JP2019531424A - 編機又は縦編機におけるステッチ形成のためのニードル、複数のかかるニードルを有する編機又は縦編機、及びかかるニードルの製造方法 - Google Patents

編機又は縦編機におけるステッチ形成のためのニードル、複数のかかるニードルを有する編機又は縦編機、及びかかるニードルの製造方法 Download PDF

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ホフマン,ウルリッヒ
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ウルリッヒ ホフマン
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Abstract

本発明は、編機又は縦編機においてステッチを形成するためのニードルであって、本体と、ニードルフックと、本体の長手方向において本体及びニードルフックに対して移動可能であり、本体に対する相対移動によってニードルフックを開閉するように構成された伝達要素又は舌部要素と、を備えるニードルを提供する。ニードルは、さらに接続素子を備え、接続素子は、少なくとも伝達要素又は舌部要素の長さの一部に沿って伝達要素又は舌部要素を包囲し、従って本体に対する伝達要素又は舌部要素の相対移動が接続素子によって導かれ、接続素子は本体の上部部分と接続している。さらに本発明は、複数のかかるニードルを有する編機又は縦編機及び係るニードルを製造する方法を提供する。

Description

本発明は、編機又は縦編機におけるステッチ形成のためのニードル、複数のかかるニードルを有する編機又は縦編機、及びかかるニードルの製造方法に関する。
本発明は、2007年8月23日付の独国特許第10039973号のさらなる発展形態であり、これは、スライダーニードルの場合に必要な第2カム軌道なしに、長手方向に案内された舌要素の開閉動作の有利な制御を実現する。本発明によれば、益々細密になるニードルピッチ(Nadelteilungen)におけるラッチニードルの欠点を回避し、すなわち、スイング可能なラッチを用いないニードル技術が明示されるべきである。
機械的ニット生地生産は、数千年前に確立された木材製の部品を可能にした織機プロセスとは対照的に、最終的に形成されるステッチがそこで発展する精密に制御可能な編み素子に対する技術時代において生み出された新しい素材に基づいている。このニードルと称される素子は、金属のみで作ることができ、従って、先行技術としてのそれらの開発は、金属加工において見られる。1589年に初めて、チップ(Spitzen)又はワークニードル(Wirknadeln)とも称されるフックニードル(Hakennadeln)が、1856年にラッチニードル(Zungennadel)が、20世紀初頭にスライダーニードル(Schiebernadel)が作成された。
特に、ニットの量産に主流であったのはラッチニードルであった。その前提条件は硬化性鋼であり、19世紀半ばに初めて要求品質生産可能になった。この技術による利点の1つは、ステッチ形成の間、ヤーン(Faden)がラッチの移動によって必然的に制御機能を果たすことであり、従って、パターン形成効果とは別に、ニードル上に1つの制御フットのみを設ける必要がある。さらに、スイングラッチニードルは、オペレータが機械に容易に挿入し交換することができる、すぐに設置できる機能ユニットとして設計されている。しかし、環状編機の回転速度が速くなり、同時に編みシステム(Strick−Systeme)の数が増えるにつれて、上述の利点は生産信頼性の点で弱点となる。従って、スイングラッチの装着に関連する欠点を排除するための新しい方法を見出すために集中的な考察がなされてきた。その際、2部分ステッチ形成素子(zweiteilige Maschenbildungselemente)がラッチニードル技術の代替案として見出され、そこでは、ヤーンが、編みニードル又はワークニードル(Strick− oder Wirknadel)のフック部品を用いて、それぞれ補償素子のチップに保持されたループとしてのステッチを通して移動され、新たなステッチを形成し、古いステッチはニードルの頭部を越えて投げ出される(abgeworfen)。従って、例えば特別な用途、例えば極めて短いサイクルタイムを有する縦編機では、この種のニードルが既に普及し得た。しかしながら、編機におけるこの技術の不利な点は、各構成要素に対してその制御フット(Steuerfuss)のために特別な制御カーブ(Steuerkurve)が必要であり、それがそれぞれカムシステム(Schlosssystemen)に収容されなければならないことである。このことは、窮屈なカム構造を有する両面用途(doppelflaechige Anwendung)については、さらなる問題がある
DE2241769Aから、保持カムによるスライダーの段階的(phasenweise)な停止とニードルチャネル内の制動作用による停止の両方を引き起こす2部分ステッチ形成素子が知られている。しかしながら、これを達成するためには、ニードルに対するスライダーの相対的移動に対するストッパーを収容するために、かなりの長さのスライド部分が必要である。加えて、スライダーを機械に挿入するための実際の取り扱いには、この部品の扱いやすい長さが必要となる。この2部分の解決法は一般的な用途には複雑すぎるため、数十年にわたってラッチニードルに対抗して普及することはできなかった。
DE2245731Aに記載されている実施形態は、スライダー部分に保持カムを有していないが、これは前の公開によって既に予想されていた。しかしながら、この解決策はスライドの制動作用による加熱によって引き起こされる不利益のために、高性能機械用には適さない。
ラッチニードルによるステッチ形成の共通技術は、多数の異なる種類の機械を用いた100年以上の開発期間の上に成り立っている。高性能機械による様々な用途のためにスイングラッチレスのステッチ形成素子を利用可能にするために、相応して大きな設計努力を伴うそれほど多くの開発時間は、以前のように利用可能ではない。このことは、発明の新規開発に対する圧力を増大させる。
編機において、スライダーニードルの利点を有する機能ユニットとしてラッチニードル技術の利点を利用すると同時に、ユーザーフレンドリーなサイズの外部制御された補償素子を機械に挿入しなければならないという欠点を回避するために、DE102007039973において、スライダー素子の長いシャフトをニードル内部で往復移動するミニシンカー要素(Mini−Platinenglied)に変化させるスイング要素ニードル技術が与えられている。これは一方ではニードルと共に段階的に動かされ、他方では機械によって段階的に制御される。実装の観点から、長手方向ガイドは構成要素の支点軸受よりも常に複雑である。従来の設計モデルによれば、このことはここでも同様である。:すなわち、シンカーは、ガイド端部を有さねばならず、溝とヤーンガイドとによってニードルシャフトから外れないように横方向にスムーズに固定されなければならず、このことは、量産の点で前記の困難さに加えて、設計のコンパクト性を制限する。シンカーが小さければ小さいほど、大量生産に適したソリューションは複雑になる。しかしながら、保持状態から移動段階への移動の適合(Angleichung)のために、長手方向ラッチ素子の略無質量設計(annaehernd masselose Ausfuehrung)が望ましいであろう。最小寸法の問題のある長手方向の収納は、スイング要素とニードル本体との間に中央接続ブラケットが設けられることにより容易にされ、中央接続ブラケットはニードル本体に対するスイング要素の相対移動及び、その横方向並びにニードル内の滑り面上でのガイドを確実にする。このようにして開閉スイングするラッチと同様にニードル内で往復移動するミニシンカー要素が、ヤーンによってではなく、機械によって制御されるという重要な相違点を伴って実現された。
機械式時計業界から知られている中心的構成要素は、ニードル本体とヤーン伝達要素との間にミニ連結ブラケットのための持ち上げバネ(Aufzugfeder)に影響を与えた。長軸方向に移動可能なラッチ要素がサイズに関してスイングラッチと比較して縮小されており、従来の、スイング要素の直線ガイドの問題を解決する珍しいニードル設計がもたらされた。従って、より専門性の低い製造方法を用いて製造できる機能的ユニットの形態が、この技術が実際に普及するための重要な条件として生じた。
前述の特許による一つのタイプでは、特に細密な形態において、伝達要素のガイドのために、さもなければ必要となる高度な技術は回避される。これは、利点として、手間のかからない、機能ユニットへの伝達要素の取り付け可能性を意味し、これは手動操作による作業手順(handbetaetigten Arbeitsgaengen)において品質を損なうことなく可能である。しかしながら、平坦な構造化された伝達要素は横方向のショルダー(seitliche Absetzungen)を必要とし、これはニードルシャフト上のガイド凹部においても当てはまるように、ミニ構成部品においてそれほど単純ではない追加の操作を必要とする。非常に細いニードルのサイズに対する興味深い代替案である他のタイプでは、構成部品は幾分複雑であり、機能ユニットへの組み立ては熟練を必要とする手動でのみ可能である。
両方のタイプにおいて、ステッチ形成中の伝達要素の段階的停止は、付与された特許において伝達要素の停止歯上のニードルカム内に作用する保持バルコニーによって行われる。しかしながら、カムシステム内に追加の要素が必要とされなければ、両方のタイプの使用ははるかに広い範囲で可能であろう。この場合、機械コンセプトは、従来のラッチニードルのコンセプトで可能である。これにより、両面ニット生地(doppelflaechige Strickstoffe)のための方法の実装も可能になる。ダイヤルディスク(Rippscheibe)用の内向きテーパ編みシステムは、さらなるコンポーネントを除外する。加えて、毛ば立った粒子が構成部品のギャップに侵入する可能性があり、それ自体が除去されず、むしろその中に沈着し、蓄積し続ける可能性があることが欠点として明らかである。上述の態様は、本発明の基礎となる基本的思想を導いた。これらは、新しい機械コンセプトにおける実装に大きな影響を及ぼし、ニードルと称される編み素子の生産に利点を有する。
独国特許登録第10039973号公報 独国特許公開第2241769号公報 独国特許公開第2245731号公報
請求項1において特徴付けられる本発明の目的は、シンプルで安定したコンパクトな構造を有し、シンプルな方法で製造することができる、編機又は縦編機においてステッチを形成するためのニードルを提供することにある。さらに、本発明は、複数のかかるニードルを備えた、請求項11による編機又は縦編機、及び、かかるニードルを製造する、請求項17による方法を提供する。本発明の好ましい実施形態は従属請求項から得られる。
本発明によるニードルは、編機又は縦編機(Strick− oder Kettenwirkmaschine)においてステッチを形成するためのニードルであって、
本体と、
ニードルフックと、
本体の長手方向において本体及びニードルフックに対して移動可能であり、本体に対する相対移動によってニードルフックを開閉するように構成された伝達要素又は舌部要素(Uebertragungsglied oder Zungenglied)と、を備える。
ニードルは、さらに、接続素子を備え、
接続素子は、少なくとも伝達要素又は舌部要素の長さの一部に沿って伝達要素又は舌部要素を包囲し(umgreift)、従って本体に対する伝達要素又は舌部要素の相対移動は接続素子によって導かれ、
接続素子は本体の上部部分と接続している。
接続素子は、U字形接続素子であることができる。伝達要素又は舌部要素は、U字形接続要素の凹部に収容されてもよい。
この場合、接続要素のU字形が伝達要素の周囲を包囲する。特に、接続要素は、U字形ブラケットとして構成されてもよい。
本発明によるニードルは、伝達要素の開閉移動のための制御機能をニードル移動システムの外部で生じさせることを可能にする。さらなる利点は、ニードルフック内の混紡ヤーンの位置決めに影響を与えることができることである。長手方向に案内された伝達要素を有する機能ユニットニードルの構造は、コンパクトに構成されており、従って、汚染粒子はシステム内に侵入することができない。接続素子が本体の上部部分に接続するように設けられているので、ニードルを容易に製造することができる。さらに、ニードルはシンプルで安定した構造を有している。
ニードル内の伝達要素又は舌部要素の長手方向移動は、ニードル移動中の、段階的に制限された停止(phasenbegrenztes Anhalten)によって、例えばノッチ又はバンプ(Einschnitt oder Hoecker)等の、伝達要素又は舌部要素の係合素子に編みシステムの外部から、例えばニードルシリンダーの周りに配列された保持ブレード(Halteklingen)を用いて行うことができる。
その際、いくつかの実施形態では、前方セクションの切欠き付き突起(ausgeklinkten Vorsprunges)を用いて、ニードルフックにおける伝達要素又は舌部要素の伝達フィンガーの設置が前方に(nach vorne die Anlage)得られる。伝達フィンガーの高さは、有利には、ショルダー(Absetzung)によって有利にはより大きく、より安定なものとされ、その下面はさらに混紡ヤーン(Plattierfadens)の正確な位置決めのために形成され得る。これは、本発明の一態様の重要な利点である。混紡は多数のパターンタイプの基礎を形成するからである。この場合、2本の異なるヤーンを別々にニードルに供給しなければならず、1つはカバーヤーンとしてベースヤーンを覆わなければならない。これは、ニードル内のヤーンの正確な位置決めを必要とし、ステッチ形成の間、位置決めを維持しなければならない。既知のスライドニードルを用いた種々のユーザーの実験的試行において、驚くべきことに、この場合の信頼性はラッチニードルの場合よりも低いことが見出された。その結果、このタイプのニードルは編機に普及しなかった。これは、スレッドに入る際の不確実性(Unwaegbarkeiten)が考慮されねばならないことを示し、管理不可能な(nicht durchschaubare)小さな差異がどのように重要な役割を果たしているかを示している。保管のために広げられた舌部シャフトが重要な特徴であるとしか推測できない
拡大された伝達フィンガーの設計可能性は、ニードルフック内に別々に供給されるヤーンの、均一な位置決めの高い要求を満たすのを容易にする。
本体の上部部分との接続要素の本発明の接続は、容易に交換可能なニードル要素を可能にし、それにより、両面生成する環状編機の適用範囲も(den Anwendungsbereich auch fuer doppelflaechig erzeugende Rundstrickmaschinen)、粗いものから最も細かいものの実施形態における平編機(bis hin zu Flachstrickmaschinen)まで拡大する編機のタイプが生成される。
ニードルの伝達要素又は舌部要素は、本体又はニードル本体と共に、ニードルチャネルを完全に満たす、中断又は空所のない柱状体(prismatischen Koerper)を形成するコンパクトな形態のロッド形状の輪郭(stabfoermigen Profil)となり、それによって汚染粒子の侵入及び沈着を防止する。編みシステム内部の舌部要素の止め歯(Stopzahn)及び対応する保持バルコニー(Haltebalkone)は、編みシステム外部の手段で置き換えることができる。止め歯の代わりに、狭い保持ノッチ又は代替的バンプが、伝達要素又は舌部要素のシャフト(Schaft)内の上部、特にその頂部において設けられてもよく、ここでニードルフックを閉鎖するためのニードルの下降移動(Abwaertsbewegung)によって、例えばカムの外部のブレードセクション(Klingensektion)の突起等の、編機又は縦編機の係合ユニットは係合する。これらのブレードセクションは、ニードルシリンダーの周囲にリングを形成するために、カム上側に補足されることができる。これらはシンプルなシンカー部材であり、ロック上面のストッパー凹部内に並べられ、接着などの既知の技術でそこに固定されることができる。ニードルフックを閉鎖するために、例えば、ニードル下降移動の際に伝達要素又は舌部要素の伝達フィンガーを止める第2セクション突起が使用されることができる。この構成は、追加の制御素子なしに、ニードル本体に対する伝達要素又は舌部要素の所望の相対的移動の最も簡単な実現を可能にする。このようにして、全く新しい機械コンセプトを実現することができる。伝達要素又は舌部要素は、製造が容易な部品となり、その後、装置の手作業によっても、自動的にも(mit Vorrichtungshandhabung als auch automatisierbar)、ニードル本体状に取付られることができ、それを介して、例えば特定のU字形接続ブラケット等の接続素子に、特に垂直に、導入され、例えば舌部要素を越えて突出する脚部(Schenkel)は、ニードルシャフト(Nadelschaft)の固定凹部(Fixierungsvertiefungen)内に固定されることができる。この場合のステッチ形成機能は、上述の基となる特許(Ausgangspatent)における機能に対応する。
カムシステム内に保持バルコニーを設ける必要がないため、伝達要素又は舌部要素技術の適用はより広い範囲で可能である。特にRR機械では、ダイヤルカム(Rippschloesser)が後方に向かって細くなっており、カムの外部での明確な制御が重要である。
本発明は基本的に全ての機械的変形例に適用可能であり、堅いニット生地(fester Maschenstoffe)を目的とした最も細かいピッチ(feinste Teilungen)及び最も低いメッシュ高さ(niederste Maschenhoehen)に対して特に有利である。
本発明のいくつかの実施態様において、本体は、本体の長手方向においてニードルフックに直接隣接する上部部分と、本体の長手方向において上部部分に直接隣接する中間部分と、本体の長手方向において中間部分に隣接するニードルベースとを有する。ニードルベースは、本体の長手方向において中間部分に直接隣接してもよい。
上部部分は、上部部分と中間部分との間に段差が形成されるように、中間部よりも小さい、本体の長手方向に垂直な横方向の広がりを有してもよい。接続素子は、ニードルベースからニードルフックに向かう方向において、段差の完全に上方に配置されてもよい。
中間部分は、ニードルベースよりも小さい、本体の長手方向に垂直な横方向の広がり(Erstreckung)を有してもよい。
段差は、本体の長手方向に垂直に延在してもよい。
本体に対する伝達要素の相対的移動は、段差の完全に上方で、すなわち、ニードルベースからニードルフックの方向において段差の上方で行われることができる。
本発明によるニードルは、段差が伝達要素の下端面のためのストッパー面を形成するように構成されてもよい。この場合、本体に対する伝達要素の下向き、すなわちニードルベースの方向への相対移動は、段差によって制限される。
接続素子は、溶接接続、特にレーザー溶接接続によって本体の上部部分に接続されてもよい。この手法は、ニードルの特に単純な構造及び特に単純な製造を可能にする。レーザー溶接接続は、従来のレーザー溶接技術を用いて行うことができる。溶接、特にレーザー溶接は、完成したニードル上に明確に識別可能な痕跡(Spuren)を残し、それによってそのようなニードルを他の方法で作られたニードルと区別することが可能になる。
溶接接続、特にレーザー溶接接続は、例えば、シーム溶接(Schweissnaht)又はスポット溶接(Schweisspunkts)の形態であってもよい。
伝達要素は、編機又は縦編機の係合ユニットと係合する係合素子を有してもよい。
係合素子は、本体の長手方向に垂直な方向に延在する、切欠き又は突起、特にバンプであってもよい。
ニードルフックは、本体と一体的に形成されることができる。この場合、本体はニードルフックを有する。
ニードルフックは、統合的に(integral)、特に一体的に(einstueckig)、接続要素と共に形成されてもよい。
ニードルフックは2つの半体(Haelften)を有することができ、2つの半分は、少なくとも領域ごとに、ギャップによって互いに分離されることができる。2つの半体は、ギャップによって互いに完全に分離されてもよい。
ニードルフックの2つの半体は、各半体のニードルカーブ(Nadelkruemmung)が、ニードルフックのニードルカーブが延在する面に平行な1つの平面内に延在するように設計されてもよい。
ギャップは、ニードルフックのニードルカーブが延在する平面に平行な平面内にある又は延在することができる。
伝達要素は、ニードルベースからニードルフックに向かう方向のその上端に、本体に対する伝達要素の相対的移動によってニードルフックを開閉するように構成された伝達フィンガーを有することができる。
伝達フィンガーは、上部部分と下部部分とを有し、下部部分は、本体の長手方向において上部部分に直接隣接する。
伝達フィンガーの上部部分は、伝達フィンガーの下部よりも短い、本体の長手方向に垂直な横方向の広がりを有することができ、従って、上部部分と下部部分との間に段差が形成されている。
ニードルは、伝達フィンガーの段差がニードルフックの下端面のストッパー面(Anschlagflaeche)を形成するように構成されていてもよく、従って、本体に対する伝達要素の相対移動は上方向に、すなわちニードルフックの方向において、段差によって制限される。
本発明のさらなる態様によれば、複数の、本発明によるニードルを含む編機又は縦編機が提供される。本発明の編み又は縦編機は、本発明のニードルに関して上述した有利な効果を提供する。
複数のニードルは、編機又は縦編機内に次々と続いて(aufeinanderfolgend)配置されてもよい。編機又は縦編機は、本発明によるニードルのみを含むことができる。
編機又は縦編機は、ニードルの伝達要素の係合素子と係合する係合ユニットをさらに含んでもよい。
係合ユニットは、複数の突起及び切欠きを有してもよく、これらは、編機又は縦編機において複数のニードルが次々と続いて配置された方向に沿って交互に配置されている。
突出部及び切欠部は、各々、ニードルの配列方向に実質的に垂直な方向及び/又はニードルの本体の長手方向に実質的に垂直な方向に延在することができる。
係合ユニットは、保持ロッカー(Haltewippe)を有することができる。係合ユニットは、保持ロッカーであってもよい。
編機又は縦編機は、ノックオフエッジ(Abschlagkante)を有する回転可能なニードルシリンダーをさらに含んでもよく、複数のニードルがニードルシリンダー内に配置される。
編機又は縦編機は、さらに、特にバネリングコイルの形態の、ニードルギャップから(vom Nadelruecken her)ニードル同士の間にあるニードルギャップに係合する保持要素(in zwischen den Nadeln vorliegende Nadelluecken eingreifende Halteelemente)を有することができ、バネリングコイルはノックオフエッジに対する隙間(Spalt)を形成し、隙間は、新たに形成されるステッチを滑りぬけ(hindurchschluepfen)させ、ニードルのさらなる前進(Vorstossen)の際にステッチをノックオフエッジにとどめる。
保持素子、特にバネリングコイル(Federringspirale)は、回転可能に支持されることができ、従って、保持素子、特にバネリングコイルはニードルシリンダーと共に回転することができる。
特に、保持素子、特にバネリングコイルは、ニードルギャップへの係合によって、ニードルシリンダーと共に回転されることができる。
本発明のさらなる態様によれば、本発明によるニードルの製造方法が提供され、方法は、本体、ニードルフック、伝達要素及び接続素子を提供するステップと、本体の上部部分と接続素子を接続するステップであって、従って接続素子は伝達要素を少なくとも伝達要素の長さの部分に沿って包囲する、ステップと、を含む。本発明による方法は、本発明によるニードルに関して既に上述した有利な効果を提供する。
接続素子は、溶接、特にレーザー溶接によって本体の上部部分に接続されてもよい。
接続素子の本体の上部部分への接続は、従来のレーザー溶接技術によって行うことができる。
溶接プロセス、特にレーザー溶接プロセスは、溶接接続、特にレーザー溶接接続が、例えば、溶接シーム又はスポット溶接の形態であるように実行されてもよい。
本発明の例示的な実施態様は、図1乃至50を参照して説明される。特に断らない限り、前記図の各々は、約5:1の拡大スケールである。
図1乃至図3は、あまり特殊化されていないニードル技術に基づく長手方向にガイドされた伝達要素又は舌要素を有する小型機能ユニットの構造と、追加の応用分野を有する編機の構成に対する拡張された可能性を示す。図1はニードル本体(1)の側面図及び平面図を示す図である。 図2は、伝達要素(11)の側面図を示す。 図3は、接続素子又は接続ブラケット(8)の側面図及び上部の平面図を示す。 図4は、組み立てられた機能ユニットを、ニードルフック(2)を装着した伝達フィンガ(12)の閉位置において模式的に示す図である。 図5は、混紡ヤーンに対する図示された追加のガイドランナー(L)を有する機能ユニットの長手方向にガイドされたラッチニードルの前部を20倍拡大した図を示す。 図6は、ニードルフック(2)内の、ベースヤーン及び混紡ヤーンの異なる段階のヤーン経過を約10倍拡大して示す図である。 図7は、ステッチを形成するための機能ユニットの位相を有する環状編機シリンダー(N)の部分の3D表示と、保持突起(18)のための凹部(16)の前の鋼ストリップセクション(17)の配置を示す。 図8は、鋼ストリップカバーを有するカムシステムの上の窪部(20)に鋼ストリップセクション(17)を固定する例を示す。 図9乃至図13は、ニードル溝を通る断面において、ステッチを形成する原理を示す。図9は、編みシステムにおけるヤーンの入口ゾーンにおけるニードルを示す図である。 図10は、伝達フィンガ(12)を介してニードルフック(2)の閉鎖位置までニードル(1)を後退移動(Rueckbewegung)させた場合のシリンダーのさらなる回転を示す図である。 図11は、閉鎖したフック(2)を有するニードル(1)の編み込み位置(Kulierstellung)へのさらなる引き戻し(Rueckzug)を示す図である。 図12は、ニードル(1)の前進移動(Vorwaertsbewegung)を示し、伝達要素(11)が鋼ストリップセクション(17)の突起部(18)によって、図11から始まって前方の端面(15)において停止されているのを示す図である。 図13は、ニードルフック(2)の開放位置におけるニードル(1)及び伝達要素(11)の、保持突起(18)が無い開始位置への、共通の前進移動を示す図である。 図14は左側に、ニードル(1)の後退移動の前に伝達要素(11)の保持ノッチ(13)に係合する保持突起(18)を示し、右側に、ニードル(1)の前方移動中にニードルフック(2)を開放するための伝達要素(11)の端面(15)に対して保持突起(18)が当接しているのを示す図である。 図15は、ニードルシリンダー(N)の上部の凹部(16)に保持突起(18)が係合しているニードルシリンダーの部分の側面図及び平面図を示す図である。 図16は左側に、ニードル(1)の後方移動の前の保持突起(18)上のバンプ(14)を示し、右側にニードル(1)の前進移動中にニードルフック(2)を開放する要素(11)の端面(15)に保持突起(18)が当接しているのを右側に示す図である。 図17は、バンプ(14)の下方及び上方における保持突起(18)の係合を有するニードルシリンダーの部分の側面図及び平面図を示す図である。 図18乃至図20は、外部から個別に制御されるシンカーの代わりに、シリンダーの上方に配置されるバネリングリングコイルを有する新開発の「シングル環状編機」の核心を示す図であり、そのニードル背部からの巻線(deren Windungen vom Nadelruecken her)はニードル同士の間の空間にいくらか係合し、従ってニードルの前進中にステッチはシリンダー上端に押しとどめられる。 図18乃至図20は、外部から個別に制御されるシンカーの代わりに、シリンダーの上方に配置されるバネリングリングコイルを有する新開発の「シングル環状編機」の核心を示す図であり、そのニードル背部からの巻線はニードル同士の間の空間にいくらか係合し、従ってニードルの前進中にステッチはシリンダー上端に押しとどめられる。 図18乃至図20は、外部から個別に制御されるシンカーの代わりに、シリンダーの上方に配置されるバネリングリングコイルを有する新開発の「シングル環状編機」の核心を示す図であり、そのニードル背部からの巻線はニードル同士の間の空間にいくらか係合し、従ってニードルの前進中にステッチはシリンダー上端に押しとどめられる。 図21乃至図25は、慣用的なシンカー制御の概略図を、ニードルチャンネルと取り付けられたシンカーリングを通る断面において示す図である。図21は、ニードルフック(2)へのヤーン導入開始時のニードル(1)に対するシンカーの位置を示す。 図22は、ニードル(1)の後退移動中に包囲される、トラップされる新しいヤーンを示し、そこで、シンカーはわずかに後戻りし、古いステッチは伝達フィンガー(12)上に位置する。 図23は、編み込み前の(vor der Kulierung)シンカーのさらなる後退を示す図であり、古いステッチをシンカーの突出脚部上に投げ出す準備ができている。 図24は、編み込み位置におけるニードル(1)と、後端位置におけるシンカーを示す図であり、従って、古いステッチが、その際、ニードルフック(2)の頭を越えて投げ落とされ、ニードルフック(2)内にあるループを介して新しいステッチが形成される。 図25は、前端位置に移動したシンカーを示す図であり、その際に古いステッチを押し出し、新しく形成されたステッチをシンカーノッチ内で包囲し、従ってこれは、ニードルの前進中に、シンカーノーズによって押しとどめられる。 図26は、シンカーPのガイドノーズ29によってニードルフック2内にヤーンが供給された後のヤーンの導入の原理図を示す。 図27は、3D表示において、設置されたシンカーリングを有するニードルシリンダー(N)の断面を示す。 図28は、図27の前面からの図である。 図29は、シンカーリング23の上方の制御カム(27)によるシンカー制御(P)の3D表示を示す。 カムシステム上の鋼ストリップセクション(17)の配置を有するRR環状編機のダイヤルディスク(Rippscheine)のためのニードルシリンダーの3D原理図を示す。 図31乃至図33は、ステッチの形成中のニードル移動の際にステッチループを押し出し、押しとどめる、ステッチプッシャー(22)の機能を示す図である。 図31乃至図33は、ステッチの形成中のニードル移動の際にステッチループを押し出し、押しとどめる、ステッチプッシャー(22)の機能を示す図である。 図31乃至図33は、ステッチの形成中のニードル移動の際にステッチループを押し出し、押しとどめる、ステッチプッシャー(22)の機能を示す図である。 図34乃至図37は、ハウジング(32)内のセグメント制御アタッチメント(29)に取り付けられたバネ鋼ガイドストリップ(31)によるステッチプッシャ(22)の制御を示す図であり、ステッチプッシャ(22)の後端のノッチ(30)にバネ鋼ガイドストリップが係合し、その後退移動を起こし、前進移動はステッチプッシャ(22)の先端のスライドディスク(33)の作用により行われる。 図34乃至図37は、ハウジング(32)内のセグメント制御アタッチメント(29)に取り付けられたバネ鋼ガイドストリップ(31)によるステッチプッシャ(22)の制御を示す図であり、ステッチプッシャ(22)の後端のノッチ(30)にばね鋼ガイドストリップが係合し、その後戻り動作を起こし、前進移動はステッチプッシャ(22)の先端のスライドディスク(33)の作用により行われる。 図34乃至図37は、ハウジング(32)内のセグメント制御アタッチメント(29)に取り付けられたバネ鋼ガイドストリップ(31)によるステッチプッシャ(22)の制御を示す図であり、ステッチプッシャ(22)の後端のノッチ(30)にばね鋼ガイドストリップが係合し、その後戻り動作を起こし、前進移動はステッチプッシャ(22)の先端のスライドディスク(33)の作用により行われる。 図34乃至図37は、ハウジング(32)内のセグメント制御アタッチメント(29)に取り付けられたバネ鋼ガイドストリップ(31)によるステッチプッシャ(22)の制御を示す図であり、ステッチプッシャ(22)の後端のノッチ(30)にばね鋼ガイドストリップが係合し、その後戻り動作を起こし、前進移動はステッチプッシャ(22)の先端のスライドディスク(33)の作用により行われる。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図38乃至43は、本発明によるニードルのさらなる実施形態を示す。 図44乃至47は、平編機の別のニードルベッドのニードルへのステッチ伝達を示す図である。 図44乃至47は、平編機の別のニードルベッドのニードルへのステッチ伝達を示す図である。 図44乃至47は、平編機の別のニードルベッドのニードルへのステッチ伝達を示す図である。 図44乃至47は、平編機の別のニードルベッドのニードルへのステッチ伝達を示す図である。 図48乃至50は、縦編機のニット生地製造のステッチ形成の中心を示す図である。 図48乃至50は、縦編機のニット生地製造のステッチ形成の中心を示す図である。 図48乃至50は、縦編機のニット生地製造のステッチ形成の中心を示す図である。
図1乃至図17は、シングル環状編機を示す図面である。実際的な適合性のために、ラッチニードルの場合には、ニードルシリンダーの周りのシンカーリング内のニードル間に、図示されないシンカーが設けられ、シンカーは、フックに引っかかっている最後のステッチを、ニードルの前進(Vorstossen)の際に、ノックオフエッジの所で押し戻して保持し(an der Abschlagkante zurueckhaelt)、新たに形成されるステッチを、フックを超えて導く。この実施形態では、ステッチ形成に対する洞察はほとんど不可能である。なぜなら、この場合、すべてのものが閉じて組み立てられているからである(alles zugebaut ist)。対照的に、図18乃至20による実施形態はシンカーなしのシングル編機の明確なモデルである。これらの代わりに、ニードルピッチに対応するピッチを有するバネリングリングコイルの巻き線(die Windungen)は、ニードル背部からニードルシリンダーのノックオフエッジ上方のニードル間の中間空間に係合する。シンカーリングの代わりに、水平ガイドセグメントを保持するための単純なベアリングポイント(ボールベアリング)が、バネリングコイルを固定するために、下方に延在するベアリングジャーナル上に設けられ、バネリングコイルは、巻き線がニードル間の中間空間に係合し、従って、ニードルの上方移動の間、ステッチを保持するように、非常に大きな外径を有する。
図1は、ニードル特有の特徴、ニードルフック2、ニードル胸部3、ニードルスロット4を有するニードル本体又は本体1を側面図及び平面図で示す。その背後には、伝達要素11の後方位置にある、伝達要素(Uebertragungsglied)11(図2)に対する端面側ストッパー(stirnseitigen Anschlag )6まで達するショルダー5がある。ニードルフック2は、上部に伝達フィンガー12を受け入れるための溝を含む。側方固定凹部7は、接続ブラケット8(図3)を開放脚部9の固定ゾーンで取り付け、固定するために設けられる。
図2は、同様に、伝達要素11の側面図であり、ショルダーを持たない平坦な部品として端面15まで柱状体を形成し、柱状体はニードル本体1と共にニードルチャネル内部においてこれを完全に満たし、前方でショルダー12aを有する伝達フィンガー12内に移行する。保持ノッチ13は、端面15の近くに設けられる。
図3は、U字形接続ブラケット8の側面図及び上面図を示す。これは、ヘッド10と開放脚部9の固定ゾーンを有する。また、図3は、接続ブラケット8が本体又はニードル本体1の上部部分に接続される溶接スポットを概略的に示している。
図4は、側面図において、完全に組み立てられた(fertig montierte)コンパクト機能ユニットの長手方向舌部ニードルを示す。伝達要素11は、ニードルフック2の前端部にショルダー12aが当接する(Anlage)ことで、伝達フィンガー12によってニードルフック2の前方閉鎖位置に配置される。この位置では、伝達要素11の後端部で侵入するヤーン粒子(Fadenpartikel)は蓄積することができない。それらはニードルフックの開放の際に、ストッパー6まで押し込まれ、それらはその斜面(seine Abschraegung)を介して再びニードルチャンネルから至る。
図5は、図4の前方部分を20倍倍率で示す。ここで、ショルダー12a周りで拡大された伝達フィンガー12は、その下面上で、混紡の編み工程のためにベースヤーンから分離した混紡ヤーンの位置決めを支援する。この目的のために、下面は、フック2の下側に混紡ヤーンを案内し、伝達フィンガー12をフックの中央に正確に導くガイドランナLを有することができる。
図6は、4つのフェーズにおける混紡工程の際のヤーン経過の原理図を示す。混紡又はカバーリング(Plattieren oder Ueberdecken)は、多数のパターンタイプの基礎を形成する。ここで、異なる両ヤーンは、2つのヤーンガイドによって正確にニードルに別々に供給されなければならない。この場合、カバーヤーンDは、ベースヤーンGに対してより鋭角で供給され、伝達フィンガー12に対するニードルフック2の相対移動中に、その下側に至り、即ち、ニードルフック2内に導入されたベースヤーンGのように、ニードルシャフト(Nadelschaft)及び当接エッジ(Abschlagkante)により近い。
図7は、ニードルフック2に対する伝達フィンガー12の開閉動作のための機能部品の配置のための、視覚的に拡大された3D原理図である。ニードルシリンダーNは、チャンネル側壁の頂部に凹部(Einstich)16を含み、その前方には鋼ストリップセクション17が配置され、ニードル位置のサイクル内では突起18が、一度は(einmal)保持ノッチ(Halteeinschnitt)13において、別の場合(andermal)は伝達要素11の端面15に作用接続(in Wirkverbindung)している。よりよい理解のために、チャネル側壁は図示されていない。シリンダーの回転方向は時計回りである。鋼ストリップセクション17は、編み又は縦編機の係合ユニットの一例である。
図8は、ストッパー凹部20におけるカムシステムの上部における鋼ストリップセクション17の配置の原理図である。また、鋼ストリップカバー25は、通常とは異なり接着されてその上に固定されてもよく、それによって、鋼ストリップセクション17がその中で付勢された状態に保たれるギャップがもたらされる。
図9乃至図13は、ニードル1に対する伝達要素11の相対移動における機能ユニットの長手方向の舌要素ニードルの前後移動(Vor− und Zurueckbewegung)中に、保持突起18でカム上側に固定された鋼ストリップセクション17の影響下で、ニードルチャネルを通る断面におけるステッチ形成を示す原理図である。その際、Zは、長手方向の舌要素ニードル1がその中に位置するニードルチャネルを通る断面を示し、Sは、シリンダー套面に並べられた編みシステムの上部領域の断面を示す。ニードルが編みシステムを通過するときに得られる機能は、次のとおりである。
図9において、ニードル1は、編みシステムの導入ゾーンにある。最後のステッチは、ニードル胸部3を越えて、その中にある伝達フィンガー12(図10)によって、押し出し位置に保持される。即ち、伝達要素11は、ニードル1のストッパー6の後方位置にあり、新たなヤーンはニードルフック2内に導入される。第1鋼ストリップセクション17の第1保持突起18は、伝達要素の保持凹部13内に配置されている
図10へのシリンダーのさらなる回転中に、ニードル1を引き抜かれる。この場合、伝達要素11は、保持突起18に沿ってスライドすることによってその保持凹部13で停止され、従って後退移動のこの段階では、最後のステッチが伝達フィンガー12に達し、それによって新たなヤーンが収容される。保持ノッチ13は、現在、鋼ストリップセクション17上の第1ギャップの開始部にある。
図11は、ニードル1の図10から図11へのさらなる後退移動により、保持ノッチ13が鋼ストリップセクション17の第1ギャップの上方に位置し、ニードル1が最前位置にある伝達要素11と共に編み込み位置に移動する状態を示す。この過程の間、古いステッチは伝達フィンガー12から投げ出され、その結果、今やニードルフック2内に新たなループが引っかかっている。ニードル1の前方への移動反転(Bewegungsumkehr)の前に、鋼ストリップセクション17の第2保持突起18は、伝達要素11上の端面15の上に既にある。
図12は、図11から図12へのニードル1の前方移動により、伝達要素11がその端面15で第2保持突起18によって止められ、伝達フィンガー12がニードルフック2を開放し、即ち、これが再びニードル胸部3に到達する状態を示す。端面15は、すでに鋼ストリップセクション17の第2ギャップの開始部にある。新しいステッチはニードルフック2から胸部の登り坂3に到達する。ニードルシリンダーのチャネル側壁の凹部16が見える。
図13は、終段階(Schlussphase)、図12から図13への状態を示しており、鋼ストリップセクション17の保持突起18はなく、即ちニードル1及び伝達要素11が一緒に解放位置(Austriebsstellung)にある。保持凹部13は、次の編みシステム(Stricksystem)において鋼ストリップセクション17の保持突起18内に再び入る。
図12と図13の図面の間には、舌部ニードル(Zungennadeln)の場合と同じ選択技術を用いてタック編みを形成する可能性もある。この目的のために、特定のニードル1は、図9に示すように完全にではなく、端面15が鋼ベルト部分17の下にあるところまでのみ払い出される。伝達要素11と共にニードル1が後退移動する際、伝達フィンガー12はニードルの胸部3に留まり、そこに位置するステッチがニードルフック2に再び達し、そこでは新たなヤーンがすでにトラップされている。
図14乃至図17は、カムシステム上の鋼ストリップセクション17の2つの異なる配置を示しており、その保持突起18は、一旦内面から突出し、別の場合はこれと同一平面上(buendig)にある。これは、また、伝達要素11及びニードルシリンダーN上の差異を生じる。
図14の左側では、鋼ストリップセクション17の保持突起18は、ニードル1の後退移動の際の停止のために、伝達要素11の保持ノッチ13と係合しており、図14の右側では、端面15上の第2の保持突起18は、ニードル1の前方移動中に伝達要素11を停止させる。
図15は、上部において、シリンダー及び上部カム領域の詳細図において、カム内面から突出する保持突起18がニードルシリンダーNのチャネルウェブの凹部16に係合するのを示す。下側の図は、ニードルチャネルを上から見た詳細平面図であり、図示されていな側壁凹部16内に突出している保持突起18を認識できる。
図16において、伝達要素11は、保持ノッチ13の代わりにバンプ14を有し、バンプは、左図において下側で、右図において上側で、鋼ストリップセクション17の保持突起18と作用接続する。保持突起18は、ニードルカムの内面を越えて突出しない。ニードル1の後方移動の際のバンプ14の所要面積のために、ニードルカム内の保持突起18の下に切り欠き19が設けられている。
図17は、上部に、シリンダー及び上部カム領域の詳細図において、伝達要素11のバンプ14の前後移動(Vor− und Rueckbewegung)のためのニードルカムの切欠き19上のニードルシリンダー外径に対応する保持突起18を示し、下部には、鋼ストリップセクション17の視認可能な保持突起18を示す。
図18では、バネリングコイル55がどのようにしてガイドセグメント56内に案内されるか見て取れ、ガイドセグメント56は、反対側でベアリングジャーナル(Lagerzapfen)53の通りやすい(leichtgaengigen)ベアリング52周りに保持リング54内に収容されている。かくして、保持リング54は、ニードルシリンダーと同期してニードル間ギャップ内でバネリングコイル55の係合によって回転する。
図19は、ニードルギャップにおけるバネリングコイル55のいくつかのターンの係合を示す、バネリングコイル55のためのガイドセグメント56における図18の平面図である。
図20は、ニードル1が引き戻された後のニードルシリンダーNを通る断面であり、バンプ14は、鋼帯部17の保持突起18に載置することによって、図18に見られるように、ニードルフックを閉鎖する。
図21乃至図26は、従来のシンカーを用いた、図20に示す新規な機械コンセプトに基づき、ニードルチャネル及びその上に配置されたシンカーリングを通る断面における、シングル環状編機におけるステッチ形成の原理図である。
図21は、ヤーン経路(Fadeneinlaufes)が始まる際のニードル1に対するシンカーPの位置を示す。最後のステッチは、シンカーPの掛け溝(Einschlusskehle)に位置する。この上に、シンカーPは、ニードルフック2内へのヤーンランためのガイドノーズ29を有する。
図22では、ニードル1の後方移動の間、シンカーのガイドノーズ29がニードルフック2の後方にまだある限り、シンカーPは、後退しており、ヤーンが傾いて通り過ぎる際にニードルフック2内に至り、従って、これはニードルフック2の閉鎖前に伝達フィンガー12によって、そこに確実に導入される。
図23のようにニードル1のさらなる後退によって、古いステッチを掛け溝の下部構造からノックオフ位置の直前まで移動させ、新たなヤーンをループ状に成形する。その際、シンカーPはわずかに後退移動(zurueckbewegt)される。
図24は、ニードル1の編み込み位置を示しているが、同時に、ニードルフック2からの古いステッチの投げ出し(Abwurf)も示している。その際、シンカーPは、ニードルフック2の新しいステッチの形成を妨げないように、完全に後方に移動する。
図25において、ニードル1はすでにいくらか前方移動しており、シンカーPは前方位置をとっているので、図21に向かうニードル1のさらなる前方移動の後、ニードルフック2内にある新たなステッチは、シンカーPのガイドノーズ29によって後ろに保持され、ニードル胸部3に達する。
図26は、左側には、ヤーンガイドの正面図を示し、ヤーン導入の結果として、ヤーンがその後編み込みの際に角度をどのように形成するか示し、右側には、ニードルフック2の側面図にいおいて、シンカーPのガイドノーズ29によって、ヤーンがニードルフック2の内部空間内にどのように導入されるかを示す。
図27は、新規な機械コンセプトを可能にする組立ユニットとしての押圧シンカーリング(aufgepressten Platinenring)22を有するニードルシリンダーNの3D表示の断面図である。ニードルチャネルの側壁にある凹部16は、シンカーリング23の下方に位置する。
図28は、3D表示における図27の正面図である。その中には、シンカースロットがニードルチャネルの間にどのように配置されるかを見ることができる。カーボンファイバー材料を用いてシンカーリング22を形成することが有利であり得る。
図29は、シンカーリング23の上方に配置された制御カーブ27を介して個別に制御されるシンカーPを有する有利なシングル環状編機の3D表示であり、制御カーブ27は、制御スクリュー25によって半径方向に調節されることができる。
図30は、本発明によるニードル技術を有するRR環状編機の原理を示す3D表示である。シンカーリングの代わりに、いわゆるダイヤルニードル(Rippnadeln)がシリンダーニードル間の隙間に設けられるダイヤルディスク(Rippscheibe)Rが設けられている。このようにして、両面ニット生地(doppelfaechige Strickstoffe)を生成することができる。ここで、伝達要素11は、図16に示すように、バンプ14で構成される。
図31から図37は、完全を期すために、ラッチニードルにも本発明の特徴を使用することを示している。この場合、ステッチ形成中のニードル路が大きいことは明らかであり、影響を受けるシステムが少なくなる。ステッチ形成の視界を不明瞭にする通常のシンカーの代わりに、ここではステッチホルダー/スライダーを使用し、これによりアクセス可能な機械コンセプトを可能にする。
図31は、先のシステムの前方スライドディスク33により、前方位置にあるステッチスライダ22の側面を示す図である。ニードル1の前進の際に、保持ノーズ24は、ステッチループを用いて制限された上昇引き連れ(Aufwaerts−Mitnahme)によってシリンダー上端に隙間Spを形成し、従って古いステッチを滑り抜ける(hindurchschluepfen)ことができる。図示の前方スライドディスク33は、先のシステムから依然として存在し、即ち、ここではもはや有効ではなく、従って、ステッチスライダ素子22が図32に示された後方端位置に到達するまで、さらなる回転の際に、バネ鋼ガイドストリップ31が戻りカットアウト30(Rueckholausschnitt)内で動作に入る。この位置において、バネ鋼ガイドストリップ31は、上側面にバルジ34を有し、この作用の下で、保持ノーズ24は、シャフト基礎部のロック動作(Wippbewegung)によってノックオフエッジAに押圧される。その後、図33に示すように、さらなるシリンダー回転の際に、セグメント制御アタッチメント29において、バネ鋼ストリップのハウジング32はもはや存在せず、前方スライドディスク33が作動する。
図34及び図35は、セグメント制御アタッチメント29関する図31乃至図33に示した設計の追加説明である。これは、バネ鋼ガイドストリップ(Federstahlleitband)31及び前方スライドディスク33のための収容部を有するハウジング32を含む。ハウジング32は、図34において、制御ブロック29の中央破断部分(im mittigen Aufriss−Schnitt)において側面図として示されている。また、スリットリング23に挿入されたステッチスライダー/ホルダー22は、後方位置の後退終端において(am rueckwaertigen Ende in seiner hinteren Stellung )図34の側面図として示されている。ここで、ニードル1の前方移動の際に、ヤーンループによって引き起こされる保持ノーズ24の同伴は、隙間SpをノックオフエッジAに対してギャップSpを生じる(図31)。バネ鋼ガイドストリップ31は、ステッチスライダー/ホルダー22の戻りカットアウト(Rueckholausschnitt)30に係合しており、保持ノーズ24の上方移動のため、下方傾斜位置にある。
図35は、ステッチスライダー/ホルダー22の後部が逆位置でスライダースロット21に挿入されている右回転のスロットリング23の平面図と、カバーレール35を除いた固定セグメント制御アタッチメント29の図であり、従って、ハウジング32の上半体と前進スライドディスク(Vorwaertsgleitscheibe)33の下半体とは、セグメント制御アタッチメント(Segmentsteueraufsatz)29内に認識可能に取り付けられている。ハウジング32の開口部36は、2つのサイドウェブをもたらし、そのスロット37は、回転軸線までの距離を有し、ステッチスライダー/ホルダー22の戻り経路に対応する。図面はまた、バネ鋼ガイドストリップ31が、ハウジング32のサイドウェブを超えて前進スライドディスク33の領域内に突出し、そこでバネ鋼ガイドストリップ31がバルジ34を有し、この作用の下で、ステッチスライダー/ホルダー22はその保持ノーズ24でノックオフエッジAに押圧する(図32)
図36は、バネ鋼ガイドストリップ31の側面の右側部分平面図であり、右側端に上端部のバルジ(Ausbuchtung)34が見える。
図37は、バネワイヤリング40がノックオフエッジAの凹部にどのように収容されるかを示し、バネワイヤリングは、シリンダーZの端面の溝に導入され、座固定は、保持ノーズ24によって段階的に行われる接触圧力(Beruehrungsdruck)によって保証される。
厳しいグローバル競争に直面している現在、精度の面で増大する要求を満たすことのできるニードルメーカーはごく少数しか残っていない。絶えず進化し、他の技術の推進力に追随することによって、例外的な構造のニードルのコンセプトが生み出され、その実装は、確立された手順とほとんど共通していない。ここでの基本的な思想は、レーザー技術と組み合わされた2つの機能セクションからなるニードルである。この結果は、ファミリーグループにおいて在庫レベルを有意に低下させることができる一般的なニードル(lmpfnadeln)である。これに関連して、ニードルの製造方法は新しいものであり、それは、以前の製造方法の習熟が必須ではないので、新規参入者にこれらの研究を奨励することさえある。異なるステッチ形成セクションは、公知の方法で機械に組込み可能なニードル本体に適用され(aufgeimpft)得る。種々のニット生地用途を開発するために長い時間がかかり、本発明が中心的役割を果たすことができる種々のテキスタイル機械コンセプトが作成されてきている。
本新規技術によるニードルの一実施形態を図38乃至43に示す。図44乃至47及び図48乃至50は、かかる新規ニードルの2つの適用例を示す。
図38は、ニードル本体41とステッチセクション42とからなる編みニードル又は縦編みのニードル40のこの全体コンセプトを示す図であり、そこでは伝達舌部43が長手方向に移動可能に収容される。ステッチセクション42は、本発明による接続素子の一実施例である。U字形ステッチセクション42の平坦な側面は、前方でスプリットニードル胸部3及び2部分ニードルフック2に移行する。ニードル本体41は、前方で両側に片寄らせることができ、その結果、その上に導入されるステッチセクション42は横方向に平坦になるか、又は、図示のように、U字形ステッチセクション42の内部空間に適合するニードル本体41のシャフト上に配置されることができる。次に、ニードル本体41の弱い方のシャフトがニードル通路内を移動するときにそれを安定させるために、フット領域に小さなU字型ブラケットを設けるのが有利である。
図39は、ニードル本体41と、テキスタイル機械のニードルチャネル内での移動のためのニードルフットに対する小さい安定化U字形ブラケットを示す図であり、伝達舌部43を収容するための切欠きがニードル本体41に設けられている。
図40は、ステッチセクション42のU字形ブラケットの側面図であり、胸部半体及びフック半体へ前方に向かって平坦面(粉砕面の代わりに研磨された鋼表面)の両側の経過が移行する。下端部は、レーザー技術によってニードル本体41の下端部に溶接されている。この場合、特に接続のためにレーザー溶接シームを形成することができる。
図41は、伝達フィンガー12と同様にその下にみられるシャフト内に保持歯45を有する伝達舌部12の側面図である。
図42は、保持歯45のためのストッパアパーチャ44を有する図40のステッチセクション42のU型のブラケットの平面シンカーだけの展開図(Abwicklung)である。そこから上下に、中心軸の狭い領域がレーザー技術によってソフトアニーリングされ、それによってステッチセクション42へのU字型曲げが行われることができる。
ストッパアパーチャ44は、上方又は前方、すなわちニードルフックの方向に、及び/又は下方又は後方、すなわちニードルフットの方向に、本体に対する伝達要素又は伝達舌部43の相対的動作を制限するように形成されている。この制限は、ストッパアパーチャ44と保持歯45との間の相互作用によって達成される。
図43下側は、ベース領域において溶接され、伝達フィンガー12領域において適合して湾曲されたベッドを有する分離されたニードルヘッドの前面図を示し、図43の上側は、前方下部に一体的に溶接されたステッチセクション42を示す。同様に図示されていない移送フィンガー12用の収容ベッドが形成される。
従って、ニードルフックは2つの半体を有し、2つの半体はギャップによって互いに分離される。
前述の技術の機会とリスクを側面的思考に基づいて集中的に検討することは、引き出しの中に仕舞い込んではいけない、さらなる有利な用途を特定する理由であった。以下のさらなる実施形態は、拡張の結果である。
平編機では、ステッチを他のニードル上に伝達させることは、多様なパターンを形作るための重要な可能性である。この問題を解決するために、受渡ニードル(der abgebenden Nadel)上のステッチの拡大部において受入ニードル(die uebernehmende Nadel)が横方向に挿し込まれ、従って受渡ニードルの引き抜き時にステッチ伝達が起こるという、既存の技術に対して複雑な掛け替えニードル(Umhaengenadeln)が起こる。
図44から図47において、ニードルへの複雑な工夫を施す必要なく、平編機の別のニードルベッドのニードル上でのステッチ伝達を見ることができる。この手順では、両ニードルベッドをニードルチャンネルの整列位置で互いに向かって移動させ、図44では、受渡ニードルと受入ニードルが開始位置にあり、開始位置(Ausgangsstellung)にある受入ニードルはそれぞれ1つのループをニードルフック内に有する。
図45では、受渡ニードルが右側に前進する限り、フック内に配置されたヤーンループがステッチセクション42のニードル胸部上を、したがって伝達舌部43上をも滑る。ステッチセクションの平坦な面は、その下側の中央に向かって内側に湾曲しており、従って、図46では、受入ニードルフック半体(der Uebernehmenden Nadelhakenhaelften)の内面は、その上にある受け渡されるべきループを下からとらえる(untergreifen)、ステッチセクション42の外面上にわたって前方移動することによって、その後受入ニードルのニードル胸部の平坦面に達する。受渡ニードルの戻り移動によって、そのニードルフックは閉鎖し、図47へのさらなる戻り移動の際に、受け渡されるべきステッチは、受入ニードルのニードル胸部上に至る。
図48乃至50は、縦編機の重要なニット生地製造のステッチ形成の中心を示す図である。この機械コンセプトでは、ニードルは、ニードルベッドにおいて個別に可動式に収容されるのではなく、いわゆるニードルバーにおいて特定のピッチで固定的にクランプされる。ステッチ形成では、すべてのニードルが連動して動作する。編む、編まない、タックステッチ(Stricken, Nichtstricken und Fangmaschen)の基本的な機能に基づくパターンは、ここでは不可能である。機械内において、ニードル閉鎖要素が、ニードルバーに平行に、第2のバーシステム内に設けられる。これは非常に小さな空間内に多くの機能部品を必要とする。図38乃至43による2部分(zweiteiligem)フックを有するレーザー技術に基づく機能ニードルを使用することによって、第2バーは回避される。この代わりに、バー長さにわたって設けられた保持ロッカー50に向かって、図16及び17に示された保持突起18のバンプ14への作用を引き継ぐ。保持突起18の切り欠きの代わりに、保持ロッカー50はスイングアウトされる。
図48に上部位置のニードルバーBを示す。機械に固定的に接続される軸受レール51に収容される保持ロッカー50は、スイングイン(eingeschwenkt)しており、その保持突起18は、伝達舌部43のバンプ14の下方に位置する。
保持ロッカー50は、ニードルが配列される全長にわたって連続的に設けることができる。
保持ロッカー50のスイング移動は、ニードルの上下移動と同期する。
図49において、伝達要素43の所でバンプ14が停止されることにより、ニードルバーBはスイングバックし(zurueckgeschwenkt)、ニードルフックは閉鎖される。その後、保持ロッカー50がスイングアウトする(ausgeschwenkt)ので、さらなる下降移動の間、バンプ14は、図50に示されるように下方ニードルバー位置に、保持突起18を通過して移動される。
ニードルバーBの上昇移動(Aufwaertsbewegung)の際の、保持ロッカー50の制御されたスイングイン(Einschwingen)は類似の過程である。
さらなる興味深い発展形態の一つは、個々のニードル上の制御磁石によって所望のパターンに対するステッチ形成に影響を与えるように、保持ロッカーをラメラ様式で構成することである。
ここまで説明したニードルの実施形態はすべて、数十年にわたって形成され、さらに改良された製造技術に基づいている。厳しいグローバル競争に直面し、精度の面で増大する要求を満たすことのできる数少ないニードルメーカーが残った。絶えず進化し、他の技術の推進力に追随することにより、非常に製造しやすいニードルの概念が生み出され、図38以降に示されている。これにより、初心者でも使用することができる、新しいニードルの製造方法が生まれる。

Claims (18)

  1. 編機又は縦編機においてステッチを形成するためのニードルであって、
    本体と、
    ニードルフックと、
    前記本体の長手方向において前記本体及び前記ニードルフックに対して移動可能であり、前記本体に対する相対移動によってニードルフックを開閉するように構成された伝達要素と、
    を備え、
    当該ニードルは、さらに、接続素子を備え、
    前記接続素子は、少なくとも前記伝達要素の長さの一部に沿って前記伝達要素を包囲し、それにより前記本体に対する前記伝達要素の相対移動が前記接続素子によって導かれ、
    前記接続素子は前記本体の上部部分と接続している、
    ニードル。
  2. 前記本体は
    前記本体の長手方向においてニードルフックに直接隣接する前記上部部分と、
    前記本体の長手方向において前記上部部分に直接隣接する中間部分と、
    前記本体の長手方向において前記中間部分に隣接するニードルベースと、
    を備え、
    前記上部部分は、中間部分より小さい、前記本体の長手方向に対して垂直な横方向の広がりを有し、それにより、前記上部部分と中間部分との間に段差が形成され、
    前記接続素子は、前記ニードルベースから前記ニードルフックへ向かう方向において、前記段差の完全に上方に配置される、
    請求項1記載のニードル。
  3. 前記ニードルは、
    前記段差が前記伝達要素の下部端面に対する当接面を形成するように構成されており、
    前記ニードルベースに向かう方向における前記本体に対する前記伝達要素の前記相対移動は前記段差によって制限される、
    請求項2に記載のニードル。
  4. 前記接続素子は、溶接接続、特にレーザー溶接接続によって、前記本体の前記上部部分に接続されている、
    請求項1乃至3いずれか1項に記載のニードル。
  5. 前記伝達要素は、前記編機又は前記縦編機の係合ユニットと係合するための係合素子を有する、
    請求項1乃至4いずれか1項に記載のニードル。
  6. 前記係合素子は、前記本体の長手方向に対して垂直な方向に延在する切り欠き又は突起である、
    請求項5記載のニードル。
  7. 前記ニードルフックは前記本体と一体的に形成されているか、又は、前記ニードルフックは前記本体と統合的に形成されている、
    請求項1乃至6いずれか1項記載のニードル。
  8. 前記ニードルフックは、2つの半体を有し、前記2つの半体は少なくとも部分的にギャップを介して互いから分離されている、
    請求項1乃至7いずれか1項記載のニードル。
  9. 前記伝達要素は、その上部端部において、前記ニードルベースから前記ニードルフックに向かう方向への伝達フィンガーを備え、前記伝達フィンガーは、前記本体に対する前記伝達要素の相対移動によって前記ニードルフックを開閉するように構成されている、
    請求項1乃至8いずれか1項記載のニードル。
  10. 前記伝達フィンガーは、上部部分と、前記本体の長手方向において前記上部部分に直接接続する下部部分とを有し、
    前記伝達フィンガーの前記上部部分は、前記伝達フィンガーの下部部分より小さい、前記本体の長手方向に対して垂直な横方向の広がりを有し、それにより、前記上部部分と中間部分との間に段差が形成されており、
    当該ニードルは、前記伝達フィンガーの前記段差が前記ニードルフックの下部端面に対する当接面を形成するように構成されており、それにより、前記ニードルフックに向かう方向における前記本体に対する前記伝達要素の相対移動は前記段差によって制限される、
    請求項9記載のニードル。
  11. 複数の、請求項1乃至10いずれか1項記載のニードルを備える
    編み又は縦編機。
  12. 前記ニードルの伝達要素の係合素子と係合するための係合ユニット
    をさらに備える、請求項11に記載の編機又は縦編機。
  13. 前記係合ユニットは、複数の前記ニードルが互いに続いて配置されている方向に沿って交互に配置された複数の突起及び切り欠きを有する、
    請求項12に記載の編機又は縦編機。
  14. 前記突起及び切欠部は、それぞれ、前記ニードルの配列方向に実質的に垂直な方向、及び/又は、前記ニードルの本体の長手方向に実質的に垂直な方向に延在する、
    請求項13に記載の編機又は縦編機。
  15. 前記係合ユニットが保持ロッカーを有するか、又は、前記係合ユニットが保持ロッカーである
    請求項12に記載の編機又は縦編機。
  16. ノックオフ端を有する回転可能なニードルシリンダーであって、複数の前記ニードルが前記ニードルシリンダーに配置されている、ニードルシリンダーと、
    ニードル背部から、複数のニードル間に設けられたニードルスリットに係合する、特にバネリングコイルの形態の、保持素子であって、新たに形成されたステッチを通り抜けさせ、前記ニードルのさらなる進出の際に前記ステッチを前記ノックオフ端において止める前記ノックオフ端に対するスリットを形成する、保持素子と、をさらに備え、
    前記保持素子、特に前記バネリングコイルは、回転可能に支持されており、それにより、前記保持素子は前記ニードルシリンダーと共に回転することができる、
    請求項11乃至15いずれか1項記載の編機又は縦編機。
  17. 前記本体、前記ニードルフック、前記伝達要素及び前記接続素子を提供するステップと、
    前記本体の前記上部部分と前記接続素子を接続するステップであって、それにより、前記接続素子は少なくとも前記伝達要素の長さの部分に沿って前記伝達要素を包囲する、ステップと、を含む、
    請求項1乃至10いずれか1項記載のニードルを製造するための方法。
  18. 前記接続素子は、溶接、特にレーザー溶接によって、前記本体の前記上部部分に接続される、
    請求項17に記載の方法。
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