JP2016058331A - 押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化しても電線を差し込みやすい押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具を提供する。【解決手段】押圧ばね1は、端子板との間に挿入される電線の芯線を端子板と電気的に接続させる押圧ばねであり、鎖錠部3と、押圧部4とを備える。鎖錠部3は、先端が電線の芯線に食い込むことによって芯線を抜け止めする。押圧部4は芯線を端子板に押し付けることによって芯線と端子板とを電気的に接続させる。鎖錠部3と押圧部4とは、芯線に対して同じ側に配置され、芯線と接することによって同じ向きに撓められる。鎖錠部3と押圧部4とは、芯線に接して撓んだ際に互いに接することなく撓むような形状に形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、一般的には、押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具に関し、より詳細には、押圧部と鎖錠部とが金属板で一体に形成された押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具に関する。
従来、電線を端子金具(端子板)とで挟持する押圧部と、電線を抜け止めする鎖錠爪部(鎖錠部)とを有する押圧鎖錠ばね(押圧ばね)を備えた速結端子があった(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の押圧鎖錠ばねでは、ばね本体の一端に鎖錠爪部が形成されていて、ばね本体の他端に押圧部が形成されている。
特許文献1のように従来知られている速結端子を小型化したいという要望があった。押圧鎖錠ばね(押圧ばね)を小型化するためにばね本体の長さ寸法を小さくすると、電線接続時に鎖錠爪部(鎖錠部)が撓んだ際に、鎖錠爪部が押圧部に接触するので、鎖錠爪部と押圧部とを一緒に撓めなければならなくなる。そのため鎖錠爪部を撓めるために、より大きな力が必要になるので、電線を差し込みにくくなるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、小型化しても電線を差し込みやすい押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具を提供することを目的とする。
本発明の押圧ばねは、端子板との間に挿入される電線の芯線を前記端子板と電気的に接続させる押圧ばねであって、先端が前記芯線に食い込むことによって前記芯線を抜け止めする鎖錠部と、前記芯線を前記端子板に押し付けることによって前記芯線と前記端子板とを電気的に接続させる押圧部とを備え、前記鎖錠部と前記押圧部とは、前記芯線に対して同じ側に配置され、前記芯線と接することによって同じ向きに撓められるように構成され、前記鎖錠部と前記押圧部とは、前記芯線に接して撓んだ際に互いに接することなく撓むような形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の速結端子は、上記した押圧ばねと、前記押圧ばねとの間に電線の芯線を挟んで前記芯線と電気的に接続される端子板とを備えることを特徴とする。
本発明の配線器具は、上記した速結端子と、前記速結端子が取り付けられる器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、小型化しても電線を差し込みやすい押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具を実現できる。
(実施形態1)
以下、本実施形態の押圧ばねおよび速結端子について図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では図2に示すz軸方向を上下方向と規定し、図2におけるx軸方向を左右方向として説明する。また、図2の紙面と直交する方向を前後方向として説明するが、この方向は説明の便宜上定義しているだけであり、実際の使用状態での方向を上記の方向に限定する趣旨ではない。
以下、本実施形態の押圧ばねおよび速結端子について図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では図2に示すz軸方向を上下方向と規定し、図2におけるx軸方向を左右方向として説明する。また、図2の紙面と直交する方向を前後方向として説明するが、この方向は説明の便宜上定義しているだけであり、実際の使用状態での方向を上記の方向に限定する趣旨ではない。
押圧ばね1は、図1、図2に示すように、金属製の細長い帯板10に曲げ加工を施して形成されている。本実施形態の帯板10はステンレス鋼で形成されている。なお、押圧ばね1は、ステンレス鋼で構成されることに限定されず、弾性を有する適宜の材料で構成されていればよい。
押圧ばね1は、支持部2と、鎖錠部3と、押圧部4とを備えている。支持部2は、帯板10の中央部分の平板部分で構成され、鎖錠部3と押圧部4とは各々、帯板10を曲げ加工して形成されている。
支持部2には、支持部2の上端部分を右方向に曲げた第1曲部44と、支持部2の下端部分を右方向に曲げた第2曲部32とが形成されている。第1曲部44は、正面から見た形状が、逆さまにしたU字形となるように形成されている。第2曲部32は正面から見た形状がU字形となるように形成されている。
支持部2に対して第1曲部44よりも右側に押圧部4が形成され、支持部2に対して第2曲部32よりも右側に鎖錠部3が形成されている。支持部2は、後述する端子板201(端子板211)に接して押圧部4および鎖錠部3を支持する。
押圧部4の中央部分には、第1曲部44とは反対の方向に曲げた第3曲部45が形成されている。第1曲部44および第3曲部45により、押圧部4は、正面から見た形状がS字形となるように形成されていて、支持部2に対して右方向に突き出ている。押圧部4の先端部分には、その先端部分を左方向に曲げた接触部43が設けられている。接触部43は、後述する電線300の芯線301が貫通孔119に挿入された際に、芯線301に接する。接触部43は、その先端部分が左方向に曲げられていることにより、芯線301を貫通孔119から抜く際に接触部43の先端部分が芯線301に引っかかりにくくなるので、芯線301を抜きやすくなる。
第3曲部45と接触部43との間の平板部400の前後両側には各々、第1切欠部42が形成されている。2つの第1切欠部42の間には、棒状の腕部41が形成されている。腕部41の前後方向の幅寸法は、第1切欠部42により帯板10の前後方向の幅寸法よりも小さくなる。なお、本実施形態の2つの第1切欠部42は各々、平板部400に形成されているが、平板部400に形成されることに限定されず、鎖錠部3が撓んだ際にその先端部分が押圧部4に入り込む部位に形成されていればよい。
押圧部4は、支持部2に対して左右方向に移動自在に撓むように設けられている。
支持部2の下側部分には、正面から見た形状がU字形となっている第2曲部32が形成されている(図2参照)。支持部2に対して第2曲部32よりも右側に鎖錠部3が形成されている。鎖錠部3は支持部2に対して左右方向に移動自在に撓むように設けられている。なお、本実施形態の鎖錠部3は、平板状に形成されているが、平板状に限定されず、支持部2よりも右方向に突き出る適宜の形状であればよい。
鎖錠部3は、第2曲部32の凸部の先端(第2曲部32の下端)から鎖錠部3の先端までの寸法L1が、第2曲部32の凸部の先端から第3曲部45の凸部の先端(第3曲部45の下端)までの寸法L2よりも大きくなるように形成されている。
鎖錠部3の先端部分には、その先端部分の前後方向の中央から第2曲部32に向かって形成された第2切欠部31が設けられている。第2切欠部31の前後方向の幅寸法は、押圧部4の腕部41の前後方向の幅寸法よりも大きくなるように形成されている。第2切欠部31のうち鎖錠部3の長手方向に沿う寸法(切欠きの奥行き寸法)は、鎖錠部3が電線300の芯線301に押されて撓んだ際に腕部41に入り込むのに必要な適宜の寸法であればよい。
図2は、鎖錠部3のみが撓んだ状態の押圧ばね1を示している。二点鎖線で示す鎖錠部3は、撓んでいない状態の鎖錠部3を示している。従来の押圧ばねでは、撓んだ鎖錠部3が押圧部4に当たる可能性があり、その場合、芯線301で鎖錠部3および押圧部4の両方を同時に撓ませて差し込むことになり、芯線301を差し込むのにより大きな力が必要になる。一方、本実施形態の押圧ばね1では、鎖錠部3の先端部分に第2切欠部31が形成されているので、押圧ばね1を小型化するために支持部2の上下方向の寸法を小さくしても、鎖錠部3は、第2切欠部31に押圧部4の腕部41を入り込ませて撓む。そのため支持部2の上下方向の寸法を小さくしても鎖錠部3が撓んだ際に押圧部4に当たらないので、芯線301を貫通孔119に差し込む力が、鎖錠部3および押圧部4の両方を同時に撓ませて差し込む上記の場合に比べて小さくて済む。つまり、小型化しても貫通孔119に電線300を挿入しやすい押圧ばね1を実現することができる。
次に、押圧ばね1を備えたスイッチ100(配線器具)について、図3、図6を参照して説明する。なお、以下で図3、図6を参照して説明する際に、特に断りがない限り、上下左右前後の各方向は、図3、図6に各々示した上下左右前後の矢印の各方向と規定して説明するが、スイッチ100の使用時の方向は上記の方向に限定されない。
スイッチ100は、図3に示すように、2個の速結端子200,210と、速結端子200,210が取り付けられる器具本体109とを備えている。スイッチ100は、速結端子200,210の各々に電気的に接続される電線300の間を、電気的に接続するか又は遮断するスイッチ装置である。速結端子200は、器具本体109の一端(図3では右側)寄りの部位に取り付けられていて、速結端子210は、器具本体109の他端(図3では左側)寄りの部位に取り付けられている。
速結端子200は、端子板201と、2個の押圧ばね1とを備えている。端子板201は、導電性のよい金属材料(例えば銅合金)で形成されている。また、本実施形態の速結端子200はさらに、解除部220を備えている。解除部220は、芯線301に食い込んで抜け止めしている鎖錠部3を、芯線301から離して芯線301を引き抜きやすくするために設けられている。
端子板201には、2個の押圧ばね1を各々保持する2個の端子保持部208が形成されている。端子保持部208は、中央片207と、中央片207から中央片207と直交する方向(下方向)に突き出るように形成された脚片205,206とを備えている。端子保持部208は、中央片207と脚片205,206とで、正面から見た形状が逆さまのU字形に形成されている(図4、図5参照)。端子板201は、U字形の端子保持部208の開口が下側を向くようにしてボディ110の内部に収納されている。U字形の開口部分の内側には、押圧ばね1が配置される。
端子板201の端子保持部208には、中央片207から下側に向かって突き出ていて、さらにその先端部分に端子板211に向かって突き出るように曲げられた支持片204が設けられている。支持片204には、矩形状の金属板である開閉子202が配置されている。開閉子202は、端子板201とは別体に形成されている。開閉子202の下端部は、支持片204に接している。開閉子202の表面のうち脚片206と対向していない側の表面(端子板211に対向する面)には可動接点203が設けられていて、端子板201と可動接点203とは開閉子202を介して電気的に接続される。
端子保持部208に配置される押圧ばね1は、端子保持部208の脚片206に支持部2を対向させ、端子保持部208の他方の脚片205に鎖錠部3および押圧部4をそれぞれ対向させるようにして、端子保持部208に配置されている。なお、端子板201と押圧ばね1とがボディ110に収納された状態では、貫通孔119が開口するボディの下面に近い位置(すなわち下側)に鎖錠部3が位置し、鎖錠部3よりも上側に押圧部4が位置している。
速結端子210は、端子板211と、2個の押圧ばね1とを備えている。端子板211は、導電性のよい金属材料(例えば銅合金)で形成されている。また、本実施形態の速結端子210はさらに、解除部220を備えている。
端子板211には、2個の押圧ばね1を各々保持する2個の端子保持部208が形成されている。なお、端子板211に形成されている端子保持部208は、端子板201に形成されている端子保持部208と同様の構成であるため、説明を省略する。
端子板211には、中央片207から端子板201に向かって突き出ていてさらにその先端が下側に向かって突き出るように曲げられた端子片212が設けられている。端子片212の先端側には、端子板201と対向する面に固定接点213が設けられている。
器具本体109は、カバー111とボディ110とを有する。カバー111とボディ110とは各々、ユリア樹脂などの熱硬化性樹脂材料で形成されている。ボディ110の表面に設けられた突起101をカバー111に設けられた孔102に嵌めることにより、カバー111とボディ110とが結合される。
カバー111の上面には操作部112が露出するように取り付けられている。操作部112の上面には、押し操作されると上下方向に移動する操作ハンドル120(図6参照)が移動自在に配置され、操作ハンドル120が押操作されると、操作部112が下方に押し込まれる。
ボディ110には(第1)収納空間116と、(第2)収納空間117と、(第3)収納空間118とが形成されていて、収納空間116〜118は、ボディ110の内側面に設けられたリブによって仕切られている。収納空間116内には速結端子200が収納され、収納空間117内には速結端子210が収納される。収納空間118内には、速結端子200の端子板201に形成された支持片204と、支持片204に接する開閉子202と、開閉子202を移動させる可動部113とが収納される。
速結端子200,210および開閉子202は、開閉子202の可動接点203と、端子片212の固定接点213とが互いに向き合うようにボディ110に収納される。
可動部113の前後の両側面には各々、左右方向の中央部分に、ボディ110の短手方向に沿って突き出る軸が形成されている。可動部113の上端は、操作部112の背面に取り付けられた開閉機構(図示せず)に接していて、可動部113の下端は、開閉子202に接している。開閉機構は、操作部112の押操作に応じて可動部113を所定の角度だけ回転させるように構成されている。可動部113は、開閉機構により所定の角度だけ軸を中心に回転移動し、開閉子202を所定の角度だけ回転移動させる。矩形板状の開閉子202の縁部分は、ボディ110の内側に形成されたV字形の溝(図示せず)に挿入され、開閉子202の下側の縁部分を支点として所定の角度だけ回転する。例えば、操作部112が操作ハンドル120によって押操作されると、回転移動した開閉子202によって可動接点203と固定接点213とが接触して、端子板201と端子板211とが電気的に接続される。その後もう一度、操作部112が操作ハンドル120によって押操作されると、開閉子202が逆方向に回転移動して、可動接点203と固定接点213とが離れる。つまり速結端子200,210間が遮断される。
次に、スイッチ100に電線300の芯線301を電気的に接続する方法について、図4、図5を参照して説明する。なお、図4、図5では説明を簡単にするため、スイッチ100については、端子板201、押圧ばね1、およびボディ110のみの断面図を図示し、他の構成を省略している。
ボディ110の下面には、電線300を通すための貫通孔119が形成されている。貫通孔119は、ボディ110の長手方向の両端部分に各々2個ずつボディの短手方向に並ぶように形成されている。
スイッチ100に接続される電線300の被覆部分を、予め定められた長さだけ取り除いて、芯線301を所定の長さだけ露出させる。露出させた芯線301を、ボディ110の背面に形成されている貫通孔119に挿入する。図4は、芯線301が貫通孔119に挿入されている途中の状態であり、芯線301が鎖錠部3に接触して鎖錠部3を撓ませた状態を示している。一点鎖線で図示している鎖錠部3は、芯線301が挿入される前の鎖錠部3の位置を示している。
芯線301が貫通孔119に挿入されると、芯線301の先端部分は、図4に示すように鎖錠部3に接する。鎖錠部3は芯線301に押されて撓むが、鎖錠部3の先端部分には第2切欠部31が形成されているので、押圧部4の腕部41が第2切欠部31に入り込むことにより、鎖錠部3は押圧部4に接することなく撓む。
芯線301を貫通孔119の奥(図4の上方)にさらに差し込むと、芯線301の先端部分は接触部43に接する。図5に示すように、押圧部4を撓ませるまで芯線301を貫通孔119の奥に差し込むと、押圧部4が撓んで芯線301を脚片205に押し付ける。芯線301は、撓んだ押圧部4によって脚片205に押し付けられ、端子板201と電気的に接続される。芯線301は押圧ばね1と脚片205との間に挿入され、この状態で鎖錠部3の先端が芯線301に食い込むことによって、芯線301が抜け止めされる。
ここで、第2切欠部31が形成されていない押圧ばねにおいて、押圧ばねを小型にすると、図4に示す位置まで芯線301を差し込んだ場合に、鎖錠部が押圧部に当たる可能性がある。この場合、鎖錠部が押圧部に接した状態からさらに鎖錠部および押圧部を同時に撓ませて芯線301を差し込む必要があり、芯線301を差し込むために必要な力が大きくなる。一方、本実施形態の押圧ばね1は、押圧部4の腕部41が第2切欠部31に入り込むことにより、鎖錠部3が押圧部4に当たることなく撓むので、鎖錠部3を撓ませる程度の力で芯線301を差し込むだけで芯線301を押圧部4まで差し込むことができる。また、支持部2の上下方向の寸法を小さくしても鎖錠部3が撓んだ際に押圧部4に当たらないので、芯線301を貫通孔119に差し込む力が、鎖錠部3および押圧部4の両方を同時に撓ませて芯線301を差し込む場合に比べて小さくて済む。つまり、小型化しても貫通孔119に電線300を挿入しやすい押圧ばね1を実現することができる。
次に、スイッチ100から芯線301を抜き取る方法について説明する。
ボディ110の背面には、2つの貫通孔119の間に、別の貫通孔(図示せず)が形成されている。この貫通孔に例えばマイナスドライバなどの工具を挿入して、解除部220を押すと、解除部220は、鎖錠部3の先端部分を支持部2に近づく方向に押し込んで、鎖錠部3を芯線301から離す。鎖錠部3の先端部分が芯線301から離れることにより、鎖錠部3の先端(または先端のエッジ部分)が芯線301から離れ、芯線301の抜け止めが解除されるので、芯線301を引き抜きやすくなる。
器具本体109は、図6に示すように、埋め込み型の配線器具を造営面に取り付けるための取付枠50に取り付けられる。取付枠50は、壁材などの造営面に取り付けられ、器具本体109は、壁材に形成された孔に収納される。取付枠50には埋め込み型の配線器具を3個取り付けることができ、この配線器具の大きさを1個モジュール寸法という。本実施形態では器具本体109は、1個のモジュール寸法に形成されている。
図6では、1個の器具本体109を備えるスイッチ100の構造を説明する。なお、本実施形態ではワイドハンドル型の操作ハンドル120を備えるスイッチ100を例示するが、スイッチ100はワイドハンドル形以外の操作ハンドルを備えていてもよい。
器具本体109の左右両側面には各々、器具本体109を取付枠50に取り付けるための取付爪103が2個ずつ設けられている。器具本体109の右側面において、2個の取付爪103が設けられた部位の周りにはスリットが形成されており、2個の取付爪103が設けられた部位(この部位を可動片104という)は、その前端側で器具本体109に片持ち支持されている。したがって、可動片104の後部に設けられた突起105を押し込むことによって、可動片104に設けられた2個の取付爪103を、器具本体109の内側に移動させることができるようになっている。
器具本体109の前面の左側には、操作ハンドル120を支持するための円柱状の2個の軸106が、上下方向に並ぶように設けられている。器具本体109の前面には、操作部112が前後方向に移動自在な状態で取り付けられている。この操作部112が押し込まれる度に、器具本体109の内部に収納された可動接点203と固定接点213との接触状態がオン状態/オフ状態に交互に切り替えわるように開閉機構が構成されている。
取付枠50は、合成樹脂又は金属により、器具本体109が取り付けられる窓孔53を有した矩形枠状に形成されている。取付枠50は、長手方向(図6の上下方向)において窓孔53を挟んで対向する一対の第1梁部51と、一対の第2梁部52とで構成されている。一対の第1梁部51と、一対の第2梁部52とで囲まれた空間が窓孔53となっている。
一対の第1梁部51の各々には、第1梁部51の裏面側を壁材の表面に接触させた状態で、第1梁部51を造営面に固定するためのねじ(図示せず)を挿入する挿入孔54が設けられている。また、一対の第1梁部51の各々には、挿入孔54よりも外側であって、左右方向の中央に、内周面にねじ溝が形成されたねじ孔55が設けられている。
一対の第2梁部52の各々には、第2梁部52の長手方向(上下方向)における両側部及び中央部の取付位置で器具本体109を保持するための第1保持部が設けられている。また、一対の第2梁部52の各々には、第2梁部52の長手方向における中央部に2個の貫通孔521が設けられている。2個の貫通孔521は、器具本体109の片側にある2個の取付爪103と同じ間隔で設けられている。2個の貫通孔521には、中央部の取付位置に配置される器具本体109の取付爪103がそれぞれ挿入される。また、一対の第2梁部52の各々には、長手方向における一端側(上端側)に、2個の貫通孔522,523が設けられている。2個の貫通孔522,523には上端側の取付位置に器具本体109が配置された場合に器具本体109の取付爪103がそれぞれ挿入される。また、一対の第2梁部52の各々には、長手方向における他端側(下端側)に、2個の貫通孔522,523が設けられている。2個の貫通孔522,523には、下端側の取付位置に器具本体109が配置された場合に器具本体109の取付爪103がそれぞれ挿入される。つまり、中央部の取付位置で器具本体109を保持する一対の貫通孔521と両側部の取付位置で器具本体109を保持する各一対の貫通孔522,523とで第1保持部が構成される。
また、本実施形態の取付枠50は、第2梁部52の長手方向における両側部および中央部を除く所定の取付位置で器具本体109を保持できるように構成されている。本実施形態では、その所定の取付位置として取付枠50の第1中間位置および第2中間位置に器具本体109を取り付けることができる。第1中間位置とは、長手方向における一端側(上端側)の取付位置と、中央部の取付位置との間にある取付位置である。第2中間位置とは、長手方向における他端側(下側)の取付位置と、中央部の取付位置との間にある取付位置である。
一対の第2梁部52の各々には、第1中間位置と第2中間位置のそれぞれで器具本体109を保持できるように第2保持部が設けられている。すなわち、一対の第2梁部52の各々には、第2梁部52の長手方向において隣り合う貫通孔521と貫通孔523との間に、貫通孔524が設けられている。したがって、第1中間位置に器具本体109が取り付けられる場合、器具本体109の上側の取付爪103は、上側の貫通孔523に挿入され、器具本体109の下側の取付爪103は、上側の貫通孔524に挿入される。また、第2中間位置に器具本体109が取り付けられる場合、器具本体109の下側の取付爪103は下側の貫通孔523に挿入され、器具本体109の上側の取付爪103は下側の貫通孔524に挿入される。貫通孔523と貫通孔524とで第2保持部が構成される。なお、貫通孔521,522,524は取付爪103の幅よりも若干大きめに形成されている。一方、貫通孔523は第1保持部と第2保持部とを兼用している。貫通孔523は、両側部に配置される器具本体109の取付爪103と、第1中間位置および第2中間位置に配置される器具本体109の取付爪103とが両方とも挿入可能なように、貫通孔521,522,524よりも幅寸法が大きめに形成されている。
器具本体109は第1保持部又は第2保持部によって取付枠50に取り付け可能であり、器具本体109の前端部分が窓孔53から前側に突き出た状態で器具本体109が取付枠50に取り付けられる。
次に、取付枠50の前側に取り付けられる化粧部材60について説明する。
化粧部材60は、取付枠50の前側に取り付けられる中枠610と、中枠610の前側に取り付けられるカバー体620とを備える。化粧部材60は、前側から取付枠50が見えないようにして操作ハンドル120のみを前側に露出させる機能を有している。
中枠610は、合成樹脂材料により一対の横片611と一対の縦片612とを有する矩形枠状に形成されている。ここで一対の横片611と一対の縦片612とで囲まれた窓孔613は、中枠610が取付枠50に取り付けられた状態で、取付枠50の窓孔53と前後方向において連なる位置に設けられている。
一対の横片611の各々には、左右方向における中央部に、ねじを挿入するための挿入孔614が設けられている。また一対の縦片612の各々には、長手方向(上下方向)における中央部と両側部とに、それぞれ矩形の貫通孔615が形成されている。
カバー体620は合成樹脂の成型品であり、前板621と側板622とを備えている。前板621は、前後方向から見て四隅が湾曲した長方形状であり、周縁から中央に向かって前側へ膨らむ曲面形状に形成されている。前板621の中央には、矩形の窓孔623が前後方向に貫通するように設けられている。さらに、前板621の背面には、中枠610の貫通孔615に対応する部位に、貫通孔615に挿入されて貫通孔615の周縁部分に引っかかる係止部(図示せず)が設けられている。
器具本体109が取り付けられた取付枠50を壁材にねじで固定し、取付枠50の前面に化粧部材60を取り付けると、窓孔623から操作ハンドル120のみが露出した状態となる。窓孔623から露出した操作ハンドル120を操作することにより、スイッチ100をオン/オフ操作する。
以上説明したように、本実施形態の押圧ばね1は、端子板201,211との間に挿入される電線300の芯線301を端子板201,211と電気的に接続させる押圧ばねである。押圧ばね1は、鎖錠部3と、押圧部4とを備える。鎖錠部3は、先端が芯線301に食い込むことによって芯線301を抜け止めする。押圧部4は芯線301を端子板201,211に押し付けることによって芯線301と端子板201,211とを電気的に接続させる。鎖錠部3と押圧部4とは、芯線301に対して同じ側(本実施形態では図5における左側)に配置され、芯線301と接することによって同じ向き(本実施形態では図5における左方向)に撓められる。鎖錠部3と押圧部4とは、芯線301に接して撓んだ際に互いに接することなく撓むような形状に形成されている。
押圧ばね1は、芯線301に接して撓んだ際に押圧部4に当たることなく撓むので、鎖錠部3を撓ませる程度の力で芯線301を差し込むだけで芯線301を押圧部4まで差し込むことができる。また、鎖錠部3の先端部分に第2切欠部31が形成されているので、押圧ばね1を小型化するために支持部2の上下方向の寸法を小さくしても、鎖錠部3は、第2切欠部31に押圧部4の腕部41を入り込ませて撓む。そのため支持部2の上下方向の寸法を小さくしても鎖錠部3が撓んだ際に押圧部4に当たらないので、芯線301を貫通孔119に差し込む力が、鎖錠部3および押圧部4の両方を同時に撓ませて芯線301を差し込む場合に比べて小さくて済む。つまり、小型化しても貫通孔119に電線300(芯線301)を挿入しやすい押圧ばね1を実現することができる。
本実施形態の押圧ばね1において、鎖錠部3には、押圧部4の一部が入り込む第2切欠部31が形成され、第2切欠部31の幅寸法は、押圧部4の一部の幅寸法よりも大きく形成されていることが好ましい。第2切欠部31の幅寸法は、押圧部4の一部(本実施形態では腕部41)の幅寸法よりも大きく形成されているので、第2切欠部31に腕部41を入り込ませることにより鎖錠部3は押圧部4に接することなく撓む。鎖錠部3の先端部分に形成された第2切欠部31の幅寸法(本実施形態では前後方向の幅寸法)が、押圧部4の腕部41の幅寸法(前後方向の幅寸法)よりも大きいので、鎖錠部3が撓んだ際に腕部41が第2切欠部31に入り込む。そのため、芯線301に接して撓んだ状態の鎖錠部3が押圧部4に当たらなくなる。
本実施形態の速結端子200,210は、上記した押圧ばね1と、押圧ばね1との間に電線300の芯線301を挟んで芯線301と電気的に接続される端子板201,211とを備えることが好ましい。押圧ばね1の寸法に応じて端子板201,211の端子保持部208も小型化できるので、芯線301を差し込みやすい小型の速結端子を実現できる。
本実施形態のスイッチ100(配線器具)は、速結端子200,210と、速結端子200,210が取り付けられる器具本体109とを備えることが好ましい。器具本体109が速結端子200,210を備えることにより、器具本体109を小型化できるようになり、芯線301を差し込みやすい小型化のスイッチ100(配線器具)を実現することができる。また、小型化された速結端子を器具本体に取り付けることにより、器具本体に占める速結端子の体積を小さくすることができるので、器具本体内で他の部材が使用できる空間の体積を大きくすることができる。例えば、配線器具の大きさを従来の配線器具の大きさに保ったまま、配線器具の器具本体内に、電流や電圧の計測装置などを取り付けることができるようになる。
なお、本実施形態の押圧部4の腕部41は直線的な棒状に形成されているが、右方向又は左方向に湾曲するように形成されていてもよい。また、鎖錠部3は平板状に限定されず、右方向又は左方向に湾曲するように形成されていてもよい。
本実施形態では、配線器具の例としてスイッチ100を説明したが、配線器具は、スイッチに限定されず、上述した速結端子を備えた適宜の配線器具であればよい。配線器具は例えば、電気機器の電源プラグが接続されるコンセントなどの配線装置でもよい。また、配線器具に電流や電圧などを測定する装置が器具本体に取り付けられていてもよい。
本実施形態の速結端子200,210は各々、2個の押圧ばね1を備えているが、押圧ばね1の数は2個に限定されず、1個ずつでもよいし、3個以上の複数個ずつ備えていてもよい。その場合、ボディ110の貫通孔119は、押圧ばね1の個数に対応する数だけ形成されていればよい。
(実施形態2)
本実施形態の押圧ばね1は、実施形態1の押圧ばね1と比較して、鎖錠部3および押圧部4の構成が相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の押圧ばね1は、実施形態1の押圧ばね1と比較して、鎖錠部3および押圧部4の構成が相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、押圧ばね1の鎖錠部3の先端には、その先端の前後両側から各々第2曲部32に向かって形成された第3切欠部33が設けられている。第3切欠部33が設けられることにより、鎖錠部3の先端には突出部34が形成されている。突出部34の前後方向の幅寸法は、鎖錠部3における第3切欠部33が設けられていない部位の前後方向の幅寸法よりも小さくなっている。
押圧部4の第3曲部45と接触部43との間の平板部400には、前後方向の中央部分に矩形状の第1孔401が形成されている。第1孔401は、前後方向の幅寸法が突出部34の前後方向の幅寸法よりも大きくなるように形成されている。
鎖錠部3が支持部2に向かって撓んだ場合に、突出部34が第1孔401に入り込むので、鎖錠部3は押圧部4に当たることなく撓む。そのため、鎖錠部3の長さ寸法を小さくすることなく、押圧ばね1の長手方向(上下方向)の寸法を小さくした小型の押圧ばね1を実現できる。なお、第1孔401および突出部34の長手方向の寸法は各々、鎖錠部3が芯線301に接して撓んだ際に、押圧部4に当たらない適宜の寸法であればよい。
以上説明したように、本実施形態の押圧ばね1の押圧部4には、鎖錠部3の一部(本実施形態では突出部34)が入り込む第1孔401が形成されている。第1孔401の幅寸法(本実施形態では前後方向の寸法)は、鎖錠部3の一部(突出部34)の幅寸法(前後方向の寸法)よりも大きく形成されている。鎖錠部3の先端部分に形成された突出部34の幅寸法が、第1孔401の幅寸法よりも小さいので、鎖錠部3が撓んだ際に突出部34が第1孔401に入り込む。そのため、芯線301に接して撓んだ状態の鎖錠部3が押圧部4に当たらなくなる。
なお、本実施形態の押圧部4の平板部400は平板状に限定されず、右方向又は左方向に湾曲するように形成されていてもよい。また、第1孔401の形状は、矩形状に限定されず、突出部34より大きく形成されていて突出部34が入り込む適宜の形状でもよい。さらに、突出部34の形状は、平板状に限定されず、その先端(またはその先端のエッジ)が芯線301に食い込んで抜け止めできる適宜の形状でもよい。
(実施形態3)
本実施形態の押圧ばね1は、実施形態1,2の押圧ばね1と比較して、鎖錠部3および押圧部4の構成が相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の押圧ばね1は、実施形態1,2の押圧ばね1と比較して、鎖錠部3および押圧部4の構成が相違する。なお、実施形態1と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の押圧ばね1では、第1曲部44がL字形に曲げられ、支持部2に対して第1曲部44から右方向に突き出る支持片5が形成されている。支持片5は、端子板201,211の中央片207に接して、支持部2とともに押圧部4および鎖錠部3を支える。
支持部2の下側に形成されている第2曲部32は、押圧ばね1を正面から見た場合にU字形に曲げられ、支持部2に対して第2曲部32から右方向に突き出る押圧部4が形成されている。押圧部4の先端部分には、左方向に曲げられた接触部43が形成されている。第2曲部32と接触部43との間には、平板部403が形成されている。
平板部403には、平板部403の一部を矩形状に切り起こすことで鎖錠部3が形成されており、平板部403には、矩形状の第2孔402が形成されている。第2孔402は、平板部403の前後方向の中央部分に形成されている。第2孔402は、長手方向の寸法が鎖錠部3の長手方向の寸法よりもわずかに大きく、且つ短手方向の寸法が鎖錠部3の短手方向の寸法よりもわずかに大きく形成されている。
鎖錠部3は、第2孔402の短手方向(前後方向)に沿う縁部分のうち第2曲部32に近い縁部分に設けられ、矩形板状の平板部403と一体に形成されている。鎖錠部3は、その先端部分が右方向に突き出るように第2孔402の縁部分で曲げられていて、左右方向に移動自在に撓むように設けられている。鎖錠部3は、前後方向の幅寸法が第2孔402の前後方向の幅寸法よりも小さくなるように形成されている。そのため鎖錠部3は、貫通孔119に挿入された芯線301に押された際に第2孔402に入り込むので、押圧部4に接することなく撓む。鎖錠部3は、撓んだ状態の弾性力により先端(または先端のエッジ部分)を芯線301に食い込ませて抜け止めする。
本実施形態の押圧ばね1では、鎖錠部3を押圧部4に設けることにより、鎖錠部3と押圧部4とが一方向(例えば上下方向)に並べられて配置されている押圧ばねに比べて、押圧ばね1の一方向(上下方向)の寸法を小さくできるので、押圧ばね1を小型化できる。しかも、押圧部4の一部を切り起こして鎖錠部3を(押圧部4と一体に)形成できるので、押圧ばね1を加工成形しやすいという利点もある。
なお、鎖錠部3は、平板部403の中央部分から切り起こして形成されることに限定されず、溶接やロウ付けなどの適宜の方法で押圧部4に設けられていてもよい。また、平板部403は平板状に形成されているが、平板状に限定されず、右方向又は左方向に湾曲するように形成されていてもよい。さらに、鎖錠部3は矩形板状に限定されず、鎖錠部3の先端(または先端のエッジ部分)が芯線301に食い込むように適宜の形状に曲げ加工されていてもよい。加えて、第2孔402の形状は矩形状に限定されず、鎖錠部3よりも大きく形成されていれば適宜の形状でもよい。
以上説明したように、本実施形態の押圧ばね1において、鎖錠部3は、押圧部4に形成されている。押圧部4には、芯線301に接して撓んだ状態の鎖錠部3が入り込む第2孔402が形成されていることが好ましい。鎖錠部3は、芯線301に接して撓んだ際に、押圧部4に形成されている第2孔402に入り込むので、押圧部4に当たることなく撓む。鎖錠部3は押圧部4に当たらないので、鎖錠部3を撓ませる程度の力で芯線301を差し込むだけで芯線301を押圧部4まで差し込むことができる。また、鎖錠部3が押圧部4に形成されることにより、押圧ばね1の長手方向の寸法を、押圧部4の長手方向の寸法程度まで小さくすることができるので、押圧ばね1を小型化できる。さらに、実施形態1,2の押圧ばね1と比べて、帯板10をU字状に曲げる回数が少なくて済むので、押圧ばね1を形成するための曲げ加工がしやすいという利点もある。
なお、実施形態1の押圧ばね1と同様に、実施形態2,3の押圧ばね1を用いて速結端子200,210を構成してもよい。また、実施形態2,3の押圧ばね1を用いた速結端子200,210を備えたスイッチ100や配線器具を構成してもよい。さらに、速結端子は、実施形態1〜3の押圧ばね1の中から任意の組み合わせで構成されてもよい。例えば速結端子は、実施形態1〜3の押圧ばね1(3種類)の中から複数種類の押圧ばね1を備えていてもよい。
1 押圧ばね
100 スイッチ(配線器具)
109 器具本体
2 支持部
200,210 速結端子
201,211 端子板
3 鎖錠部
31 第2切欠部(押圧部の一部が入り込む切欠部)
34 突出部(鎖錠部の一部)
300 電線
301 芯線
4 押圧部
41 腕部(押圧部の一部)
401 第1孔(鎖錠部の一部が入り込む孔)
402 第2孔(撓んだ状態の鎖錠部が入り込む孔)
100 スイッチ(配線器具)
109 器具本体
2 支持部
200,210 速結端子
201,211 端子板
3 鎖錠部
31 第2切欠部(押圧部の一部が入り込む切欠部)
34 突出部(鎖錠部の一部)
300 電線
301 芯線
4 押圧部
41 腕部(押圧部の一部)
401 第1孔(鎖錠部の一部が入り込む孔)
402 第2孔(撓んだ状態の鎖錠部が入り込む孔)
Claims (6)
- 端子板との間に挿入される電線の芯線を前記端子板と電気的に接続させる押圧ばねであって、
先端が前記芯線に食い込むことによって前記芯線を抜け止めする鎖錠部と、
前記芯線を前記端子板に押し付けることによって前記芯線と前記端子板とを電気的に接続させる押圧部とを備え、
前記鎖錠部と前記押圧部とは、前記芯線に対して同じ側に配置され、前記芯線と接することによって同じ向きに撓められるように構成され、
前記鎖錠部と前記押圧部とは、前記芯線に接して撓んだ際に互いに接することなく撓むような形状に形成されている
ことを特徴とする押圧ばね。 - 前記鎖錠部には、前記押圧部の一部が入り込む切欠部が形成され、
前記切欠部の幅寸法は、前記押圧部の前記一部の幅寸法よりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の押圧ばね。 - 前記押圧部には、前記鎖錠部の一部が入り込む孔が形成され、
前記孔の幅寸法は、前記鎖錠部の前記一部の幅寸法よりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の押圧ばね。 - 前記鎖錠部は、前記押圧部に形成され、
前記押圧部には、前記芯線に接して撓んだ状態の前記鎖錠部が入り込む孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の押圧ばね。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の押圧ばねと、
前記押圧ばねとの間に電線の芯線を挟んで前記芯線と電気的に接続される端子板と
を備えることを特徴とする速結端子。 - 請求項5に記載の速結端子と、
前記速結端子が取り付けられる器具本体と
を備えることを特徴とする配線器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014185822A JP2016058331A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具 |
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JP2014185822A JP2016058331A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016058331A true JP2016058331A (ja) | 2016-04-21 |
Family
ID=55758689
Family Applications (1)
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JP2014185822A Pending JP2016058331A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 押圧ばね、速結端子、およびそれを用いた配線器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016058331A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3477775A3 (de) * | 2017-10-30 | 2019-06-05 | Wago Verwaltungsgesellschaft mbH | Leiteranschlussklemme und kontakteinsatz |
JP2023504116A (ja) * | 2019-11-28 | 2023-02-01 | ヴァイトミュラー インターフェイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト | バネを搭載した導電体用端子 |
-
2014
- 2014-09-12 JP JP2014185822A patent/JP2016058331A/ja active Pending
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---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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