体
62 ばね部
63 操作部
68 表示部
600 空洞部
7 鎖錠ばね
8 保持部
91 差込部
92 接触部
921 面
S1 一の向き

Claims (12)

  1. 電線に電気的に接続される端子部と、
    前記端子部に電気的に接続された接点と、
    前記端子部が前記電線に電気的に接続される場合に前記電線に押されて第1の位置から第2の位置へ動く可動部本体と、前記可動部本体につながっているばね部と、を有する可動部材と、を備え、
    前記ばね部は、前記可動部本体が前記第2の位置にあるとき、前記可動部本体を前記第2の位置から前記第1の位置へ動かす向きの弾性力を前記可動部本体に加え、
    前記可動部本体が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く場合の前記可動部本体の軌跡を含む平面と直交する方向から見て、前記ばね部は、前記可動部本体の外縁の内側に配置されている、
    端子装置。
  2. 前記可動部本体は、前記端子部が前記電線に電気的に接続される場合に前記電線に押されて回転軸を中心に前記第1の位置から前記第2の位置へ回転する、
    請求項1記載の端子装置。
  3. 前記可動部材を保持する保持部と、
    前記保持部につながっており前記ばね部に接する接触部と、を更に備え、
    前記ばね部は、圧縮ばねであり、前記可動部本体が前記第2の位置にあるとき、前記接触部から接触圧力を受けて圧縮されている、
    請求項1又は2に記載の端子装置。
  4. 前記可動部本体は、前記端子部が前記電線に電気的に接続される場合に前記電線に押されて回転軸を中心に前記第1の位置から前記第2の位置へ回転し、
    前記可動部本体が前記電線に押されて前記回転軸を中心に前記第1の位置から前記第2の位置へ回転するとき、前記ばね部は、一の向きに沿って移動し、
    前記接触部のうち前記ばね部に接する面では、前記一の向きにおける先端側ほど、前記回転軸との間の距離が大きい、
    請求項3記載の端子装置。
  5. 前記保持部は、前記端子部と、前記接点と、前記可動部材とを保持する、
    請求項3又は4に記載の端子装置。
  6. 前記電線に弾性力を加えて、前記端子部との間に前記電線を保持する鎖錠ばねを更に備え、
    前記可動部材は、前記鎖錠ばねを前記電線から離れさせるための操作を受け付ける操作部を更に有し、
    前記操作部は、前記可動部本体と一体に形成されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の端子装置。
  7. 前記可動部本体が前記第2の位置にあるとき、前記操作部に操作がされると、前記可動部本体は、前記第2の位置から第3の位置へと動き、
    前記第3の位置は、前記第2の位置を基準として前記第1の位置とは反対側であり、
    前記可動部本体は、前記第2の位置から前記第3の位置へと動くとき、前記鎖錠ばねを押して前記鎖錠ばねを弾性変形させて前記電線から離れさせ、
    前記電線が前記端子部から離れた状態で前記操作部に対する操作が解除されると、前記鎖錠ばねは、前記可動部本体に弾性力を加えて、前記可動部本体を前記第3の位置から前記第2の位置へ動かす、
    請求項6記載の端子装置。
  8. 遮蔽部を更に備え、
    前記可動部材は、前記可動部本体が前記第1の位置にあるときと前記第2の位置にあるときとのうち一方において前記遮蔽部に覆われ、他方において露出する表示部を更に有する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の端子装置。
  9. 前記可動部本体の前記外縁の内側には、空洞部が形成されており、前記ばね部は、前記空洞部に沿った前記可動部本体の内縁から突出して前記空洞部に配置されている、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の端子装置。
  10. 前記可動部本体と前記ばね部とは、樹脂により一体に形成されている、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の端子装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の端子装置と、
    前記端子装置の前記接点としての第1の接点に接した状態と前記第1の接点から離れた状態とのうちいずれかの状態を取り得る第2の接点と、を備える、
    回路遮断器。
  12. 前記電線が差し込まれる差込部を更に備える、
    請求項11記載の回路遮断器。
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