JP4889587B2 - 電磁リレー - Google Patents

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Description

この発明は、小形分電盤あるいは計器ボックスなどに内蔵して、特別な状態のときにのみ負荷回路を開離するために用いる電磁リレーに関するものである。
従来の電磁リレー(電磁接触器)は、頻繁に開閉できるように耐久性を備えたものであり、また、小形のものもあるが、分電盤あるいは計器ボックスなどに内蔵するように小形化を考慮されたものではない。したがって、通常、可動鉄心と固定鉄心とコイルにより構成される電磁石、可動絶縁台(クロスバー)、可動接触子および固定接触子などにより構成されている。このような構成の従来の電磁リレーは、電磁石を励磁することにより可動鉄心を動作させ、この可動鉄心に連結された可動接触子を支持する可動絶縁台を動作させる。そして可動絶縁台を動作させることで、可動接触子と固定接触子を接離させるようにしているが、いずれにしても、頻繁に開閉できるものであり、かつ、接点および鉄心など、長寿命化を経済的に達成するような構成になされている。(例えば、特許文献1参照。)。
特公平8−15032号公報
以上のように構成された従来の電磁リレーは、頻繁に開閉できるものでありながら、小形で、接点および鉄心など、長寿命化を経済的に達成できるように考慮されている。その構成として、1つの回路を開閉するために1つの可動鉄心と可動絶縁台にて1組の可動接触子と固定接触子とを接離させる構造になされている。即ち、複数の可動接触子と固定接触子とを接離させるためには、複数の可動鉄心と可動絶縁台を設けることとなるため構造が複雑となる。また、回路を構成する部品点数が多くなることから、電磁リレーを構成する部品を収納する筐体の大形化を招くなどの問題点が生じていた。
本発明は、小形分電盤あるいは計器ボックスなどに内蔵して、特別な状態のときにのみ負荷回路を開離するために、簡単な構成で複数回路の開閉機能を実現することができる電磁リレーを提供することを目的としている。
本発明の電磁リレーは、ースとカバーと端子金具保持壁を有する筺体と、一端が上記筺体の端子金具保持壁の部分において外面に露出するように配設された二組の固定接触子側端子金具および可動接触子側端子金具と、弾性を有する導電性金属板で形成され、一端が上記可動接触子側端子金具の他端に固着されると共に他端に接点が設けられた二組の可動接触子と、導電性金属板で形成され、一端が上記固定接触子側端子金具の他端に固着されると共に他端に接点が設けられた二組の固定接触子と、上記筺体に内蔵され、接合用と開離用の励磁コイルおよびこの励磁コイルへの通電の断続により往復動する可動子を有するアクチュエータと、上記アクチュエータの可動子に係合して往復動され、この往復動により上記可動接触子を弾性変形させて二組の可動接触子と固定接触子の接点が接合開離するように作動するクロスバーとを備え、上記アクチュエータは、ヨークと永久磁石を有する釈放形電磁石として構成したことを特徴とするものである。
小形分電盤あるいは計器ボックスなどに内蔵して使用できるように小形化簡略化され、端子金具は筺体の一方に集めて、小形分電盤あるいは計器ボックスなどにおいて、内蔵のための内部構成が簡略化できるようになされている。また、単相3線式の配電回路の負荷電力に関して、一般家庭の使用電力を十分に開閉できるようにも考慮されている。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電磁リレーを示す外観斜視図、図2は図1の電磁リレーの別角度からの外観斜視図、図3は図1の電磁リレーの分解斜視図、図4は図3に示すカバーおよび一部の部品を取り外した電磁リレー本体の分解斜視図、図5は図4に示す固定接触子側端子金具の拡大図、図6は図5の固定接触子側端子金具の別角度からの斜視図、図7は図4に示す可動接触子側端子金具の拡大図、図8は図7の可動接触子側端子金具の別角度からの外観斜視図、図9は図4に示す固定接触子側端子金具を取り外した電磁リレー本体の分解斜視図、図10は本発明の実施の形態1におけるアクチュエータの裏面の斜視図である。
図11は図9に示す端子金具保持壁の拡大図、図12は図9に示すアクチュエータ部分の分解斜視図、図13はアクチュエータと端子金具保持壁の位置関係を示す斜視図、図14は図12に示すクロスバーの拡大図、図15は図14に示すクロスバーの別角度からの外観斜視図、図16は図9に示すケースと可動接触子側端子金具との関係を示す斜視図、図17は本発明の実施の形態1における電磁リレーの正面図、図18は図17におけるE−E線の断面図、図19は図17におけるF−F線の断面図、図20は本発明の実施の形態1における電磁リレーの正面構造略図、図21は電磁リレーの側面構造略図である。
次に、図1および図2を用いて本発明の実施の形態1における電磁リレーの外観構造について説明する。
電磁リレー100は、ケース11とこのケース11に嵌挿される端子金具保持壁12とカバー6で構成される筐体100aにおいて、一端が上記筺体100aの端子金具保持壁12の部分から外面に露出するように二組の固定接触子側端子金具1と3、および、可動接触子側端子金具2と4が配設されている。この固定接触子側端子金具1と可動接触子側端子金具2により一組の開閉回路が形成され、固定接触子側端子金具3と可動接触子側端子金具4によりもう一組の開閉回路が形成されるがその構成は後述する。したがって、固定接触子側端子金具1と3、および、可動接触子側端子金具2と4は電磁リレーの外部端子として配設され、いずれも電気抵抗の小さい材料で構成されている。 なお、ケース11と端子金具保持壁12とカバー6の材料は耐熱性および絶縁性に優れた合成樹脂材料、例えば66ナイロンなどによって構成される。また、電磁リレー100の側壁には、筺体100aに内蔵されたアクチュエータ50(後述)に通電するための制御信号ケーブル5を備えている。
なお、この実施の形態における筐体100aの外形寸法は、縦55mm横57mm厚さ27mmであり、交流100V〜200Vの電圧回路で60アンペア程度までの電流を開閉できるように構成されている。構成の詳細は後述するが、開閉電流が小さい場合には筐体100aの外形寸法をさらに小さくすることも可能である。
図3ないし図8において、ケース11とカバー6はカバーねじ7により締付けられており、第1の固定接触子側端子金具1は端子金具保持壁12に形成された第1の端子金具取付け部12bに、第2の固定接触子側端子金具3は第2の端子金具取付け部15に取付けられている。固定接触子1aは図5および図6のように、一端が上記固定接触子側端子金具1の他端に固着されると共に他端に固定接点1bが設けられている。この場合固定接触子1aは、図5および図6の実施例では、固定接触子側端子金具1と固定接触子1aが一
体に形成されている。なお、固定接触子側端子金具1と固定接触子1aの材料は電気抵抗の小さな材料、例えば銅合金が使用され、固定接点1bの材料は接触抵抗の小さな材料、例えば銀合金を使用する。また、第2の固定接触子側端子金具3と固定接触子および固定接点(図示せず)の構成は、第1の固定接触子側端子金具1と固定接触子1aと固定接点1bの構成と同一である。
可動接触子2aは図7および図8のように、一端が第1の可動接触子側端子金具2の他端に固着されると共に他端に可動接点2bが設けられている。なお、可動接触子側端子金具2の材料は電気抵抗の小さな材料、例えば銅合金が使用され、可動接点2bの材料は接触抵抗の小さな材料、例えば銀合金を使用する。可動接触子2aは、例えばベリリウム銅板のような弾性を有する導電性金属板で形成されている。なお、第2の可動接触子側端子金具4と可動接触子4aおよび可動接点4b(図9に示す)の構成は、第1の可動接触子側端子金具2と可動接触子2aと可動接点2bの構成と同一である。この、第1の可動接触子側端子金具2と可動接触子2aと可動接点2b、および、第2の可動接触子側端子金具4と可動接触子4aと可動接点4bは、図3、図9に示すように筺体100aにおいて、固定接点1bと可動接点2bが対向し、固定接点3bと可動接点4bが対向するように取付けられている。
次に、図12及び図13を用いて、アクチュエータ50の構成について説明する。可動子57を、励磁コイル55が巻装されたボビン54に設けられた可動子挿入孔54dに挿入し、ボビン54と第1のヨーク51の間に永久磁石53と第2のヨーク52を挟み、ボビン54と第1のヨーク51を係合させる。ボビン54には図13に示すように第1の爪54aと第2の爪54bが設けられており、第1のヨーク51と係合できる構造となっている。この実施の形態では、第1の爪54aは第1のヨーク51の外縁に係合し、第2の爪54bは第1のヨーク51に設けられたボビン爪係合孔51aと係合することで、ボビン54と第1のヨーク51は固定される。この構成において、ボビン54は耐熱性および絶縁性に優れた合成樹脂材料、例えばPBT(ポリ・ブチレン・テレフタレート)などで形成される。第1のヨーク51、第2のヨーク52および可動子57の材料は磁性体材料、例えば鉄で形成される。なお、励磁コイル55は、単一の励磁コイルでもよいが、この実施の形態では、接合用の励磁コイル55aと開離用の励磁コイル55bで構成されている。その詳細は後述する。
次に、可動子57に設けたねじ穴57aに第1のロッド59に設けられたロッドねじ部59aをねじ込むことにより可動子57と第1のロッド59を一体化する。接圧ばね60は第1のロッド59とクロスバー58の間に配設する。この配設のために、第1のロッド59には接圧ばね60と当接するように接圧ばね当接部59dが設けられている。また、クロスバー58が第1のロッド59から外れないようにするために、第1のロッド59に設けられたEリング固定溝59bにEリング61(E形止め輪61)を嵌め込む構造となっている。
なお、励磁コイル55からは可動子を往復動させるために制御信号が入力可能なように制御信号ケーブル5が引出されている。この励磁コイル55は、接合用の励磁コイル55aと開離用の励磁コイル55bで構成されているが、二つの励磁コイル55aと励磁コイル55bは同一の巻き方をしたものである。制御電流の通電は、励磁コイル55aには巻き始めから、励磁コイル55bには巻き終わりから通電することにより、作用方向が逆になるようになされている。この場合の制御電流は、半波電流を用いる。
次に、図9、図10を用いてアクチュエータ50と筺体100aとの取り付け構造を説明する。アクチュエータ50には第1の位置決め凸部51c、第2の位置決め凸部54c、位置決めリブ58aが設けられている。アクチュエータ50のケース11への取付けは
、第1の位置決め凸部51cを第1の嵌合凹部11fへ嵌合、第2の位置決め凸部54cを第2の嵌合凹部11gへ嵌合、位置決めリブ58aを第1の嵌合溝11cへ嵌合する構造とする。ケース11にアクチュエータ50が取付けられた後、端子金具保持壁12をケース11に取付ける。端子金具保持壁12とケース11はケース固定ねじ13により締付けられている。また、ケース11には制御信号ケーブル5を配設することが可能なケーブル配線溝11bが設けられている。
次に、図11を用いて端子金具保持壁12の構造を説明する。
端子金具保持壁12には、第3の嵌合溝12aと、前述した固定接触子取付け部12bと、後述するロッド突起部59cと係合する係止部12cとが設けられている。
また、端子金具保持壁12とケース11が嵌合することで、第3の嵌合溝12aは第1のケース11の壁11aと図4に示す第2の固定接触子取付け部15を構成する。
次に、図14、図15を用いてクロスバー58の構成について説明する。クロスバー58には接圧ばね60を配設するためのばね配設部58b、前述した位置決めリブ58aが設けられている。クロスバー58は耐熱性および絶縁性に優れた材料、例えばフェノール樹脂にて形成される。なお、クロスバー58には一対の可動接触子押圧凸部58cが設けられており、可動接触子押圧凸部58cを傾斜面を用いて形成することにより、傾斜面の頂点が第1の可動接触子2aと第2の可動接触子4aのそれぞれ略中央を押圧する位置に配設されている。また、クロスバー58には可動接触子開離鉤58dが設けられており、これらは第1の可動接触子2aおよび第2の可動接触子4aと係合できる位置に配設されている。
次に、図16を用いてケース11と可動接触子側端子金具2および可動接触子側端子金具4との取り付け構造を説明する。 図において、第1の可動接触子側端子金具2は第2の嵌合溝11dに、第2の可動接触子側端子金具4は第3の嵌合溝11eに取付けられる。
次に、図18を用いて、クロスバー58とケース11と可動接触片2と可動接触片4との嵌合状態について説明する。
図は、クロスバー58に設けられた位置決めリブ58aとケース11に設けられた第1の嵌合溝11cが嵌合している状態、および、クロスバー58に設けられた可動接触子開離鉤58dが、第1の可動接触子2a、および、第2の可動接触子4aと係合している状態を示している。
次に、図19を用いて、ロッド突起部59cと端子金具保持壁12との係止状態について説明する。図は、ロッド突起部59cが端子金具保持壁12に設けられた係止部12cと係合している状態を示している。
本発明の実施の形態1における電磁リレーの動作原理について、図20と図21の構造略図にて説明する。励磁コイル55aに制御信号ケーブル5を通じて制御信号である励磁
電流が通電されると、第1のヨーク51と第2のヨーク52と可動子57で構成される回路で電磁石が形成され、このとき可動子57は、励磁電流の方向に従って図20に示されるA方向に移動する。同様に励磁コイル55bに制御信号ケーブル5を通じて制御信号である励磁電流が通電されると、第1のヨーク51と第2のヨーク52と可動子57で構成される回路で電磁石が形成され、このとき可動子57は、励磁電流の方向に従って図20に示されるB方向に移動する。可動子57は永久磁石53によって励磁コイル55の励磁状態が解消された後も、移動後の位置を保持するようになされている。即ち、釈放形電磁石として構成されている。
可動子57が図20で示すAの方向に移動する場合、可動子57と一体化された第1のロッド59を介してクロスバー58がA方向に移動することとなる。クロスバー58がA方向に移動することで第1の可動接触子2aが図21のように撓み、第1の可動接触子2aに固着された第1の可動接点2bが、第1の固定接触子1に固着された第1の固定接点1aと接触することで第1の固定接触子1と第1の可動接触子2の回路が電気的に導通することとなる。同時に第2の可動接触子4aが撓み、第2の可動接触子4aに固着された第2の可動接点4bが、第2の固定接触子3に固着された第2の固定接点3aと接触することで第2の固定接触子3と第2の可動接触子4の回路が電気的に導通することとなる。
第1の固定接点1aと第1の可動接点2bを解離させるためには、励磁コイル55bへ励磁電流を流すことにより、可動子57をB方向に移動させることでクロスバー58をB方向に移動させ、第1の可動接触子2aを押圧する状態を解除する。このとき第1の可動接触子2aは自身の弾性力で撓み状態から復帰し、第1の可動接点2bと第1の固定接点1aが開離する。同時に第2の可動接触子4aの押圧状態が解除されるので、第2の可動接触子4aの自身の弾性力で撓み状態から復帰し、第2の可動接点4bと第2の固定接点3aが開離する。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における電磁リレー100は、往復動する可動子57をクロスバー58の略中央部に係合させ、さらにクロスバー58の両端に第1の可動接触子2と第2の可動接触子4とを係合させて、同時に第1の可動接触子2と第2の可動接触子4を押圧する構成としたので、簡単な構成で2回路の開閉機能を構成でき、部品点数の削減とケースの大形化を抑制できるという効果がある。なお、上記の説明では2回路を構成させたが、2回路以上の構成としても良い。
また、アクチュエータ50に永久磁石53を備えた釈放形にすることで、励磁コイル55への励磁電流を遮断した後も、可動子57のアクチュエータ50内部での位置が永久磁石53によって保持されるため、励磁電流を印加しなくても開閉状態を保持することができ、省電力化が図れるという効果がある。
また、第1の位置決め凸部51cと第1の嵌合凹部11fとの嵌合、および、第2の位置決め凸部54cと第2の嵌合凹部11gとの嵌合により、アクチュエータ50と第1のケース11との図3に示すX方向およびY方向の位置関係が保持される効果がある。
また、クロスバー58の位置決めリブ58aを第1のケース11の第1の嵌合溝11cと嵌合させる構造としているため、クロスバー58が図18に示すθ方向およびθ’方向に回転することを防止することができる。
また、第2のケース12に第1の固定接触子取付け部12bを設け、第1の固定接触子1と嵌合させることで、第1の固定接触子1の位置決めを行うことができる。
また、端子金具保持壁12の第3の嵌合溝12aと第1のケース11の壁11aで第2の固定接触子取付け部15を構成し、この第2の固定接触子取付け部15と、第2の固定接触子3とを嵌合させることで。第2の固定接触子3の位置決めを行うことができる。
また、第1のケース11に第2の嵌合溝11dを設け、第1の可動接触子2と嵌合させることで、第1の可動接触子2の位置決めを行うことができる。
また、ケース11に第3の嵌合溝11eを設け、第2の可動接触子4と嵌合させることで、第2の可動接触子4の位置決めを行うことができる。
また、アクチュエータ50におけるロッド突起部59cを第2のケースに設けられた係止部12cと係合させることで、可動子57の往復動方向に対して垂直方向、すなわち図3に示すZ方向にアクチュエータ50が回動することを防止することができる。
また、第1のロッド59とクロスバー58の間に接圧ばね60を配設することで、可動子57が図20に示すA方向に移動すると接圧ばね60が撓むため、接圧ばね60の反力によって第1の固定接点1aと第1の可動接点2bとの接触圧力、第2の固定接点3aと第2の可動接点4bとの接触圧力を発生させることができる。
また、クロスバー58に可動接触子押圧凸部58cを設けることで、可動子57が図20に示すA方向に移動しクロスバー58が第1の弾性片2aと第2の弾性片4aを押圧する場合に、可動子57の中心軸から第1の弾性片2aの押下位置の距離と可動子57の中心軸から第2の弾性片4aの押下位置の距離を均等にすることができるため、第1の固定接点1aと第1の可動接点2bとの接触圧力、第2の固定接点3aと第2の可動接点4bとの接触圧力を均等に発生させることができる。
また、クロスバー58に弾性片引外し腕部58dを設け、第1の可動接触子2aと第2の可動接触子4aと係合させることで、可動子57を図20に示すB方向に移動させた場合に、第1の固定接点1aと第1の可動接点2bの軽度な溶着、第2の固定接点3aと第2の可動接点4bの軽度な溶着が発生していた場合にでも、接点の開離を補助することができる。
実施の形態2.
図22は本発明の実施の形態2における電磁リレーを示す外観斜視図である。電磁リレー101は本発明の実施の形態1で示した電磁リレー100に操作ロッド70が付加されている状態を示すものであり、本発明の実施の形態1との外観上の相違点は操作ロッド70が付加されている点と、操作ロッド70を付加するためにケース80には操作ロッド取付け孔80aが設けられていることである。
図23は実施の形態2におけるケース80の内部構造図、図24は操作ロッド70の拡大図、図25は本発明の実施の形態2における第1のヨーク75の拡大図、図26は本発明の実施の形態2における可動子76を示している。
図23に示すように、ケース80は、操作ロッド取付け孔80aが設けられている箇所以外、本発明の実施の形態1で示した第1のケース11の構造と同一である。
図24において、第2のロッド70にはねじ部70aと操作把手取付け部70bが設けられている。
図25は、本発明の実施の形態2におけるヨーク75の構造を示すものであり、本発明の実施の形態2におけるヨーク75は、第2のロッド挿入孔75bが設けられている箇所以外、本発明の実施の形態1で示したヨーク51の構造と同一である。
図26は、実施の形態2における可動子76を示すものであり、その可動子76は、第1のねじ穴76aに加え第2のねじ穴76bが設けられている箇所以外、実施の形態1で示した可動子57の構造と同一である。
本発明の実施の形態2の電磁リレー101の構造は、第2のロッド70を最後に付加すること以外、本発明の実施の形態1と同じである。最後に第2のロッド70を取付けるために、ケース80に第2のロッド取付け孔80aを設け、第1のヨーク75に第2のロッ
ド挿入孔75bを設け、可動子76に第2のネジ穴76bが設けられている。すなわち、第1のケース80に設けられた第2のロッド取付け孔80aと第1のヨーク75に設けられた第2のロッド挿入孔75bのそれぞれの孔を貫通させて、第2のロッド70に設けられたねじ部70aを可動子76に設けられた第2のねじ穴76bにねじ込むことにより、第2のロッド70と可動子76とを接続するものである。
以上のように構成された本発明の実施の形態2における電磁リレー101は、可動子76の往復動を、実施の形態1で示したように励磁コイル55に励磁電流を通電することで行うことができることに加え、第2のロッド70を手動で操作することでも行うことができる。
これは、第2のロッド70に設けた操作把手取付け部70bに、手動で操作することが容易となるような任意の形状の把手を係合させることで、第2のロッド70の手動操作を容易に行うことができるものである。
本発明の実施の形態1における電磁リレーの外観斜視図である。 図1の電磁リレーの別角度からの外観斜視図である。 図1の電磁リレーの分解斜視図である。 図3に示すカバーを取り外した電磁リレー本体の分解斜視図である。 図4に示す固定接触子側端子金具の拡大図である。 図5に示す固定接触子側端子金具の別角度からの外観斜視図である。 図4に示す可動接触子側端子金具の拡大図である。 図7に示す可動接触子側端子金具の別角度からの外観斜視図である。 固定接触子側端子金具を取り外した電磁リレー本体の分解斜視図である。 アクチュエータの裏面の斜視図である。 図9に示す端子金具保持壁の拡大図である。 図9に示すアクチュエータの分解斜視図である。 アクチュエータと端子金具保持壁の位置関係を示す斜視図である。 図12に示すクロスバーの拡大図である。 図14に示すクロスバーの別角度からの外観斜視図である。 図9に示すケースと可動接触子との分解斜視図である。 電磁リレーの断面図を説明するための断面位置を示す説明図である。 図17のE−E線における断面図である。 図17のF−F線における断面図である。 電磁リレーの正面構造略図である。 電磁リレーの側面構造略図である。 本発明の実施の形態2における電磁リレーの外観斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるケースの外観斜視図である。 図22における第2のロッドの拡大図である。 本発明の実施の形態2におけるヨークの外観斜視図である。 本発明の実施の形態2における可動子の外観斜視図である。
符号の説明
1 固定接触子側端子金具、 1a 固定接触子、1b 固定接点、
2 可動接触子側端子金具、 2a 可動接触子、 2b 可動接点、
3 固定接触子側端子金具、3a 固定接触子、3b 固定接点、
4 可動接触子側端子金具、 4a 可動接触子、 4b 可動接点、
5 制御信号ケーブル、 6 カバー、7 カバーねじ、 11 ケース、
11a 壁、
11b ケーブル配線溝、 11c 第1の嵌合溝、 11d 第2の嵌合溝、
11e 第3の嵌合溝、 11f 第1の嵌合凹部、 11g 第2の嵌合凹部、
12 端子金具保持壁、 12a 第3の嵌合溝、
12b 第1の固定接触子取付け部、 12c 係止部、 13 ケース固定ねじ、
15 第2の固定接触子取付け部、 50 アクチュエータ、 51 第1のヨーク、
51a ボビン爪係合孔、 51b 第1のロッド挿入孔、
51c 第1の位置決め凸部、 52 第2のヨーク、 53 永久磁石、
54 ボビン、 54a 第1の爪、 54b 第2の爪、
54c 第2の位置決め凸部、 54d 可動子挿入孔、 55 励磁コイル、
55a 第1の励磁コイル、 55b 第2の励磁コイル、 57 可動子、
57a ねじ穴、 58 クロスバー、 58a 位置決めリブ、
58b ばね配設部、 58c 可動接触子押圧凸部、 58d 弾性片引外し腕部、
59 第1のロッド、 59a ロッドねじ部、 59b Eリング固定溝、
59c ロッド突起部、 59d 接圧ばね当接部、 60 接圧ばね、
61 Eリング、 70 第2のロッド、 70a ねじ部、
70b 操作リンク取付け孔、 75 ヨーク、 75a 第1のロッド挿入孔、
75b 第2のロッド挿入孔、 76 可動子、 76a 第1のねじ穴、
76b 第2のねじ穴、 80 ケース、 80a 第2のロッド取付け孔、
100 電磁リレー、100a 筺体、101 電磁リレー。

Claims (7)

  1. ースとカバーと端子金具保持壁を有する筺体と、一端が上記筺体の端子金具保持壁の部分において外面に露出するように配設された二組の固定接触子側端子金具および可動接触子側端子金具と、弾性を有する導電性金属板で形成され、一端が上記可動接触子側端子金具の他端に固着されると共に他端に接点が設けられた二組の可動接触子と、導電性金属板で形成され、一端が上記固定接触子側端子金具の他端に固着されると共に他端に接点が設けられた二組の固定接触子と、上記筺体に内蔵され、接合用と開離用の励磁コイルおよびこの励磁コイルへの通電の断続により往復動する可動子を有するアクチュエータと、上記アクチュエータの可動子に係合して往復動され、この往復動により上記可動接触子を弾性変形させて二組の可動接触子と固定接触子の接点が接合開離するように作動するクロスバーとを備え、上記アクチュエータは、ヨークと永久磁石を有する釈放形電磁石として構成したことを特徴とする電磁リレー。
  2. 上記ケースは、クロスバーとヨークとボビンのそれぞれの部品の一部分を位置決めを兼ねて嵌め込む溝もしくは凹部を設けたことを特徴とする請求項記載の電磁リレー。
  3. 上記アクチュエータの励磁コイルへの通電の断続により往復動する可動子は、端子金具保持壁の方向に向かって往復動し、かつ、往動時に可動子の先端が上記端子金具保持壁に形成された係止部により係止されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁リレー。
  4. 上記クロスバーは、可動子に接圧ばねを嵌装して、この接圧ばねを介して上記可動子が上記クロスバーに係合するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電磁リレー。
  5. 上記クロスバーは、可動子の往動時に、可動接触子の所定位置を押圧するように上記可動接触子と係合する可動接触子押圧凸部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電磁リレー。
  6. 上記クロスバーは、可動接触子に係合する可動接触子開離鉤を有し、可動接触子と固定接触子が溶着したとき上記可動接触子を強制的に開離できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電磁リレー。
  7. 上記可動子は、筺体の外面に突出する操作ロッドを付加し得る構成とし、上記操作ロッドを外部から手動操作することにより可動接触子と固定接触子を開閉できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の電磁リレー。
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