JP2020001898A - クレーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの横行装置に複数台の巻上機が搭載されたクレーン装置において、荷振れの抑制を行うことができるクレーン装置を提供する。【解決手段】横行装置10を移動させる横行電動機9と、横行装置10に載置された主巻側巻上電動機3及び補巻側巻上電動機7と、主巻側巻上電動機3及び補巻側巻上電動機7への指示を入力する操作入力装置18と、操作入力装置18の操作に応じて、主巻側巻上電動機3を制御する主巻側インバータ制御部19及び補巻側巻上電動機7を制御する補巻側インバータ制御部25を備える。主巻側巻上電動機3の回転数を検出する主巻側エンコーダ23と、補巻側巻上電動機7の回転数を検出する補巻側エンコーダ28とを備え、主巻側インバータ制御部19は、主巻側エンコーダ23及び補巻側エンコーダ28が検出した情報から、横行装置10の移動速度を制御する。【選択図】 図2

Description

本発明はクレーン装置に関する。
例えば、工場等の建屋内には、荷物を吊下げるクレーンシステムが備えられている。クレーンシステムは走行用レールにより建屋の壁面に沿って移動し、また横行ガーダーによって横方向に移動する。横行装置には荷物を昇降させる巻上機が載置されている。
このようなクレーンシステムでは、荷物を吊下げた状態でクレーンを移動させると、吊荷が前後左右に揺れる動くことがある。
クレーンシステムにおいては、安全で効率的な吊荷搬送のために、搬送時の荷振れの低減が求められている。この荷振れ低減のための技術として、例えば特許文献1がある。特許文献1では、ワイヤーロープに吊られた吊荷を振子とみなし、吊荷がつり下げられているワイヤーロープの長さに関する情報をエンコーダ等のセンサで取得することで、振子の振れ、すなわち荷振れのモデルに基づいて、搬送速度を制御するようにしている。
特開2018−2391号公報
特許文献1に記載の技術においては、1つの横行装置に1台の巻上機が搭載されたクレーン装置の荷振れ抑制には考慮されているものの、1つの横行装置に複数台の巻上機が搭載されたクレーン装置の荷振れ抑制については考慮されていなかった。特許文献1では、複数台の巻上機について、吊荷がつり下げられているワイヤーロープの長さに関する情報を取得することができない。このため、1つの横行装置に複数台設置された巻上機のうち、どの巻上機を使用すれば良いか、オペレータが把握できず、作業性が悪かった。
本発明の目的は上記課題を解決し、1つの横行装置に複数台の巻上機が搭載されたクレーン装置において、荷振れの抑制を行うことができるクレーン装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、横行用ガーダーを移動可能な横行装置と、前記横行装置を移動させる横行電動機と、前記横行装置に載置された主巻側巻上電動機と、前記横行装置に載置された補巻側巻上電動機と、前記主巻側巻上電動機に主巻側ワイヤーロープを介して接続された主巻側クレーンフックと、前記補巻側巻上電動機に補巻側ワイヤーロープを介して接続された補巻側クレーンフックと、前記主巻側巻上電動機及び前記補巻側巻上電動機への指示を入力する操作入力装置と、前記操作入力装置の操作に応じて、前記主巻側巻上電動機を制御する主巻側制御部と、前記操作入力装置の操作に応じて、前記補巻側巻上電動機を制御する補巻側制御部と、を備えたクレーン装置において、前記主巻側巻上電動機の回転数を検出する主巻側エンコーダと、前記補巻側巻上電動機の回転数を検出する補巻側エンコーダとを備え、前記主巻側制御部は、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した情報から、前記横行装置の移動速度を制御することにある。
また、本発明の特徴とするところは、上記に加え、前記主巻側制御部は、前記操作入力装置の入力から前記主巻側巻上電動機或いは前記補巻側巻上電動機の何れかが動作していることを判断し、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した回転数から、動作している前記主巻側巻上電動機或いは前記補巻側巻上電動機の位置情報を検出し、検出された位置情報から前記横行装置の移動速度を制御することにある。
本発明によれば、1つの横行装置に複数台の巻上機が搭載されたクレーン装置において荷振れの抑制を行うことができるクレーン装置を提供することができる。
本発明の第1実施例に係るクレーン装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施例に係るクレーン装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例に係る操作入力装置の信号出力の一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る主巻側インバータ制御部の処理内容を示すフローチャートである。 共吊制御の水平保持運転と位置保持運転の動作を表した図の例である。 本発明の第2実施例に係る操作入力装置の信号出力の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る主巻側インバータ制御部の処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るクレーン装置の実施例を図面に基づいて説明する。本発明は以下の実施例に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例もその範囲に含むものである。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例に係るクレーン装置の全体構成を示す斜視図、図2は本発明の第1実施例に係るクレーン装置の制御部の構成を示すブロック図である。
本実施例のクレーン装置は、インバータ式補巻付クレーン装置としている。インバータ式補巻付クレーン装置は、主巻側クレーンと補巻側クレーンとを備えている。主巻側クレーンは、吊荷を吊るす主巻側クレーンフック1と、主巻側クレーンフック1と接続された主巻側ワイヤーロープ2と、主巻側ワイヤーロープ2を巻き上げる主巻側巻上電動機3(モータ)と、主巻側巻上電動機3を有する主巻側巻上用装置4とを備えている。主巻側クレーンフック1は主巻側ワイヤーロープ2を介して主巻側巻上電動機3に接続されている。
補巻側クレーンは、吊荷を吊るす補巻側クレーンフック5、補巻側クレーンフック5と接続された補巻側ワイヤーロープ6と、補巻側ワイヤーロープ6を巻き上げる補巻側巻上電動機7と、補巻側巻上電動機7を有する補巻側巻上用装置8とを備えている。
また、インバータ式補巻付クレーン装置は、横行用ガーダー11を移動可能な横行装置10を備えており、横行装置10は横行用ガーダー11を走行する車輪を駆動するための横行電動機9を備えている。横行電動機9は横行装置10を移動させる。補巻側クレーンフック5は補巻側ワイヤーロープ6を介して補巻側巻上電動機7に接続されている。主巻側巻上電動機3と補巻側巻上電動機7は、横行装置10に載置されており、横行用ガーダー11に沿って移動可能となっている。
横行用ガーダー11は走行用ガーダー14に載置されている。横行用ガーダー11には、走行電動機12を備えた走行用装置13があり、走行電動機12で車輪を駆動することにより、走行用ガーダー14上をZ方向及び−Z方向に移動可能となっている。
さらに、横行装置10には主巻側クレーンを制御する主巻側制御装置15と、補巻側クレーンを制御する補巻側制御装置16と、が備えられている。また、横行用ガーダー11には、横行電動機9と走行電動機12を制御する走行制御装置17が備えられている。主巻側巻上電動機3、補巻側巻上電動機7、横行電動機9、走行電動機12への指令は、オペレータが操作入力装置18を介して行う。
図2に示すように、主巻側巻上電動機3には、主巻側巻上電動機3に制動力を与える主巻側電動機用ブレーキ22と、主巻側巻上電動機3の回転数を検出する主巻側エンコーダ23が備えられている。補巻側巻上電動機7には、補巻側巻上電動機7に制動力を与える補巻側電動機用ブレーキ27と、補巻側巻上電動機7の回転数を検出する補巻側エンコーダ28が備えられている。
また、横行電動機9及び走行電動機12には、横行用電動機用ブレーキ24、走行電動機用ブレーキ31がそれぞれ備えられている。
主巻側制御装置15には、主巻側インバータ制御部19(主巻側制御部)、主巻側巻上用インバータ20、横行用インバータ21が備えられており、補巻側制御装置16には、補巻側インバータ制御部25(補巻側制御部)、補巻側巻上用インバータ26が備えられており、走行制御装置17には走行用インバータ制御部29(走行用制御部)、及び走行用インバータ30が備えられている。
インバータ式補巻付クレーン装置は、主巻側クレーンを利用する場合には、主巻側クレーンフック1に取り付けた荷物を、主巻側巻上電動機3を備えた主巻側巻上用装置4により主巻側ワイヤーロープ2を巻上巻下することでY方向(Y方向、−Y方向の矢印で示す。)、即ち、上下方向に荷物を移動する。補巻側クレーンを利用する場合には、補巻側クレーンフック5に取り付けた荷物を、補巻側巻上電動機7を備えた補巻側巻上用装置8により補巻側ワイヤーロープ6を巻上巻下することで主巻側と同様に、上下方向に荷物を移動する。
ここで、本実施例のインバータ式補巻付クレーン装置は、主巻側クレーンと補巻側クレーンを同時に動作できないように、制御機構を設けてある。
横行装置10は、横行装置10に備えられた車輪を横行電動機9で駆動させることにより、横行用ガーダー11に沿ってX方向(X方向、−X方向の矢印で示す。)に移動する。また、横行装置10(横行用ガーダー11)は、走行用装置13に備えられた車輪を走行電動機12で駆動させることにより、走行用ガーダー14に沿ってZ方向(Z方向、−Z方向の矢印で示す。)に移動する。
図2に示すように、主巻側巻上電動機3と横行電動機9は、主巻側制御装置15に格納された主巻側インバータ制御部19により制御される。また、補巻側巻上電動機7は、補巻側制御装置16に格納された補巻側インバータ制御部25により制御される。
オペレータが操作入力装置18で主巻側クレーンへの指示を入力すると、主巻側制御装置15は、主巻側巻上用インバータ20、横行用インバータ21を制御し、主巻側巻上用インバータ20、横行用インバータ21から制御に必要な周波数、電圧、電流を主巻側巻上電動機3、横行電動機9に印加する。加えて、主巻側制御装置15は、主巻側電動機用ブレーキ22、横行用電動機用ブレーキ24を開放制御することで、主巻側巻上電動機3を動作させ、主巻側クレーンフック1に取り付けられた荷物をY方向に移動させる。
同様に、オペレータが操作入力装置18で補巻側クレーンへの指示を入力すると、補巻側制御装置16は、補巻側巻上用インバータ26を制御し、補巻側巻上用インバータ26から制御に必要な周波数、電圧、電流を補巻側巻上電動機7に印加する。加えて、補巻側制御装置16は、補巻側電動機用ブレーキ27を開放制御することで、補巻側巻上電動機7を動作させ、補巻側クレーンフック5に取り付けられた荷物をY方向に移動させる。
同様に、オペレータが操作入力装置18で横行装置10への指示を入力すると、横行電動機9が駆動し、横行用ガーダー11に沿って主巻側巻上用装置4と補巻側巻上用装置8がX方向に移動する。
同様に、オペレータが操作入力装置18で所定の指示を入力すると、走行制御装置17は、走行用インバータ制御部29と走行用インバータ30を制御し、走行用インバータ30から制御に必要な周波数、電圧、電流を走行電動機12に印加する。加えて、走行制御装置17は、走行電動機用ブレーキ31を開放制御することで、走行用ガーダー14に沿って主巻側巻上用装置4、補巻側巻上用装置8、横行装置10をZ方向に移動させる。
ここで、横行装置10を駆動する主巻側インバータ制御部19は、主巻側巻上電動機3(モータ)の回転数を検出する主巻側エンコーダ23の情報を取得する。主巻側エンコーダ23の情報は、荷振れのモデルを求めるための吊荷がつり下げられているワイヤーロープの長さに関する情報(以下、位置情報と呼称す)となる。
また、同時に、補巻側巻上用装置8(補巻側巻上電動機7)の位置情報は、補巻側インバータ制御部25が、補巻側エンコーダ28の位置情報を取得する。検出した補巻側巻上電動機7の位置情報は主巻側と補巻側のシリアル通信32を介し、主巻側インバータ制御部19へ送信する。なお、補巻側の位置情報は、主巻側と補巻側のシリアル通信32を介さず、直接、補巻側エンコーダ28の情報を主巻側インバータ制御部19が入手するようにしても良い。
図3は、本発明の第1実施例に係る操作入力装置の信号出力の一例を示す図である。操作入力装置18には、入/切スイッチと、主巻側巻上電動機3に指示を与え、主巻側クレーンフック1を上下方向(Y方向)に動作させる主巻上げスイッチ、主巻側下げスイッチと、横行電動機9に指示を与え、横行装置10を移動させる横行(東)スイッチ、横行(西)スイッチとを備えている。これらのスイッチの入力情報は、主巻側インバータ制御部19へ送信される。さらに、操作入力装置18には、補巻側巻上電動機7に指示を与え、補巻側クレーンフック5を上下方向(Y方向)に動作させる補巻上げスイッチ、補巻側下げスイッチと、走行電動機12に指示を与え、走行用装置13を移動させる走行(南)スイッチ、走行(北)スイッチとを備えている。補巻上げスイッチと補巻側下げスイッチの入力情報は、補巻側インバータ制御部25へ送信され、走行(南)スイッチ、走行(北)スイッチの入力情報は、走行用インバータ制御部29へ送信される。
また、主巻側インバータ制御部19は主巻側と補巻側の位置情報を取得した後、横行の操作信号入力時に、どちらの位置情報を使用するのか判断する。判断の手法について、図4を用いて説明する。図4は本発明の第1実施例に係る主巻側インバータ制御部の処理内容を示すフローチャートである。
図4において、主巻側インバータ制御部19はまず、例えば操作入力装置18の操作信号を基に、現在、主巻側、補巻側のどちらが動作しているか判断する。主巻側もしくは補巻側どちらが動作しているかについては、主巻側エンコーダ23、補巻側エンコーダ28の情報を用いるようにしても良い。
S101にて、主巻側が動作しているか否かを判断し、主巻側で無ければ(No)であれば、補巻側が動作しているかを判断する(S102)。S101において、主巻側が動作していれば(Yes)、動作モードを「主巻」に設定する(S103)。S102において、補巻側が動作していれば(Yes)、動作モードを「補巻」に設定する(S104)。
ここで、補巻側が動作しているかの判断は、位置情報取得のための補巻側エンコーダ28のシリアル通信32で運転状態を取得し、判断する。また、補巻上げ、補巻上げの操作信号を、シリアル通信32を介さず直接入手し、その信号の入力状態から判断しても良い。
S102にて補巻側が動作していない(No)と判定は、主巻側及び補巻側が停止中の場合である。主巻側及び補巻側が停止中の場合は、動作モードが更新されず、前回の動作モードの状態のままとなるが、つり荷を吊り上げる際、必ず主巻側、補巻側どちらかを必ず動作させるので、前回の動作モードとしての判断で問題ない。主巻側インバータ制御部19は、前回の動作モードと異なる主巻側若しくは補巻側が動作した場合には、動作モードを更新する。また、動作モードは、主巻側インバータ制御部19への電源供給が遮断されても、初期化されないように、主巻側インバータ制御部19のCPU等の記憶素子に記憶させる。
S105にて設定された動作モードが主巻側かどうかを判断し、主巻側であれば(Yes)、S106に進み主巻側の位置情報を読み込む。S105にて設定された動作モードが主巻側で無ければ(No)、動作モードを補巻側に更新し、S107に進み補巻側の位置情報を読み込む。
そして、主巻側インバータ制御部19はS108にて主巻側もしくは補巻側の位置情報から荷振れモデルを作成する。荷振れモデルは、主巻側ワイヤーロープ2、補巻側ワイヤーロープ6の長さに応じて、横行装置10の移動速度を制御するように、横行電動機9の速度指令となるものである。横行電動機9への速度指令は、主巻側インバータ制御部19から走行用インバータ制御部29を介して横行電動機9を与えられる。
上述した処理は、走行用インバータ制御部29も同様に実施するため、走行用インバータ制御部29は、主巻側、補巻側の位置情報及び、動作モードを図3に示す、シリアル通信33を介し、主巻側インバータ制御部19から入手する。
ここで、例えば、動作モードが主巻側で、横行装置10を動作させてX方向へ動作中に、少しでも補巻側を動作させると、動作モードが補巻側に切替わり、補巻側の位置情報で荷振れモデルが作成され、正常に荷振れを抑える制御が出来なくなる。このような状態を回避するため、本実施例では、図5に示すように主巻側巻上用装置4と補巻側巻上用装置8の各々に上限リミットスイッチ34、35を設けている。
上限リミットスイッチ34、35は横行装置10の下方に向かって突出して設けられており、主巻側クレーンフック1、補巻側クレーンフック5が主巻側巻上電動機3、補巻側巻上電動機7で巻き上げられ、最上部に到達すると、主巻側クレーンフック1、補巻側クレーンフック5の各々が上限リミットスイッチ34、35と接触する。そして、主巻側インバータ制御部19は一方の上限リミットスイッチが動作していないと、他方の動作を禁止させる。換言すると、主巻側インバータ制御部19は一方のクレーンフックが上限リミットスイッチに接触して上限リミットスイッチが動作している場合に、他方の動作を許可する。
例えば、図5に示すパターン2の状態では、補巻側が上限リミットスイッチ35に接触しているので、主巻側の動作は許可され、補巻側は動作を禁止される。クレーン装置は主巻側を利用して、X方向、Z方向への移動が可能となる。逆にパターン3では主巻側が上限リミットスイッチ34に接触しているので、補巻側の動作は許可され、主巻側は動作を禁止される。クレーン装置は補巻側を利用して、X方向、Z方向への移動が可能となる。パターン1では主巻側及び補巻側の両方が上限リミットスイッチ34、35に接触しているので、主巻側及び補巻側の両方の動作が許可となってしまう。このような場合には、動作モードではない方の動作を禁止させ、動作モードである方を動作させることで、正常に振れを抑える制御を実施する。
本実施例によれば、主巻側、補巻側のそれぞれの位置情報を把握でき、この位置情報を使用して荷振れのモデルを作成することができるので、適正な荷振れ抑制制御を実施するクレーン装置を提供することができる。
次に本発明の第2実施例について図6及び図7を用いて説明する。図6は本発明の第2実施例に係る操作入力装置の信号出力の一例を示す図である。
操作入力装置18には、入/切スイッチと、主巻/補巻モードを切り替える主巻/補巻モード37と、主巻/補巻モードに応じ、主巻側巻上電動機3あるいは補巻側巻上電動機7に指示を与え、主巻側クレーンフック1あるいは補巻側クレーンフック5を上下方向(Y方向)に動作させる主巻上げスイッチ、主巻側下げスイッチと、横行電動機9に指示を与え、横行装置10を移動させる横行(東)スイッチ、横行(西)スイッチとを備えている。これらのスイッチの入力情報は、主巻側インバータ制御部19へ送信される。さらに、操作入力装置18には、走行電動機12に指示を与え、走行用装置13を移動させる走行(南)スイッチ、走行(北)スイッチを備えている。走行(南)スイッチ、走行(北)スイッチの入力情報は、走行用インバータ制御部29へ送信される。
また、主巻側インバータ制御部19は主巻側と補巻側の位置情報を取得した後、横行の操作信号入力時に、どちらの位置情報を使用するのか判断する。判断の手法について、図7を用いて説明する。図7は本発明の第2実施例に係る主巻側インバータ制御部の処理内容を示すフローチャートである。
主巻側インバータ制御部19はまず、現在、主巻側または、補巻側が動作しているか判断する(S201)。ここで、補巻側が動作しているかの判断は、位置情報取得のためのシリアル通信32で運転状態を取得し、判断する。また、主巻/補巻モード37の入力信号の入力状態から判断しても良い。主巻側、補巻側いずれも停止中の場合(S201でNo)は、図6に記載の主巻/補巻モード37の信号入力状態で判断し(S202)、主巻/補巻モード37で主巻が選択されていれば(Yes)、S203に進み、動作モードを「主巻」に設定する。主巻/補巻モード37で補巻が選択されていれば(No)、S204に進み、動作モードを「補巻」に設定する。次にS205にて、S203、S204の結果を取り込み、設定された動作モードが主巻側であるか否か判断し、主巻側であれば主巻側の位置情報を読み込む(S206)。設定された動作モードが補巻側であれば(S205でNo)、補巻側の位置情報を読み込む(S207)。
そして、主巻側インバータ制御部19はS208にて主巻側もしくは補巻側の位置情報から荷振れモデルを作成する。荷振れモデルは、主巻側ワイヤーロープ2、補巻側ワイヤーロープ6の長さに応じて、横行装置10の移動速度を制御するように、横行電動機9の速度指令となるものである。横行電動機9への速度指令は、主巻側インバータ制御部19から走行用インバータ制御部29を介して横行電動機9を与えられる。
上述した処理は、走行用インバータ制御部29も同様に実施するため、走行用インバータ制御部29は、主巻側、補巻側の位置情報及び、動作モードを図6に示す、シリアル通信33を介し、主巻側インバータ制御部19から入手する。
本実施例によれば、主巻側、補巻側のそれぞれの位置情報を把握でき、この位置情報を使用して荷振れのモデルを作成することができるので、適正な荷振れ抑制制御を実施するクレーン装置を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
1…主巻側クレーンフック、2…主巻側ワイヤーロープ、3…主巻側巻上電動機、4…主巻側巻上用装置、5…補巻側クレーンフック、6…補巻側ワイヤーロープ、7…補巻側巻上電動機、8…補巻側巻上用装置、9…横行電動機、10…横行装置、11…横行用ガーダー、12…走行電動機、13…走行用装置、14…走行用ガーダー、15…主巻側制御装置、16…補巻側制御装置、17…走行制御装置、18…操作入力装置、19…主巻側インバータ制御部、20…主巻側巻上用インバータ、21…横行用インバータ、22…主巻側電動機用ブレーキ、23…主巻側エンコーダ、24…横行用電動機用ブレーキ、25…補巻側インバータ制御部、26…補巻側巻上用インバータ、27…補巻側電動機用ブレーキ、28…補巻側エンコーダ、29…走行用インバータ制御部、30…走行用インバータ、31…走行電動機用ブレーキ、32…シリアル通信、33…シリアル通信、34…上限リミットスイッチ、35…上限リミットスイッチ、37…主巻/補巻モード

Claims (7)

  1. 横行用ガーダーを移動可能な横行装置と、前記横行装置を移動させる横行電動機と、前記横行装置に載置された主巻側巻上電動機と、前記横行装置に載置された補巻側巻上電動機と、前記主巻側巻上電動機に主巻側ワイヤーロープを介して接続された主巻側クレーンフックと、前記補巻側巻上電動機に補巻側ワイヤーロープを介して接続された補巻側クレーンフックと、前記主巻側巻上電動機及び前記補巻側巻上電動機への指示を入力する操作入力装置と、前記操作入力装置の操作に応じて、前記主巻側巻上電動機を制御する主巻側制御部と、前記操作入力装置の操作に応じて、前記補巻側巻上電動機を制御する補巻側制御部と、を備えたクレーン装置において、
    前記主巻側巻上電動機の回転数を検出する主巻側エンコーダと、前記補巻側巻上電動機の回転数を検出する補巻側エンコーダとを備え、
    前記主巻側制御部は、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した情報から、前記横行装置の移動速度を制御することを特徴とするクレーン装置。
  2. 請求項1において、
    前記主巻側制御部は、前記操作入力装置の入力から前記主巻側巻上電動機、或いは前記補巻側巻上電動機の何れかが動作していることを判断し、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した回転数から、動作している前記主巻側巻上電動機、或いは前記補巻側巻上電動機の位置情報を検出し、検出された位置情報から前記横行装置の移動速度を制御することを特徴とするクレーン装置。
  3. 請求項1において、
    前記主巻側制御部は、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した情報から前記主巻側巻上電動機、或いは前記補巻側巻上電動機の何れかが動作していることを判断し、前記主巻側エンコーダ及び前記補巻側エンコーダが検出した回転数から、動作している前記主巻側巻上電動機、或いは前記補巻側巻上電動機の位置情報を検出し、検出された位置情報から前記横行装置の移動速度を制御することを特徴とするクレーン装置。
  4. 請求項2において、
    前記補巻側制御部は、前記補巻側エンコーダが検出した回転数から前記補巻側巻上電動機の位置情報を検出し、検出した位置情報をシリアル通信を介して前記主巻側制御部へ送信することを特徴とするクレーン装置。
  5. 請求項2において、
    前記横行装置は、前記主巻側クレーンフックと前記補巻側クレーンフックの各々が接触する上限リミットスイッチを備え、
    前記主巻側制御部は、前記主巻側クレーンフック、若しくは前記補巻側クレーンフックの何れか一方が前記上限リミットスイッチに接触して動作している場合に、他方の動作を許可することを特徴とするクレーン装置。
  6. 請求項2において、
    前記主巻側制御部は、前記主巻側巻上電動機、若しくは前記補巻側巻上電動機が動作している側を動作モードとして設定し、設定された前記主巻側巻上電動機、若しくは前記補巻側巻上電動機の何れかの位置情報を読み込むことを特徴とするクレーン装置。
  7. 請求項6において、
    前記主巻側制御部は、設定された動作モードと異なる前記主巻側巻上電動機、若しくは前記補巻側巻上電動機が動作した場合には、動作モードを更新することを特徴とするクレーン装置。
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