JP2020004194A - 防災システム - Google Patents

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Abstract

【課題】相互間の同期を維持することができる複数の光制御装置を低コストで提供する。【解決手段】光警報器1の発光を制御する複数の光制御装置2であって、複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置が同期元の光制御装置であるマスタ光制御装置として動作し、複数の光制御装置の中のマスタ光制御装置以外の少なくとも1つの光制御装置がマスタ光制御装置に対する同期先の光制御装置であるスレーブ光制御装置として動作する複数の光制御装置を備える光警報システム900において、複数の光制御装置は、受信した電気信号に基づいて、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する選択部と、選択部の選択結果に基づいて、マスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置としての動作を行う動作制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、防災システムに関する。
従来、発光して警報を行う複数の光警報器が知られていた(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の複数の光警報器については、例えば、光感受性てんかん等をユーザが引き起こすことを防止する観点から、相互に同期して発光するように構成されていた。
特開2016−200847号公報
ところで、光警報器においては、光制御装置によって発光を制御されていたが、多数の光警報器を設置する場合、光制御装置を複数用いる必要があり、このような場合、光警報器の発光を相互に同期させるために、複数の光制御装置を相互に同期させる必要があった。
そして、複数の光制御装置を相互に同期させる技術としては、例えば、複数の光制御装置のうちの1つの光制御装置をマスタに固定し、他の光制御装置をスレーブに固定した上で、マスタからスレーブに対して同期信号を出力することにより、同期させる手法が知られていた。また、例えば、防災受信機から各光制御装置に同期信号を出力することにより、同期させる手法も知られていた。
しかしながら、マスタ及びスレーブに固定する手法については、例えば、マスタに固定されている光制御装置が何等かの原因で同期信号を出力できなくなった場合、スレーブのみとなってしまい、複数の光制御装置間の同期を維持することができなくなる可能性があった。また、防災受信機から同期信号を出力する手法については、例えば、防災受信機に対して同期信号を出力する機能を組み込む必要があるために、防災受信機の改造コストが嵩んでしまい、複数の光制御装置を相互に同期させるためのコストが増大する可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、相互間の同期を維持することができる複数の光制御装置を低コストで提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の防災システムは、光警報器の発光を制御する複数の光制御装置であって、前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置が同期元の光制御装置であるマスタ光制御装置として動作し、前記複数の光制御装置の中の前記マスタ光制御装置以外の少なくとも1つの光制御装置が前記マスタ光制御装置に対する同期先の光制御装置であるスレーブ光制御装置として動作する前記複数の光制御装置を備える防災システムであって、前記複数の光制御装置は、受信した電気信号に基づいて、前記マスタ光制御装置として動作を行うか前記スレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する選択手段と、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記マスタ光制御装置又は前記スレーブ光制御装置としての動作を行う動作制御手段と、を備える。
請求項2に記載の防災システムは、請求項1に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置は、上流側から下流側に向かって電気的に接続されており、前記複数の光制御装置の中の上流側の光制御装置側から下流側の光制御装置側に向かって同期信号を伝送可能となっており、前記複数の光制御装置は、前記光警報器にて発光により警報を行う光警報動作を開始させるための起動信号、又は、前記同期信号を前記電気信号として受信可能となっており、前記選択手段は、前記起動信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択し、前記動作制御手段は、前記マスタ光制御装置としての動作を行う場合、前記同期信号を生成して下流側に伝送して動作を行う。
請求項3に記載の防災システムは、請求項2に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置は、前記光警報動作中であるか否かに関わらず、前記同期信号を受信した場合、受信した当該同期信号を下流側に伝送する。
請求項4に記載の防災システムは、請求項2又は3に記載の防災システムにおいて、前記選択手段は、前記光警報動作中に前記同期信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択し、前記動作制御手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行う場合、受信した前記同期信号に同期して動作を行う。
請求項5に記載の防災システムは、請求項4に記載の防災システムにおいて、前記選択手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行っている場合において、所定時間の期間中に前記同期信号を更に受信しない場合、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択する。
請求項6に記載の防災システムは、請求項2から5の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装の少なくとも一部は、上流側から受信した前記同期信号を下流側に伝送する機能を停止することを可能とする切替手段、を備える。
請求項7に記載の防災システムは、請求項1から6の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記光警報動作中であるか否かを示す警報動作表示灯、を備える。
請求項8に記載の防災システムは、請求項1から7の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記マスタ光制御装置として動作しているか前記スレーブ光制御装置として動作しているかを示す動作表示灯、を備える。
請求項9に記載の防災システムは、請求項1から8の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置は、前記光警報器の試験を行う試験機能と、前記試験機能を制御するための試験操作手段と、を有し、前記試験操作手段は、前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置に接続されている1以上の前記光警報器の動作の試験である単独試験と、前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置を前記マスタ光制御装置として動作させ、且つ、前記複数の光制御装置のうちの前記少なくとも1つの光制御装置以外の他の光制御装置をスレーブ制御装置として動作させて行う試験であって、前記複数の光制御装置に接続された光警報器の動作の試験である複合試験と、のいずれかを選択して試験させる。
請求項1に記載の防災システムによれば、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択することにより、例えば、1つの光制御装置をマスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置として動作させることができるので、複数の光制御装置のうちのマスタ光制御装置として動作している光制御装置が故障したとしても、他の光制御装置をスレーブ光制御装置からマスタ光制御装置に切り替えて用いることができ、光制御装置相互間の同期を維持することが可能となる。また、例えば、防災受信機等の改造が不要となるので、防災受信機等の改造を要する場合に比べて、低コスト化を図ることが可能となる。
請求項2に記載の防災システムによれば、起動信号を受信した光制御装置がマスタ光制御装置として動作することにより、例えば、複数の光制御装置のうちの最上流の光制御装置のみではなく、任意の光制御装置から同期信号を出力させることが可能となる。また、例えば、最上流の光制御装置による同期信号により同期している場合、起動信号が入力されたときに発光のタイミングでなければすぐに光警報を行わないが、起動信号入力後にマスタ光制御装置として動作させることにより、同期信号による光警報のタイミングを待たずに光警報することが可能となる。また、例えば、常時同期信号を出力することなく、光警報器に光警報を行わせるときに同期信号を生成することが可能となる。これにより、光警報を行わせないときの消費電力を抑えることが可能となる。また、光警報器が起動信号による電力供給により動作可能である場合、起動信号からの電力により同期動作させることが可能となる。
請求項3に記載の防災システムによれば、同期信号を受信した光制御装置が受信した同期信号を下流側に伝送することにより、例えば、同一の同期信号により複数の光制御装置が同期することが可能となる。
請求項4に記載の防災システムによれば、例えば、光警報動作を行わせているときに同期信号を受信した光制御装置が同期信号に同期して動作することで、複数の光制御装置が同期した光警報動作を行わせることが可能となる。また、例えば、光制御装置間で断線が発生している場合には、断線発生箇所以下の光制御装置であって起動信号を受信した光制御装置の内、最上位の光制御装置がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置がスレーブ光制御装置となることで、断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
請求項5に記載の防災システムによれば、例えば、光警報動作中に光警報器間で断線が発生した場合でも、同期信号を受信しないことにより断線を検出することが可能となる。これにより、断線発生箇所以下の光制御装置であって起動信号を受信した光制御装置の内、最上位の光制御装置がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置がスレーブ光制御装置となることで、光警報動作中に断線が発生したとしても断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
請求項6に記載の防災システムによれば、例えば、断線が発生したときに、光制御装置間での同期状態が途切れないように、ループ状に接続される場合があるが、しかし、光制御装置間がループ状に接続される場合、同期信号がループすることにより、自身の同期信号を受信することでスレーブ光制御装置となり、同期信号の出力が途切れてしまう虞がある。これに対して、本願のように、同期信号を下流側に伝送する機能を停止するように設定する切替部を有することで、非断線時においてはいずれかの光制御装置の切替部を制御することにより同期信号を下流側に伝送する機能を停止することにより、伝送のループを防ぐことが可能となる。また、例えば、断線発生時は切替部を切り替えることにより同期信号を下流側に伝送することが可能となり、システム全体の同期状態を維持することが可能となる。
請求項7に記載の防災システムによれば、例えば、光制御装置と光警報器が一眼で確認できない場合でも、光制御装置を確認することで光警報器が動作しているかどうか確認することが可能となる。
請求項8に記載の防災システムによれば、例えば、従来は、複数の光警報器が同期信号に基づいて同期しているかどうかを視認により確認することは困難であったものの、発光のずれはてんかん障害を引き起こす可能性があり、確認したいという要望があったが、本願によれば光制御装置が機能上同期しているかどうか確認可能となり、防災システム全体の光警報器が同期しているかどうかについて光制御装置を確認することで確認可能となる。
請求項9に記載の防災システムによれば、例えば、光制御装置が、例えばベル線により起動信号を受信するなど、防災システムの他の設備と起動信号を同時に受信するような場合も想定できるが、このような想定の場合であっても、防災システムの他の設備を動作させずに、試験を行うことが可能となる。
本実施の形態に係る光警報システムを示す全体図である。 光制御装置を示すブロック図である。 発光制御処理のフローチャートである。 他の光制御装置を示す図である。 他の光制御装置の接続例を示す図である。
以下に、本発明に係る防災システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防災システムに関するものである。
ここで、「防災システム」とは、複数の光制御装置を備えるシステムである。
また、「複数の光制御装置」とは、光警報器の発光を制御する複数の装置であって、当該複数の装置の中の少なくとも1つの装置が同期元の光制御装置であるマスタ光制御装置として動作し、複数の装置の中のマスタ光制御装置以外の少なくとも1つの光制御装置がマスタ光制御装置に対する同期先の光制御装置であるスレーブ光制御装置として動作するものである。なお、この複数の光制御装置は各々、マスタ光制御装置として動作することもできるし、あるいは、スレーブ光制御装置として動作することもできる装置である。
また、「複数の光制御装置」とは、例えば、優先順位に従って上流側から下流側に向かって電気的に接続されており、複数の光制御装置の中の上流側の光制御装置側から下流側の光制御装置側に向かって同期信号を伝送する装置であり、また、起動信号、又は、同期信号を電気信号として受信可能となっている装置等を含む概念であり、一例としては、選択手段、及び動作制御手段を備える。
また、「光警報器」とは、光を出力することにより警報を行う装置であり、具体的には、閃光であるフラッシュ光を出力することにより警報を行う装置である。「マスタ光制御装置」とは、防災システムにおける複数の光制御装置の中で同期元となる装置であり、例えば、複数の光制御装置の中の1つの光制御装置である。「スレーブ光制御装置」とは、防災システムにおける複数の光制御装置の中で同期先となる装置であり、例えば、複数の光制御装置におけるマスタ光制御装置以外の1つ以上の光制御装置である。
また、「同期」とは、複数の光制御装置が同じタイミングで動作することであり、例えば、各光制御装置が当該各光制御装置による制御対象となる光警報器を同時に点灯及び消灯(つまり、点滅)させること等を含む概念である。また、「同期元となる装置」とは、他の装置を同期させる装置であり、また、「同期先となる装置」とは、他の装置によって同期される装置である。
また、「優先順位」とは、複数の光制御装置に設定されている順番であり、具体的には、マスタ光制御装置として動作させることに関する順番であり、例えば、優先順位が相対的に高い光制御装置ほどマスタ光制御装置として動作することになることを特定する概念であり、一例としては、複数の光制御装置相互間の電気的な接続状態に基づいて設定されたり、あるいは、複数の光制御装置への命令により設定されたりする順番である。
また、「電気信号」とは、光制御装置が受信する電気的な信号であり、例えば、ハイレベル又はローレベルのオンオフ信号、所定のプロトコルに従って命令を伝送する信号、あるいは、発光タイミング又は同期タイミング等の任意のタイミングを規定するパルスを含む信号等を含む概念であり、一例としては、起動信号、及び同期信号等を含む概念である。「起動信号」とは、光警報動作を行わせる(例えば、光警報動作を開始させる)ための信号であり、具体的には、複数の光制御装置をマスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置として動作させる信号であり、例えば、任意の装置(例えば、防災受信機等)から光制御装置に対して送信される信号であり、一例としては、防災受信機が火災発生を検出した場合に当該防災受信機が光制御装置に送信する信号である。「光警報動作」とは、光警報器にて発光により警報を行う動作であり、例えば、光警報器にパルス信号を送信する等の任意の手段にて光警報器を発光させる動作等を含む概念である。「同期信号」とは、複数の光制御装置同士を同期させるための信号であり、具体的には、マスタ光制御装置とスレーブ光制御装置、あるいは、スレーブ光制御装置同士を同期させる信号である。
また、「選択手段」とは、受信した電気信号に基づいて、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する手段であり、具体的には、電気信号に含まれる命令に基づいて選択したり、あるいは、電気信号としての起動信号及び同期信号の受信状態に基づいて選択したりする手段であり、例えば、電気信号と、複数の光制御装置に設定されている優先順位とに基づいて、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する手段であり、一例としては、起動信号又は同期信号のうちの起動信号のみを受信した場合、マスタ光制御装置として動作を行うことを選択し、起動信号又は同期信号のうちの起動信号及び同期信号を受信した場合、スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択する手段である。すなわち、「選択手段」は、例えば、自己が属する光制御装置が、まず、起動信号を受信した場合、マスタ光制御装置として動作を行うことを選択し、この後、当該光制御装置が同期信号を受信した場合、マスタ光制御装置として動作を行うことに代えて、スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択し、この後、スレーブ光制御装置としての動作を行っている場合において、所定時間の期間中に同期信号を更に受信しない場合(つまり、同期信号の受信が途切れた場合)、スレーブ光制御装置として動作を行うことに代えて、マスタ光制御装置として動作を行うことを選択する手段等を含む概念である。
また、「動作制御手段」とは、選択手段の選択結果に基づいて、マスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置としての動作を行う手段であり、例えば、マスタ光制御装置としての動作を行う場合、同期信号を生成して下流側に伝送し、スレーブ光制御装置としての動作を行う場合、受信した同期信号に同期して動作を行う手段である。
そして、以下の実施の形態では、複数の光制御装置の「優先順位」が複数の光制御装置相互間の電気的な接続状態に基づいて設定される場合を例示して説明する。また、「光制御装置」の個数は2個以上である限りにおいて任意であるが、以下の実施の形態では、光制御装置の個数が3個である場合を例示して説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る光警報システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る光警報システムを示す全体図である。
図1の光警報システム900は、防災システムであり、複数の光警報器1、及び3個の光制御装置2を備える。なお、3個の光制御装置2については、相互に同様に構成されていることとし、区別する必要がある場合を除いて、光制御装置2と総称して説明する(光警報器1についても同様とする)。
(構成−光警報器)
光警報器1は、発光して警報する警報手段である。この光警報器1の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、閃光であるフラッシュ光を出力することにより発光する公知の発光手段を用いて構成することができ、一例としては、建物の同一フロアに設けられていることとする。
(構成−光制御装置)
光制御装置2は、光警報器1の発光を制御する発光制御手段である。図2は、光制御装置を示すブロック図である。この光制御装置2の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、光警報器101の発光を制御する光制御装置201、光警報器102の発光を制御する光制御装置202、及び光警報器103の発光を制御する光制御装置203を備えており、また、各光制御装置2が、図2の入出力部21、及び制御部22を備える。
(構成−光制御装置−入出力部)
入出力部21は、電気信号を入力及び/又は出力する入出力手段である。この入出力部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、起動信号入力端子T1、制御同期信号入力端子T2、制御同期信号出力端子T3、及び発光同期信号出力端子T4を備える。
(構成−光制御装置−各端子)
起動信号入力端子T1は、前述の起動信号が入力される入力手段であり、例えば、不図示の防災受信機に電気的に接続される端子である。制御同期信号入力端子T2は、制御同期信号が入力される入力手段であり、例えば、他の光制御装置2の制御同期信号出力端子T3が適宜電気的に接続される端子である。制御同期信号出力端子T3は、制御同期信号を出力する出力手段であり、例えば、他の光制御装置2の制御同期信号入力端子T2が適宜電気的に接続される端子である。発光同期信号出力端子T4は、発光同期信号を出力する出力手段であり、例えば、光警報器1が電気的に接続される端子である。なお、「制御同期信号」とは、前述の同期信号であり、例えば、パルスを含む信号である。「発光同期信号」とは、光警報器1を動作させて発光するための信号であり、光警報器1を動作させる公知の信号を適用することができるものである。なお、この発光同期信号を出力する動作が前述の「光警報動作」に相当する。
この光制御装置201〜203は、制御同期信号入力端子T2及び制御同期信号出力端子T3を介して相互に電気的に接続されることになるが、前述の優先順位を考慮して相互に電気的に接続されることになる。例えば、優先順位が高い方から低い方に向かって、光制御装置201〜203の順に当該優先順位が設定されるように、当該光制御装置201〜203を、図2に示すように電気的に接続する場合を例示して説明する。つまり、光制御装置201が上流側であり、また、光制御装置203が下流側である場合を例示して説明する。
(構成−光制御装置−制御部)
制御部22は、光制御装置2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して光制御装置2にインストールされることで、制御部22の各部を実質的に構成する。
この制御部22は、機能概念的には、例えば、選択部221、及び動作制御部222を備える。選択部221は、受信した電気信号に基づいて、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する選択手段である。動作制御部222は、選択部221の選択結果に基づいて、マスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置としての動作を行う動作制御手段である。この制御部22の各部によって行われる具体的な処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成され光警報システム900によって実行される発光制御処理について説明する。図3は、発光制御処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)「発光制御処理」とは、概略的には、光警報システム900の光制御装置2が実行する処理であり、具体的には、光制御装置2の動作モードを選択した上で、光警報器1を相互に同期させて発光させる処理である。この発光制御処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、光警報システム900の各装置の電源をオンした場合に、繰り返し起動して実行を開始するものとし、実行が開始されたところから説明する。
なお、「動作モード」とは、光制御装置2を動作させるためのモードであり例えば、マスタ光制御モード、スレーブ光制御モード、及び光非制御モード等を含む概念である。「マスタ光制御モード」とは、マスタ光制御装置として動作するモードであり、具体的には、光制御装置2が制御同期信号を生成して、当該生成した制御同期信号に同期して発光同期信号を出力するモードであり、また、生成した制御同期信号を出力するモードである。「スレーブ光制御モード」とは、スレーブ光制御装置として動作するモードであり、具体的には、光制御装置2が制御同期信号を受信して、当該受信した制御同期信号に同期して発光同期信号を出力するモードであり、また、受信した制御同期信号を中継するモードである。「光非制御モード」とは、マスタ光制御装置及びスレーブ光制御装置として動作しないモードであり、具体的には、発光同期信号を出力しないモードであり、また、制御同期信号を受信した場合には、当該受信した制御同期信号を中継するモードである。
そして、特に、光警報システム900の各装置の電源をオンした場合に、光制御装置2の動作モードが「光非制御モード」になっていることとして、以下説明する。なお、この「光非制御モード」での具体的な動作については、後述する。
図3のSA1において選択部221は、起動信号を受信しているか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、起動信号がハイレベル(5V等)である一定レベルの信号であることとし、起動信号入力端子T1に入力される起動信号を監視して判定する。そして、起動信号入力端子T1にハイレベルの起動信号が入力されていない場合、起動信号を受信していないものと判定し(SA1のNO)、処理を終了する。また、起動信号入力端子T1にハイレベルの起動信号が入力されている場合、起動信号を受信しているものと判定し(SA1のYES)、SA2に移行する。
図3のSA2において選択部221は、マスタ光制御モードを選択する(つまり、マスタ光制御装置として動作を行うことを選択する)。この後、マスタ光制御モードを選択した光制御装置2の動作制御部222は、マスタ光制御装置として動作を行うことになる。詳細には、動作制御部222は、制御同期信号を生成して、生成した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力し、また、当該生成した制御同期信号に同期して発光同期信号を、発光同期信号出力端子T4を介して出力する(つまり、光警報動作を行う)ように制御する。
図3のSA3において選択部221は、制御同期信号を受信したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、制御同期信号が瞬断のパルス信号(つまり、常時はハイレベル(5V等)で一瞬ローレベル(0V等)に変化した後再度ハイレベル(5V等)になる信号)であることとし、制御同期信号入力端子T2に入力される制御同期信号を監視して判定する。そして、所定時間の期間中に、制御同期信号入力端子T2に瞬断のパルス信号である制御同期信号が新たに入力されなかった場合、制御同期信号を受信していないものと判定し(SA3のNO)、処理を終了する。また、所定時間の期間中に、制御同期信号入力端子T2に瞬断のパルス信号である制御同期信号が新たに入力された場合、制御同期信号を受信したものと判定し(SA3のYES)、SA4に移行する。
なお、「所定時間の期間」とは、予め定められた一定時間の期間であり、例えば、3秒〜5秒等の任意の時間である。なお、この所定時間の期間の始点のタイミングについては任意に解釈することができ、例えば、処理を繰り返し行っている場合において、以前の処理において制御同期信号を受信したものと判定した場合、制御同期信号を受信したものと直近に判定したタイミングを、始点のタイミングと解釈してもよいし、あるいは、当該「所定時間の期間」に対応する時間(つまり、3秒〜5秒等)に比べて、発光制御処理の各処理を実行する処理時間が桁違いに短いことに鑑みて、制御同期信号を受信したか否かを判定を開始するタイミング(つまり、例えば、SA3の実行を開始するタイミング)を、所定時間の期間の始点のタイミングと解釈してもよい。
図3のSA4において選択部221は、スレーブ光制御モードを選択する(つまり、スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択する)。この後、スレーブ光制御モードを選択した光制御装置2の動作制御部222は、スレーブ光制御装置として動作を行うことになる。詳細には、動作制御部222は、制御同期信号入力端子T2を介して受信した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力(中継)し、また、当該受信した制御同期信号に同期して発光同期信号を、発光同期信号出力端子T4を介して出力する(つまり、光警報動作を行う)ように制御する。
図3のSA5において選択部221は、制御同期信号を受信したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、SA3の場合と同様な処理を行うが、制御同期信号を受信したものと直近に判定したタイミングを基準にして、所定時間の期間中に、制御同期信号入力端子T2に瞬断のパルス信号である制御同期信号が新たに入力されなかった場合、制御同期信号を受信していないものと判定し(SA5のNO)、SA1に移行する。また、所定時間の期間中に、制御同期信号入力端子T2に瞬断のパルス信号である制御同期信号が新たに入力された場合、制御同期信号を受信したものと判定し(SA5のYES)、SA6に移行する。
図3のSA6において選択部221は、起動信号を受信しているか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、SA1の場合と同様な処理を行うが、起動信号入力端子T1にハイレベルの起動信号が入力されていない場合、起動信号を受信していないものと判定し(SA6のNO)、SA7に移行する。また、起動信号入力端子T1にハイレベルの起動信号が入力されている場合、起動信号を受信しているものと判定し(SA6のYES)、SA5に移行する。
図3のSA7において選択部221は、光非制御モード選択する。この後、光非制御モードを選択した光制御装置2の動作制御部222は、マスタ光制御装置及びスレーブ光制御装置としての動作以外の動作を行うことになる。詳細には、発光同期信号を出力せず、また、制御同期信号入力端子T2を介して制御同期信号を受信した場合、受信した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力(中継)するように制御する。これにて、発光制御処理を終了する。なお、繰り返し行われる発光制御処理においては、SA2、SA4、及びSA7が繰り返し行われることになるが、選択する動作モードが現在選択されている動作モードである場合、当該動作モードを維持することとする。
(動作)
次に、このように構成され光警報システム900の動作について説明する。具体的には、防災受信機が火災発生を検出した場合に、起動信号を出力して、光制御装置201〜203の全てに起動信号が入力される場合の動作(以下、第1の場合の動作)、第1の動作の後に、光制御装置201と光制御装置202との間が断線した場合の動作(以下、第2の動作)、及び、第1及び第2の動作に関わらず、光制御装置201、203のみに起動信号が入力される場合の動作(以下、第3の場合の動作)について説明する。
(動作−第1の場合の動作)
防災受信機が火災発生を検出した場合に、起動信号を出力して、光制御装置201〜203の全てに起動信号が入力された場合、光制御装置201〜203は、図3のSA1のYESの後に、SA2においてマスタ光制御モードを選択して当該モードの動作を行う。詳細には、制御同期信号を生成して、生成した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力し、また、当該生成した制御同期信号に同期して発光同期信号を、発光同期信号出力端子T4を介して出力するように制御する。この場合、光制御装置201〜203各々が非同期で発光同期信号を出力しているので、光警報器101〜103は、相互に非同期で点滅を開始する。
この後、光制御装置201は、自己が最上流であり制御同期信号を受信していないので、図3のSA3のNOの処理の後終了し、SA1のYES、SA2、及びSA3のNOの処理を繰り返すことになるので、マスタ光制御モードでの処理を継続する。一方、光制御装置202は、光制御装置201からの制御同期信号を受信するので、図3のSA3のYESの後、SA4においてスレーブ光制御モードを選択して当該モードの動作を行う。詳細には、(制御同期信号を自己が生成することを終了した上で、)制御同期信号入力端子T2を介して受信した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力(中継)し、また、当該受信した制御同期信号に同期して発光同期信号を、発光同期信号出力端子T4を介して出力するように制御する。一方、光制御装置203は、光制御装置202からの制御同期信号を受信するので、当該光制御装置202と同様に制御する。そして、これらの光制御装置202、203は、制御同期信号を受信していないものと判定するまで(SA5のNO)、あるいは、起動信号を受信していないものと判定するまで(SA6のNO)、スレーブ光制御モードでの処理を継続する。この場合、光制御装置201〜203各々が光制御装置201からの制御同期信号により相互に同期して発光同期信号を出力するので、光警報器101〜103は、相互に同期して点滅することになる。
(動作−第2の場合の動作)
第1の動作の後に、光制御装置201と光制御装置202との間が断線した場合、光制御装置201は、図3のSA1のYES、SA2、SA3のNOの処理を繰り返すことになるので、マスタ光制御モードでの処理を継続する。
一方、光制御装置202は、光制御装置201と光制御装置202との間が断線するまでは、SA5のYES、SA6のYESを繰り返して、スレーブ光制御モードでの処理を継続していたが、当該断線により、光制御装置201からの制御同期信号が入力されなくなるので、SA5のNO、SA1のYESの後のSA2においてマスタ光制御モードを選択して当該モードの動作を行う。詳細には、制御同期信号を生成して、生成した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力し、また、当該生成した制御同期信号に同期して発光同期信号を、発光同期信号出力端子T4を介して出力するように制御する。一方、光制御装置203は、断線の前は光制御装置201が生成した制御同期信号が入力され、断線の後は光制御装置202が生成した制御同期信号が入力されるので、SA5のYES、SA6のYESを繰り返して、スレーブ光制御モードでの処理を継続する。この場合、光警報器101に対して光警報器102、103は、非同期で点滅するものの、光警報器102、103は、相互に同期して点滅することになる。
(動作−第3の場合の動作)
防災受信機が火災発生を検出した場合に、起動信号を出力して、光制御装置201、203のみに起動信号が入力される場合、光制御装置201、202は、第1の場合の動作と同様にして、図3のSA1のNOの後に、SA2においてマスタ光制御モードを選択して当該モードの動作を行う。この場合、光警報器101、103は、相互に非同期で点滅を開始する。一方、光制御装置202は、SA1のNOの処理となるので、光非制御モードの動作を行うことになる。
この後、光制御装置201は、自己が最上流であり制御同期信号を受信していないので、図3のSA3のNOの処理の後、マスタ光制御モードでの処理を継続する。一方、光制御装置202は、光制御装置201からの制御同期信号を受信するものの、発光同期信号を出力せず、また、当該受信した制御同期信号を、制御同期信号出力端子T3を介して出力(中継)するように制御する。一方、光制御装置203は、光制御装置202からの制御同期信号を受信するので、スレーブ光制御モードの動作を行うことになる。この場合、光警報器101、103は、相互に同期して点滅し、一方、光警報器102は点滅しない状態となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択することにより、例えば、1つの光制御装置2をマスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置として動作させることができるので、複数の光制御装置2のうちのマスタ光制御装置として動作している光制御装置2が故障したとしても、他の光制御装置2をスレーブ光制御装置からマスタ光制御装置に切り替えて用いることができ、光制御装置2相互間の同期を維持することが可能となる。また、例えば、防災受信機等の改造が不要となるので、防災受信機等の改造を要する場合に比べて、低コスト化を図ることが可能となる。
また、起動信号を受信した光制御装置2がマスタ光制御装置として動作することにより、例えば、複数の光制御装置2のうちの最上流の光制御装置2のみではなく、任意の光制御装置2から制御同期信号を出力させることが可能となる。また、例えば、最上流の光制御装置2による制御同期信号により同期している場合、起動信号が入力されたときに発光のタイミングでなければすぐに光警報(光警報器1を発光させる処理)を行わないが、起動信号入力後にマスタ光制御装置として動作させることにより、制御同期信号による光警報のタイミングを待たずに光警報することが可能となる。また、例えば、常時制御同期信号を出力することなく、光警報器1に光警報を行わせるときに制御同期信号を生成することが可能となる。これにより、光警報を行わせないときの消費電力を抑えることが可能となる。また、光警報器1が起動信号による電力供給により動作可能である場合、起動信号からの電力により同期動作させることが可能となる。
また、制御同期信号を受信した光制御装置2が受信した制御同期信号を下流側に伝送することにより、例えば、同一の制御同期信号により複数の光制御装置2が同期することが可能となる。
また、例えば、光警報動作を行わせているときに制御同期信号を受信した光制御装置2が制御同期信号に同期して動作することで、複数の光制御装置2が同期した光警報動作を行わせることが可能となる。また、例えば、光制御装置2間で断線が発生している場合には、断線発生箇所以下の光制御装置2であって起動信号を受信した光制御装置2の内、最上位の光制御装置2がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置2がスレーブ光制御装置となることで、断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
また、例えば、光警報動作中に光警報器1間で断線が発生した場合でも、制御同期信号を受信しないことにより断線を検出することが可能となる。これにより、断線発生箇所以下の光制御装置2であって起動信号を受信した光制御装置2の内、最上位の光制御装置2がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置2がスレーブ光制御装置となることで、光警報動作中に断線が発生したとしても断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(電気信号について)
また、「電気信号」として所定のプロトコルに従って命令を伝送する信号を採用した上で、マスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置として動作するべき光制御装置2を特定する情報を起動信号に含めて当該信号を入力することにより、当該起動信号に含まれている情報に基づいて各光制御装置2を動作させてもよい。この場合、全ての光制御装置2相互間で制御同期信号の送受信ができるように構成した上で、上述のように動作させてもよい。
(制御同期信号について)
また、上記実施の形態の制御同期信号については、起動信号を受信する前の任意のタイミングに、光制御装置2が出力するように構成してもよい。
(ループ接続について(その1))
また、複数の光制御装置2を相互にループを形成するように環状に接続してもよく、この場合、任意の接続箇所に終端を設けたり、あるいは、光制御装置2に終端を設けたりしてもよい。なお、光制御装置2に終端を設ける場合、ループ接続に対して終端を電気的に接続したり、あるいは、終端を電気的に非接続としたりすることを切り替える切替手段(例えば、切替スイッチ等)を設けてもよい。
(ループ接続について(その2))
図4は、他の光制御装置を示す図であり、図5は、他の光制御装置の接続例を示す図である。なお、図4の光制御装置3は、図1及び図2の光制御装置2に対して、切替部31を設けたものであり、当該切替部31以外の構成は光制御装置2と同様である。また、図5においては、図4の切替部31の図示は、説明の便宜上、省略している。
光制御装置3の切替部31は、前述の切替手段であり、制御同期信号入力端子T2と制御同期信号出力端子T3とを電気的に接続する(以下、第1の接続状態)ことにより、制御同期信号の伝送機能を有効にしたり、あるいは、制御同期信号入力端子T2と終端抵抗とを電気的に接続する(以下、第2の接続状態)(つまり、制御同期信号入力端子T2と制御同期信号出力端子T3とを電気的に遮断する)ことにより、制御同期信号の伝送機能を無効(停止)にしたりするものである。なお、このような電気的な接続及び遮断は切替部31の切片を制御することにより実現できるが、この切片の制御は、光制御装置3の不図示の制御部が自動的に行うように構成したり、あるいは、ディップスイッチ等を設けることによりユーザのマニュアル操作にて行うように構成したりすることができる。ここでは、例えば、両者を組み合わせて実現する場合を例示して説明する。
例えば、図4の光制御装置3を、図5の光制御装置301〜305のようにループ状に接続した上で、ディプスイッチを操作して、各切替部31を制御することにより、光制御装置301〜304を第1の接続状態とし、また、光制御装置305を第2の接続状態とする。この場合、光制御装置305の制御同期信号入力端子T2と制御同期信号出力端子T3とが相互に電気的に遮断された状態となる。この状態で運用し、例えば、光制御装置301〜305に起動信号を入力した場合、光制御装置301がマスタ光制御装置として動作し、光制御装置302〜305がスレーブ光制御装置として動作することになる。この後、光制御装置303と光制御装置304との間が断線した場合、光制御装置305の制御部が、任意の手法(例えば、各光制御装置3が各端子の電圧をモニタし、当該電圧に変化が生じた場合に、他の光制御装置3に報知する手法、自己が断線を検出する手法、あるいは、制御同期信号を受信しなくなったことにより検出する手法等)を利用して断線を検出し、切替部31を制御することにより、第1の接続状態にする。この場合、光制御装置305の制御同期信号入力端子T2と制御同期信号出力端子T3とが相互に電気的に接続された状態となる。そして、現時点での最上流である光制御装置304がマスタ光制御装置として動作し、一方、光制御装置301〜303、305がスレーブ光制御装置として動作することになる。このように構成した場合、例えば、断線が発生したときに、光制御装置3間での同期状態が途切れないように、ループ状に接続される場合があるが、しかし、光制御装置3間がループ状に接続される場合、制御同期信号がループすることにより、自身の制御同期信号を受信することでスレーブ光制御装置となり、同期信号の出力が途切れてしまう虞がある。これに対して、本願のように、制御同期信号を下流側に伝送する機能を停止するように設定する切替部31を有することで、非断線時においてはいずれかの光制御装置3の切替部31を制御することにより制御同期信号を下流側に伝送する機能を停止することにより、伝送のループを防ぐことが可能となる。また、例えば、断線発生時は切替部31を切り替えることにより同期信号を下流側に伝送することが可能となり、システム全体の同期状態を維持することが可能となる。
また、制御同期信号の断線検出を、例えば制御同期信号線に常時ハイレベルを出力するようにしておき、制御同期信号をローレベルで受ける時間が連続したときに断線したとみなすようにして行い断線検出時は切替部31を制御することにより第1の接続状態にするようにしても良い。
(表示灯について)
また、複数の光制御装置の少なくとも一部に、光警報動作中であるか否かを示す警報動作表示灯を設けてもよい。具体的な実装手法は任意であるが、例えば、光警報システム900の複数の光制御装置2の全部又は一部(つまり、少なくとも1個)に対して、任意の光源を有する警報動作表示灯を設けて、制御部22が、自己が光警報動作であるか否かを判定し、判定結果に基づいて、光警報動作中であるか否か識別させるべく、警報動作表示灯の発光を制御するように実装してもよい。このように構成した場合、例えば、光制御装置と光警報器が一眼で確認できない場合でも、光制御装置を確認することで光警報器が動作しているかどうか確認することが可能となる。
また、複数の光制御装置の少なくとも一部に、マスタ光制御装置として動作しているかスレーブ光制御装置として動作しているかを示す動作表示灯を設けてもよい。具体的な実装手法は任意であるが、例えば、光警報システム900の複数の光制御装置2の全部又は一部(つまり、少なくとも1個)に対して、任意の光源を有する動作表示灯を設けて、制御部22が、自己がマスタ光制御装置として動作しているかスレーブ光制御装置として動作しているかを判定し、判定結果に基づいて、何れで動作しているかを識別させるべく、動作表示灯の発光を制御するように実装してもよい。このように構成した場合、例えば、従来は、複数の光警報器が同期信号に基づいて同期しているかどうかを視認により確認することは困難であったものの、発光のずれはてんかん障害を引き起こす可能性があり、確認したいという要望があったが、本願によれば光制御装置が機能上同期しているかどうか確認可能となり、防災システム全体の光警報器が同期しているかどうかについて光制御装置を確認することで確認可能となる。
(試験について)
また、複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置に、試験機能、及び試験操作手段を設けてもよい。なお、「試験機能」とは、光警報器の動作の試験を行う機能であり、例えば、単独試験、及び複合試験を行う機能である。「単独試験」とは、試験操作手段を操作された少なくとも1つの光制御装置に接続されている1以上の光警報器の動作の試験であり、また、「複合試験」とは、試験操作手段を操作された少なくとも1つの光制御装置をマスタ光制御装置として動作させ、且つ、複数の光制御装置のうちの少なくとも1つの光制御装置以外の他の光制御装置をスレーブ制御装置として動作させて行う試験であって、複数の光制御装置に接続された光警報器の動作の試験である。また、「試験操作手段」とは、試験機能を制御するための手段であり、例えば、光制御装置に設けられる1個以上のスイッチ(一例としては、ディップスイッチ等)を用いて構成することができる。そして、ユーザが、「試験操作手段」を操作することにより、光制御装置が、試験機能を用いて、単独試験を行わせたり、複合試験を行わせたり、あるいは、何らの試験を行わないように構成してもよい。
具体的な実装手法は任意であるが、例えば、前述の各手段又は機能を光制御装置2に実装し、特に、制御部22に試験機能を実装した上で、試験操作手段としてスイッチを光制御装置2に設けた上で、以下のように処理するように実装してもよい。詳細には、ユーザが試験制御手段を操作した場合に、制御部22が、当該操作を受け付けて、ユーザが単独試験を行わせる操作(以下、第1の操作)を行ったか、あるいは、複合試験を行わせる操作(以下、第2の操作)を行ったかを判定し、第1の操作を行った場合に、単独試験を選択して当該単独試験を実行し、第2の操作を行った場合に、複合試験を選択して当該複合試験を実行するように構成してもよい。このように構成した場合、例えば、光制御装置が、例えばベル線により起動信号を受信するなど、防災システムの他の設備と起動信号を同時に受信するような場合も想定できるが、このような想定の場合であっても、防災システムの他の設備を動作させずに、試験を行うことが可能となる。
なお、ここでの「(試験について)」で説明した機能又は手段での処理については、光制御装置が、前述の電気信号を受信していない場合にのみ行うように構成してもよいし、あるいは、電気信号を受信している場合に行うように構成してもよい。また、「少なくとも1つの光制御装置をマスタ光制御装置として動作させる」こと、及び「他の光制御装置をスレーブ制御装置として動作させる」ことについては、前述の選択手段又は動作制御手段を用いて行ってもよい。また、特に、複合試験の場合、試験信号は同期信号線を経由して複数の光制御装置に出力されるように構成してもよい。
(文言について)
また、光制御装置2に電気信号が「入力される」とは、光制御装置2が電気信号を「受信する」ことに対応するものと解釈してもよい。
(特徴について)
また、実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の防災システムは、光警報器の発光を制御する複数の光制御装置であって、前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置が同期元の光制御装置であるマスタ光制御装置として動作し、前記複数の光制御装置の中の前記マスタ光制御装置以外の少なくとも1つの光制御装置が前記マスタ光制御装置に対する同期先の光制御装置であるスレーブ光制御装置として動作する前記複数の光制御装置を備える防災システムであって、前記複数の光制御装置は、受信した電気信号に基づいて、前記マスタ光制御装置として動作を行うか前記スレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する選択手段と、前記選択手段の選択結果に基づいて、前記マスタ光制御装置又は前記スレーブ光制御装置としての動作を行う動作制御手段と、を備える。
付記2の防災システムは、付記1に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置は、上流側から下流側に向かって電気的に接続されており、前記複数の光制御装置の中の上流側の光制御装置側から下流側の光制御装置側に向かって同期信号を伝送可能となっており、前記複数の光制御装置は、前記光警報器にて発光により警報を行う光警報動作を開始させるための起動信号、又は、前記同期信号を前記電気信号として受信可能となっており、前記選択手段は、前記起動信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択し、前記動作制御手段は、前記マスタ光制御装置としての動作を行う場合、前記同期信号を生成して下流側に伝送して動作を行う。
付記3の防災システムは、付記2に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置は、前記光警報動作中であるか否かに関わらず、前記同期信号を受信した場合、受信した当該同期信号を下流側に伝送する。
付記4の防災システムは、付記2又は3に記載の防災システムにおいて、前記選択手段は、前記光警報動作中に前記同期信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択し、前記動作制御手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行う場合、受信した前記同期信号に同期して動作を行う。
付記5の防災システムは、付記4に記載の防災システムにおいて、前記選択手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行っている場合において、所定時間の期間中に前記同期信号を更に受信しない場合、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択する。
付記6の防災システムは、付記2から5の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装の少なくとも一部は、上流側から受信した前記同期信号を下流側に伝送する機能を停止することを可能とする切替手段、を備える。
付記7の防災システムは、付記1から6の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記光警報動作中であるか否かを示す警報動作表示灯、を備える。
付記8の防災システムは、付記1から7の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記マスタ光制御装置として動作しているか前記スレーブ光制御装置として動作しているかを示す動作表示灯、を備える。
付記9の防災システムは、付記1から8の何れか一項に記載の防災システムにおいて、前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置は、前記光警報器の試験を行う試験機能と、前記試験機能を制御するための試験操作手段と、を有し、前記試験操作手段は、前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置に接続されている1以上の前記光警報器の動作の試験である単独試験と、前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置を前記マスタ光制御装置として動作させ、且つ、前記複数の光制御装置のうちの前記少なくとも1つの光制御装置以外の他の光制御装置をスレーブ制御装置として動作させて行う試験であって、前記複数の光制御装置に接続された光警報器の動作の試験である複合試験と、のいずれかを選択して試験させる。
(付記の効果)
付記1に記載の防災システムによれば、マスタ光制御装置として動作を行うかスレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択することにより、例えば、1つの光制御装置をマスタ光制御装置又はスレーブ光制御装置として動作させることができるので、複数の光制御装置のうちのマスタ光制御装置として動作している光制御装置が故障したとしても、他の光制御装置をスレーブ光制御装置からマスタ光制御装置に切り替えて用いることができ、光制御装置相互間の同期を維持することが可能となる。また、例えば、防災受信機等の改造が不要となるので、防災受信機等の改造を要する場合に比べて、低コスト化を図ることが可能となる。
付記2に記載の防災システムによれば、起動信号を受信した光制御装置がマスタ光制御装置として動作することにより、例えば、複数の光制御装置のうちの最上流の光制御装置のみではなく、任意の光制御装置から同期信号を出力させることが可能となる。また、例えば、最上流の光制御装置による同期信号により同期している場合、起動信号が入力されたときに発光のタイミングでなければすぐに光警報を行わないが、起動信号入力後にマスタ光制御装置として動作させることにより、同期信号による光警報のタイミングを待たずに光警報することが可能となる。また、例えば、常時同期信号を出力することなく、光警報器に光警報を行わせるときに同期信号を生成することが可能となる。これにより、光警報を行わせないときの消費電力を抑えることが可能となる。また、光警報器が起動信号による電力供給により動作可能である場合、起動信号からの電力により同期動作させることが可能となる。
付記3に記載の防災システムによれば、同期信号を受信した光制御装置が受信した同期信号を下流側に伝送することにより、例えば、同一の同期信号により複数の光制御装置が同期することが可能となる。
付記4に記載の防災システムによれば、例えば、光警報動作を行わせているときに同期信号を受信した光制御装置が同期信号に同期して動作することで、複数の光制御装置が同期した光警報動作を行わせることが可能となる。また、例えば、光制御装置間で断線が発生している場合には、断線発生箇所以下の光制御装置であって起動信号を受信した光制御装置の内、最上位の光制御装置がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置がスレーブ光制御装置となることで、断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
付記5に記載の防災システムによれば、例えば、光警報動作中に光警報器間で断線が発生した場合でも、同期信号を受信しないことにより断線を検出することが可能となる。これにより、断線発生箇所以下の光制御装置であって起動信号を受信した光制御装置の内、最上位の光制御装置がマスタ制御装置となり、それ以外の光制御装置がスレーブ光制御装置となることで、光警報動作中に断線が発生したとしても断線箇所以外の同期状態を維持することが可能となる。
付記6に記載の防災システムによれば、例えば、断線が発生したときに、光制御装置間での同期状態が途切れないように、ループ状に接続される場合があるが、しかし、光制御装置間がループ状に接続される場合、同期信号がループすることにより、自身の同期信号を受信することでスレーブ光制御装置となり、同期信号の出力が途切れてしまう虞がある。これに対して、本願のように、同期信号を下流側に伝送する機能を停止するように設定する切替部を有することで、非断線時においてはいずれかの光制御装置の切替部を制御することにより同期信号を下流側に伝送する機能を停止することにより、伝送のループを防ぐことが可能となる。また、例えば、断線発生時は切替部を切り替えることにより同期信号を下流側に伝送することが可能となり、システム全体の同期状態を維持することが可能となる。
付記7に記載の防災システムによれば、例えば、光制御装置と光警報器が一眼で確認できない場合でも、光制御装置を確認することで光警報器が動作しているかどうか確認することが可能となる。
付記8に記載の防災システムによれば、例えば、従来は、複数の光警報器が同期信号に基づいて同期しているかどうかを視認により確認することは困難であったものの、発光のずれはてんかん障害を引き起こす可能性があり、確認したいという要望があったが、本願によれば光制御装置が機能上同期しているかどうか確認可能となり、防災システム全体の光警報器が同期しているかどうかについて光制御装置を確認することで確認可能となる。
付記9に記載の防災システムによれば、例えば、光制御装置が、例えばベル線により起動信号を受信するなど、防災システムの他の設備と起動信号を同時に受信するような場合も想定できるが、このような想定の場合であっても、防災システムの他の設備を動作させずに、試験を行うことが可能となる。
1 光警報器
2 光制御装置
3 光制御装置
21 入出力部
22 制御部
31 切替部
101 光警報器
102 光警報器
103 光警報器
201 光制御装置
202 光制御装置
203 光制御装置
301 光制御装置
302 光制御装置
303 光制御装置
304 光制御装置
305 光制御装置
221 選択部
222 動作制御部
900 光警報システム
T1 起動信号入力端子
T2 制御同期信号入力端子
T3 制御同期信号出力端子
T4 発光同期信号出力端子

Claims (9)

  1. 光警報器の発光を制御する複数の光制御装置であって、前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置が同期元の光制御装置であるマスタ光制御装置として動作し、前記複数の光制御装置の中の前記マスタ光制御装置以外の少なくとも1つの光制御装置が前記マスタ光制御装置に対する同期先の光制御装置であるスレーブ光制御装置として動作する前記複数の光制御装置を備える防災システムであって、
    前記複数の光制御装置は、
    受信した電気信号に基づいて、前記マスタ光制御装置として動作を行うか前記スレーブ光制御装置としての動作を行うかを選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択結果に基づいて、前記マスタ光制御装置又は前記スレーブ光制御装置としての動作を行う動作制御手段と、を備える、
    防災システム。
  2. 前記複数の光制御装置は、上流側から下流側に向かって電気的に接続されており、前記複数の光制御装置の中の上流側の光制御装置側から下流側の光制御装置側に向かって同期信号を伝送可能となっており、
    前記複数の光制御装置は、前記光警報器にて発光により警報を行う光警報動作を開始させるための起動信号、及び、前記同期信号を前記電気信号として受信可能となっており、
    前記選択手段は、前記起動信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択し、
    前記動作制御手段は、前記マスタ光制御装置としての動作を行う場合、前記同期信号を生成して下流側に伝送して動作を行う、
    請求項1に記載の防災システム。
  3. 前記複数の光制御装置は、前記光警報動作中であるか否かに関わらず、前記同期信号を受信した場合、受信した当該同期信号を下流側に伝送する、
    請求項2に記載の防災システム。
  4. 前記選択手段は、前記光警報動作中に前記同期信号を受信した場合、前記マスタ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことを選択し、
    前記動作制御手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行う場合、受信した前記同期信号に同期して動作を行う、
    請求項2又は3に記載の防災システム。
  5. 前記選択手段は、前記スレーブ光制御装置としての動作を行っている場合において、所定時間の期間中に前記同期信号を更に受信しない場合、前記スレーブ光制御装置として動作を行うことに代えて、前記マスタ光制御装置として動作を行うことを選択する、
    請求項4に記載の防災システム。
  6. 前記複数の光制御装の少なくとも一部は、上流側から受信した前記同期信号を下流側に伝送する機能を停止することを可能とする切替手段、を備える、
    請求項2から5の何れか一項に記載の防災システム。
  7. 前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記光警報動作中であるか否かを示す警報動作表示灯、を備える、
    請求項1から6の何れか一項に記載の防災システム。
  8. 前記複数の光制御装置の少なくとも一部は、前記マスタ光制御装置として動作しているか前記スレーブ光制御装置として動作しているかを示す動作表示灯、を備える、
    請求項1から7の何れか一項に記載の防災システム。
  9. 前記複数の光制御装置の中の少なくとも1つの光制御装置は、
    前記光警報器の試験を行う試験機能と、
    前記試験機能を制御するための試験操作手段と、
    を有し、
    前記試験操作手段は、
    前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置に接続されている1以上の前記光警報器の動作の試験である単独試験と、
    前記試験操作手段を操作された前記少なくとも1つの光制御装置を前記マスタ光制御装置として動作させ、且つ、前記複数の光制御装置のうちの前記少なくとも1つの光制御装置以外の他の光制御装置をスレーブ制御装置として動作させて行う試験であって、前記複数の光制御装置に接続された光警報器の動作の試験である複合試験と、
    のいずれかを選択して試験させる、
    請求項1から8の何れか一項に記載の防災システム。
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